JP3801816B2 - 自動迂回選択交換システムおよび自動迂回選択交換方法 - Google Patents

自動迂回選択交換システムおよび自動迂回選択交換方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シグナリング(呼制御)手順をもつ自動迂回選択交換システムおよび自動迂回選択交換方法に関し、特に、交換網に接続された経路解決交換機が、該交換網内の各中継交換機に対する複数の固定経路を所定の優先順序をもって保持する固定経路指定テーブルを有し、該固定経路指定テーブルを用いて、受信した発呼が示す着呼先までの経路を自動的に選択し、該経路解決交換機以外に出線経路を持たず、かつ経路解決能力を有しない簡易交換機が、該簡易交換機に接続される端末からの発呼に対する経路選定を該経路解決交換機に代理させる自動迂回選択交換システムおよび自動迂回選択交換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、交換網内に障害等が発生した場合において自動迂回経路を決定して発呼側と着呼側とを確実に接続できるようにしている。この自動迂回経路を生成する方式には、たとえば、自動迂回経路を自動的に計算する方式がある。
【0003】
図13は、自動迂回経路を自動計算する従来の交換システムの概要構成を示すブロック図である。図13に示す交換システムでは、簡易交換機110,113と、経路解決交換機121,142を含む交換網とからなる。交換網は、中継交換機131〜133を有する。簡易交換機110,122は、それぞれ経路解決交換機121,122に直接接続される。経路解決交換機121は、直接接続される簡易交換機110から、簡易交換機113を着呼とする呼設定要求を受信すると、自経路解決交換機121から簡易交換機113に至るまでの一つの最適経路を自動的に計算し、この一つの最適経路を含む呼設定情報を生成して簡易交換機113側に向けて呼設定を試行する。
【0004】
この呼設定が障害等によって失敗した場合には、再度、別の迂回経路を一つ自動計算し、この一つの迂回経路を含む呼設定情報を生成して再度、簡易交換機113側に向けて呼設定を試行する。なお、簡易交換機110,113にはそれぞれ1以上の端末が接続され、簡易交換機110,113は、経路決定にかかる処理を行わず、直接接続される経路解決交換機121,142に、この経路決定にかかる処理を代理させるようにしている。
【0005】
しかし、この迂回経路を自動計算する方式では、最初の最適経路あるいはその後の迂回経路をその都度、計算する必要があるため、時間がかかるとともに経路解決交換機にかかる負荷が大きいという問題点があった。このため、端末が呼設定する際、呼設定情報内に、使用する交換網内の中継経路の候補を複数付加するようにし、障害等が発生した場合に、この中継経路の候補を順次用いるようにして、呼設定を確実に行うようにするものがある。
【0006】
たとえば、図14は、呼設定情報内に中継経路の候補を複数付加して自動迂回経路の決定を行う従来の交換システムの構成を示す図であり、図15は、中継経路の候補を複数付加した呼設定情報の内容の一例を示す図である。図14に示す構成は、図13に示した簡易交換機110,113を端末111,112に代えた構成であり、経路解決交換機121,124は、直接、端末111,112を収容している。
【0007】
図15に示すように、呼設定情報内には、発信端末、着信端末、要求品質情報、呼番号、中継経路131の経路指定、および中継経路132の経路指定等の情報が含まれる。中継経路131の経路指定の内容は、経由数「3」として中継交換機122〜124を経由する経路指定であり、中継経路132の経路指定の内容は、経由数「2」として中継交換機125,124を経由する経路指定である。したがって、この場合、呼設定情報には、二つの経路指定が付加されていることになる。
【0008】
また、上述した問題点を解決するため、経路解決交換機121,124が、それぞれ各着信交換機に至るまでの経由交換機の経路情報を、固定経路情報として保持し、端末あるいは簡易交換機が経路解決交換機に対して経路解決要求が発生した場合に、この固定経路情報を走査して所望の着信交換機に至る経路情報を取得し、この経路情報をもとに呼設定を迅速かつ確実に行うようにするものがある。
【0009】
たとえば、図16は、経路解決交換機が固定経路情報を保持し、この固定経路情報を用いて自動迂回経路の決定を行う従来の交換システムの構成を示す図であり、図17は、経路解決交換機が保持する固定経路情報の内容の一例を示す図である。図16に示す構成は、図13に示した構成と同じであるが、経路解決交換機121,124が固定経路情報を保持し、この固定経路情報をもとに自動迂回経路を決定する点が異なる。
【0010】
図16に示すように、経路解決交換機121の固定経路情報は、各中継交換機122〜125および簡易交換機110,113である着側交換機に対する中継交換機がリストとして記述される。たとえば、中継交換機123を着側交換機とする場合には、中継交換機122→123の順に経路が記述され、簡易交換機113を着側交換機とする場合には、中継交換機122→123→124→113の順に経路(固定経路131)が記述されるとともに、中継交換機125→124→113の順に経路(固定経路132)が記述される。すなわち、簡易交換機113を着側交換機とする場合には、二つの固定経路131,132が記述される。この場合、所定の優先順序をもって、いずれかの固定経路が選択される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、呼設定情報内に中継経路の候補を複数付加して自動迂回経路の決定を行う従来の交換システムでは、呼設定情報内に複数の中継経路の候補を有するが、呼設定情報に付加された中継経路の全てを試行せずに呼設定が成功した場合には、この付加されて試行されない中継経路の候補が呼設定情報とともに中継交換機からなる交換網を経由することになり、中継網の通信容量を圧迫し、中継網の効率的な通信を妨げるという問題点があった。
【0012】
一方、経路解決交換機が各着信交換機に至るまでの経由交換機の経路情報を固定経路情報として保持する従来の交換システムでは、簡易交換機自体が再発呼を行うか否かを決定することができるが、経路解決交換機は、簡易交換機が再発呼を行うか否かを知ることができない。このため、経路解決交換機は、たとえば、固定経路情報の中から優先順位の高い、最初の固定経路情報を用いて呼設定を試行し、この試行した呼設定が失敗した場合でも、この試行した固定経路の情報は保持されない。
【0013】
すなわち、経路解決交換機は、呼設定が失敗した場合、試行した固定経路の情報を保持しないようにしている。したがって、簡易交換機が再発呼を行う場合、経路解決交換機は、再び前回の固定経路を用いた再発呼を優先順位をもとに選択決定して試行することになり、障害等が復旧するまで着呼することができないとともに、繰り返し同じ固定経路を用いた再発呼が行われるため、この同じ固定経路上の中継交換機に対する呼設定負荷が集中し、中継網の効率的使用を妨げるという問題点があった。
【0014】
ところで、このような固定的な優先順位による固定経路の繰り返し使用では、優先順位の高い固定経路が常に選択されるため、この優先順位の高い固定経路における利用可能帯域が小さくなる。たとえば、図18に示す交換システムでは、経路解決交換機150,151間における固定経路R1〜R3の3つの固定経路を有するが、固定経路R1→R2→R3の順序で優先順位が決定されていると、優先順位の高い固定経路R1が常に選択されて呼設定が行われ、呼設定が成功した場合に次々と固定経路R1を用いた回線接続が行われ、この固定経路R1の利用帯域を超えた場合に、次に優先順位の高い固定経路R2が選択される。
【0015】
この結果、たとえば、大容量の帯域を要求する呼設定が要求された場合、固定経路R1を用いた呼設定の要求がその都度、最初に試行され、一方、固定経路R1の利用可能帯域が小さくなっているため、この大容量の帯域を要求する呼のブロック率が高くなるという問題点もあった。
【0016】
すなわち、図19に示す交換システムでは、固定経路R1→R2→R3の順序で優先順位が設定されているが、このような固定経路の優先順位が設定されていると、図19に示すように固定経路R1→R2→R3の順序で各経路の使用可能帯域が減少してしまう場合が発生し、使用可能帯域の小さい固定経路に対する経路選択が繰り返され、この不適切な優先順序の設定によって、上述したブロック率が高くなるという問題点があった。
【0017】
このようなブロック率の悪化等を解決するため、たとえば、経路のコスト値、経路の利用可能帯域、経路のブロック率等の経路のパラメータを用いて、固定経路の優先順位を変更することが可能である。すなわち、交換網の網状況に応じて固定経路の優先順位を適切に変更することが可能である。
【0018】
