JP3799187B2 - カンチレバー走査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SPM(Scanning Probe Microscope、走査型プローブ顕微鏡)に関し、特に試料観察位置を正確に同定(観察位置に正確に視野を定めること)できるSPMに関する。
本発明を適用可能なSPMとしては例えば次の装置がある。
(1)STM(Scanning Tunneling Microscope、走査型トンネル顕微鏡)
(2)AFM(Atomic Force Microscope、原子間力顕微鏡)
(3)UHV(ultra high vacuum)−STM(超高真空走査型トンネル顕微鏡)
(4)UHV(ultra high vacuum)−AFM(超高真空原子間力顕微鏡)
(5)SAP(走査型アトムプローブ装置)
【0002】
【従来の技術】
前記SPM(Scanning Probe Microscope、走査型プローブ顕微鏡)は、表面での原子・分子分解能を持つ優れた表面観察技術であり、表面科学の発展に大きく寄与してきている。また、原子1個1個を操作する機能など画期的な手法を使用できることも分かってきた。しかし同時にSPMの持つ大きな欠点が問題になってきた。
SPMでは、走査方式としてピエゾ圧電素子を使用した機械的走査が一般的である。そのため走査範囲が狭くなることや、機械的固有振動数の制限により高速に走査できない等の問題点がある。特にAFM(Atomic Force Microscope、原子間力顕微鏡)では、レーザ光をカンチレバーの背面に照射してその反射光の位置の変化量をPD(Photo Detector、ホト検出器)で検出し、画像化する光テコ方式を採用することが主流である。このため、試料走査方式(試料を移動させて走査する方式)が主流である。
【0003】
この方式では、スキャナーの先端に試料やこれに関係するステージ等の試料保持部材を搭載するため、試料保持部材先端部が大きく、重く、低剛性となる。このため、外部振動や慣性の影響を受け易くなり、カンチレバーから試料までの固有振動数が低下し、高速走査が不可能であった。
このような欠点のため、試料を破断しないまま、観察したい半導体の表面評価や比較的大きな試料の表面を評価するときは大きな問題であった。
【0004】
半導体分野を含め材料科学の分野では、デバイスの微細化や薄膜化が進み、さらにはデバイスに加工する前のウエハーの表面処理も大幅に変わってきており、表面形状に敏感なSPMの用途は益々重要になってきている。現状のSPM、特にAFMでは、試料走査(プローブでは無く試料を移動させる走査)が一般的であるが、大型の試料を観察する場合にはこの走査方式は走査速度が極端に遅くなり、また、大型試料を小さな圧電体に載せるのは物理的に困難であり、適当な方法ではない。このような現状の下、市場的要求ではスループット向上のため高速な走査が要求されており、プローブ側を走査するプローブ走査の要求が強まってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記要求に応じて、従来各種プローブ走査の方式が考案されてきている。特に、STM(Scanning Tunneling Microscope、走査型トンネル顕微鏡)で採用されているプローブ走査方式が前記問題点を解決する有効な方法である。しかしながら、観察位置の同定についてはSPMは観察方式による欠点がある。通常は斜め方向から観察するのが一般的であるが、この場合観察位置と実際のカンチレバー位置とにずれが生じる。
【0006】
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01)を課題とする。
(O01)試料の観察位置とカンチレバー位置とのずれを容易に調整できるようにすること。
【0007】
【課題を解決するための手段】
