JP3804010B2 - コンクリ−ト製公共ます等に用いる内蓋付台座およびそれを用いた補修工法 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリ−ト製小口径マンホ−ルまたはコンクリ−ト製公共ますに用いる内蓋付台座、殊に、これらの補修に用いる内蓋付台座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、布設されている下水管きょには、標準耐用年数とされる50年(蓋の耐用年数は18年)を経て老朽化したものや、激増する通行車両による振動や荷重等によって損傷したものや、悪質下水の排出等による腐蝕したものが増加する傾向にある、といわれている。
【0003】
そこで、かかる不良化した下水管きょを更生する工法の一つに補修工法が行われている。
【0004】
例えば、下水本管では管の亀裂や勾配不良や目地等の各補修工法、コンクリ−ト製マンホ−ルでは鉄枠・蓋・足掛金物の取替、壁・インバ−トの各補修工法、更には、公共ますではコンクリ−ト製品の取替等の補修工法が知られている。
【0005】
かかる補修工法では基本的には開削工法を採用しないので、費用的にも時間的にも節減でき、例えば水道・ガス・電気等の他の埋設物との調整をも省略できる。
【0006】
その上、道路の工事期間占有もなく、建設発生土・建設廃棄物の処分も少なく てすむ、という長所を発揮している。
【0007】
ところで、前記コンクリ−ト製マンホ−ルの補修工法には、反転工法(既設のマンホ−ル内にライニング部材を反転挿入し、温水シャワ−で硬化させ内壁と一体化させる工法)や、形成工法(既設のマンホ−ル内に、マンホ−ル内壁状に成形した型枠を設置し、特殊樹脂を型枠とマンホ−ル内壁との間の空隙に充填して硬化させ、型枠と一体化させる工法、例えば特公平7−18189号公報参照)や、ライニング工法(マンホ−ル内壁の面の腐蝕により生じた不陸をモルタル等で調整した後、スプレ−ガン等で樹脂を塗布する工法)が知られている。
【0008】
一方、コンクリ−ト製公共ますの補修工法は、前記のようにコンクリ−ト製品の取替えが行われている。
【0009】
すなわち、図3に示す、ごく一般のコンクリ−ト製公共ます1Aは、上方から鋳鉄または鉄筋コンクリ−ト製の蓋2Aが地表面GLと面一になって密閉されている縁塊(縁石ブロック)3Aと、埋設深さを調節する側塊(直壁ブロック)4Aと、インバ−ト5を形成した底塊(インバ−トブロック)6と、から構成し、この公共ます1Aは敷き均され、かつ、十分つき固められた、栗石または砕石からなる基礎7上に構築されて沈下しないようになっている。
【0010】
なお、この公共ます1Aには、宅内の少なくとも1本の流入管(不図示)と、 下水本管(不図示)に接続した(塩ビ製の)取付管8とが会合している。
【0011】
かかる公共ます1Aでは、それが道路下に埋設されることがあって、激増する通行車両の荷重等により蓋2Aの割れ等損傷があれば、これを取替える補修工法が行われている。
【0012】
また、このコンクリ−ト製公共ます(1A)の補修工法について、次のような 提案が紹介されている(特開2001−182144号公報参照)。
【0013】
この提案は、前記コンクリ−ト製マンホ−ルの補修工法の一つである形成工法に類似するものと思われるが、既設のコンクリ−ト製公共ます(1A)内に、この公共ます(1A)より相当縮小した新規の塩ビ製公共ますを入れ、既設のコンクリ−ト製公共ます(1A)のインバ−トに載置すると共に、その接合部分たる流出・入口にも新規の塩ビ製公共ますの流出・入口を内嵌し、しかも、新規の塩ビ製公共ますの点検筒を、既設のコンクリ−ト製公共ます(1A)の側塊の一部(または少なくとも縁塊)(4A)より低くし、この点検筒に内蓋をかぶせると共に、この側塊と点検筒との間の空間にモルタルを注入する、という既設のコンクリ−ト製公共ます(1A)の補修工法を提唱している。
