JP3799607B2 - 情報配信システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報配信システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、例えば、ストリーミング配信において、パケット情報を効率良く作成することによって、パケット化に伴うオーバーヘッドの低減を図るようにした情報配信システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネットなどのようなIP(Internet Protocol)ネットワークを利用したストリーミング配信を行うための規格としてRTP(Real-Time Transport Protocol:RFC(Request for Comments)1889)がある。通常、RTPを用いるためには、送出しようとするメディアデータ(例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)1 video ISO/IEC(International Organization For Standardization /International Electrotechnical Commission)11172-2)をRTP形式に変換する必要がある。
【0003】
図1は、従来のストリーミング配信を行う送出装置の構成例を示す図である。
【0004】
記憶部1には、予めメディアデータファイル11が記憶されており、そのメディアデータファイル11をストリーミング配信する場合、パケタイザ2に出力される。パケタイザ2は、記憶部1から入力されたメディアデータファイル11から、パケットロスを考慮した情報をヘッダ情報に含ませてRTP形式にパケット化し、さらに多重化しつつ、逐次、RTPパケット送出部3に出力する。RTPパケット送出部3は、パケタイザ2から入力されるRTPパケットを送出(配信)する。
【0005】
このように、図1に示した送出装置においては、メディアデータファイル11が、オンザフライ(on the fly)で、RTPパケットに変換されつつ送出(配信)される。
【0006】
しかしながら、図1に示した送出装置の場合、ストリーミング配信時にメディアデータからRTPパケットに変換されるため、オンデマンド型のストリーミング配信には不向きであった。
【0007】
そこで、オンデマンド型のストリーミング配信には、図2に示すような送出装置が利用される。図2において、図1と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0008】
パケタイザ2は、記憶部1から入力されたメディアデータファイル11をRTP形式にパケット化するとともに、そのパケット情報を予め作成し、パケット情報を付加したメディアデータファイル(以下、パケット情報付きメディアデータファイルと称する)12を記憶部1に記憶させる。パケット情報付きメディアデータファイル12には、パケタイズ後のデータそのものを保持させることができる。パケット情報には、元のオーディオデータあるいはビデオトラックを参照することで、どの程度の大きさのパケットに区切るか、またそのときのRTPヘッダ情報をどのような情報にするかといった情報が含まれる。
【0009】
RTPパケット送出部3は、ストリーミング配信する場合、記憶部1に記憶されているパケット情報付きメディアデータファイル12のパケット情報を参照することで、RTPパケットを送出(配信)する。
【0010】
このように、図2に示した送出装置の場合、予め、メディアデータファイル11からRTPパケットに変換されるため、RTP形式に変換する時間を短縮することができる。従って、オンデマンド型のストリーミング配信に好適である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図2に示した送出装置の場合、ストリーミング配信するか否かに拘わらず、全てのメディアデータファイル11に関してRTPパケット(すなわち、パケット情報付きメディアデータファイル12)を予め作成しておく必要があった。
【0012】
またRTPパケットは、ストリームデータの先頭位置から順に作成する必要があるため、効率的ではなく、さらに作成されたRTPパケットを部分的に削除することができなかった。
【0013】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、パケット情報を効率良く作成するとともに、パケット化に伴うオーバヘッドの低減を図ることができ、また必要に応じてパケット情報を削除することができるようにするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報配信システムは、情報処理装置が、情報端末装置からデータの第1の区間の配信が指示された場合、送信データ生成に関する管理情報である、第1の区間のデータの送信データ生成に関する第1の管理情報を作成する作成手段と、作成手段により作成された第1の管理情報を記憶する記憶手段と、作成手段により作成された第1の管理情報に基づいて、データから第1の区間の送信用データを生成する生成手段と、生成手段により生成された第1の区間の送信用データを情報端末装置に配信する配信手段と、情報端末装置からさらにデータの第2の区間の配信が指示された場合、記憶手段に記憶されている管理情報を検索する検索手段とを備え、検索手段により前記第2の区間のうちの一部の区間のデータの送信データ生成に関する管理情報が検索されなかった場合、作成手段は、検索されなかった区間のデータの送信データ生成に関する第2の管理情報を新たに作成し、記憶手段は、作成手段により作成された第2の管理情報を記憶し、生成手段は、第1および第2の管理情報に基づいて、第2の区間の送信用データを生成し、配信手段は、生成手段により生成された第2の区間の送信用データを情報端末装置に配信し、情報端末装置が、情報処理装置に対し、データの配信を指示する指示手段と、指示手段に応じて情報処理装置から配信されてくる送信用データを受信する受信手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の情報処理装置は、情報端末装置からデータの第1の区間の配信が指示された場合、送信データ生成に関する管理情報である、第1の区間のデータの送信データ生成に関する第1の管理情報を作成する作成手段と、作成手段により作成された第1の管理情報を記憶する記憶手段と、作成手段により作成された第1の管理情報に基づいて、データから第1の区間の送信用データを生成する生成手段と、生成手段により生成された第1の区間の送信用データを情報端末装置に配信する配信手段と、情報端末装置からさらにデータの第2の区間の配信が指示された場合、記憶手段に記憶されている管理情報を検索する検索手段とを備え、検索手段により第2の区間のうちの一部の区間のデータの送信データ生成に関する管理情報が検索されなかった場合、作成手段は、検索されなかった区間のデータの送信データ生成に関する第2の管理情報を新たに作成し、記憶手段は、作成手段により作成された第2の管理情報を記憶し、生成手段は、第1および第2の管理情報に基づいて、第2の区間の送信用データを生成し、配信手段は、生成手段により生成された第2の区間の送信用データを情報端末装置に配信することを特徴とする。
【0018】
管理情報には、データに関する時刻情報が含まれている。
【0019】
管理情報には、データに対するアクセス情報が含まれ、情報端末装置からデータの配信が指示された場合、アクセス情報を更新する更新手段をさらに設けるようにすることができる。
【0020】