次に、前記課題を解決するために案出した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0008】
(本発明)
前記課題を解決するために、本発明のカンチレバー走査装置は次の要件(A01)〜(A05)を備えたことを特徴とする、
(A01)円筒状基端部が支持され且つ先端部が自由端として構成された円筒状の圧電体により構成され、前記円筒の軸に一致するZ軸方向に伸縮可能、且つ前記Z軸に垂直で且つ互いに垂直なX軸およびY軸方向に前記先端部が移動可能な圧電体スキャナ(21)、
(A02)前記圧電体スキャナ(21)の基端部を支持するとともに前記基端部側から前記圧電体スキャナ(21)内部を観察可能な観察窓(25)が形成されたスキャナ支持部材(24)、
(A03)前記圧電体スキャナ(21)先端側から基端側に入射する観察光を透過させるとともに所定方向から入射したレーザビーム(B)をカンチレバー(57)に向かわせるビーム変向部材(43)と、前記ビーム変向部材(43)に前記所定方向からレーザビーム(B)を入射させるレーザ光学系(42)と、前記レーザビーム(B)のスポット位置を調整するため前記ビーム変向部材(43)の姿勢を調整する姿勢調整部材(39 e +39 f +46+47+48)と、を有し、前記圧電体スキャナ(21)先端部に着脱可能に支持されるレーザビーム照射ユニット(37)、
(A04)前記レーザビーム照射ユニット(37)に支持された前記カンチレバー(57)、
(A05)前記レーザビーム照射ユニットの側方に隣接して配置され且つ前記スキャナ支持部材(24)により前記Z軸方向およびX軸方向に位置調節可能に支持され、前記カンチレバー(57)で反射したレーザ光を検出するレーザ光検出器(PD)。
【0009】
(本発明の作用)
前記構成を備えた本発明のカンチレバー走査装置では、圧電体スキャナ(21)は、円筒状基端部が支持され且つ先端部が自由端として構成された円筒状の圧電体により構成され、スキャナ支持部材(24)により前記基端部が支持される。
圧電体スキャナ(21)は、前記円筒の軸に一致するZ軸方向に伸縮し、且つ前記Z軸に垂直で且つ互いに垂直なX軸およびY軸方向に前記先端部が移動する。
前記圧電体スキャナ(21)の先端部に着脱可能に支持されたレーザビーム照射ユニット(37)はレーザ光学系(42)と、ビーム変向部材(43)とを有し、前記レーザビーム照射ユニット(37)にはカンチレバー(57)が支持されている。前記カンチレバー(57)よりも基端側部分に支持された前記レーザ光学系(42)は、ビーム変向部材(43)に所定方向からレーザビーム(B)を入射させる。前記ビーム変向部材(43)は、前記所定方向から入射したレーザビーム(B)を前記カンチレバー(57)に向かわせる。
前記スキャナ支持部材(24)により前記Z軸方向およびX軸方向に位置調節可能に支持されたレーザ光検出器(PD)は、前記カンチレバー(57)で反射したレーザ光を検出する。
前記圧電体スキャナ(21)の先端部に着脱可能に支持されたレーザビーム照射ユニット(37)は、レーザビームがカンチレバー(57)に照射されるように、レーザ光学系(42)、ビーム変向部材(43)を調節した状態で、前記圧電体スキャナ(21)の先端部に着脱可能に支持される。したがって、前記圧電体スキャナ(21)の先端部にレーザビーム照射ユニット(37)を着脱可能に支持した状態では、レーザ光学系(42)、ビーム変向部材(43)を調節する必要がない。
また、前記レーザ光検出器(PD)は、前記Z軸方向およびX軸方向に位置調節可能に支持されているので、前記カンチレバー(57)で反射したレーザ光を適切な位置で検出するように位置調節することができる。また、前記レーザ光検出器(PD)は、前記レーザビーム照射ユニット(37)の側方に隣接して配置されるので、レーザビーム照射ユニット(37)に設ける場合に比較して、前記カンチレバー(57)の真上の方向からは横方向(側方)に離れて配置される。このため、前記レーザ光検出器(PD)の位置調整を行った際に生じるチリやホコリが、カンチレバー(57)周囲の試料表面の上に落下する可能性は小さい。また、前記レーザ光検出器(PD)は、スペース的に余裕の有るスキャナ支持部材(24)に設けられているので、前記レーザビーム照射ユニット(37)に設ける場合に比較して、前記Z軸方向およびX軸方向に位置調節する作業を容易に行えるようにすることができる。
