JP3798478B2 - Retaining bench and retaining wall - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は土止めベンチおよび、これを施工するための擁壁に関する。
【0002】
【従来の技術】
および
【発明が解決しようとする課題】
一般に、運動場等の付近の平地、傾斜地等には多段式の観覧席を設けることが要望されている。しかし、従来の技術では、上記観覧席の構造が複雑であったり、施工に長時間を要したり、施工費用が高価になったりする問題があった。
【0003】
したがって、本発明の目的は、多段式観覧席として使用することができ、しかも地層内の水の集排水機能を有する、構造および施工が簡単な土止めベンチおよび、これを施工するための擁壁を安価に提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1発明(請求項1)に係る土止めベンチは、地面に複数の擁壁を互いに適宜間隔をあけて並列に立設し、これらの擁壁の後面で土止め施工することにより土砂層を階段状に形成してなる土止めベンチであって、各段の擁壁の下方部に排水口をその長手方向に複数形成し、該排水口の一つに排水管を挿通して各段の排水管を互いに連結し、各段の擁壁における他の排水口の少なくとも一つに集水管を挿入し、該集水管を連通管を介して同一段の排水管に連結し、各段の排水管、集水管および連通管を土砂層に埋設するとともに、各段の土砂層の高さを、これと同一段の擁壁の上端部とほぼ同一にしたことを特徴とする。
【0005】
本発明では、集水管を兼ねた構造の排水管を配設することにより、第1発明における上記集水管および連通管を省略することができる。この場合、この排水管を、擁壁の複数の排水口のすべてに挿通配備することが好ましい。
【0006】
すなわち、第2発明に係る土止めベンチは、地面に複数の擁壁を互いに適宜間隔をあけて並列に立設し、これらの擁壁の後面で土止め施工することにより土砂層を階段状に形成してなる土止めベンチであって、各段の擁壁の下方部に排水口をその長手方向に複数形成し、適所にスリット状の集水孔を形成した排水管を前記排水口の少なくとも一つに挿通して、各段の対応する排水管同士を連結し、前記排水管の集水孔形成部を砕石層または栗石層で包囲し、該層の周囲に土砂層を充填することにより、すべての排水管を土砂層に埋設するとともに、各段の土砂層の高さを、これと同一段の擁壁の上端部とほぼ同一にしたことを特徴とするものである。
【0007】
上記土砂層は、地面に敷設した防水性シート上に形成することが好ましい。また、擁壁を砕石層または割栗層からなる土台上に載置し、耐食性金属からなるステープルを上記土台に打ち込むことにより、擁壁の下端部を土台に固定することが望ましい。コンクリート製の基礎板を土砂層上に敷いて土台とすることもできる。
【0008】
第1発明および第2発明の擁壁としては、以下のもの用いることが好ましい。すなわち、この擁壁を硬質・耐食性材料からなる板状部材により構成し、前面側に複数の板状ステーを上下方向に、かつ当該擁壁の長手方向に適宜間隔をあけて設け、土止めを行う後面側には、当該擁壁のほぼ上端部からほぼ下端部に跨がる板状ステーを複数、かつ当該擁壁の長手方向に適宜間隔をあけて設けることにより区画室を形成することが望ましい。
このような構造の擁壁を用いる場合、第1発明に係る土止めベンチでは、上記区画室に砕石または割栗を充填することが好ましい。また、第2発明に係る土止めベンチでは、上記区画室に土砂を充填することが望ましい。
【0009】
また、上記構造の擁壁では、その前面側両端部の板状ステーにボルト貫挿孔を形成し、二つの擁壁の端部同士を突き合わせて前記ボルト貫挿孔同士を連通させ、この連通孔にボルトを貫挿してナットで固定し、擁壁同士を連結して長尺物とすることが好ましく、この長尺擁壁により、大型の観覧席を施工することができる。
【0010】
第1発明および第2発明に係る擁壁としては、以下の構造を有するものが好ましい。すなわち本発明の擁壁(請求項9)は、上記土止めベンチを構成するための控え壁式擁壁であって、硬質プラスチックを一体成形してなり、下方部に排水口を当該擁壁の長手方向に複数形成し、前面側に複数の板状ステーを上下方向に、かつ当該擁壁の長手方向に適宜間隔をあけて設け、土止めを行う後面側には当該擁壁のほぼ上端部からほぼ下端部に跨がる板状ステーを複数、かつ当該擁壁の長手方向に適宜間隔をあけて設けることにより区画室を形成したことを特徴とするものである。
この擁壁では、前面側両端部の板状ステーにボルト貫挿孔を形成し、複数の擁壁の端部同士を突き合わせたときに、前記ボルト貫挿孔同士が連通するようにしたものが好ましい。これにより、上記長尺擁壁を構成することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
実施例1
図1は土止めベンチの概略断面図、図2はその平面図であって集水管、連通管および排水管の配管説明図である。図3は図2の一部拡大図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図3のB−B線断面図である。図6は排水管の施工要領説明図、図7は擁壁の正面図(前面側を示す)、図8は擁壁の背面図(後面側を示す)、図9は擁壁の平面図、図10は図7の右側面図である。
