JP3796216B2 - Installation method of hydraulic damper - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物への油圧式ダンパの取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地震や風等による建築物の揺れを低減させるために油圧式ダンパが用いられていた。
油圧式ダンパはシリンダ内にピストンを設けて、このシリンダ及びピストンロッドを建築物に固定する。シリンダ内には作動油が充填されている。建築物が揺れるとピストンの移動によりシリンダ内の作動油が圧縮され、外力に対する抵抗力が生じ、振動を減衰させる。
ピストンによってシリンダ内は2つの油室に分けられるが、シリンダの両側にピストンロッドが設けられる油圧式ダンパを「両ロッド」型油圧式ダンパという。従来、建築物の振動を減衰させるためには、両ロッド型の油圧式ダンパを用いることが多かった。(例えば特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平11−303926号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、両ロッド型の油圧式ダンパは大きく、また、建築物に取り付ける場合、建築物の層間又は建物間に設けられたブレース等にボルト等を介して取り付けられるため、構造が複雑であり、また建築物への取り付け等が面倒であるといった問題があった。
また、地震変形に追従できるように複雑な球面軸受けを設ける必要があった。
【0005】
本発明は、このような問題を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、小型化され、建築物への取り付けが容易な油圧式ダンパを建築物に取り付ける方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明は、建築物に油圧式ダンパを取り付ける取付方法であって、前記油圧式ダンパは、作動油が充填されたシリンダと、前記シリンダ内を移動するピストンと、一端が前記ピストンに設けられ、他端が前記シリンダを介して外部に突出するように設けられたピストンロッドと、前記建築物の応答に追従できるばね定数を有し、前記ピストンおよび前記ピストンロッドを、前記ピストンロッドが外部に突出する方向に押し付け、前記ピストンロッドと前記建築物との接触を保持するばね部材と、を具備し、前記ばね部材を圧縮した状態で、前記油圧式ダンパを所定の取付箇所に挿入し、前記ばね部材を伸長させて圧縮力を解放し、前記ばね部材が押す力によって前記ピストンロッドの端部を前記建築物に接触させることを特徴とする油圧式ダンパの取付方法である。
【0007】
ここで、本発明によれば、ピストンロッドが外部に突出する方向に、ピストン及びピストンロッドを押し付けるばね部材を具備する油圧式ダンパを、そのばね部材を圧縮して所定の取付箇所に挿入し、ばね部材を伸長することで、容易に油圧式ダンパが取り付けられる。
【0008】
ここで、建築物に取り付けられる油圧式ダンパは、ピストンロッドが圧縮される方向に移動するときに減衰力を発生し、ピストンロッドが引っ張られる方向に移動するときに減衰力を発生させないものである
また、このばね部材は、前記建築物の応答に対して前記ピストンロッドが追従できるバネ定数を有することが望ましい。
【0009】
また、本発明では、シリンダの片側にピストンロッドが突出しており、ピストンに圧縮される側の油室にはロッドが設けられていない。従って、ピストンに圧縮される側の油室の作動油は、ピストンロッドが設けられていない分、余計に圧縮力を受けること受けることができ、効果的に圧縮される。従って、同じ圧縮力でよければ、油圧式ダンパは小型化が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る取付方法によって建築物に取り付けられる油圧式ダンパ1の概略構成図である。
【0011】
図1に示す油圧式ダンパ1では、円筒状のシリンダ3内にピストン5が移動可能に設けられる。ピストン5の片面には、円柱状のピストンロッド7が設けられ、このピストンロッド7はシリンダ3を介して外部に突出している。このピストンロッド7の先端が建築物に接する。たとえば、図5、図6に示すように、ピストンロッド7の先端がブレース37に接する。
油圧式ダンパ1はシリンダ3の片側にしかピストンロッドが突出していないため「片ロッド」型油圧式ダンパとされる。
【0012】
ピストンロッド7にはバネ取付部材4が設けられる。バネ取付部材4と、ピストンロッド7が突出するシリンダ3の表面との間には、ばね2が設けられる。ばね2はピストンロッド7の動きによって伸縮する。尚、設置するばねの本数や取り付け様式はこの限りではない。
【0013】
ピストン5によって、シリンダ3内は第1油室(ヘッド側油室)9と第2油室(ロッド側油室)11に区分される。ここで、ロッド側とはピストン5に対してピストンロッド7が取り付けられた側であり、ヘッド側とはピストン5に対してピストンロッド7が取り付けられてない側である。シリンダ3、ピストン5、ピストンロッド7等は金属で構成される。