さらに、前記レーザ光検出器(PD)を前記レーザビーム照射ユニット(37)に設けずに、スキャナ支持部材(24)に設けることにより、レーザビーム照射ユニット(37)の重量を軽量化することができる。その場合、前記圧電体スキャナ(21)の先端部に装着する前記レーザビーム照射ユニット(37)が軽くなるので、圧電体スキャナ(21)に掛かる荷重を軽減することができる。
【0010】
前記圧電体スキャナ(21)先端部の前記カンチレバー(57)よりも基端側部分に支持されたレーザビーム照射ユニット(37)のビーム変向部材(43)は、前記圧電体スキャナ(21)先端側から基端側に入射する観察光を透過させる。また、前記圧電体スキャナ(21)の基端部を支持するスキャナ支持部材(24)には前記基端部側から前記圧電体スキャナ(21)内部を観察可能な観察窓(25)が形成されている。したがって、前記観察窓(25)からは、前記圧電体スキャナ(21)先端側から基端側に入射する観察光を透過させるビーム変向部材(43)を通して、前記カンチレバー(57)の位置と、前記カンチレバー(57)により測定される試料表面の位置とが重なって見えるので、前記カンチレバー(57)の位置に前記試料表面の所望の観察位置を容易に移動させることができる。
また、姿勢調整部材(39 e +39 f +46+47+48)により、前記ビーム変向部材(43)の姿勢を調整することができる。このため、前記レーザビーム(B)のスポット位置を前記カンチレバー(57)に入射するように調整することができる。したがって、前記圧電体スキャナ(21)の先端部に着脱可能に支持されたレーザビーム照射ユニット(37)を、前記圧電体スキャナ(21)の先端部から離脱させた状態で、治具を使用して前記レーザビーム(B)のスポット位置を前記カンチレバー(57)に入射するように調整することができる。前記調整済のレーザビーム照射ユニット(37)を前記圧電体スキャナ(21)に装着することにより、試料の上方位置でレーザビーム照射ユニット(37)の調整を行う必要がなくなる。このため、試料の上方位置でレーザビーム照射ユニット(37)の調整を行った場合に生じるチリやホコリが試料表面に落下することがなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
前記本発明のカンチレバー走査装置の実施の形態1は、前記本発明において下記の要件(A06)を備えたことを特徴とする、
(A06)ビームスプリッタ(44)またはハーフミラーにより構成された前記ビーム変向部材(43)。
【0012】
(実施の形態1の作用)
前記構成を備えた本発明のカンチレバー走査装置の実施の形態1では、ビームスプリッタ(44)またはハーフミラーにより構成されるビーム変向部材(43)は、前記圧電体スキャナ(21)先端側から基端側に入射する観察光を透過させるとともに前記レーザビーム(B)を前記カンチレバー(57)に向かわせることができる。
【0015】
(実施例1)
図1は本発明のカンチレバー走査装置の実施例1の上面図で、固定部材のみを断面図で示した図である。図2は前記図1の矢印II−II線断面図である。図3は前記図2の矢印IIIから見た図である。図4は前記カンチレバー走査装置の下部およびカンチレバー押え部材の説明図で、図4Aは前記カンチレバー走査装置の下部の拡大断面図、図4Bは前記カンチレバー押え部材の斜視図である。