図11は擁壁同士の結合部分を示す正面図である。図12は図11の背面図であって、割栗層上への擁壁固定要領を示す説明図である。図13は擁壁同士を結合するためのダブル折座金を示すもので(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)の右側面図である。図14はカバー板を取り付け後の擁壁の平面図、図15は図14のC−C線断面図である。
【0012】
この実施例の土止めベンチは図1,2に示すように、図7〜10に示す擁壁11を複数、地面10上に互いに適宜間隔をあけて上下多段に、かつ並列に立設し、これらの擁壁11の後面で土止め施工することにより、土砂層51を階段状に形成して多段状ベンチとしたものである。擁壁11は、土止め用の部材であると同時に、観覧席となるものであり、各段の擁壁高さ(土止めベンチの地面を基準とする擁壁上端部の高さ)は、成人が擁壁上に楽な姿勢で腰掛けて、足を地面につけることができるものとなっている。
土砂層51は図1,4に示すように、(土止めベンチ施工前の)地面10に敷設した防水性シート41上に形成したものである。なお、この土止め施工の要領の詳細については後記する。防水性シート41としては、ポリ塩化ビニリデン製シートが採用できる。
【0013】
擁壁11は図4および図12に示すように、砕石層または割栗層からなる土台42上に載置した後、耐食性金属からなるステープル46(U字状の止め金)を土台42に打ち込むことにより、(擁壁11の下端部が)土台42に固定されている。図3において45は、ステープル46を挿入するための貫通孔である。
擁壁11は控え壁式擁壁であって、ポリオレフィン系樹脂、硬質ポリ塩化ビニル樹脂等の硬質プラスチックを一体成形したものである。すなわち、この擁壁11では、下方部に排水口12を当該擁壁の長手方向に沿って複数形成し、前面側に複数の板状ステー13を上下方向に、かつ当該擁壁の長手方向に適宜間隔をあけて設け、土止めを行う後面側には当該擁壁のほぼ上端部からほぼ下端部に跨がる板状ステー14を複数、かつ当該擁壁の長手方向に適宜間隔をあけて設けることにより区画室15を形成してある。
【0014】
また、この擁壁11では図7に示すように、前面側両端部の板状ステー13にボルト貫挿孔13aを形成し、二つの擁壁の端部同士を突き合わせてボルト貫挿孔13a同士を連通させ、図11に示すように、この連通孔にボルト43を貫挿してナット44で固定することにより、擁壁同士を連結した長尺物となっている。そして、この長尺擁壁の上端部には、図14,15に示すように、カバー板11aが設けられている。
【0015】
上記土止めベンチにおいては、各段の擁壁11の下方部に排水口12をその長手方向に複数(この実施例では四つ)形成し、排水口12の一つに排水管21を挿通して、各段の排水管21を互いに連結する。また、各段の擁壁11においては、残りの排水口12のすべてに集水管22を挿入し、これらの集水管22を連通管23を介して当該段の排水管21に連結し、排水管21、集水管22および連通管23を土砂層51に埋設するとともに、各段の土砂層51の高さを、これと同一段の擁壁の上端部とほぼ同一に形成してある。排水管21、集水管22および連通管23は、例えば硬質ポリ塩化ビニル製とする。また、図8に示すように、擁壁11の区画室15のすべてに、砕石または割栗を充填する。
【0016】
つぎに、比較的軟質な地盤、例えば雑草が生えている平地上に、芝生仕上げの土止めベンチを施工する手順の一例について説明する。
(1)まず、多段に立設するべき擁壁の位置を決める。
(2)平地上に防水性のプラスチックシートを敷設する。
(3)2段目以上の擁壁については、各段の擁壁設置位置に土砂層と、その上に割栗層とを形成して、割栗層上面の高さを所定値に設定する。この場合、後段の割栗層上面の高さを、隣接する前段よりも所定値だけ高くする。1段目の擁壁設置位置では、地面に適宜深さの穴を堀り、ここに割栗層を充填形成する。
【0017】
(4)図4および図12に示すように各段の割栗層上に、擁壁同士を連結して構成した長尺擁壁を、ステープル46により鉛直方向に立設した後、図14,15に示すように、この長尺擁壁の上端部にカバー板11aを設ける。
この場合、図11に示すように複数の擁壁の端部同士、したがって前面側両端部の板状ステー13同士を突き合わせ、図13に示すダブル折座金16を上記二つの板状ステーに被せ、板状ステー13,13のボルト貫挿孔13a同士を連通させて形成した連通孔にボルト43を貫挿した後、ナット44で固定することにより擁壁同士を連結して長尺擁壁とする。なお、図13において16aは、ボルト挿通孔である。
【0018】
(5)各段の擁壁について、上記要領で排水管21、連通管23および集水管22を設け、図2に示すようにすべて段の排水管を連結する。この場合、連通管23の長さは擁壁の長さとほぼ一致させ、連通管同士の連結はソケット24により行う。また、図3および図4に示すように、集水管22と連通管23との接続は、連通管23に設けたソケット部23aにより行い、連通管23と排水管21との接続は、連通管23に設けたソケット部23b,23cを使用して行う。
