JP3803676B2 - 選別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、上面が傾斜した傾斜体上を上方から下方へ通過する物品のうち対象物品、例えば火のついたタバコ等を分離するための選別部を有する選別装置に関する。
特許第3096040号公報(特許文献1)には、「ポスト本体の差入口の内側下方で、かつ、ポスト本体内の郵袋の上方に位置し、前記差入口から投函された郵便物のみを選択して前記郵袋に導く選択手段と、前記選択手段で選択された前記差入口から投函された郵便物を除く異物を収容する異物収容手段と、少なくとも、揺動自在に配設し、前記差入口から投函された運動エネルギーを低減させる差入口より広い幅を有し、略く字状に折曲した規制板を有し、前記差入口から投函された郵便物を郵袋に導く投函物案内手段とを具備し、
前記選択手段は、前記異物収容手段を構成する収容箱の上面及び前記収容箱の前記規制板側の前面から前記収容箱の底部まで異物を導くポスト用異物収集装置において、
前記選択手段は、前記異物収容手段を構成する収容箱の上面に、前記差入口に近い位置を高く、前記差入口から離れるに従って低く形成し、前記差入口の方向に対して直角に所定の間隔で複数の線材を配設し、前記規制板との間に間隙を形成し、収容箱の立上前面との間にも間隙を形成して収容箱の底部まで異物を導くことを特徴とするポスト用異物収集装置。」の発明が記載されている。
特許第3096040号のポスト用異物収集装置によれば、差入口から投函された郵便物のみが、差入口の方向に対して直角に所定の間隔で配設された複数の平行線材上を郵袋に導かれ、火の付いたタバコが投入されると、比較的短いタバコは、線材の間を落下して収容箱に収容され、比較的長いタバコは、線材の間を落下し得ずに平行線材上を降下し、線材と規制板との間の間隙を介して収容箱に収容されることになり得る。
このポスト用異物収集装置においては、線材により十分な強度を実現するために、線材を平行に配列して各線材の下部を収容箱底面に溶接等により固定している。そのため、収容箱を取り外して収容したタバコを廃棄する場合、線材間に落下して収容したタバコの廃棄は、線材が邪魔になって円滑には行い難い点がある。また、火のついた比較的長いタバコは、線材の間を落下し得ずに平行線材上を降下するため、別の郵便物等により規制板が少しでも開いた状態にあると、そのまま郵袋に導かれて郵袋内の郵便物が燃える危険性がある。更に、火のついた比較的長いタバコが収容される収容箱の立上前面と線材の間の空間は、極めて狭いため、タバコが溢れて郵袋に落下することになり易い。
特許第3096040号公報
本発明は、上記背景技術の下で行われたものであって、その目的とするところは、選別部において傾斜体の傾斜上面上を物品が上方から下方へ通過する際に、大寸法物品と小寸法物品を確実性高く分離することができる選別装置を提供することにある。
(1) 上記目的を達成する本発明の選別装置は、
上面が傾斜した傾斜体上を上方から下方へ通過する物品のうち対象物品を分離するための選別部を有する選別装置であって、
前記上面は、下方に端部を有すると共に少なくとも前記物品の通過方向である主傾斜方向に下降傾斜し、その主傾斜方向に直交する水平方向である横方向の幅が、主傾斜方向における下方に向かうに従い漸次縮小するものであり、横方向における傾斜体の側方に、主傾斜方向における下方に向かうに従い横方向幅が漸次拡大する落下間隙を有し、前記上面上を上方から下方へ通過する物品のうち対象物品が、前記落下間隙に落下することにより分離されることを特徴とする。
