JP3792002B2 - データ通信装置、データ通信システムおよびデータ通信方法 - Google Patents
データ通信装置、データ通信システムおよびデータ通信方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はデータ通信装置、データ通信システムおよびデータ通信方法に関し、特に、安全性(セキュリティー)の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリペイドカード、スキー場のリフトや鉄道の自動改札、荷物の自動仕分け等に、非接触式のICカードを用いたデータ通信システムが用いられる。図25に、非接触式ICカードを用いたデータ通信システムの構成を示す。このシステムは、リーダー/ライター2(たとえば、スキー場のリフトのゲート内に搭載される)と非接触ICカード20によって構成される。
【0003】
リーダー/ライター2は、制御部8の制御により、発振回路10からの高周波搬送波をアンテナ4から送り出している。リーダー/ライター2に対して非接触ICカード20が接近すると、この高周波搬送波は、非接触ICカード20のアンテナ24に受信される。電源生成回路28は、受信した高周波を直流電力に変換して、他の回路部分に供給する。このようにして、リーダー/ライター2に近づくと、非接触ICカード20が動作可能となる。なお、電源生成回路28、変復調回路30、制御部32、不揮発性メモリ34は、小型化のためICチップ36とされている。
【0004】
リーダー/ライター2から非接触ICカード20に対するデータ送信は、制御部8の制御により、高周波搬送波を変復調回路6において変調することにより行う。非接触ICカード20は、変調された高周波搬送波を変復調回路30において復調する。制御部32は、復調されたデータを得て、不揮発性メモリ34の内容の書き換えやデータ返信等の必要な処理を行う。
【0005】
上記と逆に、非接触ICカード20からリーダー/ライター2に対してのデータ送信も行われる。ここで、非接触ICカード20側には、発振回路が設けられていない。したがって、リーダー/ライター2の側から無変調の高周波搬送波を送り出しておき、非接触ICカード20側にて、変復調回路30により、共振回路22のインピーダンスを変化させるようにしている。リーダー/ライター2は、このインピーダンス変化を、自己側の共振回路12のインピーダンス変化として、変復調回路6により検出して復調を行う。制御部8は、復調されたデータを得て、必要な処理を行う。
【0006】
非接触ICカード20がリーダー/ライター2から遠ざかると、電力供給が無くなるので、カード20の動作は停止する。しかし、不揮発性メモリ34を用いているので、電力供給が無くなっても、記憶されたデータは保持される。
【0007】
このように、ICカード20を用いたデータ通信システムを使用すれば、カード内に電源を必要とせずかつ非接触でデータの授受を行なうことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来のICカード20を用いたデータ通信システムは、次のような問題点があった。従来のICカード20を用いたデータ通信システムにおいては、システムの製造コストを低く抑えるために、リーダー/ライター2とICカード20との間の通信データを原データのまま用いていた。したがって、第3者が通信データを読み取るのは比較的容易であった。このため、機密保護を要するデータの通信には不向きであった。
【0009】
一方、機密保護を要するデータの通信方法として、複雑な方法を用いてデータを暗号化し、暗号化されたデータを通信する方法がある。しかしながら、このような暗号化方法には、複雑で大掛かりな装置が必要となるため、システムの製造コストが高くなる。
【0010】
この発明は、このような問題点を解決し、機密保護に関する安全性が高くコストの低いデータ通信装置、データ通信システムおよびデータ通信方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明のデータ通信装置は、他のデータ通信装置との間で加工データの通信を行なうデータ通信手段と、変動し得る条件であって他のデータ通信装置との間で共通に認識可能な所定の条件または当該データ通信装置において認識可能な所定の条件に対応させて、原データと加工データとの間の複数の変換方式の中から、実行する変換方式を選択して指定する変換方式指定手段と、変換方式指定手段により指定された変換方式にしたがって、データ通信手段から得た加工データを原データに変換し、または原データを加工データに変換してデータ通信手段に与えるデータ変換手段と、を備えており、他のデータ通信装置と同一の変換方式にしたがって、原データと加工データとの間の変換を行なうよう構成したこと、を特徴とする。
【0012】
この発明のデータ通信装置においては、他のデータ通信装置との間で電気的に接触してデータの通信または電力の伝達を行なう機能を備えたこと、を特徴とする。
【0013】
この発明のデータ通信装置においては、他のデータ通信装置との間で電磁波を利用して非接触にデータの通信または電力の伝達を行なう機能を備えており、変換方式指定手段は、当該電磁波の特性のうち変動し得る特性であって他のデータ通信装置との間で共通に認識可能な所定の特性または当該データ通信装置において認識可能な所定の特性に対応させて、実行する変換方式を指定すること、を特徴とする。
【0014】
この発明のデータ通信装置において、変換方式指定手段は、電磁波の伝達強度に対応させて、実行する変換方式を指定すること、を特徴とする。
【0015】
この発明のデータ通信装置において、データ通信手段は、電磁波を利用してデータの通信または電力の伝達を行なうためのアンテナを含む共振回路を有しており、変換方式指定手段は、電磁波のうち受信波のレベルに対応する共振回路の出力の大きさを計測するとともに、計測された共振回路の出力の大きさに対応させて、実行する変換方式を指定すること、を特徴とする。
【0016】
この発明のデータ通信装置において、変換方式指定手段は、共振回路にあらわれる電圧の変動に拘わらず一定の基準電圧を得る基準電圧発生手段と、基準電圧発生手段において得られた基準電圧を基準として、共振回路の出力の大きさを計測する出力値計測手段と、出力値計測手段により得られた共振回路の出力の大きさに対応させて、実行する変換方式を選択する変換方式選択手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
この発明のデータ通信装置において、変換方式指定手段は、電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を指定すること、を特徴とする。
【0018】
この発明のデータ通信装置において、データ通信手段は、電磁波を利用してデータの通信または電力の伝達を行なうためのアンテナを含む共振回路であって、スイッチ手段によって共振周波数が切換可能な共振回路を備えており、変換方式指定手段は、スイッチ手段を用いて共振回路の共振周波数を前記電磁波の周波数に適合した好適共振周波数に設定する共振周波数設定手段を備えたこと、を特徴とする。
【0019】
この発明のデータ通信装置において、変換方式指定手段は、電磁波の周波数を検出する周波数検出手段と、周波数検出手段により検出された電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を選択する変換方式選択手段と、を備え、共振周波数設定手段は、周波数検出手段により検出された電磁波の周波数に基づいて共振回路の共振周波数を設定すること、を特徴とする。
【0020】
この発明のデータ通信装置において、共振周波数設定手段は、スイッチ手段を用いて共振回路の共振周波数を切り換えつつ、各切換態様における共振回路からの出力信号を受けて、所望の出力信号が得られるようにスイッチ手段の切換態様を固定するよう構成したこと、を特徴とする。
【0021】
この発明のデータ通信装置において、共振周波数設定手段は、共振回路のスイッチ手段を順次切り換えるとともに、各切換態様における共振回路にあらわれる電圧または電流を得て、所望の電圧または電流が得られるスイッチ手段の好適切換態様を得る判定手段と、判定手段によって得られた好適切換態様を記憶する切換態様記憶手段と、を備えたこと、を特徴とする。
【0022】
この発明のデータ通信装置において、判定手段は、共振回路にあらわれる電圧の変動に拘わらず一定の基準電圧を得る基準電圧発生手段と、基準電圧発生手段からの基準電圧を基準として、各切換態様における共振回路の出力の大きさを計測する出力値計測手段と、出力値計測手段によって得られた出力の大きさに基づいて好適切換態様を決定する態様決定手段と、を備えたこと、を特徴とする。
【0023】
この発明のデータ通信装置において、判定手段は、さらに、スイッチ手段の各切換態様に応じた共振回路の出力値を、各切換態様に対応づけて、それぞれ記憶する出力値記憶手段を備えており、態様決定手段は、出力値記憶手段に記憶された出力値に基づいて好適切換態様を決定するものであること、を特徴とする。
【0024】
この発明のデータ通信装置において、判定手段は、最も大きな出力値に対応する切換態様を好適切換態様とすること、を特徴とする。
【0025】
この発明のデータ通信装置において、判定手段は、切換態様を順次切り換えるごとに出力値を得て、所定のしきい値を越える出力値が得られると、当該切換態様を好適切換態様とすること、を特徴とする。
【0026】
この発明のデータ通信装置において、変換方式指定手段は、共振周波数設定手段により得られた共振回路の好適共振周波数に対応させて、実行する変換方式を選択する変換方式選択手段を備えたこと、を特徴とする。
【0027】
この発明のデータ通信装置において、変換方式指定手段は、共振周波数設定手段により好適共振周波数に設定された共振回路を介して得られる電磁波の周波数を検出する周波数検出手段と、周波数検出手段により検出された電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を選択する変換方式選択手段と、を備えたことを特徴とする。
【0028】
この発明のデータ通信装置において、スイッチ手段を複数のトランジスタによって構成したこと、を特徴とする。
【0029】
この発明のデータ通信装置において、共振回路は、アンテナに対して接続するコンデンサの容量を、スイッチ手段によって選択可能に構成したこと、を特徴とする。
【0030】
この発明のデータ通信装置において、共振回路は、コンデンサに接続するアンテナのインダクタンスを、スイッチ手段によって選択可能に構成したこと、を特徴とする。
【0031】
この発明のデータ通信装置において、当該データ通信装置は、他のデータ通信装置から、データの通信および電力の伝達に兼用して用いられる電磁波を受ける機能、または、前記他のデータ通信装置から、データの通信に用いられる電磁波および当該データの通信に用いられる電磁波と異なる周波数を有し電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を受ける機能、を備えた無電源方式のデータ通信装置であること、を特徴とする。
【0032】
この発明のデータ通信装置において、当該データ通信装置は、他のデータ通信装置から、データの通信に用いられる電磁波であって周波数が変動し得る電磁波、および当該データの通信に用いられる電磁波と異なる固定周波数を有し電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を受ける機能を備えた無電源方式のデータ通信装置であって、変換方式指定手段は、データの通信に用いられる電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を指定すること、を特徴とする。
【0033】
この発明のデータ通信装置において、当該データ通信装置は、他のデータ通信装置から、データの通信に用いられる電磁波および電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を受ける機能を備えたデータ通信装置であって、データの通信に用いられる電磁波および電力の伝達に用いられる電磁波のうち一方が固定周波数の電磁波であり、他方が変動し得る周波数の電磁波であり、変換方式指定手段は、固定周波数の電磁波の周波数を基準として、変動し得る周波数の電磁波の周波数を検出し、検出した周波数に対応させて、実行する変換方式を指定すること、を特徴とする。
