JP3789191B2 - Front pillar lower structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフロントピラー下部構造に係り、特に自動車車体の車室前部の骨格部材であるフロントピラーの下部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車車体の車室前部の骨格部材であるフロントピラーの下部構造の一例が特開平8−268329号公報に示されている。
【0003】
図5に示される如く、この構造では、フロントピラー100が、フロントピラーアウタパネル102とフロントピラーインナパネル104とで構成されており、ヒンジピラー106がヒンジピラーアウタパネル108とヒンジピラーインナパネル110とで構成されている。また、ヒンジピラーアウタパネル108の上側ハット状断面部108Aは、フロントピラー100の閉断面内に延設され、重合さており、フロントピラー100の支持剛性強度を高めている。なお、フロントピラー100の閉断面内にはヒンジリインフォースメント112が配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実際のフロントピラー下部構造では、フロントピラー下部に、ワイヤーハーネスを通すための貫通穴や、組付作業用の貫通穴が穿設されている。このため、フロントピラー下部の剛性が低下し、特に、車両がオフセット衝突した場合にはフロントピラー下部の変形が大きくなる。これを防止するためには、前記貫通穴が穿設された部位に別途補強部材を追加してフロントピラー下部を補強する必要があり、組付け作業性が低下する。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、組付け作業性を低下させることなく、剛性を向上することができるフロントピラー下部構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、ヒンジ取付穴とワイヤハーネスを通すための貫通穴とが穿設されたフロントピラーアウタパネルと、
前記フロントピラーアウタパネルのワイヤハーネスを通すための貫通穴に対して車両下方側へ離間した位置に設けられた作業用の貫通穴が穿設されたフロントピラーインナパネルと、
前記フロントピラーアウタパネルの前記ヒンジ取付穴と貫通穴との形成部と、前記フロントピラーインナパネルの前記作業用の貫通穴の形成部と、の双方に側面視において重なる大きさとされたヒンジリテーナと、
を備えたことを特徴としている。
【0007】
従って、ヒンジリテーナによって、フロントピラーアウタパネルのヒンジ取付穴とワイヤハーネスを通すための貫通穴との形成部と、フロントピラーアウタパネルのワイヤハーネスを通すための貫通穴に対して車両下方側へ離間した位置に設けられたフロントピラーインナパネルの作業用の貫通穴の形成部と、の双方を補強できる。即ち、ヒンジリテーナによって、フロントピラーの下部も補強できる。このため、ヒンジリテーナの取付けのみで、フロントピラー下部補強用の別部材を取付ける必要がないので、組付け作業性を低下させることなく、フロントピラー下部の剛性を向上することができる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のフロントピラー下部構造において、前記ヒンジリテーナの前縦壁部と対向する前記フロントピラーアウタパネルの前縦壁部及びフロントピラーリインフォースメントの前縦壁部はタイヤ外周形状に沿って湾曲していることを特徴としている。
【0009】
従って、衝突時に前輪タイヤがフロントピラー下部に当接した場合には、タイヤ外周形状に沿って湾曲したヒンジリテーナの縦壁部、フロントピラーアウタパネルの前縦壁部及びフロントピラーリインフォースメントの前縦壁部によって、前輪タイヤを保持することで、フロントピラー下部に当接した前輪タイヤが、上方へ移動するのを防止できる。この結果、衝突時にロッカ部が受けるモーメントを低減できる。また、車室を大きくできる。
請求項3記載の本発明は、請求項1、2の何れか1項に記載のフロントピラー下部構造において、前輪タイヤからの荷重の作用点がロッカ部の軸線に対して上方にオフセットしていることを特徴としている。
従って、タイヤからの荷重の作用点がロッカ部の軸線に対して上方にオフセットしている場合においても、請求項1、2の何れか1項に記載の作用効果が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のフロントピラー下部構造の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0011】
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅方向内側方向を示す。
【0012】
図3に示される如く、本実施形態のフロントピラー10は、フロントピラー10の車幅方向外側部を構成するフロントピラーアウタパネル12と、フロントピラー10の車幅方向内側部を構成するフロントピラーインナパネル14と、を備えている。また、フロントピラーアウタパネル12の内側には、フロントピラーリインフォースメント16が配設されている。
【0013】
フロントピラーアウタパネル12の基部12Aの下部には、ワイヤハーネスを通すための、貫通穴18が穿設されている。また、フロントピラーリインフォースメント16の基部16Aの下部にも、ワイヤハーネスを通すための、貫通穴20が穿設されており、この貫通穴20は、フロントピラーアウタパネル12の貫通穴18と同軸位置となっている。一方、フロントピラーインナパネル14の下部には、スポット溶接等に使用する作業用の貫通穴21が穿設されている。
【0014】
図2に示される如く、フロントピラー10の下部においては、フロントピラーアウタパネル12の平断面形状が開口部を車幅方向内側へ向けたハット状となっており、前縦壁部12Bの車幅方向内側端部に形成された前フランジ12Cが、フロントピラーインナパネル14の前端縁部14Aに結合されている。また、後縦壁部12Dの車幅方向内側端部に形成された後フランジ12Eが、フロントピラーインナパネル14の後端縁部14Bに結合されており、フロントピラーアウタパネル12とフロントピラーインナパネル14とで、上下方向へ延びる閉断面部22を形成している。