選別部において傾斜体の傾斜上面上を物品が上方から下方へ(例えば滑動や転動等により)前方に向かって通過する際に、寸法が所定程度(落下間隙のうち少なくとも下方部に落下し得る程度)に小さい物品(以下、小寸法物品という。)は、傾斜体の上面から傾斜体の側方の落下間隙に落下して、或いは直接落下間隙に落下して、他の物品(以下、大寸法物品という。)と分離される。例えば、タバコ等が小寸法物品、郵便物等が大寸法物品であるように傾斜体と落下間隙を構成することができる。
傾斜体の上面の横方向幅が、主傾斜方向における下方に向かうに従い漸次縮小し、横方向における傾斜体の側方に、主傾斜方向における下方に向かうに従い横方向幅が漸次拡大する落下間隙を有するので、傾斜体の傾斜上面上を下方移動する小寸法物品は、下方移動に従いより確実に落下間隙に落下する。そのため、選別部において大寸法物品と小寸法物品を確実性高く分離することができる。
また、傾斜体は、その上面の横方向幅が主傾斜方向における下方に向かうに従い漸次縮小するものであるため、全体が細幅又は線状である場合に比し、傾斜体全体として、上面上に載荷される荷重に対する強度を高めることができる。而も、線材を平行に配列して各線材の下部を収容箱底面に溶接等により固定する場合に比し、製造効率が高くコストを低減することができる。
なお、傾斜体の上面の側辺は、上方から下方に向かって、その上面の内方側に傾いている(例えば主傾斜方向に対し10乃至60度、好ましくは20乃至45度。)ことが好ましい。傾斜体の傾斜上面上を下方移動する小寸法物品が下方移動に従いより確実性高く落下間隙に落下するからである。
(2) 上記本発明の選別装置は、上記傾斜体を複数有し、それらの傾斜体が横方向に複数並列しており、それらの隣接傾斜体同士の間に、主傾斜方向における下方に向かうに従い横方向幅が漸次拡大する落下間隙が形成されているものとすることができる。
(3) 上記傾斜体の上面の下方端部は尖端状をなすものとすることが好ましい。
この場合、小寸法物品が落下間隙に落下せずに傾斜体の上面上を上方から下方端部に達したとしても、傾斜体の上面の下方端部が尖端状をなすため、小寸法物品は確実性高く落下間隙に落下する。
(4) 上記傾斜体は、横方向の幅が主傾斜方向における下方に向かうに従い漸次縮小し、下部が自由端部である片持ち状をなすものであることが好ましい。このような傾斜体としては、上部側(好ましくは上端部)が選別装置の一部に固定支持された片持ち傾斜板状であることがより好ましい。
この場合、傾斜体の横方向幅が主傾斜方向における下方に向かうに従い漸次縮小するものであるため、全体が細幅又は線状である場合に比し、傾斜体全体として、上面上に載荷される荷重に対する強度を高めることができ、また、線材を平行に配列して各線材の下部を収容箱底面に溶接等により固定する場合に比し、製造効率が高くコストを低減することができる。而も、傾斜体が、下部が自由端部である片持ち状をなすため、下側に傾斜体を支持する支柱等の支持部等を要せず、傾斜体の下方(少なくとも傾斜体の下部側の下方)に開放空間が形成される。そのため例えば小寸法物品を収容する収容器の容量を大きくすることができると共に収容した小寸法物品の排出(例えば収容器を取り外しての排出、或いは収容器が固定された状態での排出等)も容易にすることができる。また例えば、傾斜体の下側から下方へ通じる排出路を設けて小寸法物品を排出させるようにすることもできる。
なお、このような片持ち傾斜板状の傾斜体の側辺は、上方から下方に向かって、その上面の内方側に傾いている(例えば主傾斜方向に対し10乃至60度、好ましくは20乃至45度。)ことが好ましい。傾斜体の傾斜上面上を下方移動する小寸法物品が下方移動に従いより確実性高く落下間隙に落下するからである。
