JP3791392B2 - 転換設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば主搬送経路上で搬送されている物品を、この主搬送経路の側部外方に設けた分岐搬送経路に移したりするのに使用される転換設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の設備としては、たとえば特開平11−157641号公報に見られるスラットコンベヤが提供されている。この従来構成では、左右一対のチェーン間にスラットが多数取り付けられ、これらスラットに案内される押厚シューの裏面側に被ガイド部材(ピンやガイドローラ)が設けられている。そして、被ガイド部材を案内するガイド体群と、これらガイド体群の分岐部に配設した分岐装置とが設けられている。前記分岐装置は、複数の方向転換部材が設けられた直交用方向転換具をエアシリンダによってコンベヤ幅方向に動作させ、各方向転換部材に形成された傾斜案内面によりピンを案内して直交用分岐ガイドに導くように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来構成によると、物品の前後長さの中心を搬入コンベヤの幅中心に合わせた状態で、物品を搬入コンベヤに分岐し得、したがって物品群の前後長さが一定状であれば好適な分岐を行える。しかし、物品群の前後長さが不揃いの場合、その前後長さの中心を搬入コンベヤの幅中心に合わせたとき、物品群の前後端面は搬入コンベヤの幅方向において階段状となり、このような端面不揃いによって、物品に対する各種検出などを容易に行えない場合も生じる。
【0004】
また、エアシリンダにより直交用方向転換具を作動させたとき、物品を支持しているスラット群の全ての押厚シューを分岐作動させる構成であり、したがって、直交用方向転換具や切換え手段などが複雑な構成となる。特に、長尺の物品を分岐させるとき、その構成はより複雑になる。
【0005】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、少数の物品横押し体を分岐作動し得るとともに、分岐した物品に対する各種検出などを容易に行える転換設備を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の転換設備は、主搬送経路に沿って配設された左右一対の無端回動体と、これら無端回動体間に多数取り付けられ、かつ主搬送経路とは直交状の方向が長さ方向とされた物品支持体と、この物品支持体に案内される物品横押し体と、この物品横押し体の裏面側に設けられた被ガイド体と、この被ガイド体が案内されるガイド装置群と、このガイド装置群の分岐部に配設された振り分け手段とが設けられ、物品の先端面部分には表示部が設けられ、前記振り分け手段は、主搬送経路上を搬送されてきた物品の先端部分を検出手段により検出することに基づいて、設定時間後に制御部によって振り分け動されることで、任意に設定された数置きの複数の被ガイド体を同時に振り分け案内可能に構成され、前記主搬送経路から分岐された物品を受け入れる分岐経路の一側方には、前記表示部が対向可能な読み取り手段が設けられていることを特徴としたものである。
【0007】
したがって請求項1の発明によると、無端回動体を回動させて物品支持体群を移動させることで、主搬送経路の始端部に供給した物品を終端部に向けて搬送し得る。そして、物品支持体と一体的に移動する物品横押し体の被ガイド体を、ガイド装置群により案内し得る。その際に、ガイド装置の分岐部に設けた振り分け手段を非振り分け動させることにより、被ガイド体を、振り分け手段の部分において振り分け動することなく通過状に移動させ得る。また振り分け手段を振り分け動させることにより、目的とする複数個の被ガイド体を、振り分け手段の部分において同時に振り分け動し得る。
【0008】
すなわち、主搬送経路上で搬送してきた物品を振り分け分岐させるとき、まず主搬送経路上で搬送している物品の先端部分を検出手段により検出し、そして制御部は、検出手段からの信号が入ったのち、設定時間後に振り分け手段を振り分け動させる。つまり、目的とする複数個の被ガイド体が振り分け手段の部分に達したとき、制御部からの指示により振り分け手段を振り分け動させる。
【0009】
これにより物品横押し体群、すなわち、任意に設定された数置きの複数(少数)の物品横押し体が、搬送方向に移動しながら主搬送経路を同期状(一体状)で横切ることになり、以て物品に横押し作用して、この物品を、その向きを変えることなく、主搬送経路に対して平行状で振り分け移動させて、主搬送経路から側方に押し出して分岐経路に渡すことになる。その際に、最前端の物品横押し体を物品の先端部分に当接させることで、物品は前後長さの変化に関係なく、その先端面を合わせた状態で振り分け分岐し得る。また、任意に設定された数置きの少数の物品横押し体を分岐作動させればよいことで、主として取り扱う物品の長さなどに応じて、最も好ましい形態で複数(少数)の物品横押し体を同期状に移動させ得る。
【0011】
さらに、主搬送経路から分岐経路に振り分け分岐した物品は、この分岐経路において搬送し得、そして搬送中において、表示部を読み取り手段によって読み取り得る。その際に物品は、その先端面を合わせた状態で搬送していることで、読み取り手段に対して表示部を常に一定状の距離を置いて対向させ得る。
【0012】
そして本発明の請求項2記載の転換設備は、上記した請求項1記載の構成において、振り分け手段は、所定数置きの複数の被ガイド体を同時に振り分け案内可能に構成されていることを特徴としたものである。
【0013】
