JP3788871B2 - 自動開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車両や昇降機等のドアパネルをモータ等の駆動力で開閉する自動開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワゴンやバン等の車両では、モータ等の駆動手段の駆動力によってドアパネルを車両の前後方向に沿ってスライドさせて開閉する自動スライドドア装置がある。
【0003】
また、このような自動スライドドア装置には、ドアパネルの閉移動方向側端部に沿って感圧センサを設け、閉移動中のドアパネルがドアパネルの移動軌跡上の異物を押圧した際の異物からの押圧反力を感圧センサで検出して異物の挟み込み状態を検知し、例えば、ドアパネルのスライドを停止させたり、或いは、ドアパネルを再び開移動させたりする挟み込み検出装置(圧力検出装置)を備えた自動スライドドア装置も考案されている。
【0004】
このような挟み込み検出装置(圧力検出装置)に適用される感圧センサは、ドアパネルの閉移動方向側の端部に沿って、車両の上下方向に長手とされており、ドアパネルの内側に配線されて車体側のコンピュータや制御回路へ直接、或いは間接的に接続されたリード線をドアパネルの閉移動方向側の端部から外部へ引き出し、感圧センサの上端部若しくは下端部に接続することで、感圧センサが車体側のコンピュータや制御回路へ接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のリード線をドアパネルの内側から引き出すには、ドアパネルの内外を連通する開口をドアパネルの閉移動方向側の端部に設けなくてはならないが、リード線引き込み用の孔を特別に設けることで、ドアパネルの見栄え(外観)が悪くなると共に、ドアパネルの製造コストが高くなる。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮して、感圧センサ近傍での外観を向上できしかもコストの安価な自動開閉装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の自動開閉装置は、駆動手段の駆動力によって開放位置から閉止位置まで移動する移動体と、前記移動体が前記閉移動する際の移動方向側の前記移動体の端部である閉移動方向側端部、又は、前記閉止位置に前記移動体が到達した状態で前記閉移動の向きに沿った前記閉移動方向端部との間を前記閉移動方向側端部と共に閉止する所定部位に設けられ、前記閉移動の向きに沿った押圧力を検出する感圧センサと、前記感圧センサが前記押圧力を検出したか否かを判定する判定手段と、前記感圧センサを前記判定手段へ電気的に接続する接続手段と、前記閉移動方向側端部及び前記所定部位の双方に取り付けられ、前記移動体が前記閉止位置に到達する直前若しくは到達時に互いに連結する一対の連結部材と、を備え、且つ、前記閉移動方向側端部及び前記所定部位のうち前記感圧センサが設けられた方に取り付けられた連結部材に引込孔を形成して、当該引込孔に前記接続手段を引き込み、前記閉移動方向側端部及び前記所定部位のうち前記感圧センサが設けられていない方に取り付けられた連結部材とは反対側へ前記接続手段を導くことを特徴としている。
【0008】
上記構成の自動開閉装置によれば、開放位置から閉止位置へ向けての移動体の移動軌跡上に異物が存在する状態で、移動体が駆動手段の駆動力で閉止位置へ向けて移動すると、移動体の閉移動方向側端部に異物が当接する。ここで、本発明では、移動体の閉移動方向側端部に沿って感圧センサが設けられているか、は、移動体が閉止位置に到達した状態で閉移動方向側端部と共に閉移動方向側端部との間を閉止する所定部位に感圧センサが設けられている。前者の場合には、移動体の閉移動方向側端部が異物に当接した際の異物からの押圧反力を感圧センサが検知し、後者の場合には、異物が所定部位に接するまで移動体が異物を押圧し、移動体が異物を介して感圧センサを押圧した際の押圧力を検知する。これにより、本自動開閉装置では移動体の移動軌跡上異物を検知でき、例えば、異物を検知した際に警報を発したり、駆動手段を停止させて移動体を停止させたり、或いは、駆動手段を反転駆動させて移動体を開放位置へ向けて移動させることで、異物の挟み込みを発見でき、或いは、防止できる。
【0009】
さらに、上記構成の自動開閉装置では、移動体が閉止位置に到達する直前若しくは到達した際には、移動体の閉移動方向側端部及び上記の所定部位の各々に設けられた連結部材が互いに連結し、例えば、これらの一対の連結部材が、一方から他方へ電力を供給する給電用のジャンクションであれば、ジャンクションが連結されることで移動体及び閉止位置の何れか一方の側から他方の側へ電力が供給され、また、一対の連結部材が移動体をロックするロック部材であれば、ロック部材が互いに連結することで閉止位置で移動体がロックされる。
【0010】
ここで、移動体の閉移動方向側端部及び上記の所定部位のうち感圧センサが設けられたに取り付けられた連結部材には、引込孔が設けられており、感圧センサが押圧力を検知したか否かを判定する判定手段と感圧センサを直接或いは間接的に接続する接続手段が引込孔へ引き込まれ、移動体の閉移動方向側端部及び閉止位置のうち感圧センサが設けられていない方に取り付けられた連結部材とは反対側へ導かれている。