(5) 上記傾斜体の上面は、傾斜体の側方に向かって下降傾斜(上に凸の湾曲下降傾斜が好ましい。)しているものであることが好ましい。
この場合、傾斜体の上面が傾斜体の側方(横方向)に向かって下降傾斜しているため、傾斜体の傾斜上面上の小寸法物品は、傾斜体の側方の落下間隙に、より確実に落下する。そのため、選別部において大寸法物品と小寸法物品をより確実性高く分離することができる。
(6) 上記傾斜体の上面は、傾斜体の両側方に向かって下降傾斜(上に凸の湾曲下降傾斜が好ましい。)しているものとすることが好ましい。
傾斜体の上面が傾斜体の両側方(横方向)に向かって下降傾斜しているため、傾斜体の傾斜上面上の小寸法物品は、傾斜体の何れかの側方の落下間隙に、より確実に落下する。そのため、選別部において大寸法物品と小寸法物品をより確実性高く分離することができる。
(7) 上記選別装置は、上記傾斜体の上面よりも下方に、落下間隙に落下した小寸法物品を収容する収容部又は収容口を有するものとすることができる。
この場合、傾斜体の側方の落下間隙に落下した小寸法物品は、収容部又は収容口に収容される。
(8) 上記(7)の選別装置は、
上記傾斜体の上面よりも前方側に遮蔽面が位置する遮蔽部を有し、
前記遮蔽部は、静止位置に復帰し得るように付勢された状態で、前記静止位置よりも前方に移動可能であり、
前記静止位置に位置する遮蔽部の遮蔽面は、前記傾斜体の上面の下端との間に所定間隔を挟んだ状態をなし、
前記傾斜体の上面上を上方から下方へ通過して前記静止位置に静止した遮蔽部の遮蔽面に衝突した物品が、所定重量より軽い場合には、その遮蔽部は実質上静止状態を維持して当該物品は前記傾斜体の上面の下端と遮蔽面との間又は上記落下間隙を介して上記収容部又は収容口に収容され得、前記衝突した物品が所定重量より重い場合には、その遮蔽部は前方に移動して当該物品が前記収容部又は収容口よりも前方に達し得るものとすることができる。
この場合、遮蔽部は、通常状態では、遮蔽面が傾斜体の上面の下端との間に所定間隔を挟んだ状態をなす静止位置に静止している。静止位置よりも前方に移動した遮蔽部は、付勢力により静止位置に復帰する。
傾斜体の上面の横方向幅が、主傾斜方向における下方に向かうに従い漸次縮小し、横方向における傾斜体の側方に、主傾斜方向における下方に向かうに従い横方向幅が漸次拡大する落下間隙を有するので、傾斜体の傾斜上面上を下方移動する小寸法物品は、下方移動に従いより確実に落下間隙に落下して収容部又は収容口に収容される。そのため、所定重量より重い大寸法物品により遮蔽部が前方に移動した状態にあったとしても、小寸法物品が落下間隙に落下せずに収容部又は収容口よりも前方に達することは確実性高く防がれる。
仮に所定重量より軽い小寸法物品が落下間隙に落下せずに傾斜体の上面上を上方から下方へ通過して静止位置に静止した遮蔽部の遮蔽面に衝突したとすると、遮蔽部は静止状態を維持し、遮蔽面に衝突した当該小寸法物品は傾斜体の上面の下端と遮蔽面との間又は落下間隙を介して収容部又は収容口に収容される。
所定重量より重い大寸法物品は、落下間隙に落下せずに傾斜体の上面上を上方から下方へ通過して静止位置に静止した遮蔽部の遮蔽面に衝突し、その衝突により遮蔽部が前方に移動して当該大寸法物品は収容部又は収容口よりも前方に達する。
(9) 上記(8)の選別装置は、
静止位置の遮蔽部の下端と収容部又は収容口の前部上端との間に、傾斜体の上面上を、その上面に対し平行な姿勢で上方から下方へ通過したシート状物品が通過して前記収容部又は収容口よりも前方に達し得る間隙を有するものとすることができる。
この場合、傾斜体の上面上を、その上面に対し平行な姿勢で上方から下方へ通過したシート状物品は、静止位置の遮蔽部の下端と収容部又は収容口の前部上端の間隙を通過して収容部又は収容口よりも前方に達し得る。