【0015】
フロントピラーリインフォースメント16の平断面形状は、開口部を車幅方向内側へ向けたハット状となっており、基部16Aがフロントピラーアウタパネル12の基部12Aに接合されている。また、フロントピラーリインフォースメント16の前縦壁部16Bはフロントピラーアウタパネル12の前縦壁部12Bに接合されており、前縦壁部16Bの車幅方向内側端部に形成された前フランジ16Cが、フロントピラーアウタパネル12の前フランジ12Cとフロントピラーインナパネル14の前端縁部14Aとの間に挟持されている。フロントピラーリインフォースメント16の後縦壁部16Dはフロントピラーアウタパネル12の後縦壁部12Dに接合されており、後縦壁部16Dの車幅方向内側端部に形成された前フランジ16Eが、フロントピラーアウタパネル12の後フランジ12Eとフロントピラーインナパネル14の後端縁部14Bとの間に挟持されている。
【0016】
また、フロントピラーリインフォースメント16の内側には、ヒンジリテーナ26が配設されている。このヒンジリテーナ26の平断面形状は、開口部を車幅方向内側へ向けたコ字状となっており、基部26Aがフロントピラーリインフォースメント16の基部16Aに接合されている。また、ヒンジリテーナ26の前縦壁部26Bはフロントピラーリインフォースメント16の前縦壁部16Bに接合されており、ヒンジリテーナ26の後縦壁部26Cはフロントピラーリインフォースメント16の後縦壁部16Dに接合されている。
【0017】
図3に示される如く、ヒンジリテーナ26は、フロントピラーアウタパネル12の貫通穴18及びフロントピラーリインフォースメント16の貫通穴20より上方の位置まで延設されており、ヒンジリテーナ26の基部26Aには、貫通穴18及び貫通穴20と対向する位置に、ワイヤハーネスを通すための貫通穴30が穿設されている。また、ヒンジリテーナ26の下部は、フロントピラーインナパネル14の貫通穴21と車幅方向において重なる位置となっている。
【0018】
即ち、図1に示される如く、ヒンジリテーナ26はフロントピラーアウタパネル12の貫通穴18を形成した貫通穴形成部と、フロントピラーインナパネル14の貫通穴21を形成した貫通穴形成部と、の双方に側面視において重なる大きさとされている。
【0019】
図4に示される如く、ヒンジリテーナ26の上端部及び下端部には、それぞれ上壁部26Dと下壁部26Eとが形成されている。これらの上壁部26Dと下壁部26Eとは、それぞれフロントピラー10の下部に形成された閉断面部22(図2参照)のバルクヘッドとなっており、フロントピラー下部の断面変形を抑える働きを持っている。
【0020】
図1に示される如く、ヒンジリテーナ26の前縦壁部26Bは、前輪タイヤ32の外周形状に沿って湾曲しており、このヒンジリテーナ26の前縦壁部26Bと対向するフロントピラーアウタパネル12の前縦壁部12Bの部位及びフロントピラーリインフォースメント16の前縦壁部16Bの部位も、同様に湾曲している。
【0021】
なお、フロントピラー10の下端部は、ロッカ部40に連結されている。また、フロントピラーアウタパネル12の基部12A、フロントピラーリインフォースメント16の基部16A、ヒンジリテーナ26の基部26Aには、それぞれ貫通穴18、20、30の下方にヒンジ取付穴46が穿設されている。
【0022】
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、ヒンジリテーナ26が、フロントピラーアウタパネル12の貫通穴18及びフロントピラーリインフォースメント16の貫通穴20より上方の位置まで延設されており、貫通穴18、20と車幅方向において重なる位置となっている。また、ヒンジリテーナ26の下部が、フロントピラーインナパネル14の貫通穴21と車幅方向において重なる位置となっている。従って、ヒンジリテーナ26によって、フロントピラーアウタパネル12の貫通穴18を形成した貫通穴の形成部、フロントピラーアウタパネル14の貫通穴21を形成した貫通穴形成部及びフロントピラーリインフォースメント16の貫通穴20を形成した貫通穴成部を補強できる。即ち、ヒンジリテーナ26によってフロントピラー10の下部を補強できる。このため、フロントピラー10の下部補強用の別部材を取付ける必要がないので、組付け作業性を低下させることなく、フロントピラー下部の剛性を向上することができる。
【0023】
また、フロントピラーアウタパネル12、フロントピラーインナパネル14、フロントピラーリインフォースメント16の各板厚を厚くして、フロントピラー下部の剛性を向上する構造に比べて、フロントピラー全体の重量増加を少なくできる。
【0024】
また、本実施形態では、ヒンジリテーナ26の前縦壁部26Bが、タイヤ32の外周形状に沿って湾曲しており、このヒンジリテーナ26の前縦壁部26Bと対向するフロントピラーアウタパネル12の前縦壁部12Bの部位及びフロントピラーリインフォースメント16の前縦壁部16Bの部位も、同様に湾曲している。
【0025】
従って、図1に示される如く、衝突時に前輪タイヤ32がフロントピラー10の下部の前壁部10Aに当接し、前輪タイヤ32からの荷重(図1の矢印F)がフロントピラー10の下部の前壁部10Aに作用した場合には、この荷重Fの作用点Pが、ロッカ部40の軸線40Aに対して上方へ距離Lオフセットしている場合においても、タイヤ外周形状に沿って湾曲したフロントピラー10の下部の前壁部10Aによって、前輪タイヤ32を保持することで、フロントピラー10の下部の前壁部10Aに当接した前輪タイヤ32が、後方へ変形したフロントピラー10の下部の前壁部10Aに沿って上方へ移動するのを防止できる。この結果、衝突時にロッカ部40が受けるモーメントを低減できる。
【0026】
また、前輪タイヤ32とタイヤハウスとの間に最低限必要な間隔を形成し、且つヒンジリテーナ26の断面を一定の大きさに保って、ヒンジリテーナ26を前輪タイヤ32に近づけた場合、ヒンジリテーナ26の前縦壁部26Bを前輪タイヤ32の外周形状に沿って湾曲させることにより、ヒンジリテーナ26の車両後側壁部を最も車両前方に配置できる。従って、車室を大きくすることができ、車の外形意匠の自由度が増加する。逆に、ヒンジリテーナ26の前縦壁部26Bが平面の場合には、ヒンジリテーナ26の上下端が前輪タイヤ32と離れるため、その分ヒンジリテーナ26の車両後側壁部が車両後方の位置になるため、車室が狭くなる。
