JP4553923B2 - 通信接続プログラム、通信装置及び通信接続方法 - Google Patents

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Description

本発明は、公衆無線LANサービスなどのネットワーク接続サービスにおいて、プロファイル情報に基づいてネットワークに接続する際の通信接続技術に関する。
ネットワークに接続する為の接続方法を記載したプロファイルに基づいてネットワーク接続制御を行うシステムが知られている(特許文献1参照)。公衆無線LANサービスを提供する事業者は、様々なアクセスポイントに接続するための複数の接続方法を記載した接続設定情報をユーザに配付することもできる。これにより、ユーザは接続方法を順番に試行して使用可能な接続方法を選択し、ネットワークに通信接続することができる。
特開2006−324980号公報
しかしながら、従来の方法では、通信接続の成功をアクセスポイントとの無線リンクの確立により判定しているため、サービス契約に基づいてネットワーク側で認証および転送制御を行う場合などは、無線リンクが確立しても実際にネットワークと通信することができない場合もあった。すなわち、無線LAN接続に関するパラメータ(暗号鍵など)や電波状況は十分であっても、サービス契約内容によっては、アクセスポイントにおいてフレームが廃棄され、ネットワークと通信することができなかった。このためユーザは、ネットワークに接続したが通信ができないので、自らの操作により無線リンクを切断し、別の接続方法を選択してアクセスポイントに再接続しなければならなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、複数の接続方法を記載した接続設定情報に基づいてネットワークに通信接続する際に、確実に通信が可能な接続方法を選択してネットワークに接続することにある。
第1の本発明に係る通信接続プログラムは、ネットワークに接続するための接続情報を複数記述したプロファイルを予め記憶した記憶手段からプロファイルを読み出し、接続情報を1つ選択する処理と、選択する処理において選択した接続情報を用いてネットワークに接続するアクセスポイントとリンクを確立する処理と、アクセスポイントを介してネットワークに対して問い合わせフレームを送信する処理と、ネットワークから問い合わせフレームに対する応答フレームを受信する処理と、応答フレームを受信した場合にはネットワークと通信可能であると判定し、所定の時間内に応答フレームを受信しなかった場合にはネットワークと通信ができないと判定する処理と、判定する処理においてネットワークと通信ができないと判定した場合に、プロファイルから別の接続情報を選択する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明にあっては、ネットワークに接続した後、問い合わせフレームを送信することにより、その問い合わせフレームに対する応答フレームの受信の成否により問い合わせフレームが正しく転送されたか否かを検知することができ、転送制御が実施されているネットワークとの通信の可否を容易に判断することが可能となる。また、接続したネットワークと通信ができないと判定した場合に、そのネットワークから切断し、別の接続情報を選択してネットワークに再接続を試みることにより、確実に通信が可能な接続情報を選択してネットワークに接続することができる。
上記通信接続プログラムにおいて、判定する処理においてネットワークと通信ができないと判定した場合に、その旨を外部に出力し通知する出力処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明にあっては、ネットワークに接続したが、通信ができなかった旨を最終的にユーザに通知することにより、ユーザは、用いた接続情報では接続は可能であるが、通信ができないことを知ることができ、例えば、無線LANアクセスポイントの電波の圏外であったのか、あるいは、電波の圏内であるものの、サービスの未契約が原因で通信できなかったのかなどの通信ができない理由を区別することが可能となる。ネットワーク提供事業者にとっては、サービスの契約を促すメッセージをユーザに通知することが可能となる。
第2の本発明に係る通信装置は、ネットワークに接続するための接続情報を複数記述したプロファイルを予め記憶した記憶手段と、記憶手段からプロファイルを読み出し、接続情報を1つ選択する選択手段と、接続制御手段が選択した接続情報を用いてネットワークに接続するアクセスポイントとリンクを確立する接続手段と、アクセスポイントを介してネットワークに対して問い合わせフレームを送信する送信手段と、ネットワークから問い合わせフレームに対する応答フレームを受信する受信手段と、受信手段が応答フレームを受信した場合にはネットワークと通信可能であると判定し、受信手段が所定の時間内に応答フレームを受信しなかった場合にはネットワークと通信ができないと判定して選択手段に別の接続情報を選択させる判定手段と、を有することを特徴とする。
上記通信装置において、判定手段がネットワークと通信ができないと判定した場合に、その旨を外部に出力し通知する出力手段をさらに有することを特徴とする。
