JP3806604B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、画像記録装置に関し、特にたとえば、ディジタルカメラに適用され、複数の空き領域が形成されかつ各々の空き領域に関する空き領域情報が記録された記録媒体に画像信号を記録する、画像記録装置に関する。
【0002】
【背景技術】
記録媒体に信号を記録する方法としては、MS−DOSフォーマットのFAT(File Allocation Table)方式がよく知られている。このFAT方式では、記録信号がセクタ単位で取り扱われる。このため、記録および消去の繰り返しによって空き領域が細かく分散したときでも、空き領域の合計が信号サイズを上回る限り、信号は問題なく記録できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、空き領域を形成するセクタの一部に欠陥があれば、この欠陥セクタを回避するように記録処理を行なう必要がある。すると、記録媒体が光磁気ディスクやハードディスクのようなディスク記録媒体のときは、ヘッドシークによって実効記録速度が低下してしまう。したがって、連続して取り込まれる動画像信号を欠陥セクタが多く存在するディスク記録媒体に記録しようとすると、実効記録速度が動画像信号の取り込み速度を下回り、記録処理が破綻するおそれがある。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、欠陥が多く存在する記録媒体に対しても動画像を適切に記録できる、画像記録装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に従う画像記録装置は、複数のブロックによって形成されたデータ領域を有し、連続する1または2以上の空きブロックによって形成された空き領域をデータ領域から特定するための空き領域情報とデータ領域から欠陥ブロックを特定するための欠陥ブロック情報とが記録された記録媒体に画像データを記録する画像記録装置において、空き領域に欠陥ブロックが存在するか否かを空き領域情報および欠陥ブロック情報に基づいて判別する判別手段、判別手段の判別結果が否定的であるとき空き領域を記録可能領域としてリストに登録する第1登録手段、判別手段の判別結果が肯定的であるとき空き領域を欠陥ブロックの前後で分割する分割手段、分割手段によって分割された複数の空き領域の各々を記録可能領域としてリストに登録する第2登録手段、およびリストに登録された1または2以上の記録可能領域に領域サイズが大きい方から記録順位を割り当てる第1割り当て手段を備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】
記録媒体は、複数のブロックによって形成されたデータ領域を有し、さらに空き領域情報および欠陥ブロック情報を記録する。空き領域情報は、連続する1または2以上の空きブロックによって形成された空き領域をデータ領域から特定するための情報であり、欠陥ブロック情報は、データ領域から欠陥ブロックを特定するための情報である。画像データは、このような記録媒体に記録される。
【0007】
判別手段は、空き領域に欠陥ブロックが存在するか否かを空き領域情報および欠陥ブロック情報に基づいて判別する。判別手段の判別結果が否定的であれば、空き領域は第1登録手段によって記録可能領域としてリストに登録される。判別手段の判別結果が肯定的であれば、空き領域は分割手段によって欠陥ブロックの前後で分割される。分割手段によって分割された複数の空き領域の各々は、第2登録手段によって記録可能領域としてリストに登録される。第1割り当て手段は、リストに登録された1または2以上の記録可能領域に領域サイズが大きい方から記録順位を割り当てる
【0008】
好ましい局面では、記録媒体は欠陥ブロックに代わって画像データを記録する代替ブロックを有し、欠陥ブロック情報は代替ブロックを示す代替ブロック情報を含む。このとき、第3登録手段は、分割手段の分割処理に関連して代替ブロックを記録可能領域としてリストに登録する
【0010】
動画像データを記録する動画像モードおよび静止画像データを記録する静止画像モードのいずれか一方を選択する場合、動画像モードと静止画像モードとで異なる記録順を各々の記録可能領域に割り当てるようにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】