【0034】
この発明のデータ通信装置において、当該データ通信装置は、他のデータ通信装置に対して、データの通信および電力の伝達に兼用して用いられる電磁波を送り出す機能、または、前記他のデータ通信装置に対して、データの通信に用いられる電磁波および当該データの通信に用いられる電磁波と異なる周波数を有する電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を送り出す機能、を備えたデータ通信装置であること、を特徴とする。
【0035】
この発明のデータ通信装置において、当該データ通信装置は、他のデータ通信装置に対して、データの通信に用いられる電磁波であって周波数が変動し得る電磁波、および当該データの通信に用いられる電磁波と異なる固定周波数を有し電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を送り出す機能を備えたデータ通信装置あって、変換方式指定手段は、データの通信に用いられる電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を指定すること、を特徴とする。
【0036】
この発明のデータ通信装置において、データの通信および電力の伝達に兼用して用いられる電磁波、データの通信に用いられる電磁波、または電力の伝達に用いられる電磁波の少なくともひとつの電磁波の周波数が変動し得るものであり、変換方式指定手段は、所定の決定方法にしたがって、当該周波数が変動し得る電磁波の周波数を決定する周波数決定手段を備えており、周波数決定手段により決定された変動し得る電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を選択すること、を特徴とする。
【0037】
この発明のデータ通信装置において、データ通信手段は、電磁波を利用してデータの通信または電力の伝達を行なうためのアンテナを含む共振回路であって、スイッチ手段によって共振周波数が切換可能な共振回路と、共振回路に電気振動を与えるための可変周波数の発振回路であって、周波数決定手段により決定された周波数の発振を行なう可変発振回路と、を備えており、変換方式指定手段は、スイッチ手段を用いて共振回路の共振周波数を前記周波数決定手段により決定された電磁波の周波数に適合した好適共振周波数に設定する共振周波数設定手段を備えたこと、を特徴とする。
【0038】
この発明のデータ通信装置において、周波数決定手段は、無作為に前記変動し得る電磁波の周波数を決定すること、を特徴とする。
【0039】
この発明のデータ通信装置において、データ変換手段は、原データと加工データとの間の変換方式として、(a1)原データの間にダミーデータを挿入することにより加工データを得るダミーデータ挿入方式、(a2)原データの所定のビットを反転して加工データを得るビット反転方式、(a3)原データを分割して加工データを得るデータ分割方式、の各方式を単独でまたは組合せて構成した変換方式を含め、2つ以上の変換方式を用意したこと、を特徴とする。
【0040】
この発明のデータ通信装置において、データ通信装置は、ICカード通信システムにおける質問器または応答器の一方であり、前記他のデータ通信装置は、ICカード通信システムにおける質問器または応答器の他方であること、を特徴とする。
【0041】
この発明のデータ通信システムは、この発明に記載されたデータ通信装置および他のデータ通信装置を備え、当該データ通信装置と他のデータ通信装置との間で加工データの通信を行なうデータ通信システムであって、前記他のデータ通信装置は、前記データ通信装置との間で加工データの通信を行なうデータ通信手段と、前記所定の条件に対応させて、原データと加工データとの間の複数の変換方式の中から実行する変換方式を選択して指定する変換方式指定手段と、変換方式指定手段により指定された変換方式にしたがって、データ通信手段から得た加工データを原データに変換し、または原データを加工データに変換してデータ通信手段に与えるデータ変換手段と、を備え、前記データ通信装置において指定された変換方式と、前記他のデータ通信装置において指定された変換方式とが同一になるよう構成したこと、を特徴とする。
【0042】
この発明のデータ通信方法は、少なくとも2つのデータ通信装置の間で加工データの通信を行なうデータ通信方法であって、変動し得る条件であって各データ通信装置との間で共通に認識可能な所定の条件または各データ通信装置において認識可能な所定の条件に対応させて、原データと加工データとの間の複数の変換方式の中から、実行する変換方式を選択して指定し、指定された変換方式にしたがって、他のデータ通信装置から受信した加工データを原データに変換し、または原データを加工データに変換して他のデータ通信装置に送信するとともに、各データ通信装置において指定された変換方式が同一になるようにしたこと、を特徴とする。
【0043】
この発明において、「加工データ」とは、なんらかの方法を用いて原データを加工して得られるデータであって、当該加工データから原データを復元することが可能なデータをいう。
【0044】
「通信」とは、無線通信の他、有線通信も含む概念である。
【0045】
「電磁波を利用した通信」とは、電磁的作用を利用した無線通信をいい、電波を用いる通信の他、電磁結合による通信も含む概念である。
【0046】
「電磁波の特性」とは、電磁波の認識可能な性質をいい、たとえば電磁波の強さ、周波数、位相など電磁波自体の物理的特性を含む概念である。
【0047】
「スイッチ手段」とは、回路の結線状態、定数等を切り換えることのできる手段をいい、機械的構造であると電気的構造であるとを問わない。また、ディジタル的にオン・オフの切り換えを行うものだけでなく、アナログ的に抵抗値等の定数を連続的に切り換えるものも含む概念である。実施態様においては、図12、図20のトランジスタSQ1〜SQnがこれに該当する。
【0048】
「トランジスタ」とは、ゲートやベース等に印加する制御電圧(電流)により、オンまたはオフを制御可能な素子をいう。
【0049】
「アンテナ」とは、その外形的形状、形成方法等を問わず、所望の電磁波を受けるために必要なインダクタンス成分を有する要素をいう。実施形態においては、図5のように導線をコイル状に巻いたものが該当する。この他に、たとえばICチップ表面に印刷したものや、ICチップ内にアルミ配線層として形成したものも含まれる。
【0050】
「コンデンサ」とは、その外形的形状、形成方法等を問わず、前記アンテナとともに共振回路を構成するに必要な静電容量を有する要素をいう。実施形態においては、図12、図20のコンデンサC1〜Cnが該当する。場合によっては、アンテナの有する浮遊容量をコンデンサとして用いてもよい。
【0051】
【発明の作用および効果】
この発明のデータ通信装置、データ通信システム、およびデータ通信方法は、変動し得る条件であって他のデータ通信装置との間で共通に認識可能な所定の条件または当該データ通信装置において認識可能な所定の条件に対応させて、原データと加工データとの間の複数の変換方式の中から、実行する変換方式を選択して指定することを特徴とする。
【0052】
したがって、所定の条件が変動すると実行する変換方式も変動する。このため、現在どのような変換方式により変換が行なわれているかを知ることが困難である。この結果、通信の際のデータの機密保護に関する安全性を高めることができる。また、複数の変換方式の中から、前記変動し得る条件に対応させて実行する変換方式を選択するよう構成しているから、用意する個々の変換方式が比較的簡単な変換方式であっても、通信の際のデータの機密保護に関する安全性は高い。したがって、複雑な方法を用いてデータを暗号化する場合のように複雑で大掛かりな装置は必要ない。このため、装置やシステムの製造コストを低く抑えることができる。
【0053】
この発明のデータ通信装置は、他のデータ通信装置との間で電気的に接触してデータの通信または電力の伝達を行なう機能を備えたことを特徴とする。したがって、接触式のデータ通信装置において、通信の際のデータの機密保護に関する安全性を高めることができるとともに、装置の製造コストを低く抑えることができる。
【0054】
この発明のデータ通信装置は、他のデータ通信装置との間で電磁波を利用して非接触にデータの通信または電力の伝達を行なう機能を備えており、当該電磁波の特性のうち変動し得る特性であって他のデータ通信装置との間で共通に認識可能な所定の特性または当該データ通信装置において認識可能な所定の特性に対応させて、実行する変換方式を指定することを特徴とする。
【0055】
したがって、非接触式のデータ通信装置において、通信の際のデータの機密保護に関する安全性を高めることができるとともに、装置の製造コストを低く抑えることができる。また、電磁波の特性のうち変動し得る特性に対応させて、実行する変換方式を指定するため、現在どのような変換方式により変換が行なわれているかを知ることが、いっそう困難である。
【0056】
この発明のデータ通信装置は、電磁波の伝達強度に対応させて、実行する変換方式を指定することを特徴とする。したがって、たとえば他のデータ通信装置との距離によって電磁波の伝達強度が異なるので、指定される変換方式も異なることとなる。このため、現在どのような変換方式により変換が行なわれているかを知ることが、さらに困難となる。
【0057】
この発明のデータ通信装置は、電磁波のうち受信波のレベルに対応する共振回路の出力の大きさを計測するとともに、計測された共振回路の出力の大きさに対応させて、実行する変換方式を指定することを特徴とする。したがって、共振回路の出力の大きさを計測することにより、比較的簡単な構成により、実行する変換方式を指定することができる。
【0058】
この発明のデータ通信装置は、共振回路にあらわれる電圧の変動に拘わらず一定の基準電圧を得るとともに、得られた基準電圧を基準として、共振回路の出力の大きさを計測することを特徴とする。したがって、より確実に共振回路の出力の大きさを計測することができる。
【0059】
この発明のデータ通信装置は、電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を指定することを特徴とする。したがって、通信に際し、適宜、電磁波の周波数を変更することにより、変換方式の指定を変更することができる。このため、現在どのような変換方式により変換が行なわれているかを知ることが、さらに困難となる。
【0060】
この発明のデータ通信装置は、共振回路の共振周波数を電磁波の周波数に適合した好適共振周波数に設定することを特徴とする。したがって、通信に際し、電磁波の周波数が変更されても、効率よくデータの通信または電力の伝達を行なうことができる。
【0061】
この発明のデータ通信装置は、電磁波の周波数を検出し、検出された電磁波の周波数に基づいて共振回路の共振周波数を設定することを特徴とする。したがって、電磁波の周波数と共振回路の共振周波数とが相違しても電磁波の周波数の検出が比較的容易である場合には、検出された電磁波の周波数に基づいて、簡単な構成により共振回路の共振周波数を好適共振周波数に設定することができる。
【0062】
この発明のデータ通信装置は、共振回路の共振周波数を切り換えつつ、共振回路からの出力を受けて、所望の出力が得られる共振周波数となるようにスイッチ手段の切換態様を決定するようにしている。したがって、通信に際し、電磁波の周波数が変更されても、好適共振周波数を自動的に設定して、通信を行うことができる。
【0063】
この発明のデータ通信装置は、スイッチ手段の好ましい切換態様を記憶するようにしている。したがって、通信に際し、電磁波の周波数が変更されない場合には、一度切換態様の記憶を行えば、共振周波数を順次切り換えて調整を行う必要がなく、迅速に好適共振周波数による動作を行うことができる。
【0064】
この発明のデータ通信装置は、印加された電圧の変動に拘わらず一定の基準電圧を得る基準電圧発生手段を設け、当該基準電圧に基づいて、各切換態様における共振回路の出力の大きさを比較するようにしている。したがって、電源を持たないデータ通信装置においても、正確な共振周波数の調整を行うことができる。
【0065】
