JP3789381B2 - ニット製品用ハンガー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クリーニング時にセータやカーデガンなどのニット製品をハンガーに吊す際に重みで肩の部分がずり落ちないようにしたニット製品用ハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】
大手のクリーニング工場では、洗いから仕上げ、包装、分配までの工程が機械化されており、その間、服をハンガーに掛けてコンベアで流している。しかし、セーターなどのニット製品類は、ハンガーに掛けるとその重みで肩の部分が伸びるので、型くずれしないように、畳んで別のラインで流している。
【0003】
このようなニット製品専用の別のラインを設けることは、一般の衣料のラインと併設することになるので設備投資や維持管理の面でコストアップにつながる。
【0004】
ニット製品類の滑り止めや型くずれを防止するために、いろいろなハンガーが提案されている。
【0005】
図3(a)は実用新案登録第3008099号公報に記載されているような、針金または合成樹脂製のハンガー10に発泡ポリウレタン製のカバー11を付けたものである。また、同様の形状のハンガーとして、実用新案登録第3022182号公報に開示されたような、合成樹脂により成型されたハンガー本体の表面に短繊維を密に起立状に接着した植毛を施したハンガーがある。
【0006】
しかし、このような肩部を滑り難くしたハンガー10では、カバー11を別に設けたり、植毛を施さなければならないので、部品点数が多くなったり加工コストが掛かるため、多数の衣料のクリーニングを取り扱う業者にとっては負担が大きい。また、これらのハンガーでは肩部が滑りにくくなっているため、ニット製品をハンガーに通しづらい。また肩部はハンガーに残るけれども、袖は支持されないため自重で伸び、型くずれするという問題がある。
【0007】
図3(b)はニット製品の掛け方に工夫をしたものであり、ハンガー10の横棒の部分にニット製品の袖の部分を中に折り込み、縦方向は二つ折りにしてハンガーに掛けるようにしたものである。しかし、この方法ではニット製品に折り目が付き、分厚くなるため嵩張り、また見た目が悪いという問題がある。
【0008】
図3(c)は別の折り方をしたものであり、ハンガー10に掛けたニット製品の袖をクロスにして肩に掛けるようにしたものである。しかし、この方法では振動で袖が外れ、見た目も悪い。
【0009】
図3(d)はハンガー10にバッグ12を設け、ニット製品を畳んで包装し、バッグ12の中に入れるようにしたものである。しかし、この方法では、畳んで包装するための別ラインを必要とする。またバッグ12が嵩張るという問題がある。
【0010】
図4は実開昭63−202378号公報に開示されたハンガーを示すもので、このハンガー21は、肩部24に当接される抑制部23と、この抑制部23に延設されるガイド部25とを備えた抑制部材22をハンガー首部26から両肩部24上に向け突設し、ガイド部25を介してニット製品の肩部を抑制部23の下方へ挿通することで、抑制部23の弾力でニット製品の肩部の滑り止めを行うようにしたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示すハンガー21では、滑りやすい合成樹脂製の肩部24にニット製品を掛け、抑制部23でニット製品の首部を挟んでずり下がらないようにしているだけであり、袖の自重により肩から腕の部分に相当する箇所が伸び、型くずれがするという問題がある。
【0012】
本発明が解決しようとする課題は、ニット製品類が、首部や袖が伸びることなく、見た目も優れたニット製品用ハンガーを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明のニット製品用ハンガーは、両肩部およびフック部を有する合成樹脂製のハンガーにおいて、前記両肩部の下方に、横方向の一方が開放した袖挟み片を連設したものである。
【0014】
このニット製品用ハンガーにニット製品を掛ける際、両肩部にニット製品の肩部を掛け、袖は一旦肩部に掛けて袖の先を袖挟み片に通すことにより、ニット製品の袖の重量はハンガーの両肩部で受け止められ、袖の先が袖挟み片に通されているため両肩部に掛かっている袖がずり落ちることはない。
【0015】
前記袖挟み片は、前記両肩部の下方に連設された横バーに形成することができ、横バーで両肩部と袖挟み片の強度が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1および図2を用いて説明する。
図1(a)は本実施の形態に係るニット製品用ハンガーの正面図、(b)は平面図である。図において、本実施の形態のハンガー1は、左右両側に肩部2を有しており、上部にはフック部3が設けられている。両肩部2の下方は、横バー4で連結されており、この横バー4に、左右一対の外向き袖挟み片5が形成されている。袖挟み片5の開放側端部は、横バー4側に曲げて、横バー4の弾力で袖が挟まれるようにしている。このハンガー1は、ポリプロピレン等の弾力性のある合成樹脂で一体成型で製造される。両肩部2の外側端部は、なだらかに曲げられ、また幅を膨らませて、ニット製品の肩になじむようにして型くずれが無いようにしている。
【0017】
このハンガー1を用いてニット製品であるセータを掛ける方法を図2に示す。最終的には図2(a)の正面図に示すようにハンガー1の肩部2にセータの肩部が掛けられ、さらに袖部がセータの肩部に折り返して載るようにする。このような掛け方にするために、図2(b)に示すようにハンガー1の肩部をセータの肩部に通し、(c)に示すように袖部の付け根の部分を後側に折り曲げる。次いで、(d)に示すように袖の中途部を上に折り曲げ、折り曲げた袖の先端部をセータの肩部で折り曲げ、(e)に示すように前側に折り返す。折り返した袖の先端は、図2(a)に示すように袖挟み片5に通し、横バー4との間で挟む。
【0018】
このように袖を肩部から前方に折り返して袖挟み片5で挟むことにより、クリーニング工程や運送の途中の振動で袖部が肩部からずり落ちることはない。また、ニット製品の袖部の重量が肩部を伸ばす方向には働かず、型くずれをしない。さらに、セータの前側がほとんど隠れないので見た目も良くなる。このようにコンパクトにハンガー1に掛けられた状態で包装することができ、ニット製品専用の別ラインではなく、一般のクリーニングラインで流すことができる。
【0019】
【発明の効果】
上述したように、本発明においては、両肩部およびフック部を有する合成樹脂製のハンガーにおいて、前記両肩部を連結する横バーの下方に、前記横バーとの間で、前記両肩部に掛けられたニット製品の両袖の先端部を挟むための、前記ニット製品の首部から外部に露出可能な、左右一対の外向き袖挟み片を連設したことにより、ニット製品の袖の先端部を袖挟み片で挟んだ状態で通常のクリーニング、乾燥、仕上げ、包装ができ、従来のように首部や肩部が袖の重量で伸びることがなく、包装状態の見た目も良くなる。また、一つのクリーニングラインで流せるために、クリーニング工場の効率が上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本実施の形態に係るニット製品用ハンガーの正面図、(b)は平面図である。
【図2】 本実施の形態のハンガーを用いてニット製品であるセータを掛ける方法を示す説明図である。
【図3】 従来のハンガーの各例を示す説明図である。
【図4】 肩部を止める構成を有する従来のハンガーの正面図である。
【符号の説明】
1 (ニット製品用)ハンガー
2 肩部
3 フック部
4 横バー
5 袖挟み片

Claims (1)

  1. 両肩部およびフック部を有する合成樹脂製のハンガーにおいて、前記両肩部を連結する横バーの下方に、前記横バーとの間で、前記両肩部に掛けられたニット製品の両袖の先端部を挟むための、前記ニット製品の首部から外部に露出可能な、左右一対の外向き袖挟み片を連設したことを特徴とするニット製品用ハンガー。
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