アクセス情報に基づいて、管理情報を削除する削除手段をさらに設けるようにすることができる。
【0021】
本発明の情報処理方法は、情報端末装置からデータの第1の区間の配信が指示された場合、送信データ生成に関する管理情報である、第1の区間のデータの送信データ生成に関する第1の管理情報を作成する作成ステップと、作成ステップの処理により作成された第1の管理情報を記憶する記憶ステップと、作成ステップの処理により作成された第1の管理情報に基づいて、データから第1の区間の送信用データを生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成された第1の区間の送信用データを情報端末装置に配信する配信ステップと、情報端末装置からさらにデータの第2の区間の配信が指示された場合、記憶ステップの処理により記憶された管理情報を検索する検索ステップとを含み、検索ステップの処理により第2の区間のうちの一部の区間のデータの送信データ生成に関する管理情報が検索されなかった場合、作成ステップは、検索されなかった区間のデータの送信データ生成に関する第2の管理情報を新たに作成し、記憶ステップは、作成ステップの処理により作成された第2の管理情報を記憶し、生成ステップは、第1および第2の情報に基づいて、第2の区間の送信用データを生成し、配信ステップは、生成ステップの処理により生成された第2の区間の送信用データを情報端末装置に配信することを特徴とする。
【0022】
本発明の記録媒体に記録されているプログラムは、情報端末装置からデータの第1の区間の配信が指示された場合、送信データ生成に関する管理情報である、第1の区間のデータの送信データ生成に関する第1の管理情報を作成する作成ステップと、作成ステップの処理により作成された第1の管理情報を記憶する記憶ステップと、作成ステップの処理により作成された第1の管理情報に基づいて、データから第1の区間の送信用データを生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成された第1の区間の送信用データを情報端末装置に配信する配信ステップと、情報端末装置からさらにデータの第2の区間の配信が指示された場合、記憶ステップの処理により記憶された管理情報を検索する検索ステップとを含み、検索ステップの処理により第2の区間のうちの一部の区間のデータの送信データ生成に関する管理情報が検索されなかった場合、作成ステップは、検索されなかった区間のデータの送信データ生成に関する第2の管理情報を新たに作成し、記憶ステップは、作成ステップの処理により作成された第2の管理情報を記憶し、生成ステップは、第1および第2の情報に基づいて、第2の区間の送信用データを生成し、配信ステップは、生成ステップの処理により生成された第2の区間の送信用データを情報端末装置に配信することを特徴とする。
【0023】
本発明のプログラムは、情報端末装置からデータの第1の区間の配信が指示された場合、送信データ生成に関する管理情報である、第1の区間のデータの送信データ生成に関する第1の管理情報を作成する作成ステップと、作成ステップの処理により作成された第1の管理情報を記憶する記憶ステップと、作成ステップの処理により作成された第1の管理情報に基づいて、データから第1の区間の送信用データを生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成された第1の区間の送信用データを情報端末装置に配信する配信ステップと、情報端末装置からさらにデータの第2の区間の配信が指示された場合、記憶ステップの処理により記憶された管理情報を検索する検索ステップとを含み、検索ステップの処理により第2の区間のうちの一部の区間のデータの送信データ生成に関する管理情報が検索されなかった場合、作成ステップは、検索されなかった区間のデータの送信データ生成に関する第2の管理情報を新たに作成し、記憶ステップは、作成ステップの処理により作成された第2の管理情報を記憶し、生成ステップは、第1および第2の情報に基づいて、第2の区間の送信用データを生成し、配信ステップは、生成ステップの処理により生成された第2の区間の送信用データを情報端末装置に配信することを特徴とする。
【0024】
本発明の情報配信システムにおいては、情報端末装置からデータの配信が指示された場合、情報処理装置で、送信データ生成に関する管理情報が作成され、その管理情報に基づいて送信用データが生成され、配信される。そして情報端末装置からさらにデータの配信が指示された場合、管理情報が検索され、指示されたデータの管理情報が検索されなかった場合、新たに管理情報が作成される。
【0025】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、情報端末装置からデータの配信が指示された場合、送信データ生成に関する管理情報が作成され、その管理情報に基づいて送信用データが生成され、配信される。そして情報端末装置からさらにデータの配信が指示された場合、管理情報が検索され、指示されたデータの管理情報が検索されなかった場合、新たに管理情報が作成される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0027】
図3は、本発明を適用したストリーミング配信システムの構成例を示す図である。このストリーミング配信システムにおいては、インターネットなどのネットワーク22に、ストリーミング配信サーバ21およびユーザ端末装置23が接続されている。
【0028】
ストリーミング配信サーバ21は、コンピュータであって、そのCPU(Central Processing Unit)31(図4)がサーバプログラムに基づいて、後述する処理を実行する。例えば、ストリーミング配信サーバ21は、ハードディスクドライブ(HDD)39に様々なメディアデータを記憶させ、ユーザ端末装置23からネットワーク22を介して所定のメディアデータのストリーミング配信が要求された場合、対応するメディアデータを読み出し、RTPパケットを生成し、ネットワーク22を介して配信する。
【0029】
ユーザ端末装置23は、例えば、デジタル携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、あるいはパーソナルコンピュータなどにより構成され、ネットワーク22を介してストリーミング配信サーバ21にアクセスし、メディアデータの配信を要求し、その要求に基づいて配信されてくるメディアデータを受信する。ユーザ端末装置23は、受信したメディアデータを再生し、ユーザに視聴させる。
【0030】
ネットワーク22は、公衆回線網、移動体無線通信網、ローカルエリアネットワーク、またはインターネットなどのネットワーク、デジタル衛星放送といった、有線または無線のいずれでもよい。
【0031】
図3に示したストリーミング配信システムの例では、ユーザ端末装置23を1つしか図示していないが、勿論、多数のユーザ端末装置が接続されることは言うまでもない。
【0032】
図4は、ストリーミング配信サーバ21の構成例を示すブロック図である。なお、図示は省略するが、ユーザ端末装置23も同様に構成される。
【0033】
CPU31は、ROM(Read Only Memory)32に記憶されているサーバプログラム、またはハードディスクドライブ39からRAM(Random Access Memory)33にロードされたサーバプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM33にはまた、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0034】
