JP3804506B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両において転舵輪を転舵させるための車両用操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用操舵装置の一つとして、操作手段と機械的に連結されていない転舵機構が二つの駆動手段(例えば、転舵モータ)を備えていて、前記駆動手段による前記転舵機構の作動にて操舵輪を転舵可能としたものがあり、例えば特開平10−218000号公報に示されている。同公報に示されている車両用操舵装置では、一方の駆動手段が故障しても他方の駆動手段で転舵機構を作動させて、転舵輪を転舵させることが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の車両用操舵装置において、二つの駆動手段が同じ環境下に設置されると、その環境が悪化した場合、両駆動手段の作動が同時に悪化する可能性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した課題に対処すべく、操作手段と機械的に連結されていない転舵機構が少なくとも二つの駆動手段を備えていて、前記駆動手段による前記転舵機構の作動にて操舵輪を転舵可能とした車両用操舵装置において、前記駆動手段の少なくとも一つを車室内に配設し、残りの前記駆動手段を車室外に配設したことに特徴がある。車室内に配設した前記駆動手段は位置制御用転舵モータであり、車室外に配設した前記駆動手段はアシスト用転舵モータであることも可能である。
【0005】
【発明の作用・効果】
本発明による車両用操舵装置においては、駆動手段の少なくとも一つを車室内に配設し、残りの駆動手段を車室外に配設したため、各駆動手段の設置環境が悪化しても、全ての駆動手段の作動が同時に悪化する可能性は極めて低い。したがって、少なくとも一つの駆動手段(設置環境が悪化しても作動が悪化しない駆動手段)にて転舵輪を転舵させることが可能であり、当該操舵装置の信頼性を向上させることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明による車両用操舵装置の第1実施形態を示していて、この第1実施形態の車両用操舵装置では、ステアリングホイール10と機械的に連結されていない転舵機構20が二つの転舵モータ(電動モータ)M1,M2を備えている。なお、ステアリングホイール10の回転軸11には、センタリングばね(図示省略)が組付けられるとともに、反力モータM3が機械的に連結されている。
【0007】
転舵機構20は、ラックピニオン式の転舵機構であり、車体の一部に回転可能組付けられて転舵モータM1によって回転駆動されるステアリングシャフト21と、このステアリングシャフト21にトーションバー22(図3参照)を介して連結されハウジング23(車体に組付けられている)に回転可能組付けられて転舵モータM2によって回転駆動されるピニオンシャフト24と、ハウジング23に左右動可能に組付けられてピニオンシャフト24により左右動されるラック軸25と、このラック軸25の左右両端部にそれぞれ連結したタイロッド26およびナックルアーム(図示省略)等によって構成されている。
【0008】
この転舵機構20においては、二つの転舵モータM1,M2の少なくとも一方が作動することで、ピニオンシャフト24が回転駆動され、このピニオンシャフト24の回転駆動によってラック軸25が左右動されて、タイロッド26およびナックルアーム(図示省略)を介して転舵輪(図示省略)が転舵される。
【0009】
転舵モータM1は、車室内R1に配設されていて、ステアリングホイール10の操舵量に応じて制御装置30にて作動を制御されるようになっている。また、転舵モータM1の出力軸M1aは、図2に示したように、ウォームホイール機構27を介してステアリングシャフト21にトルク伝達可能に連結されている。ウォームホイール機構27は、出力軸M1aの回転を減速してステアリングシャフト21に伝えるものであり、ステアリングシャフト21側からのトルクでも出力軸M1aが回転可能に設定されている。
【0010】
転舵モータM2は、車室外R2に配設されていて、ステアリングホイール10の操舵量に応じて制御装置30にて作動を制御されるようになっている。また、転舵モータM2の出力軸M2aは、図3に示したように、減速ギヤ機構28を介してピニオンシャフト24にトルク伝達可能に連結されている。減速ギヤ機構28は、出力軸M2aの回転を減速してピニオンシャフト24に伝えるものであり、ピニオンシャフト24側からのトルクでも出力軸M2aが回転可能に設定されている。
【0011】
制御装置30は、ステアリングホイール10の回転軸11に機械的に連結されていない二つの転舵モータM1,M2の作動を各別の駆動回路にて制御するとともに、ステアリングホイール10の回転軸11に機械的に連結されている反力モータM3の作動を上記駆動回路とは別の駆動回路にて制御するものであり、特開平10−218000号公報に示されている舵取制御部と実質的に同じものであって、各種センサ(図示省略)からの信号が入力されるようになっている。
【0012】
