JP3793654B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、等の画像形成装置に係り、詳しくは、潜像担持体や転写体の非画像部の地肌汚れを低減する地肌汚れ低減手段の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やプリンターなどの画像形成装置においては、画像形成粒子としてのトナーの帯電量の変化により、濃度過多の画像を形成したり、潜像担持体である感光体ドラムの非画像部に地肌汚れを発生させたり、逆に画像濃度を不足させたり、といった不具合を生ずる場合があった。例えば、画像形成装置に新たなトナーをセットした直後には、帯電不足のトナーが過剰となって、濃度過多の画像を形成したり、地肌汚れを生じたりする場合があった(以下、画像形成装置に新たなトナーがセットされた直後のことを、トナーセット後と称する)。
【0003】
そこで、本出願人は特開平8−262865号において、光学濃度基準値(Vsg)と光学濃度検出値(Vsp)とを粒子付着量検知手段としての光学的センサ(以下、Pセンサと称する)に検出させ、この検出結果に基づいて、トナーセット後におけるトナー攪拌時間を決定させる画像形成装置を提案した。ここで、Vsgは、現像装置内のトナーが十分に帯電されている状態における、潜像担持体上の非画像部の反射光量検出値であり、Vspは、トナーセット後における該非画像部の反射光量検出値である。この画像形成装置によれば、トナーセット後の現像装置内のトナーを、VsgとVspとに基づいて充分帯電させるまで攪拌することができるので、トナーセット後のトナー帯電不足による濃度過多の画像形成や上記地肌汚れを回避することができる。
【0004】
また、本出願人は特開平4−158382号において、トナーセット後の初回の画像形成に先立って、二成分現像装置に対してその内部の二成分現像剤のトナーを強制消費させたり、トナーを補給したりして、トナー濃度を調整するトナー収支制御を実行する画像形成装置を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本発明者は鋭意研究により、トナーセット後の他にも濃度過多の画像形成や地肌汚れを生ずるときがあることを見出した。
【0006】
例えば、主電源を切った状態、即ち、不使用の状態、で画像形成装置を長期間放置すると、現像装置内のトナーを無攪拌の状態で長期間放置することになり、主電源の再投入後においてトナー帯電不足による上記地肌汚れ等を生ずることが判明した。このため、上記特開平8−262865号の画像形成装置でも、長期間放置後の主電源再投入後には転写紙等に地肌汚れを等を生じさせるおそれがある。
【0007】
また、二成分現像装置を用いる画像形成装置の場合には、二成分現像装置内のトナー濃度を一定に保っても、湿度や温度等の環境の変化により画像濃度が変化してしまう。このため、従来、感光体ドラム上に形成した基準画像のトナー付着量に応じて二成分現像装置へのトナー補給量を増減することで、トナー濃度を調整して画像濃度の安定化を図っていた。しかし、このようにトナー補給量の増減によってトナー濃度を調整する場合には、トナー補給を停止させても、画像を形成させない限りはトナー濃度を低下させることができない。このため、環境が大きく変化した場合には、トナー濃度が適正な濃度に低下するまで、地肌汚れのある画像や、濃度過多の画像を形成してしまうことが判明した。特に、主電源がONの状態で画像形成動作を長時間待機した後には、最後に画像形成動作を行ったときに比べて環境が大きく変化している可能性が高い。上記特開平4−158382号の画像形成装置は、トナーセット後にトナーを強制消費するものであり、トナーセット後でないときにはトナーを強制消費しないので、このように環境が大きく変化している場合には転写紙等に地肌汚れを等を生じさせるおそれがあった。
【0008】