CPU31、ROM32、およびRAM33は、バス34を介して相互に接続されている。このバス34にはまた、入出力インターフェース35も接続されている。
【0035】
入出力インターフェース35には、ボタン、スイッチ、キーボードあるいはマウスなどで構成される入力部36、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ、並びにスピーカなどで構成される出力部37、モデムやターミナルアダプタなどで構成される通信部38、およびハードディスクドライブ39が接続されている。通信部38は、ネットワーク22を介して通信処理を行う。ハードディスクドライブ39には、サーバプログラムの他、メディアデータ、およびメディアデータに基づいて作成されたRTP情報がデータベース化されて格納されている。
【0036】
入出力インターフェース35にはまた、必要に応じてドライブ40が接続され、磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、あるいは半導体メモリ44などが適宜装着され、そこから読み出されたコンピュータプログラム(サーバプログラムなど)が、必要に応じてハードディスクドライブ39にインストールされる。
【0037】
図5は、ストリーミング配信サーバ21にインストールされて実行される、サーバプログラムの機能を説明する図である。
【0038】
ハードディスクドライブ39には、複数のメディアデータを記憶するメディアファイル記憶部61、および、メディアデータに基づいて作成されたRTP情報ファイル(その詳細は図6を用いて後述する)を記憶するRTP情報ファイル記憶部62が設けられている。なお、メディアデータとRTP情報ファイルは、参照(ポインタ)情報などによってリンクされている。
【0039】
RTSP(Real Time Streaming Protocol:RFC2326)送受信部51は、ユーザ端末装置23とのネットワーク22を介したRTSPの情報の送受信を制御する。
【0040】
例えば、ユーザ端末装置23からネットワーク22を介して、RTSPのDESCRIBEメソッドが送信(発行)されてきた場合、RTSP送受信部51は、DESCRIBEメソッドに応じて、所望のメディアデータに関する情報をSDP(Session Description Protocol:RFC2327)として返信する。
【0041】
また例えば、SDPを受信したユーザ端末装置23からネットワーク22を介して、RTSPのSETUPメソッドが送信されてきた場合、RTSP送受信部51は、SETUPメソッドに応じて、RTP送出部52にパケット送出準備を行わせる。SETUPメソッドには、ユーザ端末装置23がメディアデータを受信するためのUDP(User Datagram Protocol )ポートに関する情報などが含まれている。
【0042】
さらにまた例えば、RTP送出部52のセットアップ終了後、ユーザ端末装置23からネットワーク22を介して、RTSPのPLAYメソッド(再生要求コマンド)が送信されてきた場合、RTSP送受信部51は、PLAYメソッドをRTP送出部52に供給する。
【0043】
RTP送出部52は、RTSP送受信部51から供給されるSETUPメソッドに含まれるUDPポートに関する情報に基づいて、ユーザ端末装置23へパケット送出するためのセットアップを行う。
【0044】
またRTP送出部52は、RTSP送受信部51から供給されるPLAYメソッドに応じて、ハードディスクドライブ39のRTP情報ファイル記憶部62を参照し、所望のRTP情報ファイルを検索する。
【0045】
所望のRTP情報ファイルが検索された場合、RTP送出部52は、パケタイザ53を制御し、検索されたRTP情報ファイルに基づいて、メディアファイル記憶部61に記憶されている複数のメディアデータから所望のメディアデータを読み出させ、RTPパケットを生成させる。
【0046】
所望のRTP情報ファイルが検索されなかった場合、RTP送出部52は、パケタイザ53を制御し、メディアファイル記憶部61に記憶されている複数のメディアデータから所望のメディアデータを読み出させ、読み出したメディアデータからRTP情報ファイルを作成させ、ハードディスクドライブ39のRTP情報ファイル記憶部62に記憶させるとともに、作成されたRTP情報ファイルに基づいてRTPパケットを生成させる。
【0047】
RTP送出部52は、パケタイザ53により生成されたRTPパケットを、ネットワーク22を介してユーザ端末装置23に送出(配信)する。
【0048】
図6は、ユーザ端末装置23からのPLAYメソッドに応じて、ストリーミング配信サーバ21がRTP情報ファイルを作成する処理を説明するための図である。同図における横軸は、時刻(時間軸)で表わされている。ここでは、複数のユーザ(図6の例の場合、ユーザA乃至ユーザC)が、メディアファイル記憶部61に記憶されているメディアデータ71に対して、PLAYメソッド(再生)を要求した場合について説明する。なお、100分(min)からなるメディアデータ71は、ユーザによって1度もアクセスされておらず、RTP情報ファイルは未だ作成されていないものとする。
【0049】
例えば、ユーザAが、メディアデータ71のうち、区間T1(0乃至20分)のデータのPLAYメソッドを要求した場合、ストリーミング配信サーバ21のRTSP送受信部51は、RTP送出部52を制御し、RTP情報ファイル記憶部62から、PLAYメソッドに対応するRTP情報ファイルを検索させる。RTP送出部52は、所望のRTP情報を検索することができないため、パケタイザ53を制御し、メディアファイル記憶部61に記憶されている、区間T1のメディアデータ71を読み出させ、読み出したメディアデータ71からRTP情報ファイル72−1を作成させ、RTP情報ファイル記憶部62に記憶させるとともに、作成されたRTP情報ファイル72−1に基づいてRTPパケットを生成させる。これにより、RTP送出部52は、パケタイザ53により生成された区間T1のメディアデータ71のRTPパケットを、ユーザAの端末に送信することができる。
【0050】
また例えば、ユーザBが、メディアデータ71のうち、区間T2(60乃至75分)のデータのPLAYメソッドを要求した場合、RTSP送受信部51は、RTP送出部52を制御し、RTP情報ファイル記憶部62から、PLAYメソッドに対応するRTP情報ファイルを検索させる。RTP送出部52は、所望のRTP情報を検索することができないため、パケタイザ53を制御し、区間T2のメディアデータ71からRTP情報ファイル72−2を作成させ、RTP情報ファイル記憶部62に記憶させるとともに、作成されたRTP情報ファイル72−2に基づいてRTPパケットを生成させる。これにより、RTP送出部52は、パケタイザ53により生成された区間T2のメディアデータ71のRTPパケットを、ユーザBの端末に送信することができる。
【0051】
さらにまた例えば、ユーザCが、メディアデータ71のうち、区間T3(15乃至50分)のデータのPLAYメソッドを要求した場合、RTSP送受信部51は、RTP送出部52を制御し、RTP情報ファイル記憶部62から、PLAYメソッドに対応するRTP情報ファイルを検索させる。
【0052】