【0011】
このような方向へ接続手段を案内することは、連結部材とは異なる位置で移動体や上記の所定部位に引込孔のような孔を設けることでも可能であるが、本発明では、連結部材に引込孔を設けることで、連結部材とは異なる位置での孔を形成することによる外観の悪化を防止でき、形成する孔の数を減らすことでコストの軽減を図ることができる。
【0012】
請求項2記載の自動開閉装置は、請求項1記載の本発明において、前記閉移動方向側端部及び前記所定部位のうち前記感圧センサが設けられた方に取り付けられた前記接続部材は、前記感圧センサが設けられていない方に取り付けられた前記接続部材の側へ突出していると共に、前記感圧センサが設けられた方よりも突出した前記接続部材の外周部に前記引込孔形成たことを特徴としている。
【0013】
上記構成の自動開閉装置では、引込孔が形成された側の連結部材は、他方の連結部材へ向けて突出しており、その外周部に引込孔が形成されている。したがって、連結部材の突出方向に対して略直交する方向に閉止位置若しくは閉移動方向側端部に沿って接続部材を這わせれば、接続部材を這わせたままの状態で自然に引込孔へ引き込ませることができる。
請求項3に記載の自動開閉装置は、車両の側壁に形成された乗降口が開放を開放した状態から、駆動手段の駆動力によって閉移動方向へ移動して閉止位置に到達することにより前記乗降口を閉止するドアパネルと、前記閉移動方向側の前記ドアパネルの端部である閉移動方向側端部、又は、前記乗降口の内周部のうち前記閉止位置に前記ドアパネルが到達した状態で前記閉移動方向側端部と対向する対向部位に設けられ、前記閉移動の向きに沿った押圧力を検出する感圧センサと、前記感圧センサが前記押圧力を検出したか否かを判定する判定手段と、前記感圧センサを前記判定手段へ電気的に接続する接続手段と、前記閉移動方向側端部及び前記対向部位の双方に取り付けられて、前記ドアパネルが前記閉止位置に到達する直前若しくは到達時に互いに連結する一対の連結部材と、を備え、且つ、前記閉移動方向側端部及び前記対向部位のうち前記感圧センサが設けられた方に取り付けられた連結部材に引込孔を形成して、当該引込孔に前記接続手段を引き込み、前記閉移動方向側端部及び前記対向部位のうち前記感圧センサが設けられていない方に取り付けられた連結部材とは反対側へ前記接続手段を導くことを特徴としている。
上記構成の自動開閉装置によれば、車両の側壁に形成された乗降口が開放された状態で駆動手段の駆動力によってドアパネルが閉移動した際に、このドアパネルの閉移動の軌跡上に異物が存在すると、ドアパネルの閉移動方向側端部に異物が当接する。ここで、本発明では、ドアパネルの閉移動方向側端部に沿って感圧センサが設けられているか、又は、乗降口の内周部のうちドアパネルが閉止位置に到達した状態でドアパネルの閉移動方向側端部に対向する対向部位に感圧センサが設けられている。前者の場合には、閉移動するドアパネルの閉移動方向側端部が異物を押圧した際の異物からの押圧反力を感圧センサが検知し、後者の場合には、異物が上記の対向部位に接するまでドアパネルが異物を押圧し、この状態で更にドアパネルを異物が押圧した際にドアパネルが異物を介して感圧センサを押圧した際の押圧力を検知する。これにより、本自動開閉装置ではドアパネルの移動軌跡上の異物を検知でき、例えば、異物を検知した際に警報を発したり、駆動手段を停止させてドアパネルを停止させたり、或いは、駆動手段を反転駆動させて乗降口を開放する方向へ向けてドアパネルを移動させることで、異物の挟み込みを発見でき、或いは、防止できる。
さらに、上記構成の自動開閉装置では、ドアパネルが閉止位置に到達する直前若しくは到達した際には、ドアパネルの閉移動方向側端部及び上記の対向部位の各々に設けられた連結部材が互いに連結し、例えば、これらの一対の連結部材が、一方から他方へ電力を供給する給電用のジャンクションであれば、ジャンクションが連結されることでドアパネル及び閉止位置の何れか一方の側から他方の側へ電力が供給され、また、一対の連結部材がドアパネルをロックするロック部材であれば、ロック部材が互いに連結することで閉止位置でドアパネルがロックされる。
ここで、ドアパネルの閉移動方向側端部及び上記の対向部位のうち感圧センサが設けられた方に取り付けられた連結部材には、引込孔が設けられており、感圧センサが押圧力を検知したか否かを判定する判定手段と感圧センサとを直接或いは間接的に接続する接続手段が引込孔へ引き込まれ、ドアパネルの閉移動方向側端部及び閉止位置のうち感圧センサが設けられていない方に取り付けられた連結部材とは反対側へ導かれている。
このような方向へ接続手段を案内することは、連結部材とは異なる位置でドアパネルや上記の対向部位に引込孔のような孔を設けることでも可能であるが、本発明では、連結部材に引込孔を設けることで、連結部材とは異なる位置での孔を形成することによる外観の悪化を防止でき、形成する孔の数を減らすことでコストの軽減を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図8には、本発明の一実施の形態に係る自動開閉装置としての自動スライドドア装置10を備えた車両14が斜視図により示されている。
【0015】
(ドアパネル18の支持及び駆動機構の構成)