【0014】
第1油室9や第2油室11には作動油が充填される。
ピストン5内には、いくつかの流路が設けられ、その流路にリリーフ弁15、チェック弁17、オリフィス19が設けられる。
【0015】
チェック弁17は、作動油が第2油室11から第1油室9側に流れようとすると開き、作動油が第2油室11から第1油室9側に流れることを許容するが、作動油が逆方向に流れようとすると閉じて、作動油の逆方向の流れを阻止する。すなわち、作動油はチェック弁17を介して、図中B方向にのみ流れる。
【0016】
リリーフ弁15は、第1油室9内の作動油の圧力がリリーフ荷重を超えると開き、作動油が第1油室9側から第2油室11側に流れることを許容する。そして、作動油が第1油室9側から第2油室11側に流れることにより、第1油室9内の圧力が前述したリリーフ荷重より低くなるとリリーフ弁15は閉じて、作動油が第1油室9側から第2油室11側には流れなくなる。また、作動油が第2油室11側から第1油室9側に流れようとする場合、リリーフ弁15は閉じて、このような流れを阻止する。
【0017】
従って、第1油室9の作動油の圧力がリリーフ荷重を超えている場合のみリリーフ弁15は開き、作動油が図中C方向に流れる。
前述のように、ピストンロッド7のバネ取付部材4とシリンダ3の表面との間には、ばね2が設けられる。このばね2により、ピストン5はA方向の力を受け、ピストンロッド7の先端はブレース37に接触している。即ち、ピストンロッド7の先端がブレース37に接するように、ばね2のバネ定数等を調節する。
【0018】
シリンダ3の第2油室11側にアキュムレータ21が設けられる。このアキュムレータ21は、第2油室11につながっている。
アキュムレータ21は、第1油室9と第2油室11の体積差を吸収する他、作動油の温度による体積変化を吸収する。すなわち、第2油室11にはピストンロッド7が存在するので、そのピストンロッド7の分、第1油室9と第2油室11には体積差がある。
【0019】
次に、図1から図4を用いて、この油圧式ダンパ1の動作を説明する。後述するが、この油圧式ダンパ1のシリンダ3は、図6に示すように、建築物に固定され、ピストンロッド7の端部がブレースに接触する。建築物に対して地震力等が加わり、建築物が揺れた場合を想定する。
【0020】
図1に示す状態で地震等により外力が加わり、ピストン5及びピストンロッド7が図中A方向に移動しようとすると、第2油室11内の作動油はチェック弁17を介して第1油室9側に流れる。このとき、リリーフ弁15は閉じており、リリーフ弁15を介して作動油が第2油室11から第1油室9に流れることはない。ピストンロッド7は、ばね2によってA方向に向かう力を受ける。
【0021】
従って、図2に示すように、ピストン5及びピストンロッド7がロッド側に移動する。このとき、第2油室11内の作動油はチェック弁17を介して、第1油室9側に流れるので、第2油室11内の作動油が圧縮されることはない。
【0022】
図2の状態から、揺れの方向が逆転し、図3に示すように、ピストン5及びピストンロッド7がD方向に移動しようとする。このとき、チェック弁17は閉じている。リリーフ弁15は当初は閉じているので、ピストン5がD方向に移動すると、第1油室9内の作動油が圧縮される。
【0023】
第1油室9内の作動油が圧縮されるので、ピストン5には、この作動油の圧縮力による減衰力が加わり、この力が外力を打ち消す方向に働くので振動が減衰する。
【0024】
ピストン5がD方向に更に移動する速度が増すと、第1油室9内の作動油が更に圧力が上がり、第1油室9内の作動油の圧力がリリーフ荷重を超えるので、リリーフ弁15が開き、第1油室9側から第2油室11側に作動油が流れる。
【0025】
このように、ピストン5がD方向に移動すると、第1油室9内の作動油が圧縮されるので作動油からピストン5に減衰力が加わり、この減衰力が外力、即ち地震力による振動を打ち消す方向に働く。
【0026】
即ち、ピストン5及びピストンロッド7がD方向に移動する場合には、第1油室9内の作動油の圧力はリリーフ弁15で定められた一定値(リリーフ荷重)をほぼ保ち、第1油室9内の作動油が圧縮され、作動油からピストン5に対して反力が加わる。
【0027】
ピストン5が図4に示す位置まで移動すると、ピストン5の移動方向が変わり、ピストン5及びピストンロッド7はA方向に移動する。第1油室9の作動油の圧縮分が開放されると、チェック弁17は開き、第2油室11から第1油室9側に作動油が流れる。以下、同様の動作を繰り返す。
【0028】
このように、油圧式ダンパ1が建築物に取り付けられ、地震等により外力が加わると、図1から図4に示すように、ピストン5がA方向に移動する場合には、外力に対する対抗力は発生しないが、図3に示すように、ピストン5及びピストンロッド7がD方向に移動するときには、第1油室9内の作動油が圧縮されるので、ピストン5に反力が加わり、この反力は地震等の外力を打ち消す方向に働くので振動が減衰する。
【0029】
