JP3798686B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、酸素センサ、HCセンサ、NOxセンサなど、測定対象となるガス中の被検出成分を検出するためのガスセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
上述のようなガスセンサとして、被検出成分を検出する検出部が前端に形成された棒状ないし筒状の検出素子を、金属製のケーシングの内側に配置した構造のものが知られている。このようなガスセンサにおいては、測定雰囲気中に位置する検出部を覆うプロテクタが設けられている。プロテクタの側壁部にはガス流通孔が形成され、排気ガス等の被測定ガスはこのガス流通孔からプロテクタ内に導かれ、検出部と接触する。
【0003】
自動車用の各種ガスセンサにおいて最近では、被測定ガス中の水滴や油滴あるいは汚れ等に対して、さらにプロテクタの壁部表面や内部空間で凝縮した凝縮水の侵入(以下、耐飛水性という)に対して検出部の保護機能を高めるため、該プロテクタを内外2つの筒状部からなる二重構造としたものも多く使用されている。このような二重構造のプロテクタにおいては、内外の筒状部の側壁部にそれぞれガス入口を形成し、被測定ガスはまず外側の筒状部のガス入口を通り、次いで内側の筒状部のガス入口を通って検出部に到達する形となる。しかし、このような二重構造のプロテクタにおいては、検出部の保護機能は高められるが、壁部が二重となる分だけガス流通に対する抵抗が増大し、例えばプロテクタ外側とプロテクタ内部空間との間での被測定ガスの交換速度も小さくなることが多い。そのため、測定雰囲気中の被測定成分の濃度が急激に変化した場合等においては、応答に遅れが出やすいという構造上の問題がある。
【0004】
また、プロテクタを設けたガスセンサの別の問題として、検出部がセラミック積層体の一方の面にのみガス検知面が形成されている場合、被測定ガスの流入方向によって検出感度に差を生じてしまう欠点がある。
【0005】
そこで、このような課題を解決するための多重構造プロテクタが、例えば特開2000−304719号公報あるいは特開2001−99807号の各公報に提案されている。これら公報のプロテクタでは、外側筒状部から導入される被検出ガスを内側筒状部の周速面先端部に沿って流通させ、該内側筒状部の先端面に形成されたガス排出孔付近を負圧状態にする。そして、その負圧による吸引力により、内側筒状部の周方向に形成された複数のガス流通口からガスを流入させる。なお、内側筒状部へのガス流入は、負圧発生のために外側筒状部に導入されるガスの一部が分配される形でなされる。該構成によると、多重構造であるにも拘わらず、検出部が配置される内側筒状部の内部空間のガス交換が負圧吸引力より促進され、良好な応答性が確保できる。さらに、周方向に形成された複数のガス流通口から、負圧効果によりガスを一斉にかつ均等に流入させることができるため、前記した板状の検出部のように感度の方向依存性が大きい場合でも、常に安定した検出感度を確保できる利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報の構造には以下のような問題点がある。
▲1▼特開2001−99807号公報の構成は、内側筒状部と外側筒状部との隙間空間が一体になっているので、外側筒状部の前端部から流入したガスが、負圧発生用の流れと、内側筒状部内に向かう流れとに分配される際に、渦流や乱流発生による阻害を受けやすい。具体的には、先端部に沿って流れる負圧発生用のガス流から、内側筒状部の周側面後方側に形成されたガス流入口に向かうガス流を分岐させ、内側筒状部内へガスを流入させることになる。しかし、隙間空間が一体になっているため、内側筒状部内に供給し切れない分配ガス流が旋回して前端側に戻ってきやすく、さらに内側筒状部からのガス排出の流れも加わるので、流れに乱れを生じやすくなる。
