JP3792988B2 - ビデオカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像信号を記録および再生するビデオカメラに係り、特にカメラ入力信号観察用の液晶モニタを備え、動画像および静止画像の両方を記録可能なビデオカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のビデオカメラ(たとえば、カムコーダ等と称するもの)において、カメラ入力信号観察用にはビューファインダが望遠鏡状にカメラの後部に備えられていた。近年、撮影の行い易さから大型の液晶モニタをカメラ入力信号観察用として備えたものが多数発表されている。この大型液晶モニタは、撮影記録中のカメラEE画像を観察することができるだけでなく、撮影後にテープに記録されている画像も観察することが可能である。
【0003】
一方、動画だけでなく静止画像を記録する製品も極めて多数発売されている。この静止画像については、VTRテープ上に記録する製品や静止画専用のメモリカードに記録する製品などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の液晶モニタ付きビデオカメラでは、液晶モニタは、本来カメラVTR部と同時に使用しなければならなかった。そして、このことがビデオカメラの消費電力を極めて大きくしている一因となっていた。一方、記録されている静止画像だけのモニタをする場合においても、液晶モニタ、カメラおよびVTRを含む装置全体で電力消費が行われていた。
【0005】
本発明はかかる問題点に鑑み、使用性に優れ、消費電力を効果的に減少し得るビデオカメラおよびその制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のビデオカメラは、第1の記録媒体を持つビデオカメラ本体と第2の記録媒体を持つモニタ部とを分離可能に結合させる結合手段を備えたビデオカメラであって、前記ビデオカメラ本体に第2のモニタ部と第1の記録媒体用の圧縮手段と該第1の記録媒体用の伸張手段を有し、前記モニタ部に前記第2の記録媒体用の伸張手段を有し、前記ビデオカメラ本体または前記モニタ部のいずれかに第2の記録媒体用の圧縮手段を有し、前記ビデオカメラ本体と前記モニタ部との結合状態では、前記第1、第2の記録媒体から画像データを伸張して前記モニタ部に画像を表示し、前記ビデオカメラ本体と前記モニタ部との分離状態では、前記第1の記録媒体から画像データを伸張して前記第2のモニタ部に画像を表示すると共に、前記第2の記録媒体から画像データを伸張して前記モニタ部に画像を表示するようにしたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明のビデオカメラにおいて、前記ビデオカメラ本体および前記モニタ部は、共通の電源装置をそれぞれ搭載可能に構成され、前記電源装置を搭載して単独で機能するようにしたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明のビデオカメラにおいて、前記第2の記録媒体として静止画像記録用メモリを有し、前記モニタ部単体で前記静止画像記録用メモリに記録されたデータから静止画像を再生し得るようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明のビデオカメラにおいて、前記モニタ部は、前記静止画像記録用メモリに記録された圧縮静止画像データに対する前記第2の記録媒体用の伸張手段としての静止画伸張手段と読出しアドレス制御手段を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明のビデオカメラにおいて、前記モニタ部はさらに、再生画像を選択するためのユーザインタフェースを有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明のビデオカメラにおいて、前記ビデオカメラ本体で得た静止画像データを圧縮する静止画圧縮手段を、前記モニタ部側に備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明のビデオカメラの制御方法は、第1の記録媒体を持つビデオカメラ本体と第2の記録媒体を持つモニタ部とからなるビデオカメラの制御方法であって、前記第1の記録媒体に対して動画像を記録または再生させ、前記第2の記録媒体に対して静止画像を記録または再生させ、記録または再生される画像信号を前記ビデオカメラ本体側および前記モニタ部側で切り換えて表示させることを特徴とする。
【0013】