この発明のデータ通信装置は、各切換態様における共振回路の出力を、各切換態様に対応づけて記憶し、当該記憶内容基づいて好適切換態様を決定するようにしている。したがって、より正確に、好適切換態様を決定することができる。
【0066】
この発明のデータ通信装置は、最も大きな出力値に対応する切換態様を好適切換態様とするようにしている。したがって、共振回路を最も効率のよい共振周波数に調整することができる。
【0067】
この発明のデータ通信装置は、切換態様を順次切り換えるごとに出力値を得て、所定のしきい値を越える出力値が得られると、当該切換態様を好適切換態様とするようにしている。したがって、共振周波数の自動調整を迅速に行うことができる。
【0068】
この発明のデータ通信装置は、共振周波数設定手段により得られた共振回路の好適共振周波数に対応させて、実行する変換方式を選択することを特徴とする。したがって、電磁波の周波数を直接検出する機能を備えていなくても、得られた共振回路の好適共振周波数を知ることで、間接的に電磁波の周波数を知ることができる。このため、装置を簡略化することができる。
【0069】
この発明のデータ通信装置は、共振周波数設定手段により好適共振周波数に設定された共振回路を介して得られる電磁波の周波数を直接検出し、検出された電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を選択することを特徴とする。したがって、より正確に電磁波の周波数を検出することができるため、実行する変換方式の選択を、より正確に行なうことができる。
【0070】
この発明のデータ通信装置は、スイッチ手段を複数のトランジスタによって構成している。したがって、切換態様を容易に電気的に制御でき、記憶することができる。
【0071】
この発明のデータ通信装置は、他のデータ通信装置からデータの通信および電力の伝達に兼用して用いられる電磁波を受ける機能、または、他のデータ通信装置からデータの通信に用いられる電磁波および電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を別々に受ける機能、を備えた無電源方式のデータ通信装置であることを特徴とする。
【0072】
したがって、データの通信に用いられる電磁波と電力の伝達に用いられる電磁波とが、兼用して用いられるかそれぞれ専用で用いられるかを問わず、受信機能を有する無電源方式の非接触式データ通信装置において、通信の際のデータの機密保護に関する安全性を高めることができるとともに、装置の製造コストを低く抑えることができる。
【0073】
この発明のデータ通信装置は、データの通信に用いられる電磁波と電力の伝達に用いられる電磁波とがそれぞれ専用で用いられる機能を備えた受信機能を有する無電源方式のデータ通信装置であって、データの通信に用いられる電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を指定することを特徴とする。
【0074】
したがって、電力の伝達に用いられる電磁波の周波数を固定したまま、データの通信に用いられる電磁波の周波数のみを変動させることができる。このため、受信機能を有する無電源方式のデータ通信装置において、動作電力を確保しつつ、データの通信に用いられる電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を指定することができる。
【0075】
この発明のデータ通信装置は、データの通信に用いられる電磁波と電力の伝達に用いられる電磁波とがそれぞれ専用で用いられる機能を備えた受信機能を有する無電源方式のデータ通信装置であって、それぞれの電磁波のうち一方が固定周波数の電磁波であり、他方が変動し得る周波数の電磁波であり、固定周波数の電磁波の周波数を基準として、変動し得る周波数の電磁波の周波数を検出することを特徴とする。
【0076】
したがって、固定周波数の電磁波の周波数を基準とすることにより、より正確に、変動し得る周波数の電磁波の周波数を検出するができる。
【0077】
この発明のデータ通信装置は、他のデータ通信装置に対してデータの通信および電力の伝達に兼用して用いられる電磁波を送り出す機能、または、他のデータ通信装置に対してデータの通信に用いられる電磁波および電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を送り出す機能、を備えたデータ通信装置であることを特徴とする。
【0078】
したがって、データの通信に用いられる電磁波と電力の伝達に用いられる電磁波とが、兼用して用いられるかそれぞれ専用で用いられるかを問わず、送信機能を有する非接触式データ通信装置において、通信の際のデータの機密保護に関する安全性を高めることができるとともに、装置の製造コストを低く抑えることができる。
【0079】
この発明のデータ通信装置は、データの通信に用いられる電磁波と電力の伝達に用いられる電磁波とがそれぞれ専用で用いられる機能を備えた送信機能を有するデータ通信装置であって、データの通信に用いられる電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を指定することを特徴とする。
【0080】
したがって、電力の伝達に用いられる電磁波の周波数を固定したまま、データの通信に用いられる電磁波の周波数のみを変動させることができる。このため、無電源方式の他のデータ通信装置の動作電力を確保しつつ、データの通信に用いられる電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を指定することができる。
【0081】
この発明のデータ通信装置は、所定の決定方法にしたがって、周波数が変動し得る電磁波の周波数を決定し、決定された変動し得る電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を選択することを特徴とする。したがって、送信機能を有する非接触式データ通信装置において、実行する変換方式を選択するための電磁波の周波数を決定することができる。このため、現在どのような変換方式により変換が行なわれているかを知ることが困難である。この結果、通信の際のデータの機密保護に関する安全性を、より高めることができる。
【0082】
この発明のデータ通信装置は、共振周波数を変更し得る共振回路と、周波数決定手段により決定された周波数の発振出力を共振回路に与える可変周波数の発振回路とを備えるとともに、共振回路の共振周波数を周波数決定手段により決定された電磁波の周波数に適合した共振周波数に設定することを特徴とする。
【0083】
したがって、共振回路の共振周波数は、発振回路から与えられる周波数に適合した好適共振周波数となる。このため、送信機能を有する非接触式データ通信装置において、電磁波を効率よく送信することができる。
【0084】
この発明のデータ通信装置は、送信機能を有する非接触式データ通信装置において、実行する変換方式を選択するための電磁波の周波数を、無作為に、決定することを特徴とする。このため、現在どのような変換方式により変換が行なわれているかを知ることが、さらに困難となる。この結果、通信の際のデータの機密保護に関する安全性を、さらに高めることができる。
【0085】
この発明のデータ通信装置は、原データと加工データとの間の変換方式として、(a1)ダミーデータ挿入方式、(a2)ビット反転方式、(a3)データ分割方式、の各方式を単独でまたは組合せて構成した変換方式を含め、2つ以上の変換方式を用意したことを特徴とする。
【0086】
したがって、きわめて簡単な変換方式を複数用意するだけで、通信の際のデータの機密保護に関する安全性を確保することができる。このため、装置やシステムの製造コストを、さらに低く抑えることができる。
【0087】
この発明のデータ通信装置は、データ通信装置がICカード通信システムにおける質問器または応答器の一方であり、他のデータ通信装置がICカード通信システムにおける質問器または応答器の他方であることを特徴とする。したがって、ICカード通信システムにおける質問器または応答器において、通信の際のデータの機密保護に関する安全性を高めることができるとともに、装置の製造コストを低く抑えることができる。
【0088】
【発明の実施の形態】
図1に、この発明の一実施形態によるデータ通信システムの構成を示す。この実施形態においては、データ通信装置である応答器80と他のデータ通信装置である質問器90とを備えたデータ通信システムについて説明する。このデータ通信システムは、応答器80と質問器90との間で電磁波を利用して非接触にデータの通信を行なうとともに電力の伝達を行なう非接触式のデータ通信システムである。
【0089】
応答器80は、質問器90から出される電磁波を受けて、これを電力に変えることにより動作電源を得る無電源方式のデータ通信装置である。応答器80において、データ通信手段82は、質問器90との間で電磁波を利用して非接触にデータの通信を行なうとともに、電磁波を利用して質問器90から電力を受ける。
【0090】
変換方式指定手段88は、当該電磁波の特性のうち変動し得る特性であって質問器90との間で共通に認識可能な所定の特性に対応させて、原データと加工データとの間の複数の変換方式の中から、実行する変換方式を選択して指定する。
【0091】
データ変換手段84は、変換方式指定手段88により指定された変換方式にしたがって、データ通信手段82から得た加工データを原データに変換するとともに、原データを加工データに変換してデータ通信手段82に与える。データ記憶部86は、原データを記憶する。
【0092】
質問器90は、応答器80と類似した構成であるが、応答器80と異なり、動作電源を備えている。質問器90において、データ通信手段92は、応答器80との間で電磁波を利用して非接触にデータの通信を行なうととも、電磁波を利用して応答器80に電力を送る。
【0093】
変換方式指定手段98は、当該電磁波の特性のうち変動し得る特性であって応答器80との間で共通に認識可能な所定の特性に対応させて、原データと加工データとの間の複数の変換方式の中から、実行する変換方式を選択して指定する。応答器80との間で共通に認識可能な所定の特性に対応させて、実行する変換方式を指定することで、当該変換方式指定手段98において指定された変換方式と、応答器80の変換方式指定手段98において指定された変換方式とが同一になるよう構成されている。
【0094】
データ変換手段94は、変換方式指定手段98により指定された変換方式にしたがって、データ通信手段92から得た加工データを原データに変換するとともに、原データを加工データに変換してデータ通信手段92に与える。データ記憶部96は、原データを記憶する。
【0095】
図2に、応答器80の詳細な構成の一例を示す。応答器80において、データ通信手段82は、電磁波を利用してデータの通信および電力の伝達を行なうためのアンテナを含む共振回路40を有している。
【0096】
変換方式指定手段88は、共振回路40にあらわれる電圧の変動に拘わらず一定の基準電圧を得る基準電圧発生手段50と、基準電圧発生手段50において得られた基準電圧を基準として共振回路40の出力の大きさを計測する出力値計測手段52と、出力値計測手段52により得られた共振回路40の出力の大きさに対応させて実行する変換方式を選択する変換方式選択手段100とを備えている。
【0097】
データ変換手段84は、原データと加工データとの間の変換方式として、ダミーデータ挿入方式84a、ビット反転方式84b、データ分割方式84cの3つの変換方式を用意している。データ変換手段84は、変換方式選択手段100により指定されたいずれかの変換方式にしたがって、変換処理を実行することで、原データと加工データとの間の変換を行なう。
【0098】
図9に、各変換方式の具体例を示す。ダミーデータ挿入方式84aにおいては、原データと原データとの間にダミーデータ(波線を付したデータ)を挿入することにより加工データを得る。ビット反転方式84bにおいては、原データの各ビットを反転して加工データを得る。データ分割方式84cにおいては、原データを分割してダミービット(波線を付したビット)を付加することにより加工データを得る。なお、用意する変換方式の種類、数は、これらに限られるものではない。
【0099】
図5に、図2の例による応答器80を、非接触式のICカードとして具体化した実施形態を示す。このICカード14は、2点鎖線で示すカード状の基材の中に、アンテナ60、複数のコンデンサC、ICチップ16を収納して構成される。