したがって請求項2の発明によると、所定数置きの複数の物品横押し体が、搬送方向に移動しながら主搬送経路を同期状(一体状)で横切ることになり、以て少数の物品横押し体を分岐作動させればよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図13に基づいて説明する。
図1、図2の(a)、図5、図7、図10、図11において、1は本体フレームで、両側にそれぞれ上下一対に配設したフレーム材10,20と、上下ならびに左右のフレーム材10,20間を連結する中間枠部材2と、下位フレーム材20から下方に連設した脚体3などからなり、前記中間枠部材2は、縦連結材4や横連結材5などにより構成される。
【0017】
前記上位フレーム材10は、アルミニウムの成形品により断面矩形状に形成され、そして中央部に上方への起立部11を形成して、この起立部11の内外に切欠き状の段部12,13を形成している。さらに上位フレーム材10には、起立部11の上端に上向き蟻溝14が形成されるとともに、下端には内側下向き蟻溝16と外側下向き蟻溝17が形成されている。
【0018】
また上位フレーム材10には、内側の段部12の位置から内方へ、物品支持体を支持案内するための往路側ガイドレール部18が突出して形成されている。これら蟻溝14〜17や往路側ガイドレール部18などは、上位フレーム材10の成形時に長さ方向の全長に亘って一体形成される。
【0019】
前記下位フレーム材20は、アルミニウムの成形品により断面矩形状に形成され、そして上端に内側上向き蟻溝21と外側上向き蟻溝22が形成されるとともに、下端に内側下向き蟻溝23と外側下向き蟻溝24が形成されている。さらに、内側の中間部から内方へ物品支持体を支持案内するための復路側ガイドレール部25が形成されるとともに、この復路側ガイドレール部25により形成される段部26の上方に位置するように、上端延長部27が形成されている。これら蟻溝21〜24や復路側ガイドレール部25などは、下位フレーム材20の成形時に長さ方向の全長に亘って一体形成される。
【0020】
前記中間枠部材2は、上位フレーム材10の両下向き蟻溝16,17に板状のナット体6を位置させておき、そして中間枠部材2の横連結材5に対して下方から通したボルト7をナット体6に螺合して締め付けることで、上位フレーム材10と一体化される。また、下位フレーム材20の両上向き蟻溝21,22を利用することで、前述と同様にナット体6とボルト7とにより下位フレーム材20に一体化される。この中間枠部材2は両フレーム材10,20の長さ方向において所定間隔置きに複数が配設される。また前記脚体3は、下位フレーム材20の下向き蟻溝24を利用して、ナット体6とボルト7により下位フレーム材20に連結される。
【0021】
上記のように構成された本体フレーム1の始端部には左右方向の従動軸30が回転自在に配設され、また終端部には同じ方向の駆動軸31が回転自在に配設される。ここで従動軸30や駆動軸31は、両フレーム材10,20間に配設した左右一対の支持部材32に、それぞれ軸受け装置33を介して回転自在に支持されている。前記駆動軸31に連動連結した駆動装置34は、電動機35と、これに一体化した減速機36とを有し、この減速機36の出力部が前記駆動軸31に連動されている。
【0022】
前記従動軸30と駆動軸31との両端で相対向部間には、スプロケット(輪体の一例)38,39を介して無端チェーン(無端回動体の一例)40が配設されている。ここでスプロケット38,39は、前記支持部材32の内側に配設される。また前記チェーン40はリンク41とリンクピン42とからなり、所定ピッチ置きの特定のリンクピン42aは内側に突出されている。
【0023】
前記チェーン40は、往路側において内側の段部12内に位置され、また復路において段部26内に位置される。そして左右のチェーン40間に、物品支持体50が多数取り付けられている。ここで物品支持体50は、両チェーン40の移動方向となる主搬送経路45に対して直交した方向を長さ方向51として配設されている。
【0024】
前記物品支持体50は、図5、図7、図8、図10、図11に示すように、扁平状の表面に長さ方向51に沿った凹部52が主搬送経路45の方向で2条(単数条または複数条)に形成された物品載置板部53と、この物品載置板部53の裏面中間部から前記主搬送経路45の方向で一対に連設されかつ直さ方向51に沿った脚板部54と、前記物品載置板部53の前端から下方に延びる前板部55と、前板部55の下端と前位の脚板部54の下端とを結ぶ段状の前位底板部56と、荷載置板部53の後端から下方に延びる後板部57と、後板部57の下端と後位の脚板部54の下端とを結ぶ段状の後位底板部58とにより構成されている。
【0025】
そして両脚板部54の下端には、下方で開放する溝状の嵌合部59が形成されている。また物品載置板部53の裏面中間部でかつ脚板部54の外側には、それぞれ下方で開放する溝状の螺合部60が形成されている。
【0026】
このようにして形成された物品支持体50における長さ方向51の両端には、それぞれサイド部材61が差し込み結合などにより取り付けられている。これらサイド部材61は同一状の形状であって、前後方向で長い本体部62の内面側の上部で前後の二箇所には、内方へ突出する長方形筒状の差し込み部63が設けられ、そして差し込み部63間には一対の貫通孔64が形成されている。
【0027】
また、サイド部材61における本体部62には、その外面側の上下中間部で前後方向の一端側に外方へ突出する筒状の連結部65が形成され、さらに前後方向の他端側には、内外両側方と他端外方に開放される凹入状の嵌合部66が形成されている。ここで連結部65は、本体部62側に位置される径大部分65aと、この径大部分65aの外側に位置される鍔部分65bと、この鍔部分65bの外側に位置される径小部分65cとにより形成されている。以上の62〜66などによりサイド部材61の一例が構成される。