図8に示されるように、自動スライドドア装置10は側壁22(車体20)の後端側の車両上下方向中間部に設けられたスライドドアアクチュエータ24を備えている。スライドドアアクチュエータ24はハーネスやケーブル等の接続手段(図示省略)を介して車体20の前端側若しくは運転席下方のエンジンルーム(図示省略)内に配置されたバッテリーへ電気的に接続されたスライドドアモータ28を備えている。
【0016】
スライドドアモータ28の側方にはスライドドアモータ28の出力軸へ噛合したギヤを含めた複数のギヤを収納し、これらのギヤによりスライドドアモータ28の回転を減速しつつ外部の駆動プーリ30へ伝えて駆動プーリ30を回転させる減速装置32が設けられている。駆動プーリ30は略車両上下方向を軸方向としてこの軸周りに回転可能とされている。駆動プーリ30及びこの駆動プーリ30とは離間して設けられた複数の従動プーリ34には無端ベルト36が掛け回されており、スライドドアモータ28が駆動を開始して駆動プーリ30が回転すると、無端ベルト36が従動回転を開始する。
【0017】
図8に示されるように、無端ベルト36の長手方向一部にはアタッチメント38が一体的に固定されている。図10に示されるように、アタッチメント38は、その側壁部40と概ね車幅方向に沿って側壁部40に対向する側壁部42、及びアタッチメント38と側壁部42の各上端部を繋ぐ連結部44が一体とされ、全体的に下方へ向けて開口したコ字形状の部材で、側壁22の上下方向中間部に前後方向に沿って長手となるように設けられたセンターレール46の側壁部48を跨いでいる(すなわち、側壁部40は側壁部48を介して側壁部42と互いに対向している)。アタッチメント38の側壁部42は移動体としてのドアパネル18の先端部へ固定されており、センターアーム50を介してドアパネル18を構成する一対のインナパネル54(取付本体)、アウタパネル56のうちのインナパネル54へ連結されており、無端ベルト36が回転すると、その回転方向に沿ってドアパネル18がスライドする。
【0018】
ドアパネル18は、乗員乗降用として側壁22に形成された略矩形の乗降口58に対応して形成されており、乗降口58へ嵌まり込むことで乗降口58を閉止でき、この全閉状態(すなわち、特許請求の範囲で言うところの閉止位置にある状態)では、ドアパネル18のアウタパネル56の外側面と側壁22の外側面とが略面一になる。
【0019】
また、図10に示されるように、センターアーム50の先端部には概ね車幅方向に沿った方向を軸方向としてその軸周りに回転するローラ60と、概ね車両14の上下方向に沿った方向を軸方向としてその軸周りに回転する一対のローラ62とがそれぞれ軸支されている。ローラ62はその外周部がセンターレール46の底壁部64に当接し底壁部64上を転動する。これに対して両ローラ60はその外周部がセンターレール46の車幅方向外側でセンターレール46と対向するように設けられた側壁部66へ当接しており、側壁部66によって車幅方向外側への移動が制限されていると共に、側壁部66へ当接した状態で転動する。
【0020】
ここで、図9及び図10に示されるように、センターレール46の前端側は車幅方向内側へ向けて傾斜している。このため、乗降口58へ嵌まり込んだドアパネル18が車両14の後方側へ向けてスライドする際には、先ず、ローラ60がセンターレール46の前端側で側壁部66に案内されてドアパネル18が車両14の後方側へ向けてスライドしつつ車幅方向外側へ移動し、側壁22よりも車幅方向外側へドアパネル18が位置した状態から車幅方向に沿って側壁22と対向した状態で後方へスライドする。
【0021】
一方、図9に示されるように、側壁22の上端部近傍には乗降口58の上端部に沿ってアッパレール68が設けられている。図11に示されるようにアッパレール68は下方へ向けて開口した断面コ字形状とされており、その内部には概ね車両14の上下方向を軸方向とされその軸周りに回転可能にアッパアーム70の先端に軸支されたローラ72が入り込んでいる。アッパレール68は概ね車幅方向に沿って互いに対向した一対の側壁部74を有しており、ローラ72の外周部は一対の側壁部74のうちの車幅方向外側の側壁部74へ当接し、側壁部74により車幅方向外側への移動が制限されていると共に、側壁部74へ当接した状態で転動する。
【0022】
アッパアーム70の基端部はボルト等の締結手段(図示省略)によりインナパネル54の上端部近傍に固定されており、ローラ72が側壁部74により車幅方向外側への移動が制限されていることでドアパネル18の車幅方向外側への移動が制限されている。また、アッパレール68の前端側もセンターレール46と同様に車幅方向内側へ向けて傾斜しており、ローラ60がセンターレール46の前端側で側壁部66に案内される際にはローラ72がアッパレール68の前端側でアッパレール68に案内される。
【0023】
さらに、図12及び図13に示されるように、側壁22の下端部近傍には乗降口58の下端部に沿ってロアレール76が設けられている。ロアレール76は車両14の床部の一部を構成するステップ78の下方に設けられており、概ね車幅方向外側へ向けて開口した断面コ字形状とされている。
【0024】
ロアレール76の内側にはロアアーム80の先端側が入り込んでいる。ロアアーム80の先端には概ね車幅方向に沿った方向を軸方向としてその軸周りに回転するローラ82と、概ね車両14の上下方向に沿った方向を軸方向としてその軸周りに回転するローラ84とがそれぞれ軸支されている。ローラ84はその外周部がロアレール76の下壁部86に当接し下壁部86上を転動する。