図1〜図4において、カンチレバー走査装置1は、固定台2を有している。固定台2は一対のアプローチレール3,3を有し、前記アプローチレール3,3,に沿って移動部材4が上下移動可能且つ所定位置で固定可能に支持されている。前記移動部材4(図2参照)は、円筒部材を加工して形成された移動部材本体6を有している。移動部材本体6は、上下に貫通するスキャナ支持孔6aと、前記スキャナ支持孔6a上端に形成された接続部材装着孔6bと、カバー・スキャナ支持部6c,6c(図1、図2参照)とを有している。また、移動部材本体6の左側面(−Y側面)には基板支持凹部6eが形成され、右側部分にはレーザ駆動用コネクタ装着部6fが形成されている。前記基板支持凹部6eおよびレーザ駆動用コネクタ装着部6f間は接続孔6gにより接続されている。
図2において、前記移動部材本体6の左側下部には検出器収容部6hが設けられており、前記基板支持凹部6eおよび前記検出器収容部6h間は接続孔6iにより接続されている。
【0016】
図2において、前記基板支持凹部6eには回路基板7が支持されており、前記レーザ駆動用コネクタ装着部6fにはコネクタ8(図2、図3参照)が装着されている。前記回路基板7およびコネクタ8は前記接続孔6gを通る接続線9により接続されている。
前記検出器収容部6hには上下動ブロック11が上下位置調節ネジ12(図2、図3参照)により位置調節可能に支持されている。前記上下動ブロック11には前後動ブロック13が前後位置調節ネジ14により位置調節可能に支持されている。図2において、前後動ブロック13は下方に延びる検出器支持アーム13aを有しており、前記検出器支持アーム13aの下端にはレーザビーム検出器(レーザビーム光量検出用のフォトダイオード)PDが支持されている。前記レーザビーム検出器PDおよび前記回路基板7は前記接続孔6iを通る接続線16(図2参照)により接続されている。
【0017】
図2において、前記接続部材装着孔6bには複数の接続端子17aを有する円筒状内の接続部材17が装着されている。
金属製の円筒状カバー18は上端フランジ18aが前記カバー・スキャナ支持部6cに支持されている。前記円筒状カバー18は前記接続部材17の円筒状内周面により位置決めされている。前記上端フランジ18aには複数の接続端子19が貫通する端子貫通孔18bが形成されている。前記接続端子19の上端には円筒状のスペーサ20が嵌合している。
前記円筒状カバー18の内側に配置された円筒状の圧電体スキャナ21の上端は下側スキャナ支持22に連結されている。前記円筒状カバー18および下側スキャナ支持部材22は上側スキャナ支持部材23に連結されている。前記下側スキャナ支持部材22および上側スキャナ支持部材23(図1、図2参照)によりスキャナ支持部材24が構成されている。
【0018】
図2において、前記上側スキャナ支持部材23の下面には前記複数の端子19をそれぞれ収容する複数の端子収容凹部23aが形成されている。
前記スキャナ支持部材24の中央貫通孔24aにはフィルタガラス25が装着されている。前記スキャナ支持部材24は複数の固定ネジ26により前記カバー・スキャナ支持部6cに固定されている。
【0019】
本発明の圧電体スキャナ21は、前記固定ネジ26を外し、前記移動部材4が脱着が可能となっている。この際、前記圧電体スキャナ21への電力供給の為のコンタクトを接続端子17aと前記接続端子19とにより行っている。前記接続端子17aは外部から圧電体駆動電圧をケーブルを介して供給し、前記接続端子19は、前記接続端子17aからの電圧をケーブルを介して前記圧電体スキャナ21へ供給するようになっている。前記基板7は前記接続線16を介して前記レーザビーム検出器PDで検出した信号を増幅し、外部コントローラ(図示せず)へ出力するようになっている。また、前記基板7は後述のレーザを駆動させるための回路を含んでいる。
【0020】