【0100】
図3に、このICカード14の回路ブロック図を示す。この実施形態では、アンテナ60、コンデンサCを除いた他の要素は、ICチップ16として構成されている。アンテナ60とコンデンサCとにより応答器の共振回路を構成している。整流回路62は、受信した電磁波である高周波搬送波を整流し、レギュレータ64に与える。レギュレータ64は、これを安定化し、各部に電源として供給する。
【0101】
レギュレータ64の出力は、基準電圧発生手段である基準電圧発生回路72、出力値計測手段である出力値計測回路74に与えられる。基準電圧発生回路72、出力値計測回路74の詳細を図4に示す。この実施形態では、基準電圧発生回路72として、バンドギャップ電圧発生回路76を用いている。バンドギャップ電圧発生回路76は、レギュレータ64から与えられる電圧が変動しても、その出力電圧を一定に保つ。したがって、この出力電圧を基準電圧Vrefとして用いるようにしている。
【0102】
基準電圧Vrefを抵抗R1〜R4によって分圧し、しきい値Va、Vb、Vcを得る。このしきい値Va、Vb、Vcとレギュレータ64からの出力(抵抗R5、R6による分圧値)を、比較器78a、78b、78cによって比較することにより、出力のレベルを得ている。
【0103】
つまり、搬送波の受信強度が大きくレギュレータ64からの出力がVaよりも大きい場合には、比較器78a(レベルA)、比較器78b(レベルB)、比較器78c(レベルC)の全てから出力が得られる。出力がVaよりも小さく、Vbよりも大きい場合には、比較器78b(レベルB)、比較器78c(レベルC)から出力が得られる。同様に、出力がVbよりも小さく、Vcよりも大きい場合には、比較器78c(レベルC)からのみ出力が得られる。なお、出力がVcよりも小さい場合には、何れの比較器からも出力は得られない。比較器78a、78b、78cの出力は、それぞれ、CPU68に与えられる。
【0104】
図3に戻って、CPU68は、出力値計測回路74の出力に基づいて、原データと加工データとの間の変換方式を選択する。
【0105】
復調回路66は、変調された高周波搬送波を検波して復調することにより、後述するリーダー/ライター38(図6参照)から送られた加工データを得る。この加工データは、CPU68に与えられ、上述の選択された変換方式にしたがって原データに復元されたあと、所定の処理が行われる。
【0106】
一方、CPU68は、データ記憶部である不揮発性メモリ70から取り出した原データを、上述の選択された変換方式にしたがって加工データに変換したあと、リーダー/ライター38に送る。リーダー/ライター38に向けて加工データを送るには、リーダー/ライター38が無変調の高周波搬送波を出力している時に、該加工データに基づいて、CPU68が変調用トランジスタMQをオン・オフして、抵抗RMの接続をオン・オフさせればよい。これにより、リーダー/ライター38から見たインピーダンスを変化させて当該搬送波の振幅を変化させることができる。リーダー/ライター38は、このような搬送波の変調を検出することにより、ICカード14から送られた加工データを知ることができる。
【0107】
アンテナ60、コンデンサC、整流回路62、レギュレータ64、復調回路66、変調用トランジスタMQ、抵抗RM、およびCPU68が、応答器のデータ通信手段に対応する。なお、CPU68の動作プログラムは、不揮発性メモリ70に記憶されている。
【0108】
図6に、図1の例による質問器90を、非接触式のリーダー/ライター38として具体化した場合の回路ブロックの一例を示す。このリーダー/ライター38は、前述のICカード14(図3参照)と併せて用いられ、非接触式のICカード通信システムを構成する。
【0109】
リーダー/ライター38は、発振器120から得られた無変調の高周波搬送波を、CPU124の制御により、変復調回路122を用いて、適宜、変調してアンテナ130から送出している。アンテナ130とコンデンサCとにより質問器の共振回路を構成している。前述のように、ICカード14からの信号は、リーダー/ライター38から見たインピーダンス(反射インピーダンス)の変化に伴う送出搬送波の振幅の変化として与えられるが、このようなICカード14からの信号は、変復調回路122により復調されたあと、CPU124に送られる。
【0110】
このようにしてICカード14から送られてきた信号(受信信号)のレベルは、受信レベル検出回路128により検出され、CPU124に与えられる。この実施形態においては、受信レベルは、ICカード14に対して送り出される無変調の高周波搬送波のレベルを基準として測定される。
【0111】
CPU124は、受信レベル検出回路128の出力に基づいて、原データと加工データとの間の変換方式を選択する。
【0112】
CPU124は、不揮発性メモリ126から取り出した原データを、上述の変換方式にしたがって加工データに変換したあと、変復調回路122に与える。変復調回路122は、無変調の高周波搬送波を、該加工データに基づいて変調したあと、アンテナ130を介して、ICカード14に送る。
【0113】
一方、前述のように、ICカード14からの加工データは、変復調回路122により復調されたあと、CPU124に送られるが、このようにして得られた加工データは、上述の選択された変換方式にしたがって原データに復元されたあと、所定の処理が行われる。
【0114】
アンテナ130、コンデンサC、発振器120、変復調回路122、およびCPU124が、質問器のデータ通信手段に対応する。なお、CPU124の動作プログラムは、不揮発性メモリ126に記憶されている。
【0115】
つぎに、上述のICカード14(図3参照)およびリーダー/ライター38(図6参照)を備えたICカードシステムの動作を、図7および図8に示すフローチャートを用いて説明する。リーダー/ライター38は、所定のパターンに変調された高周波搬送波である応答信号を送信している(ステップS20)。
【0116】
リーダー/ライター38にICカード14が近づくと、ICカード14は、この応答信号を受信する(ステップS21)。ICカード14がこの応答信号を受信することにより、ICカード14は動作可能となる。すなわち、高周波搬送波である応答信号はICカード14のアンテナ60により受信され、整流回路62、レギュレータ64を介して、ICカード14の電力として取り出される。
【0117】
また、応答信号は復調回路66で復調されたあと、CPU68に取込まれる。CPU68は、取込まれた信号が応答信号であると判断した場合は、応答信号に対する返答信号を、リーダー/ライター38に返す(ステップS22)。返答信号の送信は、リーダー/ライター38から送られる無変調の高周波搬送波を所定のパターンで変調することにより行なう。高周波搬送波の変調は、変調用トランジスタMQをオン・オフして抵抗RMの接続をオン・オフすることにより、ICカード14の共振回路のインピーダンスを変化させることにより行なう。
【0118】
また、CPU68は、レギュレータ64から得られた応答信号の受信出力を、基準電圧発生回路72および出力値計測回路74を介して、電圧として検出し(ステップS23)、検出した電圧に基づいて、原データと加工データとの間の変換方式を決定する(ステップS24)。この実施形態においては、変換方式として、図9に示す、ダミーデータ挿入方式84a、ビット反転方式84b、データ分割方式84cの3つの変換方式を用意している。検出した電圧は電圧値に応じて3つのクラスに分類され、分類された各クラスと、上記3つの変換方式とが対応づけられている。すなわち、CPU68は、検出電圧がどのクラスに属するかを判断し、該当するクラスに対応する変換方式を、実行する変換方式として選択して指定する。ステップS24が、応答器の変換方式選択手段に対応する。また、ステップS23およびステップS24が、応答器の変換方式指定手段に対応する。
【0119】
一方、ステップS22において送信された返答信号は、リーダー/ライター38により受信され(ステップS25)、変復調回路122において復調されたあと、CPU124に送られる。CPU124は、受信された信号が返答信号であると判断した場合には、受信レベル検出回路128を介して、受信レベルの検出を行なう(ステップS26)。
【0120】
つぎにCPU124は、検出した受信レベルに基づいて、原データと加工データとの間の変換方式を決定する(ステップS27)。変換方式として、ICカード14と同じ、ダミーデータ挿入方式84a、ビット反転方式84b、データ分割方式84cの3つの変換方式を用意している。
【0121】
ICカード14の場合と同様に、検出した受信レベルはその大きさに応じて3つのクラスに分類され、分類された各クラスと、上記3つの変換方式とが対応づけられている。リーダー/ライター38の受信レベル検出回路128を介して検出された受信レベルが属するクラスと、前述のICカード14の出力値計測回路74を介して検出された電圧が属するクラスとが同一となるよう、各定数が設定されている。このように設定することで、リーダー/ライター38において指定された変換方式とICカード14各データ通信装置において指定された変換方式とを同一にすることができる。ステップS26およびステップS27が、質問器の変換方式指定手段に対応する。
【0122】
CPU124は、つぎに、不揮発性メモリ126から原データを取り出し、前ステップで決定された変換方式にしたがって、原データを加工データに変換する(ステップS28)とともに、変換した加工データを変復調回路122により変調したあと、ICカード14に送信する(ステップS29)。
【0123】
ICカード14は、送信された加工データを受信する(ステップS30)。受信された加工データは、復調回路66で復調されたあとCPU68に与えられる。CPU68は、与えられた加工データを、ステップS24で決定した変換方式にしたがって、原データに復元し(ステップS31)、復元した原データを不揮発性メモリ70に書込む(ステップS32)。
【0124】
ICカード14のCPU68は、復元した原データにしたがって所定の処理を行なったのち、送信すべき原データを不揮発性メモリ70から読み出し、上述の変換方式にしたがって、原データを加工データに変換する(ステップS34)。上述のステップS31またはステップS34が、応答器のデータ変換手段に対応する。
【0125】
CPU68は、得られた加工データを、ステップS22の返答信号と同様の手順で、リーダー/ライター38に送信する(ステップS35)。CPU68は、このときリーダー/ライター38から送られてくる高周波搬送波の受信出力を、ステップS23と同様の手順で検出し(ステップS36)、検出した電圧に基づいて、原データと加工データとの間の、新たな変換方式を決定しておく(ステップS37)。
【0126】
一方、リーダー/ライター38は、ICカード14から送信された加工データを受信する(ステップS38)。CPU124は、受信した加工データを変復調回路122を介して取込み、以前(ステップS27)に決定された変換方式に従って、この加工データを原データに復元し(ステップS39)、復元した原データにしたがって所定の処理を行なう。上述のステップS28またはステップS39が、質問器のデータ変換手段に対応する。
【0127】
CPU124は、つぎに、当該加工データを受信したとき(ステップS38)の受信レベルを、ステップS26と同様の手順で検出し(ステップS40)、検出した受信レベルに基づいて、原データと加工データとの間の、新たな変換方式を決定する(ステップS41)。このステップにおいて決定された変換方式と、ICカード14において新たに決定された変換方式(ステップS37)とは、同一の変換方式となっている。
【0128】
リーダー/ライター38のCPU124は、送信すべき原データを不揮発性メモリ126から読み出し、前ステップにおいて決定された新たな変換方式にしたがって加工データに変換するとともに(ステップS42)、変換した加工データを、変復調回路122を介して変調した後、ICカード14に送信する(ステップS43)。
【0129】
ICカード14のCPU68は、送信された加工データを受信すると(ステップS44)、受信した加工データをステップS37で決定した新たな変換方式にしてがって、原データに復元し(ステップS45)、復元した原データを不揮発性メモリ70に書込む(ステップS46)。
【0130】
以下、ステップS33にもどり、ICカード14およびリーダー/ライター38は、同様の処理を繰り返す。このように、データ通信の一往復ごとに新たな変換方式を指定するよう構成することにより、データの機密保護に対する安全性をより高くすることができる。
【0131】
なお、この実施形態においては、データ通信の一往復ごとに新たな変換方式を指定するよう構成したが、データ通信の数往復ごとに新たな変換方式を指定するよう構成してもよい。また、いちど指定した変換方式を、一連の通信が終るまで固定するようにしてもよい。
【0132】
前述の実施形態においては、電力供給とデータ通信とを同じ搬送波にて行うデータ通信システムについて説明したが、この発明は、電力供給とデータ通信とをそれぞれ異なる周波数の搬送波にて行うデータ通信システムにも適用することができる。
【0133】
図10は、図1に示される応答器80を、このような実施形態へ適用した場合の構成例を示す図面である。この応答器80において、データ通信手段82は、電磁波を利用してデータの通信を行なうためのアンテナを含む共振回路であって、スイッチ手段によって共振周波数が切換可能な共振回路40を備えている。
【0134】
共振周波数設定手段42は、上述のスイッチ手段を用いて共振回路40の共振周波数を切り換えつつ、各切換態様における共振回路40からの出力信号を受けて、所望の出力信号が得られるようにスイッチ手段の切換態様を固定する。周波数検出手段102は、共振周波数設定手段42により好適共振周波数に設定された共振回路40を介して得られる電磁波の周波数を検出する。変換方式選択手段100は、周波数検出手段102により検出された電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を選択する。なお、データ変換手段84およびデータ記憶部86は、図2に示す例と同様であるので、記載を省略している。
【0135】
上述の共振周波数設定手段42の詳細な構成を、図11に示す。切換手段48は、共振回路40の共振周波数を順次切り換えていく。基準電圧発生手段50は、共振回路40からの出力を受けてこれを直流電圧に変換する。なお、共振周波数の切り換えにより、変換される直流電圧の大きさが変化するが、基準電圧発生手段50はこの変動に拘わらず、一定の基準電圧を得る。
【0136】
出力値計測手段52は、この基準電圧を基準として、各共振周波数における共振回路40の出力値を計測する。計測した出力値は、各共振周波数(つまり各切換態様)に対応づけて、出力値記憶手段54に記憶される。
【0137】
態様決定手段56は、出力値記憶手段54に記憶された出力値の中から最も大きなものを選択し、これに対応する切換態様を好ましい切換態様(好適切換態様)と決定する。このようにして、最も効率よくデータの通信を行なうことのできる共振周波数を得る好適切換態様が得られる。この好適切換態様は、切換態様記憶手段46に記憶される。
【0138】
以上のようにして、共振周波数の調整が完了した後は、切換手段48は、切換態様記憶手段46に記憶された好適切換態様にしたがって、共振回路40の共振周波数を決定する。
【0139】
図12に、図10の例による応答器80を、非接触式のICカード18として具体化した場合の回路ブロック図を示す。後述するリーダー/ライター58(図20参照)からの電力の供給は固定周波数の無変調の高周波搬送波f0にて受け、リーダー/ライター58との間の加工データの通信は高周波搬送波fLによって行う。搬送波fLは、加工データの通信の際、加工データに応じて変調されるとともに、原データと加工データとの間の変換方式に対応して、周波数が変化する。
【0140】
電力供給を受けるための共振回路は、アンテナ61とコンデンサCとによって構成されている。整流回路62は、受信した搬送波f0を整流し、レギュレータ64に与える。レギュレータ64は、これを安定化し、各部に電源として供給する。受信した搬送波f0の周波数は、共振回路からCPU68に与えられる。
【0141】
一方、データ通信のための共振回路は、アンテナ63、コンデンサC1〜Cn、スイッチ手段であるトランジスタSQ1〜SQnによって構成されている。復調回路66は、変調された搬送波fLを検波して復調する。復調回路66の出力は、基準電圧発生手段である基準電圧発生回路72、出力値計測手段である出力値計測回路74に与えられる。基準電圧と比較することにより、復調回路66の出力を計測する。なお、基準電圧発生回路72、出力値計測回路74は、上述の実施形態(図3参照)に示すものと同様の構成である(図4参照)。
【0142】
CPU68は、復調回路66の出力が最大となるように、データ通信のための共振回路の共振周波数を自動調整する。共振周波数の調整は、トランジスタSQ1〜SQnを適当に切換えることにより行なう。このように、データ通信のための共振回路の共振周波数を自動調整するよう構成することで、変動する搬送波fLの周波数に対応させて、効率良く、加工データの通信を行なうことができる。また、搬送波fLの周波数の検出が容易になる。
【0143】
CPU68は、電力供給に用いられる固定周波数の搬送波f0を基準として、データ通信に用いられる搬送波fLの周波数を検出し、検出した搬送波fLの周波数に基づいて、原データと加工データとの間の変換方式を選択する。CPU68は、選択した変換方式にしたがって、原データと加工データとの間の変換を行なう。
【0144】
また、復調回路66は、変調された搬送波fLから加工データを復調し、CPU68に与える。リーダー/ライター58に向けて加工データを送る場合には、リーダー/ライター58が無変調の搬送波fLを出力している時に、CPU68の制御により、好適切換態様とそれ以外の切換態様とを加工データに応じて切り換える。このようにして、リーダー/ライター58から見たインピーダンスを変化させることで、搬送波fLの振幅を変化させ、リーダー/ライター58に加工データを送ることができる。
【0145】
不揮発性メモリ70には、通信や、原データと加工データとの間の変換のためのプログラムの他、データ通信のための共振回路の共振周波数を自動調整するためのプログラムも記憶されている。自動調整のプログラムのフローチャートを、図13に示す。図13のフローチャート、図12のブロック図を参照しつつ、まず、共振周波数の自動調整処理について説明する。
【0146】
自動調整のモード(図21、ステップS55参照)に入ると、CPU68は、まず切換態様を示す変数jを1にセットする(ステップS1)。次に、トランジスタSQjをオンにし、他のトランジスタをオフとするよう制御する(ステップS2)。今、j=1であるから、トランジスタSQ1のみがオンとなる。したがって、コンデンサC1が接続され、最も低い共振周波数となる。この場合の共振回路の周波数特性を図15のCASE1に示す。なお、縦軸は図4の点αにおける電圧である。ここで、図15に示すように、リーダー/ライター58のデータ通信に用いられる搬送波fLの現在の周波数がfLであったとすると、CASE1の場合には、何れの比較器78a、78b、78cからも出力が得られない。CPU68は、各比較器78a、78b、78cの出力A、B、Cを、切換態様jに対応づけて、不揮発メモリ70に記憶する(ステップS3、図16参照)。ここでは、A=0、B=0、C=0を記憶する。なお、この実施形態においては、不揮発性メモリ70の図16に示す部分が、出力値記憶手段および切換態様記憶手段に対応している。
【0147】
次に、ステップS4において、切換態様jが最大値nに達したか否かを判断する。達していなければ、切換態様jをインクリメントし、j=2とする(ステップS5)。次に、ステップS2に戻って、2番目の切換態様について、上記と同様の処理を行う。つまり、トランジスタSQ2をオンにして、他のトランジスタをオフにし、コンデンサC2を接続する。これにより、共振回路の周波数特性は、図15のCASE2に示すようになる。したがって、搬送波fLに対しては、比較器78cのみより出力が得られる。CPU68は、この出力を受けて、図16に示すように、j=2に対応づけて、A=0、B=0、C=1を不揮発性メモリ70に記憶する。
【0148】
切換態様jがnになるまで、上記の処理を繰り返し、次に、ステップS6に進む。j=nまで処理を行うと、不揮発性メモリ70には、図16に示すように各切換態様における出力レベルが記憶される。ステップS6においては、記憶された出力値のうちから最大のものを選び出す。ここでは、切換態様j=4、5、6の場合が最も大きい出力値である。これらのうち、中心にある切換態様j=5を好適切換態様として選択する。切換態様j=5が好ましいことは、図15よりも明らかである。次に、CPU68は、この好適切換態様j=5に対し、好適フラグを立てて記憶する(ステップS7)。以上のように、この実施形態では、ステップS6が態様決定手段に対応している。
【0149】
上記のようにして好適切換態様を決定すると、CPU68は、次に、当該好適共振周波数にて動作を行う。この処理のフローチャートを図14に示す。まず、ステップS10において、不揮発性メモリ70より、好適フラグの記憶された切換態様jを得る。次に、この切換態様jにより指定されたトランジスタSQjをオンにする(ステップS11)。これにより、リーダー/ライター58からのデータ通信に用いられる搬送波fLを最も効率のよい状態で受けることができる。以後は、定められた通信処理を行う(ステップS12)。上記のように、この実施形態では、ステップS10、S11が切換手段に対応している。
【0150】
以上のように、リーダー/ライター58からのデータ通信に用いられる搬送波fLを最も効率よく受けることができるよう、ICカード18の共振回路の共振周波数を自動的に調整することができる。したがって、データ通信に用いられる搬送波fLの周波数が変化しても、共振回路の共振周波数を容易に調整することができる。また、一度調整すれば、搬送波fLの周波数が変化しない間は、図14に示す動作を行うだけで好適共振周波数を得られるので、動作速度を損なうこともない。
【0151】
なお、上記実施態様では、好適切換態様を得るために、全ての切換態様について検討を行うようにしている。しかし、所定のしきい値を越える出力が得られた時点で以後の切換態様についての検討を止め、当該しきい値を越える切換態様を好適切換態様としてもよい。これにより、迅速な自動調整を行うことができる。
【0152】
また、出力値が所定のしきい値を越え、かつ、前回の切換態様よりも出力値が下がった時点で以後の切換態様についての検討を止め、この時点での最大値に対応する切換態様を好適切換態様としてもよい。これにより、迅速にかつ最適な切換態様を得ることができる。
【0153】
上記実施形態においては、コンデンサC1〜Cnのうち、いずれか1つのコンデンサをアンテナ63に接続するようにしている。しかしながら、同時に複数のコンデンサをアンテナ63に接続するような切換態様を設けてもよい。このようにすれば、少ないコンデンサの数で多くの切換態様を得ることができる。
【0154】
また、上記実施形態においては、搬送波fLの周波数が連続的に変化するような場合であっても最適な切替態様が得られるよう、多くの切換態様を用意したが、搬送波fLの周波数が予め定められた複数の固定周波数の中から選択されるような場合には、当該複数の固定周波数にそれぞれ適応する共振周波数が選択される切替態様のみを用意しておけばよい。
【0155】
図17に、共振回路の他の構成例を示す。図17Aは、アンテナ63の実効インダクタンスを切り換えるものである。図17Bは、直列に接続したコンデンサC1、C2、C3を切り換えるものである。図17Cは、並列に接続したアンテナ63a、63b、63cを切り換えるものである。なお、これらを任意に組み合わせて共振回路を構成してもよい。共振回路の構成をいずれのようにするかは、各素子の形成のしやすさ、ICチップ化の範囲に伴う接続点の数等を考慮して決定すればよい。
【0156】