【0025】
これに対してローラ82は、下方へ向けて開口した断面コ字形状のガイドレール88の内部に入り込んでいる。ガイドレール88はロアレール76の上壁部90へ固着されており、概ね車幅方向に沿って互いに対向する一対の側壁部92のうち車幅方向外側に位置する側壁部92へローラ82の外周部が当接している。ローラ82は車幅方向外側の側壁部92により車幅方向外側への移動が制限されていると共に、側壁部92へ当接した状態で転動する。また、ガイドレール88の前端側もセンターレール46と同様に車幅方向内側へ向けて傾斜しており、ローラ60がセンターレール46の前端側で側壁部66に案内される際にはローラ82がガイドレール88の前端側で側壁部92に案内される。
【0026】
すなわち、ドアパネル18はセンターアーム50のローラ62、アッパアーム70のローラ72、及びロアアーム80のローラ84を介して概ね車両14の前後方向に沿った軌道上でスライド可能に車体20へ取り付けられており、スライドドアアクチュエータ24のスライドドアモータ28が正転駆動若しくは逆転駆動することでスライドドアモータ28が車両14の後方或いは前方へ向けてスライドし、乗降口58を開閉する構成である。
【0027】
図6のブロック図に示されるように、スライドドアアクチュエータ24はリレー等の制御回路によって構成されるスライドドアドライバ94を備えており、スライドドアドライバ94を介してバッテリー26へ電気的に接続されている。スライドドアドライバ94は判定手段としてのコンピュータ96を介してバッテリー26へ接続されており、例えば、車両14の運転席の近傍に設けられた操作スイッチ98をスイッチ操作すると、そのときの操作スイッチ98のスイッチ状態に応じた信号をスライドドアドライバ94に送り、スライドドアモータ28を正転駆動又は逆転駆動させ、或いは停止させる。
【0028】
一方、自動スライドドア装置10は位置検出装置100を備えている。位置検出装置100は、例えば、周方向に沿って所定角度毎に放射状にスリット孔が形成され、スライドドアモータ28の出力軸の回転に連動して回転する円盤状のスリット盤と、このスリット盤を挟んで設けられた一対の発光素子及び受光素子(何れも図示省略)から成り、発光素子から発せられて回転するスリット盤のスリット孔を通過した光が受光素子にて受光された回数をカウントすることですることでスライドドアモータ28の出力軸の回転数、すなわち、ドアパネル18のスライド量を検知する構成となっている。
【0029】
また、図8に示されるように、自動スライドドア装置10は車体20に設けられたクローザアクチュエータ102を備えている。クローザアクチュエータ102はクローザモータ104及びクローザドライバ106を備えており、クローザドライバ106にコンピュータ96からの正転駆動信号、反転駆動信号、及び停止信号等の信号が入力されると、クローザモータ104を通電或いは通電を遮断してクローザモータ104を正転駆動、反転駆動、又は停止させる。
【0030】
(ジャンクション108、126の構成)
さらに、図9に示されるように、インナパネル52(ドアパネル18)の前端部(閉じ移動方向側端部)には連結部材としてのジャンクション108が取り付けられている。図1及び図3に示されるように、ジャンクション108は略小判形状(すなわち、平面視略長方形で且つ長手方向両端部が略半円形状に外側へ張り出した形状)とされ、ねじ110によりインナパネル54(ドアパネル18)へ固定された取付部112を備えている。取付部112はジャンクション108を前端部へ取り付けた状態で車両前方側に矩形状に開口した凹形状とされ、その内部には複数(本実施の形態では6個)の雌型コネクタ114が設けられている。雌型コネクタ114は取付部112内で略千鳥形状に配置され、且つ、各々が取付部112の中底部116を貫通している。また、取付部112には、外形状が取付部112よりも小さな嵌込部118が一体形成されている。嵌込部118は、取付部112とは反対側に開口した箱状とされており、インナパネル54(ドアパネル18)に形成された略矩形の貫通孔120に挿入される(図2参照)。貫通孔120は嵌込部118の形状に対応しているため嵌込部118を貫通孔120へ嵌め込むことはできるが、外形が嵌込部118よりも大きな取付部112は貫通孔120を貫通することはできない。
【0031】
また、図2に示されるように、嵌込部118の開口側からはインナパネル54を介して取付部112とは反対側、すなわち、インナパネル54とアウタパネル56の間に配線された複数本(本実施の形態では6本)のリード線122の一端が入り込んでおり、取付部112の中底部116を貫通した複数の雌型コネクタ114へそれぞれ電気的且つ機械的に接続されている。
【0032】
複数本のリード線122のうちの何れかは、上述したクローザモータ104へ電気的に接続されており、クローザモータ104への給電用とされている。また、クローザモータ104へ接続されたリード線122以外のリード線122のうちの何れかは、上述したクローザドライバ106へ電気的に接続されており、クローザドライバ106への信号送信用とされている。さらに、クローザモータ104及びクローザドライバ106へ接続されたリード線122以外のリード線122は、例えば、トアパネル18に設けられた窓ガラス124(図9参照)を昇降させるためのウインドレギュレータやインナパネル54の室内側で乗員の足元を照らすランプ等の電装部品や装置の給電用とされている。
