JP3805710B2 - トラフィック流量の制御方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク内のトラフィック流量を制御する技術に係わり、特に転送データについてのサービスレベルを考慮するトラフィック流量の制御技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク内で転送されるデータについて識別されたクラスによって転送制御を行う場合、データのクラス分けは通常、管理対象のネットワークに入る最初のルータで行われ、転送データのIPヘッダのToSフィールド(RFC1493)にクラス分けされた識別子が埋め込まれる。管理ネットワーク内では、埋め込まれた識別子をもとにデータのクラスを認識し、そのクラスに該当する転送動作を行う。このように管理ネットワーク内で識別子をもとに帯域制御を行う方式の例として、DiffServというモデルが知られている(RFC2474,2475,2597,2598)。この場合、管理ネットワーク内では各データのIPアドレスやアプリケーションなどは一切考慮せず、ToSフィールドに埋め込まれた値でクラスを判断し、そのクラスに該当する転送制御を行う。
【0003】
このような技術を利用するシステムとしては、特開2001−244979号公報に記載のものがあるが、ここでは各クラスは提供するサービスの種別を識別するために用いられ、データ転送の優先度を示すものではない。
【0004】
識別されたクラスを転送の優遇レベルとして定義し、レベルが高いほどデータが早く届くようにする場合、管理ネットワーク内のルータにはプライオリティキューイングを使用し、レベルの高いパケットをレベルの低いパケットより先に転送するように制御するのが一般的である。管理ネットワーク内のトラフィックを管理するシステムとして、例えば特開平11−136237号公報に記載の技術がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術において管理ネットワーク内でプライオリティキューイングを行う場合、ネットワーク内では識別子をもとにデータのレベルを判断するが、当然レベルの高いデータは優先的に転送され、レベルの低いデータは転送が後回しになってしまう。この場合、レベルの高いデータが混雑している状況ではレベルの低いデータはいつまでも転送されないでルータ内で待機状態になってしまう。レベルの低いデータが遅れて転送されるという方式は当然であるが、この場合レベルの高さによりデータの到達する時間は大きく影響してしまい、非効率である。
【0006】
この問題を解決するためにネットワーク内での転送制御としてWFQ(Weighted Fair Queing)やWRR(Weighted Round Robin)といった制御方法を用いることが提案されている。WFQやWRRでは、ルータが転送制御を行う各クラスの送出レートを事前に定義し、それぞれのクラスがその与えられた送出レートだけ絶えず優先的に転送するようにしている。この場合、自クラスの送出レートを超過したデータはレートに余裕のあるクラスに振り分けられるがこのときの各クラスのレベルの高さは考慮されておらず、超過したデータはたとえレベルが高いクラスに属するものでも優先度が低くなってしまう。つまり各ルータに割り当てる送出レートは運用に大きく影響してしまう。
【0007】
従来技術によれば、各クラスの送出レートは管理者の感覚やサービスレベルの利用者数に頼ってしまうところがあり、最適なレートが設定されているかは確かではない。また各ルータを流れるトラフィックはルータごとに異なるため、それぞれに対して送出レートを意識するのは非常に困難である。さらにネットワークトラフィックは絶えず変化するものであり、仮に一時的に全ルータに適切なパラメータを設定してもその値が常に適切とは限らない。さらに管理者が管理ネットワーク内の経路を意識するのは非常に困難である。仮に全経路を把握したとしても、運用中のルータに障害が発生した場合に経路が変更するといった異常事態に対応しきれない。
【0008】
本発明は、管理者の負担を増すことなくネットワーク内のトラフィックに応じてその流量を動的に制御する技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のルーティング制御実体と、ルーティング制御実体間を接続する通信回線とを有するネットワークについて、通信回線上のトラフィック流量を制御する技術であって、通信回線の伝送方向ごと、転送されるデータの識別子ごとにトラフィック流量をサンプリングし、サンプリングしたトラフィック流量を集計して取得した送出レートの平均値を算出し、この平均値に識別子に応じた重み付けをした流量方針としての送出レートを算出し、この流量方針の送出レートを設定すべくルーティング制御実体へ送信するトラフィック流量の制御技術を特徴とする。