この発明によれば、欠陥が多く存在する記録媒体に対しても動画像を適切に記録することができる。
【0012】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【実施例】
図1を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、被写体を撮影するイメージセンサ12を含む。イメージセンサ12は、受光面に照射された被写体の光像に光電変換を施し、被写体像に対応する電荷(カメラ信号)を生成する。
【0014】
記録モード切換スイッチ34によって静止画像モードが設定された状態でシャッタボタン36が押されると、システムコントローラ32は、TG14に1画面分のカメラ信号の全画素読み出しを命令する。TG14は、1画面に相当する期間だけ、イメージセンサ12を全画素読み出し方式で駆動する。これによって、受光面で生成された高解像度のカメラ信号が、イメージセンサ12から出力される。
【0015】
一方、記録モード切換スイッチ34によって動画像モードが設定され、シャッタボタン36が押されると、TG14はカメラ信号の間引き読み出しをTG14に命令する。TG14はイメージセンサ12を間引き読み出し方式で駆動し、この結果、イメージセンサ12から低解像度のカメラ信号が出力される。なお、間引き読み出しは、シャッタボタン36が再度押された時点で中止される。
【0016】
イメージセンサ12から出力されたカメラ信号は、CDS/AGC回路16によって周知のノイズ除去およびレベル調整を施され、このような処理を施されたカメラ信号が、A/D変換器18によってディジタル信号に変換される。A/D変換されたカメラ信号は、信号処理回路20によってYUV信号に変換され、さらにYUV信号にJPEG圧縮がかけられる。静止画像記録モードでは、1画面分のYUV信号しか得られないため、この1画面分のYUV信号に基づいて1画面分の圧縮YUV信号が生成される。これに対して、動画像記録モードでは、複数画面分のYUV信号が得られる。このときは1画面毎にJPEG圧縮が施され、複数画面分の圧縮YUV信号が生成される。生成された圧縮YUV信号は、信号処理回路20によってバッファメモリ22に書き込まれる。
【0017】
なお、バッファメモリ22は、高解像度の圧縮YUV信号を少なくとも1画面分格納できる容量を持っており、静止画像モードにおいて生成された1画面分の圧縮YUV信号は、すべてバッファメモリ22に格納される。
【0018】
バッファメモリ22に格納された圧縮画像信号は、ディスク制御回路24によって読み出され、光ピックアップ26および磁気ヘッド28によってFAT方式で光磁気ディスク30に記録される。具体的には、ディスク制御回路24はまず光磁気ディスク30から空き領域を検出し、検出した空き領域に光ピックアップ26および磁気ヘッド28を移動させる。続いて、バッファメモリ22から圧縮YUV信号を読み出し、光ピックアップ26に設けられた半導体レーザ26aにレーザ光を出力させるとともに、読み出した圧縮YUV信号に対応する記録電流を磁気ヘッド28に流す。これによって、圧縮YUV信号が空き領域に記録されていく。空き領域が満杯になってもまだ圧縮YUV信号がバッファメモリ22に残っている場合、ディスク制御回路24は、空き領域を再度検出し、検出した空き領域に光ピックアップ26および磁気ヘッド28を移動させる。そして、残りの圧縮YUV信号をバッファメモリ22から読み出し、半導体レーザ26aおよび磁気ヘッド28によって圧縮画像信号を空き領域に記録していく。この結果、複数の空き領域が離散的に分布している場合でも、圧縮YUV信号は各空き領域に適切に記録される。
【0019】
光磁気ディスク30の記録面は、数十〜数百の論理ゾーン(LZ:Logical Zone)に区切られており、各々の論理ゾーンは、図2に示すように2つのデータ領域と2つの代替領域によって形成されている。つまり、63ブロックからなるデータ領域と1ブロックからなる代替領域とが交互に存在し、合計128ブロックのデータ領域および代替領域によって1つの論理ゾーンが形成される。
【0020】
なお、代替領域は、データ領域に後述する欠陥セクタまたは欠陥ブロックが存在するときに、当該欠陥セクタまたは欠陥ブロックに代わって信号を記録する領域である。このため、欠陥セクタまたは欠陥ブロックが存在しない限り、代替領域は空き状態とされる。また、1ブロックは16セクタからなる。
【0021】