本発明は以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、濃度過多の画像形成や上記地肌汚れをより確実に低減することができる画像形成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項の発明は、表面に潜像を形成する潜像担持体と、画像形成粒子及びキャリアを含有する二成分現像剤を用いて該潜像を現像する二成分現像装置と、二成分現像剤に画像形成粒子を補給するための粒子補給手段と、これらを制御する制御手段と、該二成分現像装置内の二成分現像剤の画像形成粒子濃度を検知する粒子濃度検知手段とを備える画像形成装置であって、該表面の所定位置における画像形成粒子付着量を検知する粒子付着量検知手段を備え、主電源がONされた場合、又は、該主電源がONされており且つ画像形成を行わない時間が所定時間を超えた場合、であり且つ該基準画像の画像形成粒子付着量が所定量を超える場合には、該二成分現像装置内の画像形成粒子を強制的に消費する強制消費制御を実行し、且つ、該強制消費制御の実行後における二成分現像剤を用いて該粒子濃度検知手段を校正することを特徴とするものである。
【0012】
この画像形成装置においては、主電源がONされた場合、又は、該主電源がONされており且つ画像形成を行わない時間が所定時間を超えた場合、には上記粒子付着量検知手段により上記基準画像の画像形成粒子付着量を検知する。即ち、最後に画像形成動作を行ったときに比べて環境が大きく変化している可能性が高い場合には、上記基準画像の画像形成粒子付着量を検知する。そして、この画像形成粒子付着量が所定量を超える場合には、二成分現像装置内の画像形成粒子が強制的に消費される。これにより、潜像担持体上に所望の画像を形成する前に、二成分現像装置内の画像形成粒子濃度を低下させることができる。
また、上記強制消費制御後に生ずる粒子濃度検知手段の検知誤差の増大を回避する。例えば、上記強制消費制御により二成分現像装置内の画像形成粒子濃度を粒子濃度検知手段の適正検知域から外してしまった場合には、該粒子濃度検知手段の検知誤差を増大させてしまう。そして、この増大により、上記強制消費制御後の二成分現像剤に対する画像形成粒子濃度の調整能力を低下させてしまう。そこで、この画像形成装置においては、上記校正により、上記適正検知域を上記強制消費制御後の二成分現像装置内の画像形成粒子濃度に合わせることで、該強制消費制御後に生ずる粒子濃度検知手段の検知誤差の増大を回避する。
【0015】
請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記潜像担持体の表面に所定形状のパターン画像を形成させることにより、上記二成分現像装置内の画像形成粒子を強制的に消費させるように構成したことを特徴とするものである。
【0016】
この画像形成装置においては、潜像担持体の表面に所定形状のパターン画像を形成することで、単位時間あたりにおける画像形成粒子濃度の低減量を均一化する。
【0017】
請求項の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、少なくとも、上記主電源をONしてから最初の上記帯電量調整制御又は上記強制消費整制御を実行させるまでの間に、地肌汚れのない状態の上記所定位置を上記粒子付着量検知手段に検知させて、該粒子付着量検知手段を校正させるようにしたことを特徴とするものである。
【0018】
この画像形成装置においては、上記主電源をONした後の最初の上記帯電量調整制御又は上記強制消費整制御から、地肌れ状態の誤認を回避することができる。例えば、地肌汚れしている状態の上記所定位置を上記粒子付着量検知手段で検知しながら、該粒子付着量検知手段を校正すると、以降の制御において、地肌汚れしている状態の該所定位置を地肌汚れしていないものと誤認してしまう。そこで、この画像形成装置においては、最初の上記帯電量調整制御又は上記強制消費整制御に先立ち、地肌汚れのない状態の上記所定位置を上記粒子付着量検知手段で検知しながら、該粒子付着量検知手段を校正する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置である電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した実施形態について説明する。