▲2▼特開2000−304719号公報の構成では、内側筒状部と外側筒状部との隙間空間を軸線方向に仕切る中間筒状部が設けられているので、負圧発生用の流れと、内側筒状部内に向かう流れとの分離効果が高められ、上記▲1▼の問題点を解決するための手段が講じられている。しかし、外側筒状部には、他の従来のプロテクタと同様の、円形のガス流入口がまばらに形成されているのみであるから、負圧吸引効果が不足しやすい懸念がある。
【0007】
本発明の課題は、多重構造プロテクタ構造を採用しつつも、内側筒状部内部のガス交換速度を一層高めることができ、均一かつ迅速な応答性を実現できるガスセンサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
本発明は、検出素子の軸線方向前端側に形成された検出部と、これを覆うプロテクタとを備えたガスセンサにおいて、上記課題を解決するために以下のように構成されことを特徴とする。
▲1▼プロテクタが、第一筒状部と、該第一筒状部の外側に軸線に関して同軸状に配置される第二筒状部とを備える。
▲2▼第二筒状部の外周面には、第一筒状部の前端部外周面を経て軸線と交差する向きに被検出ガスを流通させるための長方形状の第二側ガス流通口が周方向に複数形成される。
▲3▼第一筒状部の外周面には、検出部が位置する自身内部の検出空間に被検出ガスを導入するための第一側ガス流入口が形成される。また、第一筒状部の前端面には検出空間から被検出ガスを排出するための第一側ガス排出口が形成される。
▲4▼第一筒状部と第二筒状部との間に形成される空間を、軸線方向において前方側空間と後方側空間とに仕切る仕切壁部が設けられる。そして、第二側ガス流通口が前方側空間に、第一側ガス流入口が後方側空間に、それぞれ開口する形態にて形成される。
▲5▼後方側空間に被検出ガスを導入するためのガス導入経路が、仕切壁部と第二筒状部との少なくともいずれかに形成される。
▲6▼ 第一筒状部は、円筒状の外周面を有する本体部と、該本体部よりも径小の前端部とを有する。
▲7▼上記前端部の後端位置から、第二筒状部の側壁面前端位置までの区間を流通口形成対象区間とし、また、仕切壁部の前端位置から第二側ガス流通口の前端位置までの区間を、実質的流通口形成区間とし、第二筒状部の側壁面周方向に沿って設定され、流通口形成対象区間を軸線方向長さとする帯状の領域を流通口形成対象領域として、流通口形成対象領域における、隣り合う第二側ガス流通口の間をなす間隔形成部の周方向における長さの合計が、第二側ガス流通口の周方向における長さの合計より小さく、かつ、流通口形成対象区間の軸線方向長さが、実質的流通口形成区間の軸線方向長さの2倍より小さく設定されてなる。
【0009】
上記構成によると、▲1▼のように二重構造プロテクタとすることにより、耐飛水性が向上する。また、▲2▼及び▲3▼のように構成することで、第一側ガス排出口における負圧吸引により、検出空間に対し周方向の第一側ガス流入口から均等にガスを流入でき、検出部感度の方向依存性を抑制できる。そして、▲4▼及び▲5▼の構成により、負圧発生用の流れと、内側筒状部内に向かう流れとの分離効果が仕切壁部により高められ、渦流や乱流発生が抑制されるので、検出空間のガス交換効率が向上し検出感度及び応答性が高められる。さらに、▲6▼のような径小の前端部を第一筒状部に形成することで、第一側ガス排出口近傍に発生する負圧吸引力を寄り高めることができ、ガス交換効率の向上に寄与する。
【0010】
そして、本発明では▲7▼の要件、すなわち、流通口形成対象領域において、その第二側ガス流通口の周方向における長さの合計が間隔形成部の長さの合計より大きく、実質的流通口形成区間の軸線方向長さの2倍が、流通口形成対象区間の長さより大きく設定する点に特徴がある。このようにすると、第二側ガス流通口の形成面積が大幅に増大し、負圧発生のためのガス流量を高めることができるとともに、第一側ガス排出口から第二側ガス流通口を経た外部へのガス排出もスムーズとなり、検出空間のガス交換効率が飛躍的に高められる。その結果、センサの感度及び応答性の大幅な向上を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を参照して説明する。