【0033】
一方、図8及び図7に示されるように、車体20の乗降口58の内周部には連結部材としてのジャンクション126が設けられている。ジャンクション126は、ドアパネル18が乗降口58を閉止した状態で車両14の前後方向に沿ってジャンクション108と対向するように取り付けられている。また、ジャンクション126は、ジャンクション108の取付部112に嵌合可能な本体128を備えている。本体128はジャンクション126を車体20へ取り付けた状態で車両14の後方側へ向けて開口した箱形状とされており、ドアパネル18が乗降口58を閉止する直前の状態でジャンクション108の取付部112の開口内に挿入されて嵌まり込む。本体128の内側には複数の雄型コネクタ130が設けられている。これらの雄型コネクタ130は、各々がジャンクション108の雌型コネクタ114に対応しており、本体128がジャンクション108の取付部112の開口内に挿入されると、各雄型コネクタ130が対応する雌型コネクタ114と電気的に接続され、本体128が取付部112の開口内に完全に挿入されて、ジャンクション108とジャンクション126とが連結状態になると雄型コネクタ130と雌型コネクタ114とが連結されるようになっている。また、上記の本体128は、車体20に形成された貫通孔(図示省略)へ嵌め込まれた状態でネジ止めされており、各雄型コネクタ130は、本体128の底部を貫通して底部を介して本体128とは反対側で車体20の内部に配線された複数本のリード線(図示省略)と電気的且つ機械的に接続されている。雄型コネクタ130に接続されたリード線は、バッテリー26やコンピュータ96等に電気的に接続されている。したがって、雄型コネクタ130と雌型コネクタ114とが電気的に接続された場合に、上述したクローザドライバ106はコンピュータ96からの信号を受信でき、また、クローザモータ104にバッテリー26の電力を給電できる。
【0034】
すなわち、本実施の形態に係る自動スライドドア装置10は、ドアパネル18が全閉直前の所謂半ドアの状態となるまでドアパネル18がスライドして、ジャンクション108とジャンクション126とが連結すると、クローザドライバ106がコンピュータ96からの正転駆動信号を受信してクローザモータ104を正転駆動させ、クローザモータ104の駆動力でドアパネル18を閉じきると共に、このときまでのドアパネル18のスライド量を位置検出装置100が検出することでコンピュータ96がスライドドアドライバ94を操作してバッテリー26からスライドドアモータ28への通電を停止し、スライドドアモータ28を停止させる。なお、クローザモータ104がドアパネル18をスライドさせて閉じきりクローザアクチュエータ102のラッチスイッチ(図示省略)がこれを検出すると、リンク機構等の機械的な伝達手段を介してドアパネル18をロックする構成である。
【0035】
ここで、本実施の形態では、雄型コネクタ130と雌型コネクタ114とが機械的に連結される構成であったが、このように、機械的に連結される構成でなくてもよい。例えば、ジャンクション108の取付部112内及びジャンクション126の本体128内の少なくとも何れか一方に、車両14の略前後方向に沿ってスライド移動可能な移動接点を設け、ジャンクション126の本体128がジャンクション108の取付部112の開口へ挿入され始めた状態で上記移動接点と他方に設けられた接点(移動接点を含む)が互いに接触し、ジャンクション108の取付部112の開口へ完全に嵌まり込むまでの間のジャンクション108のジャンクション126に対する相対変位に伴い、移動接点が他方の接点と接触した状態のまま変位し、ジャンクション108の変位分のストロークを吸収する構成でもよい。
【0036】
(圧力検出装置138の構成)
図8及び図9に示されるように、本自動スライドドア装置10は圧力検出装置138を備えている。圧力検出装置138は、ドアパネル18の閉移動方向側の端部に沿って設けられた車両14の上下方向に沿って長手とされた感圧センサ140を備えている。図4に示されるように、感圧センサ140は、ゴムや軟質の合成樹脂材等、絶縁性を有する弾性材によって長尺状に形成されてセンサ本体142を構成する外皮部144を備えている。外皮部144の内部には断面十字形状の十字孔146が外皮部144の長手方向に沿って形成されている。十字孔146は外皮部144の長手方向に沿って外皮部144の中心周りに漸次変位している。
【0037】
また、外皮部144の内部には銅線等の導電性細線を縒り合わせることにより可撓性を有する長尺紐状に形成され、且つ、導電性ゴムに被服された電極としての電極線148、150、152、154が設けられている。これらの電極線148〜154はセンサ本体142を構成し、十字孔146の中央近傍で十字孔146を介して互いに離間し且つ十字孔146に沿って螺旋状に配置され、十字孔146の内周部へ一体的に固着されている。したがって、外皮部144が弾性変形することで電極線148〜154は撓み、特に、十字孔146が潰れる程度に外皮部144が弾性変形すれば、電極線148又は電極線152が電極線150又は電極線154と接触して導通する。また、外皮部144が復元すれば電極線148〜154もまた復元する。
