JP3789627B2 - 釣用水中浮き - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣り用浮きに係り、特に水中浮きに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磯釣り等で浮きを使用する釣りにおいて、たとえば図6に示すような釣り用仕掛け10を使用する。この釣り用仕掛け10では水中浮きを使用するが、その構成例として道糸(釣糸)11を順次、シモリ玉12、当たり浮き13、クッション(Oクッション)14、水中浮き15およびクッション(Tクッション)16にそれぞれ挿通させるというものである。
【0003】
この例の仕掛け10は所謂「遊動仕掛け」と称し、当たり浮き13および水中浮き15が道糸11に沿って所定範囲で移動可能になっている。また、道糸11の先端には、所謂サルカン17を介してハリス18が結合すると共に、該ハリス18の先端には釣針19が設けられている。
【0004】
かかる仕掛け10において特に水中浮き15は、黒檀等の比重が1よりも大きい木材を用いて、たとえば卵型等をはじめ種々の形状に形成される。このような水中浮き15を使用することで、仕掛け10における当たり浮き13の下側に水中浮き15が設定されるため、流れのあるポイントでも水中浮き15が沈み込んでアンカーの機能を発揮する。これにより仕掛け10を狙ったポイントあるいは棚から外さないようにすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の仕掛け10において、上述のように水中浮き15から下側、すなわちサルカン17から下のハリス部分は、図7のように水流抵抗を受けて流されてしまい、図示のように折曲する。このように糸が曲がっていると、魚が食いついたとき点線のように糸が真っ直ぐになるまでに時間がかかる。つまり当たりが伝わり難くその間に直ぐに餌をとられてしまい、また魚が食いついたとき水中浮き15の重量が抵抗となり、すぐに餌を放してしまう場合があり、釣果に著しく影響する等の問題があった。
【0006】
本発明はかかる実情に鑑み、釣り用仕掛けにおいて魚の当たりを正確に捕らえ高い釣果を期待し得る釣用水中浮きを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の釣用水中浮きは、釣用仕掛けに使用する水中浮きであって、浮き本体の中心に糸通し孔を有し、この糸通し孔の長手方向いずれか一端寄りで、かつ前記糸通し孔から外側へずれた位置に錘を設けることにより前記糸通し孔からずれた位置に重心が設定され、水中で斜め姿勢をとるようになっており、前記錘は、前記浮き本体の外周面に形成した凹陥部に嵌合固定されると共に、前記錘の反対側における前記浮き本体の外周面に、長手方向に沿ったスリットが形成されていることを特徴とする。
【0012】
【作用】
本発明によれば、浮き本体の糸通し孔に道糸が挿通し、水中浮きは仕掛けにおいて道糸に沿って移動する。この場合浮き本体の中心、すなわち糸通し孔から外側へずれた位置に錘を設けることにより糸通し孔からずれた位置に重心が設定され、これにより水中で斜め姿勢をとる。このように浮き本体を斜め状態に保つことによって、水流抵抗を受けた場合でも道糸とハリス部分をほぼ直線状に保持することができる。魚が食いついたとき、その当たりが瞬時に伝わり魚の当たりを正確に捕らえることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5に基づき、従来例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用いて、本発明による釣用水中浮きの好適な実施の形態を説明する。
【0014】
図1は、この実施形態による釣用水中浮きの構成例を示している。また、図2(A)は底面図、(B)は上面図である。この水中浮きは、前述した釣り用仕掛け10等に適用可能であり、仕掛け10における当たり浮き13の下側に設定されると共に、その下にさらにサルカン17を介してハリス18が結合する。
【0015】
浮き本体1は、好適には合成樹脂等の比重が1よりも大きい材料を用いて、たとえばボール型あるいは卵等に形成される。なお、これらの形状に限らず、種々の形状を採用し得る。浮き本体1の中心部には、道糸11を通すための糸通し孔2が貫通して形成される。後述のように糸通し孔2からずれた位置に重心が設定され、水中で斜め姿勢をとるようになっている。
【0016】
本発明によれば、糸通し孔2の長手方向いずれか一端寄りで、かつ糸通し孔2から外側へずれた位置に錘3が設けられる。この実施形態では錘3は、浮き本体1の外周面に形成した凹陥部4に嵌合固定される。錘3は好適には、真鍮等の金属材料によりたとえば図2(A)ように円形(円筒)状に形成され、適宜の接着剤によって凹陥部4に強固に固定される。