しかし、このような固定経路の優先順位を交換網の網状況に応じて適切に変更する場合であっても、たとえば、簡易交換機からの最初の発呼要求が失敗し、再発呼を行うまでの間に、固定経路の優先順位が変更される場合、上述したように、経路解決交換機は、試行した固定経路の呼設定状態を記憶しないため、選択の順序が変更され、再発呼による固定経路の再試行時に、同じ固定経路を選択し、重複試行する場合が発生する。
【0019】
たとえば、図20は、コスト値をパラメータとして期間「1」〜「4」の4つの期間に区分しているが、期間「1」において最初の発呼要求を固定経路R1を用いて試行して失敗し、つぎに優先順位の高い固定経路R2を用いて試行してさらに失敗し、その後、期間「2」に移行して再発呼要求が発生した場合、最も優先順位の高い固定経路R2が選択されて試行されるため、固定経路R2が重複試行されることになる。したがって、このような場合においても、交換網に対する通信容量が圧迫されるとともに、ブロック率が高くなるという問題点があった。
【0020】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、固定経路を保持する経路解決交換機に簡易交換機が接続される交換システムにおいて、中継網に対する通信負荷を軽減し、かつ呼設定のブロック率を高めずに確実に着呼することができる自動迂回選択交換システムおよび自動迂回選択交換方法を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかる自動迂回選択交換システムは、交換網に接続され、該交換網内の各中継交換機に対する複数の固定経路を所定の優先順序をもって保持する固定経路テーブルを有し、該固定経路テーブルを用いて、受信した発呼が示す着呼先までの経路を自動的に選択する経路解決交換機と、該経路解決交換機に直接接続され、当該簡易交換機に接続される端末からの発呼に対する経路選定を該経路解決交換機に代理させる簡易交換機と、を備えた自動迂回選択交換システムにおいて、前記簡易交換機は、再発呼回数を保持する保持手段と、前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に再発呼するか否かの条件を設定する設定手段と、前記再発呼回数を付加した呼設定情報を簡易呼設定情報として前記経路解決交換機に送出し、前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に前記保持手段に保持された再発呼回数を更新し、前記設定手段による条件を満足する場合に該更新した再発呼回数を付加した簡易呼設定情報を前記経路解決交換機に送出する簡易呼制御手段と、を備え、前記経路解決交換機は、受信した簡易呼設定情報が示す再発呼回数に対応する前記所定の優先順序の固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出する呼制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、簡易交換機側において保持手段が、再発呼回数を保持し、設定手段が、経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に再発呼するか否かの条件を設定しておく。簡易呼制御手段が、再発呼回数を付加した呼設定情報を簡易呼設定情報として前記経路解決交換機に送出し、前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に前記保持手段に保持された再発呼回数を更新し、前記設定手段による条件を満足する場合に該更新した再発呼回数を付加した簡易呼設定情報を前記経路解決交換機に送出する。一方、前記経路解決交換機側の呼制御手段は、受信した簡易呼設定情報が示す再発呼回数に対応する前記所定の優先順序の固定経路を固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出するようにしている。
【0023】
つぎの発明にかかる自動迂回選択交換システムは、交換網に接続され、該交換網内の各中継交換機に対する複数の固定経路を複数の所定の優先順序をもって保持する固定経路テーブルを有し、該固定経路テーブルを用い、時間に対応させて前記複数の所定の優先順序の中から一つの所定の優先順序を決定し、この決定された所定の優先順序に基づいて、発呼が示す着呼先までの経路を自動的に選択する経路解決交換機と、該経路解決交換機に直接接続され、当該簡易交換機に接続される端末からの発呼に対する経路選定を該経路解決交換機に代理させる簡易交換機と、を備えた自動迂回選択交換システムにおいて、前記簡易交換機は、少なくとも前記経路解決交換機から通知される試行経路番号を保持する保持手段と、前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に再発呼するか否かの条件を設定する設定手段と、前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に該呼解放情報に含まれる試行経路番号を前記保持手段に追加保持させるとともに、前記設定手段による条件を満足する場合に該追加保持された試行経路番号を含む全ての試行経路番号を付加した簡易呼設定情報を前記経路解決交換機に送出する簡易呼制御手段と、を備え、前記経路解決交換機は、受信した簡易呼設定情報が示す試行経路番号を除く他の固定経路を前記所定の優先順序に基づいた固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出するとともに、前記中継呼設定情報による呼設定が失敗した場合に、試行した試行固定経路番号を前記簡易交換機に通知する呼制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、簡易交換機側において保持手段が、少なくとも経路解決交換機から通知される試行経路番号を保持し、設定手段が、前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に再発呼するか否かの条件を設定しておく。簡易呼制御手段は、前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に該呼解放情報に含まれる試行経路番号を前記保持手段に追加保持させるとともに、前記設定手段による条件を満足する場合に該追加保持された試行経路番号を含む全ての試行経路番号を付加した簡易呼設定情報を前記経路解決交換機に送出する。一方、経路解決交換機側の呼制御手段は、受信した簡易呼設定情報が示す試行経路番号を除く他の固定経路を前記所定の優先順序に基づいた固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出するとともに、前記中継呼設定情報による呼設定が失敗した場合に、試行した試行固定経路番号を前記簡易交換機に通知するようにしている。
【0025】
つぎの発明にかかる自動迂回選択交換システムは、上記の発明において、前記経路解決交換機の呼制御手段は、前記中継呼設定情報による呼設定が失敗した場合であって、前記固定経路テーブルから選択した固定経路が最後の固定経路である場合に、全ての固定経路を試行した旨を示す発呼拒否情報を含む呼解放情報を前記簡易交換機に送出し、前記簡易交換機の設定手段は、前記発呼拒否情報を受信した場合に再発呼を中止させる条件を設定し、前記簡易交換機の簡易呼制御手段は、前記発呼拒否情報を含む呼解放情報を受信した場合に、前記条件をもとに再発呼の中止を行うことを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、経路解決交換機の呼制御手段は、中継呼設定情報による呼設定が失敗した場合であって、固定経路テーブルから選択した固定経路が最後の固定経路である場合に、全ての固定経路を試行した旨を示す発呼拒否情報を含む呼解放情報を前記簡易交換機に送出し、簡易交換機の設定手段は、前記発呼拒否情報を受信した場合に再発呼を中止させる条件を設定しておき、簡易交換機の簡易呼制御手段は、前記発呼拒否情報を含む呼解放情報を受信した場合に、前記条件をもとに再発呼の中止を行うようにしている。
【0027】
