JP3792615B2 - 掘削装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の掘削装置は、円筒状ケーシングと、該円筒状ケーシングに挿入されてその内面に固定される内掘削ユニットと、を備え、円筒状ケーシングを軸心廻りに回転させることで、内掘削ユニットを円筒状ケーシングと共に一体状に回転させて、地中の(転石、岩盤、鉄筋コンクリート、鋼矢板、H鋼などの)障害物を破砕して掘削するように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の掘削装置では、内掘削ユニットが、円筒状ケーシング内面に、圧接状に固着していたため、内掘削ユニットの円筒状ケーシング内面への摩擦力のみでは、内掘削ユニットが、円筒状ケーシングに対して空回りする虞れがあり、掘削作業を良好に行うことができなかった。
【0004】
そこで、本発明は、簡単な構成にて、内掘削ユニットを円筒状ケーシングに取外自在に確実に固定することができる掘削装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る掘削装置は、円筒状ケーシングに挿入されてその内面に固定され、軸心廻りに回転する該円筒状ケーシングと共に一体状に回転する内掘削ユニットを有する掘削装置に於て、上記円筒状ケーシング内面に係止用切欠部が凹設され、さらに、上記内掘削ユニットが、径方向へ進退自在な係止用スライド部材を有し、径方向外方へ移動した該係止用スライド部材が、上記係止用切欠部の側端縁に係止して、上記内掘削ユニットが上記円筒状ケーシングに周方向に固定されて一体状に回転するものである。
【0006】
かつ、内掘削ユニットが、破砕部が下部に取り付けられるチャックケースと、該チャックケースに周方向に位置決めされつつ軸心方向に所定ストロークで移動自在に取り付けられるロックシャフトと、を備え、上記ロックシャフトの外周面に設けられた下向き傾斜面に、係止用スライド部材の上向き傾斜面が摺動自在に取り付けられ、さらに、上記チャックケースの外周面に突起部が設けられ、該突起部が円筒状ケーシングの当接受部に当接して上記チャックケースが上記円筒状ケーシングに支持され、上記支持されたチャックケースに対する上記ロックシャフトの相対的下方移動により、上記係止用スライド部材が径方向外方へ移動するようにしている。
【0007】
そして、突起部が、係止用スライド部材の下方位置に配設され、さらに、当接受部が、係止用切欠部の下端縁からなり、上記突起部が、上記係止用切欠部の下端縁に当接して、上記係止用スライド部材が、上記係止用切欠部の側端縁に係止するようにしている。若しくは、突起部が、係止用スライド部材の上方位置に配設され、さらに、当接受部が、係止用切欠部の上方に凹設された誘導凹部の下端縁からなり、上記突起部が、上記誘導凹部の下端縁に当接して、上記係止用スライド部材が、上記係止用切欠部の側端縁に係止するようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
【0009】
図1に、本発明に係る掘削装置の実施の一形態を示し、本装置は、(鋼製の)円筒状ケーシングCと、該円筒状ケーシングCに挿入されてその内面に合体分離自在に固定される(鋼製の)内掘削ユニットUと、を備えている。
【0010】
そして、本装置は、軸心L廻りに回転する円筒状ケーシングCと共に内掘削ユニットUが一体状に回転して、地中の(転石、岩盤、鉄筋コンクリート、鋼矢板、H鋼などの)障害物を破砕して掘削するように構成されている。このように、円筒状ケーシングCの回転により、内掘削ユニットUには強力な回転トルクが加わる。なお、円筒状ケーシングCは、その上方部位で、(図示省略の)駆動機構により、軸心L廻りに回転させられる。この駆動機構は、例えば、円筒状ケーシングCの外周面に点在される複数の転動ローラを有し、この転動ローラにより、円筒状ケーシングCの外周面を転動させて回転させるように構成されている。
【0011】