【0027】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
【0028】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、ヒンジ取付穴とワイヤハーネスを通すための貫通穴とが穿設されたフロントピラーアウタパネルと、フロントピラーアウタパネルのワイヤハーネスを通すための貫通穴に対して車両下方側へ離間した位置に設けられた作業用の貫通穴が穿設されたフロントピラーインナパネルと、フロントピラーアウタパネルのヒンジ取付穴と貫通穴との形成部と、フロントピラーインナパネルの作業用の貫通穴の形成部と、の双方に側面視において重なる大きさとされたヒンジリテーナと、を備えたため、組付け作業性を低下させることなく、剛性を向上することができるという優れた効果を有する。
【0029】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のフロントピラー下部構造において、ヒンジリテーナの前縦壁部と対向するフロントピラーアウタパネルの前縦壁部及びフロントピラーリインフォースメントの前縦壁部はタイヤ外周形状に沿って湾曲しているため、請求項1記載の効果に加えて、衝突時にロッカ部が受けるモーメントを低減できると共に、車室空間を広くできるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明は、請求項1、2の何れか1項に記載のフロントピラー下部構造において、タイヤからの荷重の作用点がロッカ部の軸線に対して上方にオフセットしているため、タイヤからの荷重の作用点がロッカ部の軸線に対して上方にオフセットしている場合においても、請求項1、2の何れか1項に記載の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るフロントピラー下部構造を示す概略側面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るフロントピラー下部構造を示す車両前方斜め外側から見た分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るフロントピラー下部構造のヒンジリテーナを示す車両前方斜め外側から見た斜視図である。
【図5】従来の実施形態に係るフロントピラー下部構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 フロントピラー
12 フロントピラーアウタパネル
14 フロントピラーインナパネル
16 フロントピラーリインフォースメント
18 ワイヤハーネスを通すための貫通穴
20 ワイヤハーネスを通すための貫通穴
21 作業用の貫通穴
26 ヒンジリテーナ
26B 前縦壁部
30 ワイヤハーネスを通すための貫通穴
32 前輪タイヤ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a front pillar lower structure, and more particularly to a front pillar lower structure which is a skeleton member of a front part of a vehicle body of an automobile body.
[0002]
[Prior art]
An example of a lower structure of a front pillar, which is a skeleton member in the front part of a passenger compartment of an automobile body, is disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 8-268329.
[0003]
As shown in FIG. 5, in this structure, the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in an actual front pillar lower structure, a through hole for passing a wire harness and a through hole for assembly work are formed in the lower part of the front pillar. For this reason, the rigidity of the lower part of the front pillar is lowered, and particularly when the vehicle collides with an offset, the deformation of the lower part of the front pillar is increased. In order to prevent this, it is necessary to reinforce the lower portion of the front pillar by adding a separate reinforcing member to the portion where the through hole is drilled, which lowers the assembly workability.
[0005]
An object of the present invention is to provide a front pillar lower structure capable of improving rigidity without deteriorating assembly workability in consideration of the above facts.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention according to
