JP3795665B2 - バス電位中間電圧セット回路及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置内の単相バス線を中間電位にセットするバス電位中間電圧セット回路及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のバス電位中間電圧セット回路を示す回路図である。MCパルスが入らないロウの状態では、pMOSトランジスタM33及びnMOSトランジスタM34側のトランスファスイッチがオンとなり、バス線RBUSに、インバータINV32及びインバータINV33からなるフリップフロップが接続された状態となる。これにより、このフリップフロップがセンスアンプSAからのデータ供給がないときのバス線RBUSのフローティング防止として作用し、その電位を固定している。なお、インバータINV31はMCパルスを反転してトランジスタM31,M34のゲートに入力させるものである。
【0003】
一方、バス中間化の活性化信号MCにハイパルスが入ったとき、pMOSトランジスタM33及びnMOSトランジスタM34がオフし、pMOSトランジスタM31及びnMOSトランジスタM32がオンするため、バス線RBUSに接続されている中間化駆動インバータINV33の出力、つまりバス線電位がこのインバータINV33の入力にフィードバック接続される。こうすることで、バス線電位がロウのときは、駆動インバータINV33のpMOSトランジスタがオンし、ハイのときは駆動インバータINV33のnMOSトランジスタが強くオンするので、バス電位がVcc中間付近に動く。中間付近に電位が移動すると、駆動インバータINV33のpMOSトランジスタ及びnMOSトランジスタが共にオンした状態となり、それらのサイズ調整にてインピーダンスを同一にすることで、バス電位を1/2・Vccに設定できる。
【0004】
この中間化パルスMCの終了時に、pMOSトランジスタM31及びnMOSトランジスタM32がオフし、pMOSトランジスタM33及びnMOSトランジスタM34がオンするので、中間化駆動用インバータINV33の前にもう一つのインバータINV32が挿入されたことになり、これにより電位保持のフリップフロップが構成される。このとき、センスアンプからバスへの出力をSEにて活性化することで、中間のバス電位はハイ又はロウの読み出しデータに確定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のバス電位中間電圧セット回路においては、中間化するときに、中間化設定回路中の駆動インバータINV33において貫通電流が流れる。これは、バスを駆動するインバータINV33を構成するpMOSトランジスタとnMOSトランジスタをいずれもオンさせることで電位を設定しようとしているためである。この駆動インバータINV33は極めて大きな負荷容量を持つバス線RBUSを駆動するためのものであるので、インピーダンスが低く、貫通電流も大きくなってしまう。更に、高速化を考えた場合、動作周波数の向上は中間化設定時間を短くするので、より短時間で中間電位にバスを設定するため、更にトランジスタ能力を上げなければならなくなる。このようにして、消費電流が急増してしまい、これにより、発熱の問題が生じると共に、更に信頼性が低いという難点がある。
【0006】
また、この駆動インバータINV33を電位固定用のインバータとしても利用しているため、MC終了とSE活性化のタイミングがずれると、速度の遅れが生じてしまう。即ち、SEが速いと、センスアンプSAからの貫通電流も加わってパワーが更に増加するので、SEはやや遅らせたいが、この遅れが大きくなると、高い能力を持ったフリップフロップにより中間のバス電位がハイ又はロウに変動してしまう。これがその後の読み出しデータと逆になった場合は、読み出し速度の遅れとして見えてしまうという難点がある。