なお、図1において、軸心Lより左側に、係止用スライド部材20が径方向内方に後退した内掘削ユニットUの円筒状ケーシングCへの未固定(分離)状態を示し、軸心Lより右側に、係止用スライド部材20が径方向外方に前進した内掘削ユニットUの円筒状ケーシングCへの固定(合体)状態を示している。
【0012】
内掘削ユニットUは、(切削刃やスクリューヘッドやクラウンヘッド等の)破砕部3が下部に取り付けられるチャックケース1と、該チャックケース1に周方向に位置決めされつつ軸心L方向に所定ストロークで移動自在に取り付けられるロックシャフト2と、を備えている。
【0013】
ロックシャフト2は、図1と図2と図3に示すように、円筒状本体23を有し、円筒状本体23の上方開口端縁には、ワイヤWにて吊り下げるための引掛蓋部22が固着され、さらに、円筒状本体23の下部外周面には、周方向等間隔に4つの取付ブロック体21が突設されている。
【0014】
取付ブロック体21は、楔状に形成され、その外面には下向き傾斜面21aが形成されている。この取付ブロック体21には、2個の結合部材24,24を介して、係止用スライド部材20が摺動自在に取り付けられている。
【0015】
係止用スライド部材20は、楔状に形成され、その内面には上向き傾斜面20aが形成され、さらに、その両側面には、上向き傾斜面20aに平行にキー溝20b,20bが凹設されている。また、係止用スライド部材20の外面側部位は、分割可能な係止部材25にて構成されている。即ち、係止部材25は、係止用スライド部材20本体に、ボルト等にて、取外自在に固定されており、係止部材25が摩耗や破損した際に、容易に交換することができる。
【0016】
結合部材24の一端側は、取付ブロック体21の側面にボルト等にて一体状に固着され、結合部材24の他端は、係止用スライド部材20の側面のキー溝20bに係合している。
【0017】
従って、係止用スライド部材20は、取付ブロック体21及び結合部材24,24に案内されて移動する。即ち、取付ブロック体21が、係止用スライド部材20に対して、相対的に矢印A方向へ下降すると、係止用スライド部材20の上向き傾斜面20aが取付ブロック体21の下向き傾斜面21aに摺動しつつ、係止用スライド部材20が径方向外方(矢印E方向)へ前進し、他方、取付ブロック体21が、係止用スライド部材20に対して、相対的に矢印B方向へ上昇すると、係止用スライド部材20が径方向内方(矢印F方向)へ後退する。
【0018】
チャックケース1は、図1と図4と図5に示すように、円筒状ケース本体11と、該円筒状ケース本体11に挿入されて該円筒状ケース本体11の下端部の2枚の上下保持用内鍔部13a,13bに(溶接にて)固着されたガイド軸部12と、を備えている。
【0019】
円筒状ケース本体11の外周面には、ロックシャフト2とチャックケース1との組付状態における係止用スライド部材20よりも下方位置に、周方向等間隔に4つの突起部10が設けられている。また、円筒状ケース本体11の下保持用内鍔部13bの下面には、取付板14を介して、破砕部3が取り付けられている。即ち、破砕部3に固定された取付板14が、下保持用内鍔部13bの下面に、ボルト等にて取外自在に取り付けられており、別の種類の破砕部3に容易に交換可能となる。
【0020】
円筒状ケース本体11の上端部には、周方向等間隔に4つの誘導溝15aを有するガイド用内鍔部15が設けられている。また、ガイド用内鍔部15の下面と上保持用内鍔部13aの上面と円筒状ケース本体11の内周面とに連設する仕切壁16が、平面視、誘導溝15aの(周方向)両側に配設されている。また、円筒状ケース本体11の外周面には、誘導溝15a両側の仕切壁16,16の間に対応する部位に、窓部17が貫設されている。
【0021】
次に、上述のように構成されたロックシャフト2とチャックケース1との組み付けを説明すると、図1と図6に示すように、ロックシャフト2の係止用スライド部材20及び取付ブロック体21を、チャックケース1の誘導溝15a及び仕切壁16,16の間に挿入すると共に、ロックシャフト2の円筒状本体23を、チャックケース1のガイド軸部12に嵌め込む。従って、ロックシャフト2は、仕切壁16,16により周方向に位置決めされ、ガイド軸部12により軸心Lに沿って移動自在となる。
【0022】