【0014】
そして、この提案によると、既製のコンクリ−ト製公共ますを掘り起こすこと なく、更には、この公共ますの各接続部分を埋設された状態においての補修でないので、全体として既設のコンクリ−ト製公共ますの補修が容易にできる、とされている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記図3で説明した一般的なコンクリ−ト製公共ます1Aの補修工法では、割れた蓋2Aを取替えるとすれば、縁塊3Aも当然摩損があって、これと相俟って、新規な蓋では密閉がきかず、下水臭の漏洩や浸入水があり、仮に縁塊も新規にして、これに新規な蓋をかぶせても、本来、この蓋では密閉蓋を構成することは困難(不完全密閉)であることから、下水臭の漏洩や雨水の浸入は完全には防げない、という問題が考えられる。
【0016】
その上、標準耐用年数50年にはならない迄も、古い既設の側塊4Aに新規の縁塊を接続するには、互いの接合面積が小さいだけに、違和感(例えば、偏心支持)を生じ、更に重い新規の縁塊を人手等で取扱うのは容易ではなく、ひいては、簡易な補修工法にはならない。
【0017】
また一方、前記提案で説明したコンクリ−ト製公共ます(1A)の補修工法で は、次のような問題が考えられる。
【0018】
(1)既設のコンクリ−ト製公共ます(1A)内に新規な塩ビ製公共ますを入れるため、この新規な塩ビ製公共ますを、インバ−ト部材と、流入側接続体と、流出側接続体と、点検筒(立上り管)とに分解し、これらを既設のコンクリ−ト製公共ます(1A)内で組立て接着する作業となり、既設のコンクリ−ト製公共ます(1A)の内径が450mmφの場合、その深さ(地表より流出口の管底までをいう)が1200mmもあって(東京都の標準寸法)、その作業はきわめて面倒となる。
【0019】
(2)この提案の補修工法は、既設のコンクリ−ト製公共ます(1A)が標準耐用年数50年を経過した老朽化した公共ますに適用するものであって、標準耐用年数18年の蓋に対する補修でないので、蓋等上部部材のみの補修には不経済となり採用できない。
【0020】
そこで本発明は、前記一般の既設のコンクリ−ト製公共ますで考えられる部分補修工法や、前記提案のコンクリ−ト製公共ますの補修工法における諸問題を、発想を転換して、解決することを主たる目的とすると共に、新規な従来一般のコンクリ−ト製公共ますにおける不備を補うことを従たる目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明の要旨とするところは、1)沈下防止したコンクリ−ト製側塊にのせる、軽量化して取扱い容易なド−ナツ状プラスチック製台座であって、該台座の下面側に、外側にずれミスを防ぐためのずれ防止縁をもち、かつ、前記側塊より若干大の嵌合部を形成して、該嵌合部を前記側塊に単にのせるようにし、該台座の上面側に、保護鉄蓋の円筒状受枠の下端に設けたフランジ状足が載置して固定できる足嵌合部を形成して、該保護鉄蓋を載置するようにし、該台座のド−ナツの内周面に、短筒状挿入部をもつプラスチック製内蓋の挿入部を挿入して、下水臭のもれ防止になるよう密閉できるようにしたことを特徴とするコンクリ−ト製公共ます用内蓋付台座にあり、また、2)既設のコンクリ−ト製公共ますの上部部材が不良になったとき、該上部部材を取除いた後、残存している側塊にのせる、軽量化して取扱い容易なド−ナツ状プラスチック製台座を用いる際、該台座の下面側に、外側にずれミスを防ぐためのずれ防止縁をもち、かつ、前記側塊より若干大の嵌合部を形成して、該嵌合部を前記側塊に単にのせるようにし、該台座の上面側に、保護鉄蓋の円筒状受枠の下端に設けたフランジ状足が載置して固定できる足嵌合部を形成して、該保護鉄蓋を載置するようにし、該台座のド−ナツの内周面に、短筒状挿入部をもつプラスチック製内蓋の挿入部を挿入して、下水臭のもれ防止になるよう密閉できるようにした内蓋付台座を用いて既設のコンクリ−ト製公共ますを補修する工法にあり、また、3)既設のコンクリ−ト製小口径マンホ−ルの上部部材が不良になったとき、該上部部材を取除いた後、残存している直壁ブロックにのせる、軽量化して取扱い容易なド−ナツ状プラスチック台座を用いる際、該台座の下面側に、外側にずれミスを防ぐためのずれ防止縁をもち、かつ、前記直壁ブロックより若干大の嵌合部を形成して、該嵌合部を前記直壁ブロックに単にのせるようにし、該台座の上面側に、保護鉄蓋の円筒状受枠の下端に設けたフランジ状足が載置して固定できる足嵌合部を形成して、該保護鉄蓋を載置するようにし、該台座のド−ナツの内周面に、短筒状挿入部をもつプラスチック製内蓋の挿入部を挿入して、下水臭のもれ防止になるよう密閉できるようにした内蓋付台座を用いて既設のコンクリ−ト製小口径マンホ−ルを補修する工法にある。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明を、添付図面に示す実施例により詳細に述べる。
【0023】
図1は本発明の補修工法を適用した第1の実施例の補修公共ますの模式縦断面図、図2は同第2の実施例の補修公共ますの模式縦断面図であって、従来例を示す図3と同一または共通部分は同一符号を付し、その説明を省略ないし簡略化している。
【0024】
本実施例の既設のコンクリ−ト製公共ます1Aの補修ます1は、内径(または内法幅)300mm以上の円形(または角形)とし、ますの深さは例えば内径300mmφで合流本数が3本までの場合600mmまで、ないし、内径(内法幅)450mmφで合流本数が5本までの場合1200mmまで、のものに好適であって、宅地と道路との境界近傍、特に道路に埋設されるが、車庫等車両の静的荷重が作用する場所にも都合がよい。
【0025】
かかる既設のコンクリ−ト製公共ます1Aは、前記のように標準耐用年数が50年とされるが、その蓋(2A)の標準耐用年数はそれより相当短く18年になっていること、更には、車両等の激増や地盤沈下や道路の舗装の打ち替え等により、その上部部材は老朽化・損傷化により早く不良となるので、その不良箇所の部分補修をするため、本発明の実施例は、当該既設のコンクリ−ト製公共ます1Aにおける蓋(2A)および縁塊(上部部材の一つ)(3A)を取外し、新規の密閉内蓋9付の、沈下防止体たる台座10を、残存している既設の側塊4上に単にのせた後、この台座10に地表面GLと略面一になった開閉自在の保護鉄蓋(保護蓋)2を載置し、前記内蓋9を保護する補修工法としている。
【0026】
この補修工法によると、既設のコンクリ−ト製公共ます(会所ます)1Aにおける縁塊(3A)および蓋(2A)等の上部部材以外の部材は不良品でなく、しかも、標準耐用年数内にあって、そのまま利用踏襲できるので、補修工法における一般的な各種の長所を発揮できるばかりか、台座10の内蓋9で公共ます1Aを完全密閉でき、下水臭の漏洩や雨水等の浸入水を防止することができる。勿論、台座10と側塊4とはアスファルト等で固められてスキマをなくしている。
【0027】
その上、台座10を再生プラスチック(PE、PP)で形成すると、軽量化して取扱い容易にできるばかりか、単なる載置より、いずれの既設の側塊4にも、接合にゆとりがあって齟齬なく適合でき、ひいては全体の作業性を特段に向上させることができる。
【0028】
次に、かかる補修工法に用いる部材を、図1に示す実施例により詳細に述べる。
【0029】
先ず、「台座10」であるが、これはド−ナツ状プラスチック射出成形品であって、その成形はきわめてラフなものとして生産費がかからず、再生プラスチック材と相俟ってきわめて安価に生産することができ、その上、沈下防止体としての強度を確保できるものである。
