JP3803665B2 - 光源装置およびプロジェクタ - Google Patents

光源装置およびプロジェクタ Download PDF

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Description

本発明は、投射面上に映像を投射するための投射光を出射する光源装置、およびこの光源装置を備えるプロジェクタに関する。
従来、スクリーン等の投射面上に画像等の映像を投射するためのプロジェクタが知られている。例えば液晶プロジェクタでは、投射面上に投射する画像を表示するための液晶表示部と、この液晶表示部に投射光を出射するための光源装置と、この光源装置からの投射光を液晶表示部に導くための光学系とを有している。
従来の光源装置は、投射光を出射するランプと、このランプに電力を供給するための電源コネクタと、この電源コネクタを保持するためのコネクタ保持部を有し、ランプを保護するためのランプハウジングとを有している。
電源コネクタは、プロジェクタ側の内部電源に電気的に接続されたコネクタ端子に接続されるコンタクト端子と、このコンタクト端子を覆うコネクタハウジングと、コンタクト端子に供給された電力をランプに供給するための電源ケーブルとを有している。
コネクタハウジングには、外周部に、コネクタ保持部に固定するための固定片がそれぞれ設けられている。電源ケーブルは、一端がランプに電気的に接続されており、他端がコンタクト端子に電気的に接続されている。コネクタ保持部は、ランプハウジングの外周部に設けられており、電源コネクタのコネクタハウジングを固定するための固定部を有している。
そして、電源コネクタは、コネクタ保持部に保持された状態で、コネクタハウジングが、ランプハウジングのコネクタ保持部の固定部に固定ネジを介して固定されている。
コンタクト端子付き電源ケーブルを有する電源コネクタの従来の固定構造としては、コネクタハウジングの外周面の2箇所以上に保持片が設けられ、コネクタ保持部に1点以上の個所を固定ネジによって固定する構造が常用されていた。図6に、従来の電源コネクタおよびランプハウジングの斜視図を示す。図7に、従来の電源コネクタがランプハウジングに組み込まれる状態の分解斜視図を示す。
図6および図7に示すように、コネクタ保持部111には、コネクタハウジング120に設けられた2つの保持片121をそれぞれ支持するための支持部112がそれぞれ設けられ、これら支持部112に各保持片121を嵌め込むための溝がそれぞれ形成されている。この溝は、保持片121の幅寸法に対応する幅がやや大きくされ、保持片121の厚みとほぼ等しい深さ寸法で形成されている。さらに、コネクタ保持部111には、保持片121よりも外側に位置する部分にネジ穴(不図示)が設けられており、ネジ頭の一部を用いてコネクタハウジング120がコネクタ保持部111に固定されている。このとき、支持部112の溝の一部に係止部124が設けられており、この係止部124に一方の保持片121が係止されて、他方の保持片121をコネクタ固定ネジ123でネジ止めして固定している。
また、従来、保持片の全てを固定ネジによって固定する固定構造も開示されている。それぞれ取付部材に取り付けられて互に接続される第1および第2のコネクタは、一方が取付部材に対して揺動自在にされ、他方が取付部材に固定されるように構成することで、各第1および第2のコネクタを余裕をもって接続することができ、かつ、取付部材に対して無理な応力を与えることがないコネクタ装置の構成が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、特許文献1の図20に示されているように、電源ケーブルは、2本の固定ネジによってランプハウジングに固定されている。
光源に電力を供給するケーブルを接続する接続部にほぼ直交して開口部が設けられ、接続部から開口部にケーブルを引き回して配線することにより、光源の小型化を図ることができる構成が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2には、光源に電力を供給するケーブルとして、より一層細いケーブルが使用できることが開示されているが、特許文献2の図10および図12に示されているように、電源ケーブルが、2本の固定ネジによってランプハウジングに固定されている。
一方、押しバネを使用してケーブルを保持する構成も開示されている(例えば、特許文献3参照。)。この特許文献3には、放電ランプおよび放電ランプからの放射光を反射するリフレクタの一体品を保持する高耐熱樹脂製のランプハウジングに、放電ランプに電源を供給するコネクタに電気的に接続される板バネで一体品を押止することによって、部品点数および組立工数を削減することができ、ランプ交換を容易化することができるとともに、軽量化および小型化を図ることができる構成が開示されている。