【0028】
このように形成されたサイド部材61は、物品支持体50における物品載置板部53と、前板部55(または後板部57)と、前位底板部56(または後位底板部58)と、螺合部60とにより形成された前後一対の空間部50aに一対の差し込み部63が差し込まれ、そして貫通孔64に外側から通されたボルト67が螺合部60に螺合結合されることで、物品支持体50の両端に取り付けられる。
【0029】
その際に、一対のサイド部材61が物品支持体50の両端に取り付けられたとき、連結部65が前後に振り分けられて位置されることになる。そして無端チェーン40における特定のリンクピン42aが連結部65の孔部に差し込み結合されることで、物品支持体50の両端は、それぞれサイド部材61を介して無端チェーン40に連結され、以て左右一対の無端チェーン40間に多数の物品支持体50が取り付けられる。このとき、サイド部材61の嵌合部66は、隣接したサイド部材61における連結部65の径大部分65aに外嵌されることになる。
【0030】
前記連結部65、すなわち径小部分65cには、外周部がウレタンからなる回転体(被ガイド部材の一例で、ベアリング形式やローラ形式などからなる。)68が外嵌され、これら回転体68は、前記本体フレーム1側の両ガイドレール部18,25に支持案内される。
【0031】
各物品支持体50には、この物品支持体50に案内されて長さ方向51に移動自在な物品横押し体70が設けられる。これら物品横押し体70は前記物品支持体50に外嵌されるもので、前記荷載置板部53に上側から対向される上板材71と、前記前板部55に前側から対向される前板材72と、前記後板部57に後側から対向される後板材73と、前記底板部56,58などに下側から対向される底板材74などにより矩形筒状に形成される。
【0032】
そして底板材74でかつ両脚板部54を中にして前後方向の他方(前方)からは、前位の脚板部54に形成した嵌合部59に対して下方から嵌合して、物品支持体50の裏面側に嵌合案内される突状の被嵌合部75が形成されている。さらに底板材74でかつ両脚板部54を中にして前後方向の一方(後方)には、前記物品支持体50の底板部58により形成された裏面側に対して弾性的に当接するガタつき防止部76が形成されている。ここでガタつき防止部76は、底板材74にコの字状の切り込みを入れて舌片状に形成されるとともに、遊端には裏面側への当接部が突状に形成されている。
【0033】
また前記物品横押し体70の上板材71には、前記物品支持体50に形成された凹部52に上方から係合する一対の凸部77が形成され、そして底板材74には、両脚板部54間に嵌合して摺動案内される被ガイド部78が形成されている。なお物品横押し体70は、たとえば合成樹脂からなり、その際に、上板材71の表面側には横押し用の作用部79が一体成形される。以上の71〜79などにより物品横押し体70の一例が構成される。
【0034】
そして、前記被ガイド部78を利用して被ガイド体80が取り付けられる。すなわち前記被ガイド部78の中央部からローラ軸81が、その上部を埋め込み成形により支持させることで垂設され、このローラ軸81の中間部に、ガイドローラ82が遊転自在に取り付けられる。これらローラ軸81やガイドローラ82などにより被ガイド体80の一例が構成され、以て被ガイド体80は物品横押し体70の裏面外方に設けられる。
【0035】
前記上位フレーム材10で、無端チェーン40を配設するとともに往路側ガイドレール部18を形成してなる内側の段部12の上方には、この段部12の上方を閉塞する上部カバー83が配置される。この上部カバー83は、その長さ方向における複数箇所にボルト孔84が形成されている。そして上部カバー83は、起立部11に対して上方から載置された状態で、ボルト孔84へ通したボルト85を、内側上向き溝部14内に予め位置させたナット体86に螺合させることで、上位フレーム材10に固定される。
【0036】
図2の(b)、図3、図7、図9、図10に示すように、前記本体フレーム1の中間枠部材2における上位の横連結部材5には前記ガイドローラ82の案内を行う往路ガイド装置90が配設され、また下位の横連結部材5には復路ガイド装置100が配設される。そして往路側には左側振り分け手段110と右側振り分け手段111が配設され、さらに復路側の中央の分岐部には切り換え手段130が配設される。
【0037】
前記往路ガイド装置90は、始端部の両側にそれぞれ左右一対に設けた始端ガイド部91A,91Bと、一方の始端ガイド部91Aの終端に連続した上手ガイド部92と、他方の始端ガイド部91Bの終端に左側振り分け手段110を介して対向した中間ガイド部93と、前記上手ガイド部92の終端に前記左側振り分け手段110と右側振り分け手段111とを介して対向した下手ガイド部94と、この下手ガイド部94の終端に対向し、かつ中間ガイド部93の終端に前記右側振り分け手段111を介して対向した左右一対の終端ガイド部95A,95Bとからなる。
【0038】
前記復路ガイド装置100は、下手側ほど内側へと傾斜した左右一対の内移動ガイド部101A,101Bと、これら内移動ガイド部101A,101Bの終端に前記切り換え手段103を介して対向し、かつ下手側ほど外側へと傾斜した左右一対の外移動ガイド部102A,102Bとからなる。
【0039】
両ガイド装置90,100は、たとえば図7の始端カイド部91Bならびに外移動ガイド部102Bで示すように、アルミニウムの押し出し成形品からなる本体105と、この本体105の内面側に装着した樹脂製のガイド板106とからなり、前記本体105がブラケット107を介して横連結部材5に固定される。なお図1に示すように、始終の反転部でガイドローラ82の案内を行うべく、両軸30,31の部分にはガイドローラ82の嵌合を許す反転ガイド体108A,108B,109A,109Bが取り付けられている。