【0030】
この台座10の下面側には、既設の側塊4の外径(外寸法)より若干大の嵌合部11を形成して、この嵌合部11の外側のずれ防止縁12を形成して舗装作業のズレミスを防いでいる。
【0031】
また、この下面側の嵌合部11の内側には、台座10のド−ナツ状の内周面13に向け逆漏斗状の斜面14を形成し、肉ヌスミにすると共に、点検・掃除に支障のないようにしている。
【0032】
また、この台座10の上面側には、その中心側に内蓋9の取っ手15が収容できる収容部16を形成して、内蓋9の外向きフランジが当接できるようにすると共に、肉ヌスミにもなっている。したがって、これらの肉ヌスミと、再生プラスチックとで更に軽量化している。なお、この台座10の外周形状は、角形状であっても構わない。
【0033】
この上面側の外周側には、前記保護鉄蓋2のフランジ状足17が載置して固定できる足嵌合部18を形成している。
【0034】
そして、前記内周面13の内径は、内蓋9の挿入部19と略同一に構成し、内蓋9を挿入したとき完全密閉ができるようにしている。
【0035】
また、内周面13の上下寸法は、内蓋9の挿入部19の略軸長と同一にしている。
【0036】
次に、「内蓋9」であるが、これはプラスチック射出成形品であって、その下 面に短筒状挿入部19が一体に形成されたナベブタ状になっており、その上面に取っ手15が、その外周に外向きフランジが、それぞれ一体に形成されている。
【0037】
また、前記挿入部19には、シ−ルリング(ゴム輪)20が外嵌されて完全密閉にしている。
【0038】
なお、この内蓋9は、アロン化成株式会社製の「鋳鉄製防護ふた用内ふたITO−R」として量産化された実績のある安価なものを転用することができる。
【0039】
次に、「保護鉄蓋2」であるが、これはダクタイル鋳鉄製であって車両等の路面荷重に耐えられ、しかも、バ−ル等を用いて容易に開くことができ、その上、蓋の盗難・散逸防止にもなっているもので、円板状の開閉自在の鉄蓋21と、これを密接内嵌して支持する円筒状の受枠22と、鉄蓋21と受枠22とを連結するリンク蝶番23と、から大略構成している。
【0040】
この鉄蓋21のリンク蝶番23の対向部にバ−ル穴24を開口し、鉄蓋21の開蓋を容易にしている。
【0041】
また、受枠22の下端には、前記フランジ状足17が一体に設けてあって、台座10の上面に載置すると共に、内周面13にも内接するようにしたフラップを形成している。
【0042】
したがって、この受枠22と台座10とは、受枠22や台座10の外側のコンクリ−トないしアスファルトの舗装部と相俟って、強固に一体化して水平状荷重によりズレることはない。
【0043】
なお、この保護鉄蓋2は、アロン化成株式会社製の「鋳鉄製保護ふたWPH20」として量産化された安価なものを、若干修正して転用することができる。
【0044】
なお、台座10と受枠22との固定には、好ましくはボルト締めやバヨネット結合機構を用いる。
【0045】
次に、図2に示す第2の実施例における部材を詳細に述べる。
【0046】
なお、前記図1と共通する部分は省略するので、そのまま補充することができる。
【0047】
台座10の内周面13と内蓋9の挿入部19との間に、外向きフランジ25付の塩ビ等プラスチックの短管26を介在させて、内蓋9の完全密閉を射出成形による精密嵌合や、シ−ル嵌合により、向上させると共に、台座10の生産金型をラフにして安価にしている。
【0048】
したがって、この台座10には、コンクリ−トを用いてもよく(勿論、プラスチック製でもよい)、保護鉄蓋2とコンクリ−ト製台座10とを分離している分、従来の縁塊より軽量化して取扱容易にしている。
【0049】
この短管26は、ガイドパイプともいうべきもので、外向きフランジ25を複 数のボルト27等で台座10に縫付け固着している。