【0038】
また、図5の回路図に示されるように、電極線148と電極線152は長手方向一方の端部で導通しており、電極線150と電極線154もまた長手方向一方の端部で導通している。一方、電極線150の長手方向他方の端部は抵抗158の一方の端子へ接続されており、電極線152の長手方向他方の端部は抵抗158の他方の端子へ接続されており、抵抗158を介して電極線150と電極線152とが電気的に接続されている。さらに、電極線148の長手方向他方の端部は、接続手段としてのリード線160に設けられた一対の導線162、164のうちの一方の導線162へ電気的に接続されており、電極線154の長手方向他方の端部は導線164へ電気的に接続され、リード線160を介してバッテリー26へ接続されている(図5の回路図では便宜上、導線162とバッテリー26とを直接接続している)。また、導線164は所定値以上の電流が流れると回路を遮断する電流検出素子166を介してバッテリー26へ接続されている。すなわち、電極線148から電極線150、電極線152を介して電極線154へ流れる電流は、通常、抵抗158を介して流れるが、仮に、外皮部144が押し潰されて電極線148又は電極線152が電極線150又は電極線154と接触して導通して短絡すると、電流は抵抗158を介さずに流れるため、例えば、一定の電圧でこの回路に電流を流していれば電流値が変化する。したがって、このときの電流値の変化を検知すれば外皮部144が押し潰されたか否か、すなわち、外皮部144に外力が作用したか否かを検知できる。また、図5に示されるように、電流検出素子166はコンピュータ96へ接続されており、電流検出素子166が回路中に所定値以上の電流が流れたこと、すなわち、電極線148又は電極線152が電極線150又は電極線154と接触して導通して短絡したことを電流検出素子166が検出すると、コンピュータ96がスライドドアドライバ94及びクローザドライバ106を操作してスライドドアモータ28及びクローザモータ104を反転駆動させる。
【0039】
図3に示されるように、上記構成のセンサ本体142は外皮部144を形成する合成樹脂材よりも低剛性の合成樹脂材若しくはゴム材により形成されたプロテクタ168によって保持されている。
【0040】
プロテクタ168は内径寸法が外皮部144の外形寸法と略等しい長尺チューブ状の保持部172を備えており、この保持部172の内部にセンサ本体142が収容されている。また、この保持部172の表面にはシリコン層(図示省略)が形成されており、冬季等の気温が低下した際に柔軟部172が凍結して硬化するのを防止している。
【0041】
一方、保持部170の外周一部には取付部174が連続して形成されている。この取付部174には車両14の後方側へ向けて開口し、且つ、保持部170の長手方向に沿って長手とされた、取付溝176が形成されている。
【0042】
さらに、このプロテクタ168の下端部にはモールド178が設けられている。モールド178は合成樹脂材により形成されており、プロテクタ168の下端部から引き出された抵抗158と電極線150及び電極線152との接続部分及び電極線150、152とリード線160の導線162、164との接続部分を被覆して保護している。さらに、このモールド178の内部で電極線150、152と接続されたリード線160の導線162、164は、モールド178の内部で屈曲され、ドアパネル18の上端側へ向けて折り返されている。折り返されたリード線160はモールド178から引き出され、プロテクタ168に沿ってインナパネル54(ドアパネル18)の前端部に配線されている。
【0043】
ここで、図1及び図2に示されるように、ジャンクション108の取付部112の幅方向一方の端部には引込孔180が形成されている。図2に示されるように、引込孔180は中底部116を介して取付部112の開口側とは反対側の内部空間、及び嵌込部118の内部空間(以下、これらの内部空間を総称してジャンクション108の裏面側内部空間と称する)と連通している。プロテクタ168に沿ってインナパネル54(ドアパネル18)の前端部に配線されたリード線160の先端側は、引込孔180を貫通してジャンクション108の裏面側内部空間に入り込み、ジャンクション108の嵌込部118と共に貫通孔120を貫通してドアパネル18の内部、すなわち、インナパネル54とアウタパネル56の間に配線されている。
【0044】
また、図1及び図2に示されるように、引込孔180には軟質な合成樹脂材やゴム材等で形成されたグロメット182が嵌め込まれており、引込孔180とリード線160との間を封止し、水滴等の浸入を防止している。
【0045】