また一方、固定ネジを用いることなく、回転防止のためのリブならびに溝、および、倒れ防止のためのリブを備えることによって、クランプを安定させ、コネクタの取り付け作業を容易にする構成が開示されている(例えば、特許文献4参照。)。
特開平11−72844号公報(図20) 特開2001−33876号公報(図10,図12) 特開平9−245502号公報 特開2002−334753号公報
しかしながら、従来の固定方法では、コネクタハウジングに、固定ネジで押さえるための支持部を設ける必要があり、さらにコネクタ保持部に、コネクタハウジングの支持部を受けるための受け部分と、固定するための固定ネジを取り付ける部分とを設ける必要があり、これらの部分のためにランプハウジングの小型化を図る上で限界があった。
さらに、固定ネジを使用する固定構造では、そのネジ部品分の部品点数が増えてしまい、それに乗じて構造を組み立てる工数も、使用する固定ネジの本数に応じて増えてしまう傾向があった。このことは、工数削減に構造的な制限があることを意味しており、生産コストの低減を図ることが困難であるという問題があった。
また、固定ネジの本数の削減を考慮した場合にも、電源コネクタを保持するために最低限必要な本数分は削減できないので、資材コストの削減を図るのにも限界があった。さらに、ランプハウジングまたは電源ケーブルを交換する際は、ランプハウジングを取り外すために工具が必要であり、保守費用の削減にも限界があった。加えて、固定ネジを使用することにより、ネジ受け部を設けることが必須になるので、このネジ受け部が占める空間を削除できず、ランプハウジングの小型化を図る上で限界があった。
上述した特許文献1,2に開示されている従来の構成でも、ランプハウジングに電源コネクタを取り付けるために固定ネジを使用しており、生産コストおよび保守コストの削減を図るのに限界があるという問題であった。加えて、この従来の構成では、固定ネジを使用することで、ネジ受け部を設ける必要が生じるので、このネジ受け部を設けるための空間を削除できず、ランプハウジングの小型化を図る上で限界があった。
また、上述した特許文献3に開示されている従来の構成でも、固定ネジを使用しないものの、金属製の板バネを新規に使用することになり、この構成は固定ネジが金属製の板バネに代わっているだけなので、相変わらず生産コストの削減を図るのには限界があった。さらに、固定ネジを使用することにより、ネジ受け部を設けることが必須になるため、このネジ受け部の空間を削除できず、ランプハウジングの小型化を図る上で限界があった。
また、上述した特許文献4に開示された従来の構成では、固定ネジを使用しないものの、回転防止のためのリブおよび溝、ならびに倒れ防止のためのリブをそれぞれ設ける必要があるため、電源コネクタの保持構造全体を小型化することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、小型化を図り、生産コストを低減することができる光源装置およびプロジェクタを提供することを目的とする。特に、固定ネジを一本も使用することなく電源ケーブルをランプハウジングに容易かつ確実に固定させることができる光源装置およびプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る光源装置は、映像を投射するための投射光を出射するランプと、
一端がランプに電気的に接続されてランプに電力を供給するための電源ケーブル、電源ケーブルの他端に電気的に接続されて設けられた接続端子、および接続端子を保護するコネクタハウジングを有する電源コネクタと、
ランプを保護するランプハウジングと、
ランプハウジングに設けられ、電源コネクタが係合されて電源コネクタを保持するためのコネクタ保持部とを備える。そして、電源ケーブルは、電源コネクタがコネクタ保持部に保持された状態で、電源ケーブルの他端側が、コネクタ保持部に対する電源コネクタの挿入方向と同一方向にされ、他端側と一端側との間で挿入方向とほぼ直角に弾性をもって折り曲げられて固定されている
以上のように構成した本発明に係る光源装置によれば、電源コネクタがコネクタ保持部に係合されることによって、電源コネクタがコネクタ保持部に確実に保持されて、光源装置の小型化が図られる。