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、単相、大負荷のリードバス線の高速化のために、センスアンプからデータが出力される直前にバスの電位を中間電位にすることができ、その動作において貫通電流が発生せず、タイミング調整も容易にすることができるバス電位中間電圧セット回路及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るバス電位中間電圧セット回路は、半導体装置内の単相バス線を中間電位にセットするバス電位中間電圧セット回路において、前記単相バス線を中間電位にセットする中間電位化動作と前記単相バス線にメモリセルからデータを読み出すデータ読み出し動作とを中間化制御信号によって切り換える駆動回路制御手段を有し、前記駆動回路制御手段は、前記中間電位化動作においては、前記中間化制御信号の変化に応じて前記単相バス線に接続されたプルアップ用駆動回路とプルダウン用駆動回路とのいずれか一方のみをオンさせてから、前記オンさせた駆動回路を前記単相バス線の電位が前記中間電位に達したことに応答してオフさせ、前記データ読み出し動作においては、前記中間化制御信号の変化に応じて前記プルアップ用駆動回路と前記プルダウン用駆動回路とをオフさせると共に、前記単相バス線にメモリセルから読み出されたデータが供給されるように制御するものであり、前記プルアップ用駆動回路はn型MOSトランジスタを有し、前記プルダウン用駆動回路はp型MOSトランジスタを有し、前記中間電位は、前記各MOSトランジスタにおけるオンとオフとの臨界値であることを特徴とする。また、本発明に係るバス電位中間電圧セット回路の制御方法は、半導体装置内の単相バス線を中間電位にセットするバス電位中間電圧セット回路の制御方法において、前記単相バス線を中間電位にセットする中間電位化動作と前記単相バス線にメモリセルからデータを読み出すデータ読み出し動作とを中間化制御信号によって切り換える制御方法であって、前記中間電位化動作においては、前記中間化制御信号の変化に応じて前記バス線に接続されたプルアップ用駆動回路とプルダウン用駆動回路とのいずれか一方のみをオンさせてから、前記オンさせた駆動回路を前記単相バス線の電位が前記中間電位に達したことに応答してオフさせ、前記データ読み出し動作においては、前記中間化制御信号の変化に応じてプルアップ用駆動回路とプルダウン用駆動回路とをオフさせると共に、前記単相バス線にメモリセルから読み出されたデータが供給されるように制御することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例について説明する。図1は本発明の実施例に係るバス電位中間電圧セット回路を示す回路図である。図1に示すように、メモリセルから読み出された微小振幅信号を増幅する複数個のセンスアンプSAがバス線RBUSに接続されている。このセンスアンプSAには、複数個のセンスアンプSAの中から1個のSAを選択すると同時に活性化するための信号SEが夫々入力されるようになっている。また、各センスアンプSAの出力にはバス線RBUSが共通接続されている。
【0010】
このバス線RBUSに、本発明の実施例に係るバス電位中間電圧セット回路が接続されている。このセット回路においては、中間化制御信号としてパルスMCを入力するNAND1と、入力パルスMCのインバータINV1による反転信号を入力するNOR2とを有する。これらの論理回路NAND1及びNOR2の出力P及びNが夫々バス中間化駆動用のpMOSトランジスタM2及びnMOSトランジスタM1のゲートに入力されている。
【0011】
トランジスタM1、M2のソースはバス線RBUSに共通接続され、nMOSトランジスタM1のドレインは最高電源電圧Vccに接続され、pMOSトランジスタM2のドレインは最低電源電圧GNDに接続されている。また、バス線RBUSには、pMOSトランジスタM4及びnMOSトランジスタM3からなるトランスファスイッチが接続されており、その先にインバータINV2とINV3で構成したフリップフロップが接続されている。また、前記トランスファスイッチは、論理回路NAND1及びNOR2の夫々他方の入力端子にも接続されている。
【0012】
次に、上述のごとく構成されたバス電位中間電圧セット回路の動作について図2のタイミングチャート図も参照して説明する。MC信号が活性化される前はMC信号はロウに固定されているので、読み出しが起こる前のバス線RBUS上に残るデータは、信号MCのロウによりオンしているトランスファスイッチM3、M4を通してインバータINV2及びINV3からなるフリップフロップに伝達されている。このとき、このフリップフロップのデータによらず、NAND1の出力Pはハイ、NOR2の出力Nはロウになるので、中間化駆動回路としてのトランジスタM1、M2はオフである。
【0013】