【0040】
前記左側振り分け手段110と右側振り分け手段111とは、その振り分け方向が逆とされて同一状に構成されており、以下においては、図9〜図13に示すように、左側振り分け手段110を説明し、右側振り分け手段111は同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0041】
前記左側振り分け手段110は、1個置き(所定数置き)の5個(複数)の被ガイド体80を同時に振り分け案内可能であって、他方の始端ガイド部91Bと中間ガイド部93との間に設けられた右側ベース体112上に、5個(複数)の振り分け案内体130が所定ピッチ置きに配設されている。すなわち右側ベース体112には、所定の角度でスリット113が形成されるとともに、このスリット113と対を成す状態で結合用貫通孔114と揺動支軸の固定用孔115とが形成されている。
【0042】
そして、右側ベース体112上にはブロック体120が固定される。このブロック体120は、下位部分120aと、この下位部分120aの一端から立ち上がる縦部分120bと、この縦部分120bの上端から下位部分120aとは反対側に伸びる上位部分120cとにより、側面視においてZ字状(逆Z字状)に形成されている。前記下位部分120aの下面には、前記スリット113に対して上方から嵌合可能な突起部121が形成され、さらに前記下位部分120aには、前記結合用貫通孔114に連通可能な結合用貫通孔122が形成されている。
【0043】
前記上位部分120cは平面視において鋭角状に形成され、その両側面はピンガイド面123A,123Bに形成されている。そして上位部分120cの縦部分120b寄りの位置には、前記固定用孔115に上方から対向可能な揺動支軸用の貫通孔124が形成され、また遊端寄りの下面には揺動規制用の突起部125が下向きに形成されている。なお縦部分120bの上端部分にはスリット状の係合部126が形成されている。
【0044】
上記構成のブロック体120は、その突起部121をスリット113に対して上方から嵌合させた状態で、連通した結合用貫通孔114,122間に結合具(ボルト・ナットなど)127を作用させることで、右側ベース体112上に、所定の向きでかつ回り止めした状態で固定されることになる。
【0045】
前記振り分け案内体130は振り分け案内部131とリンク部136とからなり、これら振り分け案内部131とリンク部136とは、平面視において90度状として一体形成されている。そして振り分け案内体130には、振り分け案内部131とリンク部136とが成すコーナ部分に揺動支軸用の貫通孔132が形成されている。
【0046】
前記振り分け案内部131の中間部分の上面には、前記ブロック体120側の突起部125が嵌合可能な揺動規制用の凹部133が形成されている。また、振り分け案内部131の遊端部分の上面からはカム体134が上方へと突出形成され、このカム体134は平面視において鋭角状であって、その左の側面は振り分け用カム面135Aに形成されるとともに,右の側面は非振り分け用カム面135Bに形成されている。前記リンク部136の遊端は二股状に形成され、この二股部分に連結用孔137が形成されている。
【0047】
上記構成の振り分け案内体130は、突起部125に凹部133を嵌合させた状態で、その貫通孔132を上方の貫通孔124に連通させ、これら貫通孔132,124間に揺動支軸138を挿通させることで、ブロック体120側に対して縦軸芯138aの周りで揺動可能に構成される。そして振り分け案内体130は、揺動によって振り分け案内位置と非振り分け位置との間で切り換え動自在に構成され、その際にリンク部136は一体的に揺動される。
【0048】
なお揺動支軸138は、固定用孔115を利用した固定具(ボルト・ナットなど)139によって、右側ベース体112側に固定されている。以上の131〜139などにより振り分け案内体130の一例が構成される。
【0049】
上記構成からなる振り分け案内体130群は、各リンク部136を介して共通の押し引き体140に相対回動自在に連結されている。すなわち、押し引き体140は長尺リンク体状であって、各リンク部136の二股部分に通された状態で、連結用孔137を利用した連結ピン141を介して相対回動自在に連結されている。そして押し引き体140には、シリンダー装置(押し引き駆動装置の一例)142が連動されている。
【0050】
ここでシリンダー装置142は、そのシリンダー本体143が縦軸145を介して右側ベース体112側に揺動自在に連結され、そしてピストンロッド144が押し引き体140の一端に縦ピン146を介して相対回動自在に連結されている。なお、シリンダー装置142の近くで右側ベース体112上には、シリンダー装置142に対する給排油制御のためのソレノイドバルブ装置148が設けられている。
【0051】
前記押し引き体140と右側ベース体112との間には、押し引き量規制手段150が設けられている。すなわち、右側ベース体112上にはU字状のブラケット151が設けられ、このブラケット151には、押し引き方向で一対のストッパー体152が、それぞれ位置調整自在に設けられている。そして押し引き体140側には、両ストッパー体152間に位置される被ストッパー体153が一体に形成されている。
【0052】
前記上手ガイド部92と右側振り分け手段111との間には、前記右側ベース体112に平行されかつ右側ベース体112に対して少し下手にずれた状態で左側ベース体155が設けられている。そして左側ベース体155上には、前記上手ガイド部102に連続される状態で中継ガイド体156が設けられている。
【0053】