つぎの発明にかかる自動迂回選択交換方法は、交換網に接続された経路解決交換機が、該交換網内の各中継交換機に対する複数の固定経路を所定の優先順序をもって保持する固定経路テーブルを有し、該固定経路テーブルを用いて、受信した発呼が示す着呼先までの経路を自動的に選択し、該経路解決交換機に直接接続された簡易交換機が、該簡易交換機に接続される端末からの発呼に対する経路選定を該経路解決交換機に代理させる自動迂回選択交換方法において、前記簡易交換機から前記経路解決交換機に対して、初期値の再発呼回数を付加した情報であって経路選定の代理を依頼する情報である簡易呼設定情報を送出する簡易呼設定工程と、前記簡易呼設定情報をもとに所定の優先順位をもつ固定経路を選択し、該選択した固定経路をもつ中継呼設定情報を着呼先に対して送出する中継呼設定工程と、前記中継呼設定工程による呼設定が失敗した場合に、中継呼設定が失敗した旨を示す呼解放情報を前記簡易交換機に通知する通知工程と、前記経路解決交換機から前記中継呼設定情報による呼設定が失敗した旨を示す呼解放情報の通知を受けた場合に、所定の条件をもとに再発呼を行うか否かを判断する再発呼判断工程と、前記再発呼判断工程によって再発呼を行う場合に現在の再発呼回数を更新し、この更新した再発呼回数を付加した簡易呼設定情報を再送出する再簡易呼設定工程と、前記再簡易呼設定工程によって再送出された簡易呼設定に付加した再発呼回数に対応する前記所定の優先順序の固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出する再中継呼設定工程と、を含むことを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、まず、簡易呼設定工程によって、簡易交換機から経路解決交換機に対して、初期値の再発呼回数を付加した情報であって経路選定の代理を依頼する情報である簡易呼設定情報を送出し、中継呼設定工程によって、前記経路解決交換機が、前記簡易呼設定情報をもとに所定の優先順位をもつ固定経路を選択し、該選択した固定経路をもつ中継呼設定情報を着呼先に対して送出し、通知工程によって、前記経路解決交換機が、前記中継呼設定工程による呼設定が失敗した場合に、中継呼設定が失敗した旨を示す呼解放情報を前記簡易交換機に通知し、再発呼判断工程によって、前記簡易交換機が、前記経路解決交換機から前記中継呼設定情報による呼設定が失敗した旨を示す呼解放情報の通知を受けた場合に、所定の条件をもとに再発呼を行うか否かを判断し、再簡易呼設定工程によって、簡易交換機が、前記再発呼判断工程によって再発呼を行う場合に現在の再発呼回数を更新し、この更新した再発呼回数を付加した簡易呼設定情報を再送出し、再中継呼設定工程によって、経路解決交換機が、前記再簡易呼設定工程によって再送出された簡易呼設定に付加した再発呼回数に対応する前記所定の優先順序の固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出するようにしている。
【0029】
つぎの発明にかかる自動迂回選択交換方法は、交換網に接続された経路解決交換機が、該交換網内の各中継交換機に対する複数の固定経路を複数の所定の優先順序をもって保持する固定経路テーブルを有し、該固定経路テーブルを用い、時間に対応させて前記複数の所定の優先順序の中から一つの所定の優先順序を決定し、この決定された所定の優先順序に基づいて、発呼が示す着呼先までの経路を自動的に選択し、該経路解決交換機に直接接続された簡易交換機が、該簡易交換機に接続される端末からの発呼に対する経路選定を該経路解決交換機に代理させる自動迂回選択交換方法において、前記簡易交換機から前記経路解決交換機に対して、経路選定の代理を依頼する簡易呼設定情報を送出する簡易呼設定工程と、前記簡易呼設定情報をもとに所定の優先順位をもつ固定経路を選択し、該選択した固定経路をもつ中継呼設定情報を着呼先に対して送出する中継呼設定工程と、前記中継呼設定工程による中継呼設定が失敗した場合に、該失敗した試行固定経路番号を付加した呼解放情報を前記簡易交換機に通知する通知工程と、前記呼解放情報の通知を受けた場合に、所定の条件をもとに再発呼を行うか否かを判断する再発呼判断工程と、前記再発呼判断工程によって再発呼を行う場合に現在保持している試行固定経路番号に今回通知された試行固定経路番号を追加保持し、該追加保持した試行固定経路番号を含む全ての試行経路番号を付加した簡易呼設定情報を前記経路解決交換機に再送出する再簡易呼設定工程と、前記再簡易呼設定工程によって再送出された簡易呼設定に付加した試行経路番号を除く固定経路の中から、前記所定の優先順序の固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出する再中継呼設定工程と、を含むことを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、まず、簡易呼設定工程によって、簡易交換機から経路解決交換機に対して、経路選定の代理を依頼する簡易呼設定情報を送出し、中継呼設定工程によって、前記経路解決交換機が、前記簡易呼設定情報をもとに所定の優先順位をもつ固定経路を選択し、該選択した固定経路をもつ中継呼設定情報を着呼先に対して送出し、通知工程によって、前記経路解決交換機が、前記中継呼設定工程による中継呼設定が失敗した場合に、該失敗した試行固定経路番号を付加した呼解放情報を前記簡易交換機に通知し、再発呼判断工程によって、前記簡易交換機が、前記呼解放情報の通知を受けた場合に、所定の条件をもとに再発呼を行うか否かを判断し、再簡易呼設定工程によって、前記簡易交換機が、前記再発呼判断工程によって再発呼を行う場合に現在保持している試行固定経路番号に今回通知された試行固定経路番号を追加保持し、該追加保持した試行固定経路番号を含む全ての試行経路番号を付加した簡易呼設定情報を前記経路解決交換機に再送出し、再中継呼設定工程によって、前記経路解決交換機が、前記再簡易呼設定工程によって再送出された簡易呼設定に付加した試行経路番号を除く固定経路の中から、前記所定の優先順序の固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出するようにしている。
【0031】
つぎの発明にかかる自動迂回選択交換方法は、上記の発明において、前記通知工程は、前記中継呼設定工程による中継呼設定が失敗した場合であって、前記固定経路テーブルから選択した固定経路が最後の固定経路である場合に、全ての固定経路を試行した旨を示す発呼拒否情報を含む呼解放情報を前記簡易交換機に送出し、前記再発呼判断工程は、前記発呼拒否情報を含む呼解放情報を受信した場合に再発呼を中止することを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、通知工程において、経路解決交換機は、中継呼設定工程による中継呼設定が失敗した場合であって、固定経路テーブルから選択した固定経路が最後の固定経路である場合に、全ての固定経路を試行した旨を示す発呼拒否情報を含む呼解放情報を前記簡易交換機に送出し、簡易交換機が、端末に対して全固定経路の利用不可を示す発呼拒否情報を含む呼解放情報を送出し、再発呼判断工程において、簡易交換機が、前記発呼拒否情報を含む呼解放情報を受信した場合に再発呼を中止し、簡易交換機から発呼拒否情報を含む呼解放情報を受けた端末は発呼処理が失敗したことを認識するようにしている。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる自動迂回選択交換システムおよび自動迂回選択交換方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0034】
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態1である自動迂回選択交換システムの全体構成を示す図である。図1において、この自動迂回選択交換システムでは、中継交換機41〜49および経路解決交換機31,32からなる中継網を有し、経路解決交換機31,32は、それぞれ簡易交換機11〜13および簡易交換機21〜23を直接接続する。
【0035】
経路解決交換機31は、さらに中継交換機41,44,47に接続され、経路解決交換機32は、中継交換機43,46,49に接続される。中継交換機42は、中継交換機41,43,45を接続し、中継交換機45は、中継交換機42,44,46,48を接続し、中継交換機48は、中継交換機45,47,49を接続する。なお、簡易交換機11〜13,21〜23は、図示しない1以上の端末をそれぞれ接続している。
【0036】
経路解決交換機31,32は、固定経路情報を保持する固定経路テーブルを有し、たとえば経路解決交換機31は、固定経路テーブル50を有する。固定経路テーブル50は、固定経路番号と、各固定経路番号に対応する指定中継交換機かなる固定経路とが保持される。この固定経路テーブル50では、たとえば経路解決交換機31から簡易交換機21に至るまでの固定経路の一部が示され、ここでは、3つの固定経路番号「1」〜「3」にそれぞれ対応する固定経路が示されている。
【0037】
固定経路番号「1」には、指定中継交換機41→42→43→32(経路解決交換機32)→21(簡易交換機21)の固定経路の経路情報が示され、固定経路番号「2」には、指定中継交換機44→45→46→32(経路解決交換機32)→21(簡易交換機21)の固定経路の経路情報が示され、固定経路番号「3」には、指定中継交換機47→48→49→32(経路解決交換機32)→21(簡易交換機21)の固定経路の経路情報が示される。この場合、各固定経路番号「1」〜「3」の値は、固定経路の選択時の優先順位に対応しているが、各固定経路番号と優先順位との関係は、任意に設定変更することができる。たとえば、固定経路番号「2」→「3」→「1」の順に優先順位を設定することができ、その後の時間経過によって、優先順位を変更設定することもできる。
【0038】