例えば、バス線RBUSの前データがロウの状態で、MCにハイパルスが入力されると、フリップフロップデータとMCからの論理により、N信号にハイパルスが即時に出力され、トランジスタM1をオンさせる。このとき、Pはハイ固定なので、トランジスタM1のみオンするため、バス線RBUSの電位はVccに引き上げる。
【0014】
しかし、トランジスタM1はソース端子がバス線RBUSに接続されているので、バス線RBUSの上昇に伴い、トランジスタM1のゲート電圧が減少し、Vcc−Vtn(nMOSトランジスタM1のしきい値電圧)の電位でオフとなる。通常、MOSトランジスタのしきい値は0.7V程度であるが、ソース端子が浮いている場合(相対的にはウェル電位がソースより下げられた場合と同じ)には、バックバイアス効果でしきい値が上昇する。Vcc=2.5Vの場合を想定すると、Vtnは1.2V程度になるので、バス線RBUSはちょうど1/2・Vccの1.2V程度で止まることになる。この状態で、MCがオフになり、バス線RBUSがフローティングになると、バス線がもつ大きな付加容量により、その電位が即座に変動することはない。この中間電位動作中はトランスファトランジスタM3、M4はオフなので、バス線RBUSの電位変動はフリップフロップ及びNOR論理にフィードバックせずに安定状態を維持する。これにより、この回路が中間電位化動作中も無駄な貫通電流が全く生じない。
【0015】
その後に、SEが活性化して、センスアンプSAからデータがバス線RBUSに出力されるが、中間電位にバスがあるため、高速にデータは確定する。この時の電位変化量はVccの約半分であり、バス線RBUSの充放電にかかるピーク電流が中間化時とセンスアンプSAの読み出し時で分散され、半減することがわかる。また、バスの前データを保存するフリップフロップの能力は極めて小さくてよいので、中間化終了後にこれがバスに接続されるが、バス電位をハイ又はロウに変化させる時定数は極めて長い。このため、同時に起こるSE活性化が遅れても、バス電位はほとんど変化しない。
【0016】
バス線RBUSの前データがハイの場合も同様であり、pMOSトランジスタM2のみでバス線をVtp(pMOSのしきい値電圧)まで引き下げるが、この場合も、約1/2・Vccにセットすることができる。
【0017】
次に、本発明の第2実施例について図3の回路図を参照して説明する。本実施例は、回路素子数を削減するために、RBUS前データを保存するフリップフロップと、トランスファスイッチ回路と、駆動トランジスタを決定するNAND1及びNOR2からなる論理回路を全て削除したものである。入力パルスMCはnMOSトランジスタM41のゲートに直接入力され、pMOSトランジスタM42のゲートにインバータINV1を介して入力される。トランジスタM41、M42のソースはバス線RBUSに共通接続され、nMOSトランジスタM41のドレインは最高電源電圧Vccに接続され、pMOSトランジスタM42のドレインは最低電源電圧GNDに接続されている。なお、駆動MOSトランジスタM41,M42のしきい値が中間電圧にほぼ等しい。
【0018】
このように構成された第2実施例のバス電位中間電圧セット回路においては、MC活性化時にプルダウン用pMOSトランジスタM42と、プルアップ用nMOSトランジスタM41のゲートには夫々ロウ及びハイが入力される。そうすると、バスRBUSの電位が低いときはトランジスタM41のみがオンし、またバスRBUSの電位が高いときはトランジスタM42のみがオンするので、バス電位は中間に向かう。これは、駆動MOSトランジスタM41,M42のしきい値が中間電圧にほぼ等しい(VCC−Vtn=Vtp=1.2V)ためで、中間電位状態でちょうどトランジスタM41とトランジスタM42がオンからオフになるぎりぎりの状態となることを示している。厳密には、双方のトランジスタM41,M42がいずれもオンになる状態はあり得るが、極めてトランジスタ能力が低い条件なので、貫通電流はほとんど無視できるレベルである。
【0019】
次に、図4を参照して本発明の第3実施例について説明する。本実施例においては、図3に示す第2実施例に対し、プルアップ用nMOSトランジスタM51とプルダウン用pMOSトランジスタM52との間にダイオードD1,D2を接続し、これらのダイオードD1,D2の相互接続点をバス線RBUSに接続している点が異なる。
【0020】