A front pillar inner panel in which a working through hole is provided at a position spaced apart from the vehicle lower side with respect to the through hole for passing the wire harness of the front pillar outer panel;
A hinge retainer having a size overlapping with both the forming portion of the hinge mounting hole and the through hole of the front pillar outer panel and the forming portion of the working through hole of the front pillar inner panel in a side view ;
It is characterized by having.
[0007]
Therefore, the hinge retainer is located at a position separated from the vehicle lower side with respect to the formation portion of the hinge mounting hole of the front pillar outer panel and the through hole for passing the wire harness, and the through hole for passing the wire harness of the front pillar outer panel. It is possible to reinforce both the through-hole forming portion for the work of the front pillar inner panel provided in . That is, the lower part of the front pillar can be reinforced by the hinge retainer. For this reason, since it is not necessary to attach a separate member for reinforcing the front pillar lower part only by attaching the hinge retainer, the rigidity of the lower part of the front pillar can be improved without deteriorating the assembling workability.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the front pillar lower structure according to the first aspect, the front vertical wall portion of the front pillar outer panel and the front vertical wall portion of the front pillar reinforcement facing the front vertical wall portion of the hinge retainer. Is characterized by being curved along the tire outer peripheral shape.
[0009]
Therefore, when the front tire comes into contact with the lower part of the front pillar at the time of a collision, the vertical wall part of the hinge retainer curved along the tire outer peripheral shape, the front vertical wall part of the front pillar outer panel, and the front vertical wall of the front pillar reinforcement By holding the front wheel tire by the portion , it is possible to prevent the front wheel tire in contact with the lower portion of the front pillar from moving upward. As a result, the moment that the rocker part receives during a collision can be reduced. Moreover, the passenger compartment can be enlarged.
According to the third aspect of the present invention, in the front pillar lower structure according to any one of the first and second aspects, the point of application of the load from the front tire is offset upward with respect to the axis of the rocker portion. It is characterized by that.