また、本発明に係る光源装置は、電源コネクタに、コネクタ保持部に係合される一組の係合爪が、コネクタハウジングの相対する両側面上にそれぞれ突設され、コネクタ保持部が、一組の前記係合爪がそれぞれ案内される一組のガイド溝を有し、前記ガイド溝に、前記係合爪に係合される係合部が設けられてもよい。これによって、一組の係合爪が一組のガイド溝に沿って案内されて、係合爪が係合部に確実に係合される。
また、本発明に係る光源装置が備える電源コネクタの係合爪には、コネクタ保持部に対する電源コネクタの挿入方向の端面に、コネクタハウジングの側面からの係合爪の突出量が、挿入方向に向かって次第に小さくなるように傾斜面が設けられることが好ましい。これによって、係合爪は、電源コネクタがコネクタ保持部に挿入される際に、傾斜面によってコネクタ保持部内に案内されるため、摩擦抵抗が小さくなり、コネクタ保持部に容易に進入することが可能にされる。
また、本発明に係る光源装置が備えるコネクタ保持部の係合部には、電源コネクタの挿入方向の進入端に対向する端面に、ガイド溝の内面からの突出量が、挿入方向に向かって次第に大きくなるように傾斜面が設けられることが好ましい。これによって、係合爪は、係合部に係合される際に、係合部の傾斜面に沿って進入することで、係合部に容易に係合される。そして、係合部の突出量が大きくなっていることで、係合爪は、係合部に係合された状態で、電源コネクタが挿入方向の反対側に移動することが規制されるため、電源コネクタがコネクタ保持部から脱落することが防止される。
また、本発明に係るプロジェクタは、上述した本発明の光源装置を備え、この光源装置から出射された投射光によって投射面上に映像を投射する。
上述したように本発明に係る光源装置およびプロジェクタによれば、固定ネジを使用することなく電源コネクタをランプハウジングに容易かつ確実に固定することができるため、小型化を図り、生産コストを削減することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の光源装置は、例えば液晶プロジェクタに用いられ、液晶表示部に表示された画像をスクリーン等の投射面上に投射するための光源装置である。図1に、本発明に係る光源装置の斜視図を示す。図2に、本発明に係る電源コネクタおよびハウジングベースを説明するための分解斜視図を示す。図3に、本発明に係る電源コネクタおよびコネクタ保持部の斜視図を示す。
図1に示すように、光源装置は、映像を投射するための投射光を出射するランプ2と、このランプ2に電力を供給するための電源コネクタ10と、電源コネクタ10を保持するためのコネクタ保持部5と、ランプ2を保護するためのランプハウジング1とを備えている。
ランプ2としては、例えば高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等が用いられる。
電源コネクタ10は、図2および図3に示すように、ランプ2に電力を供給するための電源ケーブル31と、図示しないプロジェクタ側の内部電源に接続される接続端子である金属製のコンタクト端子7と、このコンタクト端子7を保護するコネクタハウジング6とを有している。
電源ケーブル31は、ケーブル保持部32によってコネクタハウジング6に固定されている。電源ケーブル31は、一端が、コンタクト端子7に電気的に接続されており、他端がランプハウジング1内部でランプ2に電気的に接続されている。コンタクト端子7は、導電性を有する金属材料からなり、コネクタハウジング6の一側面に露出されて固定されている。コネクタハウジング6は、非導電性材料からなり、コンタクト端子7が設けられた側面の反対側の側面側に、電源ケーブル31を保持するケーブル保持部32が設けられている。
電源コネクタ10は、コンタクト端子7が、プロジェクタ側が備える受け側のコネクタ端子に当接されることによって電気的な導通が得られ、プロジェクタ側の内部電源からコンタクト端子7、電源ケーブル31を介してランプ2に電力が供給される。
コネクタ保持部5は、ランプハウジング1に一体に形成されている。ランプハウジング1は、弾性を有する樹脂材料によって形成されており、ランプ2を覆うランプカバー3と、このランプカバー3に組み合わされるハウジングベース8とを有している。
光源装置は、プロジェクタを構成する一部品であり、いわゆるランプ切れや明るさ等が劣化したときにランプ2を交換する際には、このランプハウジング1ごと取り外されて交換される。
上述したように、光源装置は、ランプハウジング1がプロジェクタ内の取り付け部に対して着脱された際に、電源コネクタ10の抜き差し操作の前後においても内部電源との導通状態を良好に確保する必要がある。このため、電源コネクタ10は、プロジェクタ側のコネクタ端子に対してコンタクト端子7を接続操作する際の容易性と確実性との両方の性能を良好に確保することが求められている。このため、電源コネクタ10は、それ自体がある程度だけ遊動可能にするための所定の遊びが確保されている。