図5は前記図2、図4に示すレーザビーム照射ユニットの説明図で、図5Aはレーザビーム照射ユニットの上面図、図5Bは前記図5Aの矢印VBから見た図、図5Cは前記図5Bの矢印VCから見た図である。図6は前記図5に示すレーザビーム照射ユニットの詳細説明図で、図6Aは前記レーザビーム照射ユニットの上蓋の上面図、図6Bは前記図6Aの上蓋を外した状態のレーザビーム照射ユニットの上面図、図6Cは前記上蓋を装着した状態での前記図6BのVIC−VIC線断面図、図6Dは前記上蓋を装着した状態での前記図6BのVID−VID線断面図である。
図7は前記図6Bに示すレーザビーム照射ユニットの詳細説明図で、図7Aは図6Bに示すレーザビーム照射ユニット内のビーム変向部材の上面図、図7Bは前記レーザビーム照射ユニットからビーム変向部材を除いた状態を示す図である。図8は前記レーザビーム照射ユニットのカンチレバー装着部分の拡大説明図である。
図9はカンチレバーの着脱操作の説明図で、図9Aはカンチレバーの装着作業時の説明図、図9Bはカンチレバーが装着された状態を示す図、図9Cはカンチレバーの離脱作業時の説明図である。
【0021】
図4〜図7において、前記円筒状の圧電体スキャナ21下端には上側ユニット受け31(図4A参照)および下側ユニット受け32(図4A参照)により構成された円筒状のユニット受け33が固定されている。図4Aにおいて、ユニット受け33の円筒壁には位置決めネジ34および固定ネジ35が螺合して貫通するネジ孔が形成されている。また、前記ユニット受け33のX側部分にも固定ネジ36(図3参照)が螺合している。
図4A、図5、図6において、レーザビーム照射ユニット37はユニット上蓋38およびユニット本体39を有している。図6Aにおいて、ユニット上蓋38は外形が略四角形の平板部38aを有しており、前記平板部38aの中央部には円形孔38bが形成されている。前記円形孔38bの外周には上方に延びる円筒部38cが設けられている。前記円筒部38cには位置決め用切除部38dが形成されている。
また、前記平板部38aには2個の調整用窓孔38eおよび3個の固定用ネジ貫通孔38fが形成されている。
【0022】
図6B〜図6D、図7において、前記ユニット本体39には上面に開口するビームスプリッタ収容孔39aが形成され、前記ビームスプリッタ収容孔39aと外部とを連通させるレーザ光学系収容孔39bが形成されている。
前記ユニット本体39の上端で前記ユニット上蓋38の固定用ネジ貫通孔38fに対応する位置には固定用ネジ孔39cが形成されている。
図5A、図6Aに示すように前記ユニット上蓋38の各固定用ネジ貫通孔38fには固定用ネジ41(図5A参照)が貫通して前記ユニット本体39の各固定用ネジ孔39cに螺合し、前記ユニット上蓋38がユニット本体39に固定される。
【0023】
図6C、図6Dにおいて、前記ユニット本体39のビームスプリッタ収容孔39aの底壁には、ビーム通過孔39d(図6C、図7B参照)、位置決め孔39e(図6D、図7B参照)および前後方向(X軸方向)に延びる位置決め用長溝39f(図7B参照)が形成されている。前記ユニット本体39の下部には下方(−Z方向)に延びるカンチレバー支持部39g(図6C参照)が設けられている。
図6Cにおいて、前記カンチレバー支持部39gの下面には、バネ収容孔39hおよびカンチレバー装着面39iが設けられている。前記カンチレバー装着面39iには、カンチレバー位置決め用凹溝(図示せず)が形成されている。前記カンチレバー支持部39gの下部には前後方向(X軸方向)に貫通する回転軸貫通孔39jが形成されている。
図6Dにおいて、前記レーザ光学系収容孔39bにはレーザダイオードおよび収束レンズを含むレーザ光学系42が固定されており、前記レーザダイオードのレーザ駆動用コネクタ42a(図5A参照)は、前記レーザ駆動用コネクタ装着部6fのコネクタ8(図2参照)に接続されている。
【0024】
図6B〜図6D、図7Aにおいて、前記ビームスプリッタ収容孔39aには平面図で略三角形状のビーム変向部材43が収容されている。