各段の排水管21は、図6に示すように上記排水口12に挿通した水平管21aと、鉛直管21bとで構成する。水平管21aは排水口12に対応して横断面形状を長方形とし、鉛直管21bは円管とする。水平管21aと鉛直管21bとの連結では、下向きエルボ21cおよび上向きエルボ21dを用い、水平管同士の連結はソケット21eを使用して行う。
【0019】
なお、土止めベンチにおける連結後の排水管21の本数・配設ピッチ・径、一つの段の擁壁に設ける集水管22の本数・配設ピッチ・径、連通管23の径等は、土止めベンチへの降雨量、要求される排水量等を考慮して決定する。また排水管21、集水管22および連通管23は、傾斜管とすることにより排水機能を向上させることもできる。
【0020】
(6)各段の擁壁の後面側に盛り土を行う。この際、図8に示すように、すべての区画室15に割栗(または砕石)を充填する。これによって擁壁に割栗の重量がかかるため擁壁を、より安定に固定することができる。ついで転圧を行って図1の形態とした後、地面に芝付けを行う。
【0021】
つぎに、上記土止めベンチの作用について説明する。
各段の擁壁11はベンチとして使用することができ、観客は擁壁11の上端部(カバー板11a)に腰掛けることができる。各段の地面(土砂層51の表面)は通路となる。また図1,2において、雨水等が浸透して生じた各段の土砂層内の水は、擁壁の排水口12から集水管22に流入し、連通管23を介して排水管21に流入し、土止めベンチ外に排出される。この場合、防水性シート41を敷設してあるため、土砂層内の水が防水性シート41よりも下層に浸透することは殆どなくなる。
【0022】
実施例2
図16は土止めベンチの概略断面図、図17はその平面図であって、排水管の配管要領を示すものである。図18は図17のD−D線断面図であって、排水管を割栗層内に埋設する要領を示すものである。
【0023】
この実施例2は、実施例1における排水管21に代えて、集水管を兼ねた構造の排水管31を配設することにより、上記集水管22および連通管23を省略したものである。
すなわち、図16〜図18に示すように、地面10上に複数の擁壁11を互いに適宜間隔をあけて並列に立設し、これらの擁壁11の後面で土止め施工することにより土砂層51を階段状に形成してなる土止めベンチであって、擁壁11の下方部に排水口12をその長手方向に沿って複数形成し、適所にスリット状の集水孔32を形成した排水管31を上記排水口12のすべてに挿通して、各段の対応する排水管同士を連結し、それぞれの排水管31の集水孔32形成部を栗石層52で包囲し、この栗石層52の周囲に土砂層51を充填することにより、すべての排水管31を土砂層51内に埋設するとともに、各段の土砂層51の高さを、これと同一段の擁壁11の上端部とほぼ同一にしたものである。
【0024】
図16〜図18において、各段の土砂層内の水は排水管31に直接、集水孔32から流入し、土止めベンチ外に排出される。この場合、防水性シート41を敷設してあるため、土砂層内の水が防水性シート41よりも下層に浸透することは殆どなくなる。また、この土止めベンチでは、擁壁11のすべての区画室15に土砂を充填することによって、擁壁に土砂の重量をかけることができるため擁壁を、より安定に固定することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、多段式観覧席として使用することができ、しかも地層内の水を集排水する機能を有する、構造および施工が簡単な土止めベンチおよび、これを施工するための擁壁を安価に提供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る土止めベンチの構造を示す概略断面図である。
【図2】図1の平面図であって集水管、連通管および排水管の配管説明図である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】図1における排水管の施工要領説明図である。
【図7】図1における擁壁の正面図である(前面側を示す)。
【図8】図7の擁壁の背面図である(後面側を示す)。
【図9】図7の擁壁の平面図である。
【図10】図7の右側面図である。
【図11】擁壁同士の結合部分を示す正面図である。
【図12】図11の背面図であって、割栗層上への擁壁固定要領を示す説明図である。
【図13】擁壁同士を結合するためのダブル折座金を示すもので(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)の右側面図である。
【図14】カバー板を取り付け後の擁壁の平面図である。
【図15】図14のC−C線断面図である。
【図16】本発明の実施例2に係る土止めベンチの構造を示す概略断面図である。
【図17】図16の平面図であって、排水管の配管要領を示すものである。
【図18】図17のD−D線断面図であって、排水管を割栗層内に埋設する要領を示すものである。
【符号の説明】
10 地面
11 (控え壁式)擁壁
11a カバー板
12 排水口
13,14 板状ステー
13a ボルト貫挿孔
15 区画室
16 ダブル折座金
16a ボルト挿通孔
21 排水管
21a 水平管
21b 鉛直管
21c 下向きエルボ
21d 上向きエルボ
21d ソケット
22 集水管
23 連通管
23a〜23c ソケット部
24 ソケット
31 排水管
32 集水孔
41 防水性シート
