JP3099559U - あたりうき - Google Patents

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Abstract

【課題】老若男女、初心者からベテラン迄、誰にでも簡単に魚釣の魚が餌を捕食した状態を視覚的に明確に確認できる浮を提供する。
【解決手段】円球型の浮の中心を軸とし、その軸の両端の一方に円球の外軸方向に棒状の錘1を付け、錘を付けた軸の正反対方向の軸と円球の外側に紐5を取り付け、そ紐を釣糸8に連結し、円球型の浮を水に浮かべた場合、錘の付いた方が水中に没するのでその状態の浮の表面を上部の半球と下部の半球をそれぞれ異なる色に塗り分け、魚が捕食した場合釣糸が下方に引かれるので浮が反転し、浮の半球の色が視覚的に変化、更に棒状の錘部が水面に現れるので、視覚的に魚の捕食を確認できる。
【選択図】図1

Description

 本考案は魚釣りに使用する浮の形状とその使用方法に関する
 従来の魚釣りに使用される浮は、魚が餌を捕食した状態所謂「あたり」を捉えるには、浮の微妙な動きや水中に引き込まれる状態をキャッチするものであった。他に浮に釣糸を挿通し、直接仕掛けを連結し、魚の捕食により釣糸が下方に引かれて浮が回転するものもある。
特開平09−275866号公報
 しかしながら、以上によれば初めて魚釣りをする人や子供には、この魚が餌を捕食した状態を見分けるのが難しかった。また、例えば特開平09−275866号は、浮本体に釣糸を挿通(取付け)するので、釣糸や仕掛け全体の重さ、餌の重さ等の負荷が、直接浮にかかって浮が寝てしまう。またこの負荷を相殺してなお浮の釣糸挿通(取付け)部を常に鉛直上方に維持する為には、相応の重さの錘をつけねばならないが、錘が重すぎると、釣糸が水中に引かれても浮は回転せず、錘が下方に位置した状態の侭水没する。
 そこで、本考案は海・川・湖・沼などの様々なフイ−ルドでしかも水面付近から水底までの多様なタナに合せられ、釣りの対象は小魚から大きな魚まで且つシンプルで使用方法・取り外し交換が簡単で老若男女、初心者からベテラン迄、誰でも簡単に魚が捕食した状態を視覚的に捉えられる浮を提供することを課題とする。
 以上の課題を解決するために、請求項1の考案は、円球型の浮の中心を軸とし、その軸の両端の一方に円球の外方向に棒状の錘を付け、錘を付けた軸の正反対方向の軸と円球の外側に紐を取付け、その紐を釣糸に連結し、円球型の浮を水に浮かべた場合、錘のついた方が水中に没するので、その状態の浮の上部の半球と下部の半球をそれぞれ異なる色に塗り分け、魚が捕食した場合釣糸が下方に引かれるので浮が反転し、浮の半球の色が変化、更に棒状の錘部が水面に現れるので、視覚的に魚の捕食を確認できる。
  また、請求項2の考案は円球型の浮に取付ける棒状の錘を、浮本体と異なる色に塗り分けることを特徴とする魚釣り浮である。
 この考案によれば、魚釣りにおいて、初心者からベテランまで誰でも簡単に魚の捕食を視覚的に明確に確認することができる。
 この考案の一実施形態を、図1に示す。
 1は棒状にした錘で、先端に重心が寄る様にする、また視覚的に捉え易い色を塗る。2は円球型の浮の半球で視覚的に判別し易い色を塗る。3は同じ浮の残りの半球で、2とは視覚的に明確に異なる色を塗る。4は浮を釣糸に連結するための紐を取付ける接点。5は浮を釣糸に連結するための紐。7は紐(5)を釣糸に連結するための器具。6は釣糸(道糸)。8は浮を連結する器具を釣糸に遊動連結するためのゴム管(市販品)。9は仕掛。10は釣針。(1)は浮き本体の浮力によってその長さ、重さを調節する必要がある。
(1)の錘は重過ぎると、魚が餌を捕食し引いた場合にも(1)が水中に没した状態の侭沈む(反転しない)。
(5)の紐は長過ぎても短か過ぎても、有効に作用しない。紐の太さ・張りによって調節する必要がある。試作品の場合円周の1/3即ち直径の長さがベストであった。
水中に仕掛けを浮遊させて使用する場合は、仕掛けに取付ける餌・水中浮・水中錘などに応じて本浮の大きさ(浮力)を取替えて使用する。
図1の錘(1)は細い棒の先端に錘を装着しても可である。
7および8は浮本体の機能を損なうものでなければ其の形式を問わない。
魚釣りの際に、この発明した浮と竿との間に、この発明した浮から50cmから100cm位の個所に道糸を浮かせる別の浮(しもり浮・円球浮)を1個装着することにより、この発明した浮の作用効果がより充分に発揮し易くなる。
 この考案によれば,図1の(B)のように、魚が餌を捕食したとき、⇒の方向に力が働き、浮接点(4)が下方に引かれる結果浮全体が反転し浮部(3)が水中に入り、浮部(2)と錘(1)が水面に現れる。この時浮の色と錘の色と形が変化して視覚的に明確に捉えられるので、魚が捕食した状態が解かる。浮本体に直接仕掛けを装着しないので、餌や仕掛けなどの重さや潮の影響を受け難い。また、水面付近から水底までの多様なタナに合せられる。
 図2は魚釣仕掛けを水底に着地させる釣り方の場合の使用方法で、浮下が多少長めであっても浮が流れて糸が張った状態を保つので十分対応する。
(A)は浮を釣糸に装着し水中に投下し魚の捕食を待つ状態(B)は魚が餌を捕食した結果⇒の方向に力が働き、浮が反転した状態。 (11)は魚釣仕掛けを水底に着地させて釣る場合の錘。
符号の説明
1.錘。
2.円球型浮の半球で色分けするために区別。
3.円球型浮の半球で色分けするために区別。
4.浮を釣糸に連結する紐を取付ける浮の接点。
5.浮を釣糸に連結する紐。
6.紐(5)を釣糸に連結するための器具。
7.器具(6)を釣糸に遊動連結するためのゴム管。
8.釣糸(道糸)。
9.仕掛け糸。
10.釣針。
11.仕掛けを水底に着地させるための錘。

Claims (2)

  1.  水面に浮かべる魚釣り浮で、円球型の浮の中心を軸とし、その軸の両端の一方に円球の外軸方向に棒状の錘を付け、錘を付けた軸の正反対方向の軸と円球の外側に紐を取付け、その紐を釣糸に連結し、円球型の浮を水に浮かべた場合、錘の付いた方が水中に没するのでその状態の浮の表面を上部の半球と下部の半球をそれぞれ異なる色に塗り分け、魚が捕食した場合釣糸が下方に引かれるので浮が反転し、浮の半球の色が視覚的に変化、更に棒状の錘部が水面に現れるので、視覚的に魚の捕食を確認できる浮。
  2.  円球型の浮に取付ける棒状の錘を、浮本体と異なる色に塗り分け、魚が捕食し釣糸が下方に引かれて浮が反転し、棒状の浮きが水面に現れて、視覚的に魚の捕食を確認できる請求項1または2記載の浮。
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