図7Aにおいて、前記ビーム変向部材43は、ビームスプリッタ44と、前記ビームスプリッタ44を支持するビームスプリッタ支持部材45とを有している。
図6Bに示すように前記ビーム変向部材43が前記ビームスプリッタ収容孔39a内に収容された状態では、前記ビームスプリッタ44は、前記レーザ光学系42に対向する位置に配置される。前記ビームスプリッタ44は、前記レーザ光学系42から出射されたレーザビームBを下方に変向するとともに前記圧電体スキャナ21先端側(下方、−Z方向)から基端側(上方、Z方向)に入射する観察光を透過させる。
【0025】
前記ビームスプリッタ支持部材45のビームスプリッタ44の両側の位置には位置調整ネジ孔45a,45aが形成されており、前記ビームスプリッタ支持部材45の上部には2個のバネ収容凹部45b,45bが形成されている。
図6C、図6Dにおいて、前記ビーム変向部材43の下部には鋼球46(図6D参照)が固定されている。前記位置調整ネジ孔45a,45aには、先端部に球面が形成された位置調整ネジ47,47が螺合する。
前記鋼球46は前記位置決め孔39eにより位置決めされている。前記位置調整ネジ47,47下端の球面の一方は前記位置決め用長溝39f(図7B参照)に当接し、他方は前記ビームスプリッタ収容孔39aの底壁上面に当接しており、前記ビーム変向部材43はビームスプリッタ収容孔39aの底壁上を3点で支持されている。
なお、前記符号39e,39f,46,47,48で示された構成要素から姿勢調整部材(39e+39f+46+47+48)が構成される。
【0026】
前記ユニット上蓋38により前記ユニット本体39の上部を閉じた状態では、前ビーム変向部材43の各バネ収容凹部45bに収容されている圧縮バネ48(1個のみ図示、図6C参照)が、前記ユニット上蓋38の下面に圧縮され、前記ビーム変向部材43が前記ビームスプリッタ収容孔39aの底壁上面へ押圧される。このとき、前記鋼球46を中心として前記ビーム変向部材43が回動可能な状態となり、前記ユニット上蓋38の2個の調整用窓孔38eの位置に配置される前記位置調整ネジ47,47を精密ドライバー等で回転させると、前記ビーム変向部材43が傾斜してビームスプリッタ44の傾斜角が調整できる。
【0027】
図4A、図5B、図5Cにおいて、前記回転軸貫通孔39jにより、カンチレバー押え部材51が回転可能に支持されている。
図4B、図8において、前記カンチレバー押え部材51は、前後(X軸方向)に設けられた側壁51a,51aと、前記側壁51a,51aと一体的に形成されたバネ当接壁51bとを有している。
図4Bにおいて、前記各側壁51aには、前後方向(X軸方向)に貫通する軸貫通孔51a1が形成されており、図8に示すように前記各側壁51aの左端部(−Y端部)には、上下方向(Z軸方向)に貫通するワイヤ貫通孔51a2(片側のみ図示)が形成されている。
図4B、図8において、前記各ワイヤ貫通孔51a2にはワイヤ52の端部が貫通しており、前記ワイヤ52の各端部と前記各側壁51a左端部(−Y端部)の上面との間には圧縮バネ53およびバネ係止部材54(いずれも片側のみ図示)が設けられている。前記各圧縮バネ53により前記ワイヤ52は上方(Z方向)に引っ張られている。
図5B、図8において、前記軸貫通孔51a1,51a1には、前記回転軸貫通孔39jを貫通する回転軸55が貫通する。前記カンチレバー押え部材51のバネ当接壁51bには、前記バネ収容孔39hに収容されている圧縮バネ56が当接して、前記ワイヤ52が前記カンチレバー装着面39iに接触するように付勢される。
【0028】
図5C、図6C、図9Bにおいて、前記カンチレバー装着面39iのカンチレバー位置決め用凹溝(図示せず)には、先端にプローブ57aが固定されたカンチレバー57が傾斜するように装着されており、図9Bに示すように前記カンチレバー57の下面は前記カンチレバー押え部材51のワイヤ52により支持されている。前記プローブ57aの先端は下側の試料(図示せず)表面に向いている。
【0029】