上記の実施形態では、ICカード18の使用時に、CPU68が不揮発性メモリ70から好適フラグの付された好適切換態様を読み出し、これに基づいてトランジスタSQ1〜SQnの何れかをオンにしている。しかしながら、図18に示すように、強誘電体層FLを有する不揮発性メモリFQ1、FQ2・・・によって、好適フラグの記憶素子とトランジスタを共用するようにしてもよい。この不揮発性メモリFQは、ゲートGとメモリゲートMG間に印加する電圧の方向により、強誘電体層FLの分極方向を変えることができるようになっている。この分極方向に応じて、ソースSとドレインD間がオン・オフする。この実施形態によれば、CPU68は、好適切換態様においてオンとすべき不揮発性メモリの強誘電体層FLをオン方向に分極しておく。これにより、当該不揮発性メモリは自動的にオンとなるので、実際の使用時には、CPU68が図14のステップS10,S11の処理を行うことなく、好適な共振周波数を得るようにコンデンサを選択でき、動作速度を向上することができる。
【0157】
つぎに、図19に、図1に示された質問器90の他の構成例を示す。この質問器90は、前述の図10に示される応答器80と併せて、電力供給とデータ通信とをそれぞれ異なる周波数の搬送波にて行うデータ通信システムを構成する。
【0158】
図19に示す質問器90において、データ通信手段92は、電磁波を利用してデータの通信を行なうためのアンテナを含む共振回路であってスイッチ手段によって共振周波数が切換可能な共振回路118と、共振回路118に電気振動を与えるための可変周波数の発振回路であって後述する周波数決定手段112により決定された周波数の発振を行なう可変発振回路116と、を備えている。
【0159】
変換方式指定手段98は、可変発振回路116の発振周波数をランダムに決定する周波数決定手段112と、周波数決定手段112により決定された発振周波数に対応させて、実行する変換方式を選択する変換方式選択手段110と、上述のスイッチ手段を用いて、共振回路118の共振周波数を周波数決定手段112により決定された発振周波数に適合した好適共振周波数に設定する共振周波数設定手段114と、を備えている。
【0160】
図20に、図19の例による質問器90を、非接触式のリーダー/ライター58として具体化した場合の回路ブロックの一例を示す。このリーダー/ライター58は、前述のICカード18と併せて用いられ、電力供給とデータ通信とをそれぞれ異なる周波数の搬送波にて行うICカード通信システムを構成する。
【0161】
リーダー/ライター58においては、電源用発振器150において生成された固定周波数の無変調の高周波搬送波f0が、電力供給用の共振回路のアンテナ152を介して、ICカード18に送られる。この搬送波f0は、専らICカード18への電力の供給に用いられるものであり、リーダー/ライター58が動作しているあいだは、途切れることなく送出されている。
【0162】
一方、データ通信用の共振回路のアンテナ148からは、加工データの通信に用いられる高周波搬送波fLが送出される。CPU144は、搬送波fLの周波数を、乱数発生装置(図示せず)等を用いてランダムに決定し、決定した周波数を可変発振回路である可変発振器140に指示する。可変発振器140は、指示された周波数の無変調の搬送波fLを変復調回路142に与える。
【0163】
一方、CPU144は、決定された搬送波fLの周波数に対応づけて、原データと加工データとの間の変換方式を決定する。CPU144は、決定された変換方式にしたがって、原データを加工データに変換する。変復調回路142に与えられた搬送波fLは、CPU144において変換された加工データに応じて変調され、アンテナ148から送出される。
【0164】
また、ICカード18から送られた加工データは、データ通信用の共振回路で受信され、変復調回路142で復調されたあと、CPU144において、上述の決定された変換方式にしたがって、原データに復元される。
【0165】
また、CPU144は、共振回路の共振周波数を、決定された搬送波fLの周波数に適合する好適共振周波数に調整する。この実施形態においては、共振回路の共振周波数が、決定された搬送波fLの周波数と一致するように切換えるよう構成している。すなわち、CPU144は、決定された搬送波fLの周波数に基づいて、トランジスタSQ1〜SQnのオン・オフを行なう。これによって、コンデンサC1〜Cnを共振回路に選択的に接続することができる。このようにして、共振回路の共振周波数が切換えられる。
【0166】
このように、共振回路の共振周波数を、決定された搬送波fLの周波数に適合する好適共振周波数に調整することで、データ通信用の搬送波fLが変化しても、効率よく加工データの通信を行なうことができる。
【0167】
つぎに、上述のICカード18(図12参照)およびリーダー/ライター58(図20参照)を備えたICカードシステムの動作を、図21および図22に示すフローチャートを用いて説明する。リーダー/ライター58のCPU144は、まず、データ通信に用いる搬送波fLの周波数を決定する(ステップS50)。
【0168】
この実施形態においては、原データと加工データとの間の変換方式として、図9に示す3つの方式が用意されているとする。したがって、データ通信に用いる搬送波fLの周波数も、この変換方式に対応させて、3種類設けられている。たとえば、電力供給用の搬送波f0が13.56MHzのとき、これと異なる3種類の周波数、たとえば1.7MHz、3.39MHz、6.8MHzを、データ通信に用いる搬送波fLの周波数の候補として設定することができる。CPU144は、これら3つの周波数の中からひとつを、搬送波fLの周波数としてランダムに選択することにより決定する。ステップS50が、周波数決定手段に対応する。なお、搬送波fLの周波数を、これら3つの周波数の中からランダムに選択するのではなく、予め定められた所定の順序により選択するよう構成することもできる。
【0169】
つぎにCPU144は、共振回路の共振周波数を、決定された搬送波fLの周波数に対して好適な共振周波数となるよう設定する(ステップS51)。共振周波数の設定は、トランジスタSQ1〜SQnのオン・オフを行なうことにより行なわれる。ステップS51が、質問器の共振周波数設定手段に対応する。
【0170】
つぎにCPU144は、搬送波fLを所定のパターンに変調した応答信号を送信する(ステップS52)とともに、ステップS50において決定した搬送波fLの周波数に対応する、原データと加工データとの間の変換方式を決定する(ステップS53)。
【0171】
リーダー/ライター58にICカード18が近づくと、ICカード18は、電力供給用の搬送波f0を受けて動作可能となるとともに、所定のパターンに変調された搬送波fLである応答信号を受信する(ステップS54)。応答信号は復調回路66で復調されたあと、CPU68に取込まれる。CPU68は、取込まれた信号が応答信号であると判断した場合は、ICカード18側のデータ通信用の共振回路について、上述の共振周波数調整処理を行なう(ステップS55、図13、図14参照)。ステップS51が、応答器の共振周波数設定手段に対応する。
【0172】
CPU68は、電力供給用の共振回路から得た搬送波f0の周波数を基準として、データ通信用の共振回路から得た搬送波fLの周波数を検出し(ステップS56)、検出した搬送波fLの周波数に基づいて、原データと加工データとの間の変換方式を決定する(ステップS57)。ステップS56が、周波数検出手段に対応する。
【0173】
ICカード18における、搬送波fLの周波数と変換方式との対応関係は、リーダー/ライター58における、搬送波fLの周波数と変換方式との対応関係と同一になるよう設定されている。このように設定することで、両者において指定された変換方式が同一になることが担保される。
【0174】
つぎに、CPU68は、応答信号に対する返答信号を、リーダー/ライター58に返す(ステップS58)。返答信号の送信は、リーダー/ライター58から送られる無変調の搬送波fLを所定のパターンで変調することにより行なう。搬送波fLの変調は、リーダー/ライター58が無変調の搬送波fLを出力している時に、CPU68の制御により、データ通信用の共振回路の共振周波数を、前記所定のパターンに応じて、好適切換態様とそれ以外の切換態様とに切り換える。このようにして、リーダー/ライター58から見たインピーダンスを変化させることで、搬送波fLの振幅を変化させ、リーダー/ライター58に返答信号を送ることができる。
【0175】
リーダー/ライター58は、返答信号を受信すると(ステップS59)、不揮発性メモリ146から原データを取り出し、ステップS53において決定された変換方式にしたがって、原データを加工データに変換する(ステップS60)とともに、変換した加工データを変復調回路142により変調したあと、ICカード18に送信する(ステップS61)。
【0176】
ICカード18は、送信された加工データを受信する(ステップS62)。受信された加工データは、復調回路66で復調されたあとCPU68に与えられる。CPU68は、与えられた加工データを、ステップS57で決定した変換方式にしたがって、原データに復元し(ステップS63)、復元した原データを不揮発性メモリ70に書込む(ステップS64)。
【0177】
ICカード18のCPU68は、復元した原データにしたがって所定の処理を行なったのち、送信すべき原データを不揮発性メモリ70から読み出し(ステップS65)、上述の変換方式にしたがって、原データを加工データに変換したあと(ステップS66)、リーダー/ライター58に送信する(ステップS67)。
【0178】
リーダー/ライター58のCPU144は、ICカード18から送信された加工データを受信し(ステップS68)、ステップS53において決定された変換方式に従って、この加工データを原データに復元し(ステップS69)、復元した原データにしたがって所定の処理を行なう。
【0179】
CPU144は、前述のステップS60〜ステップS62と同様に、ステップS53において決定された変換方式にしたがって、原データを加工データに変換し(ステップS70)、ICカード18に送信する(ステップS71)。ICカード18は、送信された加工データを受信する(ステップS72)。以下、ステップS63に戻り、ICカード18およびリーダー/ライター58は、同様の処理を繰り返す。
【0180】
なお、この実施形態においては、いちど指定した変換方式を、一連の通信が終るまで固定するよう構成したが、データ通信の一往復ごとにデータ通信用の搬送波fLの周波数を選択仕直して、新たな変換方式を指定するよう構成することもできる。このように構成すれば、データの機密保護に対する安全性をより高くすることができる。また、データ通信の数往復ごとに搬送波fLの周波数を選択仕直して、新たな変換方式を指定するよう構成してもよい。
【0181】
上述の実施形態においては、図10および図21のステップS55〜ステップS57に示すように、応答器80の共振回路40の共振周波数を調整したあと、調整された共振回路40を介して電磁波の周波数を検出し、検出した電磁波の周波数に基づいて変換方式を選択するよう構成したが、応答器80の共振回路40の共振周波数を調整したあと、当該調整された共振回路40の共振周波数に基づいて、変換方式を選択するよう構成することもできる。
【0182】
図23は、図1に示される応答器80を、このような実施形態へ適用した場合の構成例を示す図面である。応答器80において、データ通信手段82は、図10の場合と同様に、電磁波を利用してデータの通信または電力の伝達を行なうためのアンテナを含む共振回路であって、スイッチ手段によって共振周波数が切換可能な共振回路40を備えている。
【0183】
変換方式指定手段88は、共振周波数設定手段42と、共振周波数設定手段42により得られた共振回路40の好適共振周波数に対応させて、実行する変換方式を選択する変換方式選択手段100とを備えている。なお、共振周波数設定手段42は、図10の場合と同様の構成である。このように構成することにより、図10のような周波数検出手段102は不要となり、構成を簡略化することができ、好都合である。なお、データ変換手段84およびデータ記憶部86は、図2に示す例と同様であるので、記載を省略している。
【0184】
また、図10に示す実施形態においては、応答器80の共振回路40の共振周波数を調整したあと、調整された共振回路40を介して電磁波の周波数を検出するよう構成したが(図21のステップS55、ステップS56参照)、検出能力の高い周波数検出手段102が入手可能であれば、まず、電磁波の周波数を検出し、検出した電磁波の周波数に基づいて、応答器80の共振回路40の共振周波数を調整するよう構成することもできる。
【0185】