以下、光源装置の構成について、図面を参照して更に詳細に説明する。図4に、本発明に係る電源コネクタ10がランプハウジング1のコネクタ保持部5に挿入される状態の正面図を示し、図5に、本発明に係る電源コネクタ10がランプハウジング1のコネクタ保持部5に挿入された状態の断面図を示す。
図2および図3に示すように、電源ケーブル31は、コネクタハウジング6に、図3中の下方から上方に向かって配置されており、この方向は電源コネクタ10(コネクタハウジング6でも同じ)がランプハウジング1のコネクタ保持部5に対して挿入される方向と同一方向にされている。
したがって、図4に示したように、電源ケーブル31は、最終的に途中でほぼ直角に折り曲げられた状態で、コネクタ保持部5に保持される。このように電源ケーブル31が途中でほぼ直角に折り曲げられることによって、電源ケーブル31に応力が加わり、その応力が元の状態、すなわち直線状(曲げがない状態)の初期状態に復帰しようとする復元力が生じる。
すなわち、このように復元力が生じるので、折曲された状態の電源ケーブル31は、バネの作用すなわち弾性力を有している。この弾性力は、電源コネクタ10がコネクタ保持部5内に挿入されて固定された後のランプハウジング1において、ランプハウジング1をプロジェクタから抜き差しするときに、電源ケーブル31に適度な自由度が確保され、かつ適切な力が加わることにより、抜き差し操作を容易にし、さらには接続操作の確実性が向上されている。
電源コネクタ10には、コネクタハウジング6の相対する両側面上に、コネクタ保持部5に係止される係合爪11、12がそれぞれ突設されている。コネクタハウジング6の外周部には、これらの係合爪11、12以外に突起部が存在しておらず、他の側面がほぼ平坦面に形成されている。コネクタハウジング6は、他の側面がほぼ平坦面に形成されることで、外周部に余分な部位が存在しないことを意味しており、電源コネクタ10の外形寸法がほぼ最小にされ、小型化が図られている。
また、コネクタハウジング6の側面からの各係合爪11、12の突出量は、従来の電源コネクタの構成のように突起を固定ネジによって固定する固定構造と異なり、コネクタ保持部5側に係合させるために必要な突出量を確保するだけでよい。したがって、電源コネクタ10は、係合爪11,12による固定構造が、電源コネクタ10の小型化を実現するために好適であり、コネクタハウジング6の形状が大型化することが抑えられている。
また、図3に示すように、係合爪11、12の幅W2は、コネクタハウジング6の側面の幅W1よりも小さく形成されている。係合爪11、12の幅W2がコネクタハウジング6の幅W1と同等以上である場合には、電源コネクタ10を保持するコネクタ保持部5が大きくなってしまうため、ランプハウジング1の小型化が阻害されてしまう。
さらに、各係合爪11、12には、図4に示すように、コネクタ保持部5に対する挿入方向の進入端側の端面、すなわち電源ケーブル31側に臨む側端に、電源ケーブル31側に向かって突出量が次第に小さくなるように傾斜面11a,12aが設けられている。電源コネクタ10は、係合爪11,12に傾斜面11a,12aが設けられることによって、ランプハウジング1のコネクタ保持部5に対する挿入操作が容易にされている。
他方、係合爪11、12は、電源ケーブル31と反対側の端面が、挿脱方向に対してほぼ垂直に形成されており、ランプハウジング1のコネクタ保持部5への挿入後に抜け難い構造にされている。つまり、係合爪11、12は、傾斜面11a,12aと垂直面がそれぞれ形成されることにより、挿入し易くかつ抜き難い機能を実現している。
また、係合爪11、12は、挿入方向に対してコンタクト端子7側よりもコネクタハウジング6の電源ケーブル31側に比較的近い位置に設けられている。各係合爪11、12が、コネクタハウジング6の電源ケーブル31側とは反対側の端面近傍の位置に設けられた場合には、コネクタ保持部5の挿入方向の寸法を大きく形成する必要があり、小型化の阻害や生産コストの増加などの問題が生じる可能性が高くなる。例えばランプハウジング1をプロジェクタ内から挿抜するときのように電源コネクタ10に外力が加わった場合には、係合爪11、12を回動支点として電源コネクタ10が遊動することが予想される。
係合爪11、12が、電源コネクタ10の重心から離れた位置に配置された場合には、比較的小さな外力で電源コネクタ10が大きく動いてしまうため、挿抜時の確実性が損なわれてしまう。したがって、係合爪11、12は、電源コネクタ10の重心に近い位置、すなわち、コネクタハウジング6の電源ケーブル31側の端面に近い位置に設けられるのが適切である。