第3の本発明に係る通信接続方法は、選択手段により、ネットワークに接続するための接続情報を複数記述したプロファイルを予め記憶した記憶手段からプロファイルを読み出し、接続情報を1つ選択するステップと、接続手段により、選択するステップにおいて選択した接続情報を用いてネットワークに接続するアクセスポイントとリンクを確立するステップと、送信手段により、アクセスポイントを介してネットワークに対して問い合わせフレームを送信するステップと、受信手段により、ネットワークから問い合わせフレームに対する応答フレームを受信するステップと、判定手段により、応答フレームを受信した場合にはネットワークと通信可能であると判定し、所定の時間内に応答フレームを受信しなかった場合にはネットワークと通信ができないと判定するステップと、判定するステップにおいてネットワークと通信ができないと判定した場合に、選択手段により、プロファイルから別の接続情報を選択するステップと、を有することを特徴とする。
上記通信接続方法において、通知手段により、判定するステップにおいてネットワークと通信ができないと判定した場合に、その旨を外部に出力し通知するステップをさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の接続方法を記載した接続設定情報に基づいてネットワークに通信接続する際に、確実に通信が可能な接続方法を選択してネットワークに接続することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における通信端末を含むネットワーク通信システムの構成を示す。同図に示すネットワーク通信システムは、通信端末100、アクセスポイント210a,210b、認証サーバ220および接続サーバ250を備え、通信端末100をアクセスネットワーク200を介してサービスネットワーク300に通信接続させる。
通信端末100は、プロファイルに記載された複数の接続方式を順に選択し、利用可能な接続方式を用いてアクセスポイント210a,210bへ接続して、接続サーバ250を介してサービスネットワーク300と通信を行う。通信端末100が保持するプロファイルは、アクセスネットワーク200の管理者が管理するプロファイル作成装置400によって発行される。プロファイルには、アクセスネットワーク200に接続し、サービスネットワーク300と通信を行うための接続方式が複数個記載される。接続方式には、アクセスポイント210a,210bに接続するための無線LANのパラメータであるESSID(Extended Service Set Identifier)、WEP(Wired Equivalent Privacy)鍵、認証方法等が含まれる。
アクセスポイント210a,210bは、通信端末100を無線LANにより収容し、アクセスネットワーク200と接続させる転送装置である。アクセスポイント210a,210bには、無線LANのパラメータ(ESSID、WEP鍵等)が設定される。
図1に示すネットワーク通信システムにおいては、アクセスポイント210aに、ESSIDとして「Svc−a」を設定し、WEP鍵として「Key−a」を設定する。また、アクセスポイント210aは、認証方式としてMACアドレス認証を用いる。MACアドレス認証は、通信端末100の通信インターフェース部130に付与されたMACアドレスに基づいて認証を行うものであり、受信したフレームから検出したMACアドレスがアクセスポイント210aの保持する転送リストに登録されている場合は、アクセスポイント210aはそのフレームを転送するが、転送リストに登録されていない場合は、そのフレームを破棄する。
一方、アクセスポイント210bには、ESSIDとして「Svc−b」が設定され、認証方式としてIEEE802.1xEAP−TLSを用いる。この認証方式は、デジタル証明書を利用した認証方式であり、通信端末100を認証してからネットワークに接続するものである。
認証サーバ220は、通信端末100をサービスネットワーク300に接続させる際に認証を行う。認証の際には、アクセスポイント210a,210bが認証サーバ220と通信を行い、通信端末100のMACアドレスまたはデジタル証明書の情報を転送し、認証サーバ220の保持する許可リストをもとに認証が行われる。
接続サーバ250は、通信端末100をサービスネットワーク300に通信接続させる。認証サーバ220により認証された通信端末100は、アクセスポイント210a,210bおよび接続サーバ250を介してサービスネットワーク300と通信が可能となる。
次に、通信端末100について詳細に説明する。図2は、本実施の形態における通信端末の構成を示すブロック図である。同図に示す通信端末100は、プロファイル記憶部110、接続制御部120、通信インターフェース部130、認証判定部140、環境設定情報記憶部150および判定通知部160を備える。通信端末100は、演算処理装置、記憶装置、メモリ等を備えたコンピュータにより構成できるものであり、各部の処理はプログラムによって実行される。このプログラムは記憶装置に記憶されており、CD−ROM、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。なお、通信端末100は、例えばノートパソコンのような可搬型端末を想定しており、移動先の様々な場所で使用されることを想定している。以下、各部の詳細について説明する。