図1には、この発明のガスセンサの一実施例として、自動車等の排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ1を示している。この酸素センサはλ型酸素センサと通称されるもので、細長い板状のセラミック素子2(検出素子)が主体金具3に固定された構造を有している。そして、該主体金具3の外周面に形成された取付ネジ部3aにより、前端側の検出部Dが排気管内に位置するように取り付けられ、該排気管内を流れる被測定ガスとしての高温の排気ガスに晒される。なお、本明細書では、主体金具3の軸線方向において検出部Dの突出側を「前方側(あるいは前端側)」、これと反対側を「後方側(あるいは後端側)」として説明を行なう。
【0012】
セラミック素子2は方形状の軸断面を有し、図2(a)に示すように、それぞれ横長板状に形成された酸素濃淡電池素子21と、該酸素濃淡電池素子21を所定の活性化温度に加熱するヒータ22とが積層されたものとして構成されている。なお、酸素濃淡電池素子21は、ジルコニア等を主体とする酸素イオン伝導性固体電解質により構成されている。他方、ヒータ22は公知のセラミックヒータで構成されている。
【0013】
酸素濃淡電池素子21において多孔質電極25,26には、その長手方向に沿って酸素センサ1の取付基端側に向けて延びる電極リード部25a,26aがそれぞれ一体化されている。このうち、ヒータ22と対向しない側の電極25からの電極リード部25aは、その末端が電極端子部7として使用される。一方、ヒータ22に対向する側の電極26の電極リード部26aは、図2(c)に示すように、酸素濃淡電池素子21を厚さ方向に横切るビア26bにより反対側の素子面に形成された電極端子部7と接続されている。すなわち、酸素濃淡電池素子21は、両多孔質電極25,26の電極端子部7が電極25側の板面末端に並んで形成される形となっている。上記各電極、電極端子部及びビアは、Pt又はPt合金など、酸素分子解離反応の触媒活性を有した金属粉末のペーストを用いてスクリーン印刷等によりパターン形成し、これを焼成することにより得られるものである。
【0014】
一方、ヒータ22の抵抗発熱体パターン23に通電するためのリード部23a,23aも、図2(d)に示すように、ヒータ22の酸素濃淡電池素子21と対向しない側の板面末端に形成された電極端子部7,7に、それぞれビア23bを介して接続されている。酸素濃淡電池素子21とヒータ22とは、図2(b)に示すように、ZrO2系セラミックあるいはAl2O3系セラミック等のセラミック層27を介して互いに接合される。そして、酸素濃淡電池素子21は、接合側の多孔質電極(酸素基準側多孔質電極)26が、微小なポンピング電流の印加により酸素基準電極として機能する一方、反対側の多孔質電極25が排気ガスと接触する検出側電極となり、その表面がガス検知面となる。
【0015】
図1に戻りセラミック素子2は、主体金具3の内側に配置された絶縁体4の挿通孔30に挿通され、前端側の検出部Dが、排気管に固定される主体金具3の前端より突出した状態で絶縁体4内に固定される。絶縁体4には、その軸線方向において挿通孔30の後端に一端が連通し、他端が絶縁体4の後端面に開口するとともに軸断面が該挿通孔30よりも大径の空隙部31が形成されている。そして、その空隙部31の内面とセラミック素子2の外面との間は、ガラス(例えば結晶化亜鉛シリカホウ酸系ガラス)を主体に構成される封着材層32により封着されている。
【0016】
絶縁体4と主体金具3との間には、軸線方向に隣接してタルクリング36と加締めリング37とがはめ込まれ、主体金具3の後端側外周部を、加締めリング37を介して絶縁体4側に加締めることにより、絶縁体4と主体金具3とが固定されている。
【0017】
また、外筒18の後端部内側にはセラミックセパレータ16及びグロメット15が嵌め込まれ、これらに続いてそのさらに内方側にコネクタ部13が設けられている。リード線14の後端側はセラミックセパレータ16を貫通して外部に延びている。一方、リード線14の前端側は、コネクタ部13を介して図2に示すセラミック素子2の各電極端子部7に電気的に接続されている。
【0018】