いまの場合、上述したユーザAからのアクセスによって、0乃至20分の区間のメディアデータ71のRTP情報ファイル72−1が既に作成されているため、RTP情報ファイル72−1が検索される。そして、RTP送出部52は、検索されたRTP情報ファイル72−1に基づいて、15乃至20分の区間のメディアデータ71のRTPパケットを生成させる。しかしながら、20乃至50分の区間のメディアデータ71のRTP情報ファイルは未だ作成されていないため、RTP送出部52は、パケタイザ71を制御し、20乃至50分の区間のメディアデータ71からRTP情報ファイル72−3を作成させ、RTP情報ファイル記憶部62に記憶させるとともに、作成されたRTP情報ファイル72−3に基づいてRTPパケットを生成させる。これにより、RTP送出部52は、パケタイザ53により生成された区間T3のメディアデータ71のRTPパケットを、ユーザCの端末に送信することができる。
【0053】
このように、ユーザ(ユーザ端末装置23)からのPLAYメソッドに応じて、1つのメディアデータ71から複数のRTP情報ファイル72−1乃至72−3が作成され、RTP情報ファイル記憶部62に記憶される。これにより、RTPパケット送出時には、記憶されているRTP情報ファイル72−1乃至72−3を参照することができ、RTPパケットを効率的に生成して送信することができる。
【0054】
図7は、図6の処理によって作成されたRTP情報ファイル72−1乃至72−3の詳細な構成例を示す図である。同図に示されるように、RTP情報ファイル72−1乃至72−3は、それぞれ、ファイル名、開始時刻、終了時刻、作成中フラグ、アクセス情報、前のファイル名、次のファイル名、および複数のRTPパケットからなる情報が記録されている。また各RTPパケットには、RTPヘッダ、メディアデータ内開始位置、およびメディアデータ内終了位置からなる情報が記録されている。
【0055】
ファイル名は、RTP情報ファイルに付される名称であり、例えば、「メディアデータのファイル名+開始時刻」とすることでユニークに命名することができる。開始時刻および終了時刻は、メディアデータ内における時刻を表わしている。作成中フラグは、RTP情報ファイルが作成中である場合、“1”に設定され、作成が終了されると“0”に戻される。アクセス情報は、このRTP情報ファイルにアクセスされる毎に1ずつインクリメントされるカウンタ情報を表わしている。前のファイル名は、現在のRTP情報ファイルの前のRTP情報ファイルのファイル名を表わし、次のファイル名は、現在のRTP情報ファイルの後のRTP情報ファイルのファイル名を表わしている。
【0056】
RTPパケットは、メディアデータのPLAYメソッドにより指定される開始時刻および終了時刻のフレーム区間に生成された所定長のデータを表わしている。RTPヘッダは、生成されたRTPパケットに含まれるタイムスタンプを表わしている。メディアデータ内開始時刻およびメディアデータ内終了時刻は、メディアデータのPLAYメソッドにより指定されるフレーム区間内における時刻を表わしている。
【0057】
図7の例の場合、RTP情報ファイル72−1のファイル名には、例えば、“Movie1.mpg.000000”、開始時刻には“0分”、終了時刻には“20分”、作成中フラグには“0”、アクセス情報には“2”(上述した図6の処理によりユーザAおよびユーザCがアクセスしたため)、前のファイル名には“0,No、または存在せず”など、次のファイル名には“Movie1.mpg.000020”(RTP情報ファイル72−3のファイル名)が記録される。また、RTPパケット#1のメディアデータ内開始位置には“0パケット”、メディアデータ内終了位置には“10パケット”、RTPパケット#2のメディアデータ内開始位置には“11パケット”、メディアデータ内終了位置には“20パケット”・・・が記録される。
【0058】
RTP情報ファイル72−3のファイル名には、例えば、“Movie1.mpg.000020”、開始時刻には“20分”、終了時刻には“50分”、作成中フラグには“0”、アクセス情報には“1”(上述した図6の処理によりユーザCがアクセスしたため)、前のファイル名には“Movie1.mpg.000000”(RTP情報ファイル72−1のファイル名)、次のファイル名には“Movie1.mpg.000060”(RTP情報ファイル72−2のファイル名)が記録される。また、RTPパケット#1のメディアデータ内開始位置には“0パケット”、メディアデータ内終了位置には“10パケット”、RTPパケット#2のメディアデータ内開始位置には“11パケット”、メディアデータ内終了位置には“20パケット”・・・が記録される。
【0059】
RTP情報ファイル72−2のファイル名には、例えば、“Movie1.mpg.000060”、開始時刻には“60分”、終了時刻には“75分”、作成中フラグには“0”、アクセス情報には“1”(上述した図6の処理によりユーザBがアクセスしたため)、前のファイル名には“Movie1.mpg.000020”(RTP情報ファイル72−3のファイル名)、次のファイル名には“0,No、または存在せず”などが記録される。また、RTPパケット#1のメディアデータ内開始位置には“0パケット”、メディアデータ内終了位置には“10パケット”、RTPパケット#2のメディアデータ内開始位置には“11パケット”、メディアデータ内終了位置には“20パケット”・・・が記録される。
【0060】
このように、RTP情報ファイル72−1乃至72−3の各RTPパケットには、メディアデータへのポインタ情報(メディアデータ内開始位置およびメディアデータ内終了位置)のみを含ませ、実データを保持しないようにすることで、ファイル容量を極力抑えることができる。
【0061】
また、RTP情報ファイル72−1乃至72−3は、それぞれ相互にリンクされているため、次に説明するパケット送出処理において、効率的にRTP情報ファイルを検索することができる。
【0062】
次に、図8のフローチャートを参照して、ストリーミング配信サーバ21が実行するパケット送出処理について説明する。なお、この処理(スレッド)は、ストリーミング配信サーバ21が、ネットワーク22を介してユーザ端末装置23からPLAYメソッドを受け取ったときに開始される。
【0063】
RTSP送受信部51は、ユーザ端末装置23から受け取ったPLAYメソッドをRTP送出部52に供給する。RTP送出部52は、ステップS1において、RTSP送受信部51から供給されたPLAYメソッドに応じて、ハードディスクドライブ39のRTP情報ファイル記憶部62を参照し、所望のRTP情報ファイルを検索する。
【0064】
ここで、図9のフローチャートを参照して、RTP情報ファイルの検索処理について詳細に説明する。なお、この処理は、ストリーミング配信サーバ21が、ネットワーク22を介してユーザ端末装置23からPLAYメソッドを受け取った際に、そのPLAYメソッドに含まれる、ストリーミング対象となるメディアデータのファイル名および開始時刻を検索キーとして開始される。
【0065】
ステップS21において、RTP送出部52は、ストリーミング対象となるメディアデータに対するロック(例えば、鍵)を取得する。ここでロックとは、RTP情報ファイルの追加、削除、またはRTP情報ファイルを検索する場合などに必要となる情報である。いまの場合、図6で上述したように、1つのメディアデータ71から生成された複数のRTP情報ファイル72−1乃至72−3に対して全てロックをかけるためにステップS21の処理が実行される。
【0066】
ステップS22において、RTP送出部52は、ハードディスクドライブ39のRTP情報ファイル記憶部62に記憶されているRTP情報ファイルのうち、ストリーミングの対象となるメディアデータ71(図6)に対するRTP情報ファイル(いまの例の場合、RTP情報ファイル72−1)を選択する。ステップS23において、RTP送出部52は、ストリーミング対象となるメディアデータに対するRTP情報ファイルが存在しないか否かを判定し、所望のRTP情報ファイルが存在しないと判定した場合、ステップS24に進む。これに対して、ステップS23において、所望のRTP情報ファイルが存在すると判定された場合、ステップS25に進み、RTP送出部52は、検索処理終了の指示があったか否かを判定し、検索処理終了の指示があったと判定した場合、ステップS24に進む。