図9Aに示すように前記カンチレバー57は、前記カンチレバー押え部材51を反時計回りに回転させると、前記カンチレバー装着面39iのカンチレバー位置決め用凹溝(図示せず)に装着できるようになっている。また、図9Cに示すように前記カンチレバー押え部材51を反時計回りに回転させると、前記カンチレバー57がカンチレバー装着面39iから離脱可能となる。
【0030】
図2において、この実施例では前記上側スキャナ支持部材23の上方(Z方向)にCCDカメラCが設けられており、前記CCDカメラCによりプローブ57aの先端と前記試料(図示せず)との相対的な位置関係が観察できるようになっている。
図6C、図6Dにおいて、前記ユニット本体39の下面には、前記プローブ57先端部上面に反射されたレーザビームBを前記レーザビーム検出器PDに入射させるための反射部材58が取付けられている。
【0031】
(実施例1の作用)
前記レーザビーム照射ユニット37のユニット本体39内にビーム変向部材43を配置して、前記ユニット本体39をユニット上蓋38により閉じた状態で前記レーザビーム照射ユニット37を図示しないジグに固定する。前記レーザビーム照射ユニット37にカンチレバー57を装着する。
図5Aにおいて、前記ユニット上蓋38の各調整用窓孔38eに精密ドライバーで前記ビーム変向部材43に螺合している位置調整ネジ47,47を上下方向に移動させて、前記ビーム変向部材43下の鋼球46を中心にして、ビーム変向部材43を傾斜させる。前記ビーム変向部材43を傾斜させることによりビーム変向部材43のスプリッタ44を傾斜させ、スプリッタ44に反射したレーザビームBのスポットをカンチレバー57先端へあわせることができる。
【0032】
この調整作業の後、前記レーザビーム照射ユニット37を前記圧電体スキャナ21下端の下側ユニット受32に取付け、固定用ネジ35,36で所定の位置に固定する。このとき、前記レーザ光学系42、ビームスプリッタ44およびカンチレバー57は一体的に組み立てられてすでにレーザビームBのカンチレバー57へのスポット位置は調整されているので、前記スポット位置がずれることがない。また、前記圧電体スキャナ21下端で前記スポット位置調整作業やカンチレバー57の脱着作業を行わないので、前記圧電体スキャナ21下方に前記試料が配置してある場合、前記試料上でのチリやホコリが発生し難い。また、前記圧電体スキャナ21は割れ易い部材であるが、前記圧電体スキャナ21下端の作業がなくなったため、前記圧電体スキャナ21を割る心配がない。
【0033】
レーザ光学系42のレーザ駆動用コネクタ42aを前記レーザ駆動用コネクタ装着部6fのコネクタ8(図2参照)に接続して前記レーザ光学系42の電気的接続を得る。
前記CCDカメラCにより前記カンチレバー57のプローブ57aおよび試料を上方から観察しながら、前記プローブ57aと試料の観察位置との位置を調整する。このとき、従来のように斜め方向から観察しないので前記プローブ57aの位置と試料の観察位置との相対関係が把握し易く、すなわち、前記プローブ57aと、前記カンチレバー57により測定される試料表面の位置とが重なって見えるので、前記カンチレバー57のプローブ57aの位置に前記試料表面の所望の観察位置を容易に移動させることができる。したがって、前記試料の観察位置とプローブ位置とのずれを容易に調整できる。
【0034】
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記に例示する。
(H01)CCDカメラCの代わりにCCDカメラ以外の他のカメラや光学顕微鏡等を使用することも可能である。
(H02)前記ユニット上蓋38と前記圧電体スキャナ21下端部のユニット受33とを磁石で連結させることも可能である。この場合で前記圧電体スキャナ21下方に前記試料が配置されている場合、前記固定用ネジ35,36で連結したときに比べて、前記ユニット上蓋38とユニット受33との連結の際、前記試料上でのチリやホコリが発生し難い。