【0010】
また本発明は、複数の伝送手段と、伝送手段間を接続する通信回線と、通信回線上を流れるデータのトラフィック流量を計測する計測手段とを有するネットワークと、このネットワークのトラフィック流量を管理する管理手段とを有するシステムについて、通信回線上のトラフィック流量を制御する技術であって、管理手段からの要求に従い、計測手段によって通信回線の伝送方向ごと、転送されるデータの識別子ごとにトラフィック流量を計測して管理手段へ送信し、伝送手段によって、管理手段から通信回線の伝送方向ごと、転送されるデータの識別子ごとの流量方針としての送出レートを受信し、受信した送出レートに従って転送されるデータの識別子ごとに流量を制御するトラフィック流量の制御技術を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態についてDiffServモデルを例に図面を用いて説明する。
【0012】
図1は、本実施形態のシステム構成図である。図の点線で囲まれた領域は、ルータ102及び計測器104によって構成され、管理の対象となるネットワークを示す。ルータ102-1はエンドユーザの端末105が接続されるエッジルータ、ルータ102-2は端末105が接続されないコアルータである。各ルータ102及び計測器104間は図示するように通信回線によって接続される。また管理サーバ101とルータ102の1つとが通信回線によって接続される。管理サーバ101は、この管理対象のネットワークに接続されている計算機である。管理サーバ101は、管理範囲の計測器104からトラフィック情報を収集し、管理範囲のルータ102にトラフィックの流量方針を設定する。管理サーバ101は、その記憶装置上に初期設定データ112、取得流量データ113および全体流量方針データ114を格納する。また管理サーバ101は、ハードウェアまたはソフトウェアで実装される構成要素として、初期設定部106、流量方針設定部107、流量方針設定部108、流量データ表示部109、流量集計部110および流量取得部111を備える。以下に詳述するこれら処理部の処理手順は、管理サーバ101によるプログラム実行によって実現される。
【0013】
ルータ102は、その記憶装置上に流量方針データ120を格納する。またルータ102は、ハードウェアまたはソフトウェアで実装される構成要素として、データ受信部115、識別部116、制御部117、データ送信部118および制御方針設定部119を備える。制御方針設定部119は、管理サーバ101から流量方針データを受信し、流量方針データ120に格納する。データ受信部115はルータ102に流入するデータを受信し、識別部116がデータに設定された識別子に応じて受信データを複数のキューに分類する。制御部117は、流量方針データ120に基づいて各キューから送出するデータ及び送出先を決定する。データ送信部118は、決定されたデータを当該ルータ102から送出する。なおルーティング専用のルータ102の代わりに、その一部にルーティング制御実体を含む伝送装置であってもよい。
【0014】
計測器104は、本実施形態ではルータ102間を接続する通信回線に介入する装置であり、ハードウェアまたはソフトウェアで実装される構成要素として、要求受信部121、要求応答部122、データ受信部123、データ計測部124およびデータ送信部125を備える。データ受信部123は回線を介して計測器104に流入するデータを受信し、データ送信部125はデータを当該計測器104から回線へ送出する。要求受信部121は管理サーバ101からトラフィックの計測要求を受信する。データ受信部123とデータ送信部125の間に介入するデータ計測部124は、要求された識別子ごとのデータの流量を計測し、要求応答部122が計測されたトラフィック情報を管理サーバ101へ送信する。
【0015】
管理サーバ101の初期設定部106は、管理サーバ101の運用段階で必要な情報を初期設定データ112に登録する。初期設定データ112は、リソース情報201、サービスレベル定義401、初期流量方針601の各テーブルのほかに、流量方針の設定間隔、流量情報の取得間隔および流量集計間隔を格納する。
【0016】