主体金具3の前端には、セラミック素子2の突出部分、すなわち検出部Dを覆うプロテクタ6が取り付けられている。プロテクタ6は、本発明の要部をなすものであり、第一筒状部6bと、該第一筒状部6bの外側に軸線Oに関して同軸状に配置される第二筒状部6aとを備えた二重構造のものである。以下、詳細に説明する。
【0019】
図3は、組立て状態のプロテクタ6を拡大して示す半断面図であり、図4は第二筒状部6aと第一筒状部6bとに分解して示す半断面図である。また、図5は、図3のA−A断面図である。図3に示すように、第二筒状部6aの外周面には、第一筒状部6bの前端部164の外周面を経て、軸線Oと交差する向きに被検出ガスを流通させるための第二側ガス流通口63が形成されている。図4及び図5に示すように、該第二側ガス流通口63は周方向に複数形成されるものである。
【0020】
図4に示すように、第一筒状部6bの外周面には、検出部Dが位置する自身内部の検出空間G3に被検出ガスを導入するための第一側ガス流入口60,61が形成されている。第一側ガス流入口の形成個数は特に限定されるものではないが、本実施形態では、軸線Oの方向の互いに異なる2箇所において、それぞれ周方向に所定間隔(本実施形態では90゜間隔の4個)で配列する第一流入口60と第二流入口61とが形成されている。また、図3に示すように、第一筒状部6bの前端面には、検出空間G3から被検出ガスを排出するための第一側ガス排出口662が形成されている。
【0021】
次に、第一筒状部6bと第二筒状部6aとの間に形成される空間は、仕切壁部59により、軸線O方向において前方側空間G1と後方側空間G2とに仕切られている。図4に示すように、第一筒状部6bは、基端部161wに対し、テーパ状(階段状でもよい)の接続部162を介してその前方側に、基端部161wよりも細径の本体部163が結合され、さらにその前方側に本体部163よりも径小の先端部164が一体化された構造を有する。図3に示すように、基端部161wは第二筒状部6aの側壁部60wに対し、その内周面基端側に圧入もしくは隙間嵌めにより嵌合し、前方側空間G1は側壁部60wと先端部164との間に、後方側空間G2は側壁部60wと本体部163との間に、それぞれ形成される形となる。そして、側壁部60wの前端部に第二側ガス流通口63が前方側空間G1に開口する形で形成される一方、また、第一側ガス流入口60,61は後方側空間G2に開口する形で本体部163に形成されている。そして、仕切壁部59(後述の通り、第二筒状部6aに形成してもよい)に形成されるガス導入経路PHにより、前方側空間G1からの被検出ガスが後方側空間G2に導入される。
【0022】
図1に示すように、主体金具3の取付ネジ部3aよりも前端側部分は、少し縮径されて小径部65が形成されている。プロテクタ6の2つの筒状部6a,6bは、側壁部の基端側が互いに重ね合わされる形で、小径部65にはめ込まれ、周方向に沿って図示しないレーザー溶接部を形成することにより固着されている。
【0023】
酸素センサ1は、取付ねじ部3aにおいて車両の排気管に固定される。その検出部Dが排気ガスに晒されると、酸素濃淡電池素子21の多孔質電極25(図2)が排気ガスと接触し、酸素濃淡電池素子21には該排気ガス中の酸素濃度に応じた酸素濃淡電池起電力が生じる。この起電力がセンサ出力として取り出される。そのプロテクタ6は、上記のように2重構造とされていることから、検出部Dに対する保護機能に優れる。
【0024】
プロテクタ6内での、推定される排気ガスの流れについて、図6を用いて説明する。第二側ガス流通口63から第二筒状部6aの前方側空間G1に導入された排気ガスは、第一筒状部6bの先端部164の外周面に沿って流れた後、反対側の第二側ガス流通口63から流出する。また、このガス流の一部は、仕切壁部59に形成されたガス導入経路PHを経て、後方側空間G2へ分岐・導入され、第一側ガス流入口60,61から第一筒状部6b内の検出空間G3に導入される。
【0025】