2つの係合爪11、12は、同一形状に形成されているとともに、挿入方向の軸線に対して対称な形状をなすコネクタハウジング6の対称な位置にそれぞれ設けられており、一組の電源ケーブル31もコネクタハウジング6の対称な位置に設けられているので、一組の電源コネクタ10も左右対称な形状である。したがって、コネクタ保持部5に対して電源コネクタ10を挿入する際に、電源コネクタ10の向き(方向)を特に注意することなく容易かつ確実に組み込むことができる。このため、光源装置によれば、製造工程における組立効率の向上および歩留まりの向上が図られ、生産コストを低減することができる。
ハウジングベース8には、図2に示すように、外周縁近傍に、電源コネクタ10を保持するためのコネクタ保持部5が一体に設けられている。このコネクタ保持部5は、弾性を有する材料によって形成されており、対向する内面上に、一組のレール状のガイド溝21、22がそれぞれ設けられている。
これらのガイド溝21、22の内面上には、開口端近傍に、電源コネクタ10の係合爪11,12に係合される突起23、24がそれぞれ一体に設けられている。コネクタ保持部5の側面の幅W0は、コネクタハウジング6の側面の幅W1とほぼ等しくされている。一方、図3に示すように、ガイド溝21、22の幅W3は、コネクタハウジング6の幅W1よりも狭く、かつ係合爪11、12の幅W2よりも広くされている。このようにガイド溝21、22の幅W3を定めることで、ランプハウジング1の外形を小さくすることができ、ランプハウジング1に挿入された電源コネクタ10に自由度を与え、プロジェクタ内の取り付け部に対するランプハウジング1の挿抜操作を容易に行うことができる。
ガイド溝21、22に設けられた突起23、24の幅W4は、ガイド溝21、22の幅W3よりも狭くされている。これによって、電源コネクタ10がコネクタ保持部5に挿入されるとき、電源コネクタ10とコネクタ保持部5との接触面積が小さくされるため、電源コネクタ10の挿入操作に必要な操作力を低減することができる。
さらに、ガイド溝21、22の内面上に設けられた突起23、24には、コネクタ保持部5に対して挿入される電源コネクタ10の進入端に向かい合う端面に、ガイド溝21,22の内面からの突出量が、挿入方向に向かって次第に大きくなるように傾斜面23a,24aがそれぞれ設けられており、電源コネクタ10との摩擦抵抗を小さくして、挿入操作に必要な力をさらに低減させている。突起23、24は、ガイド溝21、22の開口端近傍に位置されている。
なお、突起23、24の位置を図5中下方に位置させた場合には、電源ケーブル31が干渉して電源コネクタ10を挿入することができなくなり、電源コネクタ10の挿入方向に対する遊びがなくなってしまい、ランプハウジング1をプロジェクタ内に挿入して組み込むときに不都合が生じる可能性が高くなるため、好ましくない。
次に、電源コネクタ10をランプハウジング1に挿入するときの各部の動作について説明する。
電源コネクタ10のコネクタハウジング6がコネクタ保持部5内に挿入されたとき、コネクタハウジング6側の係合爪11、12が、コネクタ保持部5の突起23、24に当接される。この状態からさらに挿入する力を加えて電源コネクタ10を圧入させると、弾性材料からなるコネクタ保持部5が外側に弾性変形して広がり、コネクタハウジング6側の係合爪11、12が突起23,24を乗り越えてガイド溝21、22の内壁に当接され、同時にコネクタ保持部5が元の状態に復帰する。
この一連の動作により、コネクタハウジング6側の係合爪11,12がコネクタ保持部5側の突起23,24にそれぞれ係止され、電源コネクタ10がコネクタ保持部5内に固定される。このとき、コネクタハウジング6を固定するコネクタ保持部5は、ガイド溝21、22の内面の対向間隔が、各係合爪11,12の先端間の距離、すわなち、コネクタハウジング6の両側面間の幅と係合爪11、12の各突出量との合計の距離に等しくされている。したがって、上述した従来の構成のようにコネクタハウジング側の突起を支持するための支持部とネジ穴を設ける空間を確保する必要がないので、コネクタハウジング6だけではなくコネクタ保持部5も小型化することができる。
さらに、コネクタハウジング6をコネクタ保持部5内に取り付けるときは、上述したようにコネクタハウジング6をコネクタ保持部5に対して挿入方向に圧入するだけでよく、固定ネジ等によって固定する必要がないので、ネジ部品の削減、およびネジ締め工程を省くことができるため、取り付け工程を簡素化し生産効率を向上することができ、さらには生産コストの低減に直接的につながる。