その後、(2個割れ構造の)抜止部材4を、ロックシャフト2を外嵌しつつチャックケース1の上部に取り付けて、ロックシャフト2のチャックケース1からの抜止を防止する。
【0023】
具体的に述べると、抜止部材4は、短筒体4aと、短筒体4aの上端部に固着された外鍔部4bと、外鍔部4bの下面と短筒体4aの外周面とに連設された周方向等間隔の4つのリブ部4cと、から成る。
【0024】
そして、短筒体4aが、ロックシャフト2の円筒状本体23の外周面を外嵌し、外鍔部4bが、チャックケース1のガイド用内鍔部15の上面にボルト等にて取外自在に固着され、リブ部4cの下面が、取付ブロック体21の上面に当接して、ロックシャフト2の抜止を防止する。
【0025】
このように、ロックシャフト2とチャックケース1との組み付け状態において、ロックシャフト2は、取付ブロック体21の上面がリブ部4cの下面に当接する最上位置と、円筒状本体23の下端縁が上保持用内鍔部13aの上面に当接する最下位置と、の間のストロークで移動自在となる。
【0026】
即ち、ワイヤWでロックシャフト2を吊り下げた状態では、チャックケース1が、ロックシャフト2の取付ブロック体21に係止する抜止部材4(リブ部4c)を介して、ロックシャフト2に吊持される内掘削ユニットUの最長状態となる。このとき、係止用スライド部材20は径方向内方へ後退した縮径状態となる。
【0027】
他方、ワイヤWを緩めて、ロックシャフト2を自重でチャックケース1に対して下降させた状態では、ロックシャフト2(円筒状本体23下端縁)が、チャックケース1(上保持用内鍔部13a上面)に当接する内掘削ユニットUの最短状態となる。このとき、係止用スライド部材20は、円筒状ケース本体11の窓部17から、径方向外方へ前進した拡径状態となる。
なお、内掘削ユニットUの最長乃至最短状態において、係止用スライド部材20は、常に、自重で、上保持用内鍔部13aの上面に載置されている。
【0028】
円筒状ケーシングCは、図1と図7と図8(A)とに示すように、その内面に、周方向等間隔に4つの係止用切欠部32が凹設されている。具体的に述べると、円筒状ケーシングCは、軸心L方向に継ぎ足された複数の短筒からなると共に(最下位値の短筒の)下端縁に周方向に多数の刃部(ビット)39が突設された外筒30と、外筒30の内面に溶接等で一体状に固着された内筒31とからなり、予め、内筒31に係止用切欠部32の切欠を形成し、内筒31の切欠と外筒30の内面とで、係止用切欠部32を形成する。また、内筒31の上下開口部の内面は、開口側へ次第に拡径するように傾斜状に形成されている。
【0029】
係止用切欠部32は、側面視矩形状に形成され、上端縁37と側端縁33から形成される係合角部38を有する。さらに、係止用切欠部32の上方(上端縁37)には、上方開口の誘導凹部35が連通連結されており、この誘導凹部35は、側面視漏斗状に形成され、上方幅広の傾斜した側面を有する。
【0030】
次に、上述の内掘削ユニットUの、上述の円筒状ケーシングCへの組み付けを説明すると、立設された円筒状ケーシングC内に、内掘削ユニットUを、ワイヤW(図1参照)にて吊り下げながら、降下させていくと、図9と、図10(A)中の仮想線とに示すように、内掘削ユニットUの突起部10が、円筒状ケーシングCの誘導凹部35から係止用切欠部32内へ誘導されていく。従って、誘導凹部35、及び、内筒31の開口傾斜面により、突起部10を係止用切欠部32内へ確実に誘導することができる。
【0031】
そして、突起部10が円筒状ケーシングCの当接受部G(係止用切欠部32の下端縁34)に当接し、図1に示すように、チャックケース1が円筒状ケーシングCに支持され、この支持されたチャックケース1に対して、ロックシャフト2が、自重により相対的に下方移動し、図1と図10(A)と図11に示すように、係止用スライド部材20が拡径し、係止用スライド部材20が係止用切欠部32の側端縁33に係止して、内掘削ユニットUが円筒状ケーシングCに周方向に固定されて円筒状ケーシングCと共に一体状に回転する。
【0032】