Therefore, even when the point of application of the load from the tire is offset upward with respect to the axis of the rocker part, the effect described in any one of
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
One embodiment of the front pillar lower structure of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0011]
In the figure, the arrow FR indicates the vehicle front direction, the arrow UP indicates the vehicle upward direction, and the arrow IN indicates the vehicle width direction inner side direction.
[0012]
As shown in FIG. 3, the
[0013]
A through
[0014]
As shown in FIG. 2, in the lower part of the
[0015]
The flat cross-sectional shape of the
[0016]
A
[0017]
As shown in FIG. 3, the
[0018]
That is, as shown in FIG. 1, the
[0019]
As shown in FIG. 4, an
[0020]
As shown in FIG. 1, the front
[0021]
The lower end portion of the
[0022]
Next, the operation of this embodiment will be described.
In the present embodiment, the
[0023]
Further, the increase in the weight of the entire front pillar can be reduced as compared with the structure in which the thickness of each of the front pillar
[0024]
Further, in this embodiment, the front
[0025]
Accordingly, as shown in FIG. 1, the
[0026]
Further, when the minimum necessary gap is formed between the
[0027]
Although the present invention has been described in detail with respect to specific embodiments, the present invention is not limited to such embodiments, and various other embodiments are possible within the scope of the present invention. there it is Ru clear der to those skilled in the art.
[0028]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, there is provided a front pillar outer panel having a hinge mounting hole and a through hole for passing a wire harness, and a vehicle lower side with respect to the through hole for passing the wire harness of the front pillar outer panel. A front pillar inner panel provided with a work through hole provided at a position spaced apart from each other , a formation portion of a hinge mounting hole and a through hole of the front pillar outer panel, and a work through hole for the front pillar inner panel And a hinge retainer having a size that overlaps both of the forming portions in a side view, and thus has an excellent effect that the rigidity can be improved without deteriorating the assembling workability.
[0029]
According to a second aspect of the present invention, in the front pillar lower structure according to the first aspect, the front vertical wall portion of the front pillar outer panel facing the front vertical wall portion of the hinge retainer and the front vertical wall portion of the front pillar reinforcement are tires. Since it is curved along the outer peripheral shape, in addition to the effect of the first aspect, the moment received by the rocker part at the time of a collision can be reduced and the vehicle compartment space can be widened.
According to the third aspect of the present invention, in the front pillar lower structure according to any one of the first and second aspects, the point of application of the load from the tire is offset upward with respect to the axis of the rocker portion. Even when the point of application of the load from the tire is offset upward with respect to the axis of the rocker portion, the effect described in any one of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side view showing a front pillar lower structure according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line 2-2 of FIG.
FIG. 3 is an exploded perspective view of the lower structure of the front pillar according to the embodiment of the present invention as seen from the obliquely outer front side of the vehicle.
FIG. 4 is a perspective view showing a hinge retainer having a front pillar lower structure according to an embodiment of the present invention, as viewed from the obliquely outer front side of the vehicle.
FIG. 5 is an exploded perspective view showing a front pillar lower structure according to a conventional embodiment.
[Explanation of symbols]
10
Claims (3)
前記フロントピラーアウタパネルのワイヤハーネスを通すための貫通穴に対して車両下方側へ離間した位置に設けられた作業用の貫通穴が穿設されたフロントピラーインナパネルと、
前記フロントピラーアウタパネルの前記ヒンジ取付穴と貫通穴との形成部と、前記フロントピラーインナパネルの前記作業用の貫通穴の形成部と、の双方に側面視において重なる大きさとされたヒンジリテーナと、
を備えたことを特徴とするフロントピラー下部構造。 A front pillar outer panel in which a hinge mounting hole and a through hole for passing a wire harness are drilled;
A front pillar inner panel in which a working through hole is provided at a position spaced apart from the vehicle lower side with respect to the through hole for passing the wire harness of the front pillar outer panel;
A hinge retainer having a size overlapping with both the forming portion of the hinge mounting hole and the through hole of the front pillar outer panel and the forming portion of the working through hole of the front pillar inner panel in a side view ;
Front pillar lower structure characterized by comprising
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