【0067】
ステップS24において、RTP送出部52は、戻り値として“検索エラー”を設定する。ここで設定される検索エラーとしては、例えば、“ファイルなし検索エラー”、“ファイルあり検索エラー”、または“強制終了検索エラー”などである。
【0068】
ステップS25において、検索処理終了の指示がないと判定された場合、ステップS26に進み、RTP送出部52は、RTP情報ファイル内に所望のRTP情報が存在するか否かを判定し、所望のRTP情報が存在すると判定した場合、ステップS27に進み、戻り値としてRTP情報を設定する。
【0069】
ステップS26において、RTP情報ファイル内に所望のRTP情報が存在しないと判定された場合、ステップS22に戻り、対象となるメディアデータに対する次のRTP情報ファイル(いまの場合、RTP情報ファイル72−3)が選択され、上述した処理が繰り返し実行される。次のRTP情報ファイルは、現在選択されているRTP情報ファイル72−1の次のファイル名(すなわち、RTP情報ファイル72−3のファイル名(Movie1.mpg.000020))を取得することにより選択される。
【0070】
ステップS24またはS27の処理の後、ステップS28,S29において、RTP送出部52は、ロックを開放し、戻り値を呼び出し側(パケット送出処理)に返す。その後、処理は図8のステップS2にリターンする。
【0071】
ステップS2において、RTP送出部52は、所望のRTP情報ファイルが検索されたか否か、すなわち、図9のステップS29の処理により返された戻り値にRTP情報が設定されているか否かを判定し、RTP情報ファイルが検索されたと判定した場合、ステップS9に進む。ステップS9において、RTP送出部52は、検索されたRTP情報ファイル内に含まれるアクセス情報を更新(1だけインクリメント)するとともに、パケタイザ53を制御し、検索されたRTP情報ファイルに基づいて、RTPパケットを生成させる。
【0072】
ステップS2において、RTP情報ファイルが検索されなかったと判定された場合、ステップS3に進み、RTP送出部52は、パケット送出処理を終了するか否か、すなわち、全てのRTP情報ファイルを検索したか否かを判定し、パケット送出処理を終了すると判定した場合、処理を終了する。
【0073】
ステップS3において、パケット送出処理を終了しない、すなわち、未だ検索していないRTP情報ファイルがあると判定された場合、ステップS4に進み、RTP送出部52は、RTP情報ファイルを追加するべきか否かを確認する。
【0074】
ここで、図10のフローチャートを参照して、RTP情報ファイル追加確認処理について詳細に説明する。なお、この処理は、RTP情報ファイルを検索した結果、所望のRTP情報ファイルが検索されなかったと判定された場合に開始される。
【0075】
ステップS41において、RTP送出部52は、次のRTP情報ファイルが存在するか否か、すなわち、現在選択されているRTP情報ファイル72−1の次のファイル名で示されるRTP情報ファイル72−3がRTP情報ファイル記憶部62に存在するか否かを判定し、次のRTP情報ファイルが存在すると判定した場合、ステップS42に進み、次のRTP情報ファイルに関するRTP情報の中から開始時刻(いまの場合、20分)を取得する。
【0076】
ステップS43において、RTP送出部52は、ステップS42の処理で取得した次のRTP情報ファイルの開始時刻が現在のRTP情報ファイルの終了時刻(いまの場合、20分)とは連続していないか否か(非連続であるか否か)を判定し、次のRTP情報ファイルが現在のRTP情報ファイルと非連続であると判定した場合、ステップS44に進み、戻り値を“真”に設定する。これにより、図11のフローチャートを用いて後述する処理において、新規のRTP情報ファイルが作成される。
【0077】
ステップS43において、次のRTP情報ファイルが現在のRTP情報ファイルと非連続ではない(すなわち連続している)と判定された場合、ステップS45に進み、RTP送出部52は、次のRTP情報ファイルが作成中であるか否か、すなわち、次のRTP情報ファイルの作成中フラグが“1”であるか否かを判定する。
【0078】
ステップS45において、次のRTP情報ファイルが作成中であると判定された場合、ステップS46に進み、RTP送出部52は、戻り値を“偽”に設定する。ここで、次のRTP情報ファイルが作成中であるということは、現在、RTP情報ファイルが作成中であるために、上述した図8のステップS1の処理で検索に失敗した恐れがあるからである。従って、作成中である場合、戻り値が“偽”に設定されることにより、後述する処理において新規にRTP情報ファイルは作成されず、この作成中のRTP情報ファイルからRTP情報が取得されるまで処理がブロックされる。
【0079】
ステップS45において、次のRTP情報ファイルが作成中ではない、すなわち、作成中フラグが“0”であると判定された場合、または、ステップS41において、次のRTP情報ファイルが存在しないと判定された場合(図8のステップS3の処理と矛盾するため)、ステップS47に進み、RTP送出部52は、エラーと判断し、処理を終了する。
【0080】
ステップS44またはS46の処理の後、ステップS48において、RTP送出部52は、戻り値を呼び出し側(パケット送出処理)に返し、処理は図8のステップS5にリターンする。
【0081】
ステップS5において、RTP送出部52は、RTP情報ファイルを追加すべきか否か、すなわち、図10のステップS48の処理により返される戻り値が“真”であるか否かを判定し、RTP情報を追加すべきではない(戻り値が“偽”である)と判定した場合、ステップS8に進む。これに対して、RTP情報を追加すべきである(戻り値が“真”である)と判定された場合、ステップS6に進み、RTP送出部52は、RTP情報ファイルを作成し、ハードディスクドライブ39に追加する。
【0082】
ここで、図11のフローチャートを参照して、RTP情報ファイルの作成および追加処理の詳細について説明する。なお、この処理は、所望のRTP情報ファイルが検索されず、新規にRTP情報ファイルを追加すべきであると判定された場合に開始される。
【0083】
ステップS61において、RTP送出部52は、ストリーミング対象となるメディアデータに対するロックを取得し、ステップS62において、フレーム先頭位置を取得する。これは、開始時刻がフレームの先頭位置にアラインしていない場合、フレームの先頭位置にアラインするように開始時刻を変更するために取得されるものである。例えば、フレームが1秒毎に定義されている場合において、ユーザ端末装置23からのメディアデータの開始時刻が10.5秒に指定された場合、フレームの先頭位置は11秒に指定し直される。
【0084】
ステップS63において、RTP送出部52は、新規にRTP情報ファイルを作成する。具体的には、図12に示されるような、RTP情報ファイルのテンプレート81(図12の例の場合、領域A乃至領域Hに区切られたファイル)を用意し、領域Aにファイル名を設定(記録)して、RTP情報ファイルを作成する。
【0085】