図2は、リソース情報201のデータ形式を示す図である。ここでリソースとは、特定のルータ102の特定のインタフェースを指し、ルータID205とインタフェースID206の組によって識別される。ルータ102のインタフェースとは、ルータから出る回線のポートである。リソースID202は、各リソースをユニークに識別するために改めて設定された識別子である。計測器ID203は、そのリソースを流れるデータの流量を測定する計測器104の識別子である。方向204はデータの伝送方向を計測器104の入力インタフェースと出力インタフェースの組で示す。計測器104のインタフェースとは、計測器から出る回線のポートである。すなわち当該リソースを流れるデータの伝送方向は、計測器ID203と方向204によって特定される。限界流量207は、当該リソースの伝送方向に沿う限界流量である。属性208は、当該リソースによって特定されるルータ102がコアルータかエッジルータかを区別する。このテーブルから理解されるように、各計測器104は互いに伝送方向が異なる2つのリソースについて流量を測定する。
【0017】
図3は、リソースIDが001のリソースとリソースIDが002のリソースを例示する図である。R001で識別されるルータ102は、IF001、IF002およびIF003の各インタフェースを有する。またR002で識別されるルータ102は、IF001、IF002およびIF003の各インタフェースを有する。これら両ルータ102間に接続され、M001で識別される計測器104は、IF001およびIF002の各インタフェースを有する。リソースID001によって特定されるリソースから送出されるデータの流量は、M001によって特定される計測器のIF001からIF002方向の流量計測によって計測される。またリソースID002によって特定されるリソースからの流量は、M001によって特定される計測器のIF002からIF001方向の流量計測によって計測される。以上述べた方式によって、計測器104が測定した流量データとリソースとが対応づけられる。
【0018】
図4は、サービスレベル定義401のデータ形式を示す図である。各サービスレベル402として番号を割り当て、各レベルに対応する識別子403を設定する。この識別子は、図5に示すようなデータ構成をもつ転送データ501のIPヘッダ部502内のToSフィールド506に設定される値であり、このToSフィールド506の値によって転送データ501のサービスレベルが識別される。この識別子は、DiffServの場合にはDSCP(DiffServ Code Point)に相当する。優遇比率404は、当該サービスレベルの他のサービスレベルに対する相対的な優遇度を示す。言い換えれば優遇比率404はそのサービスレベルまたは識別子に対応する重みに相当する数値である。
【0019】
図4に示す例では、レベル5のデータが最も優遇されないデータとして扱われ、レベル4,3,2になるに連れてその比率でデータ伝送が優遇されやすくなるように構成されている。また通信品質の保証を行う場合、DiffServのEF(Expedited Forwarding)のように絶対に保証して欲しい最低限の帯域というものを考慮するために、最上位レベルでは優遇比率とは無関係に絶対に最優先されるというレベルを定義できるようにする。この絶対的に優先されるサービスレベルを用いることによって、たとえネットワークのトラフィックが混雑しても最低限のデータだけは保証することが出来るようにする。また契約流量405は、運用開始状態の各レベルが契約している流量である。
【0020】
図6は、初期流量方針601のデータ形式を示す図である。初期流量方針601は、各リソースごと、各サービスレベル602ごとに運用開始時の送出レート603を格納するテーブルである。初期設定部106は、初期流量方針601を作成する。
【0021】
このとき絶対優先であるレベル1は契約流量値をそのまま送出レートに割り当て、レベル1以外の各レベルの送出レートは以下のように算出する。
【0022】
【数1】
Figure 0003805710
ここでrnをレベルnの送出レート603、Vを回線の限界流量207、γnまたはγkをレベルnまたはkの優遇比率404、wnまたはwkをレベルnまたはkの契約流量405とする。
【0023】
図7は、管理サーバ101がルータ102へ送信し、ルータ102が設定する流量方針のデータ構成を示す図である。対象インタフェース701は、リソースID202で特定されるリソースを指し、ここでは特定のルータの特定のインタフェースを識別するIPアドレスによって表現されている。流量方針702は複数の流量規則部703で構成され、各流量規則は条件部704と動作部705から成る。条件部704の条件が満たされるとそれに対応する動作部705の送出レートで制御すべきことを示す。流量方針設定部108は、各リソースの初期流量方針601を図7に示すデータ形式の流量方針記述に変換し、各リソースに対応するルータ102へ送信する。制御方針設定部119は、この流量方針を受信し、テーブル形式のデータに変換して流量方針データ120に格納する。設定後に流量方針設定部108は、初期流量方針601を全体流量方針データ114に格納する。
