JP3790239B2 - 無線lan端末機及び接続確立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線LAN端末機、及び接続確立方法に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータ等の情報端末において、通信ケーブルを必要とせずにインターネット等のネットワークに接続するための技術として無線LAN技術が普及している。現在最も多く用いられているIEEE std 802.11により規格化された無線LAN技術においては、情報端末と、いわゆるアクセスポイントと呼ばれる無線LANの接続点としての役割を持つ機器との接続の確立は以下のようにして行われるのが一般的となっている。
まず、情報端末からアクセスポイントに接続を要求するためにSSID(また、E-SSIDともいう)と呼ばれる無線LANのネットワークを識別するコードを含む接続要求信号(Probe Request)を送信する。これに対し、Probe Requestを受信したアクセスポイントは、アクセスポイントで管理されているSSIDと一致している場合に接続を許可する接続応答信号(Probe Response)を送信し、その後接続が確立され、情報端末とアクセスポイントとの間でデータ通信が開始される(例えば、非特許文献1参照。)。このSSIDと呼ばれるコードは、アクセスポイントがビーコン信号に含めて定期的に送出しているので、このビーコン信号を情報端末で検出することによって容易にアクセスポイントと接続することができる。
Wireless LAN Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) Specifications ,ANSI/IEEE Std 802.11,1999 Edition
しかし、最近はセキュリティを確保するために、SSIDを含まないビーコン信号を送出する機能を有するアクセスポイントが多く製品化されている。そのようなアクセスポイントに接続するためには事前にSSIDを調べて端末に設定する必要がある。従って、複数の無線LANネットワークを切り替えて使用する時にはその都度SSIDの設定が必要となり、ユーザにとっては著しく利便性が低下していた。これに対して、オペレーションシステム(OS)等において端末に事前登録された複数のSSIDを用いてProbe Requestを自動送信する機能が提供されているが、これでは、不要なProbe Request信号が多く送信され、端末において無駄な電力が消費されてしまう。
そこで、本発明は、複数の無線LANネットワークに接続する際の利便性を向上させるとともに消費電力の低減を図ることが可能な無線LAN端末機および接続確立方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明者らは様々な検討を行った。本発明者らは、アクセスポイントから送信されるビーコン信号にそのアクセスポイントの識別情報(BSSID)が含まれることに着目した。すなわち、過去にアクセスポイントと接続した際に用いられたSSIDを、そのアクセスポイントと関連付けた情報として格納しておくことができれば、同一のアクセスポイントに再度接続する際にその情報を利用した接続形態が可能であることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいてなされたものである。
本発明の無線LAN端末機は、無線LANシステムにおいて無線信号を用いて無線LAN親機と情報を送受信する無線LAN端末機において、無線LAN親機の属する無線LANネットワークを識別するための第2識別記号が当該無線LAN親機を識別するための第1識別記号に関連付けられた識別情報を格納する識別情報格納手段と、無線LAN親機から送信される第1識別記号を含む報知信号を受信する報知信号受信手段と、報知信号に含まれる第1識別記号に基づいて識別情報格納手段に格納された識別情報を検索し、当該第1識別記号を含む識別情報を特定する識別情報検索手段と、報知信号に含まれる第1識別記号を含む識別情報が識別情報格納手段に存在しない場合には、優先的に接続する無線LANネットワークを識別する第2識別記号を含む優先第2識別群の中から特定の第2識別記号を選択し、報知信号に含まれる第1識別記号を含む識別情報が識別情報格納手段に存在する場合には、当該識別情報に含まれる第2識別記号を特定する識別情報特定手段と、報知信号に含まれる第1識別記号と識別情報特定手段によって選択あるいは特定された第2識別記号を用いて、無線LAN親機に接続を要求するための要求信号を送信する要求信号送信手段と、要求信号送信手段によって送信された要求信号に対して無線LAN親機から接続を許可する旨を示すための応答信号を受信する応答信号受信手段と、応答信号受信手段によって応答信号が受信された場合には、識別情報特定手段によって選択あるいは特定された第2識別記号を報知信号に含まれる第1識別記号に関連付けて識別情報として識別情報格納手段に格納する識別情報登録手段とを備える。