プロファイル記憶部110は、複数の接続方式が記載されたプロファイルを予め記憶しておく。プロファイルの詳細については後述する。
接続制御部120は、プロファイル記憶部110からプロファイルを読み出し、プロファイルに記載された接続方式を選択して、通信インターフェース部130を制御する。接続方式は、各接続方式に付与された優先順位の高いものから順に選択される。
通信インターフェース部130は、接続制御部120が選択した接続方式に従って通信接続処理を実行する。また、導通判定のための問い合わせフレームの送信、応答フレームの受信を行う。
認証判定部140は、環境設定情報記憶部150から環境設定情報を読み出し、その設定に従ってMACアドレス認証の成否の判定を行う。MACアドレス認証の判定は、通信インターフェース部130を制御して問い合わせフレームを送信し、その問い合わせフレームに対する応答フレームを受信することで行う。応答フレームか受信できた場合は、ネットワークと通信できると判断し、所定の時間内に応答フレームが受信できない場合には、ネットワークと通信ができないと判断する。
環境設定情報記憶部150は、認証判定に関する情報を記載した環境設定情報を予め記憶しておく。環境設定情報の詳細については後述する。
判定通知部160は、認証判定部140がネットワークと通信ができないと判断したときに、その旨を外部に出力し通知を行う。なお、通知のための出力手段としては、ポップアップ画面を表示させる、音を出力する、記憶装置に保存する等様々な形態をとることができる。
次に、接続方式を記載したプロファイルについて説明する。図3は、プロファイル記憶部110に記憶されるプロファイルの例を示している。プロファイルには、アクセスポイントに接続して通信を行うための設定情報が接続方式として複数個記載される。接続方式には、管理用パラメータ(接続名、優先順位、接続形態)と接続用パラメータ(ESSID、WEP、Issuer、Subject)が含まれる。
図3に示すプロファイルには、接続名「接続A」で表される接続方式と接続名「接続B」で表される接続方式の2つの接続方式が記載されている。「優先順位」は、プロファイルに記載された接続方式を使用して試行する順番を表し、本実施の形態では、小さい番号の優先順位が付与された接続方式から順番に選択する。「接続形態」には接続の際の認証方法等が記載される。
「ESSID」は、その接続方式で接続するアクセスポイントに設定された識別子を表す。「WEP」は、アクセスポイントの暗号化の鍵となる文字列を表す。
「Issuer」は、IEEE802.1xEAP−TLS認証で使用するデジタル証明書に記載された、そのデジタル証明書を発行したCA(Certificate Authority:認証局)を特定する文字列を表す。「Subject」は、上記デジタル証明書に記載されるユーザを特定する文字列を表す。
なお、接続形態によって使用されない項目については空欄となっている。
次に、認証判定の際に参照する環境設定情報について説明する。図4は、環境設定情報記憶部150に記憶される環境設定情報の例を示している。環境設定情報には認証判定部140の動作を規定する設定が記載される。環境設定情報に記載される項目は、図4に示すように、判定実施指定、サービス名称およびアクセス先名称を含む。判定実施指定の項目は、認証判定部140においてMACアドレス認証の成否の判定を行うか否かを指定するものである。図4に示す例では、認証の成否の判定を実施する値が記載されている。アクセス先名称およびサービス名称の項目は、認証判定部140が判定処理を行う際に利用するサーバおよびサービスを指定するものである。指定がない場合は、任意のサーバ、サービスを利用する。図4に示す例では、アクセス先名称、サービス名称は共に指定されていない。
次に、上記通信端末100の動作について図面を参照して説明する。図5は、本実施の形態に係る通信端末の動作を示すフローチャートである。
ユーザがサービスネットワーク300に接続を試みると、接続制御部120がプロファイル記憶部110からプロファイルを読み出し、最も優先順位の高い接続方式を選択する(ステップS1)。
接続方式の接続形態の項目を参照し、接続の手順を判定する(ステップS2)。このとき、接続形態が無線LAN+IEEE802.1xEAP−TLS認証である場合には、デジタル証明書の交換などの認証を行う(ステップS11)。
一方、接続形態が無線LANである場合には、接続方式に記載されたESSID、WEPなどを設定して通信インターフェース部130を制御し、ESSIDで指定されるアクセスポイント210a,210bとのリンクの確立を試みる(ステップS3)。
選択した接続方式によりリンクが確立できなかった場合には、ステップS1へ戻り、次に優先順位の高い接続方式を選択する(ステップS4)。