光磁気ディスク30の記録面には、製造時のスタンパの傷や蒸着の過程で生じる泡によって、あるいは使用時に生じる傷や埃によって、信号を記録できない欠陥セクタが発生する。このため、製造段階で図3に示すような欠陥リストL1が作成され、光磁気ディスク30に記録される。欠陥リストL1は、PDL(Primary Defect List)およびSDL(Secondary Defect List)を持つ。PDLは出荷前に検出された欠陥セクタのアドレスと登録するリストであり、SDLは使用時に検出された欠陥セクタが属する欠陥ブロックのアドレスと、当該欠陥ブロックを代替する代替領域(“置換先ブロック”と定義)のアドレスとを登録するリストである。
【0022】
製造時には、セクタ単位で欠陥が検出される。代替領域は16セクタ分の容量を有し、欠陥セクタによる容量不足は当該欠陥セクタが属するデータ領域に続く代替領域によって十分補うことができる。このため、PDLには、欠陥セクタのアドレスのみが登録される。一方、使用時(特に記録時)には、セクタ単位ではなくブロック単位で欠陥が検出される。欠陥ブロックを有するデータ領域に続く代替領域にも欠陥セクタが存在する可能性があり、このような代替領域では欠陥ブロックを補うことができない。このような場合、欠陥ブロックによる容量不足は、当該欠陥ブロックが属する論理ゾーンとは別の論理ゾーンの代替領域によって補われる。したがって、SDLには、欠陥ブロックが属するアドレスと、当該欠陥ブロックを補う置換先ブロックのアドレスとが登録される。
【0023】
欠陥セクタを有する論理ゾーンに画像信号を記録する場合、画像信号は、図4に▲1▼および▲2▼で示す順序でデータ領域および代替領域に記録される。つまり、画像信号は、まずデータ領域の先頭から欠陥セクタの直前のセクタまで記録され、続いて欠陥セクタの次のセクタ以降に記録される。代替領域には、欠陥セクタの容量に相当するサイズの画像信号が記録される。
【0024】
欠陥ブロックを有する論理ゾーンに画像信号を記録する場合、画像信号は、図5に▲1▼〜▲3▼に示す順序でデータ領域および代替領域に記録される。画像信号はまず、データ領域の先頭から欠陥ブロックの直前のセクタまで記録され、次に代替領域にジャンプし、代替領域への記録が完了すると、欠陥ブロックの次のセクタ以降に記録される。なお、図5、欠陥ブロックおよび置換先ブロックが同じ論理ゾーンに存在するときの動作を示す。
【0025】
上述のように、欠陥セクタおよび欠陥ブロックのアドレスは欠陥リストL1に登録され、このアドレスがFATに反映されることはない。したがって、FATのみを参照して空き領域を検出した場合と、FATおよび欠陥リストL1(特にSDL)を参照して空き領域を検出した場合とでは、異なる空き領域リストL2が作成される。つまり、FATのみを参照して検出された空き領域が図6に示すように分布する場合、空き領域リストL2は図7に示すように作成され、FATおよび欠陥リストL1を参照して検出された空き領域が図8に示すように分布する場合、空き領域リストL2は図9に示すように作成される。
【0026】
図6を参照して、FATによれば、容量が互いに異なる空き領域▲1▼〜▲7▼が光磁気ディスク30の記録面に離散的に分布する。このとき、FATのみに基づく空き領域リストL2には、図7に示すように、各々の空き領域▲1▼〜▲7▼の先頭アドレスおよび空き容量が登録され、かつ動画像モードおよび静止画像モードにおける記録順序が割り当てられる。
【0027】
図8を参照して、FATおよび欠陥リストL1によれば、空き領域▲1▼〜▲4▼,▲5▼−a〜▲5▼−c,▲6▼および▲7▼が記録面に離散的に分布する。ここで、空き領域▲5▼−aは空き領域▲5▼において欠陥ブロックDBよりも前に存在する空き領域であり、空き領域▲5▼−bは欠陥ブロックDBの置換先ブロックであり、空き領域▲5▼−cは欠陥ブロックDBよりも後に存在する空き領域である。このとき、FATおよび欠陥リストL1に基づく空き領域リストL2には、図9に示すように、各々の空き領域▲1▼〜▲4▼,▲5▼−a〜▲5▼−c,▲6▼および▲7▼の先頭アドレスおよび空き容量が登録され、かつ動画像モードおよび静止画像モードにおける記録順序が割り当てられる。
【0028】
図7および図9のいずれにおいても、静止画像モードでは、空き容量が小さい方から順に番号が割り当てられ、動画像モードでは、空き容量が大きい方から順に番号が割り当てられる。これは、静止画像モードでは、ヘッドシークに伴う実効記録レートの低下が問題とならないのに対し、動画像モードでは、ヘッドシークに伴って実効記録レートが低下すると記録処理が破綻する可能性があるからである。