簡易交換機11は、この簡易交換機11に接続される図示しない端末から、簡易交換機21を着呼とする呼設定要求を受けると、直接接続される経路解決交換機31に対して簡易呼設定情報51を送出し、中継網を介した呼設定を経路解決交換機31に代理させる。この簡易呼設定情報51には、呼設定要求である旨を示す情報要素、発呼元である簡易交換機11のアドレス「11」を示す発アドレス、着呼先である簡易交換機21のアドレス「21」を示す着アドレス、呼管理番号、帯域等のトラヒック契約情報、ホップ数等の経路選択コスト情報、およびこの実施の形態の特徴である再発呼回数が含まれる。
【0039】
経路解決交換機31は、直接接続する簡易交換機11から簡易呼設定情報51を含む呼設定要求を受けると、簡易呼設定情報51内の再発呼回数の値に対応する優先順位の固定経路を自動的に選択し、この選択した固定経路に対する呼設定を試行する。この場合、再発呼回数の値と同じ値をもつ固定経路番号の固定経路が選択される。この中継網に対する呼設定は、各中継交換機間で順次呼設定を行っていくが、たとえば優先順位の最も高い、固定経路番号「1」に対応する固定経路が選択された場合で、中継交換機42,43間において障害Pが発生した場合、中継交換機42は、中継交換機41に対して呼解放を行い、さらに中継交換機42は、経路解決交換機31に対して呼解放を行う。
【0040】
この呼解放を受けた経路解決交換機31は、固定経路番号「1」に対応する固定経路の試行が失敗したものとして、簡易交換機11に対して呼解放52を行うが、これに対して簡易交換機11が再発呼を行う場合、再発呼回数に「1」を加算する更新を行い、この更新した値の再発呼回数を有する呼設定情報51を含む再発呼要求を経路解決交換機31に対して行う。
【0041】
この再発呼要求を受けた経路解決交換機31は、更新された再発呼回数に対応する固定経路番号、すなわち、つぎの優先順位をもつ固定経路番号「2」に対応する固定経路が選択する。そして、経路解決交換機31は、選択された固定経路に対する呼設定の試行を行う。これによって、経路解決交換機31は、簡易交換機11から再発呼要求があった場合でも、同じ固定経路を選択することがなくなる。
【0042】
図2は、簡易交換機11の詳細構成を示すブロック図である。図2に示すように、簡易交換機11は、呼制御部71を有し、呼制御部71は、図示しない端末からの呼設定要求を受けて、直接接続される経路解決交換機31に対して呼設定要求を行い、経路解決交換機31に中継網に対する中継経路の選択決定を代理させる。
【0043】
また、経路解決交換機31から、簡易交換機11が接続する図示しない端末に対する呼設定要求があれば、この端末に対する呼設定を行う。換言すれば、簡易交換機11は、着呼に至るまでの中継経路の経路情報を全く与えず、中継経路以外のその他の呼設定情報のみを経路解決交換機31に送出するのみで呼設定を行うことができ、その意味で「簡易交換機」である。
【0044】
簡易交換機11は、再発呼選択設定部73を有するとともに、呼制御部71は、再発呼判断部71aを有する。再発呼選択設定部73は、発呼要求あるいは再発呼要求が失敗であった場合に、再発呼を行うか否かの条件を設定し、再発呼判断部71aは、再発呼選択設定部73によって設定された条件に従って再発呼を行うか否かを判断する。
【0045】
なお、呼制御部71は、経路解決交換機31から呼解放52を受けることによって発呼要求あるいは再発呼要求が失敗であることを認識する。再発呼選択設定部73が設定する条件は、たとえば再発呼回数が所定値に達することを条件とし、呼制御部71は、再発呼回数が所定値に達した場合に再発呼を中止し、あるいは所定時間経過後に再発呼を行う制御を行う。この所定値は、たとえば経路解決交換機31が保持する中継経路の数とすることが望ましい。
【0046】
簡易交換機11は、さらに簡易交換機71が接続する図示しない端末毎に再発呼回数を記憶する再発呼回数テーブル72を有する。この再発呼回数テーブル72の値は、初期値を「0」として始めて発呼を行う場合には、再発呼回数を「0」とする発呼要求が経路解決交換機31に送出される。また、再発呼回数テーブル72が記憶する再発呼回数の値は、上述したように再発呼を行う度に、「1」加算する更新を行い、呼制御部71は、再発呼の際、この更新した再発呼回数を簡易呼設定情報51に付加して経路解決交換機31に再発呼要求を行う。
【0047】
図3は、経路解決交換機31の詳細構成を示すブロック図である。図3において、経路解決交換機31は、呼制御部81を有し、呼制御部81は、簡易交換機11からの発呼要求あるいは再発呼要求を受けると、経路選定部81aによって選定された固定経路に対する呼設定を試行するために、中継交換機41,44,47のいずれかに発呼要求を行う。
【0048】
呼制御部81には、上述した固定経路テーブル50が接続され、呼制御部81内の経路選定部81aは、受け付けた発呼要求あるいは再発呼要求内の再発呼回数の値に対応する固定経路番号を固定経路テーブル50から取り出す選択処理を行う。この場合、固定経路番号は、上述したように優先順位および再発呼回数に対応しているため、呼設定に失敗した固定経路を再度試行することはない。
【0049】
ここで、図4に示すフローチャートを参照して、簡易交換機11および経路解決交換機31との間における呼設定処理手順について説明する。図4において、まず、簡易交換機11は、接続される図示しない端末からの呼設定要求があるか否かを判断する(ステップS101)。端末からの呼設定要求があった(ステップS101,YES)場合には、再発呼回数テーブル72から、発呼要求を行った端末に対応する再発呼回数を取得し、再発呼回数を呼設定情報に付加するが、この場合、最初の呼設定であるため、再発呼回数の値は初期値である「0」が設定される(ステップS102)。その後、この再発呼回数が付加された呼設定情報を、直接接続される経路解決交換機31に送出することによって発呼要求を行う(ステップS103)。
【0050】
一方、経路解決交換機31は、簡易交換機11からの呼設定要求があったか否かを判断し(ステップS121)、呼設定要求を受けた(ステップS121,YES)場合には、さらに、呼設定情報内に含まれる再発呼回数および着呼先に応じた固定経路を固定経路テーブル50から選択する(ステップS122)。さらに経路解決交換機31は、この選択した固定経路によって中継網に対する呼設定を試行する(ステップS123)。
【0051】
その後、経路解決交換機31は、ステップS123で試行した固定経路の呼設定が失敗したか否かを中継網からの呼解放を受けたか否かによって判断し(ステップS124)、呼設定が失敗していない(ステップS124,NO)場合には、呼設定完了通知を簡易交換機11に対して送出し(ステップS125)、ステップS121に移行し、呼設定が失敗した(ステップS124,YES)場合には、発呼拒否情報を含む呼解放52の通知を簡易交換機11に対して送出し(ステップS126)、ステップS121に移行する。なお、この場合における発呼拒否情報とは、中継網に対する呼設定が失敗した状態内容、たとえば障害情報や呼設定失敗の理由等の情報である。
【0052】
これに対し、簡易交換機11は、経路解決交換機31からの呼設定完了通知あるいは呼解放52の通知を受けることによって、呼設定が失敗したか否かを判断する(ステップS104)。すなわち、呼解放52の通知を受けた場合に簡易交換機1は、呼設定が失敗であったと判断する。呼設定が失敗でない(ステップS104,NO)場合には、発呼要求を行った端末に対して呼設定完了通知を送出し(ステップS105)、その後の接続処理を行い、ステップS101に移行する。一方、呼設定が失敗であった(ステップS104,YES)場合には、さらに再発呼を行うか否かを、再発呼選択設定部73によって予め設定された条件をもとに判断する(ステップS106)。
【0053】
再発呼を行わない(ステップS106,NO)場合、すなわち再発呼を中止する場合には、端末に対して発呼拒否の通知、すなわち呼解放の通知を行って(ステップS107)、この発呼要求に対する処理を終了し、ステップS101に移行する。これに対し、再発呼を行う(ステップS106,YES)場合には、再発呼回数テーブル72の再発呼回数の値をインクリメントして更新し(ステップS108)、ステップS103に移行する。すなわち、この更新した再発呼回数を付加した呼設定情報を付加した再発呼要求を経路解決交換機31に対して行い、上述した処理を繰り返す。
【0054】
この実施の形態1によれば、経路解決交換機31,32が固定的な優先順位をもつ固定経路を保持して経路選択を行う場合であっても、簡易交換機11〜13,21〜23が再発呼回数を記憶するのみで、再発呼を行う毎に異なる固定経路を選択することができ、呼設定を失敗した固定経路を再度繰り返して試行することがなくなり、中継網に障害等が発生した場合であっても、簡易な構成で自動的に中継経路を迂回して、確実な着呼を迅速に行うことができるとともに、中継網に対する発呼要求に伴う非効率な通信負荷が増大することもなくなる。
【0055】
実施の形態2.