【0020】
まず、この複写機の基本的な構成について説明する。
図1は本実施形態に係る複写機の作像部分の概略構成を示す断面図である。この複写機には、静電潜像が形成される潜像担持体としての感光体ドラム1が回転可能に取り付けられており、図示しない駆動系により図中時計回りに駆動される。この感光体ドラム1の周囲には帯電装置2、現像装置3、転写装置4(図示せず)、クリーニング手段としての機能を兼ね備えるクリーニング装置5、除電装置としての除電ランプ6、粒子付着量検知手段としてのPセンサ8、等が配設されている。そして、現像装置3には、現像装置3にトナーを補給するための粒子補給手段としてのトナー補給装置7が取付けられている。なお、この複写機全体の動作については、周知の電子写真プロセスであるので説明を省略する。
【0021】
現像装置3はトナーと磁性キャリアからなるいわゆる2成分現像剤を用いる二成分現像装置であり、この現像装置3の内部には、現像ローラ対3a、攪拌パドル3b、アジテータ3c、粒子濃度検知手段としてTセンサ3d、等が設けられている。現像ローラ対3aはそれぞれ、現像装置3の開口部においてその周面を感光体ドラム1の周面と対向させるように設けられ、トナーを付着させた磁性キャリアを担持すべく、内部に磁石が設けられている。アジテータ3cは、上記トナー補給装置7から補給されたトナーを現像装置3内の二成分現像剤と混合撹拌しながら、攪拌パドル3b側に搬送する。攪拌パドル3bは、ローラ部の周面に設けられた複数のパドル状部材により、アジテータ3cから搬送されてくる二成分現像剤や、既にその周辺に存在する二成分現像剤を攪拌しながら、これらの二成分現像剤を現像ローラ対3aに供給する。この攪拌の際、二成分現像剤中のトナーは、磁性キャリア等との摩擦により帯電が助長される。即ち、攪拌パドル3bは粒子帯電手段としての機能を備えている。なお、アジテータ3cも、上記混合攪拌の際にトナーの摩擦帯電を助長するので、粒子帯電手段としての機能を備えている。Tセンサ3dは、アジテータ3cの下方の現像ケーシング底壁部に設けられ、アジテータ3c近傍における二成分現像剤のトナー濃度(以下、単にトナー濃度と称する)を検知すべく、該二成分現像剤の透磁率を検知する。
【0022】
現像装置3においては、現像ローラ対3a、攪拌パドル3b、アジテータ3c、などが図示を省略した駆動装置によって駆動され、現像ローラ対3a及び攪拌パドル3bがそれぞれ反時計回りに、アジテータ3cが時計回りに回転する。これらの回転により、アジテータ3c近傍の二成分現像剤は攪拌されながら攪拌パドル3bに送られ、攪拌パドル3bから現像ローラ対3aに供給される。そして、現像ローラ3a周面に担持されて感光体ドラム1周面との対向部に搬送され、感光体ドラム1周面に形成された静電潜像を現像する。
【0023】
トナー補給装置7は、内部に現像装置3への補給用のトナーを収容している。そして、このトナーを撹拌しながら現像装置3内との連通口側へ送るための撹拌部材7aが設けられている。更に、この連通口には、撹拌部材から送られてくるトナーを現像装置3に補給するためのトナー補給ローラ7bが設けられている。
【0024】
次に、本複写機の制御手段について説明する。
図2は本複写機の制御手段としての制御部10における回路構成の一部を示すブロック図である。制御部10は、演算機能を備えるMPU10a、シーケンスプログラムを格納するROM10b、演算データを一時的に格納するRAM10c、等から構成されている。MPU10aと、ROM10b及びRAM10cとは、有線接続されており、これらの間でデータ交換が行われるようになっている。更に、MPU10aには、操作表示部11、Tセンサ3d、Pセンサ8、等も接続されている。この操作表示部11は、例えばタッチパネル式ディスプレイ等から構成され、操作者に対して所定情報を表示したり、操作者からのキー入力を受け付けたりするためのものである。また、Tセンサ3d及びPセンサ8の検出信号は、MPU10aに適宜読み込まれるようになっている。