リンクが確立した場合は、認証判定部140が環境設定情報記憶部150から環境設定情報を読み出し、判定実施指定の項目を参照して導通判定を実施するか否かを判断する(ステップS5)。導通判定を行わない場合は、リンクが確立したことにより接続が成功したものとして接続処理を終了する。
一方、導通判定を行う場合は、認証判定部140が通信インターフェース部130を制御し、問い合わせフレーム(PADI:PPPoE Active Discovery Initiation)を送信し(ステップS6)、応答フレーム(PADO:PPPoE Active Discovery Offer)の受信を待つ(ステップS7)。応答フレームを待っている間に、問い合わせフレームを再送してもよい。
応答フレームを受信した場合は、リンクを確立したアクセスポイント210a,210bがフレームを破棄せずに中継したと判断できるので、接続が成功したとして接続処理を終了する(ステップS8)。
一方、所定の時間内に応答フレームが受信できない場合は、リンクを確立したアクセスポイント210a,210bがフレームを破棄したとみなし、ステップS1に戻って次の接続方式を試みるためにアクセスポイント210a,210bとのリンクを切断する(ステップS9)。
なお、次の接続方式を試みる前に、ユーザに対してリンクの確立は成功したが、サービス契約内容などによりフレームが破棄されたため通信が行えない旨の通知を行ってもよい(ステップS10)。このとき、アクセスポイント210a,210bには接続可能であり、サービスの契約を行えばネットワークと通信が可能である旨のメッセージをユーザに通知することで、サービス契約を促進する効果が期待できる。
次に、通信端末100のMACアドレスが認証サーバ220に登録されている場合の動作について具体的に説明する。図3に示すプロファイルと図4に示す環境設定情報がそれぞれプロファイル記憶部110および環境設定情報記憶部150に予め記憶されているものとする。
また、アクセスポイント210aに、ESSIDとして「Svc−a」を設定し、WEP鍵として「Key−a」を設定する。認証方式としてMACアドレス認証を用い、認証されないMACアドレスが送信元あるいは送信先であるフレームは転送せずに破棄する。
まず、接続制御部120がプロファイル記憶部110からプロファイルを読み出し、最も優先順位の高い接続方式である「接続A」を選択する(ステップS1)。「接続A」の接続形態は「無線LAN」であるので(ステップS2)、ESSIDを「Svc−a」、WEPを「Key−a」として通信インターフェース部130を制御し、ESSIDが「Svc−a」であるアクセスポイント210aとのリンクの確立を試みる(ステップS3)。
通信端末100とアクセスポイント210aとの間でリンクが確立されると、アクセスポイント210aは、通信端末100のMACアドレス(ここではMAC1とする)について認証サーバ220に対して認証要求を行う。認証サーバ220は、MAC1が登録されたものであることを確認すると、アクセスポイント210aに対して認証成功の旨を送信する。アクセスポイント210aは、MAC1の認証が成功したことを確認すると、アクセスポイント210aの保持する転送リストにMAC1を追加する。
通信端末100とアクセスポイント210aとのリンクが確立したので(ステップS4)、認証判定部140は、環境設定情報記憶部150から環境設定情報を読み出し、導通判定を実施するか否かを判断する(ステップS5)。図4に示す環境設定情報では、導通判定を実施すると設定されているので、認証判定部140は、通信インターフェース部130を制御してPADIフレームをブロードキャストで送信する(ステップS6)。
PADIフレームを受信したアクセスポイント210aは、受信したPADIフレームの送信元のMACアドレスが転送リストに含まれているか否かを検査する。ここでMAC1は転送リストに含まれているので、PADIフレームをアクセスネットワーク200へ転送する。そして、アクセスネットワーク200を介してPADIフレームを受信した接続サーバ250は、通信端末100に対してPADOフレームを送信する。アクセスポイント210aは、PADOフレームを受信し、送信先のMACアドレスが転送リストに含まれていることを確認すると、通信端末100に対してPADOフレームを転送する。
通信端末100は、PADOフレームが受信できたので、接続成功として接続処理を完了する(ステップS8)。
次に、通信端末100のMACアドレスが認証サーバ220に登録されていない場合の動作について具体的に説明する。図3に示すプロファイルと図4に示す環境設定情報がそれぞれプロファイル記憶部110および環境設定情報記憶部150に予め記憶されているものとする。
また、アクセスポイント210aに、ESSIDとして「Svc−a」を設定し、WEP鍵として「Key−a」を設定する。アクセスポイント210aは、認証方式としてMACアドレス認証を用い、認証されないMACアドレスが送信元あるいは送信先であるフレームは転送せずに破棄する。アクセスポイント210bにはESSIDとして「Svc−b」を設定する。アクセスポイント210bは、認証方式としてIEEE802.1xEAP−TLSを用いる。