【0029】
しかし、図8に示すように空き領域▲5▼に欠陥ブロックが存在する場合、空き領域▲5▼への記録時に置換先ブロック▲5▼−bへのヘッドシークが必要となり、FATのみに基づいて作成された空き領域リストL1では、動画像記録モードにおける記録処理の破綻の問題は解消できない。このため、この実施例では、FATおよび欠陥リストL1の両方を考慮して図9に示す空き領域リストL2を作成するようにしている。この結果、動画像を形成する圧縮YUV信号を適切に光磁気ディスク30に記録することができる。
【0030】
システムコントローラ32は、具体的には、図10〜図12に示すフロー図を処理する。まずステップS1で欠陥リスト読み出しコマンドをディスク制御回路24に発行する。ディスク制御回路24は、このコマンドに応答して光磁気ディスク30から欠陥リストL1を読み出し、読み出した欠陥リストL1をシステムコントローラ32に返送する。ステップS3では欠陥リストL1の返送に応答してYESと判断し、続くステップS5では返送された欠陥リストL1をメモリ38に格納する。
【0031】
ステップS7では、FAT読み出しコマンドをディスク制御回路24に発行する。ディスク制御回路24は、このコマンドに応答して光磁気ディスク30からFATを読み出し、読み出したFATをシステムコントローラ32に返送する。ステップS9ではFATの返送に応答してYESと判断し、続くステップS11では返送されたFATをメモリ38に格納する。
【0032】
ステップS13では、光磁気ディスク30から読み出された欠陥リストL1およびFATに基づいて空き領域リストL2を作成する。これによって、図9に示すような欠陥ブロックを考慮した空き領域リストL2が得られる。空き領域リストL2の作成が完了すると、撮影指示が与えられたかどうかをステップS15で判断する。シャッタボタン36が押されると、ステップS17に進み、記録モードを判別する。
【0033】
ここで、記録モード切換スイッチ34によって静止画像モードが選択されていれば、ステップS19でTG14に静止画撮影を命令する。TG14は1画面分の撮影を行ない、生成されたカメラ信号を全画素読み出し方式で読み出す。バッファメモリ22には、全画素読み出しに基づく1画面分の圧縮YUV信号が格納される。
【0034】
ステップS21では、バッファメモリ22に格納された圧縮YUV信号の記録をディスク制御回路24に命令する。ディスク制御回路24は、空き領域リストL2に設定された静止画像の記録順序を参照して、容量が小さい空き領域から順に各々の空き領域に圧縮YUV信号を記録する。
【0035】
記録処理が完了すると、ステップS23で確認コマンドをディスク制御回路24に発行する。ディスク制御回路24は、直前に記録した圧縮YUV信号を光磁気ディスク30から再生し、各々のブロックから静止画像データが適切に再生されたかどうかを判別する。ここで、全てのブロックについて適切な再生処理が行なわれたときは、OK信号をシステムコントローラ32に返送するが、一部のブロックで再生処理が適切に行なわれなかったときは、当該ブロック(欠陥ブロック)のアドレスおよびこれを代替する置換先ブロックのアドレスをNG信号とともにシステムコントローラ32に返送する。
【0036】
NG信号が返送されたときは、ステップS25からS27に進み、NG信号とともに返送された欠陥ブロックアドレスおよび置換先ブロックアドレスを欠陥リストL1のSDLに登録する。つまり、欠陥リストL1を更新する。続くステップS29では、上述のステップS13と同じ要領で空き領域リストL2を新規に作成する。空き領域リストL2の作成が完了すると、ステップS21〜S25の処理を再度実行する。
【0037】
ディスク制御回路24からOK信号が返送されたときは、ステップS25でYESと判断し、ステップS31でFAT作成コマンドをディスク制御回路24に発行する。ディスク制御回路24は、このコマンドに応答してFATを作成(更新)し、作成が完了すると、OK信号をシステムコントローラ32に返送する。システムコントローラ32は、OK信号の返送に応答してステップS33からステップS7に戻る。
【0038】