本発明の接続確立方法は、無線LANシステムにおいて無線信号を用いて無線LAN親機と情報を送受信する無線LAN端末機における接続確立方法であって、識別情報格納手段が、無線LAN親機の属する無線LANネットワークを識別するための第2識別記号が当該無線LAN親機を識別するための第1識別記号に関連付けられた識別情報を格納する識別情報格納ステップと、報知信号受信手段が、無線LAN親機から送信される第1識別記号を含む報知信号を受信する報知信号受信ステップと、識別情報検索手段が、報知信号に含まれる第1識別記号に基づいて識別情報格納手段に格納された識別情報を検索し、当該第1識別記号を含む識別情報を特定する識別情報検索ステップと、識別情報特定手段が、報知信号に含まれる第1識別記号を含む識別情報が識別情報格納手段に存在しない場合には、優先的に接続する無線LANネットワークを識別する第2識別記号を含む優先第2識別群の中から特定の第2識別記号を選択し、報知信号に含まれる第1識別記号を含む識別情報が識別情報格納手段に存在する場合には、当該識別情報に含まれる第2識別記号を特定する識別情報特定ステップと、要求信号送信手段が、報知信号に含まれる第1識別記号と識別情報特定手段によって選択あるいは特定された第2識別記号を用いて、無線LAN親機に接続を要求するための要求信号を送信する要求信号送信ステップと、応答信号受信手段が、要求信号送信手段によって送信された要求信号に対して無線LAN親機から接続を許可する旨を示すための応答信号を受信する応答信号受信ステップと、識別情報登録手段が、応答信号受信手段によって応答信号が受信された場合には、識別情報特定手段によって選択あるいは特定された第2識別記号を報知信号に含まれる第1識別記号に関連付けて識別情報として識別情報格納手段に格納する識別情報登録ステップとを備える。
本発明の無線LAN端末機及び接続確立方法によれば、報知信号受信手段が無線LAN親機から第1識別記号を含む報知信号を受信するので、報知信号を送信する無線LAN親機を特定することができる。識別情報検索手段が報知信号を送信した無線LAN親機に関する識別情報を検索し、識別情報特定手段がその無線LAN親機の属する無線LANネットワークを識別するための第2識別記号を取得し、要求信号送信手段がその第2識別記号に基づいて無線LAN親機に要求信号を送信し、応答信号受信手段が無線LAN親機から応答信号を受信し、識別情報登録手段が無線LAN親機からの応答に基づいて識別情報を格納するので、過去に接続が成功した無線LAN親機と容易に再接続することが可能となり、無駄な要求信号の送信を防ぐことができる。
本発明の無線LAN端末機は、接続が確立されなかった無線LAN親機を識別するための第1識別記号を含む不接情報を格納する不接情報格納手段をさらに備え、要求信号送信手段は、報知信号に含まれる第1識別記号を含む不接情報が不接情報格納手段に存在する場合には、無線LAN親機に要求信号を送信せずに処理を終了し、識別情報登録手段は、応答信号受信手段によって応答信号が受信されなかった場合には、報知信号に含まれる第1識別記号を含む不接情報を不接情報格納手段に格納することも好ましい。識別情報登録手段が無線LAN親機からの応答信号を受信しなかった場合はその無線LAN親機を識別する第1識別記号を含む不接情報を格納し、要求信号送信手段が不接情報に含まれる第1識別記号で特定される無線LAN親機には要求信号を送信しないので、過去に接続が失敗した無線LAN親機には要求信号を送信しないことにより、さらに無駄な要求信号の送信を防ぐことができる。
本発明の無線LAN端末機は、優先第2識別群は優先順位付けされた複数の第2識別記号を含んでおり、識別情報特定手段は、優先順位が高い第2識別記号を順に選択し、応答信号受信手段により要求信号の送信時から一定時間に応答信号が受信されない場合には、次に優先順位の高い第2識別記号を選択することも好ましい。識別情報特定手段が応答信号を受信するまでの間は、優先順位に従って第2識別記号を選択するので、過去に接続したことのない無線LAN親機に接続する際であっても、より効率的な接続が可能となるとともに、無駄な要求信号の送信を低減することができる。