なお、図3に示すように、ピストン5がD方向に移動する場合には、第1油室9内の作動油は圧縮されるが、オリフィス19又は調圧弁を設けて第1油室9から第2油室11側に作動油を流すことにより、第1油室9内の作動油の圧力が急上昇することを防止できる。ここで、調圧弁とは、建物の応答低減を最適に行うための減衰係数Cを一定に保つ弁を指す。
【0030】
次に、図1から図4に示す油圧式ダンパ1が高層ビルに取り付けられる例について説明する。
図5は、この油圧式ダンパ1が取り付けられた高層ビル31を示し、図6は、高層ビル31への油圧式ダンパ1の取り付け部分の拡大図である。
【0031】
高層ビル31は、多数の梁33と柱35等を有する。図6に示すように、柱35aと梁33bには柱側固定部材47aが、柱35bと梁33bには柱側固定部材47bが設けられる。また、梁33aから下側斜め方向にブレース37a、37bが設けられる。ブレース37a、37bの端部41a、41bにはそれぞれ基台49a、49bが設置される。
【0032】
図7、図8は油圧式ダンパ1bの取付方法を説明するための図である。図7に示すように、油圧式ダンパ1bは、ばね2bを圧縮した状態で、基台49bと柱側固定部材47bの間に挿入される。次に、図8に示すように、ばね2bの圧縮力を解放し、ばね2bがばね取付部材4bを押す力によって、ピストンロッド7bの先端は柱側固定部材47bに接触する。
【0033】
このとき基台49bとシリンダ3bの端部は、油圧式ダンパ1bが基台49bと柱側固定部材47bの間から動かない程度に取り付けられていればよい。例えば、基台49bとシリンダ3bの端部をボルト等で固定しても良いし、シリンダ3bの端部に突起を設け、基台49bに差し込み穴等を設け、突起と差し込み穴を嵌め合わせることによって取り付けられてもよい。
【0034】
同様に、油圧式ダンパ1aも基台49aと柱側固定部材47aの間に取り付けられる。こうしてピストンロッド7aの先端は、油圧式ダンパ1aのばね2aがばね取付部材4aを押す力によって、柱側固定部材47aに接触する。
【0035】
図6に示すように、ブレース端部41a、41bを挟んで、柱側固定部材47aと基台49aの間に油圧式ダンパ1aを取り付け、柱側固定部材47bと基台49bの間に油圧式ダンパ1bを取り付けることを「油圧式ダンパを直列に取り付ける」という。
【0036】
このように、油圧式ダンパ1a、1bは、ばね2a、2bを伸縮させることによってロッド7a、7bの先端が柱側固定部材47a、47bに接触するように、基台49a、49bに容易に取り付けることができる。
そのばね2a、2bに適当なばね定数を有するばねを用いることによって、或いは、ばね2aの伸縮力を適当に調節することによって、様々な建築物への取付に対応することができる。
【0037】
ここで、高層ビル31に地震力等が加わった場合、梁33、柱35、ブレース37a、37bも振動するが、ばね2aの働きによりピストンロッド7aは、柱側固定部材47aとの接触を保持している。同様にばね2bの働きによりピストンロッド7bは、柱側固定部材47bとの接触を保持している。
【0038】
そして、高層ビル31がA方向に移動する場合、油圧式ダンパ1bによる抵抗力がブレース37bに加わり、高層ビル31がD方向に移動する場合、油圧式ダンパ1aによる抵抗力がブレース37aに加わり、高層ビル31の振動が低減する。
【0039】
尚、油圧式ダンパ1は、ピストンロッド7がシリンダ3の片側から突出している「片ロッド」型の油圧式ダンパである。これに対してシリンダの両側からピストンロッドが突出する「両ロッド」型がある。油圧式ダンパ1ではピストンロッド7は第2油室11側にしか付いていない。
【0040】
従って、この片ロッド型油圧式ダンパ1では、第1油室9におけるシリンダ3の作動油に接する面の面積、即ち受圧面積が、第2油室11のそれよりピストンロッド7の分だけ広くなる。従って、第1油室9は、両ロッドの場合に比べてより効果的に圧縮され、より振動の減衰力が得られる。よって、両ロッドの場合に比べて、本願の油圧式ダンパ1はシリンダの径を小さくすることが可能であり、設置面積も小さくなる。
【0041】
また、ピストンロッド7a、7bは地震変形に追従することが望ましい。この為、それぞれのばね2a、2bのばね定数を高層ビル31等の建築物の応答にピストンロッド7a、7bが追従する程度のものとする。具体的には、ばねの2a、2bのばね定数を高層ビル31の固有振動数の例えば2〜3倍程度のものとする。
【0042】
ばねが弱いと建物応答に追従できず、ピストンロッド7a、7bと柱側固定部材47a、47bが離間し、再度接触する時に衝撃を発生するからである。
また、図6に示すように油圧式ダンパ1a、1bをペアで設置したが、一方だけ(例えば油圧式ダンパ1aだけ)を設置するようにしてもよい。
【0043】
次に、油圧式ダンパ1の別の取付方法について説明する。図9は、高層ビル31における油圧式ダンパ1cの設置方法を示す図である。柱35aと梁33bに設置されたブレース設置部材56には、ブレース57が図9に示すように斜めに設置される。ブレース57の先端には基台59が設けられる。