即ち、拡径した係止用スライド部材20の係止部材25は、係止用切欠部32の係合角部38に係止するため、内掘削ユニットUは、回転する円筒状ケーシングCに周方向及び軸心L方向(上方向)に固定される。従って、内掘削ユニットUを円筒状ケーシングCに対して確実に固定することができ、本装置による掘削作業において、内掘削ユニットUの円筒状ケーシングCに対する周方向及び軸心L方向へのズレを防止し、掘削作業を良好に行うことができる。
【0033】
なお、係止部材25は、円筒状ケーシングC(外筒30)の内面に、圧接する必要はなく、係止用切欠部32(係合角部38)に機械的に係合していればよい。従って、係止部材25の摺接摩耗を防止することができる。なお、係止部材25を、円筒状ケーシングC内面に圧接するようにしてもよい。
【0034】
さらに、突起部10と係止用スライド部材20との相対的位置関係、及び、係止用切欠部32の形状は、拡径した係止用スライド部材20が常に係止用切欠部32内に配置されるように、設定されている。そして、図10(A)に示すように、拡径した係止用スライド部材20が、仮想線に示す位置にあったとしても、円筒状ケーシングCを軸心L廻りに回転させることで、円筒状ケーシングCのみが回転して、係止用スライド部材20が、実線に示すように、係合角部38に係止してから、内掘削ユニットUが円筒状ケーシングCと共廻りする。
【0035】
そして、本装置による掘削を終了した後は、図1参照のワイヤWにて、ロックシャフト2を吊り上げて、係止用スライド部材20を縮径させ、チャックケース1をも吊り上げ、内掘削ユニットUを円筒状ケーシングC内から取り外して、円筒状ケーシングC内の破砕物を除去する。
【0036】
次に、図5中の仮想線と図8(B)と図10(B)とに、本発明の他の実施の形態を示し、チャックケース1の外周面の突起部10は、ロックシャフト2とチャックケース1との組付状態で、係止用スライド部材20よりも上方位置に配設されている。また、当接受部Gが、係止用切欠部32の上方に凹設された誘導凹部35の下端縁40からなる。即ち、係止用切欠部32と誘導凹部35とは、連通連結(図8(A)参照)しておらず、独立した別部位となっている。
【0037】
そして、内掘削ユニットUの円筒状ケーシングCへの組み付けにおいて、突起部10が誘導凹部35の下端縁40に当接してチャックケース1が円筒状ケーシングCに支持され、支持されたチャックケース1に対するロックシャフト2の相対的下方移動により、係止用スライド部材20が径方向外方へ移動して係止用切欠部32の側端縁33に係止するようにしている。
【0038】
このように、突起部10は誘導凹部35内のみに介在するため、突起部10の誘導凹部35内の昇降ストロークを短くすることができ(即ち、内掘削ユニットUの円筒状ケーシングC内の昇降移動距離を短くでき)、内掘削ユニットUの円筒状ケーシングCへの取付乃至取外を迅速かつ容易に行うことができる。また、取付乃至取外の際、突起部10を他の部位に引っ掛けることなく、円滑に行うことができる。
【0039】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、円筒状ケーシングCに於て、内筒を省略して外筒に直接に係止用切欠部32を凹設してもよい。また、係止用スライド部材20及び係止用切欠部32は、少なくとも1組あればよく、部品数の減少が図れる。さらに、当接受部Gの位置は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0041】
(請求項1によれば、)内掘削ユニットUを円筒状ケーシングCに周方向に固定した機械的結合により、掘削時において、内掘削ユニットUの円筒状ケーシングCに対して確実に一体(合体)化して、強大な回転トルクを伝達できて、掘削作業の能率が向上する。また、係止用スライド部材20の係止用切欠部32からの離脱も容易かつ迅速にできるので、円筒状ケーシングCから内掘削ユニットUを迅速に抜き出すことができる。
【0042】
(請求項によれば、)静止したチャックケース1に対するロックシャフト2の自重による下降により、係止用スライド部材20が拡径するため、内掘削ユニットUは、円筒状ケーシングCに、スムースに、かつ、確実に固定される。また、ロックシャフト2を吊り上げるだけで、内掘削ユニットUを、円筒状ケーシングCから、容易かつ迅速に取り出すことができる。さらに、簡単な構成にて、係止用スライド部材20の縮径乃至拡径を行うことができる。