一方、動画像モードが選択された状態でシャッタボタン36が押されたときは、ステップS17でYESと判断し、ステップS35でTG14に動画撮影を命令するとともに、ステップS37でバッファメモリ22に格納された圧縮YUV信号の記録をディスク制御回路24に命令する。TG14は、撮影を繰り返し行ない、これによって得られた各画面のカメラ信号を間引き読み出し方式で読み出す。バッファメモリ22には複数画面分の圧縮YUV信号が書き込まれ、ディスク制御回路24は、空き領域リストL2を参照して一連の圧縮YUV信号を光磁気ディスク30に記録する。圧縮YUV信号は、空き領域リストL2に設定された動画像の記録順序に従って、容量の大きい方から順に各々の空き領域に記録される。
【0039】
ステップS39ではシャッタボタン36が再度押されたかどうか判断し、YESであればステップS41でTG14およびディスク制御回路24の各々に撮影処理および記録処理の停止を命令する。TG14は速やかに撮影を停止し、ディスク制御回路24はバッファメモリ22が空になった時点で記録を停止する。ステップS41の処理を終えると、ステップS31およびS33の処理を経てステップS7に戻る。
【0040】
ステップS13およびS29の処理は、図12に示すサブルーチンに従う。まずステップS51でFATを参照して空き領域を1つ検出し、続くステップS53で空き領域とSDLとを比較する。この比較の結果、検出された空き領域に欠陥ブロックが存在するときは、ステップS55からステップS57に進み、欠陥ブロックの前後の空き領域を分割する。
【0041】
続くステップS59では、分割後の空き領域およびSDLから検出された置換先ブロックとを空き領域リストL2に登録する。つまり、分割後の各々の空き領域と置換先ブロックとが記録可能空き領域とされ、これらの記録可能空き領域の先頭アドレスおよび空き容量が空き領域リストL2に登録される。
【0042】
これに対して、ステップS53の比較処理の結果、空き領域から欠陥ブロックが発見されなかったときは、当該空き領域が記録可能空き領域とされ、その先頭アドレスおよび空き容量が空き領域リストL2に登録される。
【0043】
ステップS59またはS63の処理を終えると、空き領域の検出が全て終了したかどうかをステップS63で判断する。ここでNOであればステップS51に戻り、上述の処理を繰り返す。一方、YESであればステップS65に進み、記録モードに応じた番号(順序)を各々の空き領域に割り当てる。つまり、動画像モードについては容量が大きい方から順に番号を割り当て、静止画像モードについては容量が小さい方から順に番号を割り当てる。こうして図9に示すような空き領域リストL2が作成されると、上階層のルーチンに復帰する。
【0044】
以上の説明から分かるように、光磁気ディスク30には複数の空き領域が形成される。光磁気ディスク30にはまた、各々の空き領域を特定できるFATと、PDLおよびSDLを持つ欠陥リストL1が記録される。PDLには欠陥セクタのアドレスが登録され、SDLには欠陥ブロックのアドレスと当該欠陥ブロックを代替する置換先ブロックのアドレスとが登録される。
【0045】
光磁気ディスク30に圧縮YUV信号(動画像信号または静止画像信号)を記録するとき、システムコントローラ32は、欠陥リストL1およびFATを光磁気ディスク30から読み出し、読み出された欠陥リストL1およびFATに基づいて空き領域リストL2を作成する。空き領域リストL2には、置換先ブロックも記録可能空き領域として登録される。また、各々の記録可能空き領域には、静止画像の記録のために容量が小さい順に番号が割り当てられ、総画像の記録のために容量が大きい順に番号が割り当てられる。ディスク制御回路24は、このような空き領域リストL2を参照して、静止画像を形成する圧縮YUV信号については容量が小さい方から順に各々の記録可能空き領域への記録を行ない、動画像を形成する圧縮YUV信号については容量が大きい方から順に各々の記録可能空き領域への記録を行なう。
【0046】
なお、静止画像モードでは、圧縮YUV信号に記録が完了する毎に当該圧縮YUV信号が再生され、記録済み領域に欠陥ブロックが存在しないかどうかが判別される。そして、欠陥ブロックが検出されると、当該欠陥ブロックのアドレスと置換先ブロックのアドレスとがSDLに登録される。
【0047】
このように、欠陥リストL1とFATとに基づいて空き領域リストL2を作成するようにしたため、光磁気ディスク30のようなディスク記録媒体に欠陥ブロックが多く存在するときでも、動画像信号を適切に記録することができる。
【0048】