【0025】
MPU10aは、CPUやPWMコントローラ等を備えており、PWMコントローラからは直流電圧が出力されて、Tセンサ3dとPセンサ8とにそれぞれ印加される。CPUは、このPWMコントローラへの制御信号の大きさ(以下、PWM値と称する)を変化させることにより、Tセンサ3dやPセンサ8に供給すする直流電圧(以下、コントロール電圧と称する)の値を変化させることができる。これにより、Pセンサ8及びTセンサ3dの出力レベルを調整している。本実施形態の複写機においては、感光体ドラム1上の非画像部検出時に、Pセンサ8からの出力電圧が4.0±0.1[V]となるように、Pセンサ8へのコントロール電圧の値を調整すべく、CPUからのPWM値を調整している。
【0026】
次に、本複写機のトナー補給制御について説明する。
Pセンサ8は、発光ダイオード等からなる発光部と、フォトトランジスタなどのフォトセンサ等からなる受光部とで構成されている。この発光部からの照射光は、感光体ドラム1上に所定位置に照射され、その反射光量が受光部によって検出される。この検出結果は、Pセンサ8から直流電圧として出力され、MPU10aに入力される。ここで、上記反射光量は感光体ドラム1上の所定位置におけるトナー付着量によって変化する。即ち、Pセンサ8からの出力電圧値は、感光体ドラム1上の所定位置におけるトナー付着量によって変化する。これにより、MPU10aは、この所定位置におけるトナー付着量を知得する。なお、本実施形態の複写機においては、トナー付着量が増加するとPセンサ8からの出力電圧値が減少する。
【0027】
Tセンサ3dは、トナー濃度を検出するものであり、例えば、トナ−量の増減で変化する透磁率を検知する透磁率センサなどで構成されている。そして、トナー濃度に応じた値の直流電圧をMPU10aに出力する。
【0028】
RAM10には、Tセンサの出力電圧についての目標値(以下、T目標値と称する)が格納されている。MPU10aは、このT目標値と、Tセンサ3dからの実際の出力電圧の値とに基づいて、トナー補給装置7の駆動を制御し、現像装置3へのトナー補給をON/OFFする。これにより、トナー濃度を一定に保つことができる。但し、画像濃度は、トナー濃度の他、トナー帯電量、温度や湿度などの環境、等によっても影響される。このため、本実施形態の複写機では、予め所定形状の基準画像(以下、Pパターンと称する)を検知するPセンサ8からの出力目標値(以下、P目標値と称する)をRAM10cに格納している。そして、感光体ドラム1上のPパターンに対してのPセンサ出力値と、P目標値との比較に基づいて、画像濃度の濃淡を判断してT目標値を適宜補正する。これにより、現像装置3内へのトナー補給量が増減されてトナー濃度が調整されるので、安定した濃度の画像が形成される。
【0029】
次に、本複写機の特徴的な構成について説明する。
図3はCPUにおける制御の一部を示すフローチャートである。本複写機の制御部10のCPUは、複写機の主電源がONされた直後、及び、該主電源がONされており且つ画像形成動作を行わない時間(以下、待機時間と称する)が所定時間としての1440分を超えた直後、に帯電量調整制御としてのサブルーチンsb1の処理を実行する。即ち、トナー帯電量を不足させている可能性が高い場合には、サブルーチンsb1の処理を実行する。具体的には、CPUは、主電源のONを検知すると(ステップS1)、まず、待機時間tの値をゼロにリセットする(ステップS2)。この待機時間tは複写機の待機時間を分で示すものである。なお、サブルーチンsb1の処理については、後に詳述する。
【0030】
CPUは、次に、CPUは、感光体ドラム1のプレ回転を開始させた後(ステップS2)、感光体ドラム1上のトナー付着のない地肌部を検知するPセンサ8からの出力電圧が4.0±0.1[V]となるように、PWMコントローラへのPWM値の調整処理を実行する(ステップS3)。
【0031】