【0050】
なお、第1および第2の実施例は、いずれも既設のコンクリ−ト製公共ます1Aで説明したが、本発明はこれに限らず、既設のコンクリ−ト製小口径マンホ−ル(例えば1号マンホ−ル)にも適用できるばかりでなく、単なるコンクリ−ト製ますや新規のコンクリ−ト製公共ますにも適用できるものである。
【0051】
【発明の効果】
本発明によると、沈下防止した台座に密閉内蓋を設けるので、やや大きめにした保護鉄蓋や台座は勿論、塩ビ製小口径マンホ−ルやますにも転用でき、該密閉内蓋の共通化・汎用化が図られ、不要であれば取外しもでき、更には、沈下防止した既設または新設のコンクリ−ト製側塊にド−ナツ状の台座をかぶせ、該台座の内側に内蓋を設けて密閉し、その上部を保護鉄蓋でカバ−したので、頻繁に不良化される上部部材の一部補修工法にとって好都合となり、しかも、下水臭の漏洩や雨水等の浸入水の完全防止ができるばかりか、沈下防止した側塊に台座をかぶせたので、従来慣用されている塩ビ製マンホ−ルに使う台座より、自然につき固められた既設の側塊だけに、一層強固に支持できるのみならず、その取扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例である。
【図2】 第2の実施例である。
【図3】 従来例である。
【符号の説明】
1…補修公共ます、1A…公共ます、2…保護鉄蓋、3A…縁塊、4…側塊、9…内蓋10…台座
Claims (3)
- 沈下防止したコンクリ−ト製側塊にのせる、軽量化して取扱い容易なド−ナツ状プラスチック製台座であって、
該台座の下面側に、外側にずれミスを防ぐためのずれ防止縁をもち、かつ、前記側塊より若干大の嵌合部を形成して、該嵌合部を前記側塊に単にのせるようにし、
該台座の上面側に、保護鉄蓋の円筒状受枠の下端に設けたフランジ状足が載置して固定できる足嵌合部を形成して、該保護鉄蓋を載置するようにし、
該台座のド−ナツの内周面に、短筒状挿入部をもつプラスチック製内蓋の挿入部を挿入して、下水臭のもれ防止になるよう密閉できるようにしたことを特徴とするコンクリ−ト製公共ます用内蓋付台座。 - 既設のコンクリ−ト製公共ますの上部部材が不良になったとき、該上部部材を取除いた後、残存している側塊にのせる、軽量化して取扱い容易なド−ナツ状プラスチック製台座を用いる際、
該台座の下面側に、外側にずれミスを防ぐためのずれ防止縁をもち、かつ、前記側塊より若干大の嵌合部を形成して、該嵌合部を前記側塊に単にのせるようにし、
該台座の上面側に、保護鉄蓋の円筒状受枠の下端に設けたフランジ状足が載置して固定できる足嵌合部を形成して、該保護鉄蓋を載置するようにし、
該台座のド−ナツの内周面に、短筒状挿入部をもつプラスチック製内蓋の挿入部を挿入して、下水臭のもれ防止になるよう密閉できるようにした内蓋付台座を用いて既設のコンクリ−ト製公共ますを補修する工法。 - 既設のコンクリ−ト製小口径マンホ−ルの上部部材が不良になったとき、該上部部材を取除いた後、残存している直壁ブロックにのせる、軽量化して取扱い容易なド−ナツ状プラスチック台座を用いる際、
該台座の下面側に、外側にずれミスを防ぐためのずれ防止縁をもち、かつ、前記直壁ブロックより若干大の嵌合部を形成して、該嵌合部を前記直壁ブロックに単にのせるようにし、
該台座の上面側に、保護鉄蓋の円筒状受枠の下端に設けたフランジ状足が載置して固定できる足嵌合部を形成して、該保護鉄蓋を載置するようにし、
該台座のド−ナツの内周面に、短筒状挿入部をもつプラスチック製内蓋の挿入部を挿入して、下水臭のもれ防止になるよう密閉できるようにした内蓋付台座を用いて既設のコンクリ−ト製小口径マンホ−ルを補修する工法。
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