なお、この実施例では、記録方式としてFAT方式を採用しているが、これに代えてUDF(Universal Disc Format)方式を採用するようにしてもよい。また、この実施例では、ディジタルカメラを用いて説明しているが、この発明は据え置き型のハードディスクレコーダにも適用できる。また、この実施例のディジタルカメラは、監視カメラとして用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】光磁気ディスクの記録面に形成される論理ゾーンの一例を示す図解図である。
【図3】欠陥リストの一例を示す図解図である。
【図4】論理ゾーンに欠陥セクタが存在するときの記録動作の一例を示す図解図である。
【図5】論理ゾーンに欠陥ブロックが存在するときの記録動作の一例を示す図解図である。
【図6】光磁気ディスクに形成された空き領域の分布状態を示す図解図である。
【図7】FATを参照して作成された空き領域リストの一例を示す図解図である。
【図8】光磁気ディスクに形成された空き領域および欠陥ブロックの分布状態を示す図解図である。
【図9】FATおよび欠陥リストを参照して作成された空き領域リストの一例を示す図解図である。
【図10】システムコントローラの動作の一部を示すフロー図である。
【図11】システムコントローラの動作の他の一部を示すフロー図である。
【図12】システムコントローラの動作のその他の一部を示すフロー図である。
【符号の説明】
10…ディジタルカメラ
22…バッファメモリ
24…ディスク制御回路
26…光ピックアップ
28磁気ヘッド
30…光磁気ディスク
32…システムコントローラ
34…記録モード切換スイッチ
36…シャッタボタン
38…メモリ

Claims (7)

  1. 複数のブロックによって形成されたデータ領域を有し、連続する1または2以上の空きブロックによって形成された空き領域を前記データ領域から特定するための空き領域情報と前記データ領域から欠陥ブロックを特定するための欠陥ブロック情報とが記録された記録媒体に画像データを記録する画像記録装置において、
    前記空き領域に前記欠陥ブロックが存在するか否かを前記空き領域情報および前記欠陥ブロック情報に基づいて判別する判別手段、
    前記判別手段の判別結果が否定的であるとき前記空き領域を記録可能領域としてリストに登録する第1登録手段、
    前記判別手段の判別結果が肯定的であるとき前記空き領域を前記欠陥ブロックの前後で分割する分割手段、
    前記分割手段によって分割された複数の空き領域の各々を前記記録可能領域として前記リストに登録する第2登録手段、および
    前記リストに登録された1または2以上の記録可能領域に領域サイズが大きい方から記録順位を割り当てる第1割り当て手段を備えることを特徴とする、画像記録装置。
  2. 前記判別手段は、前記空き領域情報に基づいて前記データ領域から前記空き領域を検出する検出手段、および前記検出手段によって検出された前記空き領域に注目して判別処理を実行する判別実行手段を含む、請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記記録媒体は前記欠陥ブロックに代わって前記画像データを記録する代替ブロックさらに有し、
    前記欠陥ブロック情報は前記代替ブロックを示す代替ブロック情報を含み、
    前記分割手段の分割処理に関連して前記代替ブロックを前記記録可能領域として前記リストに登録する第3登録手段をさらに備える、請求項1または2記載の画像記録装置。
  4. 動画像データを記録する動画像モードおよび静止画像データを記録する静止画像モードのいずれか一方を選択する選択手段をさらに備え、
    前記第1割り当て手段は前記動画像モードに関連して割り当て処理を実行する、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 前記静止画像モードに関連して、前記リストに登録された1または2以上の記録可能領域に領域サイズが小さい方から記録順位を割り当てる第2割り当て手段をさらに備える、請求項記載の画像記録装置。
  6. 前記記録媒体はディスクである、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像記録装置を備える、ディジタルカメラ。
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