【0024】
図8は、ルータ102内の転送データ501の流れを模式的に示す図である。データ受信部115が転送データ501を受信し、識別部116が各データに設定されたToSフィールドの値をもとに対応するキューに格納する。制御部117は、流量方針データ120に基づいて各キューに格納されたデータが決められたレートになるようにキューから出力するよう制御する。このときキューの送出レートがキューに格納されているデータを満たさないときは任意の他のキューからデータが送出される。データ送信部118は、キューから出力されたデータを回線に送出する。一般には、ルータ102は、ルータを含めてデータ受信部115、識別部116、制御部117およびデータ送信部118を備えた伝送装置あるいは伝送手段であればよい。
【0025】
初期設定が終了すると運用が開始される。運用が開始すると流量取得部111、流量集計部110および流量方針制御部107が動作する。
【0026】
図9は、流量取得部111の処理手順を示すフローチャートである。流量取得部111は、周期的に計測器104から流量情報を取得する。流量情報を取得する周期は初期設定時に設定される。流量情報の取得はリソースごとに対象となるデータのみの取得を計測器104に要求する。
【0027】
流量取得部111は、まずリソース情報201を参照して取得の対象となるリソースを選択し(ステップ901)、そのリソースの流量を測定する計測器104へ取得要求を送信する(ステップ902)。送信先の計測器104はそのIPアドレスによって指定される。また各サービスレベルは対応する識別子によって表現される。図4の例によれば、ToSの値が184、152、112、72、0のデータ流量を要求することになる。計測器104から流量データを受信すると(ステップ903)、流量取得部111
は図10に示すようなテーブルを作成する(ステップ904)。図10に示す流量は、その時刻にサンプリングされた送出レートである。
【0028】
図10のテーブルは、リソースID、流量を計測した時刻、対象流量の条件(識別子)、流量を格納する。
【0029】
この取得動作を終了すると、次のリソースの流量を取得するか否か判定する(ステップ905)。全てのリソースの流量取得が終了していなければ、ステップ901に戻り次のリソースに対して流量取得を行う。全てのリソースの流量取得が終了していれば、前回の流量集計を行ってからの経過時間と初期設定時に設定した集計間隔の時間を比較し(ステップ906)、経過時間が集計間隔を越えていれば流量集計部110に集計要求を出す(ステップ907)。その後、初期設定時に指定した取得間隔だけ時間を置いて(ステップ908)から再び流量を取得する。
【0030】
図11は、流量集計部110の処理手順を示すフローチャートである。流量集計部110は、受け取った要求が流量取得部111からの集計要求か(ステップ1101)、または流量データ表示部109からの表示要求か(ステップ1112)を判定する。流量取得部111からの集計要求の場合、流量集計部110は図10に示すようなテーブルを受け取り、リソースを選択し(ステップ1102)、リソースごと、サービスレベルごとにテーブルを作成し(ステップ1103)、図12に示すように時刻と流量を表示する形式にする。この操作を全リソース完了するまで行う(ステップ1102-1104)。
【0031】
全てのデータに対し集計を終えると、集計データを図12に示すデータ形式で取得流量データ113に格納する(ステップ1105)。その後、集計データをもとに再びリソースを選択して(ステップ1106)、流量方針の設定間隔が適正かを判断するために、各レベルについて以下のように流量情報の分散を計算する(ステップ1107)。
【0032】
【数2】
Figure 0003805710
ここで、Sは算出した分散値を、νtは取得時ごとの取得流量を、オーバーラインの付されたνは取得流量の平均値を、Tは取得回数を表す。次に求めた分散と流量方針の変更を行うための所定の閾値範囲とを比較する(ステップ1108)。分散が閾値の範囲外の場合、流量集計部110は、流量方針の設定間隔を更新する(ステップ1109)。すなわち分散が閾値の上限を越えているとき、流量方針の設定頻度を増すために設定間隔をより小さくするように更新する。分散が閾値の下限に満たないとき、流量方針の設定頻度を減らすために設定間隔をより大きくするように更新する。次に変更した設定間隔を流量方針制御部107に通知する(ステップ1110)。分散が閾値の範囲内である場合には、ステップ1108から直接ステップ1111へ行く。以上の操作を全リソース完了するまで行う(ステップ1106-1111)。
【0033】