また、図3に示されるように、インナパネル54(ドアパネル18)の前端部にはブラケット184が取り付けられている。図3に示されるように、ブラケット184はドアパネル18の上下方向に沿って長手で且つ車両14の幅方向に沿って幅方向とされた板状の取付部186を備えており、この取付部186がボルト締めや溶接等によりインナパネル54の前端部に固定されている。取付部186の幅方向一方の端部からは車両14の前方向側へ向けて支持部188が延出されている。支持部188は、車両14の幅方向に沿って厚さ方向とされた板状で、上述したプロテクタ168の取付溝176の内部へ入り込んでいる。取付溝176の内部へ入り込んだ支持部186には、取付部186が弾性力により支持部186を挟持していると共に、取付溝176の内部に充填された接着剤等も固着手段により取付部186と支持部186とが一体となり、支持部186(すなわち、ブラケット184)によりプロテクタ168(すなわち、センサ本体142)が支持されている。
【0046】
(本実施の形態の作用並びに効果)
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
【0047】
ドアパネル18が車両14の後方側へスライドして乗降口58を開放した状態(すなわち、移動体としてのドアパネル18が開放位置にある状態)で、操作スイッチ98を閉操作すると、コンピュータ96がスライドドアアクチュエータ24のスライドドアドライバ94を操作してスライドドアドライバ94がスライドドアモータ28を駆動させ、無端ベルト36、センターアーム50を介してドアパネル18を車両14の前方側へ向けてスライドさせる。
【0048】
ドアパネル18が前方へスライドして乗降口58を全閉する際のドアパネル18のスライド軌道上に異物が存在すると、ドアパネル18の閉移動方向側端部(前端部)が異物に当接して異物を押圧する。このときの異物からの押圧反力でプロテクタ168及び外皮部144が弾性変形すると、外皮部144内の電極線148又は電極線152が電極線150又は電極線154と接触して導通して短絡する。上述したように、このとき電極線148〜154を含む電気回路(図6参照)を流れる電流は抵抗158を介さずに流れるため、例えば、一定の電圧でこの回路に電流を流していれば電流値が変化し、外皮部144がこのときの電流値の変化を検知する。外皮部144が電流値の変化を検知すると、コンピュータ96がスライドドアドライバ94及びクローザドライバ106を操作してスライドドアモータ28及びクローザモータ104を反転駆動させて、ドアパネル18を車両14の後方側へスライドさせる。これにより、ドアパネル18による異物の挟み込みを防止できる。
【0049】
ここで、上述したように、本自動スライドドア装置10では、ジャンクション108の嵌込部118を貫通孔120へ嵌め込んだ状態でジャンクション108の裏面側内部空間(すなわち、中底部116を介して開口側とは反対側の取付部112の内部空間と、嵌込部118の内部空間)を介してドアパネル18の内部(すなわち、インナパネル54とアウタパネル56の間)と連通した引込孔180が取付部112に形成されており、リード線160の先端側(すなわち、電極線148、154へ接続された側とは反対側)は引込孔180からジャンクション108の裏面側内部空間を介し、嵌込部118と共に貫通孔120を貫通してドアパネル18の内部(すなわち、インナパネル54とアウタパネル56の間)に配線されている。
【0050】
このように、ドアパネル18の内部へリード線160を引き込むには、インナパネル54の前端部にリード線160を引き込むための透孔を別途設けることでも可能であるが、本実施の形態は、引込孔180からジャンクション108の裏面側内部空間へリード線160を引き込む構成とすることで、本来、ジャンクション108を取り付けるために形成された貫通孔120を、リード線160をドアパネル18の内部へ引き込むための孔として使用することができる。したがって、リード線160を引き込むためだけの専用の透孔をインナパネル54に形成しなくてもよく、ドアパネル18の製造コストが安価になると共に、リード線160を引き込むためだけの専用の透孔を形成しないことでドアパネル18の見栄え(外見)も向上する。
【0051】
さらに、引込孔180は取付部112及び嵌込部118を成形するための金型の引込孔180に該当する部位に、ピンや凸部を設けることで取付部112及び嵌込部118の成形時における引込孔180の形成が可能であり、インナパネル54の前端部にリード線160を引き込むための透孔を別途設ける構成と比べた場合、工数が少なくなり、この意味でもコストを軽減できる。しかも、上述した引込孔180の形成方法の採用が可能であるため、引込孔180自体を小さくできる。このため、グロメット182の小型化が可能である。
【0052】
また、上述したように、本自動スライドドア装置10では、モールド178から引き出されたリード線160は、プロテクタ168に沿ってインナパネル54(ドアパネル18)の前端部に配線されることになるため、外観が向上し、しかも、乗降口58を介して乗降する乗員の身体へのリード線160の接触も防止できる。
【0053】
以上、本実施の形態に係る自動スライドドア装置10について説明した。ここで、本自動スライドドア装置10では、感圧センサ140を移動体としてのドアパネル18に設けた構成であったが、感圧センサ140を乗降口58の内周部(すなわち、車体20)のドアパネル18の前端部(閉移動方向側端部)と対向した部分に設けてもよい。この場合には、当然のことながらリード線160は乗降口58の内周部(すなわち、車体20)のドアパネル18の前端部(閉移動方向側端部)と対向した部分に配線されるため、ジャンクション108ではなくジャンクション126に引込孔180が形成されることになる。