(10) 上記選別装置は、夜間金庫用、貸出物回収装置用、不要物回収装置用、リサイクル物回収装置用、又は配送物受入装置用の選別装置とすることができ、それぞれの場合、夜間金庫、貸出物回収装置、不要物回収装置、リサイクル物回収装置、又は配送物受入装置の一部を構成する。
本発明の選別装置によれば、選別部において傾斜体の傾斜上面上を物品が上方から下方へ通過する際に、大寸法物品と小寸法物品を確実性高く分離することができる。
本発明の選別装置の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図面は何れも本発明の選別装置を用いた郵便ポストについてのものであって、図1は要部縦断面図、図2は、図1におけるII-II線断面図、図3は、図2におけるIII-III線断面図、図4は溝形体の要部断面図である。尤も、本発明は郵便ポストに限定されるものではなく、例えば、夜間金庫、貸出物回収装置、不要物回収装置、リサイクル物回収装置、配送物受入装置等にも使用可能である。
図1及び図2におけるポスト箱体Pは、左上部に、回動開閉し得る盗難防止板10が内側に設けられた差入口12を有し、ポスト箱体P内の差入口12の内側に設けられた、前方(図1における右方)に下降傾斜する導入部14の下方に、収容箱取付部16を介して収容箱18が着脱可能に取り付けられている。収容箱取付部16に対する収容箱18の着脱は、収容箱18の背板の外側に設けられた嵌合部18aと収容箱取付部16との図1に垂直な方向の摺動嵌脱によるが、これに限らない。収容箱18の下方には、郵袋20が配装される。
収容箱18(収容部)は、図1に示されるように、方形の前上角部(図1における右上角部)を切り欠いた断面形状をなし、その切り欠いた部分を開口部Opとする横長の箱状体である。この収容箱18は、前記断面形状の押し出し金属(アルミニウム)製の溝形体Cの両端部にそれぞれ側板18sがビス止めされてなる横長の箱状体である。溝形体Cの内底部の前後角部Rは、それぞれ外向きに凸の湾曲断面に形成されている。
溝形体Cには、その断面における図1の前部下方位置及び後部上下位置に、それぞれ両端からビス(図示せず)を横方向に螺合させて側板18sを固定するためのビス止用溝Bが横方向に貫通している。ビス止用溝Bの断面形状は、細幅開口部B1の奥側に、断面が拡大した螺合用溝底部B2が連通してなるものである。この例における螺合用溝底部B2の断面形状は円形状をなすものである。
収容箱18の開口部Opに傾斜板22が配設されることにより選別部Sが構成され、この選別部Sが、導入部14の下側前方に位置する。
収容箱18の上板18tの下側に固定された水平基板部24から、複数の同一傾斜板22(傾斜体)が前下方(図1における右下方)に傾斜突設され、それらの傾斜板22は横方向に等間隔に並列している。傾斜板22の上面22uは、略二等辺三角形状(又は等脚台形状)であり、上面22uの横方向の幅は、主傾斜方向(図1における右下傾斜方向)における下方に向かうに従い漸次縮小し、下端が尖端状の自由端部をなす。傾斜板(傾斜体)の上面22uが三角形状である場合、側辺の基部の内角が鋭角であれば、その側辺は、上方から下方に向かって、その上面22uの内方側に傾いていることとなり、上面22uが台形状である場合、その側片(脚)の基部の内角が鋭角であれば、その側辺は、上方から下方に向かって、その上面22uの内方側に傾いていることとなる。
傾斜板22の下端は収容箱18の前板18fの上方におけるやや後方に位置する。また傾斜板22の上面22uは、図3に示されるように、中央から両側方へ、上に凸に湾曲下降傾斜している。この湾曲下降傾斜(傾斜)は、傾斜板22の下方に向かうに従い曲率(俯角)が漸次大きくなるようにして傾斜上面22u上を下方移動する小寸法物品が、下方移動に従いより確実に落下間隙26に落下するものとすることが好ましい。