【0044】
基台59には油圧式ダンパ1cのシリンダ部分が固定され、油圧式ダンパ1cのピストンロッド7cの先端は、柱側固定部材58に接触する。このとき、ピストンロッド7cの先端は、油圧式ダンパ1cのばね2cがばね取付部材4cを押す力によって、柱側固定部材58に接触する。即ち、油圧式ダンパ1cは、そのばね2cに適当なばね定数を有するばねを用いることによって、容易に基台59に取り付けることが可能である。
【0045】
ここで、高層ビル31に地震力等が加わった場合、梁33、柱35、ブレース57も振動するが、ばね2cの働きによりピストンロッド7cは、柱側固定部材58との接触を保持している。そして、高層ビル31がA方向に移動する場合、ばね2cにより油圧式ダンパ1cのピストンロッド7cは振動に追従し、図1から図4に示す油圧式ダンパの動作の場合と同様の抵抗力が発生し、高層ビル31の振動が低減する。
【0046】
図9に示す油圧式ダンパの取付方法においても、ばね2cを圧縮した状態で、基台59と柱側固定部材58の間に油圧式ダンパ1cを挿入し、ばね2cの圧縮力を解放し、ばね2cを伸長させて油圧式ダンパ1cを取り付ける。この際、油圧式ダンパ1cのシリンダ部分を基台59に取り付ければよく、ピストンロッド7cの先端は固定する必要が無いため、取り付け作業は容易なものとなる。
【0047】
次に、油圧式ダンパ1の別の取付方法について説明する。図10は、高層ビル31における油圧式ダンパ1dの取付方法を示す図である。図10に示すように、柱35bと梁33aには柱側固定部材68aが、柱35bと梁33bには柱側固定部材68bが設けられる。柱側固定部材68aにはブレース67aが下側斜め方向に設けられ、柱側固定部材68bには上側斜め方向にブレース67bが設けられる。
【0048】
ここで、柱側固定部材68aとブレース67aの結合部70a、及び柱側固定部材68bとブレース67bの結合部70bは固定されていてもよいし、ヒンジとなっていてもよい。
またブレース67a、67bの他端は接合され、固定されている。
【0049】
梁33bには基台66が設置される。油圧式ダンパ1dは、ばね2dを圧縮した状態で、基台66とブレース67a、67bの接合部との間に挿入される。その後、ばね2dの圧縮力を解放し、ばね2d伸長させて油圧式ダンパ1dが取り付けられる。基台66には油圧式ダンパ1dのシリンダ部分がボルト等で取り付けられる。ピストンロッド7dの先端は、油圧式ダンパ1dのばね2dがばね取付部材4dを押す力によって、接合部73に接触する。即ち、油圧式ダンパ1dは、そのばね2dに適当なばね定数を有するばねを用いることによって、高層ビル31に容易に取り付けることが可能である。
【0050】
図11は高層ビル31地震力が加わった場合の油圧式ダンパ1dの動作を説明するための図である。地震力が加わり、図11に示すように柱35a、35bが歪むと、結合部70a、70bで柱35b等に結合されているブレース67a、67bの位置もずれる。例えば、図10に示すようにブレースの中心線はC1であるが、地震力によって、図11に示すようにブレースの中心線がC2にずれた場合を例に取る。
【0051】
この場合、図11に示すように、ブレース67a、67bの接合部73は図10の通常状態に比べ上方にずれする。このとき油圧式ダンパ1dのピストンロッド7dは、ばね2dがばね取付部材4dを押す力によって、その先端を接合部73に接触させたまま、地震力による上方へのずれに追従し、上方に伸ばされることになる。
これは、即ち、図1から図4を用いて説明した油圧式ダンパ1の制震動作と同様であり、ブレース67a、67bの上方へのずれを、元に戻そうとする力が働くことになる。
【0052】
このように、図10、図11に示すような油圧式ダンパ1dの設置によっても制震効果が得られる。また、油圧式ダンパ1dの基台66への取付はボルト等による取付で済むため、高層ビル31への取付も容易に行うことができる。また、油圧式ダンパ1dは片ロッド型であり、両ロッド型に比べて小型化が可能である。
【0053】
次に、別の油圧式ダンパ51について説明する。図12は、油圧式ダンパ51を示すもので、図1に示す油圧式ダンパ1と同一の構成要素には同一の番号を付し、説明を省略する。この油圧式ダンパ51では、シリンダ3外に管等で流路53及び55を構成し、流路53にリリーフ弁15aを設け、流路55にチェック弁17aを設けたものである。流路53、55は第1油室9と第2油室11とを連結する。
【0054】
このように、リリーフ弁15a、チェック弁17aをピストン5内に設けない構成とすることもできる。さらに、オリフィス19もピストン5内に設けずに、シリンダ3外に流路を設け、その流路をオリフィスとすることもできる。
【0055】
更に、別の油圧式ダンパ81について説明する。図13は、油圧式ダンパ81を示す図である。油圧式ダンパ81は、図1に示す油圧式ダンパ1とばね13の設置位置が異なる以外は、その構成要素と動作は同一である。この油圧式ダンパ81を、油圧式ダンパ1と同様に、ばね13を圧縮した状態で設置箇所に挿入し、ばね13を解放する事によって、ピストンロッドの先端が建築物に接触するように高層ビルに設置するものであり、同様の制震効果が得られる。