前記振り分け案内体130の部分と前記中継ガイド体156の部分に亘っては、振り分けられた被ガイド体80におけるガイドローラ82の案内を行う振り分けガイド体157が配設されている。この振り分けガイド体157は帯板状であって、その始端部分は前記係合部126に係合され、そして終端部分は、前記中継ガイド体156との間に所定間隔を置いた状態で、この中継ガイド体156側に連結体158などを介して連結されている。なお、振り分けガイド体157の中間部分は、両ベース体112,155間に設けられたブラケット159などを介して、その傾斜姿勢が維持されている。
【0054】
前記振り分け案内体130間には、それぞれ渡しガイド体160が配設され、これら渡しガイド体160は、連結具161を介して右側ベース体112上に連結されている。以上の112〜161などにより、左側振り分け手段110の一例が構成される。
【0055】
図1、図6、図7、図11に示すように、本体フレーム1の両側外方には、主搬送経路45に対して外方へ直角状とされた分岐経路171A,171Bを形成する分岐コンベヤ172A,172Bが設けられる。ここで分岐コンベヤ172A,172Bは多数のローラ173を有し、これらローラ173は、その端部を上位フレーム材10の外側の段部13内に位置させ、かつ起立部11に充分に接近させた状態で配置される。なお上位フレーム材10の外側上向き蟻溝17などを分岐コンベヤ172A,172Bとの連結に利用できる。
【0056】
前記左側振り分け手段110や右側振り分け手段111は、主搬送経路45上を搬送されてきた物品180の先端部分180aの検出に基づいて振り分け動すべく構成されている。すなわち、左側振り分け手段110の上手部分で主搬送経路45の一側方には、搬送されてきた物品180の先端部分180aを検出する検出手段(センサーなど)175が設けられている。
【0057】
この検出手段175は制御部(図示せず。)に接続され、そして制御部は、検出手段175からの信号が入ることで、設定時間後に左側振り分け手段110や右側振り分け手段111を振り分け動させるように構成されている。その際に振り分け動は、最前端の物品横押し体70が物品180の先端部分180aに当接されるように構成されている。
【0058】
前記物品180は、その先端面部分にバーコードなどの表示部181が設けられている。そして、主搬送経路45から分岐された物品180を受け入れる前記分岐経路171A,171Bの一側方には、前記表示部181が対向可能なバーコードリーダなどの読み取り手段177が設けられている。
【0059】
以下に、上記した第1の実施の形態において、転換設備の組み立て、ならびに物品180の搬送、分岐作用を説明する。
転換設備の施工時などにおいて、本体フレーム1を枠組み状に組み立て、そして本体フレーム1に無端チェーン40や物品支持体50などを組み込んだのち、両上位フレーム材10の上端に上部カバー83を配設させる。
【0060】
すなわち、物品支持体50に形成した前後一対の空間部50aにサイド部材61の一対の差し込み部63を差し込んで、物品支持体50の端面側にサイド部材61の内面側を当接させたのち、貫通孔64に外側から通したボルト67を螺合部60に螺合結合させる。これにより、物品支持体50の両端にサイド部材61を取り付け得、その際に、両サイド部材61を取り付ける前、または一方のサイド部材61を取り付けた後に、物品支持体50に対して物品横押し体70を外嵌させている。
【0061】
このようにして、物品支持体50の両端にサイド部材61を取り付けたとき、両サイド部材61は、その連結部65を前後に振り分けて位置し得る。そして、無端チェーン40における特定のリンクピン42aを連結部65の孔部に差し込み結合させることで、物品支持体50の両端を、それぞれサイド部材61を介して無端チェーン40に連結し得る。このような連結を順次行うことで、左右一対の無端チェーン40間に多数の物品支持体50を取り付け得る。その際に、サイド部材61の嵌合部66は、前後で隣接したサイド部材61における連結部65の径大部分65aに外嵌させている。
【0062】
したがって物品支持体50は、前後に振り分けた左右一対の連結部65を介して無端チェーン40に直接に連結し得、すなわち対角状位置の2点で直接に連結し得る。そして一方側のサイド部材61の嵌合部66を、前方で隣接した物品支持体50におけるサイド部材61の連結部65に外嵌させ、また他方側のサイド部材61の嵌合部66を、後方で隣接した物品支持体50におけるサイド部材61の連結部65に外嵌させることで、別の対角状位置の2点を、前後の物品支持体50側に振り分けた状態で、無端チェーン40に間接的に連結し得る。
【0063】
すなわち左右のサイド部材61は、同一状の形状で共通の部品であることにより、その製作を容易にかつ安価に行えるとともに、管理を容易に行える。そして、サイド部材61を介して無端チェーン40間に取り付ける各物品支持体50は、対角状位置の2点のみで直接に連結することで、無端チェーン40に対する連結構造を簡単にし得るとともに、連結は作業性を良くして迅速に行える。しかも各物品支持体50は、無端チェーン40に対して4点の連結状態であることから、物品180の支持搬送を安定して行える。
【0064】
また、何らかのトラブルによって物品支持体50を、サイド部材61を残した状態で取り外したとき、この物品支持体50の前後に隣接した物品支持体50は、取り外した物品支持体50側に対する嵌合部66による1点の連結を除いた3点の連結(3点支持)となり、以て所期の搬送移動は何ら支障なく行える。
【0065】