本発明の無線LAN端末機及び接続確立方法によれば、報知信号受信手段が無線LAN親機から第1識別記号を含む報知信号を受信するので、報知信号を送信する無線LAN親機を特定することができる。識別情報検索手段が報知信号を送信した無線LAN親機に関する識別情報を検索し、識別情報特定手段がその無線LAN親機の属する無線LANネットワークを識別するための第2識別記号を取得し、要求信号送信手段がその第2識別記号に基づいて無線LAN親機に要求信号を送信し、応答信号受信手段が無線LAN親機から応答信号を受信し、識別情報登録手段が無線LAN親機からの応答に基づいて識別情報を格納するので、過去に接続が成功した無線LAN親機と容易に再接続することが可能となり、無駄な要求信号の送信を防ぐことができる。その結果、複数の無線LANネットワークに接続する際の利便性を向上させるとともに消費電力の低減を図ることが可能な無線LAN端末機および接続確立方法を提供することができた。
本発明の実施形態にかかる無線LAN端末機について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態にかかる無線LANシステムの構成図である。図1に示されるように、本実施形態にかかる無線LANシステム1は、無線LAN端末機10と、無線LAN親機201〜20nと、無線LANネットワーク301〜30nとを含んでいる。
無線LAN親機201〜20nは、一般にアクセスポイントと呼ばれている中継装置であり、無線信号を用いて無線LAN端末機10と情報を送受信する機能を有し、無線LANネットワーク301〜30nに対するゲートウェイとしての役割を持つ装置である。無線LAN親機201〜20nは、定期的に、ビーコン信号(報知信号)を送信する。このビーコン信号は、無線LAN親機201〜20nの存在を無線LAN端末機10に対して通知するためのものである。このビーコン信号にはビーコン信号を送信する無線LAN親機201〜20nを識別するためのコードBSSID(第1識別記号)が含まれる。一方、ビーコン信号には、ビーコン信号を送信する無線LAN親機が接続されている無線LANネットワーク301〜30nを識別するためのコードSSID(第2識別記号)は含まれない。BSSIDは、例えば、無線LAN親機201〜20nのMACアドレス等を一部に含んで構成することにより、無線LAN親機201〜20nを一意に特定できるようになっている。無線LAN端末機10においてビーコン信号を受信することにより、接続が可能な無線LAN親機201〜20nを一意に特定することができる。
以下、本実施形態においては、無線LAN親機201〜20nのBSSIDが‘BSSID1’〜‘BSSIDn’、無線LANネットワーク301〜30nのSSIDが‘SSID1’〜‘SSIDn’であるものとして説明する。
本実施形態に係る無線LAN端末機10は、パーソナルコンピュータ等の情報端末(図示せず)に内蔵あるいは接続されるものであり、情報端末と無線LANネットワーク301〜30nに接続されている他の情報機器(図示せず)との通信を実現するために、無線LAN親機201〜20nとの間で無線信号を送受信する装置である。また、無線LAN端末機10は、機能的な構成要素として、図1に示すように、報知信号受信部101(報知信号受信手段)と、識別情報検索部102(識別情報検索手段)と、識別情報特定部103(識別情報特定手段)と、要求信号送信部104(要求信号送信手段)と、応答信号受信部105(応答信号受信手段)と、識別情報登録部106(識別情報登録手段)と、識別情報格納部107(識別情報格納手段)と、優先識別情報格納部108と、不接情報格納部109(不接情報格納手段)とを備えて構成される。
引き続いて、無線LAN端末機10の各構成要素について詳細に説明する。
報知信号受信部101は、無線LAN親機201〜20nから送信されるビーコン信号を受信する部分である。ビーコン信号には、当該ビーコン信号を送信した無線LAN親機201〜20nを識別するためのBSSIDが含まれている。報知信号受信部101はビーコン信号を受信する際に用いる無線チャネルを自動的に変更することによりビーコン信号をサーチする機能を有する。無線チャネルとは、無線LAN端末機10が無線LAN親機201〜20nと無線信号を送受信する際に使用する電波の周波数帯を表す。報知信号受信部101は受信したビーコン信号に含まれるBSSIDと、ビーコン信号の受信時に使用した無線チャネルを特定する無線チャネル情報とを識別情報検索部102に出力する。