第二側ガス流通口63からのガスの流れのうち、第一筒状部6bの先端部164の外周面に沿って流れるガス(以下、負圧発生流という)により、第一側ガス排出口62付近に負圧が発生し、検出空間G3内に導入されたガスは該第一側ガス排出口62から吸引排出される。その結果、検出空間G3に対し周方向の第一側ガス流入口60,61から均等にガスを流入でき、検出部Dの感度の方向依存性を抑制できる。また、検出空間G3内のガスが負圧吸引により強制排出されるから、検出空間G3内のガス交換効率が高められ、検出部Dの応答感度が向上する。
【0026】
さらに、負圧発生用の流れと、内側筒状部6b内に向かう流れとの分離効果が仕切壁部59により高められ、渦流や乱流発生が抑制されるので、検出空間G3のガス交換効率が向上し検出感度及び応答性が高められる。つまり、仕切壁部59の配置により、後方側空間G2には、ガス導入経路PHの大きさに応じて定まる必要十分なガスのみ導入され、余分なガス流入による乱流が生じにくい。また、後方側空間G2に1度流入したガスは、仕切壁部59により前方側空間G1に戻ることが抑制されるので、前方側空間G1内の負圧発生流が乱されにくくなり、吸引効果が高められて応答性の向上に寄与する。
【0027】
そして、本実施形態のガスセンサ1においては、第二側ガス流通口63が、以下のように形成面積を調整されている点に特徴がある。すなわち、図6及び図7に示すように、軸線O方向において、円錐状面をなす第一筒状部6bの前端部164の後端位置から、第二筒状部6aの側壁面前端位置までの区間を流通口形成対象区間Kとする。また、仕切壁部64の前端位置から第二側ガス流通口63の前端位置までの区間を、実質的流通口形成区間K’とし、第二筒状部6aの側壁面周方向に沿って設定され、流通口形成対象区間Kを軸線O方向長さとする帯状の領域を流通口形成対象領域FAとする。そして、流通口形成対象領域FAにおける、隣り合う第二側ガス流通口63,63の間をなす間隔形成部の周方向における長さの合計が、第二側ガス流通口63の周方向における長さの合計より小さく、かつ、流通口形成対象区間Kの軸線O方向長さが、実質的流通口形成区間K’の軸線O方向長さの2倍より小さくなるように設定する。このようにすると、第二側ガス流通口63の形成面積が大幅に増大し、負圧発生流のガス流量を高めることができるとともに、第一側ガス排出口62から第二側ガス流通口63を経た外部へのガス排出もスムーズとなり、検出空間G3のガス交換効率が飛躍的に高められる。その結果、センサの感度及び応答性の向上に寄与する。
【0028】
以下、上記ガスセンサ1について、さらに詳細に説明する。
まず、図3に示すように、複数の第二側ガス流通口63のそれぞれに、内周縁の一部区間に基端側が一体化されるとともに、該基端側に形成された折り目64aに沿って第二筒状部6aの内側に曲げ返された仕切壁素片64が設けられている。そして、それら仕切壁素片64が周方向に連なることにより、仕切壁部59が形成されている。このようにすれば、仕切壁部59を設けるに際して、専用の別部材を用意する必要がなく、第二筒状部6aの壁部加工により当該第二筒状部6aと一体不可分の部材として仕切壁部59を構成できる。その結果、部品点数が削減されるとともに、組立て工数も減少することができ、経済的である。
【0029】
図3に示すように、第一側ガス流入口60,61は、第二側ガス流通口63のいずれに対しても、第二筒状部6aの外部から当該第二側ガス流通口63を経て直視することが不能な位置関係にて形成されてなる。具体的には、いずれの第二側ガス流通口63においても、仕切壁部59(仕切壁素片64)により遮られる形になるので、内部の第一側ガス流入口60,61を直視することができない。つまり、第二側ガス流通口63にて凝結水等の飛散を受けたとき、その水滴等は仕切壁素片64に遮られ、第一側ガス流入口60,61に直接到達することができない。こうした配置関係が、検出空間内への凝結水等の浸入を防止する上で有利であることは明らかである。
【0030】
次に、仕切壁素片64を曲げ返すための折り目64aは、基本的には、第二筒状部6aの外周面の母線に対し交わる形態で形成されていれば、仕切壁素片64の板面が第二筒状部6aの軸線Oに対して傾くので、空間を仕切る効果が得られる。本実施形態では、折り目64aを第二筒状部6aの周方向に沿って形成することにより、第二筒状部6aの軸線Oと直交する面上への仕切壁素片64の投影面積が大きくなり、仕切効果が高められている。