傾斜板22(傾斜体)の上面22uの主傾斜方向の俯角は、例えば20乃至60度、好ましくは35乃至50度程度とすることができるがこれに限るものではない。また、傾斜板22(傾斜体)の上面22uの側方への下降傾斜の俯角は、例えば15乃至80度とすることができる。
傾斜板22同士の間に形成されている落下間隙26は、主傾斜方向における下方に向かうに従い横方向幅が漸次拡大する等脚台形状をなす。また両端に位置する傾斜板22の外側の側辺と収容箱18の両側板18sとの間に形成されている落下間隙26は、主傾斜方向における下方に向かうに従い横方向幅が漸次拡大する台形状をなす。
この例では、収容箱18と傾斜板22(傾斜体)は一体をなすが、傾斜板22をポスト箱体Pに対し別に固定(着脱可能としてもよい)し、収容箱18を傾斜板22(傾斜体)と分離して着脱し得るようにすることや、収容箱18に対し傾斜板22(傾斜体)を着脱可能とすることもできる。また、傾斜体同士及び傾斜体間の落下間隙26同士は必ずしも同一であることを要するものではない。
ポスト箱体Pの天板Ptに設けられた遮蔽板取付部28には、遮蔽板30の上端部が回動自在に支持されている。遮蔽板30の上部前側面(図1における右側面)には、遮蔽板30を後方下降傾斜するよう付勢するための前下方傾斜状の重り体Wが設けられている。遮蔽板30は、通常状態では、遮蔽面30f(後側面。図1における左側面。)が傾斜板22の下端との間に所定間隔d(この場合、タバコの直径よりやや広い間隔)を挟んだ状態をなす静止位置(図1における実線)に静止している。静止位置における遮蔽板30の下端縁は、傾斜板22の下端よりやや低い位置において収容箱18の前板18fの上方に位置する。静止位置よりも前方(図1における右方)に回動した遮蔽板30は、重り体Wによる付勢力により静止位置に復帰する。静止位置では、遮蔽板30の上端部に設けられたストッパTが遮蔽板取付部28に当接して後方回動(図1における時計回り回動)が防がれ、前記所定間隔dが維持される。なお、遮蔽板30の遮蔽面30fが静止位置より後方に移動することを防ぐ手段は、これに限るものではなく、例えば、収容箱18の左右両側の前部に、遮蔽面30fが当接して所定間隔dを維持するストッパ部を設けることもできる。なお、遮蔽板30の左右両側位置には、差入口12から投入された物品が側方へ離脱することを防ぐためのポスト箱体Pの天板Ptに垂設された離脱防止板Eが位置している。
差入口12から火のついたタバコ(所定重量より軽い小寸法物品)が投入されると、そのタバコが選別部Sにおいて傾斜板22の傾斜上面22u上を上方から下方へ前方に向かって通過する際に、傾斜板22の上面22uから側方の落下間隙26に落下して、或いは直接落下間隙26に落下して収容箱18に収容され、落下間隙26に落下し得ない郵便物(大寸法物品)と分離される。
略二等辺三角形状をなす傾斜板22の上面22uの横方向幅が、主傾斜方向における下方に向かうに従い漸次縮小し、側方に、主傾斜方向における下方に向かうに従い横方向幅が漸次拡大する落下間隙26を有するので、傾斜板22の上面22u上を下方移動するタバコは、たとえ火をつけられたばかりの長いタバコであっても、下方移動に従いより確実に落下間隙26に落下して収容箱18に収容され、選別部Sにおいて郵便物(大寸法物品)とタバコを確実性高く分離することができる。而も、傾斜板22の上面22uが中央から両側方へ上に凸に湾曲下降傾斜しており、その曲率が下方に向かうに従い漸次大きくなるので、傾斜上面22u上を下方移動するタバコは、下方移動に従いより確実に落下間隙26に落下する。更に、タバコが落下間隙26に落下せずに傾斜板22の下方端部に達したとしても、傾斜板22の下方端部が尖端状をなすため、小寸法物品は確実性高く落下間隙26に落下する。従って、別の郵便物等により遮蔽板30が前方回動状態にあったとしても、投入されたタバコが落下間隙26に落下せずに郵袋20に到達して郵便物が燃えたり汚損したりすることは確実性高く防がれる。