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、再発呼選択設定部73の設定する条件および固定経路の数によって、特に固定経路の数が少なく、条件として設定される再発呼回数の上限値が高い場合には、中継網に対する再発呼時の固定経路が繰り返される可能性があるが、この実施の形態2では、固定経路が複数回選択されるのを有効に防止している。
【0056】
図5は、この発明の実施の形態2である自動迂回選択交換システムの全体構成を示す図である。図5に示す自動迂回選択交換システムの構成は、図1に示した自動迂回選択交換システムにおいて、経路解決交換機31,32が、簡易交換機11〜13,21〜23からの呼設定要求に対して、固定経路テーブル50内に保持する全ての固定経路に対する呼設定が失敗に終わった場合、呼解放の発呼拒否情報内に最後の呼設定処理である旨を通知する構成を有し、その他の構成は、図1に示した自動迂回選択交換システムの構成と同じである。
【0057】
すなわち、経路解決交換機31は、簡易交換機11からの再発呼要求に対し、固定経路テーブル50内の全ての異なる固定経路による呼設定の試行を行い、かつ呼設定が失敗に終わった場合、呼解放52内の発呼拒否情報内に、今回選択した固定経路が「最後」の固定経路であった旨を示す固定経路選択の情報を付加するようにしている。
【0058】
図6は、図5に示した簡易交換機11の詳細構成を示すブロック図である。図6において、再発呼選択設定部73は、再発呼の条件として、経路解決交換機31から、固定経路選択の情報が「最後」であった場合に再発呼を中止することを設定している。また、呼制御部71の再発呼判断部71aは、再発呼選択設定部73の条件によって再発呼を行うか否かを判断する。その他の構成は、図2に示した構成と同じである。
【0059】
図7は、図5に示した経路解決交換機31の詳細構成を示すブロック図である。図7において、呼制御部81は、最終判断部81bをさらに有し、その他の構成は、図3に示した経路解決交換機31と同じである。最終判断部81bは、固定経路テーブル50に保持した固定経路が最後の固定経路であるか否かを判断する。呼制御部81は、最終判断部81bが最後の固定経路であると判断した固定経路の呼設定が失敗した場合、呼解放52の発呼拒否情報内に固定経路選択の情報として「最後」を付加して、簡易交換機11に送出する。
【0060】
ここで、図8に示すフローチャートを参照して、この実施の形態2による、簡易交換機11および経路解決交換機31との間における呼設定処理手順について説明する。図8において、まず、簡易交換機11は、接続される図示しない端末からの呼設定要求があるか否かを判断する(ステップS201)。端末からの呼設定要求があった(ステップS201,YES)場合には、再発呼回数テーブル72から、発呼要求を行った端末に対応する再発呼回数を取得し、再発呼回数を呼設定情報に付加するが、この場合、最初の呼設定であるため、再発呼回数の値は初期値である「0」が設定される(ステップS202)。その後、この再発呼回数が付加された呼設定情報を、直接接続される経路解決交換機31に送出することによって発呼要求を行う(ステップS203)。
【0061】
一方、経路解決交換機31は、簡易交換機11からの呼設定要求があったか否かを判断し(ステップS221)、呼設定要求を受けた(ステップS221,YES)場合には、さらに、呼設定情報内に含まれる再発呼回数および着呼先に応じた固定経路を固定経路テーブル50から選択する(ステップS222)。さらに経路解決交換機31は、この選択した固定経路によって中継網に対する呼設定を試行する(ステップS223)。
【0062】
その後、経路解決交換機31は、ステップS223で試行した固定経路の呼設定が失敗したか否かを中継網からの呼解放を受けたか否かによって判断し(ステップS224)、呼設定が失敗していない(ステップS224,NO)場合には、呼設定完了通知を簡易交換機11に対して送出し(ステップS225)、ステップS221に移行する。一方、呼設定が失敗した(ステップS224,YES)場合には、さらに、今回選択した固定経路が最後の固定経路であるか否かを判断する(ステップS226)。
【0063】
最後の固定経路である(ステップS226,YES)場合には、呼解放52の発呼拒否情報内に、固定経路が最後である旨を示す固定経路選択の情報を付加し(ステップS227)、ステップS228に移行する。最後の固定経路でない(ステップS226,NO)場合には、そのままステップS228に移行し、発呼拒否情報を含む呼解放52の通知を簡易交換機11に対して送出し(ステップS228)、ステップS221に移行する。
【0064】
これに対し、簡易交換機11は、経路解決交換機31からの呼設定完了通知あるいは呼解放52の通知を受けることによって、呼設定が失敗したか否かを判断する(ステップS204)。すなわち、呼解放52の通知を受けた場合に簡易交換機1は、呼設定が失敗であったと判断する。呼設定が失敗でない(ステップS204,NO)場合には、発呼要求を行った端末に対して呼設定完了通知を送出し(ステップS205)、その後の接続処理を行い、ステップS201に移行する。一方、呼設定が失敗であった(ステップS204,YES)場合には、さらに再発呼を行うか否かを、再発呼選択設定部73によって予め設定された条件をもとに判断する(ステップS206)。
【0065】
再発呼を行わない(ステップS206,NO)場合、すなわち再発呼を中止する場合には、端末に対して発呼拒否の通知、すなわち呼解放の通知を行って(ステップS207)、この発呼要求に対する処理を終了し、ステップS201に移行する。これに対し、再発呼を行う(ステップS206,YES)場合には、さらに、固定経路選択の情報として「最後」が付加されているか否かを判断する(ステップS208)。
【0066】
「最後」である(ステップS208,YES)場合には、この発呼要求を中止し、端末に対して、全経路の呼設定が失敗である旨を含む発呼拒否の通知を行い(ステップS209)、ステップS201に移行し、端末からのつぎの発呼要求を待ち受ける。一方、「最後」でない(ステップS208,NO)場合には、再発呼回数テーブル72の再発呼回数の値をインクリメントして更新し(ステップS209)、ステップS203に移行する。すなわち、この更新した再発呼回数を付加した呼設定情報を付加した再発呼要求を経路解決交換機31に対して行い、上述した処理を繰り返す。
【0067】
なお、この実施の形態2では、固定経路選択の情報が「最後」である場合に呼制御部71が再発呼を中止するようにしているが、この再発呼は、簡易交換機11による再発呼を意味し、端末からの再発呼を意味しない。端末の再発呼は、簡易交換機11から、全経路に対する呼設定が失敗した旨を含む発呼拒否の通知を受け取った場合に端末側が行う再発呼である。この端末の再発呼が行われると、簡易交換機11は、再発呼回数を「0」に設定して、上述した処理を繰り返すことになる。
【0068】
この実施の形態2によれば、実施の形態1の作用効果に加えて、経路解決交換機31,32が固定経路の全てに対して呼設定の試行を行い、かつ失敗した場合に、簡易交換機11〜13,21〜23側に、固定経路の選定が最後である旨を通知するようにしているので、簡易交換機11〜13,21〜23側は、この通知によって、呼設定を失敗した固定経路に対する呼設定の再試行を確実に行わないようにすることができる。
【0069】
実施の形態3.