【0031】
図6に示すように、仕切壁素片64の傾斜角度θ(軸線Oと直交する基準面APからの前方側への立ち上がり角度で表す)は、0゜以上であることが、負圧発生流を乱さない観点において望ましい。また、第一筒状部6bの前端部164は、仕切壁素片64より前方側に突出する部分の外周面が円錐状面となっていることが、負圧発生効果を高める上で望ましい。この場合、仕切壁素片64の傾斜角度θを0゜より大きく定め、仕切壁素片64の板面が前端部164の周面に連なる傾斜面をなすようにすれば、よりスムーズな負圧発生流を生じさせることができる。他方、傾斜角度を85゜以上にすると、第二側ガス流通口63からのガス流入が阻害されやすくなり、負圧発生流が却って低下することにつながる。
【0032】
本実施形態では、第二側ガス流通口63が、折り目64aを一辺とする長方形状に形成されてなる。第二側ガス流通口63をこのように長方形状に形成することで、その開口面積を大型化できる。その結果、仕切壁部59によるガス分離効果とも相俟って、前方側空間G1へのガス流入量が増大し、負圧発生流のガス流束増加により吸引効果ひいては検出空間G3のガス交換効率をさらに高めることができる。
【0033】
また、図3に示すように、主体金具3の前端縁から第二筒状部6aの内面前端縁までの軸線O方向の距離をHとして、仕切壁部59は、前記第二筒状部6aの内面前端縁から軸線O方向に(1/2)Hの区間内にその全体が位置するものとされている。このようにすることで、前方側空間G1が後方へ深く伸びた形態が排除され、第二側ガス流通口63から後方側空間G2方向へ分岐するガスの滞留や渦流化がより生じにくくなる結果、仕切壁部59を形成することによる前述の効果がより高められる。
【0034】
また、第二側ガス流通口63は、第二筒状部6aの側壁部を打抜加工することにより形成できる。この場合、側壁部上には、第二側ガス流通口63の内周縁となる打抜予定区間と、折り目64aの区間とからなる閉じた加工線を設定し、折り目64aを残して残余の打抜予定区間を剪断打抜するとともに、打抜予定区間の内側に位置する部分を折り目64aにおいて半径方向内向きに曲げ加工することにより、仕切壁素片64を形成することができる。
【0035】
この場合、図8(b)に示すように、仕切壁素片64は、基端側から見た第二筒状部6a内部への突出長さQが、第二側ガス流通口63の軸線O方向高さSよりも短く形成されていることが、打抜加工を容易にする観点において望ましい。すなわち、図(a)に示すように、第二側ガス流通口63の形成予定部のうち、仕切壁素片64となるべき部分の前方側に貫通打抜加工を施して、補助貫通孔63pを形成しておく。そして、その後、仕切壁素片64となるべき部分の打抜を行なうと、該部分の幅方向両縁の剪断を、補助貫通孔63p側から折り目64a側へ向けて順次的に行なうことができるので、加工力が小さくてすみ、仕切壁素片64の仕上がり状態も良好なものとすることができる。
【0036】
なお、図9(a)及び(b)に示すように、第二筒状部6aの側壁部を、少なくとも第二側ガス流通口63が形成される前端部において、多角形状軸断面を有するものとして形成することができる。このようにすると、周方向に折り目64aを形成する仕切壁素片64の曲げ加工をより容易に行なうことができる。
【0037】
また、仕切壁素片64の長さQを第二側ガス流通口63の高さSよりも相対的に小さくできる結果、仕切壁素片64をより大きく内側へ曲げることができる。また、補助貫通孔63pを形成する分だけ第二側ガス流通口63の寸法を拡張できる。これらは、いずれも負圧発生流の流束を高め、吸引効果の増加をもたらす。
【0038】
このようにして仕切壁素片64を形成する構成では、複数の仕切壁素片64の、互いに隣接するものの間に形成された隙間が、前方側空間G1と後方側空間G2との連通部PHとなり、第二側ガス流通口63と該連通部PHとがガス導入経路を構成することとなる。このようにすると、連通部PHは、図5に示すように、第二筒状部6aの側壁部60wのうち、隣接する第二側ガス流通口63,63の間をなす部分(以下、間隔形成部という)64iに対応して形成される。従って、間隔形成部64iの周方向寸法の調整により、形成すべき連通部PHの大きさ、ひいては前方側空間G1から後方側空間G2へのガス導入量を、容易にかつ精密に調整することができる。その結果、検出空間G3のガス交換効率の最適化がより行ないやすくなる。