【0056】
尚、油圧式ダンパ81を図5、図6に示す高層ビル31に設置する場合、シリンダ3を高層ビルの梁や柱に固定し、ピストンロッド7の先端をブレース37に接触するように設置する。従って、油圧式ダンパ81も取付が容易であり、片ロッド型であるため、両ロッド片に比べて小型化が可能である。
【0057】
また、油圧式ダンパ81においても、図12に示される油圧式ダンパ51のように、シリンダ3外に管等で流路を構成し、その流路にリリーフ弁15a或いはチェック弁17a或いはオリフィス19を設けてもよい。
【0058】
尚、前述の油圧式ダンパ51、81においても取付が容易であり、片ロッド型であることから両ロッド型に比べて小型化が可能である。
尚、本発明の技術的範囲は、前述した油圧式ダンパの設置方法に限られるものではない。
例えば、前述した油圧式ダンパ1、51、81は高層ビルに取り付けたが、高層ビルだけでなく、建築物の層間又は建築物間に取り付けてもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明によれば、油圧式ダンパを建築物に容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 油圧式ダンパ1の概略構成図
【図2】 油圧式ダンパ1の動作を示す図
【図3】 油圧式ダンパ1の動作を示す図
【図4】 油圧式ダンパ1の動作を示す図
【図5】 高層ビル31の概略構成図
【図6】 油圧式ダンパの取り付け部分の拡大図
【図7】 油圧式ダンパ1bの取付方法の説明図
【図8】 油圧式ダンパ1bの取付方法の説明図
【図9】 油圧式ダンパ1cの取付方法の説明図
【図10】 油圧式ダンパ1dの取付方法の説明図
【図11】 油圧式ダンパ1dの取付方法の説明図
【図12】 油圧式ダンパ51の概略構成図
【図13】 油圧式ダンパ81の概略構成図
【符号の説明】
1、51、81……油圧式ダンパ
2………ばね
3………シリンダ
5………ピストン
7………ピストンロッド
9………第1油室
11………第2油室
15………リリーフ弁
17………チェック弁
19………オリフィス
21………アキュムレータ
31………高層ビル
33………梁
35………柱
37………ブレース[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for attaching a hydraulic damper to a building.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, hydraulic dampers have been used to reduce the shaking of buildings due to earthquakes and winds.
The hydraulic damper is provided with a piston in a cylinder, and the cylinder and the piston rod are fixed to a building. The cylinder is filled with hydraulic oil. When the building is shaken, the hydraulic oil in the cylinder is compressed by the movement of the piston, and a resistance force against the external force is generated to attenuate the vibration.
A cylinder is divided into two oil chambers by a piston, and a hydraulic damper in which piston rods are provided on both sides of the cylinder is referred to as a “double rod” type hydraulic damper. Conventionally, in order to attenuate the vibration of a building, a double rod type hydraulic damper is often used. (For example, see Patent Document 1)
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-303926
[Problems to be solved by the invention]