つぎに、この発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態1,2では、いずれも簡易交換機側が再発呼回数を呼設定情報に付加して経路解決交換機側に呼設定要求を行うようにしているが、この実施の形態3では、経路解決交換機側が簡易交換機側に試行した固定経路を知らせ、簡易交換機側が再発呼する場合にこの通知された試行済み経路を経路解決交換機側に通知することによって、経路解決交換機側が、固定経路選択の優先順位が時間によって変更される場合であっても、一度試行した固定経路を選択しないようにしている。
【0070】
図9は、この発明の実施の形態3である自動迂回選択交換システムの全体構成を示す図である。図9に示す自動迂回選択交換システムの構成は、図5に示した自動迂回選択交換システムにおいて、経路解決交換機31,32および簡易交換機11〜13,21〜23の構成が異なるのみで、その他の構成は同じである。
【0071】
経路解決交換機31は、固定経路テーブル60を有し、この固定経路テーブル60には、5つの固定経路番号「1」〜「5」に対応する固定経路を示す指定中継交換機が接続順に記憶されている。さらに、固定経路テーブル60には、固定経路選択のための優先順位をパラメータによって重み付けした値、ここではコスト値を用いて重み付けした合計コスト値を各固定経路選択の基準として記憶される。この合計コスト値は、複数設けられ、使用時間の時間帯に対応する個数の合計コスト値が記憶される。たとえば、固定経路テーブル60では、3つの合計コスト値「(1)」〜「(3)」が設けられており、各合計コスト値はそれぞれ対応する時間帯になった時に適応される。
【0072】
たとえば、固定経路番号「1」に対応する固定経路は、指定中継交換機41→42→43→32(経路解決交換機32)→21(簡易交換機21)であるが、合計コスト値は時間帯によって3つの値を有する。すなわち、合計コスト値「(1)」〜「(3)」の値は、時間帯によって、それぞれ「19」、「22」、「38」の異なる値をもつ。他の固定経路に対しても同様に時間帯に対応して変更される合計コスト値を有する。
【0073】
たとえば、固定経路番号「4」に対応する固定経路の合計コスト値「(1)」は、「22」であり、合計コスト値「(2)」は、「19」であるため、合計コスト値「(1)」に対応する時間帯では、固定経路番号「1」に対応する固定経路の合計コスト値が最も小さな値であるので、固定経路番号「1」の固定経路は、固定経路選択の優先順位が最も高くなり、合計コスト値「(2)」に対応する時間帯では、固定経路番号「4」に対応する固定経路の合計コスト値が最も小さな値であるので、固定経路番号「4」の固定経路は、固定経路選択の優先順位が最も高くなる。このようにして、時間帯毎に、固定経路選択の優先順位を順次変更して、その時間帯で最も最適な経路が選択できるようにしている。
【0074】
簡易交換機11は、発呼要求あるいは再発呼要求を行う場合、再発呼回数と既に再発呼した経路がある場合には試行済み経路番号とを付加した呼設定情報61を生成して経路解決交換機31に送出する。この試行済み経路番号は、発呼要求あるいは再発呼要求に対応した中継網に対する呼設定の試行が失敗した場合に、経路解決交換機31側から通知される。
【0075】
経路解決交換機31は、簡易交換機11からの発呼要求あるいは再発呼要求を受けると、簡易交換機11から通知された試行済み経路番号が示す固定経路を除いた固定経路の中から、その時点の時間帯に対応する合計コスト値が最も小さい、すなわち優先順位が最も高い固定経路を選択し、中継網に対する呼設定を試行する。その後、経路解決交換機31は、呼設定が失敗すると、図9に示すような呼解放62の通知を行う。
【0076】
すなわち、経路解決交換機31は、呼設定を失敗した今回の試行経路番号と未試行固定経路数とを付加した発呼拒否情報を含めた呼解放62を簡易交換機11に通知する。この場合、簡易交換機11は、未試行固定経路数の値が「0」となることによって、実施の形態2における「最後」と同様に、全ての固定経路に対する試行が行われたことを知ることができる。
【0077】
図10は、図9に示した簡易交換機11の詳細構成を示すブロック図である。図10において、再発呼選択設定部73は、再発呼の条件として、経路解決交換機31から通知された未試行固定経路数の値が「0」であった場合に再発呼を中止することを設定している。また、呼制御部71の再発呼判断部71aは、再発呼選択設定部73の条件によって再発呼を行うか否かを判断する。
【0078】
また、簡易交換機11は、再発呼回数テーブル72に対応する試行経路番号テーブル74を有する。この試行経路番号テーブル74は、実施の形態2と同様に、端末毎の再発呼回数を記憶するとともに、経路解決交換機31から通知された今回の試行経路番号を呼解放がある度に追加記憶する。そして、簡易交換機11は、再発呼を行う場合に、試行経路番号テーブル74に記憶されている試行経路番号の全てを取り出し、再発呼要求の呼設定情報に試行済み経路番号として付加する。
【0079】
図11は、図9に示した経路解決交換機31の詳細構成を示すブロック図である。図11において、呼制御部81は、最適経路選定部81cと未試行固定経路数算出部81dとを有する。最適経路選定部81cは、固定経路テーブル60に記憶された固定経路の選択に際し、簡易交換機11から通知された試行済み経路番号が示す固定経路を除いた固定経路の中から、現在の時間帯に対応する合計コスト値の最も小さい固定経路を選択する。
【0080】
この選択された固定経路は、呼設定が失敗した場合に上述した今回の試行経路番号として呼解放62に付加される。また、未試行固定経路数算出部81dは、全ての固定経路数から最適経路選定部81cによって選択された固定経路数を減算する。この減算した値は、呼設定が失敗した場合に上述した未試行固定経路数として呼解放62に付加される。
【0081】
ここで、図12に示すフローチャートを参照して、この実施の形態3による、簡易交換機11および経路解決交換機31との間における呼設定処理手順について説明する。図12において、まず、簡易交換機11は、接続される図示しない端末からの呼設定要求があるか否かを判断する(ステップS301)。端末からの呼設定要求があった(ステップS301,YES)場合には、試行経路番号テーブル74から、発呼要求を行った端末に対応する再発呼回数を取得し、再発呼回数を呼設定情報に付加するが、この場合、最初の呼設定であるため、再発呼回数の値は初期値である「0」が設定される(ステップS302)。その後、この再発呼回数が付加された呼設定情報を、直接接続される経路解決交換機31に送出することによって発呼要求を行う(ステップS303)。
【0082】
一方、経路解決交換機31は、簡易交換機11からの呼設定要求があったか否かを判断し(ステップS321)、呼設定要求を受けた(ステップS321,YES)場合には、さらに、呼設定情報内に含まれる再発呼回数および試行済み経路番号をもとに、既試行経路を除いた固定経路の中から、現時点での時間帯に対応する合計コスト値が最小の値をもつ固定経路を固定経路テーブル60から選択する(ステップS322)。さらに経路解決交換機31は、この選択した固定経路によって中継網に対する呼設定を試行する(ステップS323)。
【0083】
その後、経路解決交換機31は、ステップS323で試行した固定経路の呼設定が失敗したか否かを中継網からの呼解放を受けたか否かによって判断し(ステップS324)、呼設定が失敗していない(ステップS324,NO)場合には、呼設定完了通知を簡易交換機11に対して送出し(ステップS325)、ステップS321に移行する。一方、呼設定が失敗した(ステップS324,YES)場合には、今回選択した固定経路の固定経路番号と未試行固定経路数算出部81dが算出した未試行固定経路数とを含む発呼拒否情報をもつ呼解放62を簡易交換機11に対して通知し(ステップS326)、ステップS321に移行する。
【0084】
これに対し、簡易交換機11は、経路解決交換機31からの呼設定完了通知あるいは呼解放62の通知を受けることによって、呼設定が失敗したか否かを判断する(ステップS304)。すなわち、呼解放62の通知を受けた場合に簡易交換機1は、呼設定が失敗であったと判断する。呼設定が失敗でない(ステップS304,NO)場合には、発呼要求を行った端末に対して呼設定完了通知を送出し(ステップS305)、その後の接続処理を行い、ステップS301に移行する。一方、呼設定が失敗であった(ステップS304,YES)場合には、さらに再発呼を行うか否かを、再発呼選択設定部73によって予め設定された条件をもとに判断する(ステップS306)。
【0085】
再発呼を行わない(ステップS306,NO)場合、すなわち再発呼を中止する場合には、端末に対して発呼拒否の通知、すなわち呼解放の通知を行って(ステップS307)、この発呼要求に対する処理を終了し、ステップS301に移行する。これに対し、再発呼を行う(ステップS306,YES)場合には、さらに、未試行固定経路数が「0」であるか否かを判断する(ステップS308)。「0」である(ステップS308,YES)場合には、この発呼要求を中止し、端末に対して全経路の呼設定が失敗である旨を含む発呼拒否の通知を行い(ステップS309)、ステップS301に移行し、端末からのつぎの発呼要求を待ち受ける。
【0086】
一方、「0」でない(ステップS308,NO)場合には、試行経路番号テーブル74の再発呼回数の値をインクリメントして更新するとともに、通知された今回の試行経路番号を試行経路番号に追加記憶させ、この更新された再発呼回数と、この今回の試行経路番号を含む、これまでの全ての試行経路番号とを付加した呼設定情報を生成し(ステップS310)、ステップS303に移行する。すなわち、この更新した再発呼回数と、全ての試行経路番号とを付加した呼設定情報をもつ再発呼要求を経路解決交換機31に対して行い、上述した処理を繰り返す。
【0087】