また、本発明のビデオカメラの制御方法において、前記ビデオカメラ本体と前記モニタ部を分離し、前記第2の記録媒体に記録された静止画像データを前記モニタ部側で選択表示させることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の記録媒体は、上記いずれかの各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。また、本発明の記録媒体は、上記方法の処理手順を実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0015】
本発明では第1に、液晶モニタとビデオカメラ本体(カメラ部およびVTR部)の接合部にコネクタを配置し、互いに分離可能な機械構造を備えた。第2に、ビデオカメラ本体側ではなく、液晶パネル側に静止画像記録用メモリ、圧縮静止画像データの伸張手段、静止画像記録用メモリ読出しアドレス制御手段(すなわち静止画像選択のためのユーザインタフェース)、電源供給手段を備えることにより、液晶パネルを除いたビデオカメラ本体単体、または液晶パネル単体で機能可能な構成とした。
これにより記録してある静止画像確認だけの目的で液晶モニタを使用する場合には、液晶モニタをビデオカメラ本体から分離し、液晶モニタ単体として静止画像の再生が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態によるビデオカメラの外観斜視図である。図1において、100はビデオカメラ本体、106はバッテリ、110はコネクタ、111はヒンジ、112はロック溝、113はロック爪、114は嵌合溝、115はビューファインダ(第2のモニタ部)、150は液晶パネルを示す。
【0017】
図2は、本発明の第1の実施形態に係るビデオカメラの液晶パネル部(液晶モニタ)の外観斜視図である。図2において、106はバッテリ、113はロック爪、132はメモリカード、150は液晶パネルを示す。
【0018】
図3は、本発明の第1の実施形態におけるビデオカメラのブロック図である。図3において、100はビデオカメラ本体、101はビデオカメラ等の画像入力回路、102は動画圧縮回路、103は動画記録再生回路、104はDVテープ、105は動画伸張回路、106はバッテリ、107は本体側表示切換回路である。
【0019】
110はコネクタ、121は静止画圧縮回路、122は静止画記録再生回路、123は静止画伸張回路、124は液晶側表示切換回路、125は表示処理回路、126は液晶表示部、131はメモリコントローラ、132はメモリカード、133は液晶部CPU、134はタッチセンサ、140は液晶表示ユニット、そして150は液晶パネルを示す。
【0020】
つぎに第1の実施形態について、図1および図2の外観斜視図と図3の回路構成のブロック図を使って説明する。
図1は、本発明の特徴を最も良く表している外観斜視図である。通常のビデオカメラでは液晶パネルがビデオカメラ本体(カメラとVTR部を含み、これらをまとめてビデオカメラ本体と記述する)に対して、蝶番に似た構造を介して接続されており、両者は分離不可能である。本発明のビデオカメラでは、この蝶番構造部にコネクタおよび嵌合構造を配置し、ビデオカメラ本体100から液晶パネル150を分離可能な構造とした。
【0021】
また、通常のビデオカメラではバッテリの設置位置は1箇所のみである。本発明のビデオカメラではバッテリの設置位置をビデオカメラ本体100側と液晶パネル150側の2箇所に設ける。さらに、同一型のバッテリがこれら2箇所のどちらにも接続可能な形状にデザインしている。
【0022】
液晶パネル150とビデオカメラ本体100とを分離可能とするため機械構造的には、図1の液晶パネル150にロック爪113を設ける。ビデオカメラ本体100側の嵌合溝114をガイドとしてロック爪113を滑らせる。そして、ロック溝112へロック爪113を落ち込ませる形で液晶パネル150とビデオカメラ本体100を一体化させる構造とした。同時に電気的にはコネクタ110によりビデオカメラ本体100側と液晶パネル150側を接続した。近年、コネクタは構造部材として十分な強度を持つものが多数発売されているので、機械的な補強をする意味で十分な接合強度を持つコネクタを選択する。
【0023】
また、図1に示すようにバッテリは、同一型のものをビデオカメラ本体100側(106)と液晶パネル150側(106a)に接続することができる機械的な構造とした。
【0024】
さらに、回路的には液晶パネル150単体で静止画像の再生が可能なように、液晶パネル150側にメモリーカード、静止画像伸張回路、バッテリを設けたことが特徴である。
【0025】
以下、図3のブロック図を使って、回路の動作を詳細に述べる。
最初に、ビデオカメラ本体100と液晶パネル150をコネクタ110を介して一体化した状態での動作について説明する。
本発明装置は大きく分けて4つの状態のモードを持つ。第1は動画像記録中の状態、第2は静止画像記録中の状態、第3は既にDVテープに記録されている動画像を再生中の状態、そして第4は既にメモリカードに記録されている静止画像を再生中の状態である。
【0026】