42 土台
43 ボルト
44 ナット
45 貫通孔
46 ステープル
51 土砂層
52 割栗層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a earth retaining bench and a retaining wall for constructing the same.
[0002]
[Prior art]
And [Problems to be solved by the invention]
In general, it is desired to provide a multi-stage auditorium on a flat ground, sloping ground, etc. near a playground. However, the conventional technology has a problem that the structure of the bleachers is complicated, a long time is required for the construction, and the construction cost is high.
[0003]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an earth retaining bench that can be used as a multi-stage bleacher seat and has a function of collecting and draining water in the formation, and has a simple structure and construction, and a retaining wall for constructing the same. Is to be provided at low cost.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The earth retaining bench according to the first invention (invention 1) is configured such that a plurality of retaining walls are erected in parallel at appropriate intervals on the ground, and the earth and sand layer is formed by earth retaining on the rear surface of these retaining walls. It is a earthen bench formed in a staircase shape, and a plurality of drain outlets are formed in the longitudinal direction below the retaining wall of each stage, and a drain pipe is inserted into one of the drain outlets to Connect the drainage pipes to each other, insert the water collecting pipe into at least one of the other drainage ports in the retaining wall of each stage, connect the water collecting pipe to the drainage pipe of the same stage through the communication pipe, and The pipe, the water collecting pipe and the communication pipe are embedded in the earth and sand layer, and the height of the earth and sand layer of each stage is made substantially the same as the upper end portion of the retaining wall of the same stage.
[0005]
In the present invention, the water collecting pipe and the communication pipe in the first invention can be omitted by disposing a drain pipe having a structure also serving as a water collecting pipe. In this case, it is preferable that the drain pipe is inserted and arranged in all of the plurality of drain holes of the retaining wall.