また、傾斜板22は、下部が自由端部である片持ち状をなし、傾斜板22の下方に開放空間が形成され、その開放空間は、傾斜板22同士の間及び傾斜板22と収容箱18の側板18sの間の落下間隙26並びに傾斜板22の下端と収容箱18の前板18f上端縁の間の所定間隔dが連続して外部に開放している。そのため、収容箱18がタバコ等を収容し得る実質的な容量を大きくすることができ、火がついたばかりの長いタバコであっても収容箱18に多数収容して郵袋20への落下を防ぎ得ると共に、傾斜板22を備えた収容箱18をポスト箱体Pから取り外して収容したタバコ等を排出する作業も円滑に行い得る。更に、収容箱18を構成する溝形体Cの内底部の前後角部Rがそれぞれ外向きに凸の湾曲断面に形成されているので、灰や塵埃の清掃が容易である。
一方、差入口12から投函された郵便物(大寸法物品)のうち厚手で所定重量より重い封筒等は、選別部Sの傾斜板22上を上方から下方へ通過し、遮蔽板30に衝突して遮蔽板30を前方へ回動させ、収容箱18の前板18fの上方を通過して収容箱18の前方に達し、郵袋20内に落下する。
また、差入口12から投函された郵便物(大寸法物品)のうち葉書や薄手の封筒等は、選別部Sの傾斜板22上を上方から下方へ通過し、収容箱18の前板18fの上方において遮蔽板30の下端縁の下側を通過して収容箱18の前方に達し、郵袋20内に落下する。
なお、以上の実施の形態についての記述における構成部品の個数、形状、その相対配置などは、特にそれらに限定される旨の記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎない。
郵便ポストの要部縦断面図である。 図1におけるII-II線断面図である。 図2におけるIII-III線断面図である。 溝形体の要部断面図である。
符号の説明
10 盗難防止板
12 差入口
14 導入部
16 収容箱取付部
18 収容箱
18a 嵌合部
18f 前板
18s 側板
18t 上板
20 郵袋
22 傾斜板
22u 上面
24 水平基板部
26 落下間隙
28 遮蔽板取付部
30 遮蔽板
30f 遮蔽面
B ビス止用溝
B1 細幅開口部
B2 螺合用溝底部
C 溝形体
E 離脱防止板
d 所定間隔
Op 開口部
P ポスト箱体
Pt 天板
R 角部
S 選別部
T ストッパ
W 重り体

Claims (14)

  1. 上面が傾斜した傾斜体上を上方から下方へ通過する物品のうち対象物品を分離するための選別部を有する選別装置であって、
    前記上面は、下方に端部を有すると共に少なくとも前記物品の通過方向である主傾斜方向に下降傾斜し、その主傾斜方向に直交する水平方向である横方向の幅が、主傾斜方向における下方に向かうに従い漸次縮小するものであり、
    横方向における傾斜体の側方に、主傾斜方向における下方に向かうに従い横方向幅が漸次拡大する落下間隙を有し、前記上面上を上方から下方へ通過する物品のうち対象物品が、前記落下間隙に落下することにより分離されるものであり、
    前記傾斜体の上面よりも下方に、落下間隙に落下した小寸法物品を収容する収容部又は収容口を有し、
    前記傾斜体の上面よりも前方側に遮蔽面が位置する遮蔽部を有し、