このように組み立てた転換設備は、駆動装置34の電動機35を作動させ、減速機36に連動した駆動軸31を介してスプロケット39を強制回転させ、以て両無端チェーン40を移動し得る。この両無端チェーン40の移動によって物品支持体50群を、回転体68を介して両ガイドレール部18,25に支持案内させた状態で移動し得る。これにより物品支持体50群が循環移動することから、始端部の物品支持体50上に供給した物品180を主搬送経路45上で搬送し得る。
【0066】
このような搬送を行う際に、物品支持体50群と一体的に移動する物品横押し体70は、その被ガイド体80がガイド装置90,100に案内されることによって、被ガイド部78を介して物品支持体50の長さ方向51に、複数個が同時に往復移動したり、物品支持体50とともに主搬送経路45に沿って直線状に移動したりする。
【0067】
すなわち図3において、たとえば一方側の始端ガイド部91Aに案内されているガイドローラ82は、上手ガイド部92から中継ガイド体156へと案内され、そして右側振り分け手段111が非振り分け姿勢のときに直進案内されたのち、下手ガイド部94から終端ガイド部95Aに案内されることになる。これにより物品横押し体70は物品180に作用せず、この物品180は主搬送経路45上を直進状に搬送される。
【0068】
なお他方側も同様であって、始端ガイド部91Bのガイドローラ82は、左側振り分け手段110が非振り分け姿勢のときに直進案内されたのち、中間ガイド部93から中継ガイド体156へと案内され、そして終端ガイド部95Bへと移動することになる。
【0069】
前述した左側振り分け手段110や右側振り分け手段111の非振り分け姿勢は、図9の実線、図10の実線、図11、図12の実線に示すように、シリンダー装置142を伸展動させて、押し引き量規制手段150による規制位置まで押し引き体140を押し移動させ、リンク部136を介して振り分け案内体130群を縦軸心138aの周りに揺動させて、その振り分け案内部131を内側へ移動させることで可能となる。
【0070】
このような非振り分け姿勢において、たとえば他方側の始端ガイド部91Bからのローラ軸81は、最も上手の振り分け案内部131の非振り分け用カム面135Bからピンガイド面123Bへと案内され、そして渡しガイド体160に案内されたのち、次の振り分け案内部131の非振り分け用カム面135Bに案内される。これにより左側振り分け手段110の部分において、振り分け動されることなく通過状に移動される。
【0071】
また左側振り分け手段110や右側振り分け手段111の振り分け姿勢は、図9の仮想線、図10の仮想線、図12の仮想線に示すように、シリンダー装置142を収縮動させて、押し引き量規制手段150による規制位置まで押し引き体140を引き移動させ、リンク部136を介して振り分け案内体130群を縦軸心138aの周りに揺動させて、その振り分け案内部131を外側へ移動させることで可能となる。
【0072】
すなわち、主搬送経路45上で搬送されてきた物品180を、たとえば左側振り分け手段110によって、他方の分岐コンベヤ172Aに振り分け分岐させるとき、まず主搬送経路45上で搬送されている物品180の先端部分180aを検出手段175により検出する。そして制御部は、検出手段175からの信号が入ったのち、設定時間後に左側振り分け手段110を振り分け動させる。つまり、目的とする5個の被ガイド体80におけるローラ軸81が各振り分け案内部131の上手、たとえば渡しガイド体160の部分に達したとき、制御部からの指示に基づいてシリンダー装置142を収縮動させる。
【0073】
これにより、前述したように振り分け案内部131群を外側へ移動させることになり、以てローラ軸81群は、同時に、対向されたそれぞれの振り分け用カム面135Aからピンガイド面123Aへと案内され、そして振り分けガイド体157の案内により移動されたのち、中継ガイド体156に達することになる。
【0074】
すなわち物品横押し体70群は、図1、図6に示すように、搬送方向に移動しながら主搬送経路45を同期状(一体状)で横切ることになり、以て他側の作用部79群が物品180に横押し作用して、この物品180を、その向きを変えることなく、主搬送経路45に対して平行状で左側へ振り分け移動させ、他方の分岐コンベヤ172Aに渡すことになる。
【0075】
その際に、物品180の前後長さが異なる(長尺の物品や短尺の物品)ことによって後端側の物品横押し体70は物品180に横押し作用することなく横切ることになる。しかし、最前端の物品横押し体70が物品180の先端部分180aに当接することで、物品180は前後長さの変化に関係なく、図1の仮想線に示すように、その先端面を合わせた状態で他方の分岐経路171Aに振り分け分岐し得る。
【0076】
また左側振り分け手段110は、1個置きの5個の被ガイド体80を同時に振り分け案内することで、1個置きの5個の物品横押し体70が、搬送方向に移動しながら主搬送経路45を同期状(一体状)で横切ることになり、以て少数の物品横押し体70を分岐作動させればよいことで、左側振り分け手段110などの構成を簡素化し得る。特に、長尺の物品180を分岐させるとき、簡素な構成はより有効になる。
【0077】
上述したようにして、他方の分岐経路171Aに振り分け分岐した物品180は、分岐コンベヤ172Aによって搬送し得るのであり、そして搬送中において、先端面部分に設けた表示部181を読み取り手段177により読み取り得る。その際に物品180は、その先端面を合わせた状態で搬送されていることで、読み取り手段177に対して表示部181を常に一定状の距離を置いて対向させ得、以て物品180に対する各種検出などを容易にかつ正確に行えることになる。
【0078】