[0006]
In other words, the earth retaining bench according to the second aspect of the present invention is that a plurality of retaining walls are erected in parallel at appropriate intervals on the ground, and the earth and sand layer is stepped by applying earth retaining on the rear surface of these retaining walls. A soil stop bench formed by forming a plurality of drainage ports in the longitudinal direction in the lower part of the retaining wall of each step, and forming a drainage pipe having slit-shaped water collecting holes at appropriate positions at least of the drainage ports. By inserting the drainage pipes corresponding to each stage, enclosing the water collecting hole forming part of the drainage pipe with a crushed stone layer or a chestnut layer, and filling an earth and sand layer around the layer. In addition, all drain pipes are embedded in the earth and sand layer, and the height of the earth and sand layer in each stage is made substantially the same as the upper end portion of the retaining wall in the same stage.
[0007]
The soil layer is preferably formed on a waterproof sheet laid on the ground. Further, it is desirable to fix the lower end of the retaining wall to the base by placing the retaining wall on a base made of a crushed stone layer or a split chestnut layer and driving a staple made of a corrosion-resistant metal into the base. It is also possible to lay a foundation board made of concrete on the earth and sand layer as a foundation.
[0008]
As the retaining wall of the first invention and the second invention, it is preferable to use the following. That is, this retaining wall is constituted by a plate-like member made of a hard and corrosion-resistant material, and a plurality of plate-like stays are provided on the front side in the vertical direction and in the longitudinal direction of the retaining wall at appropriate intervals, and the earth retaining is provided. On the rear surface side to be formed, a partition chamber can be formed by providing a plurality of plate-like stays extending substantially from the upper end portion to the lower end portion of the retaining wall at appropriate intervals in the longitudinal direction of the retaining wall. desirable.
When the retaining wall having such a structure is used, in the earth retaining bench according to the first invention, it is preferable to fill the compartment with crushed stone or split chestnut. Further, in the earth retaining bench according to the second invention, it is desirable to fill the compartment with earth and sand.
[0009]
Further, in the retaining wall having the above structure, bolt insertion holes are formed in the plate-like stays at both ends on the front side, the ends of the two retaining walls are brought into contact with each other, and the bolt insertion holes communicate with each other. Bolts are inserted into the holes and fixed with nuts, and the retaining walls are preferably connected to form a long object. With this long retaining wall, a large auditorium can be constructed.
[0010]
The retaining wall according to the first and second inventions preferably has the following structure. That is, the retaining wall of the present invention (Claim 9) is a retaining wall type retaining wall for constituting the earth retaining bench, and is formed by integrally molding a hard plastic, and a drain outlet is formed in the lower part of the retaining wall. A plurality of plate-like stays are formed in the longitudinal direction, and a plurality of plate-like stays are provided on the front side in the vertical direction and at an appropriate interval in the longitudinal direction of the retaining wall. The partition chamber is formed by providing a plurality of plate-like stays extending substantially from the top to the bottom and at appropriate intervals in the longitudinal direction of the retaining wall.
In this retaining wall, a bolt insertion hole is formed in the plate-like stays at both ends on the front side, and when the ends of the plurality of retaining walls are butted together, the bolt insertion holes communicate with each other. preferable. Thereby, the said long retaining wall can be comprised.
[0011]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
Example 1
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of the earth retaining bench, and FIG. 2 is a plan view thereof, and is an explanatory diagram of a water collection pipe, a communication pipe, and a drain pipe. 3 is a partially enlarged view of FIG. 2, FIG. 4 is a sectional view taken along line AA in FIG. 3, and FIG. 5 is a sectional view taken along line BB in FIG. FIG. 6 is a drawing explaining the construction procedure of the drain pipe, FIG. 7 is a front view of the retaining wall (showing the front side), FIG. 8 is a rear view of the retaining wall (showing the rear side), FIG. 9 is a plan view of the retaining wall, FIG. 10 is a right side view of FIG.
