JP3799500B2 - ドラムドライヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃液などの被処理物を加熱して乾燥固化させるドラムドライヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、外周面が一定温度以上に加熱されるドラム100の上部外周面に被処理物である廃液wをその供給ライン101を通じて供給し、該ドラム100を低速で回転させながら該ドラム100の外周面にその廃液を連続的に付着させ、該外周面の熱によって乾燥固化させた後、その処理結果物をスクレーパ102で掻き取るように構成されたドラムドライヤは存在している。
図中103はスクレーパ101で掻き取られた薄厚の処理結果物を他所へ搬送するための搬送装置である。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−313155号公報(段落番号0002、図5(B))
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のドラムドライヤは含水率の比較的大きい液状の被処理物を連続的に乾燥させる上では適しているが、屎尿処理の過程で生成される含水率凡そ80〜85%程度の脱水汚泥の乾燥に使用すると、脱水汚泥の流動性が劣ることなどに起因してこれを均質に乾燥させることができないのである。
本発明は斯かる問題点を解消せんとするもので、即ち、含水率凡そ80〜85%程度の脱水汚泥類を連続的且つ均質に乾燥することを可能としたドラムドライヤを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は蒸気を供給して特定温度に保持されながら特定方向へ回動するドラム、該ドラム上方外周面の頂上箇所を境とした上流側へ、第一ロールと第二ロール間に挟まれた被処理物の溜り部を形成し、ここで第一ロールは前記ドラムと密接して回動され、これに対し第二ロールは被処理物溜り部内の被処理物を下流側のドラム外周面に均平な層状に付着させるものとなすほか、この押え付けられた被処理物の層をさらに押え付けて一層の薄厚の均平な層状になすための第三ロールを、上記第二ロールの近傍に位置させるものとなし、該第三ロールは加熱し第一ロール及び第二ロールは冷却する構成になされていることを特徴とする。
【0006】
このさい、上記第一ロール及び第二ロールのそれぞれ外周面には付着した被処理物を掻き落とすためのスクレーパを取付けるのであり、且つ第三ロールの周速は前記ドラムの周速より幾分小さくなるようにするのである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るドラムドライヤを備えた脱水汚泥などの乾燥処理システムを示す概要図、図2は前記ドラムドライヤの要部を示す側面図、図3は第三ロールへの脱水汚泥の付着状況を説明するための図である。
【0008】
図1において、1は本発明に係るドラムドライヤ、2は蒸気供給手段、3は被処理物供給手段、4は冷却水供給手段、5は結果物取出し手段、6は換気手段である。
【0009】
先ずドラムドライヤ1について説明する。
図示しない装置フレームに左右向き回転中心軸7を介してドラム8を回転可能に装設すると共に、該ドラム8を電動モータなどの図示しない駆動装置により特定方向f1へ連続的に任意な回転速度で駆動可能としている。
ドラム8は左右向き回転中心軸7と同心の直円筒状外周面8aを有していて該外周面8aの左右端面を側面板8bで覆って内部を密閉状空間となされている。そしてドラム8の内部は蒸気通路となされており、該蒸気通路に蒸気を流通されることにより、前記外周面8aは該蒸気の熱を伝達されて加熱される。
【0010】
ドラム8の外周面8a上には、前記特定方向f1の上流側から順に第一ロール9、第二ロール10及び第三ロール11がそれぞれの対応する左右向きの回転中心軸9a、10a、11a回りへ回転可能に装設されている。これらのロール9、10、11は何れもドラム8の直径の数分の一程度の直径を有するものとなされると共にそれぞれの回転中心軸9a、10a、11aと同心の直円筒状外周面9b、10b、11bを有し、該外周面9b、10b、11bの左右方向長さをドラム8のそれと同一となされ、且つ、それぞれがドラム8の外周面8aに適当大きさの付勢力で近接離反可能に押し付けられている。