なお、この実施の形態3では、未試行固定経路数の値が「0」である場合に呼制御部71が再発呼を中止するようにしているが、この再発呼は、簡易交換機11による再発呼を意味し、端末からの再発呼を意味しない。端末の再発呼は、簡易交換機11から、全経路に対する呼設定が失敗した旨を含む発呼拒否の通知を受け取った場合に、端末側が行う再発呼である。この端末の再発呼が行われると、簡易交換機11は、再発呼回数を「0」に設定して、上述した処理を繰り返すことになる。
【0088】
この実施の形態3によれば、経路解決交換機31,32が試行した固定経路を簡易交換機11〜13,21〜23側に通知し、簡易交換機11〜13,21〜23が再発呼を行う場合に、この通知された固定経路を再発呼の呼設定情報に付加して経路解決交換機31,32に送出するようにしているので、経路解決交換機31,32が固定経路選定を時間帯毎に異なる条件によって選択する場合であっても、既に選択した固定経路を確実に特定することができるため、既に選択した固定経路を再び選択して試行するという事態をなくすことができるとともに、経路解決交換機31,32は、未試行固定経路数を簡易交換機11〜13,21〜23に通知するようにしているので、簡易交換機11〜13,21〜23は、未試行固定経路数が「0」のときに全ての固定経路に対する試行が行われたことを知ることができ、中継網に対する無駄な呼設定を軽減することができ、中継網の通信容量の軽減を防ぐことができる。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、簡易交換機側において保持手段が、再発呼回数を保持し、設定手段が、経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に再発呼するか否かの条件を設定しておく。簡易呼制御手段が、再発呼回数を付加した呼設定情報を簡易呼設定情報として前記経路解決交換機に送出し、前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に前記保持手段に保持された再発呼回数を更新し、前記設定手段による条件を満足する場合に該更新した再発呼回数を付加した簡易呼設定情報を前記経路解決交換機に送出する。一方、前記経路解決交換機側の呼制御手段は、受信した簡易呼設定情報が示す再発呼回数に対応する前記所定の優先順序の固定経路を固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出するようにしているので、再発呼回数に応じた異なる固定経路の選択を簡易な構成によって確実に行って呼のブロック率を低下させることができるとともに、経路解決交換機側が管理する固定経路の選択に対応する呼状態を簡易交換機側で管理するようにしているので、経路解決交換機にかかる負荷が軽減されるという効果を奏する。
【0090】
つぎの発明によれば、簡易交換機側において保持手段が、少なくとも経路解決交換機から通知される試行経路番号を保持し、設定手段が、前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に再発呼するか否かの条件を設定しておく。簡易呼制御手段は、前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に該呼解放情報に含まれる試行経路番号を前記保持手段に追加保持させるとともに、前記設定手段による条件を満足する場合に該追加保持された試行経路番号を含む全ての試行経路番号を付加した簡易呼設定情報を前記経路解決交換機に送出する。一方、経路解決交換機側の呼制御手段は、受信した簡易呼設定情報が示す試行経路番号を除く他の固定経路を前記所定の優先順序に基づいた固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出するとともに、前記中継呼設定情報による呼設定が失敗した場合に、試行した試行固定経路番号を前記簡易交換機に通知するようにしているので、無駄な呼設定の試行が中止され、交換網にかかる通信負荷を軽減することができるという効果を奏する。
【0091】
つぎの発明によれば、経路解決交換機の呼制御手段は、中継呼設定情報による呼設定が失敗した場合であって、固定経路テーブルから選択した固定経路が最後の固定経路である場合に、全ての固定経路を試行した旨を示す発呼拒否情報を含む呼解放情報を前記簡易交換機に送出し、簡易交換機の設定手段は、前記発呼拒否情報を受信した場合に再発呼を中止させる条件を設定しておき、簡易交換機の簡易呼制御手段は、前記発呼拒否情報を含む呼解放情報を受信した場合に、前記条件をもとに再発呼の中止を行うようにしているので、固定経路の優先順位が時間帯によって変更される場合であっても、一度試行した固定経路の再試行を確実に防止することができ、効率的な呼設定試行を行うことができるとともに、無駄な呼設定が軽減されるので中継網にかかる負荷も軽減されるという効果を奏する。
【0092】
つぎの発明によれば、まず、簡易呼設定工程によって、簡易交換機から経路解決交換機に対して、初期値の再発呼回数を付加した情報であって経路選定の代理を依頼する情報である簡易呼設定情報を送出し、中継呼設定工程によって、前記経路解決交換機が、前記簡易呼設定情報をもとに所定の優先順位をもつ固定経路を選択し、該選択した固定経路をもつ中継呼設定情報を着呼先に対して送出し、通知工程によって、前記経路解決交換機が、前記中継呼設定工程による呼設定が失敗した場合に、中継呼設定が失敗した旨を示す呼解放情報を前記簡易交換機に通知し、再発呼判断工程によって、前記簡易交換機が、前記経路解決交換機から前記中継呼設定情報による呼設定が失敗した旨を示す呼解放情報の通知を受けた場合に、所定の条件をもとに再発呼を行うか否かを判断し、再簡易呼設定工程によって、簡易交換機が、前記再発呼判断工程によって再発呼を行う場合に現在の再発呼回数を更新し、この更新した再発呼回数を付加した簡易呼設定情報を再送出し、再中継呼設定工程によって、経路解決交換機が、前記再簡易呼設定工程によって再送出された簡易呼設定に付加した再発呼回数に対応する前記所定の優先順序の固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出するようにしているので、再発呼回数に応じた異なる固定経路の選択を確実に行って呼のブロック率を低下させることができるとともに、経路解決交換機側が管理する固定経路の選択に対応する呼状態を簡易交換機側で管理するようにしているので、経路解決交換機にかかる負荷が軽減されるという効果を奏する。
【0093】
つぎの発明によれば、まず、簡易呼設定工程によって、簡易交換機から経路解決交換機に対して、経路選定の代理を依頼する簡易呼設定情報を送出し、中継呼設定工程によって、前記経路解決交換機が、前記簡易呼設定情報をもとに所定の優先順位をもつ固定経路を選択し、該選択した固定経路をもつ中継呼設定情報を着呼先に対して送出し、通知工程によって、前記経路解決交換機が、前記中継呼設定工程による中継呼設定が失敗した場合に、該失敗した試行固定経路番号を付加した呼解放情報を前記簡易交換機に通知し、再発呼判断工程によって、前記簡易交換機が、前記呼解放情報の通知を受けた場合に、所定の条件をもとに再発呼を行うか否かを判断し、再簡易呼設定工程によって、前記簡易交換機が、前記再発呼判断工程によって再発呼を行う場合に現在保持している試行固定経路番号に今回通知された試行固定経路番号を追加保持し、該追加保持した試行固定経路番号を含む全ての試行経路番号を付加した簡易呼設定情報を前記経路解決交換機に再送出し、再中継呼設定工程によって、前記経路解決交換機が、前記再簡易呼設定工程によって再送出された簡易呼設定に付加した試行経路番号を除く固定経路の中から、前記所定の優先順序の固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出するようにしているので、無駄な呼設定の試行を中止することによって交換網にかかる通信負荷を軽減することができるという効果を奏する。
【0094】
つぎの発明によれば、通知工程において、経路解決交換機は、中継呼設定工程による中継呼設定が失敗した場合であって、固定経路テーブルから選択した固定経路が最後の固定経路である場合に、全ての固定経路を試行した旨を示す発呼拒否情報を含む呼解放情報を前記簡易交換機に送出し、簡易交換機が、端末に対して全固定経路の利用不可を示す発呼拒否情報を含む呼解放情報を送出し、再発呼判断工程において、簡易交換機が、前記発呼拒否情報を含む呼解放情報を受信した場合に再発呼を中止し、簡易交換機から発呼拒否情報を含む呼解放情報を受けた端末は発呼処理が失敗したことを認識するようにしているので、固定経路の優先順位が時間帯によって変更される場合であっても、一度試行した固定経路の再試行を確実に防止することができ、効率的な呼設定試行を行うことができるとともに、無駄な呼設定が軽減されるので中継網にかかる負荷も軽減されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である自動迂回選択交換システムの全体構成を示す図である。
【図2】 図1に示した簡易交換機の詳細構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示した経路解決交換機の詳細構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1である自動迂回選択交換システムの簡易交換と経路解決交換機との間における呼設定処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2である自動迂回選択交換システムの全体構成を示す図である。
【図6】 図5に示した簡易交換機の詳細構成を示すブロック図である。
【図7】 図5に示した経路解決交換機の詳細構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態2である自動迂回選択交換システムの簡易交換と経路解決交換機との間における呼設定処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3である自動迂回選択交換システムの全体構成を示す図である。