まず、「動画像記録中の状態」について述べる。画像入力回路101では、カメラ、ライン等からの画像信号をAD変換し、このビデオカメラに適した形にデジタルデータフォーマットを変換する。画像入力回路101からの信号は一番上側のルートを通って液晶表示ユニット140ヘ出力され、この液晶表示ユニット140が記録状態モニタとして表示すると同時に、真中のルートを通ってDVテープヘ記録を行う。まず、記録状態モニタとしての画像信号は、本体側の表示切換回路107へ入力される。この本体側表示切換回路107は液晶表示部126への出力信号をどの回路からの入力信号にするかという選択機能を持つセレクタで構成される。
【0027】
液晶部CPU133から「動画像記録中の状態」の制御信号をセレクト信号として受け取ると、画像入力回路101からの信号が液晶表示部126へ出力されるように制御される。なお、ここでは発明の内容を理解し易く簡潔に説明するために、本体側表示切換回路107の制御に液晶部CPU133を使っているが、本来的にはビデオカメラ本体100側に持つCPUにより、全体的な表示制御を行なっても同じことである。
【0028】
本体側表示切換回路107から出力された画像データは、コネクタ110を通り、液晶側表示切換回路124へ入力される。この液晶側表示切換回路124も液晶部CPU133から「動画像記録中の状態」の制御信号をセレクト信号として受け取ると、画像入力回路101からの信号が液晶表示部126へ出力されるように制御される。液晶側表示切換回路124からのデジタル画像データは、表示処理回路125でDA変換等の液晶画面で表示するために必要な処理が施された後、液晶表示部126へ送られ、画像としてユーザヘ認識させる。以上が記録中にモニタされる画像信号の流れである。
【0029】
一方、DVテープ104ヘ記録される画像信号は、画像入力回路101でAD変換、フォーマット変換された後、動画圧縮回路102でDVフォーマットに従った圧縮処理が行われる。そしてその後、動画記録再生回路103でDVフォーマット化され、DVテープ104ヘ記録される。
【0030】
つぎに、「静止画像記録中の状態」について述べる。画像入力回路101では、カメラ、データ入力ライン(図示せず)等からの画像信号をAD変換し、このビデオカメラに適した形にデジタルデータフォーマットを変換する。画像入力回路101からの信号は一番上側のルートを通って液晶表示ユニット140ヘ出力され、この液晶表示ユニット140が記録状態モニタとして表示すると同時に、一番下側のルートを通ってメモリカード132ヘ記録を行う。「動画像記録中の状態」の場合と同様にまず、記録状態モニタとしての画像信号は本体側表示切換回路107へ入力される。
【0031】
液晶部CPU133から「静止画像記録中の状態」の制御信号をセレクト信号として受け取ると、画像入力回路101からの信号が液晶表示部126へ出力されるように本体側表示切換回路107が制御される。そして、本体側表示切換回路107から出力された画像データはコネクタ110を通り、液晶側表示切換回路124へ入力される。
【0032】
液晶部CPU133から「静止画像記録中の状態」の制御信号をセレクト信号として受け取ると、画像入力回路101からの信号が液晶表示部126へ出力されるように液晶側表示切換回路124が制御される。液晶側表示切換回路124からのデジタル画像データは、表示処理回路125でDA変換等の液晶画面で表示するために必要な処理が施された後、液晶表示部126へ送られ、画像としてユーザヘ認識させる。以上が、記録中にモニタされる画像信号の流れである。
【0033】
一方、メモリカード132ヘ記録される画像信号は、画像入力回路101でAD変換され、さらにフォーマット変換された後、コネクタ110を通って静止画圧縮回路121でJPEG圧縮等、静止画の圧縮に有利な圧縮処理が行われる。その後、静止画記録再生回路122でメモリカードデータとしてフォーマット化されて、メモリコントローラ131によって書き込むアドレス等を制御されながらメモリカード132ヘ記録される。
【0034】
つぎに、第3の「DVテープに記録されている動画像を再生中の状態」について述べる。DVテープ104上の動画像信号は、動画記録再生回路103によって、DVテープフォーマットが紐解かれたデータとなる。動画伸張回路105でDVフォーマットの圧縮がされていたデータは伸張されて、フィールド毎に1枚ずつのリアルタイムな画像データ列へと変化し、本体側表示切換回路107へ入力される。
【0035】
液晶部CPU133から「DVテープに記録された動画像を再生中の状態」の制御信号をセレクト信号として受け取ると、動画像伸張回路105からの信号が液晶表示部126へ出力されるように本体側表示切換回路107は制御される。そして、本体側表示切換回路107から出力された画像データはコネクタ110を通り、液晶側表示切換回路124へ入力される。
【0036】