上述したように、光源装置によれば、電源コネクタ10がコネクタ保持部5に挿入された際に、コネクタ保持部5の突起23、24に、電源コネクタ10の係合爪11,12がそれぞれ係合されることによって、固定ネジを使用することなく電源コネクタ10をランプハウジング1に容易かつ確実に固定することが可能になるため、装置全体の小型化を図り、生産コストを低減することができる。
次に、以上のように構成された光源装置を備えるプロジェクタについて、簡単に説明する。
プロジェクタは、図示しないが、光源装置と、投射面上に投射させる画像を表示する液晶表示部と、光源装置から出射された光を液晶表示部に導く光路をなす光学系と、液晶表示部から出射された光を投射面上に投射するための投射レンズとを備えて構成されている。
なお、プロジェクタは、液晶表示部を備える構成に限定されるものでなく、例えば、カラーフィルタを有するカラーホイールを介して光源装置から照射された光を反射するためのDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を有する構成にされてもよいことは勿論である。
このようなプロジェクタによれば、小型化が図られた光源装置を備えることによって、プロジェクタ全体の小型化を図ることが可能になり、生産コストの低減を図ることができる。
本発明に係る実施形態の光源装置を示す斜視図である。 電源コネクタおよびハウジングベースを説明するための分解斜視図である。 電源コネクタおよびコネクタ保持部を示す斜視図である。 前記電源コネクタがランプハウジングのコネクタ保持部に挿入される状態を示す正面図である。 前記電源コネクタがランプハウジングのコネクタ保持部に挿入された状態を示す断面図である。 従来の電源コネクタおよびランプハウジングを示す斜視図である。 従来の電源コネクタがランプハウジングに組み込まれる状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ランプハウジング
2 ランプ
3 ランプカバー
4 電源ケーブル
5 コネクタ保持部
6 コネクタハウジング
7 コンタクト端子
8 ハウジングベース
10 電源コネクタ
11,12 係合爪
23,24 突起
31 電源ケーブル
32 ケーブル保持部
111 コネクタ保持部
112 ネジ穴
120 コネクタハウジング
121 保持片
123 コネクタ固定ネジ

Claims (4)

  1. 映像を投射するための投射光を出射するランプと、
    一端が前記ランプに電気的に接続されて前記ランプに電力を供給するための電源ケーブルと、前記電源ケーブルの他端に電気的に接続されて設けられた接続端子と、前記接続端子を保護するコネクタハウジングとを有する電源コネクタと、
    前記ランプを保護するランプハウジングと、
    前記ランプハウジングに設けられ、前記電源コネクタが係合されて前記電源コネクタを保持するためのコネクタ保持部とを備え、
    前記電源ケーブルは、前記電源コネクタが前記コネクタ保持部に保持された状態で、前記電源ケーブルの前記他端側が、前記コネクタ保持部に対する前記電源コネクタの挿入方向と同一方向にされ、前記他端側と前記一端側との間で前記挿入方向とほぼ直角に弾性をもって折り曲げられて固定されていることを特徴とする光源装置。
  2. 前記電源コネクタには、前記コネクタ保持部に係合される一組の係合爪が、前記コネクタハウジングの相対する両側面上にそれぞれ突設され、
    前記コネクタ保持部は、一組の前記係合爪がそれぞれ案内される一組のガイド溝を有し、前記ガイド溝に、前記係合爪に係合される係合部が設けられている請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記係合爪には、前記コネクタ保持部に対する前記電源コネクタの前記挿入方向の端面に、前記コネクタハウジングの側面からの該係合爪の突出量が、前記挿入方向に向かって次第に小さくなるように傾斜面が設けられ、
    前記係合部には、前記電源コネクタの前記挿入方向の進入端に対向する端面に、前記ガイド溝の内面からの突出量が、前記挿入方向に向かって次第に大きくなるように傾斜面が設けられている請求項に記載の光源装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光源装置を備え、前記光源装置から出射された投射光によって投射面上に映像を投射するプロジェクタ。
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