流量データ表示部109は、計測した流量をグラフに表示するプログラムであり、運用者が流量情報を確認したいときに流量データ表示部109に表示要求を出す。要求を受けた流量データ表示部109は、リソースIDを指定して流量集計部110に要求する。流量集計部110は、受け取った要求が表示要求であれば(ステップ1112Yes)、集計データ内のリソースを選択し(ステップ1113)、要求されたリソースであるか否かを判定する(ステップ1114)。該当するリソースであればリソーステーブルを作成し(ステップ1115)、流量データ表示部109に応答を返す。この操作を全リソースに対して行う(ステップ1113-1117)。応答を受け取った流量データ表示部109は、図12に示すテーブルをもとに、表示装置上に図13のようなグラフを表示する。図13は、時間の経過による特定のリソース、特定のサービスレベルの流量の変化を表す。また直線1301は、取得時に設定されている送出レートを表す。運用者は表示画面の操作によりこの直線1301を上下に移動して流量方針設定部(108)に流量方針変更要求を出すことができる。
【0034】
図14は、流量方針制御部107の処理手順を示すフローチャートである。流量方針制御部107は、流量集計部110が算出した設定間隔または運用者が設定した間隔に基づいて流量方針の再設定を行う。まず流量方針制御部107は、初期設定データ(112)から流量方針の設定間隔を取得し(ステップ1401)、最後に流量方針を設定したときからの経過時間と比較する(ステップ1402)。経過時間が設定時間を越えていなかった場合、1秒間待機し(ステップ1403)、再び設定間隔を取得する。経過時間が設定間隔を越えていた場合、全体流量方針データ114から現在の流量方針情報を取得し(ステップ1404)、取得流量データ113から流量情報を取得する(ステップ1405)。
【0035】
次にリソースとレベルを選択して(ステップ1406,1407)、各レベルのトラフィックの平均値を算出する(ステップ1410)。ただしレベル1の場合(ステップ1408Yes)には、絶対優先であるので最大値を抽出する(ステップ1409)。全レベルについて最大値又は平均値が算出されたとき(ステップ1411Yes)、レベルごとに送出レートを算出する(ステップ1412)。
【0036】
このときのレベル1の送出レート算出式は以下のようになる。
【0037】
【数3】
Figure 0003805710
ここでν1maxはレベル1の取得流量最大値とする。またr1tは今回設定する送出レート、r1(t-1)は前回設定した送出レートである。つまりレベル1は管理ネットワーク内ではどのデータよりも優先されるため、トラフィックの最大値をそのまま送出レートに使用する。ただしトラフィックの最大値が今までの送出レートを下回る場合、送出レートの変更は行わない。またレベル1以外の送出レートは以下の算出式に従って算出される。
【0038】
【数4】
Figure 0003805710
ここでオーバーラインの付されたνnはレベルnの平均流量を意味する。またrntはレベル1以外のレベルnの今回設定する送出レートである。すなわち各レベルの送出レートは、そのレベルの平均流量をそのレベルに応じた重み付けをした値となる。
【0039】
算出した送出レートと現在の送出レートとを比較し、流量方針を変更するか否か判定する(ステップ1413)。ここで算出値と現在の設定値とが所定の閾値を越えていた場合、算出された値で図15に示すテーブルを作成し、流量方針設定部108に流量方針設定要求を出す(ステップ1414)。流量方針制御部107は、この操作を全リソースに対して行う(ステップ1406-1415)。設定要求を受けた流量方針設定部107は、図15に示すテーブルをもとに対象ルータのインタフェースに流量方針の設定を行う。
【0040】
以上の一連の操作を繰り返し行うことによって、管理対象のネットワーク内のルータにはトラフィックに応じて絶えず送出レートが更新される。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、ネットワーク内のトラフィックに応じてその流量を動的に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のシステム構成図である。
【図2】リソース情報201のデータ形式例を示す図である。
【図3】リソースIDとリソースの対応を例示する図である。
【図4】サービスレベル定義401のデータ形式例を示す図である。
【図5】転送データ中に設定される識別子を例示する図である。
【図6】初期流量方針601のデータ形式例を示す図である。
【図7】流量方針データのデータ構成例を示す図である。