まず、接続制御部120がプロファイル記憶部110からプロファイルを読み出し、最も優先順位の高い接続方式である「接続A」を選択する(ステップS1)。「接続A」の接続形態は「無線LAN」であるので(ステップS2)、ESSIDを「Svc−a」、WEPを「Key−a」として通信インターフェース部130を制御し、ESSIDが「Svc−a」であるアクセスポイント210aとのリンクの確立を試みる(ステップS3)。
通信端末100とアクセスポイント210aとの間でリンクが確立されると、アクセスポイント210aは、通信端末100のMACアドレス(ここではMAC1とする)について認証サーバ220に対して認証要求を行う。認証サーバ220は、MAC1が登録されていないので、アクセスポイント210aに対して認証失敗の旨を送信する。アクセスポイント210aは、MAC1の認証が失敗したことを確認する。このときアクセスポイント210aの転送リストにはMAC1が記載されない。
通信端末100とアクセスポイント210aとのリンクが確立したので(ステップS4)、認証判定部140は、環境設定情報記憶部150から環境設定情報を読み出し、導通判定を実施するか否かを判断する(ステップS5)。図4に示す環境設定情報では、導通判定を実施すると設定されているので、認証判定部140は、通信インターフェース部130を制御してPADIフレームをブロードキャストで送信する(ステップS6)。
PADIフレームを受信したアクセスポイント210aは、受信したPADIフレームの送信元のMACアドレスが転送リストに含まれているか否かを検査する。ここで転送リストにはMAC1が記載されていないので、アクセスポイント210aはPADIフレームを破棄する。
通信端末100は、PADOフレームの受信を待つが(ステップS7)、所定の時間以内にPADOフレームを受信できないので(ステップS8)、アクセスポイント210aとのリンクを切断する(ステップS9)。
ユーザにフレームが破棄されたことを通知し(ステップS10)、次に優先順位の高い接続方式を選択する(ステップS1)。
次に選択された「接続B」の接続形態は「無線LAN+IEEE802.1xEAP−TLS認証」であるので(ステップS2)、ステップS11の接続処理へ進む。ステップS11では、アクセスポイント210bとリンクが確立され、デジタル証明書を用いた決められた手順により認証が行われる。
したがって、本実施の形態によれば、選択した接続方式を用いてアクセスポイント210a,210bとリンクを確立した後、問い合わせフレームを送信することにより、所定の時間内に応答フレームが受信できないときには問い合わせフレームが破棄されて通信ができないものと判断できるので、接続方式を優先順位の高いものから順番に選択して接続を試行する際に、実際に通信が可能である接続方式を利用することが可能となる。
本実施の形態によれば、アクセスポイント210a,210bとリンクが確立したが、フレームが転送されずに通信ができない場合に、その旨をユーザに通知することにより、ユーザは、アクセスポイント210a,210bの圏外にいるため通信ができないのか、あるいは、サービスに契約していないため通信ができないのかを判断することが可能となる。また、ネットワーク提供事業者にとっては、サービス提供範囲内であるので、サービスの契約を行えばサービスを利用することが可能である旨のメッセージをユーザに通知して、サービス契約を促すことができる。
一実施の形態におけるネットワーク通信システムの全体を示す模式図である。 一実施の形態における通信端末の構成を示すブロック図である。 上記通信端末が保持するプロファイルを示す表である。 上記通信端末が保持する環境設定情報を示す表である。 上記通信端末の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100…通信端末
110…プロファイル記憶部
120…接続制御部
130…通信インターフェース部
140…認証判定部
150…環境設定情報記憶部
160…判定通知部
200…アクセスネットワーク
210a,210b…アクセスポイント
220…認証サーバ
250…接続サーバ
300…サービスネットワーク
400…プロファイル作成装置

Claims (9)

  1. ネットワークに接続するための接続情報を複数記述したプロファイルを予め記憶した記憶手段から前記プロファイルを読み出し、前記接続情報を1つ選択する処理と、
    前記選択する処理において選択した前記接続情報を用いて前記ネットワークに接続するアクセスポイントとリンクを確立する処理と、
    前記アクセスポイントを介して前記ネットワークに対して問い合わせフレームを送信する処理と、
    前記ネットワークから前記問い合わせフレームに対する応答フレームを受信する処理と、
    前記応答フレームを受信した場合には前記ネットワークと通信可能であると判定し、所定の時間内に前記応答フレームを受信しなかった場合には前記ネットワークと通信ができないと判定する処理と、
    前記判定する処理において前記ネットワークと通信ができないと判定した場合に、前記プロファイルから別の接続情報を選択する処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする通信接続プログラム。