【0011】
第一ロール9及び第二ロール10はドラム8の上半分範囲に設けられており、これらのロール9、10間個所は左右各側部に液密状の図示しない囲い手段を形成されて被処理物溜まり部12となされている。第一ロール9は被処理物溜まり部12内の被処理物(含水率が凡そ80〜85%程度の脱水汚泥など)wが前記特定方向f1の上流側へ漏れ落ちないようにするためのもので、外周面9bをドラム8の外周面8aに密着されると共に回転中心軸9a回りへ回転自在に支持されている。第二ロール10は被処理物溜まり部12内に滞留した被処理物wをドラム8の回転中に該ドラム8の外周面8aに均平な層状に付着させるように作用するもので、第一ロール9、第二ロール10の特定方向f1前側に設けられると共に電動モータ13と連動連結されていて任意な方向へ任意な設定速度で回転されるものとなされている。第三ロール11は、第二ロール10により押さえ付けられてドラム8の外周面8aに付着された状態となっている被処理物wの層をさらに押さえ付けて一層薄厚の均平な層状になすためのもので、第二ロール10と第一ロール9の間で第二ロール10の比較的近傍に位置されると共に回転中心軸11a回りへモーター13aと連動連結されている任意な方向へ任意な設定速度で回転されるように支持されている。ここで、第三ロール11が第二ロール10の比較的近傍に位置されることは、第三ロール11から特定方向f1へを向けてドラム8の外周面8a上に位置されたスクレーパ14に至るまでの距離を大きくなして、ドラム8の回転速度が一定大きさに維持されている状態の下で、被処理物wの乾燥時間を長くなす上で寄与する。
【0012】
第一ロール9及び第二ロール10は何れも内部に冷却流体通路を形成され、該通路に冷却流体を流通されることにより、それぞれの外周面が冷却されるものとなされている。このように各ロール9、10が冷却されると、各ロール9、10の外周面9b、10bは被処理物wの付着し易い状態となるのであるが、一旦付着してしまった後の被処理物wは冷却した方がむしろ剥離させ易いこと及び、第一ロール9及び第二ロール10への被処理物wの付着は完全には回避し難いことから、該実施例では、これらロール9、10を積極的に冷却するものとして、各ロール9、10の外周面9b、10bに付着した被処理物wをこれら各ロール9、10の外周面9b、10b上に設けたスクレーパ15、16で剥離させて除去することとしている。一方、第三ロール11は内部に蒸気通路を形成され、該通路に蒸気を流通させることにより外周面11bを加熱して被処理物wの付着し難い状態としている。該ロール11は、ドラム8の熱で既に幾分乾燥されてドラム8の外周面8bに強く付着した状態の被処理物wを押さえ付けるため、外周面11bに被処理物wが付着することは生じ難いのであり、したがって該ロール11の外周面11bに被処理物wが付着した場合にこれを剥離させるために必要となるスクレーパは設けなくてもよいものであるが、これを設けることも差し支えない。
【0013】
そして第三ロール11から特定方向へ向かって第一ロール9に至る範囲のドラム8の外周面8a上に前記スクレーパ14が設けられているが、該スクレーパ14は第一ロール9の近傍に設けるのがよいのであり、このようにすれば第三ロール11を経た後のドラム8外周面8a上の被処理物wの乾燥に寄与する移動距離が長く確保され、ドラム8の熱が効率的に利用されるものとなる。以上がドラムドライヤの説明である。
【0014】
蒸気供給手段2は、ドラム8内に形成された蒸気通路の入口や、第三ロール11内に形成された蒸気通路の入口に接続され、例えば0.4MPa程度の蒸気を任意な必要流量で供給するものとなされている。この際、ドラム8への供給系統17と第三ロール11への供給系統18とのそれぞれに蒸気減圧弁19、20が設けられている。またドラム8内の蒸気通路や第三ロール11内の蒸気通路のそれぞれの出口には図示しない排気蒸気系統が接続される。