なお右側振り分け手段111も同様であって、物品横押し体70群の一側の作用部79が物品180に横押し作用して、この物品180を、その向きを変えることなく、主搬送経路45に対して平行状で右側へ振り分け移動させ、一方の分岐コンベヤ172Bに渡すことになる。このように両分岐コンベヤ172A,172Bに振り分けて渡す際に、物品支持体50上の物品180は、上位フレーム材10に固定した上部カバー83の上方を乗り越え、そして段部13に位置している両分岐コンベヤ172A,172Bのローラ173に乗り移る。
【0079】
上述したようにして終端ガイド部95A,95Bの端部に達したガイドローラ82は反転ガイド体109A,109Bに案内されて反転し、そして内移動ガイド部101A,101Bに案内されて中央部に移動される。次いで切り換え手段103により左右に振り分けられたのち、外移動ガイド部102A,102Bの案内により外側へと移動され、さらに反転ガイド体108A,108Bに案内されて反転したのち、始端ガイド部91A,91Bのいずれかに移される。
【0080】
次に、本発明の第2の実施の形態を、図14に基づいて説明する。
すなわち、振り分け手段110,111が、2個置き(所定数置き)の4個(複数)の被ガイド体80を同時に振り分け案内可能とされた形式である。なお、同様にして、3個置きや4個置きの被ガイド体80を同時に振り分け案内可能とされた形式であってもよい。
【0081】
次に、本発明の第3の実施の形態を、図15に基づいて説明する。
すなわち、振り分け手段110,111が、任意に設定された数置きの複数の被ガイド体80を同時に振り分け案内可能とされた形式である。ここでは、1箇所の1個置きと2箇所の2個置きとの4個(複数)の被ガイド体80を同時に振り分け案内可能とされた形式であり、長尺の物品180に4個の物品横押し体70が横押し作用し、短尺の物品180に3個の物品横押し体70が横押し作用している。
【0082】
次に、本発明の第4の実施の形態を、図16に基づいて説明する。
すなわち、振り分け手段110,111が、2箇所の1個置きと1箇所の2個置きとの4個(複数)の被ガイド体80を同時に振り分け案内可能とされた形式であり、長尺の物品180に4個の物品横押し体70が横押し作用し、短尺の物品180に3個の物品横押し体70が横押し作用している。
【0083】
なお、第3の実施の形態や第4の実施の形態などを組み合わせるなどして、任意に設定された数置きの複数の被ガイド体80を同時に振り分け案内可能とされ、これによると、転換設備で主として取り扱う物品180の長さに応じて、最も好ましい形態で所期の振り分け分岐を行える。
【0084】
上述した第2〜第4の実施の形態のように、同時に振り分け案内させる被ガイド体80の変化は、複数個の振り分け案内体130の配設位置(ピッチなど)を調整することで可能となる。
【0086】
上記した実施の形態では、主搬送経路45の両側外方に分岐経路171A,171Bが形成された形式が示されているが、これは、いずれか片方にのみ単数または複数の分岐経路が形成された形式などであってもよい。
【0087】
上記した実施の形態では、左右一対の無端回動体として無端チェーン40が採用され、左右方向のリンクピン42aを介してサイド部材61の連結部65に連結されているが、これはベルトやワイヤーなどであってもよく、この場合には、適宜の連結手段を介してサイド部材61の連結部65に連結される。
【0088】
上記した実施の形態では、被ガイド体80として、ローラ軸81とガイドローラ82とからなる形式が示されているが、これはローラ軸81とガイドローラ82とのいずれか一方のみの形式などであってもよい。
【0089】
上記した実施の形態では、押し引き駆動装置としてシリンダー装置142が示されているが、これは螺子軸形式やソレノイド形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、振り分け案内体130として、振り分け案内部131とリンク部136とが一体形成された構成が示されているが、これは振り分け案内部131とリンク部136とが別々に形成された構成などであってもよい。
【0090】
上記した実施の形態では、連結部65に、ガイドレール部18,25に案内される回転体68が外嵌されているが、この回転体68は別箇所に設けられた形式などであってもよい。
【0091】
上記した実施の形態では、無端チェーン40とサイド部材61との連結として、対角状位置の2点のみで直接に連結する形式が示されているが、これは各隅部での4点を直接に連結する形式などであってもよい。
【0092】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、無端回動体を回動させて物品支持体群を移動させることで、主搬送経路の始端部に供給した物品を終端部に向けて搬送できる。そして、物品支持体と一体的に移動する物品横押し体の被ガイド体を、ガイド装置群により案内できる。その際に、ガイド装置の分岐部に設けた振り分け手段を非振り分け動させることにより、被ガイド体を、振り分け手段の部分において振り分け動することなく通過状に移動でき、また振り分け手段を振り分け動させることにより、目的とする複数個の被ガイド体を、振り分け手段の部分において同時に振り分け動できる。
【0093】
すなわち、主搬送経路上で搬送してきた物品を振り分け分岐させるとき、まず主搬送経路上で搬送している物品の先端部分を検出手段により検出し、そして制御部は、検出手段からの信号が入ったのち、設定時間後に振り分け手段を振り分け動させる。つまり、目的とする複数個の被ガイド体が振り分け手段の部分に達したとき、制御部からの指示により振り分け手段を振り分け動させる。
【0094】
