JP3803574B2 - 縦型ブラインド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ハンガーレールを傾斜した状態で窓枠に取着する縦型ブラインドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
縦型ブラインドは、ハンガーレールから多数枚のスラットが同ハンガーレールに対しランナーを介して吊下支持され、同ハンガーレールに沿って移動可能に、かつ回動可能に支持されている。
【0003】
ハンガーレール内にはスラットの移送装置及び角度調節装置が設けられ、ハンガーレールの一端から垂下される操作コードを操作することにより、スラットの引き出しあるいは畳み込み操作と、スラットの角度調節操作が可能である。
【0004】
このような縦型ブラインドの一種類として、図7に示すように、ハンガーレール1が窓の上枠に沿って傾斜した状態で取着され、そのハンガーレール1から多数枚のスラット2が吊下支持されたものがある。
【0005】
この縦型ブラインドのスラット2は、操作装置により例えばハンガーレール1の上部に向かって畳み込み可能に、かつ同位相で角度調節可能に構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような縦型ブラインドでは、各スラットを窓面に沿う方向に回動させた状態、すなわち全閉状態としてスラットを畳み込むとき、図7に示すように、隣り合うスラット2において、上方に位置するスラット2の上端部が下方に位置するスラット2の吊下げフック3に当接し、図8に示すように、やがて上方に位置するスラット2が傾いて、吊下げフック3から脱落するという問題点がある。
【0007】
この発明の目的は、傾斜したハンガーレールからスラットを吊下支持した縦型ブラインドにおいて、スラットの畳み込み操作時にスラットの脱落を未然に防止し得る縦型ブラインドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1では、傾斜したハンガーレールにランナーを移動可能に支持し、前記ランナーからスラットを回動可能に吊下支持し、操作装置の操作により前記ランナーを移動させて前記スラットを引き出し及び畳み込み操作可能とするとともに、前記各スラットを角度調節可能とした縦型ブラインドにおいて、前記各スラットの上端部には、該スラットの側縁と、該スラットより前記ハンガーレールの下端側に位置するスラットの吊下げフックとの引っ掛かりを防止する案内部を設け、前記案内部は、前記ハンガーレールの下端側に位置する下方のスラットの吊下げフックに当接した際に、該吊下げフックを回避するように前記スラットを回動させる。
【0009】
請求項2では、前記スラットを前記吊下げフックに吊下支持するハンガーの両端に前記案内部を設け、該案内部は、前記スラットおよび前記下方のスラットが重なり合う状態となったとき該下方のスラットから離れるように前記ハンガーの両側部が同ハンガーの長板状の面に対して鈍角となる方向に延伸されたものであり、前記下方のスラットの吊下げフックに対し鈍角面で当接する。
【0010】
請求項3では、前記案内部は、前記スラットおよび前記下方のスラットが重なり合う状態となったとき該下方のスラットから離れるように前記スラットの上端両側部が同スラットの面に対して鈍角となる方向に折り曲げられたものであり、前記下方のスラットの吊下げフックに対し鈍角面で当接する。
請求項4では、前記案内部は、前記スラットおよび前記下方のスラットが重なり合う状態となったとき該下方のスラットから離れるように前記スラットの上端両側部に前記スラットの面に対して鈍角となる方向に延伸された案内片を取着したものであり、前記下方のスラットの吊下げフックに対し鈍角面で当接する。
【0011】
請求項5および6では、前記スラットの上端部には、前記ハンガーを挿通する袋縫い部を形成し、前記案内片は前記袋縫い部の開口部を覆うように形成した。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した縦型ブラインドの一実施の形態を図面に従って説明する。なお、前記従来例と同一構成部分は同一符号を付して説明する。
【0013】
図1に示すように、ハンガーレール1は窓の上枠に沿って傾斜した状態で取着され、そのハンガーレール1内にはランナー4が移動可能に支持されている。前記各ランナー4の吊下軸5の下端には吊下げフック3が吊下支持されている。
【0014】
前記吊下げフック3に吊下支持されるスラット2は、例えば合成樹脂膜あるいは厚布で構成され、袋状の上端部にハンガー6が挿通され、そのハンガー6の中央部に形成された掛止め部6aがスラット2の上縁中央部に露出されている。そして、その掛止め部6aが吊下げフック3に掛装されている。
【0015】
従って、各ランナー4から吊下げフック3を介してスラット2が吊下支持されている。
前記ハンガーレール1の上端から第一及び第二の操作コード7,8が吊下支持されている。そして、第一の操作コード7の操作に基づいて、各ランナーがハンガーレール1に沿って移動され、スラット2の引き出し、あるいはハンガーレール1上端部への畳み込み操作が可能である。
【0016】
また、第二の操作コード8の操作に基づいて、各ランナー4に貫通されたスラット駆動軸9が回転されて各ランナー4の吊下軸5が回転され、吊下げフック3を介して各スラット2が同位相で角度調節される。
【0017】
前記ハンガー6は、図2に示すように、長板状に形成され、その両端部はスラット2の端縁から露出されるとともに、一方へ斜めに折り曲げられて、案内片10が形成されている。
【0018】
上記のように構成された縦型ブラインドでは、第一の操作コード7をスラット引き出し方向に操作すれば、ハンガーレール1内において最も下方に位置するランナー4から順次下方に移動して、各スラット2がハンガーレール1に沿って引き出される。
【0019】
そして、各スラット2を引き出した後、第二の操作コード8を操作すると、スラット2が回動されて、採光量の調節が可能となる。
また、第一の操作コード7をスラット畳み込み方向に操作すれば、最も下方に位置するランナー4から順次上方に移動して、各スラット2がハンガーレール1の上端部に畳み込まれる。
【0020】