【0015】
被処理物供給手段3は、被処理物投入ホッパ21を具備した被処理物搬送スクリューコンベア22と、該コンベア22で搬送された被処理物wを被処理物溜まり部12へ向けて送り出すための被処理物押出しポンプ23と、該ポンプ23で送り出された被処理物wを被処理物溜まり部12の上方へ案内するための被処理物移送管24と、該移送管24により案内移動された被処理物wをドラム8の左右方向へ拡げてドラム8の外周面8a上の全巾に成る可く均等に落下させるための被処理物均等落下手段25とを備えている。該被処理物均等落下手段25は単に管部材の先部を扁平状にしてその先端開口を左右方向へ細長くしたものであってもよいし、或いは動力回転される繰出しロールなどを設けて積極的に被処理物wを左右方向へ拡げて送り出すようにしたものなどであってもよい。そして被処理物溜まり部12には被処理物wの溜まり量を検出するためのセンサ26を設け、該センサ26の検出信号に基づいて前記被処理物押出しポンプ23の送出速度を制御するものとした制御装置27が形成され、該制御装置27の制御作動により、被処理物溜まり部12内における特定位置の被処理物wの溜まり量が任意に設定された特定値に保持されるようになされている。
【0016】
冷却流体供給手段4は工業用水供給ライン28を第一ロール9及び第二ロール10内の流体通路のそれぞれの入口に開閉弁29、30を介して接続させたものとなされている。なお、各ロール9、10の流体通路の出口には該流体通路から流出される水を特定場所に導くための図示しない排水ラインが接続される。
【0017】
また結果物取出し手段5は、スクレーパ14の真下に搬送始端を位置された被処理物取出しベルトコンベア31と、該ベルトコンベア31の搬送終端の下方に配置された収集容器32とで形成されている。
さらに排気手段6はドラムドライヤ1の上側に配設された排気フード33と、これに接続された図示しない排気ラインなどで形成される。
【0018】
次に上記被処理物処理システムを使用して、汚水処理の過程で生成される含水率が凡そ80〜85%程度の脱水汚泥を被処理物wとして乾燥処理する場合の使用例について説明する。
【0019】
蒸気供給手段2からドラム8内及び第三ロール11内の図示しない蒸気通路内に水蒸気を流入させることにより、ドラム8の外周面8aを140℃〜155℃程度に、そして第三ロール11の外周面11bをドラム8の温度よりも凡そ5℃〜10℃程度高く保持させる。この際、温度調整は蒸気減圧弁19、20の絞り加減を調整するなどして行われる。
【0020】
また冷却水供給手段4から第一ロール9及び第二ロール10の図示しない流体通路内に工業用水を流入させて、各ロール9、10の外周面9b、10bを50℃以下に保持させる。
【0021】
一方では脱水汚泥wを被処理物投入ホッパ21内に収容させて、各部を作動状態とする。これによりドラム8が任意に設定された特定速度、即ち例えば周速毎分凡そ8m〜12m程度で回転され、第一ロール9及び第二ロール10が電動モーター13に駆動されると共に、第三ロール11が電動モータ13aに駆動されて、ドラム8と対向した側の外周面11b部分がドラム8と同じ側へ移動するように図2中右回りへ回転されるのであり、この際、該ロール11の周速度はドラム8のそれよりも僅かに小さくなる大きさに設定される。
【0022】
また被処理物搬送スクリューコンベア22が脱水汚泥wを被処理物押出しポンプ23の受入れ部23aに搬送し、また被処理物押出しポンプ23は受入れ部23aに受け入れた脱水汚泥wを被処理物搬送管24内に押し出すのであり、このように押し出された脱水汚泥wは被処理物均等排出手段25を経て被処理物溜まり部12内のドラム8の外周面8a上に特にその左右方向で過度の偏りの生じないように落下される。このように落下された脱水汚泥wは液密状の被処理物溜まり部12に収容される。
【0023】
被処理物溜まり部12内に溜まった脱水汚泥wのうちドラム8の外周面8aに接した境界層のものはドラム8に加熱されて該外周面8aに薄層状に付着した状態となり、時間の経過と共にさらになおも外周面8aから熱を付与されて多数の気泡の発生した状態となる。
