JP3789835B2 - 水中攪拌装置 - Google Patents
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Description
【発明の技術分野】
本発明は、例えば厨房排水の処理に供せられる、水中攪拌装置に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
ポンプの吸込作用を用いて表層部に浮遊するスカムを吸引させるため、従来の水中攪拌装置では図3に示すよう、処理槽内に据付られた水中ポンプ103のポンプ吸込口105が、槽内水の表層部に開口された吸込ベルマウス108と連通し、吸気管112を通じて羽根裏へ大気中の空気を呼び込み、ポンプ吐出口115から気液混合攪拌流として放出させるような構造となっている。
【0003】
しかしこの構造ではスカムと同時に多量の大気を巻き込みながらポンプ吸引口105へ吸込むため、ポンプの揚水能力が著しく低下し、且つ吸引作用が不安定となるためポンプの負荷変動を大きくし、更にキャビテーションを誘発しポンプ寿命の短命化を招来する。また、上記揚水能力の著しい低下に伴ない、十分な吐出水量を供給することができず、大気吸引に必要な負圧が得られないため、十分な曝気攪拌流を生じさせることができないことになる。
【0004】
前述したポンプ吸込口105への大気の巻き込みを防止する方策として、吸込ベルマウス108の開口面を槽内水の表層部より下方へ深い位置に設定した場合は、表層部に浮遊するスカムを吸引することができず、次第にスカム層が成長するため、このスカム層の回収除去作業が別途必要となり、労力やランニングコストも増大する。また、処理槽内に据付られた構造であるため、水中ポンプ103の故障時やメンテナンス時には、その都度槽内の汚水を排水して該水中ポンプ103を槽底から取り外さなければならず、非常に手間が掛かるという欠点がある。
【0005】
【発明の目的】
本発明の目的は、厨房排水の悪臭防止や排水処理用として好適で、メンテナンス性に優れ且つ長寿命で高性能な水中攪拌装置を提供することにある。
【0006】
【発明の構成】
本発明に係る請求項1記載の水中攪拌装置では、ポンプ吸込口または該ポンプ吸込口と接続される吸込ベンドの吸込口が槽内水の中層部に開口されるよう処理槽内に水中ポンプを設置し、槽内水の表層部に開口された吸引口から気液吸引管を導下させ、ノズルを下向き姿勢に保持させたエジェクタの吸引部に前記導下された気液吸引管を接続し、前記水中ポンプのポンプ吐出口から上導された吐出導管を逆U字状に折返してその導下先端部を前記エジェクタの一次側に接続し、該エジェクタの二次側から導下されて横方向へ曲成された放出管の終端を側開型の気液放出口に形成したことを特徴とする。本発明に係る請求項2記載の水中攪拌装置では、吸込ベンドの吸込口が槽内水の中層部に開口されるよう処理槽内に吸込ベンドを設置し、処理槽内に立設された昇降ガイドの案内により水中ポンプが下降したとき、ポンプ吸込口の上方部に付設された係止爪が吸込ベンドの送出口上縁部に係止して、ポンプ吸込口が前記送出口と導通した状態で水中ポンプが着脱自在に設置され、槽内水の表層部に開口された吸引口から気液吸引管を導下させ、ノズルを下向き姿勢に保持させたエジェクタの吸引部に前記導下された気液吸引管を接続し、前記水中ポンプのポンプ吐出口から上導された吐出導管を逆U字状に折返してその導下先端部を前記エジェクタの一次側に接続し、該エジェクタの二次側から導下されて横方向へ曲成された放出管の終端を側開型の気液放出口に形成したことを特徴とする。本発明に係る請求項3記載の水中攪拌装置では、槽内水の表層部に開口された吸引口の周辺に浮子を付設し、上記吸引口から導下された気液吸引管にフレキシブルパイプ部を設け、槽内水位の変動に対応して該フレキシブルパイプ部が上下方向に伸縮するよう構成したことを特徴とする。本発明に係る請求項4記載の水中攪拌装置では、上端部を大気中に開口させた吸気パイプが吸引口より導下状に挿設され、該吸気パイプの下端部が気液吸引管内へ開口されていることを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下図1および図2の実施例により説明をする。
【0008】
1は吸込口2が槽内水の中層部に開口されるよう処理槽内に定設された吸込ベンド、3は処理槽内に立設された昇降ガイド4の案内により昇降自在の水中ポンプであり、その下降時には、ポンプ吸込口5の上方部に付設された係止爪6が吸込ベンド1の送出口7の上縁に係止して、ポンプ吸込口5が送出口7と導通した状態により水中ポンプ3が処理槽内に設置されることになる。8は槽内水の表層部に開口されたベルマウス状の吸引口、図1において9は該吸引口8の周辺に付設された浮子、10は上記吸引口8から導下された気液吸引管であり、図1の実施例においては吸引口8からフレキシブルパイプ部11を介して導下され、図2の実施例においては吸引口8の直下より直接導下され且つ該吸引口8よりも高位置において上端部を大気中に開口させた吸気パイプ12を該吸引口8より導下状に挿設してその下端部を気液吸引管10内へ開口させている。13はノズル(図示せず)を下向き姿勢に保持させたエジェクタであり、該エジェクタ13の一次側と二次側との間に設けられた吸引部には前記導下された気液吸引管10が接続される。14はポンプ吐出口15から上導された吐出導管であり、上導部から逆U字状に折返してその導下先端部を前記エジェクタ13の一次側に接続する。16はエジェクタ13の二次側から導下されて横方向へ向きを変えるよう曲成された放出管であり、横方向へ導出された終端部は側開型の気液放出口17に形成されている。