  2. 前記判定する処理において前記ネットワークと通信ができないと判定した場合に、その旨を外部に出力し通知する出力処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1記載の通信接続プログラム。
  3. 前記リンクを確立する処理においてリンクが確立した場合、導通判定の実施に関する設定情報を記憶した設定記憶手段から前記設定情報を読み出して導通判定を実施するか否か判断する処理をコンピュータに実行させ、
    前記問い合わせフレームを送信する処理は、前記導通判定の実施を判断する処理において前記導通判定を実施すると判断した場合に前記問い合わせフレームを送信し、
    前記判定する処理は、前記導通判定の実施を判断する処理において前記導通判定を実施しないと判断した場合は前記ネットワークと通信可能であるとみなすこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の通信接続プログラム。
  4. ネットワークに接続するための接続情報を複数記述したプロファイルを予め記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段から前記プロファイルを読み出し、前記接続情報を1つ選択する選択手段と、
    前記接続制御手段が選択した前記接続情報を用いて前記ネットワークに接続するアクセスポイントとリンクを確立する接続手段と、
    前記アクセスポイントを介して前記ネットワークに対して問い合わせフレームを送信する送信手段と、
    前記ネットワークから前記問い合わせフレームに対する応答フレームを受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記応答フレームを受信した場合には前記ネットワークと通信可能であると判定し、前記受信手段が所定の時間内に前記応答フレームを受信しなかった場合には前記ネットワークと通信ができないと判定して前記選択手段に別の接続情報を選択させる判定手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  5. 前記判定手段が前記ネットワークと通信ができないと判定した場合に、その旨を外部に出力し通知する出力手段をさらに有することを特徴とする請求項記載の通信装置。
  6. 導通判定の実施に関する設定情報を記憶した設定記憶手段と、
    前記接続手段がリンクが確立した場合、前記設定記憶手段から前記設定情報を読み出して導通判定を実施するか否か判断する実施判断手段と、をさらに有し、
    前記送信手段は、前記実施判断手段が導通判定を実施すると判断した場合に前記問い合わせフレームを送信し、
    前記判定手段は、前記実施判断手段が導通判定を実施しないと判断した場合は前記ネットワークと通信可能であるとみなすこと
    を特徴とする請求項4又は5記載の通信装置。
  7. 選択手段により、ネットワークに接続するための接続情報を複数記述したプロファイルを予め記憶した記憶手段から前記プロファイルを読み出し、前記接続情報を1つ選択するステップと、
    接続手段により、前記選択するステップにおいて選択した前記接続情報を用いて前記ネットワークに接続するアクセスポイントとリンクを確立するステップと、
    送信手段により、前記アクセスポイントを介して前記ネットワークに対して問い合わせフレームを送信するステップと、
    受信手段により、前記ネットワークから前記問い合わせフレームに対する応答フレームを受信するステップと、
    判定手段により、前記応答フレームを受信した場合には前記ネットワークと通信可能であると判定し、所定の時間内に前記応答フレームを受信しなかった場合には前記ネットワークと通信ができないと判定するステップと、
    前記判定するステップにおいて前記ネットワークと通信ができないと判定した場合に、前記選択手段により、前記プロファイルから別の接続情報を選択するステップと、
    を有することを特徴とする通信接続方法。
  8. 通知手段により、前記判定するステップにおいて前記ネットワークと通信ができないと判定した場合に、その旨を外部に出力し通知するステップをさらに有することを特徴とする請求項記載の通信接続方法。
  9. 実施判断手段により、前記リンクを確立するステップにおいてリンクが確立した場合、導通判定の実施に関する設定情報を記憶した設定記憶手段から前記設定情報を読み出して導通判定を実施するか否か判断するステップをさらに有し、
    前記問い合わせフレームを送信するステップは、前記導通判定の実施を判断するステップにおいて前記導通判定を実施すると判断した場合に前記問い合わせフレームを送信し、
    前記判定するステップは、前記導通判定の実施を判断するステップにおいて前記導通判定を実施しないと判断した場合は前記ネットワークと通信可能であるとみなすこと
    を特徴とする請求項7又は8記載の通信接続方法。
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