電源電圧が2.5Vより高い場合とか、MOSトランジスタのしきい値が小さい場合、第1の実施例では完全な中間電圧を通り過ぎて上すぎた電圧、又は、下げすぎた電圧に、バス線RBUSが設定されてしまう。また、第2の実施例では、上述の場合に、中間電位付近での貫通電流が無視できないほど大きくなってしまう。本実施例では、これを回避するために、駆動pMOSトランジスタM52とバス線RBUSとの間と、駆動nMOSトランジスタM51とバス線RBUSとの間に夫々ダイオードD2とD1を挿入している。
【0021】
これにより、プルアップ用トランジスタM51の最終到達電位はVcc−Vtn−Vf(ダイオードの順方向電圧)、プルダウン用トランジスタM52の最終到達電位はVtp+Vfとなり、本実施例においても、第1及び第2の実施例に近い状態の動作が可能となる。
【0022】
このダイオードの作り方は、p−nジャンクション素子及びMOSトランジスタのゲート・ドレイン接続など、製品製造プロセス及び設定電位の条件に合わせて選ぶことが可能である。
【0023】
次に、図5を参照して本発明の第4実施例について説明する。本実施例では、プルアップ用にpMOSトランジスタM61をオンさせ、プルダウン用にnMOSトランジスタM62をオンさせるため、P及びNを発生する前段論理回路が変更されている。トランジスタM61のドレインにはバイポーラトランジスタQ1のベース端子が接続され、更にダーリントン接続されたバイポーラトランジスタQ2のエミッタ端子にバス線RBUSが接続されている。一方、MOSトランジスタM62のドレインにはバイポーラトランジスタQ3のベース端子が接続され、更にダーリントン接続されたバイポーラトランジスタQ4のエミッタ端子がGNDに接続され、これらのMOSトランジスタM62のドレインとバイポーラトランジスタのコレクタとがバス線RBUSに接続されている。どちらかの駆動MOSトランジスタM61又はM62がオンすることで、バス線RBUSを中間電位まで動かしはじめるが、どちらもダーリントン接続なので極めて電流供給能力が高く、高速にバス線RBUSを駆動できる。プルアップトランジスタM61もプルダウントランジスタM62もバイポーラトランジスタのエミッタ・ベース電位差の2倍の電位(2Vf)になるとオフする。つまり、プルアップトランジスタM61はVcc−2Vf、プルダウントランジスタM62は2Vfまで駆動し、駆動回路はオフとなる。Vf=0.6〜0.7Vなので、ほぼ中間電位になることがわかる。
【0024】
次に、図6を参照して本発明の第5実施例について説明する。本実施例では、プルアップ駆動用pMOSトランジスタM71とプルダウン駆動用nMOSトランジスタM72はインバータ接続され、共通接続されたドレインがバス線RBUSに接続されている。P発生用の論理回路NAND3の一方の入力にはRBUS信号をインバータINV71を通して反転した信号をフィードバック入力し、N発生用の論理回路NOR4の一方の入力にはRBUS信号をインバータINV72により反転した信号をフィードバック入力される。
【0025】
例えば、バス線RBUSの前データがロウの場合、インバータINV71のしきい値がハイと感知するまでPはロウとなり、MOSトランジスタM71がバス線RBUSの電位を引き上げる。その後、インバータINV71がハイと感知するレベルまでRBUS電位が上がったとき、同時にインバータINV72のしきい値も同時にハイと感知すると、今度はMOSトランジスタM72がオンしてバス線RBUSの電位を引き下げようとしてしまい、不安定な状態で発振を起こしてしまう可能がある。そこで、インバータINV71のしきい値は1/2VCCより低く、逆にINV72のしきい値は1/2VCCより高く設定する。意図的にずらしたしきい値の電位差分がMOSトランジスタM71、M72が共にオフになる電圧帯であり、この電位までRBUSの電位が達した時点でバス線の中間化駆動が終わることになる。
【0026】
pMOSトランジスタでのプルアップとnMOSトランジスタでのプルダウンは、第1の実施例のように中間電位到達付近でトランジスタ能力が下がってくることがないので、中間電位に達するのは速いが、電位判定をフードバックするためにインバータINV71とINV72が必要であり、この部分での貫通電流が発生する。しかし、この回路規模は小さくすることが可能なので、電流消費として致命的な問題には至らない。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、中間化に伴う回路動作で、プルアップ用駆動回路及びプルダウン用駆動回路を構成するpMOSトランジスタ及びnMOSトランジスタが、共にオンになる回路は存在しないので、貫通電流の発生を防止することができ、また、バス線が中間電位に達した時点でセルフタイミング的に駆動トランジスタは全てオフになり、フローティング状態で次のセンスアンプSAの読み出しを待つことになるため、中間化のパルス幅調整とその後のSE活性化とのタイミングを正確に合わせる必要がなく、安定して高速読み出しが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るバス電位中間電圧セット回路を示す回路図である。