    前記遮蔽部は、静止位置に復帰し得るように付勢された状態で、前記静止位置よりも前方に移動可能であり、
    前記静止位置に位置する遮蔽部の遮蔽面は、前記傾斜体の上面の下端との間に所定間隔を挟んだ状態をなし、
    前記傾斜体の上面上を上方から下方へ通過して前記静止位置に静止した遮蔽部の遮蔽面に衝突した物品が、所定重量より軽い場合には、その遮蔽部は実質上静止状態を維持して当該物品は前記傾斜体の上面の下端と遮蔽面との間又は上記落下間隙を介して上記収容部又は収容口に収容され得、前記衝突した物品が所定重量より重い場合には、その遮蔽部は前方に移動して当該物品が前記収容部又は収容口よりも前方に達し得ることを特徴とする選別装置。
  2. 上記傾斜体を複数有し、それらの傾斜体が横方向に複数並列しており、それらの隣接傾斜体同士の間に、主傾斜方向における下方に向かうに従い横方向幅が漸次拡大する落下間隙が形成されている請求項1記載の選別装置。
  3. 上記傾斜体の上面の下方端部が尖端状をなす請求項1又は2記載の選別装置。
  4. 上記傾斜体が、横方向の幅が主傾斜方向における下方に向かうに従い漸次縮小し、下部が自由端部である片持ち状をなすものである請求項1、2又は3記載の選別装置。
  5. 上記傾斜体の上面が傾斜体の側方に向かって下降傾斜している請求項1乃至4の何れかに記載の選別装置。
  6. 上記傾斜体の上面が傾斜体の両側方に向かって下降傾斜している請求項1乃至4の何れかに記載の選別装置。
  7. 上記静止位置の遮蔽部の下端と収容部又は収容口の前部上端との間に、傾斜体の上面上を、その上面に対し平行な姿勢で上方から下方へ通過したシート状物品が通過して前記収容部又は収容口よりも前方に達し得る間隙を有する請求項1乃至6の何れかに記載の選別装置。
  8. 上面が傾斜した傾斜体上を上方から下方へ通過する物品のうち対象物品を分離するための選別部を有する選別装置であって、
    前記上面は、下方に端部を有すると共に少なくとも前記物品の通過方向である主傾斜方向に下降傾斜し、その主傾斜方向に直交する水平方向である横方向の幅が、主傾斜方向における下方に向かうに従い漸次縮小するものであり、
    横方向における傾斜体の側方に、主傾斜方向における下方に向かうに従い横方向幅が漸次拡大する落下間隙を有し、前記上面上を上方から下方へ通過する物品のうち対象物品が、前記落下間隙に落下することにより分離されるものであり、
    前記傾斜体が、横方向の幅が主傾斜方向における下方に向かうに従い漸次縮小し、下部が自由端部である片持ち状をなすものであることを特徴とする選別装置。
  9. 上記傾斜体を複数有し、それらの傾斜体が横方向に複数並列しており、それらの隣接傾斜体同士の間に、主傾斜方向における下方に向かうに従い横方向幅が漸次拡大する落下間隙が形成されている請求項8記載の選別装置。
  10. 上記傾斜体の上面の下方端部が尖端状をなす請求項8又は9記載の選別装置。
  11. 上記傾斜体の上面が傾斜体の側方に向かって下降傾斜している請求項8乃至10の何れかに記載の選別装置。
  12. 上記傾斜体の上面が傾斜体の両側方に向かって下降傾斜している請求項8乃至10の何れかに記載の選別装置。
  13. 上記傾斜体の上面よりも下方に、落下間隙に落下した小寸法物品を収容する収容部又は収容口を有する請求項8乃至12の何れかに記載の選別装置。
  14. 夜間金庫用、貸出物回収装置用、不要物回収装置用、リサイクル物回収装置用、又は配送物受入装置用の請求項1乃至13の何れかに記載の選別装置。
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