ここでRTP情報ファイルのファイル名は、例えば、「メディアデータのファイル名+開始時刻」とすることでユニークに命名することができる。例えば、メディアデータのファイル名が“movei1.mpg”で開始時刻が“00時00分00秒”の場合、ファイル名は“movei1.mpg.000000”に命名され、また開始時刻が“00時00分10秒”の場合、ファイル名は“movei1.mpg.000010”に命名される。なお、ファイル名の命名は、RTP情報ファイルを一意に特定することができるような識別情報(ID)などでもよく、これに限られるものではない。
【0086】
ステップS64において、RTP送出部52は、新規RTP情報ファイルの領域Bに開始時刻、領域Dに作成中フラグ=1、および領域Eにアクセス情報cnt=1を設定(記録)する。このように、RTP情報ファイルに作成中フラグを設定することにより、上述した図10のステップS45の処理において、RTP情報ファイルが作成中であるか否かを確認することができる。
【0087】
ステップS65において、RTP送出部52は、前後のRTP情報ファイル内のリンク情報を更新することによってファイルを追加する。すなわち、新規RTP情報ファイルの領域Fに前のファイル名、および領域Gに次のファイル名が設定(追加)される。ステップS66において、RTP送出部52は、ロックの開放処理を行い、処理は図8のステップS7にリターンする。
【0088】
ステップS7において、RTP送出部52は、パケタイザ53を制御し、パケタイザスレッド(処理)を実行させる。
【0089】
ここで、図13のフローチャートを参照して、パケタイザ処理について詳細に説明する。なお、この処理は、図11の処理(図8のステップS6の処理)により新規に作成されたRTP情報ファイルがパケタイザ53に入力された場合に開始される。
【0090】
ステップS71において、パケタイザ53は、入力された新規RTP情報ファイルに含まれる開始時刻に基づいて、メディアデータ内のパケタイズ開始位置に移動する。ここで、例えば、開始時刻がフレームの先頭(MPEG Videoの場合、GOP(Group of Pictures)の先頭、MPEG Audioの場合、AAU(Audio Access Unit)の先頭)位置にアラインしていない場合、フレームの先頭位置へのアラインが行われる。
【0091】
ステップS72において、パケタイザ53は、ステップS71の処理で移動されたパケタイズ開始位置からメディアデータを読み込み、ステップS73において、RTPパケットを生成する。生成されたRTPパケットは、RTP情報ファイルの領域H(図12)に追加される。ステップS74において、パケタイザ53は、パケタイザ処理を終了するか否か、すなわち、パケタイザ処理の終了フラグが設定され、かつ、メディアデータが次のフレームの開始位置に達したか否かを判定し、パケタイザ処理を終了しないと判定した場合、ステップS72に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
【0092】
そして、ステップS74において、パケタイザ処理を終了すると判定された場合、ステップS75に進み、RTP送出部52は、RTP情報ファイルの作成中フラグを0に戻し、RTP情報ファイルへの書き込みが終了したことを設定する。その後、処理は図8のステップS8にリターンする。
【0093】
このように、パケタイザ処理は、1つのRTP情報ファイルに基づいて、必ずフレームの先頭位置から始まり、フレームの任意の位置で終了することになる。
【0094】
ステップS8において、RTP送出部52は、RTP情報ファイルが作成されたか否かを判定し、RTP情報ファイルが作成されたと判定されるまでブロック(待機)する。そして、RTP情報ファイルが作成されたと判定された場合、ステップS10に進み、RTP送出部52は、パケタイザ53により生成されたRTPパケットを、ネットワーク22を介してユーザ端末装置23に送出(配信)する。
【0095】
ステップS11において、RTP送出部52は、パケット送出処理を終了するか否か、すなわち、図14のフローチャートを用いて後述するように、メディアデータ停止処理によりパケット送出処理が停止したか否かを判定し、未だパケット送出処理を終了しないと判定した場合、ステップS1に戻り、次の時刻におけるRTP情報ファイルの検索処理を実行させ、それ以降の処理を繰り返す。
【0096】
ステップS11において、パケット送出処理を終了すると判定された場合、処理は終了される。
【0097】
以上のように、ストリーミング配信サーバ21は、ユーザ端末装置23からのPLAYメソッドを受け取った場合に上述したパケット送出処理を実行し、まず、対応するRTP情報ファイルを検索する。RTP情報ファイルが検索された場合、そのRTP情報ファイルに基づいて、RTPパケットが生成される。一方、対応するRTP情報ファイルが検索されなかった場合、新規にRTP情報ファイルが作成され、そのRTP情報ファイルに基づいて、RTPパケットが生成される。すなわち、1つのメディアデータに対し、必要に応じてインクリメンタルに複数のRTP情報ファイルが作成されることにより、RTPパケット送出時、作成されたRTP情報ファイルが参照され、効率良くRTPパケットが送出される。付言すれば、無駄にRTP情報ファイルを保持する必要がなくなり、パケット化に伴うオーバヘッドの低減を図ることができる。
【0098】
次に、図14のフローチャートを参照して、ストリームデータ配信の停止処理について説明する。なお、この処理は、ユーザ端末装置23からネットワーク22を介してストリーミング配信サーバ21のストリーミング中のURI(Uniform Resource Identifier)に対し、例えば、PAUSEメソッドまたはTEARDOWNメソッドが発行された場合に開始される。
【0099】
RTSP送受信部51は、ユーザ端末装置23から受け取ったPAUSEメソッドまたはTEARDOWNメソッドをRTP送出部52に供給する。RTP送出部52は、ステップS81において、図8を用いて上述したようなパケット送出スレッドが存在するか否か、すなわち、パケット送出中であるか否かを判定し、パケット送出スレッドが存在すると判定した場合、ステップS82に進み、パケット送出スレッドを停止させる。なお、このステップS82の処理には、パケット送出スレッドに対して停止フラグが設定され、パケット送出スレッドが終了するまで待機するといった処理が含まれる。
【0100】
ステップS81において、パケット送出スレッドが存在しない(パケット送出中ではない)と判定された場合、ステップS82の処理はスキップされ、ステップS83に進む。
【0101】
ステップS83において、RTP送出部52は、パケタイザ53を監視し、現在ストリーミング中のセッションに対して動作しているパケタイザスレッドが存在するか否かを判定する。この場合、同じメディアデータに対し、他のユーザからの要求によりストリーミングが行われているパケタイザスレッドは該当しない。従って、パケタイザスレッドが存在するということは、ストリーミング配信サーバ21が、現在、図13を用いて上述したようなパケタイザ処理を行いながら、同時にストリーミングも行っていることを表わしている。
【0102】
ステップS83において、パケタイザスレッドが存在すると判定された場合、ステップS84に進み、RTP送出部52は、パケタイザ53を制御し、パケット送出スレッドを停止させる。なお、このステップS84の処理には、パケタイザスレッドに対して停止フラグが設定され、パケタイザスレッドが終了するまで待機するといった処理が含まれる。
【0103】
ステップS83において、パケタイザスレッドが存在しないと判定された場合、ステップS84の処理はスキップされ、処理は終了される。
【0104】
このように、ストリーミング配信サーバ21は、ユーザ端末装置23からのPAUSEメソッドまたはTEARDOWNメソッドを受け取った場合に上述したストリームデータ配信の停止処理を実行し、迅速に、ストリーミング配信を停止させることができる。