【0054】
また、本実施の形態では、連結部材としてのジャンクション108、126は連結することで、雌型コネクタ114と雄型コネクタ130とが接触、連結されて通電可能になる構成であったが、基本的に連結部材はドアパネル18が乗降口58を全閉した状態(すなわち、閉止位置まで移動した状態)若しくは全閉する直前の状態(すなわち、閉止位置の直前まで移動した状態)で互いに連結する構成であればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自動開閉装置の接続部材(ジャンクション108)及びその周囲を示す分解斜視図である。
【図2】接続部材(ジャンクション108)取付部分の断面図である。
【図3】移動体(ドアパネル18)の前端部の斜視図である。
【図4】感圧センサの構造を示す斜視図である。
【図5】感圧センサの構造を示す回路図である。
【図6】感圧センサを含む圧力検出装置の構成を示すブロック図である。
【図7】他方の接続部材(ジャンクション126)及びその周囲の斜視図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る自動開閉装置を適用した車両の後方からの斜視図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る自動開閉装置を適用した車両の前方からの斜視図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る自動開閉装置のセンターレール近傍を拡大した斜視図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る自動開閉装置のアッパレール近傍を拡大した斜視図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る自動開閉装置のロアレール近傍を拡大した縦断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る自動開閉装置のロアレール近傍を拡大した平面図である。
【符号の説明】
10 自動スライドドア装置(自動開閉装置)
18 ドアパネル(移動体)
96 コンピュータ(判定手段)
108 ジャンクション(連結部材)
126 ジャンクション(連結部材)
140 感圧センサ
180 引込孔

Claims (3)

  1. 駆動手段の駆動力によって開放位置から閉止位置まで移動する移動体と、
    前記移動体が前記閉移動する際の移動方向側の前記移動体の端部である閉移動方向側端部、又は、前記閉止位置に前記移動体が到達した状態で前記閉移動の向きに沿った前記閉移動方向端部との間を前記閉移動方向側端部と共に閉止する所定部位に設けられ、前記閉移動の向きに沿った押圧力を検出する感圧センサと、
    前記感圧センサが前記押圧力を検出したか否かを判定する判定手段と、
    前記感圧センサを前記判定手段へ電気的に接続する接続手段と、
    前記閉移動方向側端部及び前記所定部位の双方に取り付けられ、前記移動体が前記閉止位置に到達する直前若しくは到達時に互いに連結する一対の連結部材と、
    を備え、且つ、前記閉移動方向側端部及び前記所定部位のうち前記感圧センサが設けられた方に取り付けられた連結部材に引込孔を形成して、当該引込孔に前記接続手段を引き込み、前記閉移動方向側端部及び前記所定部位のうち前記感圧センサが設けられていない方に取り付けられた連結部材とは反対側へ前記接続手段を導くことを特徴とする自動開閉装置。
  2. 前記閉移動方向側端部及び前記所定部位のうち前記感圧センサが設けられた方に取り付けられた前記接続部材は、前記感圧センサが設けられていない方に取り付けられた前記接続部材の側へ突出していると共に、前記感圧センサが設けられた方よりも突出した前記接続部材の外周部に前記引込孔形成たことを特徴とする請求項1記載の自動開閉装置。
  3. 車両の側壁に形成された乗降口が開放を開放した状態から、駆動手段の駆動力によって閉移動方向へ移動して閉止位置に到達することにより前記乗降口を閉止するドアパネルと、
    前記閉移動方向側の前記ドアパネルの端部である閉移動方向側端部、又は、前記乗降口の内周部のうち前記閉止位置に前記ドアパネルが到達した状態で前記閉移動方向側端部と対向する対向部位に設けられ、前記閉移動の向きに沿った押圧力を検出する感圧センサと、
    前記感圧センサが前記押圧力を検出したか否かを判定する判定手段と、
    前記感圧センサを前記判定手段へ電気的に接続する接続手段と、
    前記閉移動方向側端部及び前記対向部位の双方に取り付けられて、前記ドアパネルが前記閉止位置に到達する直前若しくは到達時に互いに連結する一対の連結部材と、
    を備え、且つ、前記閉移動方向側端部及び前記対向部位のうち前記感圧センサが設けられた方に取り付けられた連結部材に引込孔を形成して、当該引込孔に前記接続手段を引き込み、前記閉移動方向側端部及び前記対向部位のうち前記感圧センサが設けられていない方に取り付けられた連結部材とは反対側へ前記接続手段を導くことを特徴とする自動開閉装置。
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