液晶部CPU133から「DVテープに記録された動画像を再生中の状態」の制御信号をセレクト信号として受け取ると、動画像伸張回路105からの信号が液晶表示部126へ出力されるように液晶側表示切換回路124は制御される。液晶側表示切換回路124からのデジタル画像データは、表示処理回路125でD/A変換等、液晶画面で表示するために必要な処理が施される。この後、液晶表示部126へ送られ、画像としてユーザへ認識させる。以上が、DVテープに記録されている動画像が再生される信号の流れである。
【0037】
つぎに、第4の「メモリカードに記録されている静止画像を再生中の状態」について述べる。メモリカード132上の静止画像信号は、メモリコントローラ131によって読み出すアドレスを制御されながらデータの読出しを行う。静止画記録再生回路122でメモリカードデータフォーマットから余分なフラグ等が除去されて画像データのみが抽出される。静止画伸張回路123で、JPEG圧縮等の静止画圧縮に有利な圧縮処理が施されていたデータが紐解かれ、液晶側表示切換回路124へ入力される。
【0038】
液晶部CPU133から「メモリカードに記録されている静止画像を再生中の状態」の制御信号をセレクト信号として受け取ると、静止画伸張回路123からの信号が液晶表示部126へ出力されるように液晶側表示切換回路124は制御される。液晶側表示切換回路124からのデジタル画像データは、表示処理回路125でDA変換等の液晶画面で表示するために必要な処理が施された後、液晶表示部126へ送られ、画像としてユーザへ認識させる。以上が、メモリカードに記録されている静止画像を再生中の信号の流れである。
【0039】
以上の説明では、ビデオカメラ本体100および液晶パネル150をコネクタ110を介して一体化した状態での動作について説明した。この状態では、バッテリ106はビデオカメラ本体100側に接続しておく。その理由はバッテリの重量がかなり大きいため、ビデオカメラ本体100と液晶パネル150とを同時に使用した場合には、ビデオカメラ本体100側へ接続しておいた方がハンドリングバランスが良いからである。もちろん、図1のヒンジ部111の機械的な強度を十分高めて有るデザインでは、液晶パネル150側にバッテリ106aを搭載することも可能である。
【0040】
つぎに、ビデオカメラ本体100および液晶パネル150の一体化をコネクタ110を境に分離し、別体で使用した状態での動作について説明する。
まず、ビデオカメラ本体100を単体で使用する場合について説明する。この場合、先に述べた第1の「動画像記録中の状態」、第2の「静止画像記録中の状態」、第3の「既にDVテープに記録されている動画像を再生中の状態」、第4の「既にメモリカードに記録されている静止画像を再生中の状態」のうち、静止画に関わる第2と第4のモードについては機能させることはできない。一方、動画像に関わるモードについてはほぼ前述の説明のまま動作させることが可能である。
【0041】
しかし、ビデオカメラ本体100のみでは大型の液晶モニタを備えていないため、ユーザが記録画像を確認する際に図1のビューファインダ115を使用しなければならない。液晶モニタに比較してビューファインダは画面も小さく画像確認のためには極めて不利であるが、消費電力を重視する場合には低消費電力となり有効になる。このようにビデオカメラ本体のみで本発明を適用する場合には、もちろんバッテリ106をビデオカメラ本体100側へ装着し、動画像の確認のために液晶パネル150の代用として、ビデオカメラ本体100側のビューファインダ115を使用する。
【0042】
ビューファインダ115に出力する回路動作については現在一般的な技術を用いることができるが、液晶表示に関する回路である図3の液晶側表示切換回路124、表示処理回路125、液晶表示部126と同様なビューファインダ用出力回路をビデオカメラ本体100側へ持たせることで可能となる。
【0043】
つぎに、液晶パネル150を単体で使用する場合について説明する。この場合、先に述べた第1の「動画像記録中の状態」、第2の「静止画像記録中の状態」、第3の「既にDVテープに記録されている動画像を再生中の状態」、第4の「既にメモリカードに記録されている静止画像を再生中の状態」のうち、第4のモードについてのみ動作させることが可能となる。つまり、この場合はバッテリ106を液晶パネル150側ヘセットし、液晶パネル150単体でメモリカード132に記録された静止画データをユーザが他人へ見せたい場合等(つまり液晶アルバムとして使用する)に有効な使用方法である。
【0044】
そしてこの場合、先に述べた第4の「メモリカードに記録されている静止画像を再生中の状態」と回路の動作は同じとなる。しかし、通常のビデオカメラではユーザが再生したい静止画像を選択するためのハード手段をビデオカメラ本体側にのみ備えている。このため、本発明の構成の場合には液晶パネル150側にこの目的のユーザインタフェースを備えなければならない。
【0045】