【0039】
また、仕切壁素片64の先端縁は、図5に符号64e’にて示すように、直線状に形成することもできる。しかし、連通部PHの大きさによりガス流入量調整を精密に行なうには、連通部PHの大きさ以外にガス流入量に影響する因子がなるべく存在しないほうがよい。この観点から、仕切壁素片64の先端縁64eを、第一筒状部6bの前端部164の、円錐状の外周面に沿う円弧状に形成し、該先端縁64eと、前端部164の円錐状の外周面との間になるべく隙間を形成しないようにすることが望ましい。
【0040】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業者が通常有する知識に基づいて、種々の改良及び変形を加えることができる。それら、改良及び変形も、請求項に記載した技術的範囲を逸脱しないものである限り、本発明に属することは当然である。例えば、図10(a)に示すように、検出空間G3からのガス排出を促進するため、第二筒状部6aの底部60bに第二側ガス排出口67を形成することができる。この場合、第二側ガス排出口67は、軸線Oと直交する平面への正射投影において、第一側ガス排出口62と一致しない位置関係に形成することが、耐飛水性を向上させる観点において望ましい。
【0041】
また、第二筒状部6aの後方側空間G2に面する側壁部60wに、ガス導入経路をなすガス流通口165を形成することもできる。例えば、第二側ガス流通口63及び仕切壁素片64の面積を増大させた結果、隣接する仕切壁素片64間に形成される隙間(図5の符号PA)だけでは、後方側空間G2へのガス導入量を十分に確保できなくなる場合もありえる。この場合、ガス流通口165の形成によりガス導入量の不足を補うことができるようになる。また、第二側ガス流通口63の合計面積を増加させることができるから、負圧発生流の流量増加にも寄与できる。
【0042】
また、仕切壁部59は上記実施形態では第二筒状部6aと一体に形成されていたが、図11に示すように、第二筒状部6aとは別体の仕切壁部640を設けてもよい。本実施形態では、該仕切壁部640を板金素材のプレス加工等により、円錐面状の外周面をもつ本体部640aと、その径大側の端部に一体化された円筒面状の外周面をもつ接合部640bとを有し、該接合部640bの外周面にて第二筒状部6aの内周面に溶接接合されている。この場合、(b)に示すように、本体部640aにガス導入経路として機能する連通部640dあるいは640cを形成することができる。連通部640dは本体部640aの内周縁に形成された貫通切欠き部であり、連通部640cは本体部640aの板面に開口する貫通孔であるが、形態はこれらに限られるものではない。また、連通部640dと640cとのいずれか一方のみを形成するようにしてもよい。
【0043】
また、(c)に示すように、本体部640aに連通部を形成しない構成とすることもできる。この場合、仕切壁部640が第二側ガス流通口63から後方側空間G2側へ向かおうとするガス流を遮断するので、第二側ガス流通口63からのガス流は、専ら負圧発生用として機能する形となる。この場合、図10と同様に、第二筒状部6aの後方側空間G2に面する側壁部60wに、ガス流通口165を形成するようにする。このようにすると、後方側空間G2ひいては検出空間G3へ導入されるガス流と、負圧発生用の第二側ガス流通口63からのガス流とが完全に分離されるので、検出空間G3内のガス交換効率を一層高めることができる。また、ガス流通口165及び第二側ガス流通口63の寸法調整により、両ガス流を各々独立に調整できるので、ガス流の最適化も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスセンサの一実施形態を示す酸素センサを、縦断面とともに示す全体図。