識別情報検索部102は、報知信号受信部101から出力されたBSSIDに基づいて、識別情報格納部107に格納された識別情報を検索する部分である。この識別情報は、過去に無線LAN親機201〜20nと接続する際に用いたBSSIDとSSIDとを含む。
図2は、識別情報格納部107に格納されたデータの構成図の一例である。識別情報格納部107には、無線LAN端末機10が過去に無線LAN親機201〜20nと接続した時に用いた識別情報が格納されている。識別情報には、無線LAN親機201〜20nと接続が確立された際に用いた、その無線LAN親機201〜20nの属する無線LANネットワークを識別するためのSSIDが、その無線LAN親機201〜20nを識別するBSSIDに関連付けられている。図2の例によると、BSSID=‘BSSID1’で識別される無線LAN親機201と、無線LANネットワーク301のSSIDである‘SSID1’を用いて接続が確立されたことを意味している。
識別情報検索部102は、識別情報格納部107を検索し、報知信号受信部101から出力されたBSSIDと一致するBSSIDを含む識別情報を特定する。図2の例によれば、報知信号受信部101により無線LAN親機201のビーコン信号が受信され、BSSID=‘BSSID1’が出力された場合は、BSSID=‘BSSID1’とSSID=‘SSID1’から構成される識別情報を特定し、その識別情報と無線チャネル情報を識別情報特定部103に出力する。
図1に戻って、識別情報特定部103は、識別情報検索部102から出力された識別情報に基づいて、無線LANネットワーク301〜30nを識別するSSIDを選択あるいは特定する部分である。識別情報特定部103は、識別情報検索部102から出力された識別情報が存在する場合は、その識別情報に含まれるBSSID及びSSIDを特定する。その後、要求信号送信部104にBSSIDとSSIDと無線チャネル情報とを出力する。
一方、識別情報特定部103は、識別情報検索部102から出力された識別情報が存在しない場合は、優先識別情報格納部108に格納された優先SSIDリスト(優先第2識別群)に含まれる複数のSSIDの中から特定のSSIDを選択する。その後、要求信号送信部104にBSSIDとSSIDと無線チャネル情報とを出力する。優先SSIDリスト(優先第2識別群)とは、無線LANネットワーク301〜30nのうち無線LAN端末機10で優先的に接続する無線LANネットワークのSSIDを1つあるいは複数含んだ情報である。なお、この優先SSIDリストにおいては、どのSSIDを優先的に使用するかを意味する優先順位情報が各々のSSIDに関連付けられている。図3は、優先識別情報格納部108に格納されたデータの構成図の一例である。図3の例によれば、優先識別情報格納部108には、SSID=‘SSIDX’がそのSSIDの優先順位を表す優先順位情報=‘1’に関連付けて格納されている。識別情報特定部103は、最初に、優先順位が最も高いSSIDを選択する。その後、要求信号送信部104によるProbe Request送信後の一定時間に、応答信号受信部105によりProbe Responseが受信されない場合は(詳細は後述)、識別情報特定部103は、次に優先順位が高いSSIDを選択し、要求信号送信部104に出力する。図3の例によれば、最初にSSID=‘SSIDX’が選択され、それを利用してProbe Requestを送信した後の一定時間にProbe Responseが受信されない場合は、次に優先順位の高いSSID=‘SSIDY’を選択し要求信号送信部104に出力する動作を繰り返す。
図1に戻って、要求信号送信部104は、無線LAN親機201〜20nに対して接続を要求するための要求信号(以下、Probe Requestという。)を送信する部分である。まず、要求信号送信部104は、識別情報特定部103から出力されたBSSIDに基づいて不接情報格納部109を検索する。
図4は、不接情報格納部109に格納されたデータの構成図の一例である。図4の例によれば、不接情報格納部109には、無線LAN端末機10が過去に無線LAN親機201〜20nと接続した時の不接情報が格納されている。不接情報には、接続が確立されなかった無線LAN親機201〜20nを識別するためのBSSIDを複数含んでいる。図4の例によると、BSSID=‘BSSID2’で識別される無線LAN親機202と接続が確立されなかったことを意味している。