ユーザインタフェースとしては簡単にスイッチとCPUで構成する方法もあるが、本発明ではシステムの大きさを考慮したので図3の液晶表示部126上にGUIを使用し表示する(このGUI表示のためのソフトは液晶部CPU133上に搭載する)スイッチをユーザに選択させ、それをタッチセンサ134で読み込み、液晶部CPU133へ伝達する方法を採用した。
【0046】
液晶部CPU133はユーザが選択した静止画の番号を読み取ったら、メモリコントローラ131ヘ読み出す静止画のアドレスを指示制御する。ここで説明したGUIとしては、図4のようなものが極めて単純でシステム構成上では簡単に実現できる。つまり、液晶表示部上に現在選択されている静止画を表示し、この静止画の下部には現在の表示画像の前の画像を選択するための矢印(201)と、現在の表示画像の後の画像を選択するための矢印(202)を表示させ、ここをスイッチとして扱う。さらにその画面下部には、液晶パネルヘの入力ソースを選択させるためのスイッチ(カメラ入力選択203、動画像再生選択204、静止画像再生選択205)を並べる。この入力ソース選択のためのスイッチは、ユーザの使用ミスを防ぐために装置を液晶パネル部単体構成で使用している場合は、静止画像再生の選択205にソフト的にロックさせた方が安全である。
【0047】
しかし、一方、ビデオカメラ本体100と液晶パネル150を一体化して使用する場合には、図4に示したようにカメラ入力選択203、動画像再生選択204も選べるようにする。これにより液晶パネルヘの再生ソースの切換を液晶パネル上のタッチセンサにより総合的に制御することができるというメリットがある。
【0048】
以上が、本発明の第1の実施形態の説明である。第1の実施形態の説明で使用した図3の構成では、液晶パネル150側に静止画圧縮回路121を設けたので、液晶パネル部に静止画圧縮回路121への入力ソースとして、ビデオカメラ以外の入力装置を接続した場合にも、この液晶パネル部を静止画蓄積パネルとして使用できるという長所がある。
【0049】
つぎに、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は本発明の第2の実施形態のビデオカメラのブロック図を示す。図5の各ブロック要素は第1の実施形態において、図3で説明した各ブロック要素と全く同じであるので、各ブロックの説明は省略する。
【0050】
第2の実施形態では第1の実施形態において図3で示したブロック図を現実的にハードにおこした場合に発生し得る幾つかの問題を回避するようにしたものである。つまり、ビデオカメラ本体と液晶パネル部をコネクタで接続する場合のコネクタピン数とコネクタ信頼性の問題、液晶パネルのハード規模の問題を鑑みて構成したものである。
【0051】
ここではハード的に一つの大きな変更を行なっている。つまり、静止画圧縮回路121を液晶パネル150からビデオカメラ本体100側へ移動したことである。非圧縮画像信号のまま伝送路上で引き回すことは信号線の増加につながるのでハード構成上ではなるべく避けるべきである。したがって、第2の実施形態では画像入力回路101に近い位置に静止画圧縮回路121を設け、データビット数を減らした状態で液晶パネル150ヘ静止画データを供給し、コネクタを単純化させた。
【0052】
また、これは、静止画の圧縮処理としてJPEGを使用すると仮定とする、液晶パネル150側に搭載するチップがJPEGエンコードおよびデコード両方が可能なチップではなく、JPEGデコードだけが可能なチップで良くなるので、容量的にもコスト的にも小さくすることができるメリットがある。
【0053】
この第2の実施形態のように本発明を構成することにより、液晶パネル部は液晶アルバム単体としての機能へより特化した形にすることができる。
【0054】
なお、上記各実施形態において、ロック溝112をビデオカメラ本体100側に、またロック爪113を液晶パネル150側にそれぞれ設けた例を説明したが、
これらの部材は、上述の実施形態とは逆の関係で配置構成することができる。
【0055】
ここで、上記様々な実施形態に示した各機能ブロックおよび処理手順は、ハードウェアにより構成しても良いし、CPUあるいはMPU、ROMおよびRAM等からなるマイクロコンピュータシステムによって構成し、その動作をROMやRAMに格納された作業プログラムに従って実現するようにしても良い。また、上記各機能ブロックの機能を実現するように当該機能を実現するためのソフトウェアのプログラムをRAMに供給し、そのプログラムに従って上記各機能ブロックを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0056】