【図8】ルータ102内の転送データ501の流れを説明する図である。
【図9】実施形態の流量取得部111の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】流量データの例を示す図である。
【図11】実施形態の流量集計部110の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】集計された流量データの例を示す図である。
【図13】流量の時間変化のグラフ表示を例示する図である。
【図14】実施形態の流量方針制御部107の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】流量方針データの例を示す図である。
【符号の説明】
101:管理サーバ、102:ルータ、104:計測器、107:流量方針制御部、110:流量集計部、111:流量取得部、113:取得流量データ、114:全体流量方針データ

Claims (7)

  1. 複数のルーティング制御実体と、前記ルーティング制御実体間を接続する通信回線とを有するネットワークについて、前記通信回線上のトラフィック流量を制御する方法であって、
    前記通信回線の伝送方向ごと、転送されるデータの識別子ごとにトラフィック流量をサンプリングし、サンプリングした前記トラフィック流量を集計して取得した送出レートの平均値を算出し、前記平均値に前記識別子に応じた重み付けをした流量方針としての送出レートを算出し、前記流量方針の送出レートを設定すべく前記ルーティング制御実体へ送信することを特徴とするトラフィック流量の制御方法。
  2. サンプリングした前記トラフィック流量の分散を計算し、前記分散が所定の閾値の範囲外であるときに前記分散の大きさに応じて前記流量方針の設定間隔を変更することを特徴とする請求項1記載のトラフィック流量の制御方法。
  3. 複数の伝送手段と、前記伝送手段間を接続する通信回線と、前記通信回線上を流れるデータのトラフィック流量を計測する計測手段とを有するネットワークと、前記ネットワークのトラフィック流量を管理する管理手段とを有するシステムについて、前記通信回線上のトラフィック流量を制御する方法であって、
    前記管理手段からの要求に従い、前記計測手段によって前記通信回線の伝送方向ごと、転送されるデータの識別子ごとにトラフィック流量を計測して前記管理手段へ送信し、
    前記伝送手段によって、前記管理手段から前記通信回線の伝送方向ごと、転送されるデータの識別子ごとの流量方針としての送出レートを受信し、受信した前記送出レートに従って転送されるデータの識別子ごとに流量を制御することを特徴とするトラフィック流量の制御方法。
  4. 複数のルーティング制御実体と、前記ルーティング制御実体間を接続する通信回線とを有するネットワークについて、計算機に前記通信回線上のトラフィック流量を制御させるためのプログラムであって、前記計算機に、
    前記通信回線の伝送方向ごと、転送されるデータの識別子ごとにトラフィック流量をサンプリングする機能、サンプリングした前記トラフィック流量を集計して取得した送出レートの平均値を算出する機能、前記平均値に前記識別子に応じた重み付けをした流量方針としての送出レートを算出する機能、および前記流量方針の送出レートを設定すべく前記ルーティング制御実体へ送信する機能を実現させるためのプログラム。
  5. 前記計算機に、さらにサンプリングした前記トラフィック流量の分散を計算する機能、および前記分散が所定の閾値の範囲外であるときに前記分散の大きさに応じて前記流量方針の設定間隔を変更する機能を実現させるための請求項4記載のプログラム。
  6. 複数のルーティング制御実体と、前記ルーティング制御実体間を接続する通信回線とを有するネットワークについて、前記通信回線上のトラフィック流量を制御する装置であって、
    前記通信回線の伝送方向ごと、転送されるデータの識別子ごとにトラフィック流量をサンプリングする手段と、サンプリングした前記トラフィック流量を集計して取得した送出レートの平均値を算出する手段と、前記平均値に前記識別子に応じた重み付けをした流量方針としての送出レートを算出する手段と、前記流量方針の送出レートを設定すべく前記ルーティング制御実体へ送信する手段とを有することを特徴とするトラフィック流量の制御をする装置。
  7. さらにサンプリングした前記トラフィック流量の分散を計算する手段と、前記分散が所定の閾値の範囲外であるときに前記分散の大きさに応じて前記流量方針の設定間隔を変更する手段とを有することを特徴とする請求項6記載のトラフィック流量の制御をする装置。
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