図1に戻って、要求信号送信部104は、不接情報格納部109を検索した結果、識別情報特定部103から出力されたBSSID が不接情報格納部109に不接情報として存在する場合には、処理を終了する。一方、識別情報特定部103から出力されたBSSID が不接情報格納部109に不接情報として存在しない場合は、以下のようにProbe Requestの送信を行う。Probe Requestの送信は、識別情報特定部103から出力されたBSSID及びSSIDを含んで構成し、識別情報特定部103から出力される無線チャンネル情報で特定される無線チャネルを用いて行う。要求信号送信部104は、Probe Requestに含むSSIDとBSSIDと無線チャネル情報を応答信号受信部105に出力する。
応答信号受信部105は、要求信号送信部104によって送信されたProbe Requestに対して無線LAN親機201〜20nから接続を許可する旨を示すためのProbe Responseを受信する部分である。このProbe Responseが受信された後、一定の手順を経て無線LAN端末機10と無線LAN親機201〜20nとの接続が確立される。接続の確立により、無線LAN端末機10は、無線LAN親機201〜20nを介して無線LANネットワーク301〜30nに接続されている他の無線LAN端末機や情報機器(図示せず)とデータを送受信することが可能となる。応答信号受信部105は、Probe Responseの受信の有無を表す接続結果情報(OK/NG)と、SSIDとBSSIDとを識別情報登録部106に出力する。接続結果情報が‘OK’の場合は、Probe Requestが送信された後の一定時間にProbe Requestが受信された場合を意味している。一方、‘NG’の場合は、Probe Requestが送信された後の一定時間にProbe Requestが受信されなかった場合を意味している。
識別情報登録部106は、無線LAN親機201〜20nの接続結果によって識別情報および不接情報を格納する部分である。識別情報登録部106は、応答信号受信部105によって出力された接続結果情報が‘OK’の場合には、 応答信号受信部105によって出力されたSSIDを、応答信号受信部105によって出力されたBSSIDに関連付けて識別情報として識別情報格納部107に格納する。一方、識別情報登録部106は、応答信号受信部105によって出力された接続結果情報が‘NG’の場合には、応答信号受信部105によって出力されたBSSIDのみを不接情報として不接情報格納部109に格納する。このようにして識別情報格納部107に格納された識別情報及び不接情報格納部109に格納された不接情報は、後に無線LAN親機201〜20nと再接続する際に利用されることとなる。
続いて、本実施形態にかかる無線LAN端末機10の動作について説明し、併せて、本発明の実施形態にかかる接続確立方法について説明する。図5は、本実施形態にかかる無線LAN端末機10の動作を示す動作遷移図である。
以下、図5に基づいて、無線LAN端末機10が無線LAN親機201と接続する場合の動作について説明する。
まず、報知信号受信部101により受信する電波の無線チャネルを自動的に変更することにより無線LAN親機201から定期的に送信されるビーコン信号のサーチが開始される(ステップS01)。より具体的には、無線LANシステム1で用いられる無線チャネルである‘CH1’、‘CH6’、‘CH11’、‘CH14’が順に使用され、ビーコン信号のサーチが行われる。
報知信号受信部101によるビーコン信号のサーチが行われている間に、無線LAN親機201により無線チャネル‘CH1’を用いてビーコン信号が送信される(ステップS02)。上記ビーコン信号が送信された時に、報知信号受信部101により無線チャネル‘CH1’を用いてビーコン信号のサーチが行われていない場合は、無線LAN端末機10においてビーコン信号は受信されない。その後、無線LAN親機201によるビーコン信号の送信は、一定の周期で繰り返し行われる。
報知信号受信部101により無線チャネル‘CH1’を用いてビーコン信号のサーチが行われている間に(ステップS03)、再び無線LAN親機201からビーコン信号が送信される(ステップS04)と、報知信号受信部101によりそのビーコン信号が受信される(ステップS05)。
識別情報検索部102により、受信されたビーコン信号にSSIDが含まれるか否かが判定され(ステップS06)、SSIDが含まれていない場合には(ステップS06:NO)、処理をステップS07に移行する。SSIDが含まれている場合には(ステップS06:YES)、処理をステップS11に移行し、要求信号送信部104により、ビーコン信号に含まれる無線LAN親機201を識別するBSSID及びネットワーク301を識別するSSIDを含むProbe Requestが無線チャネル‘CH1’を用いて無線LAN親機201に送信される。