上記のように構成したこの第1実施形態においては、転舵機構20の駆動手段として機能する両転舵モータM1,M2の一つの転舵モータM1を車室内R1に配設し、残りの転舵モータM2を車室外R2に配設したため、各転舵モータM1,M2の設置環境が悪化しても、両転舵モータM1,M2の作動が同時に悪化する可能性は極めて低い。したがって、少なくとも一つの転舵モータM1,M2(設置環境が悪化しても作動が悪化しない転舵モータ)にて転舵輪を転舵させることが可能であり、当該操舵装置の信頼性を向上させることができる。
【0013】
図4〜図6は本発明による車両用操舵装置の第2実施形態を示していて、この第2実施形態の車両用操舵装置では、ステアリングホイール10と機械的に連結されていない転舵機構20が二つの転舵モータ(電動モータ)M1,M12を備えている。なお、この第2実施形態の転舵機構20と転舵モータM1の各構成は、上記第1実施形態の転舵機構20と転舵モータM1の各構成と実質的に同じであるため、同一符号を付してその説明は省略する。また、この第2実施形態の制御装置30も上記第1実施形態の制御装置30と実質的に同じであるため、その説明は省略する。
【0014】
転舵モータM12は、車室外R2に配設されていて、ステアリングホイール10の操舵量に応じて制御装置30にて作動を制御されるようになっている。また、転舵モータM12の出力軸M12aは、図6に示したように、ボールねじ機構29を介してラック軸25に動力伝達可能に連結されている。ボールねじ機構29は、出力軸M12aの回転を軸方向移動に変換してラック軸25に伝えるものであり、ラック軸25側からの軸方向駆動力でも出力軸M12aが回転可能に設定されている。
【0015】
上記のように構成したこの第2実施形態においては、転舵機構20の駆動手段として機能する両転舵モータM1,M12の一つの転舵モータM1を車室内R1に配設し、残りの転舵モータM12を車室外R2に配設したため、各転舵モータM1,M12の設置環境が悪化しても、両転舵モータM1,M12の作動が同時に悪化する可能性は極めて低い。したがって、少なくとも一つの転舵モータM1,M12(設置環境が悪化しても作動が悪化しない転舵モータ)にて転舵輪を転舵させることが可能であり、当該操舵装置の信頼性を向上させることができる。
【0016】
上記各実施形態においては、ステアリングホイール10と機械的に連結されていない転舵機構20が二つの転舵モータM1,M2またはM1,M12を備えている操舵装置に本発明を実施したが、本発明はステアリングホイール10(操作手段)と機械的に連結されていない転舵機構が三つ以上の転舵モータを備えている操舵装置にも、上記各実施形態と同様にまたは適宜変更して実施することが可能である。また、上記した各転舵モータは電動モータに限定されるものではなく、他の種々な駆動モータ(例えば、油圧モータ、空気圧モータ等)を採用可能である。
【0017】
なお、操作手段と機械的に連結されていない転舵機構が三つの転舵モータ(駆動手段)を備えている場合において、一つの転舵モータが駆動力の大きいアシスト用で車室外に配設され、残りの二つの転舵モータが駆動力の小さい位置制御用で車室内に配設され、位置制御用転舵モータの一方が通常用のものであり、位置制御用転舵モータの他方が非常用のものであることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による車両用操舵装置の第1実施形態を概略的に示す全体構成図である。
【図2】 図1に示した車室内の転舵モータを含む部分の構成を示す断面図である。
【図3】 図1に示した車室外の転舵モータを含む部分の構成を示す断面図である。
【図4】 本発明による車両用操舵装置の第2実施形態を概略的に示す全体構成図である。
【図5】 図4に示した車室内の転舵モータを含む部分の構成を示す断面図である。
【図6】 図4に示した車室内の転舵モータを含む部分の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10…ステアリングホイール、11…回転軸、20…転舵機構、21…ステアリングシャフト、22…トーションバー、23…ハウジング、24…ピニオンシャフト、25…ラック軸、26…タイロッド、27…ウォームホイール機構、28…減速ギヤ機構、M1,M2…転舵モータ、M1a,M2a…出力軸、30…制御装置。

Claims (2)

  1. 操作手段と機械的に連結されていない転舵機構が少なくとも二つの駆動手段を備えていて、前記駆動手段による前記転舵機構の作動にて操舵輪を転舵可能とした車両用操舵装置において、前記駆動手段の少なくとも一つを車室内に配設し、残りの前記駆動手段を車室外に配設したことを特徴とする車両用操舵装置。
  2. 操作手段と機械的に連結されていない転舵機構が少なくとも二つの駆動手段を備えていて、前記駆動手段による前記転舵機構の作動にて操舵輪を転舵可能とした車両用操舵装置において、前記駆動手段の少なくとも一つを車室内に配設し、残りの前記駆動手段を車室外に配設してなり、車室内に配設した前記駆動手段は位置制御用転舵モータであり、車室外に配設した前記駆動手段はアシスト用転舵モータであることを特徴とする車両用操舵装置。
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