ここで、Pセンサ8に地肌汚れ部を検知させながらPセンサ8についてのPWM値を調整させると、以降の制御において、CPUに対して感光体ドラム1上の地肌汚れ部もトナー付着のない地肌部として誤認させてしまう。そこで、本第1実施形態の複写機においては、Pセンサ8に地肌汚れのない非画像部を検知させながらPセンサ8についてのPWM値を調整すべく、感光体ドラム1のプレ回転開始後、所定時間内にPセンサ8についてのPWM値の調整を終了するように構成されている。この所定時間は、プレ回転開始後、現像装置3からのトナー付着により上記所定位置に地肌汚れが生じ、且つ、この地肌汚れがPセンサに検知されるまでの時間よりも短く設定されており、この時間は予めの試験により求められたものである。
【0032】
このように、感光体ドラム1のプレ回転開始の直後に、地肌汚れのない上記所定位置をPセンサ8に検知させながら、Pセンサ8についてのPWM値の調整処理を実行することにより、主電源をONした直後から上記誤認を回避することができる。
【0033】
なお、画像形成装置の構成によっては、プレ回転開始直後から感光体ドラム1に地肌汚れが生ずる場合がある。このような場合には、例えば、上記プレ回転の開始前において現像装置3との対向位置にあった感光体ドラム1の周面領域(図1において点P〜Q)を、感光体ドラム1の回転によってPセンサ8の検知可能領域まで移動させる前にPセンサ8についてのPWM値の調整処理を終了させればよい。また、現像装置3内の現像ローラ3aに担持されるトナーをブレードの当接や現像ローラ3の逆回転などによって除去させるいわゆる穂切り動作を実施させて、現像ローラ対3aのケーシングから露出している領域上に現像剤を存在させないような状態にしてもよい。
【0034】
CPUは、上記ステップS3でPWM値の調整処理を実行した後に、非画像部であるべき上記所定位置のトナー付着量を検知するPセンサ8からの出力電圧値(以下、Vsgと称する)を参照する(ステップS4)。そして、Vsg>4.1であると判断した場合には(ステップS4でY)、Pセンサ8についてのPWM値の調整不良エラー処理を実行する(ステップS5)。
【0035】
この調整不良エラー処理では、例えば、感光体ドラム1やPセンサ8を清掃した後、主電源をリセットするような操作を促す表示が操作表示部に表示される。なお、現像ローラ3a上のトナーを除去させる機能を設けている場合には、現像ローラ3a上のトナーを除去させた状態で、Pセンサ8についてのPWM値を再度調整させた後、制御のシーケンスを図中のステップS5にループさせるように構成してもよい。
【0036】
CPUは上記ステップS4においてVsg≦4.1であると判断した場合には、次に、サブルーチンsb1の処理を実行した後(ステップS6)、待機時間tのカウントを開始する(ステップS7)。そして、操作者からの作像命令の有無を判断し(ステップS8)、「作像命令有り」と判断した場合には(ステップS8でY)、所定の作像処理を実行する(ステップS9)。そして更に、待機時間tの値をゼロにリセットした後に(ステップS10)、制御のシーケンスを上記ステップS7にループさせる。また、「作像命令無し」と判断した場合には(ステップS8でN)、次に、待機時間t>1440[分]であるか否かを判断し(ステップS11)、待機時間t>1440[分]である場合には(ステップS11でY)、サブルーチンsb1の処理を実行する(ステップS12)。そして、待機時間tの値をゼロにリセットした後に(ステップS13)、制御のシーケンスをステップS14に進める。
【0037】
このステップS14において、CPUは主電源をOFFされたか否かを判断し、「OFFされた」と判断した場合には一連のシーケンスを終了し、「OFFされていない」と判断した場合にはシーケンスを上記ステップS8にループさせる。
【0038】
次に、サブルーチンsb1の処理について詳述する。
図4はCPUのサブルーチンsb1の処理を示すフローチャートである。このサブルーチンsb1において、CPUはまず、感光体ドラム1の回転を開始させた後(サブステップsb1ー1)、30秒間の剤攪拌処理を実行する(サブステップsb1−2)。この剤攪拌処理においては、攪拌パドル3b及びアジテータ3cが30秒間回転し、現像装置3内の二成分現像剤を攪拌する。この攪拌により現像装置3内における二成分現像剤のトナーの摩擦帯電が助長され、感光体ドラム1の非画像部における地肌汚れが低減される。