【図2】検出素子2の構造説明図。
【図3】プロテクタの拡大半断面図(組立て状態)。
【図4】プロテクタの拡大半断面図(分解状態)。
【図5】図3のA−A断面図。
【図6】プロテクタの作用説明図。
【図7】第二側ガス流通孔の好ましい形成寸法関係を説明する図。
【図8】仕切壁素片と第二側ガス流通孔とを打抜により同時形成する工程の一例を示す説明図。
【図9】プロテクタの第一の変形例を示す説明図。
【図10】プロテクタの第二の変形例を示す説明図。
【図11】プロテクタの第三の変形例を示す説明図。
【符号の説明】
1 ガスセンサ
2 検出素子
O 軸線
D 検出部
6 プロテクタ
6b 第一筒状部
6a 第二筒状部
G1 前方側空間
G2 後方側空間
G3 検出空間
59 仕切壁部
60,61 第一側ガス流入口
60w 側壁部
62 第一側ガス排出口
63 第二側ガス流通口
64a 折り目
64 仕切壁素片
164 前端部
PH 連通部(ガス導入経路)

Claims (2)

  1. 検出素子(2)の軸線(O)方向前端側に形成された検出部(D)と、これを覆うプロテクタ(6)とを備えたガスセンサ(1)において、
    前記プロテクタ(6)が、第一筒状部(6b)と、該第一筒状部(6b)の外側に前記軸線(O)に関して同軸状に配置される第二筒状部(6a)とを備え、
    前記第二筒状部(6a)の外周面には、前記第一筒状部(6b)の前端部(164)外周面を経て前記軸線(O)と交差する向きに前記被検出ガスを流通させるための長方形状の第二側ガス流通口(63)が周方向に複数形成され、
    前記第一筒状部(6b)の外周面には、前記検出部(D)が位置する自身内部の検出空間(G3)に被検出ガスを導入するための第一側ガス流入口(60,61)(60,61)が形成され、また、前記第一筒状部(6b)の前端面には前記検出空間(G3)から前記被検出ガスを排出するための第一側ガス排出口(62)(62)が形成され、
    前記第一筒状部(6b)と前記第二筒状部(6a)との間に形成される空間を、前記軸線(O)方向において前方側空間(G1)と後方側空間(G2)とに仕切る仕切壁部(59,640)が設けられるとともに、前記第二側ガス流通口(63)が前記前方側空間(G1)に、前記第一側ガス流入口(60,61)が前記後方側空間(G2)に、それぞれ開口する形態にて形成され、
    また、前記後方側空間(G2)に前記被検出ガスを導入するためのガス導入経路(PH)が、前記仕切壁部(59,640)と前記第二筒状部(6a)との少なくともいずれかに形成されるとともに、
    前記第一筒状部(6b)は、円筒状の外周面を有する本体部(163)と、該本体部(163)よりも径小の前端部(164)とを有するとともに、
    該前端部(164)の後端位置から、前記第二筒状部(6a)の側壁面前端位置までの区間を流通口形成対象区間(K)とし、
    また、前記仕切壁部(64)の前端位置から前記第二側ガス流通口(63)の前端位置までの区間を、実質的流通口形成区間(K’)とし、前記第二筒状部(6a)の側壁面周方向に沿って設定され、前記流通口形成対象区間(K)を軸線(O)方向長さとする帯状の領域を流通口形成対象領域(FA)として、
    前記流通口形成対象領域(FA)における、隣り合う前記第二側ガス流通口(63,63)の間をなす間隔形成部の周方向における長さの合計が、前記第二側ガス流通口(63)の周方向における長さの合計より小さく、かつ、前記流通口形成対象区間(K)の軸線(O)方向長さが、前記実質的流通口形成区間(K’)の軸線(O)方向長さの2倍より小さく設定されてなることを特徴とするガスセンサ(1)。
  2. 前記複数の第二側ガス流通口(63)のそれぞれに、内周縁の一部区間に基端側が一体化されるとともに、該基端側に形成された折り目(64a)に沿って前記第二筒状部(6a)の内側に曲げ返された仕切壁素片(64)が設けられ、それら仕切壁素片(64)が周方向に連なって前記仕切壁部(59)が形成されてなる請求項1記載のガスセンサ(1)。
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