FIG. 11 is a front view showing a connecting portion between retaining walls. FIG. 12 is a rear view of FIG. 11 and is an explanatory view showing a retaining wall fixing point on the split chestnut layer. FIGS. 13A and 13B show a double fold washer for connecting retaining walls, wherein FIG. 13A is a plan view, FIG. 13B is a front view, and FIG. 13C is a right side view of FIG. 14 is a plan view of the retaining wall after the cover plate is attached, and FIG. 15 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
[0012]
As shown in FIGS. 1 and 2, the earth retaining bench of this embodiment is provided with a plurality of
As shown in FIGS. 1 and 4, the earth and
[0013]
As shown in FIGS. 4 and 12, the retaining
The retaining
[0014]
Moreover, in this
[0015]
In the earth retaining bench, a plurality of drain ports 12 (four in this embodiment) are formed in the longitudinal direction below the retaining
[0016]
Next, an example of a procedure for constructing a lawn-finish earth retaining bench on a relatively soft ground, for example, a flat ground on which weeds are grown will be described.
(1) First, determine the position of the retaining wall to be erected in multiple stages.
(2) Lay a waterproof plastic sheet on the ground.
(3) For the retaining walls of the second and higher tiers, form an earth and sand layer and a split chestnut layer on the retaining wall installation position of each step, and set the height of the upper surface of the split chestnut layer to a predetermined value . In this case, the height of the upper surface of the subsequent split chestnut layer is set higher than the adjacent previous stage by a predetermined value. At the first stage retaining wall installation position, a hole having a suitable depth is dug in the ground, and a split chestnut layer is filled and formed here.
[0017]
(4) As shown in FIGS. 4 and 12, a long retaining wall constituted by connecting retaining walls to each other on the split chest layer of each step is erected in the vertical direction by
In this case, as shown in FIG. 11, the end portions of the plurality of retaining walls, and therefore the plate-
[0018]
(5) About the retaining wall of each stage, the
As shown in FIG. 6, each
[0019]
The number, arrangement pitch and diameter of the
[0020]
(6) Fill the rear side of the retaining wall of each step. At this time, as shown in FIG. 8, all
[0021]
Next, the operation of the earth retaining bench will be described.
The retaining
[0022]
Example 2
FIG. 16 is a schematic cross-sectional view of the earth retaining bench, and FIG. 17 is a plan view thereof, showing the piping procedure of the drain pipe. 18 is a cross-sectional view taken along the line D-D in FIG. 17 and shows a procedure for embedding the drain pipe in the split chestnut layer.
[0023]
In this second embodiment, instead of the
That is, as shown in FIGS. 16 to 18, a plurality of retaining
[0024]
16-18, the water in the sediment layer of each step flows directly into the
[0025]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the present invention, a earth retaining bench that can be used as a multistage auditorium and has a function of collecting and draining water in the formation, and having a simple structure and construction, and There exists an effect which can provide the retaining wall for constructing this at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing the structure of an earthen bench according to
FIG. 2 is a plan view of FIG. 1 and is a pipe explanatory view of a water collection pipe, a communication pipe and a drain pipe.
FIG. 3 is a partially enlarged view of FIG. 2;
4 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
5 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
6 is an explanatory diagram of a construction procedure of the drain pipe in FIG. 1. FIG.
7 is a front view of the retaining wall in FIG. 1 (showing the front side).
8 is a rear view of the retaining wall of FIG. 7 (showing the rear side).
9 is a plan view of the retaining wall of FIG.
FIG. 10 is a right side view of FIG.
FIG. 11 is a front view showing a connecting portion between retaining walls.
12 is a rear view of FIG. 11 and is an explanatory view showing a retaining wall fixing point on the split chestnut layer. FIG.
FIGS. 13A and 13B show a double fold washer for connecting retaining walls, wherein FIG. 13A is a plan view, FIG. 13B is a front view, and FIG. 13C is a right side view of FIG.
FIG. 14 is a plan view of the retaining wall after the cover plate is attached.
15 is a cross-sectional view taken along line CC in FIG.
FIG. 16 is a schematic cross-sectional view showing the structure of the earth retaining bench according to
FIG. 17 is a plan view of FIG. 16 and shows the piping procedure of the drain pipe.
18 is a cross-sectional view taken along the line DD of FIG. 17 and shows a procedure for embedding the drain pipe in the split chestnut layer.
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