一方、ビーコン信号にSSIDが含まれていない場合には(ステップS06:NO)、識別情報検索部102によりビーコン信号に含まれる無線LAN親機201のBSSIDに基づいて識別情報格納部107に格納された識別情報が検索される(ステップS07)。当該BSSIDを含む識別情報が存在する場合には(ステップS08:YES)、その識別情報が識別情報特定部103に出力され、識別情報特定部103によりその識別情報に含まれるSSIDが特定され、処理をステップS10に移行する。
無線LAN親機201のBSSIDを含む識別情報が存在しない場合は(ステップS08:NO)、識別情報特定部103により、優先識別情報格納部108に格納された優先SSIDリストの中から優先順位の最も高いSSIDが選択され(ステップS09)、処理をステップS10に移行する。次いで、要求信号送信部104により、無線LAN親機201のBSSIDを含む不接情報が不接情報格納部109に存在するがどうかが判断され(ステップS10)、不接情報が存在しない場合には(ステップS10:NO)、処理をステップS11に移行する。不接情報が存在する場合には(ステップS10:YES)、過去に無線LAN端末機10と無線LAN親機201との接続が確立されなかったことを意味するため、処理を終了する。不接情報が存在しない場合には(ステップS10:NO)、無線LAN親機201のBSSIDと選択されたSSIDとを含むProbe Requestが送信される(S11)。これに対して、選択されたSSIDが無線LANネットワーク301のSSIDと一致していれば、無線LAN親機201から送信されたProbe Responseが応答信号受信部105により受信される(ステップS12)。上記ステップS09〜S11の処理は、Probe Request送信後の一定時間に無線LAN親機20からProbe Responseが受信されるまで、優先識別情報格納部108に格納された優先SSIDリストに含まれる全てのSSIDについて優先順位情報に従って繰り返し行われる。
一方、無線LAN親機201のBSSIDを含む識別情報が存在する場合は(ステップS08:YES)、その識別情報に含まれるSSIDを用いて、上述したS10〜S12の処理が行われる。
次に、Probe Request送信後の一定時間に無線LAN親機201からProbe Responseが受信された場合には(ステップS12)、識別情報登録部106により、用いたSSIDをBSSIDに関連付けて識別情報として識別情報格納部107に格納される。一方、Probe Request送信後の一定時間に無線LAN親機201からProbe Responseが受信されなかった場合には、識別情報登録部106により、BSSIDを含む不接情報が不接情報格納部109に格納される(ステップS13)。
本実施形態においては、報知信号受信部101が無線LAN親機201〜20nからBSSIDを含むビーコン信号を受信するので、ビーコン信号を送信する無線LAN親機を特定することができる。識別情報検索部102がビーコン信号を送信した無線LAN親機201〜20nに関する識別情報を検索し、識別情報特定部103がその無線LAN親機201〜20nの属する無線LANネットワーク301〜30nを識別するためのSSIDを取得し、要求信号送信部104がそのSSIDに基づいて無線LAN親機201〜20nにProbe Requestを送信し、応答信号受信部105が無線LAN親機201〜20nからProbe Responseを受信し、識別情報登録部106が無線LAN親機201〜20nからの応答に基づいて識別情報を格納するので、過去に接続が成功した無線LAN親機と容易に再接続することが可能となり無駄な要求信号の送信を防ぐことができる。
本実施形態の無線LAN端末機10においては、報知信号受信部101が無線LAN親機201〜20nからビーコン信号を受信することによって無線LAN親機201〜20nを識別するためのBSSIDを特定していたが、これは、無線LAN端末機10がSSIDを含まないProbe Requestをブロードキャストで送信することにより、無線LAN親機201〜20nからBSSIDを含むProbe Responseを受信することにより特定しても良い。