【0035】
【発明の効果】
前述の本発明のカンチレバー走査装置は、下記の効果を奏することができる。(E01)試料の観察位置とカンチレバー位置とのずれを容易に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のカンチレバー走査装置の実施例1の上面図で、固定部材のみを断面図で示した図である。
【図2】 図2は前記図1の矢印II−II線断面図である。
【図3】 図3は前記図2の矢印IIIから見た図である。
【図4】 図4は前記カンチレバー走査装置の下部およびカンチレバー押え部材の説明図で、図4Aは前記カンチレバー走査装置の下部の拡大断面図、図4Bは前記カンチレバー押え部材の斜視図である。
【図5】 図5は前記図2、図4に示すレーザビーム照射ユニットの説明図で、図5Aはレーザビーム照射ユニットの上面図、図5Bは前記図5Aの矢印VBから見た図、図5Cは前記図5Bの矢印VCから見た図である。
【図6】 図6は前記図5に示すレーザビーム照射ユニットの詳細説明図で、図6Aは前記レーザビーム照射ユニットの上蓋の上面図、図6Bは前記図6Aの上蓋を外した状態のレーザビーム照射ユニットの上面図、図6Cは前記上蓋を装着した状態での前記図6BのVIC−VIC線断面図、図6Dは前記上蓋を装着した状態での前記図6BのVID−VID線断面図である。
【図7】 図7は前記図6Bに示すレーザビーム照射ユニットの詳細説明図で、図7Aは図6Bに示すレーザビーム照射ユニット内のビーム変向部材の上面図、図7Bは前記レーザビーム照射ユニットからビーム変向部材を除いた状態を示す図である。
【図8】 図8は前記レーザビーム照射ユニットのカンチレバー装着部分の拡大説明図である。
【図9】 図9はカンチレバーの着脱操作の説明図で、図9Aはカンチレバーの装着作業時の説明図、図9Bはカンチレバーが装着された状態を示す図、図9Cはカンチレバーの離脱作業時の説明図である。
【符号の説明】
B…レーザビーム、PD…レーザ光検出器、
21…圧電体スキャナ、24…スキャナ支持部材、25…観察窓、37…レーザビーム照射ユニット、42…レーザ光学系、43…ビーム変向部材、44…ビームスプリッタ、57…カンチレバー。

Claims (2)

  1. 次の要件を備えたことを特徴とするカンチレバー走査装置、
    (A01)円筒状基端部が支持され且つ先端部が自由端として構成された円筒状の圧電体により構成され、前記円筒の軸に一致するZ軸方向に伸縮可能、且つ前記Z軸に垂直で且つ互いに垂直なX軸およびY軸方向に前記先端部が移動可能な圧電体スキャナ、
    (A02)前記圧電体スキャナの基端部を支持するとともに前記基端部側から前記圧電体スキャナ内部を観察可能な観察窓が形成されたスキャナ支持部材、
    (A03)前記圧電体スキャナ先端側から基端側に入射する観察光を透過させるとともに所定方向から入射したレーザビームをカンチレバーに向かわせるビーム変向部材と、前記ビーム変向部材に前記所定方向からレーザビームを入射させるレーザ光学系と、前記レーザビームのスポット位置を調整するため前記ビーム変向部材の姿勢を調整する姿勢調整部材とを有し、前記圧電体スキャナ先端部に着脱可能に支持されるレーザビーム照射ユニット、
    (A04)前記レーザビーム照射ユニットに支持された前記カンチレバー、
    (A05)前記レーザビーム照射ユニットの側方に隣接して配置され且つ前記スキャナ支持部材により前記Z軸方向およびX軸方向に位置調節可能に支持され、前記カンチレバーで反射したレーザ光を検出するレーザ光検出器。
  2. 次の要件を備えたことを特徴とする請求項1記載のカンチレバー走査装置、
    (A06)ビームスプリッタまたはハーフミラーにより構成された前記ビーム変向部材。
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