この場合、上記ソフトウェアのプログラム自体が上述した各実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム自体、及びそのプログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムを記憶する記憶媒体としては、上記ROMやRAMの他に例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−I、CD−R、CD−RW、DVD、zip、磁気テープ、あるいは不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
【0057】
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0058】
さらに、供給されたプログラムがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第1に、液晶モニタとビデオカメラ本体の接合部にコネクタを配置したので、互いに分割可能になった。第2に、液晶パネル側へ静止画像記録用メモリ、圧縮静止画像データの伸張手段、静止画像記録用メモリ読出しアドレス制御手段、電源供給手段を備えることにより、液晶パネルを除いたビデオカメラ本体単体、または液晶パネル単体で機能することが可能になった等の利点を有している。これにより優れた使用性を実現し、消費電力を効果的に減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるビデオカメラの外観斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるビデオカメラの液晶パネル部の外観斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるビデオカメラのブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるGUIの模式図である。
【図5】本発明の第2の実施形態におけるビデオカメラのブロック図である。
【符号の説明】
100 ビデオカメラ本体
101 画像入力回路
102 動画圧縮回路
103 動画記録再生回路
104 DVテープ
105 動画伸張回路
106 バッテリ
107 本体側表示切換回路
110 コネクタ
111 ヒンジ
112 ロック溝
113 ロック爪
114 嵌合溝
115 ビューファインダ
121 静止画圧縮回路
122 静止画記録再生回路
123 静止画伸張回路
124 液晶側表示切換回路
125 表示処理回路
126 液晶表示部
131 メモリコントローラ
132 メモリカード
133 液晶部CPU
134 タッチセンサ
140 液晶表示ユニット
150 液晶パネル

Claims (6)

  1. 第1の記録媒体を持つビデオカメラ本体と第2の記録媒体を持つモニタ部とを分離可能に結合させる結合手段を備えたビデオカメラであって、
    前記ビデオカメラ本体に第2のモニタ部と第1の記録媒体用の圧縮手段と該第1の記録媒体用の伸張手段を有し、前記モニタ部に前記第2の記録媒体用の伸張手段を有し、前記ビデオカメラ本体または前記モニタ部のいずれかに第2の記録媒体用の圧縮手段を有し、
    前記ビデオカメラ本体と前記モニタ部との結合状態では、前記第1、第2の記録媒体から画像データを伸張して前記モニタ部に画像を表示し、
    前記ビデオカメラ本体と前記モニタ部との分離状態では、前記第1の記録媒体から画像データを伸張して前記第2のモニタ部に画像を表示すると共に、前記第2の記録媒体から画像データを伸張して前記モニタ部に画像を表示するようにしたことを特徴とするビデオカメラ。
  2. 前記ビデオカメラ本体および前記モニタ部は、共通の電源装置をそれぞれ搭載可能に構成され、前記電源装置を搭載して単独で機能するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のビデオカメラ。
  3. 前記第2の記録媒体として静止画像記録用メモリを有し、前記モニタ部単体で前記静止画像記録用メモリに記録されたデータから静止画像を再生し得るようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のビデオカメラ。
  4. 請求項3に記載のビデオカメラにおいて、
    前記モニタ部は、前記静止画像記録用メモリに記録された圧縮静止画像データに対する前記第2の記録媒体用の伸張手段としての静止画伸張手段と読出しアドレス制御手段を有することを特徴とするビデオカメラ。
  5. 前記モニタ部はさらに、再生画像を選択するためのユーザインタフェースを有することを特徴とする請求項4に記載のビデオカメラ。
  6. 前記ビデオカメラ本体で得た静止画像データを圧縮する静止画圧縮手段を、前記モニタ部側に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のビデオカメラ。
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