図5は、上記の場合の無線LAN端末機10の動作を示す動作遷移図である。図5によれば、まず要求信号送信部104により、SSIDを含まないProbe Requestがブロードキャスト(同報)で送信される(ステップS21)。ブロードキャスト送信は、Probe Requestに含まれるBSSIDを特定の記号(例えば、全てのビットが‘1’に設定されたもの)に設定することにより行う。無線LAN親機201は、これに対し無線LAN親機201を識別するBSSIDを含むProbe Responseを送信し、報知信号受信部101により受信される(ステップS22)。以降のステップS23〜ステップS30の基本的動作は、図4におけるビーコン信号を受信する場合の無線LAN端末機10の動作におけるステップS06〜ステップ13と同様である。この動作により、ビーコン信号を送信しない無線LAN親機に接続する場合であってもその無線LAN親機を識別するための第1識別記号を容易に特定することができる。
本発明の実施形態である無線LANシステムの構成図である。 図1の識別情報格納部に格納されるデータの構成図である。 図1の優先識別情報格納部に格納されるデータの構成図である。 図1の不接情報格納部に格納されるデータの構成図である。 無線LAN端末機がビーコン信号を受信する場合の一連の動作を示す動作遷移図である。 無線LAN端末機がビーコン信号を受信しない場合の一連の動作を示す動作遷移図である。
符号の説明
1〜n…無線LANシステム、10…無線LAN端末機、101…報知信号受信部、102…識別情報検索部、103…識別情報特定部、104…要求信号送信部、105…応答信号受信部、106…識別情報登録部、107…識別情報格納部、109…不接情報格納部、201〜20n…無線LAN親機、301〜30n…無線LANネットワーク。

Claims (3)

  1. 無線LANシステムにおいて無線信号を用いて無線LAN親機と情報を送受信する無線LAN端末機において、
    無線LAN親機の属する無線LANネットワークを識別するための第2識別記号が当該無線LAN親機を識別するための第1識別記号に関連付けられた識別情報を格納する識別情報格納手段と、
    前記無線LAN親機から送信される前記第1識別記号を含む報知信号を受信する報知信号受信手段と、
    前記報知信号に含まれる第1識別記号に基づいて前記識別情報格納手段に格納された前記識別情報を検索し、当該第1識別記号を含む識別情報を特定する識別情報検索手段と、
    前記報知信号に含まれる第1識別記号を含む前記識別情報が前記識別情報格納手段に存在しない場合には、優先的に接続する前記無線LANネットワークを識別する第2識別記号を含む優先第2識別群の中から特定の第2識別記号を選択し、前記報知信号に含まれる第1識別記号を含む前記識別情報が前記識別情報格納手段に存在する場合には、当該識別情報に含まれる第2識別記号を特定する識別情報特定手段と、
    前記報知信号に含まれる第1識別記号と前記識別情報特定手段によって選択あるいは特定された前記第2識別記号を用いて、前記無線LAN親機に接続を要求するための要求信号を送信する要求信号送信手段と、
    前記要求信号送信手段によって送信された前記要求信号に対して前記無線LAN親機から接続を許可する旨を示すための応答信号を受信する応答信号受信手段と、
    前記応答信号受信手段によって前記応答信号が受信された場合には、前記識別情報特定手段によって選択あるいは特定された第2識別記号を前記報知信号に含まれる第1識別記号に関連付けて前記識別情報として前記識別情報格納手段に格納する識別情報登録手段と
    を備える無線LAN端末機。
  2. 接続が確立されなかった前記無線LAN親機を識別するための第1識別記号を含む不接情報を格納する不接情報格納手段をさらに備え、
    前記要求信号送信手段は、前記報知信号に含まれる第1識別記号を含む不接情報が前記不接情報格納手段に存在する場合には、前記無線LAN親機に前記要求信号を送信せずに処理を終了し、
    前記識別情報登録手段は、前記応答信号受信手段によって前記応答信号が受信されなかった場合には、前記報知信号に含まれる第1識別記号を含む不接情報を前記不接情報格納手段に格納する請求項1に記載の無線LAN端末機。
  3. 前記優先第2識別群は優先順位付けされた複数の前記第2識別記号を含んでおり、前記識別情報特定手段は、優先順位が高い前記第2識別記号を順に選択し、前記応答信号受信手段により前記要求信号の送信時から一定時間に前記応答信号が受信されない場合には、次に優先順位の高い前記第2識別記号を選択する請求項1又は2に記載の無線LAN端末機。
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