【0017】
また、本発明による釣用水中浮きにおいて、錘3の反対側における浮き本体1の外周面に、長手方向に沿ったスリット5が形成されている。この例では、図2(B)あるいは図3に示すように長手方向に沿って2条のスリット5を有する。スリット5は、たとえばV字状断面等が好ましいが、それ以外の断面形状であってもよい。
【0018】
上記構成で成る釣用水中浮きによれば、実使用において、たとえば図6に示した釣り用仕掛け10における水中浮き15の代わりにセットされる。したがって前述のように、当たり浮き13の下側で、クッション14およびクッション16間で遊動し、その下にハリス18が結合している。
【0019】
図4に示すように浮き本体1の糸通し孔2に道糸11が挿通し、水中浮きは仕掛け10において道糸11に沿って移動する。この場合浮き本体1は糸通し孔2からずれた位置に重心Gが設定され、これにより図示のように水中で斜め姿勢をとり、自然状態ではそのような傾斜姿勢を保持することができる。
【0020】
このように浮き本体1を斜め状態に保つことによって、たとえば図5のように水中の仕掛け10が水流抵抗を受けた場合でも浮き本体1は糸通し孔2が斜めになる結果、道糸11とハリス部分をほぼ直線状に保持することができる。魚が食いついたとき、当たりが釣人に伝わるまでのタイムラグをなくし、そのときの当たりが瞬時に伝わってこれを正確に捕らえることができる。
【0021】
上記の場合、浮き本体1の外周面にスリット5が形成されていることで、水の流れに乗り易くすることができ、浮き本体1の姿勢を安定的に維持することができる。同時に魚が食いつき、引き込む際に水中浮きの抵抗を軽減することができることにより、魚が餌を放すこともなくなる。
【0022】
なお、上記実施形態において糸通し孔2からずれた位置に重心を設定する方法として、錘3を設ける場合の他、たとえば該錘3とは反対側もしくは対称部位を浮き本体1よりも比重の軽い材料により形成し、またはその部分を空洞に形成する。このように構成することで浮き本体1の重心を糸通し孔2から偏寄させ、これにより水中で斜め姿勢をとらせることができる。
【0023】
また、本発明の釣用水中浮きを仕掛け10に適用した場合の例を説明したが、本発明の釣用水中浮きは、その他の態様の仕掛けや、浮きを使用する釣りにおいて効果的に適用することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種の釣用水中浮きにおいて浮き本体の中心からずれた位置に重心が設定され、これにより水中で斜め姿勢をとる。このように浮き本体を斜め状態に保つことによって、水流抵抗を受けた場合でも道糸とハリス部分をほぼ直線状に保持することができる。魚が食いついたとき、その当たりが瞬時に伝わり魚の当たりを正確に捕らえることができる。したがって食いついた魚に餌をとられて逃げられることがなく、高い釣果を期待することができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の釣用水中浮きの実施形態における側面図である。
【図2】本発明の釣用水中浮きの実施形態を示す(A)は底面図、(B)は上面図である。
【図3】本発明の釣用水中浮きの実施形態を示す(A)および(B)はそれぞれ図1の矢印AおよびB方向から見た図である。
【図4】本発明の釣用水中浮きの実施形態における作用を示す断面図である。
【図5】本発明の釣用水中浮きの実施形態における水中における作用を示す仕掛けの全体図である。
【図6】従来の水中浮きに係る仕掛けの構成例を示す図である。
【図7】従来の水中浮きの作用を示す図である。
【符号の説明】
1 浮き本体
2 糸通し孔
3 錘
4 凹陥部
5 スリット
10 仕掛け
11 道糸(釣糸)
12 シモリ玉
13 当たり浮き
14,16 クッション
17 サルカン
18 ハリス

Claims (1)

  1. 釣用仕掛けに使用する水中浮きであって、
    浮き本体の中心に糸通し孔を有し、この糸通し孔の長手方向いずれか一端寄りで、かつ前記糸通し孔から外側へずれた位置に錘を設けることにより前記糸通し孔からずれた位置に重心が設定され、水中で斜め姿勢をとるようになっており、前記錘は、前記浮き本体の外周面に形成した凹陥部に嵌合固定されると共に、前記錘の反対側における前記浮き本体の外周面に、長手方向に沿ったスリットが形成されていることを特徴とする釣用水中浮き。
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