【0039】
次に、CPUは感光体ドラム1上の上記所定位置にPパターンを形成してから(サブステップsb1−3)、Pパターンのトナー付着量測定値(以下、Vspと称する)を参照する(サブステップsb1−4)。そして、Vsp<0.39であると判断した場合には(サブステップsb1−4でY)、感光体ドラム1上に許容範囲を超える地肌汚れが生じているとみなして、現像装置3内の二成分現像剤を更に攪拌すべく、制御のシーケンスを上記サブステップsb1−2にループさせる。このループはCPUがサブステップsb1−4においてVsp≧0.39であると判断するまで実行される。即ち、感光体ドラム1の非画像部における地肌汚れの度合いが許容範囲内になるまで、トナーの帯電が助長される。なお、CPUは、サブステップsb1−4においてVsp≧0.39であると判断した場合には(サブステップsb1−4でN)、感光体ドラム1の回転を終了させた後に(サブステップsb1−5)、サブルーチンsb1の処理を終了する。
【0040】
以上、本第1実施形態の複写機によれば、トナー帯電量を不足させている可能性が高い場合には、サブルーチンsb1の処理を実行し、感光体ドラム1の非画像部における地肌汚れの度合いを許容範囲内に抑えるまでトナーの帯電を助長するので、該地肌汚れ、濃度過多の画像形成をより確実に低減することができる。
【0041】
なお、本第1実施形態において、トナーの帯電を助長することにより地肌汚れを低減する構成について説明したが、本発明に係る「帯電量調整制御」は画像形成粒子の帯電を助長する制御に限定されるものではない。例えば、逆帯電トナーの増加により地肌汚れを生じている場合には、トナーの帯電を助長しないことにより、地肌汚れを低減し得る場合があり、本発明に係る「帯電量調整制御」にはこのような場合も含まれる。
【0042】
次に、本発明の他の特徴的な構成を複写機に適用した第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の複写機の基本的な構成については上記第1実施形態のものと同様であるので、その説明を省略する。
【0043】
本第2実施形態の複写機のCPUは、複写機の主電源がONされた直後、及び、該主電源がONされており且つ画像形成動作を行わない時間(以下、待機時間と称する)が所定時間としての1440分を超えた直後、に濃度調整制御としてのサブルーチンsb2の処理を実行する。即ち、最後の画像形成動作を行ったときに比べて環境が大きく変化している可能性が高い場合には、サブルーチンsb2の処理を実行する。なお、このサブルーチンsb2を実行する前におけるシーケンスのフローについては、図3の「サブルーチンsb1」の処理を、単に「サブルーチンsb2」に置き換えたものであるので、その図示を省略する。
【0044】
図5は本複写機におけるCPUのサブルーチンsb2の処理を示すフローチャートである。このサブルーチンsb2において、CPUはまず、感光体ドラム1の回転を開始させた後(サブステップsb2−1)、感光体ドラム1の上記所定位置にPパターンを形成して(サブステップsb2−2)、Vspを参照する(サブステップsb2−3)。そして、Vsp<0.39であると判断した場合には(サブステップsb2−3でY)、感光体ドラム1上に許容範囲を超える地肌汚れが生じているとみなして、現像装置3内のトナー濃度を低下すべく、トナー消費処理を実行する(サブステップsb2−4)。
【0045】
このトナー消費処理においては、330[mm/sec]の表面線速で回転される感光体ドラム1上の全幅方向に対して、太さ3.3[mm]のライン状のトナー消費用画像パターン(以下、消費パターンと称する)が6.6[mm]間隔で複数形成される。この消費パターンの形成時間は6秒間であるので、200の消費パターンが形成されることになる。なお、トナー濃度を低下させ過ぎないように、現像装置3内の二成分現像剤の収容量に応じて消費パターンの大きさを適正に設定することが望ましい。本第1実施形態の現像装置3における二成分現像剤の収容量は約1[kg]であり、トナー濃度は概ね2.5[wt%]に調整される。また、感光体ドラム1上に形成された消費パターンのトナーは、クリーニングによりクリーニング装置5内に回収されるので、無駄に廃棄されることはない。