【図10】 図9に示した簡易交換機の詳細構成を示すブロック図である。
【図11】 図9に示した経路解決交換機の詳細構成を示すブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態3である自動迂回選択交換システムの簡易交換と経路解決交換機との間における呼設定処理手順を示すフローチャートである。
【図13】 自動迂回経路を自動計算する従来の交換システムの概要構成を示すブロック図である。
【図14】 呼設定情報内に中継経路の候補を複数付加して自動迂回経路の決定を行う従来の交換システムの構成を示す図である。
【図15】 中継経路の候補を複数付加した呼設定情報の内容の一例を示す図である。
【図16】 経路解決交換機が固定経路情報を保持し、この固定経路情報を用いて自動迂回経路の決定を行う従来の交換システムの構成を示す図である。
【図17】 経路解決交換機が保持する固定経路情報の内容の一例を示す図である。
【図18】 固定経路情報を用いた場合における不適切な固定経路選定の一例を示す図である。
【図19】 固定経路情報を用いた場合における不適切な固定経路選定の一例を示す図である。
【図20】 固定経路選定時における優先順位を時間帯毎に変更する従来の交換システムが保持するパラメータの一例を示す図である。
【符号の説明】
11〜13,21〜23 簡易交換機、31,32 経路解決交換機、41〜49 中継交換機、50,60 固定経路テーブル、51,61 呼設定情報、52,62 呼解放、71,81 呼制御部、71a 再発呼判断部、72 再発呼回数テーブル、73 再発呼選択設定部、74 試行経路番号テーブル、81a 経路選定部、81b 最終判断部、81c 最適経路選定部、81d 未試行固定経路算出部。

Claims (6)

  1. 交換網に接続され、該交換網内の各中継交換機に対する複数の固定経路を所定の優先順序をもって保持する固定経路テーブルを有し、該固定経路テーブルを用いて、受信した発呼が示す着呼先までの経路を自動的に選択する経路解決交換機と、該経路解決交換機に直接接続され、当該簡易交換機に接続される端末からの発呼に対する経路選定を該経路解決交換機に代理させる簡易交換機と、を備えた自動迂回選択交換システムにおいて、
    前記簡易交換機は、
    再発呼回数を保持する保持手段と、
    前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に再発呼するか否かの条件を設定する設定手段と、
    前記再発呼回数を付加した呼設定情報を簡易呼設定情報として前記経路解決交換機に送出し、前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に前記保持手段に保持された再発呼回数を更新し、前記設定手段による条件を満足する場合に該更新した再発呼回数を付加した簡易呼設定情報を前記経路解決交換機に送出する簡易呼制御手段と、
    を備え、
    前記経路解決交換機は、
    受信した簡易呼設定情報が示す再発呼回数に対応する前記所定の優先順序の固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出する呼制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動迂回選択交換システム。
  2. 交換網に接続され、該交換網内の各中継交換機に対する複数の固定経路を複数の所定の優先順序をもって保持する固定経路テーブルを有し、該固定経路テーブルを用い、時間に対応させて前記複数の所定の優先順序の中から一つの所定の優先順序を決定し、この決定された所定の優先順序に基づいて、発呼が示す着呼先までの経路を自動的に選択する経路解決交換機と、該経路解決交換機に直接接続され、当該簡易交換機に接続される端末からの発呼に対する経路選定を該経路解決交換機に代理させる簡易交換機と、を備えた自動迂回選択交換システムにおいて、
    前記簡易交換機は、
    少なくとも前記経路解決交換機から通知される試行経路番号を保持する保持手段と、
    前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に再発呼するか否かの条件を設定する設定手段と、
    前記経路解決交換機から呼設定の失敗による呼解放情報を受けた場合に該呼解放情報に含まれる試行経路番号を前記保持手段に追加保持させるとともに、前記設定手段による条件を満足する場合に該追加保持された試行経路番号を含む全ての試行経路番号を付加した簡易呼設定情報を前記経路解決交換機に送出する簡易呼制御手段と、
    を備え、
    前記経路解決交換機は、
    受信した簡易呼設定情報が示す試行経路番号を除く他の固定経路を前記所定の優先順序に基づいた固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出するとともに、前記中継呼設定情報による呼設定が失敗した場合に、試行した試行固定経路番号を前記簡易交換機に通知する呼制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動迂回選択交換システム。
  3. 前記経路解決交換機の呼制御手段は、前記中継呼設定情報による呼設定が失敗した場合であって、前記固定経路テーブルから選択した固定経路が最後の固定経路である場合に、全ての固定経路を試行した旨を示す発呼拒否情報を含む呼解放情報を前記簡易交換機に送出し、前記簡易交換機の設定手段は、前記発呼拒否情報を受信した場合に再発呼を中止させる条件を設定し、前記簡易交換機の簡易呼制御手段は、前記発呼拒否情報を含む呼解放情報を受信した場合に、前記条件をもとに再発呼の中止を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の自動迂回選択交換システム。
  4. 交換網に接続された経路解決交換機が、該交換網内の各中継交換機に対する複数の固定経路を所定の優先順序をもって保持する固定経路テーブルを有し、該固定経路テーブルを用いて、受信した発呼が示す着呼先までの経路を自動的に選択し、該経路解決交換機に直接接続された簡易交換機が、該簡易交換機に接続される端末からの発呼に対する経路選定を該経路解決交換機に代理させる自動迂回選択交換方法において、
    前記簡易交換機から前記経路解決交換機に対して、初期値の再発呼回数を付加した情報であって経路選定の代理を依頼する情報である簡易呼設定情報を送出する簡易呼設定工程と、
    前記簡易呼設定情報をもとに所定の優先順位をもつ固定経路を選択し、該選択した固定経路をもつ中継呼設定情報を着呼先に対して送出する中継呼設定工程と、
    前記中継呼設定工程による呼設定が失敗した場合に、中継呼設定が失敗した旨を示す呼解放情報を前記簡易交換機に通知する通知工程と、
    前記経路解決交換機から前記中継呼設定情報による呼設定が失敗した旨を示す呼解放情報の通知を受けた場合に、所定の条件をもとに再発呼を行うか否かを判断する再発呼判断工程と、
    前記再発呼判断工程によって再発呼を行う場合に現在の再発呼回数を更新し、この更新した再発呼回数を付加した簡易呼設定情報を再送出する再簡易呼設定工程と、
    前記再簡易呼設定工程によって再送出された簡易呼設定に付加した再発呼回数に対応する前記所定の優先順序の固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出する再中継呼設定工程と、
    を含むことを特徴とする自動迂回選択交換方法。
  5. 交換網に接続された経路解決交換機が、該交換網内の各中継交換機に対する複数の固定経路を複数の所定の優先順序をもって保持する固定経路テーブルを有し、該固定経路テーブルを用い、時間に対応させて前記複数の所定の優先順序の中から一つの所定の優先順序を決定し、この決定された所定の優先順序に基づいて、発呼が示す着呼先までの経路を自動的に選択し、該経路解決交換機に直接接続された簡易交換機が、該簡易交換機に接続される端末からの発呼に対する経路選定を該経路解決交換機に代理させる自動迂回選択交換方法において、
    前記簡易交換機から前記経路解決交換機に対して、経路選定の代理を依頼する簡易呼設定情報を送出する簡易呼設定工程と、
    前記簡易呼設定情報をもとに所定の優先順位をもつ固定経路を選択し、該選択した固定経路をもつ中継呼設定情報を着呼先に対して送出する中継呼設定工程と、
    前記中継呼設定工程による中継呼設定が失敗した場合に、該失敗した試行固定経路番号を付加した呼解放情報を前記簡易交換機に通知する通知工程と、
    前記呼解放情報の通知を受けた場合に、所定の条件をもとに再発呼を行うか否かを判断する再発呼判断工程と、
    前記再発呼判断工程によって再発呼を行う場合に現在保持している試行固定経路番号に今回通知された試行固定経路番号を追加保持し、該追加保持した試行固定経路番号を含む全ての試行経路番号を付加した簡易呼設定情報を前記経路解決交換機に再送出する再簡易呼設定工程と、
    前記再簡易呼設定工程によって再送出された簡易呼設定に付加した試行経路番号を除く固定経路の中から、前記所定の優先順序の固定経路を前記固定経路テーブルから選択し、該選択した固定経路をもとに前記簡易呼設定情報が示す着呼先に対して中継呼設定情報を作成して送出する再中継呼設定工程と、
    を含むことを特徴とする自動迂回選択交換方法。
  6. 前記通知工程は、前記中継呼設定工程による中継呼設定が失敗した場合であって、前記固定経路テーブルから選択した固定経路が最後の固定経路である場合に、全ての固定経路を試行した旨を示す発呼拒否情報を含む呼解放情報を前記簡易交換機に送出し、前記再発呼判断工程は、前記発呼拒否情報を含む呼解放情報を受信した場合に再発呼を中止することを特徴とする請求項4または5に記載の自動迂回選択交換方法。
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