これにより物品横押し体群、すなわち、任意に設定された数置きの複数(少数)の物品横押し体が、搬送方向に移動しながら主搬送経路を同期状(一体状)で横切ることになり、以て物品に横押し作用して、この物品を、その向きを変えることなく、主搬送経路に対して平行状で振り分け移動させて、主搬送経路から側方に押し出して分岐経路に渡すことができる。その際に、最前端の物品横押し体を物品の先端部分に当接させることで、物品は前後長さの変化に関係なく、その先端面を合わせた状態で振り分け分岐でき、以て分岐した物品に対する各種検出などを容易にかつ正確に行うことができる。また、任意に設定された数置きの少数の物品横押し体を分岐作動させればよいことで、主として取り扱う物品の長さなどに応じて、最も好ましい形態で複数(少数)の物品横押し体を同期状に移動できるとともに、振り分け手段などの構成を簡素化でき、特に、長尺の物品を分岐させるとき、簡素な構成はより有効になる。
【0095】
さらに、主搬送経路から分岐経路に振り分け分岐した物品を、この分岐経路において搬送でき、そして搬送中において、表示部を読み取り手段によって読み取ることができる。その際に物品は、その先端面を合わせた状態で搬送していることで、読み取り手段に対して表示部を常に一定状の距離を置いて対向でき、以て物品のデータなどを容易にかつ正確に読み取ることができる。
【0096】
そして上記した本発明の請求項2によると、所定数置きの複数の物品横押し体が、搬送方向に移動しながら主搬送経路を同期状(一体状)で横切ることになり、以て少数の物品横押し体を分岐作動させればよいことで、振り分け手段などの構成を簡素化できる。特に、長尺の物品を分岐させるとき、簡素な構成はより有効になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、転換設備の概略平面図である。
【図2】同転換設備の概略側面図で、(a)は全体部分、(b)はガイド装置群である。
【図3】同転換設備の往路ガイド装置群を示す概略平面図である。
【図4】同転換設備の復路ガイド装置群を示す概略平面図である。
【図5】同転換設備における要部の一部切り欠き平面図である。
【図6】同転換設備における要部の平面図である。
【図7】同転換設備における要部の縦断正面図である。
【図8】同転換設備における物品横押し体を取り付けた物品支持体部分の一部切り欠き側面図である。
【図9】転換設備における左側振り分け手段の平面図である。
【図10】同転換設備における要部の一部切り欠き正面図である。
【図11】同転換設備における左側振り分け手段の一部切り欠き正面図である。
【図12】同転換設備における左側振り分け手段の要部の平面図である。
【図13】同転換設備における左側振り分け手段の要部の側面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態を示し、転換設備における要部の平面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態を示し、転換設備における要部の平面図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態を示し、転換設備における要部の平面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム
10 上位フレーム材
18 往路側ガイドレール部
20 下位フレーム材
25 復路側ガイドレール部
30 従動軸
31 駆動軸
34 駆動装置
38 スプロケット(輪体)
39 スプロケット(輪体)
40 無端チェーン(無端回動体)
45 主搬送経路
50 物品支持体
51 長さ方向
53 物品載置板部
61 サイド部材
62 本体部
65 連結部
68 回転体(被ガイド部材)
70 物品横押し体
79 作用部
80 被ガイド体
81 ローラ軸
82 ガイドローラ
90 往路ガイド装置
100 復路ガイド装置
103 切り換え手段
110 左側振り分け手段
111 右側振り分け手段
112 右側ベース体
120 ブロック体
123A ピンガイド面
123B ピンガイド面
130 振り分け案内体
131 振り分け案内部
135A 振り分け用カム面
135B 非振り分け用カム面
136 リンク部
138 揺動支軸
140 押し引き体
142 シリンダー装置(押し引き駆動装置)
150 押し引き量規制手段
155 左側ベース体
156 中継ガイド体
157 振り分けガイド体
160 渡しガイド体
171A 分岐経路
171B 分岐経路
172A 分岐コンベヤ
172B 分岐コンベヤ
175 検出手段
177 読み取り手段
180 物品
180a 先端部分
181 表示部

Claims (2)

  1. 主搬送経路に沿って配設された左右一対の無端回動体と、これら無端回動体間に多数取り付けられ、かつ主搬送経路とは直交状の方向が長さ方向とされた物品支持体と、この物品支持体に案内される物品横押し体と、この物品横押し体の裏面側に設けられた被ガイド体と、この被ガイド体が案内されるガイド装置群と、このガイド装置群の分岐部に配設された振り分け手段とが設けられ、物品の先端面部分には表示部が設けられ、前記振り分け手段は、主搬送経路上を搬送されてきた物品の先端部分を検出手段により検出することに基づいて、設定時間後に制御部によって振り分け動されることで、任意に設定された数置きの複数の被ガイド体を同時に振り分け案内可能に構成され、前記主搬送経路から分岐された物品を受け入れる分岐経路の一側方には、前記表示部が対向可能な読み取り手段が設けられていることを特徴とする転換設備。
  2. 振り分け手段は、所定数置きの複数の被ガイド体を同時に振り分け案内可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の転換設備。
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