However, the double rod type hydraulic damper is large, and when it is attached to a building, it is attached to a brace or the like provided between the buildings or between the buildings via bolts, etc., and the structure is complicated. There was a problem that the installation to the building was troublesome.
In addition, it is necessary to provide a complicated spherical bearing so that it can follow earthquake deformation.
[0005]
The present invention has been made in view of such problems, and an object of the present invention is to provide a method of attaching a hydraulic damper that is downsized and easy to attach to a building. .
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention for achieving the above-described object is an attachment method for attaching a hydraulic damper to a building, wherein the hydraulic damper includes a cylinder filled with hydraulic oil, a piston moving in the cylinder, A piston rod having one end provided on the piston and the other end protruding outside through the cylinder; and a spring constant capable of following the response of the building, the piston and the piston rod being A spring member that presses the piston rod in a protruding direction and maintains contact between the piston rod and the building, and in a state where the spring member is compressed, the hydraulic damper is was inserted into the mounting portion, it is in contact with said spring member is an elongated release the compressive force, the building the end of the piston rod by the force which the spring member presses A method of attaching the hydraulic damper, characterized in that that.
[0007]
Here, according to the present invention, in the direction in which the piston rod protrudes to the outside, the hydraulic damper having a spring member that presses the piston and the piston rod is compressed and inserted into a predetermined mounting location. The hydraulic damper can be easily attached by extending the spring member.
[0008]
Here, the hydraulic damper attached to the building generates a damping force when moving in the direction in which the piston rod is compressed, and does not generate a damping force when moving in the direction in which the piston rod is pulled. The spring member preferably has a spring constant that allows the piston rod to follow the response of the building.