【0043】
(請求項によれば、)係止用切欠部32にて、内掘削ユニットUの支持と係止とを兼用でき、構造の簡素化を図ることができ、容易に製造できる。
(請求項によれば、)内掘削ユニットUの円筒状ケーシングC内の昇降ストロークを短くでき、内掘削ユニットUの円筒状ケーシングCへの取付乃至取外を一層迅速かつ円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す作用説明を兼ねた縦断面図である。
【図2】ロックシャフトの要部拡大側面図である。
【図3】ロックシャフトの要部拡大横断面図である。
【図4】チャックケースの平面図である。
【図5】チャックケースの縦断面図である。
【図6】内掘削ユニットの横断面図である。
【図7】円筒状ケーシングの横断面図である。
【図8】円筒状ケーシングの縦断面図である。
【図9】内掘削ユニットの円筒状ケーシングへの組付状態を示す横断面図である。
【図10】内掘削ユニットの円筒状ケーシングへの組付状態を示す縦断面図である。
【図11】内掘削ユニットの円筒状ケーシングへの組付状態を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 チャックケース
2 ロックシャフト
3 破砕部
10 突起部
20 係止用スライド部材
20a 上向き傾斜面
21a 下向き傾斜面
32 係止用切欠部
33 側端縁
34 下端縁
35 誘導凹部
40 下端縁
C 円筒状ケーシング
G 当接受部
U 内掘削ユニット
L 軸心

Claims (3)

  1. 円筒状ケーシング(C)に挿入されてその内面に固定され、軸心(L)廻りに回転する該円筒状ケーシング(C)と共に一体状に回転する内掘削ユニット(U)を有する掘削装置に於て、上記円筒状ケーシング(C)内面に係止用切欠部(32)が凹設され、さらに、上記内掘削ユニット(U)が、径方向へ進退自在な係止用スライド部材(20)を有し、径方向外方へ移動した該係止用スライド部材(20)が、上記係止用切欠部(32)の側端縁(33)に係止して、上記内掘削ユニット(U)が上記円筒状ケーシング(C)に周方向に固定されて一体状に回転するように構成し、上記内掘削ユニット(U)が、破砕部(3)が下部に取り付けられるチャックケース(1)と、該チャックケース(1)に周方向に位置決めされつつ軸心(L)方向に所定ストロークで移動自在に取り付けられるロックシャフト(2)と、を備え、上記ロックシャフト(2)の外周面に設けられた下向き傾斜面( 21 a)に、係止用スライド部材( 20 )の上向き傾斜面( 20 a)が摺動自在に取り付けられ、さらに、上記チャックケース(1)の外周面に突起部( 10 )が設けられ、該突起部( 10 )が円筒状ケーシング(C)の当接受部(G)に当接して上記チャックケース(1)が上記円筒状ケーシング(C)に支持され、上記支持されたチャックケース(1)に対する上記ロックシャフト(2)の相対的下方移動により、上記係止用スライド部材( 20 )が径方向外方へ移動するようにしたことを特徴とする掘削装置。
  2. 突起部(10)が、係止用スライド部材(20)の下方位置に配設され、さらに、当接受部(G)が、係止用切欠部(32)の下端縁(34)からなり、上記突起部(10)が、上記係止用切欠部(32)の下端縁(34)に当接して、上記係止用スライド部材(20)が、上記係止用切欠部(32)の側端縁(33)に係止するようにした請求項記載の掘削装置。
  3. 突起部(10)が、係止用スライド部材(20)の上方位置に配設され、さらに、当接受部(G)が、係止用切欠部(32)の上方に凹設された誘導凹部(35)の下端縁(40)からなり、上記突起部(10)が、上記誘導凹部(35)の下端縁(40)に当接して、上記係止用スライド部材(20)が、上記係止用切欠部(32)の側端縁(33)に係止するようにした請求項記載の掘削装置。
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