【0046】
ここで、本第2実施形態の複写機においては、トナー帯電量が不足しているときや、環境が大きく変化しているときには、このようなトナー消費処理により画像濃度が低下する場合が多い。即ち、帯電量が不足しているときや、環境が大きく変化しているときには、通常のときよりもトナー濃度を低減するので、形成画像の濃度を低下させる。
【0047】
一方、上述のように、CPUは通常、Pパターンを検知するPセンサからの出力値をP目標値に近づけるようなトナー濃度制御(以下、単にトナー濃度制御と称する)を実行する。このため、トナー消費処理においてトナー濃度を適切に低減していても、以降のトナー濃度制御により、再びトナー濃度を増加させてしまい、上記地肌汚れ等を再発させてしまうおそれがある。このような再発を回避する方法としては、トナー消費処理後の所定時間内、例えば、トナーを十分に帯電させるまでの時間内、において該トナー消費処理直後のTセンサ3dからの出力値をT目標値として定め、該所定時間の経過後にトナー濃度制御を開始する方法がある。しかしながら、トナー消費処理後においては、トナー濃度がTセンサの適正検知域から外れている場合があり、このような場合にはトナー濃度の検知誤差が増大してしまい、正確なトナー濃度の調整が困難になる。
【0048】
そこで、CPUは、上記サブステップsb3においてVsg≧3.9であると判断した後、即ち、感光体ドラム1の地肌汚れの度合いが許容範囲内にあると判断した後、に現像装置3内の二成分現像剤を用いてTセンサ3dの校正処理を行う(サブステップsb2−5)。
【0049】
この校正処理において、CPUは、Tセンサ3dのトナー濃度の適正検知域の中心を、上記ステップS13の制御の直後における二成分現像剤のトナー濃度に合わせるべく、該トナー濃度に対するTセンサ3dの出力値が、例えば上記中心である2.5[V]になるように、TセンサについてのPWM値を調整する。このようなTセンサ3dの校正により、Tセンサ3dのトナー濃度の適正検知域をトナー消費処理後のトナー濃度に合わせて、トナー消費処理後に生ずるトナー濃度の検知誤差の増大を回避する。
【0050】
そして、Tセンサ3dの校正処理を実行した後には、感光体ドラム1の回転を終了させてサブルーチンsb2の処理を終了する(サブステップsb2ー6。
【0051】
なお、トナー濃度制御開始後のトナー濃度が、トナー消費処理直後のトナー濃度よりも高くなる場合には、現像装置3内のトナーを用いてTセンサ3dを再度校正させるようにするとより効果的である。具体的には、CPUに対して、トナー濃度制御開始後のT目標値とトナー消費処理直後のT目標値とを比較させ、前者の値<後者の値、となるような場合にはTセンサ3dの校正処理を実行させるように構成する。
【0052】
以上のサブルーチンsb2の処理において、Vspが所定量の画像形成粒子付着量を化体するの0.39を超える場合には、現像装置3内のトナーが強制的に消費される。これにより、感光体ドラム1上に所望の画像を形成する前に、現像装置3内のトナー濃度を低下させることができる。
【0053】
以上、本第2実施形態の複写機によれば、サブルーチンsb2の処理により感光体ドラム1上に所望の画像を形成する前に、現像装置3内のトナー濃度を低下させることができるので、転写紙の地肌汚れや、濃度過多の画像形成をより確実に低減することができる。
【0054】
なお、本第2実施形態において、トナー濃度を低減することにより地肌汚れを低減する構成について説明したが、本発明に係る「濃度調整制御」は画像形成粒子濃度を低減する制御に限定されるものではない。例えば、逆帯電トナーの増加により地肌汚れを生じている場合には、新たなトナーの補給によって二成分現像剤中における逆帯電トナーの相対濃度を低下させることにより、地肌汚れを低減し得る場合がある、即ち、トナー濃度を増加することにより地肌汚れを低減する場合もあり、本発明に係る「濃度調整制御」にはこのような態様も含まれる。