図24は、図1に示される応答器80を、このような実施形態へ適用した場合の構成例を示す図面である。応答器80において、データ通信手段82は、図10の場合と同様の構成である。
【0186】
変換方式指定手段88は、電磁波の周波数を検出する周波数検出手段102と、周波数検出手段102により検出された電磁波の周波数に基づいて、スイッチ手段を用いて共振回路40の共振周波数を当該電磁波の周波数に適合した好適共振周波数に設定する共振周波数設定手段104と、周波数検出手段102により検出された当該電磁波の周波数に対応させて、実行する変換方式を選択する変換方式選択手段100と、を備えている。このように、検出能力の高い周波数検出手段102が入手可能であれば、図10のような複雑な共振周波数設定手段42に替えて、簡単な構成の共振周波数設定手段104を用いればよいから、装置の構成を簡略化することができ、好都合である。
【0187】
なお、上述の各実施形態においては、データ通信のために、搬送波をパルス振幅変調している。しかしながら、パルス周波数変調、パルス位相変調、アナログ振幅変調、アナログ周波数変調、アナログ位相変調等、いずれの変調方式においても適用することができる。
【0188】
また、上述の各実施形態においては、他のデータ通信装置との間で、データの通信および電力の伝達に兼用して用いられる電磁波を用いて通信を行なう機能を備えたデータ通信装置(システム)、または、他のデータ通信装置との間で、データの通信に用いられる電磁波および当該データの通信に用いられる電磁波と異なる周波数を有し電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を通信する機能を備えたデータ通信装置(システム)を例に説明したが、この発明は、これら2つの機能をともに備えたデータ通信装置(システム)についても適用することができる。
【0189】
また、上述の各実施形態においては、非接触式のデータ通信装置(システム)を例に説明したが、この発明は、他のデータ通信装置との間で電気的に接触してデータの通信または電力の伝達を行なう機能を備えた接触式のデータ通信装置(システム)にも適用することができる。
【0190】
さらに、他のデータ通信装置との間で電気的に接触してデータの通信または電力の伝達を行なう機能、および、他のデータ通信装置との間で電磁波を利用して非接触にデータの通信または電力の伝達を行なう機能の、双方の機能をともに備えた接触式/非接触式兼用のデータ通信装置(システム)にも適用することができる。
【0191】
なお、上述の各実施形態においては、ICカードとリーダー/ライターとを備えたICカード通信システムを例に説明したが、この発明はICカード通信システムに留まらず、データ通信装置一般に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるデータ通信システムの構成を示す図面である。
【図2】応答器80の構成の一例を示す図面である。
【図3】この発明の一実施形態によるICカードの構成を示す図面である。
【図4】基準電圧発生回路72,出力値計測回路74の詳細を示す図面である。
【図5】ICカードの外観を示す図面である。
【図6】図1の例による質問器90を、非接触式のリーダー/ライター38として具体化した場合の回路ブロックの一例を示す図面である。
【図7】ICカード14およびリーダー/ライター38を備えたICカードシステムの動作を示すフローチャートである。
【図8】ICカード14およびリーダー/ライター38を備えたICカードシステムの動作を示すフローチャートである。
【図9】原データと加工データとの間の変換方式の具体例を示す図面である。
【図10】図1に示される応答器80の他の構成例を示す図面である。
【図11】共振周波数設定手段42の構成を示す図面である。
【図12】他の実施形態によるICカードの構成を示す図面である。
【図13】共振周波数の自動調整処理のフローチャートである。
【図14】好適共振周波数による動作処理を示す図面である。
【図15】各切換態様における共振回路の周波数特性と、リーダー/ライターの搬送波fLの周波数fLとの関係を示す図面である。
【図16】共振周波数の自動調整処理において不揮発性メモリ70に記憶される内容を示す図面である。
【図17】共振回路の他の例を示す図面である。
【図18】スイッチ手段であるトランジスタと、好適フラグの記憶手段とを一つの素子によって形成した例を示す図面である。
【図19】図1に示された質問器90の他の構成例を示す図面である。
【図20】図19の例による質問器90を、非接触式のリーダー/ライター58として具体化した場合の回路ブロックの一例を示す図面である。
【図21】ICカード18およびリーダー/ライター58を備えたICカードシステムの動作を示すフローチャートである。
【図22】ICカード18およびリーダー/ライター58を備えたICカードシステムの動作を示すフローチャートである。
【図23】図1に示される応答器80の他の構成例を示す図面である。
【図24】図1に示される応答器80の他の構成例を示す図面である。
【図25】従来の非接触式のデータ通信システムの構成を示す図面である。
【符号の説明】
40・・・・・・共振回路
52・・・・・・出力値計測手段
82・・・・・・データ通信手段
84・・・・・・データ変換手段
88・・・・・・変換方式指定手段
100・・・・・変換方式選択手段
Claims (35)
- 他のデータ通信装置との間で加工データの通信を行なうデータ通信手段と、
変動し得る条件であって他のデータ通信装置との間で共通に認識可能な所定の条件に対応させて、原データと加工データとの間の複数の変換方式の中から、実行する変換方式を選択して指定する変換方式指定手段と、
変換方式指定手段により指定された変換方式にしたがって、データ通信手段から得た加工データを原データに変換し、または原データを加工データに変換してデータ通信手段に与えるデータ変換手段と、
を備えており、
他のデータ通信装置と同一の変換方式にしたがって、原データと加工データとの間の変換を行なうよう構成したことを特徴とするデータ通信装置であって、
当該データ通信装置は、前記他のデータ通信装置との間で電磁波を利用して非接触にデータの通信または電力の伝達を行なう機能を備えており、
前記変換方式指定手段は、当該電磁波の特性のうち変動し得る特性であって他のデータ通信装置との間で共通に認識可能な所定の特性に対応させて、前記実行する変換方式を指定するものであって、
前記変換方式指定手段は、電磁波の周波数に対応させて、前記実行する変換方式を指定すること、
を特徴とするもの。 - 請求項1のデータ通信装置において、
前記データ通信手段は、電磁波を利用してデータの通信または電力の伝達を行なうためのアンテナを含む共振回路であって、スイッチ手段によって共振周波数が切換可能な共振回路を備えており、
前記変換方式指定手段は、前記スイッチ手段を用いて共振回路の共振周波数を前記電磁波の周波数に適合した好適共振周波数に設定する共振周波数設定手段を備えたこと、
を特徴とするもの。 - 請求項2のデータ通信装置において、
前記変換方式指定手段は、
電磁波の周波数を検出する周波数検出手段と、
周波数検出手段により検出された電磁波の周波数に対応させて、前記実行する変換方式を選択する変換方式選択手段と、
を備え、
前記共振周波数設定手段は、周波数検出手段により検出された電磁波の周波数に基づいて共振回路の共振周波数を設定すること、
を特徴とするもの。 - 請求項2のデータ通信装置において、
前記共振周波数設定手段は、前記スイッチ手段を用いて前記共振回路の共振周波数を切り換えつつ、各切換態様における共振回路からの出力信号を受けて、所望の出力信号が得られるようにスイッチ手段の切換態様を固定するよう構成したこと、
を特徴とするもの。 - 請求項4のデータ通信装置において、
前記共振周波数設定手段は、
共振回路のスイッチ手段を順次切り換えるとともに、各切換態様における共振回路にあらわれる電圧または電流を得て、所望の電圧または電流が得られるスイッチ手段の好適切換態様を得る判定手段と、
判定手段によって得られた好適切換態様を記憶する切換態様記憶手段と、
を備えたこと、
を特徴とするもの。 - 請求項5のデータ通信装置において、
前記判定手段は、
共振回路にあらわれる電圧の変動に拘わらず一定の基準電圧を得る基準電圧発生手段と、
基準電圧発生手段からの基準電圧を基準として、各切換態様における共振回路の出力の大きさを計測する出力値計測手段と、
出力値計測手段によって得られた出力の大きさに基づいて好適切換態様を決定する態様決定手段と、
を備えたこと、
を特徴とするもの。 - 請求項5または請求項6のデータ通信装置において、
前記判定手段は、さらに、スイッチ手段の各切換態様に応じた共振回路の出力値を、各切換態様に対応づけて、それぞれ記憶する出力値記憶手段を備えており、
前記態様決定手段は、出力値記憶手段に記憶された出力値に基づいて好適切換態様を決定するものであること、
を特徴とするもの。 - 請求項5ないし請求項7のいずれかのデータ通信装置において、
前記判定手段は、最も大きな出力値に対応する切換態様を好適切換態様とすること、
を特徴とするもの。 - 請求項5ないし請求項7のいずれかのデータ通信装置において、
前記判定手段は、切換態様を順次切り換えるごとに出力値を得て、所定のしきい値を越える出力値が得られると、当該切換態様を好適切換態様とすること、
を特徴とするもの。 - 請求項4ないし請求項9のいずれかのデータ通信装置において、
前記変換方式指定手段は、前記共振周波数設定手段により得られた共振回路の好適共振周波数に対応させて、前記実行する変換方式を選択する変換方式選択手段を備えたこと、
を特徴とするもの。 - 請求項4ないし請求項9のいずれかのデータ通信装置において、
前記変換方式指定手段は、
前記共振周波数設定手段により好適共振周波数に設定された共振回路を介して得られる前記電磁波の周波数を検出する周波数検出手段と、
周波数検出手段により検出された電磁波の周波数に対応させて、前記実行する変換方式を選択する変換方式選択手段と、
を備えたことを特徴とするもの。 - 請求項2ないし請求項11のいずれかのデータ通信装置において、
前記スイッチ手段を複数のトランジスタによって構成したこと、
を特徴とするもの。 - 請求項2ないし請求項12のいずれかのデータ通信装置において、
前記共振回路は、アンテナに対して接続するコンデンサの容量を、スイッチ手段によって選択可能に構成したこと、
を特徴とするもの。 - 請求項2ないし請求項12のいずれかのデータ通信装置において、
前記共振回路は、コンデンサに接続するアンテナのインダクタンスを、スイッチ手段によって選択可能に構成したこと、
を特徴とするもの。 - 請求項1ないし請求項14のいずれかのデータ通信装置において、
当該データ通信装置は、
前記他のデータ通信装置から、データの通信および電力の伝達に兼用して用いられる電磁波を受ける機能、または、
前記他のデータ通信装置から、データの通信に用いられる電磁波および当該データの通信に用いられる電磁波と異なる周波数を有し電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を受ける機能、
を備えた無電源方式のデータ通信装置であること、
を特徴とするもの。 - 請求項15のデータ通信装置において、
当該データ通信装置は、前記他のデータ通信装置から、データの通信に用いられる電磁波であって周波数が変動し得る電磁波、および当該データの通信に用いられる電磁波と異なる固定周波数を有し電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を受ける機能を備えた無電源方式のデータ通信装置であって、
前記変換方式指定手段は、データの通信に用いられる電磁波の周波数に対応させて、前記実行する変換方式を指定すること、
を特徴とするもの。 - 請求項15のデータ通信装置において、
当該データ通信装置は、前記他のデータ通信装置から、前記データの通信に用いられる電磁波および電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を受ける機能を備えたデータ通信装置であって、
前記データの通信に用いられる電磁波および電力の伝達に用いられる電磁波のうち一方が固定周波数の電磁波であり、他方が変動し得る周波数の電磁波であり、