【0024】
前記境界層上の脱水汚泥wは、回転するドラム8の外周面8aと同体状に特定方向f1へ移動され、やがてドラム8の周速よりもやや遅い周速で回転される第三ロール11に達し、該ロール11の外周面11bでドラム8の外周面8a上に押さえ付けられ、ドラム8上の左右方向任意位置の層厚さを均等化されつつ比較的厚い層となされて、ドラム8の外周面8aと同体状に被処理物溜まり部12内から特定方向f1へ送り移動される。
【0025】
ここで、第三ロール11の周速がドラム8のそれより少し遅いことは、該ロール11が脱水汚泥wをドラム8の外周面8aに押さえ付けたとき、この押さえ付けた脱水汚泥wが該ロール11に付着するのを抑制する一方で、該脱水汚泥wがドラム8の外周面8aに付着するのを促進させるように作用するのであり、該作用は図3に示すように該ロール11の周速がドラムのそれに較べて大き過ぎても小さ過ぎても低下する傾向となる。また、第三ロール11で押さえ付けられた脱水汚泥wが比較的厚くなるのは、被処理物溜まり部12内の脱水汚泥wがドラム8の外周面8aと第三ロール11の外周面11bとでこれらの間に巻き込まれるからであり、このときの脱水汚泥wの層厚さは、ドラム8と第三ロール11との間隙を変化させることにより或いは第三ロール11をドラム8側へ押圧するための付勢力の大きさを加減することにより、大小に変化させることができる。
【0026】
このような各部の作動中、第一ロール9及び第二ロール10は被処理物溜まり部12内の脱水汚泥wに接しており、しかもその外周面9b、10bが50℃以下に保持されているため、これらロール9、10は脱水汚泥wが付着し易い状態となっており、したがって各ロール9、10が回転することによりそれぞれの外周面9b、10bが脱水汚泥wに接触したとき、各外周面9b、10bに脱水汚泥wが付着して該外周面9b、10bと同体状に移動される。このように移動された脱水汚泥wがその対応するスクレーパ15、16に到達すると、該脱水汚泥wは各ロール9、10の外周面9b、10bの温度が比較的低いために該外周面9b、10bから比較的容易に剥離されて円滑に除去される。
【0027】
そして、第一ロール9から除去された脱水汚泥w片は被処理物溜まり部12内に落下するのであり、また第二ロール10から除去された脱水汚泥w片は該ロール10の特定方向f1前側で該ロール10に押さえ付けられた後の脱水汚泥w1の上面に落下され、以後、該脱水汚泥w1と一緒に特定方向f1へ移動される。
【0028】
被処理物溜まり部12内の脱水汚泥wは時間の経過に伴って漸次に特定方向f1の外方へ送り出されて減少するが、ここでの脱水汚泥wの溜まり量はセンサ26により常時検出されており、該センサ26の検出信号に基づいて制御装置27が被処理物押出しポンプ23の作動速度を適当に制御するため、被処理物溜まり部12内の脱水汚泥wの溜まり量は人為的な調整操作を要することなく予め設定された特定値に保持されるのである。
【0029】
第三ロール11の外周面11bは、ドラム8の外周面8aに付着した脱水汚泥w1をさらにドラム8の外周面8aに押圧しつつ回転し、第二ロール10で既に押圧され且つドラム8で加熱されて気泡を内包した状態の比較的厚層の脱水汚泥w1をさらにドラム8の外周面8aに押さえ付けて扁平化させ高密度化させる。この際、該ロール11は加熱されており且つ該ロール11の押圧する脱水汚泥w1は既に幾分乾燥されているため、たとえその外周面11bが脱水汚泥w1に接していてもこれが外周面11bに付着する現象は抑制されるのである。
【0030】
なお、該ロール11の外周面11aに付着した脱水汚泥wを除去するためのスクレーパを設けることは差し支えないのであり、該スクレーパの存在は何らかの条件変化で外周面11bに脱水汚泥w1が付着してもこれを掻き落とすことができる上で有意義であり、この際、該スクレーパで掻き落とされた脱水汚泥w1片は第三ロール11で押圧される前の脱水汚泥w1上に落下させるのがよい。このようにしておけば落下した脱水汚泥w1片は第三ロール11を通過するときに脱水汚泥w1の上表面に圧着されることにより脱水汚泥w1と同体状となされ散乱することはない。