【0056】
【発明の効果】
請求項1乃至3の発明によれば、基準画像の画像形成粒子付着量が所定量を超える場合には、潜像担持体上に所望の画像を形成する前に二成分現像装置内の画像形成粒子濃度を低下させることができるので、潜像担持体及び転写体の地肌汚れや、濃度過多の画像形成をより確実に低減することができるという優れた効果がある。更には、上記強制消費制御後に生ずる粒子濃度検知手段の検知誤差の増大を回避するので、該強制消費制御後の二成分現像剤に対する画像形成粒子濃度の調整能力の低下を回避することができるという優れた効果もある。
【0058】
特に、請求項の発明によれば、単位時間あたりにおける画像形成粒子濃度の低減量を均一化するので、該画像形成粒子濃度を正確に調整することができるという優れた効果がある。
【0060】
また特に、請求項の発明によれば、上記主電源をONした後の最初の上記帯電量調整制御又は上記強制消費整制御から地肌れ状態の誤認を回避することができるので、濃度過多の画像形成や潜像担持体の地肌汚れを更に確実に低減することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る複写機の作像部分の概略構成を示す断面図。
【図2】同複写機の制御部10における回路構成の一部を示すブロック図。
【図3】同制御部10のCPUにおける制御の一部を示すフローチャート。
【図4】同CPUにおけるサブルーチンsb1の処理を示すフローチャート。
【図5】第2実施形態に係る複写機のCPUにおけるサブルーチンsb2の処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 帯電装置
3 現像装置
3a 現像ローラ対
3b 攪拌パドル
3c アジテータ
3d Tセンサ
4 転写装置
5 クリーニング装置
6 除電ランプ
7 トナー補給装置
7a 攪拌部材
7b トナー補給ローラ
8 Pセンサ
10 制御部
10a MPU
10b ROM
10c RAM
11 操作表示部

Claims (3)

  1. 表面に潜像を形成する潜像担持体と、画像形成粒子及びキャリアを含有する二成分現像剤を用いて該潜像を現像する二成分現像装置と、二成分現像剤に画像形成粒子を補給するための粒子補給手段と、これらを制御する制御手段と、該二成分現像装置内の二成分現像剤の画像形成粒子濃度を検知する粒子濃度検知手段とを備える画像形成装置であって、
    該表面の所定位置における画像形成粒子付着量を検知する粒子付着量検知手段を備え、
    主電源がONされた場合、又は、該主電源がONされており且つ画像形成を行わない時間が所定時間を超えた場合、であり且つ該基準画像の画像形成粒子付着量が所定量を超える場合には、該二成分現像装置内の画像形成粒子を強制的に消費する強制消費制御を実行し
    且つ、該強制消費制御の実行後における二成分現像剤を用いて該粒子濃度検知手段を校正することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項の画像形成装置において、
    上記潜像担持体の表面に所定形状のパターン画像を形成させることにより、上記二成分現像装置内の画像形成粒子を強制的に消費させるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    少なくとも、上記主電源をONしてから最初の上記帯電量調整制御又は上記強制消費整制御を実行させるまでの間に、地肌汚れのない状態の上記所定位置を上記粒子付着量検知手段に検知させて、該粒子付着量検知手段を校正させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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