【0105】
次に、図15のフローチャートを参照して、RTP情報ファイルの削除処理について説明する。なお、この処理は、所定時間毎、ハードディスクドライブ39のディスク残量が少なくなった場合、あるいは、ストリーミング配信サーバ21の管理者によって削除が指示された場合などに応じて開始される。
【0106】
ステップS91において、RTP送出部52は、ハードディスクドライブ39に記憶されているRTP情報を選択する。ステップS92において、RTP送出部52は、ステップS91の処理で選択されたRTP情報ファイル内のアクセス情報を参照し、ステップS93において、アクセス情報が所定値(例えば、10)以下であるか否かを判定する。
【0107】
ステップS93において、選択したRTP情報ファイル内のアクセス情報が所定値以下であると判定された場合、ステップS94に進み、RTP送出部52は、そのRTP情報ファイルをハードディスクドライブ39から削除する。ステップS93において、所定値以下ではない(例えば、11以上である)と判定された場合、ステップS94の処理はスキップされる。
【0108】
ステップS95において、RTP送出部52は、削除処理を終了するか否か、すなわち、ハードディスクドライブ39に記憶されている全てのRTP情報ファイルを選択し、各アクセス情報を参照したか否かを判定し、未だ選択していないRTP情報ファイルがあると判定した場合、ステップS91に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
【0109】
そして、ステップS95において、ハードディスクドライブ39に記憶されている全てのRTP情報ファイルを選択し、各アクセス情報を参照したと判定された場合、処理は終了される。
【0110】
上述したように、RTP情報ファイル内のアクセス情報は、メディアデータへアクセスされる毎にインクリメントされるようになされているため、必要に応じて図15を用いて説明した削除処理を実行することによって、アクセス頻度の少ない(図15のステップS93の処理における所定値以下の)RTP情報ファイルは、削除される。
【0111】
従って、以上においては、1つのメディアデータに対し、必要に応じてインクリメンタルに複数のRTP情報ファイルが作成されるとともに、アクセス頻度の少ないファイルは、必要に応じて削除することができるので、無駄なRTP情報ファイルを保持せずに済む。
【0112】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0113】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを記録する記録媒体は、図4に示されるように、磁気ディスク41(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク42(CD-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク43(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリ44などよりなるパッケージメディア、または、プログラムが一時的もしくは永続的に記録されるROM32やハードディスクドライブ39などにより構成される。記録媒体へのプログラムの記録は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースを介して、公衆回線網、ローカルエリアネットワーク、またはインターネットなどのネットワーク22、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
【0114】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0115】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0116】
【発明の効果】
以上のように、第1の本発明によれば、効率良くストリーミングデータを配信することができる。
【0117】
また第1の本発明によれば、効率良くパケット情報を作成し、そのパケット情報に基づいて、効率良くストリーミングデータを配信することができる。
【0118】
第2の本発明によれば、効率良くパケット情報を作成することができる。
【0119】
また第2の本発明によれば、効率良くパケット情報を作成するとともに、パケット化に伴うオーバヘッドの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のストリーミング配信を行う送出装置の構成例を示す図である。
【図2】従来のストリーミング配信を行う他の送出装置の構成例を示す図である。
【図3】本発明を適用したストリーミング配信システムの構成例を示す図である。
【図4】ストリーミング配信サーバの構成例を示すブロック図である。
【図5】ストリーミング配信サーバにインストールされて実行される、サーバプログラムの機能を説明する図である。
【図6】 RTP情報ファイルを作成する処理を説明する図である。
【図7】 RTP情報ファイルの詳細な構成例を示す図である。
【図8】パケット送出処理を説明するフローチャートである。
【図9】図8のステップS1の詳細な処理を説明するフローチャートである。
【図10】図8のステップS4の詳細な処理を説明するフローチャートである。
【図11】図8のステップS6の詳細な処理を説明するフローチャートである。
【図12】 RTP情報ファイルのテンプレートの一例を示す図である。
【図13】図8のステップS7の詳細な処理を説明するフローチャートである。
【図14】ストリームデータ配信の停止処理を説明するフローチャートである。
【図15】 RTP情報ファイルの削除処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
21 ストリーミング配信サーバ, 22 ネットワーク, 23 ユーザ端末装置, 31 CPU, 32 ROM, 33 RAM, 39 ハードディスクドライブ, 51 RTSP送受信部, 52 RTP送出部, 53 パケタイザ, 61 メディアファイル記憶部, 62 RTP情報ファイル記憶部
Claims (8)
- ネットワークを介して、情報処理装置から情報端末装置にデータを配信する情報配信システムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記情報端末装置から前記データの第1の区間の配信が指示された場合、送信データ生成に関する管理情報である、前記第1の区間のデータの送信データ生成に関する第1の管理情報を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された前記第1の管理情報を記憶する記憶手段と、
前記作成手段により作成された前記第1の管理情報に基づいて、前記データから前記第1の区間の送信用データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記第1の区間の送信用データを前記情報端末装置に配信する配信手段と、
前記情報端末装置からさらに前記データの第2の区間の配信が指示された場合、前記記憶手段に記憶されている管理情報を検索する検索手段と
を備え、
前記検索手段により前記第2の区間のうちの一部の区間のデータの送信データ生成に関する管理情報が検索されなかった場合、前記作成手段は、検索されなかった区間のデータの送信データ生成に関する第2の管理情報を新たに作成し、