【0031】
第三ロール11に押さえ付けられて薄層化された脱水汚泥層w2がさらに特定方向f1前側へ送り移動されると、脱水汚泥層w2は大気中でドラム8と同体状に回転しながらドラム8の外周面8aからこれの内方を流れる蒸気の熱を効果的に伝達されて均等な水分蒸発を促進され、スクレーパ14近傍に達したとき、例えばその含水率は凡そ30〜60%程度になされる。なお、このように乾燥された脱水汚泥層w1の最終的な含水率はドラム8の回転速度や蒸気供給手段2から供給する蒸気の温度を変化させることにより任意に変化される。
【0032】
そして脱水汚泥層w2がスクレーパ14に到達したとき、スクレーパ14は薄膜状となった脱水汚泥層w2をドラム8の外周面8aから剥離させるように掻き取るのであり、このように掻き取られた処理結果物w3は細片に砕けて被処理物取出しベルトコンベア31の搬送始端に落下し、この後、該ベルトコンベア31で搬送されて収集容器32内に集積される。なお、該処理結果物w3は固形燃料や肥料として二次的に利用されたり或いは助熱材として焼却処分される。
【0033】
【発明の効果】
上記した本発明によれば、次のような効果が得られる。
即ち、請求項1に記載したものによれば、屎尿処理の過程で生成される含水率凡そ80〜85%程度の脱水汚泥wであっても該脱水汚泥wの全体を均等に含水率凡そ30〜60%程度に乾燥させる処理を連続的且つ効率的に行わせることができるのである。とりわけ、第三ロール11が加熱されることは、脱水汚泥wなどの付着し難い状態となすことができるのであり、しかも第三ロール11の熱を脱水汚泥wなどに伝達させることによりそれの乾燥を促進させることができて、脱水汚泥wなどを効率的に乾燥させることができる。
【0034】
また、請求項2記載のものによれば、第一ロール9及び第二ロール10のそれぞれの外周面9a、10bに脱水汚泥wなどが付着しても、これを支障なく掻き落として第一ロール9及び第二ロール10の機能を長時間に亘って維持させることができ、脱水汚泥wなどを効率的に乾燥させることができる。
【0035】
なお、請求項3記載のものによれば、広い性状範囲の脱水汚泥wなどが第三ロール11に付着するのを効果的に抑制することができる上にドラム8の外周面8aへの脱水汚泥wなどの付着を促進させることができ、脱水汚泥wなどを効率的に乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るドラムドライヤを備えた脱水汚泥などの乾燥処理システムを示す概要図である。
【図2】 前記ドラムドライヤの要部を示す側面図である。
【図3】 第三ロールへの脱水汚泥の付着状況を説明するための図である。
【図4】 従来のドラムドライヤを示す側面図である。
【符号の説明】
1 ドラムドライヤ
7 回転中心軸
8 ドラム
8a 外周面
9 第一ロール
10 第二ロール
11 第三ロール
12 被処理物溜まり部
15 スクレーパ
16 スクレーパ
f1 特定方向
Claims (3)
- 蒸気を供給して特定温度に保持されながら特定方向へ回動するドラム、該ドラム上方外周面の頂上箇所を境とした上流側へ、第一ロールと第二ロール間に挟まれた被処理物の溜り部を形成し、ここで第一ロールは前記ドラムと密接して回動され、これに対し第二ロールは被処理物溜り部内の被処理物を下流側のドラム外周面に均平な層状に付着させるものとなすほか、この押え付けられた被処理物の層をさらに押え付けて一層の薄厚の均平な層状になすための第三ロールを、上記第二ロールの近傍に位置させるものとなし、該第三ロールは加熱し第一ロール及び第二ロールは冷却する構成になされていることを特徴としたドラムドライヤ。
- 前記第一ロール及び第二ロールのそれぞれ外周面に付着した被処理物を掻き落とすためのスクレーパを設けたことを特徴とする請求項1記載のドラムドライヤ。
- 第三ロールの周速を前記ドラムの周速より幾分小さくなされていることを特徴とする請求項1又は2記載のドラムドライヤ。
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