前記変換方式指定手段は、固定周波数の電磁波の周波数を基準として、変動し得る周波数の電磁波の周波数を検出し、検出した周波数に対応させて、前記実行する変換方式を指定すること、
を特徴とするもの。 - 請求項1または請求項2のデータ通信装置において、
当該データ通信装置は、
前記他のデータ通信装置に対して、データの通信および電力の伝達に兼用して用いられる電磁波を送り出す機能、または、
前記他のデータ通信装置に対して、データの通信に用いられる電磁波および当該データの通信に用いられる電磁波と異なる周波数を有する電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を送り出す機能、
を備えたデータ通信装置であること、
を特徴とするもの。 - 請求項18のデータ通信装置において、
当該データ通信装置は、前記他のデータ通信装置に対して、データの通信に用いられる電磁波であって周波数が変動し得る電磁波、および当該データの通信に用いられる電磁波と異なる固定周波数を有し電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を送り出す機能を備えたデータ通信装置あって、
前記変換方式指定手段は、データの通信に用いられる電磁波の周波数に対応させて、前記実行する変換方式を指定すること、
を特徴とするもの。 - 請求項18のデータ通信装置において、
前記データの通信および電力の伝達に兼用して用いられる電磁波、データの通信に用いられる電磁波、または電力の伝達に用いられる電磁波の少なくともひとつの電磁波の周波数が変動し得るものであり、
前記変換方式指定手段は、所定の決定方法にしたがって、当該周波数が変動し得る電磁波の周波数を決定する周波数決定手段を備えており、周波数決定手段により決定された変動し得る電磁波の周波数に対応させて、前記実行する変換方式を選択すること、
を特徴とするもの。 - 請求項20のデータ通信装置において、
前記データ通信手段は、
電磁波を利用してデータの通信または電力の伝達を行なうためのアンテナを含む共振回路であって、スイッチ手段によって共振周波数が切換可能な共振回路と、
共振回路に電気振動を与えるための可変周波数の発振回路であって、前記周波数決定手段により決定された周波数の発振を行なう可変発振回路と、
を備えており、
前記変換方式指定手段は、前記スイッチ手段を用いて共振回路の共振周波数を前記周波数決定手段により決定された電磁波の周波数に適合した好適共振周波数に設定する共振周波数設定手段を備えたこと、
を特徴とするもの。 - 請求項20または請求項21のデータ通信装置において、
前記周波数決定手段は、無作為に前記変動し得る電磁波の周波数を決定すること、
を特徴とするもの。 - 請求項1ないし請求項22のいずれかのデータ通信装置において、
前記データ変換手段は、原データと加工データとの間の変換方式として、
(a1)原データの間にダミーデータを挿入することにより加工データを得るダミーデータ挿入方式、
(a2)原データの所定のビットを反転して加工データを得るビット反転方式、
(a3)原データを分割して加工データを得るデータ分割方式、
の各方式を単独でまたは組合せて構成した変換方式を含め、2つ以上の変換方式を用意したこと、
を特徴とするもの。 - 請求項1ないし請求項23のいずれかのデータ通信装置において、
当該データ通信装置は、ICカード通信システムにおける質問器または応答器の一方であり、
前記他のデータ通信装置は、ICカード通信システムにおける質問器または応答器の他方であること、
を特徴とするもの。 - 請求項1ないし請求項24のいずれかの請求項に記載されたデータ通信装置および他のデータ通信装置を備え、当該データ通信装置と他のデータ通信装置との間で加工データの通信を行なうデータ通信システムであって、
前記他のデータ通信装置は、
前記データ通信装置との間で加工データの通信を行なうデータ通信手段と、
前記所定の条件に対応させて、原データと加工データとの間の複数の変換方式の中から実行する変換方式を選択して指定する変換方式指定手段と、
変換方式指定手段により指定された変換方式にしたがって、データ通信手段から得た加工データを原データに変換し、または原データを加工データに変換してデータ通信手段に与えるデータ変換手段と、
を備え、
前記他のデータ通信装置は、前記データ通信装置との間で電磁波を利用して非接触にデータの通信または電力の伝達を行なう機能を備えており、
前記変換方式指定手段は、当該電磁波の特性のうち変動し得る特性であって前記データ通信装置との間で共通に認識可能な所定の特性に対応させて、前記実行する変換方式を指定するものであって、
前記変換方式指定手段は、電磁波の周波数に対応させて、前記実行する変換方式を指定するものであり、
前記データ通信装置において指定された変換方式と、前記他のデータ通信装置において指定された変換方式とが、同一になるよう構成したこと、
を特徴とするデータ通信システム。 - 少なくとも2つのデータ通信装置の間で加工データの通信を行なうデータ通信方法であって、
変動し得る条件であって各データ通信装置との間で共通に認識可能な所定の条件に対応させて、原データと加工データとの間の複数の変換方式の中から、実行する変換方式を選択して指定し、
指定された変換方式にしたがって、他のデータ通信装置から受信した加工データを原データに変換し、または原データを加工データに変換して他のデータ通信装置に送信するとともに、
各データ通信装置において指定された変換方式が同一になるようにし、
各データ通信装置は、前記他のデータ通信装置との間で電磁波を利用して非接触にデータの通信または電力の伝達を行なう機能を備えており、
当該電磁波の特性のうち変動し得る特性であって他のデータ通信装置との間で共通に認識可能な所定の特性に対応させて、前記実行する変換方式を指定するものであって、
電磁波の周波数に対応させて、前記実行する変換方式を指定すること、
を特徴とするデータ通信方法。 - 他のデータ通信装置との間で加工データの通信を行なうデータ通信手段と、
変動し得る条件であって当該データ通信装置において認識可能な所定の条件に対応させて、原データと加工データとの間の複数の変換方式の中から、実行する変換方式を選択して指定する変換方式指定手段と、
変換方式指定手段により指定された変換方式にしたがって、データ通信手段から得た加工データを原データに変換し、または原データを加工データに変換してデータ通信手段に与えるデータ変換手段と、
を備えており、
他のデータ通信装置と同一の変換方式にしたがって、原データと加工データとの間の変換を行なうよう構成したことを特徴とするデータ通信装置であって、
当該データ通信装置は、前記他のデータ通信装置との間で電磁波を利用して非接触にデータの通信または電力の伝達を行なう機能を備えており、
前記変換方式指定手段は、当該電磁波の特性のうち変動し得る特性であって当該データ 通信装置において認識可能な所定の特性に対応させて、前記実行する変換方式を指定するものであって、
前記変換方式指定手段は、電磁波の伝達強度に対応させて、前記実行する変換方式を指定すること、
を特徴とするもの。 - 請求項27のデータ通信装置において、
前記データ通信手段は、電磁波を利用してデータの通信または電力の伝達を行なうためのアンテナを含む共振回路を有しており、
前記変換方式指定手段は、電磁波のうち受信波のレベルに対応する共振回路の出力の大きさを計測するとともに、計測された共振回路の出力の大きさに対応させて、前記実行する変換方式を指定すること、
を特徴とするもの。 - 請求項28のデータ通信装置において、
前記変換方式指定手段は、前記共振回路にあらわれる電圧の変動に拘わらず一定の基準電圧を得る基準電圧発生手段と、
基準電圧発生手段において得られた基準電圧を基準として、共振回路の出力の大きさを計測する出力値計測手段と、
出力値計測手段により得られた共振回路の出力の大きさに対応させて、前記実行する変換方式を選択する変換方式選択手段と、
を備えたことを特徴とするもの。 - 請求項27ないし請求項29のいずれかのデータ通信装置において、
当該データ通信装置は、
前記他のデータ通信装置から、データの通信および電力の伝達に兼用して用いられる電磁波を受ける機能、または、
前記他のデータ通信装置から、データの通信に用いられる電磁波および当該データの通信に用いられる電磁波と異なる周波数を有し電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を受ける機能、
を備えた無電源方式のデータ通信装置であること、
を特徴とするもの。 - 請求項27ないし請求項29のいずれかのデータ通信装置において、
当該データ通信装置は、
前記他のデータ通信装置に対して、データの通信および電力の伝達に兼用して用いられる電磁波を送り出す機能、または、
前記他のデータ通信装置に対して、データの通信に用いられる電磁波および当該データの通信に用いられる電磁波と異なる周波数を有する電力の伝達に用いられる電磁波の双方の電磁波を送り出す機能、
を備えたデータ通信装置であること、
を特徴とするもの。 - 請求項27ないし請求項31のいずれかのデータ通信装置において、
前記データ変換手段は、原データと加工データとの間の変換方式として、
(a1)原データの間にダミーデータを挿入することにより加工データを得るダミーデータ挿入方式、
(a2)原データの所定のビットを反転して加工データを得るビット反転方式、
(a3)原データを分割して加工データを得るデータ分割方式、
の各方式を単独でまたは組合せて構成した変換方式を含め、2つ以上の変換方式を用意したこと、
を特徴とするもの。 - 請求項27ないし請求項32のいずれかのデータ通信装置において、
当該データ通信装置は、ICカード通信システムにおける質問器または応答器の一方であり、
前記他のデータ通信装置は、ICカード通信システムにおける質問器または応答器の他方であること、
を特徴とするもの。 - 請求項27ないし請求項33のいずれかの請求項に記載されたデータ通信装置および他のデータ通信装置を備え、当該データ通信装置と他のデータ通信装置との間で加工データの通信を行なうデータ通信システムであって、
前記他のデータ通信装置は、
前記データ通信装置との間で加工データの通信を行なうデータ通信手段と、
前記所定の条件に対応させて、原データと加工データとの間の複数の変換方式の中から実行する変換方式を選択して指定する変換方式指定手段と、
変換方式指定手段により指定された変換方式にしたがって、データ通信手段から得た加工データを原データに変換し、または原データを加工データに変換してデータ通信手段に与えるデータ変換手段と、
を備え、
前記他のデータ通信装置は、前記データ通信装置との間で電磁波を利用して非接触にデータの通信または電力の伝達を行なう機能を備えており、
前記変換方式指定手段は、当該電磁波の特性のうち変動し得る特性であって当該データ通信装置において認識可能な所定の特性に対応させて、前記実行する変換方式を指定するものであって、
前記変換方式指定手段は、電磁波の伝達強度に対応させて、前記実行する変換方式を指定するものであり、
前記データ通信装置において指定された変換方式と、前記他のデータ通信装置において指定された変換方式とが、同一になるよう構成したこと、
を特徴とするデータ通信システム。 - 少なくとも2つのデータ通信装置の間で加工データの通信を行なうデータ通信方法であって、
変動し得る条件であって各データ通信装置においてそれぞれ認識可能な所定の条件に対応させて、原データと加工データとの間の複数の変換方式の中から、実行する変換方式を選択して指定し、
指定された変換方式にしたがって、他のデータ通信装置から受信した加工データを原データに変換し、または原データを加工データに変換して他のデータ通信装置に送信するとともに、
各データ通信装置において指定された変換方式が同一になるようにし、
各データ通信装置は、前記他のデータ通信装置との間で電磁波を利用して非接触にデータの通信または電力の伝達を行なう機能を備えており、
当該電磁波の特性のうち変動し得る特性であって当該データ通信装置において認識可能な所定の特性に対応させて、前記実行する変換方式を指定するものであって、
電磁波の伝達強度に対応させて、前記実行する変換方式を指定すること、
を特徴とするデータ通信方法。
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