前記記憶手段は、前記作成手段により作成された前記第2の管理情報を記憶し、
前記生成手段は、前記第1および第2の管理情報に基づいて、前記第2の区間の送信用データを生成し、
前記配信手段は、前記生成手段により生成された前記第2の区間の送信用データを前記情報端末装置に配信し、
前記情報端末装置は、
前記情報処理装置に対し、前記データの配信を指示する指示手段と、
前記指示手段に応じて前記情報処理装置から配信されてくる前記送信用データを受信する受信手段と
を備えることを特徴とする情報配信システム。 - ネットワークを介して、情報処理端末装置にデータを配信する情報処理装置において、
前記情報端末装置から前記データの第1の区間の配信が指示された場合、送信データ生成に関する管理情報である、前記第1の区間のデータの送信データ生成に関する第1の管理情報を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された前記第1の管理情報を記憶する記憶手段と、
前記作成手段により作成された前記第1の管理情報に基づいて、前記データから前記第1の区間の送信用データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記第1の区間の送信用データを前記情報端末装置に配信する配信手段と、
前記情報端末装置からさらに前記データの第2の区間の配信が指示された場合、前記記憶手段に記憶されている管理情報を検索する検索手段と
を備え、
前記検索手段により前記第2の区間のうちの一部の区間のデータの送信データ生成に関する管理情報が検索されなかった場合、前記作成手段は、検索されなかった区間のデータの送信データ生成に関する第2の管理情報を新たに作成し、
前記記憶手段は、前記作成手段により作成された前記第2の管理情報を記憶し、
前記生成手段は、前記第1および第2の管理情報に基づいて、前記第2の区間の送信用データを生成し、
前記配信手段は、前記生成手段により生成された前記第2の区間の送信用データを前記情報端末装置に配信する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記管理情報は、前記データに関する時刻情報を含む
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記管理情報は、前記データに対するアクセス情報を含み、
前記情報端末装置から前記データの配信が指示された場合、前記アクセス情報を更新する更新手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記アクセス情報に基づいて、前記管理情報を削除する削除手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - ネットワークを介して、情報処理端末装置にデータを配信する情報処理装置の情報処理方法において、
前記情報端末装置から前記データの第1の区間の配信が指示された場合、送信データ生成に関する管理情報である、前記第1の区間のデータの送信データ生成に関する第1の管理情報を作成する作成ステップと、
前記作成ステップの処理により作成された前記第1の管理情報を記憶する記憶ステップと、
前記作成ステップの処理により作成された前記第1の管理情報に基づいて、前記データから前記第1の区間の送信用データを生成する生成ステップと、
前記生成ステップの処理により生成された前記第1の区間の送信用データを前記情報端末装置に配信する配信ステップと、
前記情報端末装置からさらに前記データの第2の区間の配信が指示された場合、前記記憶ステップの処理により記憶された管理情報を検索する検索ステップと
を含み、
前記検索ステップの処理により前記第2の区間のうちの一部の区間のデータの送信データ生成に関する管理情報が検索されなかった場合、前記作成ステップは、検索されなかった区間のデータの送信データ生成に関する第2の管理情報を新たに作成し、
前記記憶ステップは、前記作成ステップの処理により作成された前記第2の管理情報を記憶し、
前記生成ステップは、前記第1および第2の管理情報に基づいて、前記第2の区間の送信用データを生成し、
前記配信ステップは、前記生成ステップの処理により生成された前記第2の区間の送信用データを前記情報端末装置に配信する
ことを特徴とする情報処理方法。 - ネットワークを介して、情報処理端末装置にデータを配信する情報処理装置を制御するプログラムであって、
前記情報端末装置から前記データの第1の区間の配信が指示された場合、送信データ生成に関する管理情報である、前記第1の区間のデータの送信データ生成に関する第1の管理情報を作成する作成ステップと、
前記作成ステップの処理により作成された前記第1の管理情報を記憶する記憶ステップと、
前記作成ステップの処理により作成された前記第1の管理情報に基づいて、前記データから前記第1の区間の送信用データを生成する生成ステップと、
前記生成ステップの処理により生成された前記第1の区間の送信用データを前記情報端末装置に配信する配信ステップと、
前記情報端末装置からさらに前記データの第2の区間の配信が指示された場合、前記記憶ステップの処理により記憶された管理情報を検索する検索ステップと
を含み、
前記検索ステップの処理により前記第2の区間のうちの一部の区間のデータの送信データ生成に関する管理情報が検索されなかった場合、前記作成ステップは、検索されなかった区間のデータの送信データ生成に関する第2の管理情報を新たに作成し、
前記記憶ステップは、前記作成ステップの処理により作成された前記第2の管理情報を記憶し、
前記生成ステップは、前記第1および第2の管理情報に基づいて、前記第2の区間の送信用データを生成し、
前記配信ステップは、前記生成ステップの処理により生成された前記第2の区間の送信用データを前記情報端末装置に配信する
ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - ネットワークを介して、情報処理端末装置にデータを配信する情報処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記情報端末装置から前記データの第1の区間の配信が指示された場合、送信データ生成に関する管理情報である、前記第1の区間のデータの送信データ生成に関する第1の管理情報を作成する作成ステップと、
前記作成ステップの処理により作成された前記第1の管理情報を記憶する記憶ステップと、
前記作成ステップの処理により作成された前記第1の管理情報に基づいて、前記データから前記第1の区間の送信用データを生成する生成ステップと、
前記生成ステップの処理により生成された前記第1の区間の送信用データを前記情報端末装置に配信する配信ステップと、
前記情報端末装置からさらに前記データの第2の区間の配信が指示された場合、前記記憶ステップの処理により記憶された管理情報を検索する検索ステップと
を含み、
前記検索ステップの処理により前記第2の区間のうちの一部の区間のデータの送信データ生成に関する管理情報が検索されなかった場合、前記作成ステップは、検索されなかった区間のデータの送信データ生成に関する第2の管理情報を新たに作成し、
前記記憶ステップは、前記作成ステップの処理により作成された前記第2の管理情報を記憶し、
前記生成ステップは、前記第1および第2の管理情報に基づいて、前記第2の区間の送信用データを生成し、
前記配信ステップは、前記生成ステップの処理により生成された前記第2の区間の送信用データを前記情報端末装置に配信する
ことを特徴とするプログラム。
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