[0009]
Moreover, in this invention, the piston rod protrudes in the one side of a cylinder, and the rod is not provided in the oil chamber of the side compressed by a piston. Therefore, the hydraulic oil in the oil chamber compressed by the piston can receive an extra compression force as much as the piston rod is not provided, and is effectively compressed. Therefore, if the same compression force is sufficient, the hydraulic damper can be miniaturized.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail based on the drawings. FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a
[0011]
In the
The
[0012]
A spring mounting member 4 is provided on the
[0013]
The inside of the
[0014]
The
Several flow paths are provided in the
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
Accordingly, the
As described above, the
[0018]
An
The
[0019]
Next, the operation of the
[0020]
In the state shown in FIG. 1, when an external force is applied due to an earthquake or the like and the
[0021]
Therefore, as shown in FIG. 2, the
[0022]
From the state of FIG. 2, the direction of shaking is reversed, and as shown in FIG. 3, the
[0023]
Since the hydraulic oil in the
[0024]
When the speed at which the
[0025]
Thus, when the
[0026]
That is, when the
[0027]
When the
[0028]
Thus, when the
[0029]
As shown in FIG. 3, when the
[0030]
Next, an example in which the
FIG. 5 shows a high-rise building 31 to which the
[0031]
The high-rise building 31 has a large number of
[0032]
7 and 8 are views for explaining a mounting method of the
[0033]
At this time, the ends of the
[0034]
Similarly, the
[0035]
As shown in FIG. 6, a
[0036]
Thus, the
By using a spring having an appropriate spring constant for the
[0037]
Here, when a seismic force or the like is applied to the high-rise building 31, the
[0038]
When the high-rise building 31 moves in the A direction, a resistance force by the
[0039]
The
[0040]
Therefore, in this single rod type
[0041]
Further, it is desirable that the
[0042]
This is because if the spring is weak, the building response cannot be followed, and the
Moreover, although the
[0043]
Next, another method for attaching the
[0044]
The cylinder portion of the
[0045]
Here, when an earthquake force or the like is applied to the high-rise building 31, the
[0046]
Also in the mounting method of the hydraulic damper shown in FIG. 9, with the
[0047]
Next, another method for attaching the
[0048]
Here, the
The other ends of the
[0049]
A
[0050]
FIG. 11 is a view for explaining the operation of the
[0051]
In this case, as shown in FIG. 11, the joint 73 of the
That is, this is the same as the vibration control operation of the
[0052]
Thus, the vibration control effect can also be obtained by installing the
[0053]
Next, another
[0054]
In this manner, the
[0055]
Further, another hydraulic damper 81 will be described. FIG. 13 is a view showing the hydraulic damper 81. The operation of the hydraulic damper 81 is the same as that of the
[0056]
When the hydraulic damper 81 is installed in the high-rise building 31 shown in FIGS. 5 and 6, the
[0057]
Also in the hydraulic damper 81, as in the
[0058]
The above-described
The technical scope of the present invention is not limited to the installation method of the hydraulic damper described above.
For example, although the
[0059]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, the hydraulic damper can be easily attached to the building.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a
1, 51, 81 ...
Claims (3)
前記油圧式ダンパは、
作動油が充填されたシリンダと、
前記シリンダ内を移動するピストンと、
一端が前記ピストンに設けられ、他端が前記シリンダを介して外部に突出するように設けられたピストンロッドと、
前記建築物の応答に追従できるばね定数を有し、前記ピストンおよび前記ピストンロッドを、前記ピストンロッドが外部に突出する方向に押し付け、前記ピストンロッドと前記建築物との接触を保持するばね部材と、
を具備し、
前記ばね部材を圧縮した状態で、前記油圧式ダンパを所定の取付箇所に挿入し、前記ばね部材を伸長させて圧縮力を解放し、前記ばね部材が押す力によって前記ピストンロッドの端部を前記建築物に接触させることを特徴とする油圧式ダンパの取付方法。A mounting method for attaching a hydraulic damper to a building,
The hydraulic damper is
A cylinder filled with hydraulic oil;
A piston moving in the cylinder;
A piston rod having one end provided on the piston and the other end protruding outside through the cylinder;
A spring member having a spring constant capable of following the response of the building , pressing the piston and the piston rod in a direction in which the piston rod protrudes to the outside, and maintaining contact between the piston rod and the building ; ,
Comprising
With the spring member compressed, the hydraulic damper is inserted into a predetermined mounting location, the spring member is extended to release the compressive force, and the end of the piston rod is pushed by the force of the spring member. A method for mounting a hydraulic damper, wherein the hydraulic damper is brought into contact with a building .
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