【0009】
【作用】
処理槽内で水中ポンプ3を駆動させると該水中ポンプ3の設置態様により、吸込ベンド1の吸込口2を介し、または直接ポンプ吸込口5から吸込まれた中層部の槽内水が、ポンプケーシング内の羽根車により加速されて高圧揚水となり、ポンプ吐出口15から吐出導管14を経てエジェクタ13のノズルを通じ二次側へ向けて噴出され、この噴出水の作用によりエジェクタ13の吸引部に負圧が発生して該負圧発生により、図1の実施例ではベルマウス状の吸引口8から表層部の槽内水および表層部に浮遊するスカムと適量の大気が同時に吸引され、また、図2の実施例ではベルマウス状の吸引口8から表層部の槽内水および表層部に浮遊するスカムが吸引されると共に吸気パイプ12から適量の大気が吸引され、エジェクタ13内部で吐出導管14からの前記噴出水と混合されて、これら気液吸引管10からの吸引物が気液混合流として側開型の気液放出口17から放出される。そして図1のように浮子9およびフレキシブルパイプ部11を設けた態様では、槽内水位の変動に即応でき、また、図2のように吸気パイプ12が設けられた態様では、スカム層の増大に対応した大気吸引作用が確保し得ることになる。
【0010】
【発明の効果】
本発明水中攪拌装置によれば槽内水の中層部に開口された吸込ベンド1の吸込口2または水中ポンプ3の吸込口5より吸水するため、ポンプケーシング内への空気の巻き込みがなく且つ異物の吸込みも少なく、羽根車等に大きな異物が絡み付くこともなく常に安定した吸水状態が確保でき、ポンプの負荷変動も起らず安定して高圧揚水をエジェクタ13に供給できるので、該エジェクタ13の吸引部には表層部の槽内水と表層部に浮遊するスカムおよび適量の大気を同時に吸引するのに十分な負圧が安定して得られる。更に、吸引された表層部の槽内水とスカムおよび適量の大気は、ノズルを下向き姿勢に保持させたエジェクタ13内で高圧揚水を上端の一次側から下端の二次側へ向けて噴出させる噴出流により気液混合を容易に行わせ、多量の有機物と空気を含んだ勢いのある気液混合攪拌流が得られる。また、前述の如く中層部からの空気を巻き込まない吸水によりキャビテーションの誘発もなく、且つ吸込みによる負圧変動もないためポンプ寿命も延命される。更にまた、水中ポンプ3を着脱式とすることで故障やメンテナンス時の作業性に優れたものとすることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における水中攪拌装置の構成図であって、吸引口の周辺に浮子を付設し且つ気液吸引管にフレキシブルパイプ部を設けた事例を示す。
【図2】本発明の一実施例における水中攪拌装置の構成図であって、上端部を大気中に開口させた吸引パイプを吸引口より気液吸引管へ導下状に挿設した事例を示す。
【図3】従来における水中攪拌装置の構成図である。
【符号の説明】
1 吸込ベンド
2 吸込口
3 水中ポンプ
4 昇降ガイド
5 ポンプ吸込口
6 係止爪
7 送出口
8 吸引口
9 浮子
10 気液吸引管
11 フレキシブルパイプ部
12 吸気パイプ
13 エジェクタ
14 吐出導管
15 ポンプ吐出口
16 放出管
17 気液放出口
Claims (4)
- ポンプ吸込口または該ポンプ吸込口と接続される吸込ベンドの吸込口が槽内水の中層部に開口されるよう処理槽内に水中ポンプを設置し、槽内水の表層部に開口された吸引口から気液吸引管を導下させ、ノズルを下向き姿勢に保持させたエジェクタの吸引部に前記導下された気液吸引管を接続し、前記水中ポンプのポンプ吐出口から上導された吐出導管を逆U字状に折返してその導下先端部を前記エジェクタの一次側に接続し、該エジェクタの二次側から導下されて横方向へ曲成された放出管の終端を側開型の気液放出口に形成したことを特徴とする水中攪拌装置。
- 吸込ベンドの吸込口が槽内水の中層部に開口されるよう処理槽内に吸込ベンドを設置し、処理槽内に立設された昇降ガイドの案内により水中ポンプが下降したとき、ポンプ吸込口の上方部に付設された係止爪が吸込ベンドの送出口上縁部に係止して、ポンプ吸込口が前記送出口と導通した状態で水中ポンプが着脱自在に設置され、槽内水の表層部に開口された吸引口から気液吸引管を導下させ、ノズルを下向き姿勢に保持させたエジェクタの吸引部に前記導下された気液吸引管を接続し、前記水中ポンプのポンプ吐出口から上導された吐出導管を逆U字状に折返してその導下先端部を前記エジェクタの一次側に接続し、該エジェクタの二次側から導下されて横方向へ曲成された放出管の終端を側開型の気液放出口に形成したことを特徴とする水中攪拌装置。
- 槽内水の表層部に開口された吸引口の周辺に浮子を付設し、上記吸引口から導下された気液吸引管にフレキシブルパイプ部を設け、槽内水位の変動に対応して該フレキシブルパイプ部が上下方向に伸縮するよう構成したことを特徴とする、請求項1または2に記載の水中攪拌装置。
- 上端部を大気中に開口させた吸気パイプが吸引口より導下状に挿設され、該吸気パイプの下端部が気液吸引管内へ開口されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の水中攪拌装置。
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2002
- 2002-03-18 JP JP2002074699A patent/JP3789835B2/ja not_active Expired - Lifetime
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