このとき、スラット2を全閉状態すなわちハンガーレール1に沿う方向に維持した状態でスラット2を畳み込むと、図3に示すように、隣り合う2枚のスラット2において、上方に位置するスラット2の案内片10が下方に位置するスラット2の吊下げフック3に当接する。
【0021】
そして、両スラット2がさらに近接するとき、同図に矢印で示すように、案内片10が吊下げフック3を回避して、やがてスラット2が重なり合う状態となる。従って、スラット2の側縁と吊下げフック3との引っ掛かりが防止される。
【0022】
上記のように構成された縦型ブラインドでは、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)スラット2を畳み込むとき、まず案内片10が吊下げフック3に当接して、その鈍角面により吊下げフック3を回避するようにハンガー6が回動される。(2)案内片10が吊下げフック3を回避するように回動するので、スラット端縁と吊下げフック3との引っ掛かりを防止することができる。
(3)スラット端縁と吊下げフック3との引っ掛かりを防止することができるので、スラット2の吊下げフック3からの脱落を防止することができる。
【0023】
上記実施の形態は、次に示すように変更することもできる。
・前記案内片10は、円弧状に折り曲げてもよい。
・図4に示すように、スラット2をアルミの薄板で構成した場合、そのスラット2の上縁両端部を折り曲げて、案内片11を形成してもよい。
・図5に示すように、スラット2の上縁両端部に前記案内片10に相当する形状の案内部12を取着してもよい。
・図6に示すように、スラット2の上端部にハンガー6を挿通する袋縫い部14を形成した場合、その袋縫い部14の開口縁15を覆うように案内片13を形成する。このような構成により、前記実施の形態で得られた作用効果に加えて、袋縫い部14の開口縁15と吊下げフックとの引っ掛かりを確実に防止することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明は傾斜したハンガーレールからスラットを吊下支持した縦型ブラインドにおいて、スラットの畳み込み操作時にスラットの脱落を未然に防止し得る縦型ブラインドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の縦型ブラインドを示す斜視図である。
【図2】 ハンガーを示す斜視図である。
【図3】 ハンガーの動作を示す説明図である。
【図4】 別例を示す斜視図である。
【図5】 別例を示す斜視図である。
【図6】 別例を示す斜視図である。
【図7】 従来例を示す概略図である。
【図8】 従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ハンガーレール
2 スラット
3 吊下げフック
4 ランナー
7 操作装置(第一の操作コード)
8 操作装置(第二の操作コード)
10,11 案内部(案内片)
12 案内部
Claims (6)
- 傾斜したハンガーレールにランナーを移動可能に支持し、前記ランナーからスラットを回動可能に吊下支持し、操作装置の操作により前記ランナーを移動させて前記スラットを引き出し及び畳み込み操作可能とするとともに、前記各スラットを角度調節可能とした縦型ブラインドにおいて、
前記各スラットの上端部には、該スラットの側縁と、該スラットより前記ハンガーレールの下端側に位置するスラットの吊下げフックとの引っ掛かりを防止する案内部を設け、前記案内部は、前記ハンガーレールの下端側に位置する下方のスラットの吊下げフックに当接した際に、該吊下げフックを回避するように前記スラットを回動させることを特徴とする縦型ブラインド。 - 前記スラットを前記吊下げフックに吊下支持するハンガーの両端に前記案内部を設け、該案内部は、前記スラットおよび前記下方のスラットが重なり合う状態となったとき該下方のスラットから離れるように前記ハンガーの両端部が同ハンガーの長板状の面に対して鈍角となる方向に延伸されたものであり、前記下方のスラットの吊下げフックに対し鈍角面で当接することを特徴とする請求項1記載の縦型ブラインド。
- 前記案内部は、前記スラットおよび前記下方のスラットが重なり合う状態となったとき該下方のスラットから離れるように前記スラットの上端両側部が同スラットの面に対して鈍角となる方向に折り曲げられたものであり、前記下方のスラットの吊下げフックに対し鈍角面で当接することを特徴とする請求項1記載の縦型ブラインド。
- 前記案内部は、前記スラットおよび前記下方のスラットが重なり合う状態となったとき該下方のスラットから離れるように前記スラットの上端両側部に前記スラットの面に対して鈍角となる方向に延伸された案内片を取着したものであり、前記下方のスラットの吊下げフックに対し鈍角面で当接することを特徴とする請求項1記載の縦型ブラインド。
- 前記スラットの上端部には、前記ハンガーを挿通する袋縫い部を形成し、前記案内部を前記袋縫い部の開口部を覆うように形成したことを特徴とする請求項2記載の縦型ブラインド。
- 傾斜したハンガーレールにランナーを移動可能に支持し、前記ランナーからスラットを回動可能に吊下支持し、操作装置の操作により前記ランナーを移動させて前記スラットを引き出し及び畳み込み操作可能とするとともに、前記各スラットを角度調節可能とした縦型ブラインドにおいて、
前記各スラットの上端部には、該スラットの側縁と、該スラットより前記ハンガーレールの下端側に位置するスラットの吊下げフックとの引っ掛かりを防止する案内部を、前記スラットを前記吊下げフックに吊下支持するハンガーの端部に設け、前記案内部は、前記ハンガーレールの下端側に位置する下方のスラットの吊下げフックに当接する案内片であり、
前記スラットの上端部には、前記ハンガーを挿通する袋縫い部を形成し、前記案内片は前記袋縫い部の開口部を覆うように形成したことを特徴とする縦型ブラインド。
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- 2001-12-21 JP JP2001390434A patent/JP3803574B2/ja not_active Expired - Fee Related
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