【図2】同じくその動作を示すタイミングチャート図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るバス電位中間電圧セット回路を示す回路図である。
【図4】本発明の第3実施例に係るバス電位中間電圧セット回路を示す回路図である。
【図5】本発明の第4実施例に係るバス電位中間電圧セット回路を示す回路図である。
【図6】本発明の第5実施例に係るバス電位中間電圧セット回路を示す回路図である。
【図7】従来のバス電位中間電圧セット回路を示す回路図である。
【符号の説明】
RBUS:バス線
M2、M4、M42,M52,M61、M71、M31,M33:pMOSトランジスタ
M1,M3,M41,M51,M62,M72,M32、M34:nMOSトランジスタ
INV1,INV2,INV3,INV61,INV62,INV63,INV71,INV72,INV31,INV32,INV33:インバータ
D1,D2:ダイオード
SA:センスアンプ
1、3:NAND
2、4:NOR
Claims (2)
- 半導体装置内の単相バス線に接続されたプルアップ用駆動回路とプルダウン用駆動回路、及び中間化制御信号に応じて前記プルアップ用駆動回路とプルダウン用駆動回路のオン・オフを制御して、前記単相バス線を中間電位にセットする中間電位化動作を行う駆動回路制御手段を有し、
前記駆動回路制御手段は、前記単相バス線上のデータを保存するフリップフロップ回路と、前記単相バス線上のデータを前記フリップフロップ回路に前記中間化制御信号に応じて選択的に伝達するトランスファ回路とを備えるバス電位中間電圧セット回路において、
前記中間電位化動作においては、前記中間化制御信号と前記フリップフロップ回路のデータとの論理に応じて、前記単相バス線に接続されたプルアップ用駆動回路とプルダウン用駆動回路とのいずれか一方のみをオンさせてから、前記オンさせた駆動回路を前記単相バス線の電位が前記中間電位に達したことに応答してオフさせ、
その後、前記中間化制御信号がオフになるのに応じて前記プルアップ用駆動回路と前記プルダウン用駆動回路とをオフさせ、
その後、センスアンプ活性化信号に応じたデータ読み出し動作においては、前記単相バス線にメモリセルから読み出されたデータが供給されるように制御するものであり、
前記プルアップ用駆動回路はn型MOSトランジスタを有し、
前記プルダウン用駆動回路はp型MOSトランジスタを有し、
前記中間電位は、前記各MOSトランジスタにおけるオンとオフとの臨界値であることを特徴とするバス電位中間電圧セット回路。 - 半導体装置内の単相バス線に接続されたプルアップ用駆動回路とプルダウン用駆動回路、及び中間化制御信号に応じて前記プルアップ用駆動回路とプルダウン用駆動回路のオン・オフを制御して、前記単相バス線を中間電位にセットする中間電位化動作を行う駆動回路制御手段を有し、
前記駆動回路制御手段は、前記単相バス線上のデータを保存するフリップフロップ回路と、前記単相バス線上のデータを前記フリップフロップ回路に前記中間化制御信号に応じて選択的に伝達するトランスファ回路とを備えるバス電位中間電圧セット回路の制御方法において、
前記中間電位化動作においては、前記中間化制御信号と前記フリップフロップ回路のデータとの論理に応じて、前記単相バス線に接続されたプルアップ用駆動回路とプルダウン用駆動回路とのいずれか一方のみをオンさせてから、前記オンさせた駆動回路を前記単相バス線の電位が前記中間電位に達したことに応答してオフさせ、
その後、前記中間化制御信号がオフになるのに応じて前記プルアップ用駆動回路と前記プルダウン用駆動回路とをオフさせ、
その後、センスアンプ活性化信号に応じたデータ読み出し動作においては、前記単相バス線にメモリセルから読み出されたデータが供給されるように制御することを特徴とするバス電位中間電圧セット回路の制御方法。
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