JP3787053B2 - エンジン冷却装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両のエンジン冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラックなど大型車両のエンジン冷却装置として、図3のように構成したものがある。キャブ(運転室)の床下にエンジン(図示せず)が搭載され、その前方にラジエータ1が配置される。2はエンジンから離れる位置において、冷却水の入口と出口が上下の縦置きに搭載されるオイルクーラ(熱交換機)であり、流体式リターダなどの専用部品として設定される。
【0003】
エンジンのウォータジャケット出口に配管3を介してラジエータ1のアッパタンク1aが接続され、同じくラジエータ1のロワタンク1bに配管4を介してオイルクーラ2の入口2aに接続され、オイルクーラ2の出口2bに配管5を介してエンジンのウォータジャケット入口に配置のウォータポンプ6が接続される。ラジエータ1をバイパスする短絡通路7が設けられ、ラジエータ1を経由する冷却水の循環経路10とラジエータ1をバイパスする冷却水の循環経路11を冷却水温に応じて切り替えるサーモスタット8が介装される。
【0004】
オイルクーラ2を経由する配管4,5については、従前の場合(配管4がウォータポンプ6に接続される)に較べると、オイルクーラ2のエンジンに対する位置関係から、必要な相当量が延長される。たとえば、オイルクーラ2が流体式リターダの専用部品であり、流体式リターダがトランスミッションの出力軸に装備される場合、オイルクーラ2も流体式リターダの近く(多くは流体式リターダと一体に組み付けられる)に配置されるため、配管(延長配管)4,5は、エンジンの前方(ラジエータ側)から後方のオイルクーラ2へ向けて、図示の例においては、エンジンの下側を這うようなレイアウトに設定される。
【0005】
9は冷却水のリザーバタンク(サブタンク)であり、循環経路10,11の冷却水量の温度変化を補償する。リザーバタンク9は、冷却水が循環経路10,11へ自然流下する高さ位置に設定され、3つの接続ポート▲1▼〜▲3▼が備えられる。各ポート▲1▼〜▲3▼は、ラジエータ1のアッパタンク1a、配管3のサーモスタット8上流、短絡通路7の途中、にそれぞれ接続される。なお、関連する従来例として、実開平6−58124号,特開平10−299478号,特開平5−10127号、がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような冷却装置において、冷却水はリザーバタンク9から注入(補給ではなく、装置全体が空状態から満水状態に冷却水を充填すること)が行われる。その際、オイルクーラ2は下部の出口1b側からばかりでなく、上部の入口1a側からも冷却水が流れ込むため、図3のように配管4が入口1a側へ立ち上がる部分を含むオイルクーラ2の最上部に空気が残されるようになり、冷却効率の悪化を来す可能性も考えられる。なお、トラックなど商用車両の場合、冷却水の交換が定期的に要求される。
【0007】
この発明は、このような不具合の有効な対策手段を安価に実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明では、ラジエータを経由する冷却水の循環経路と、ラジエータをバイパスする冷却水の循環経路と、これら循環経路を冷却水温に応じて切り替える手段と、冷却水が循環経路へ自然流下する高さ位置に設定されるサブタンクと、を備えるエンジン冷却装置において、サブタンクの下方に位置してオイルクーラを冷却水の入口と出口が上下の縦置きに搭載すると共に、このオイルクーラを2つの循環経路が共有する配管途中に介装する一方、その入口または出口へ立ち上がる配管を含むオイルクーラの最上部にエア抜き用のバルブを設ける。
【0009】
第2の発明では、ラジエータを経由する冷却水の循環経路と、ラジエータをバイパスする冷却水の循環経路と、これら循環経路を冷却水温に応じて切り替える手段と、冷却水が循環経路へ自然流下する高さ位置に設定されるサブタンクと、を備えるエンジン冷却装置において、サブタンクの下方に位置してオイルクーラを冷却水の入口と出口が上下の縦置きに搭載すると共に、このオイルクーラを2つの循環経路が共有する配管途中に介装する一方、その入口または出口へ立ち上がる配管を含むオイルクーラの最上部を上方のサブタンクに接続するエア抜き用の管路を設ける。
【0010】
第3の発明では、第1の発明または第2の発明に係るエンジン冷却装置のオイルクーラは、流体式リターダの専用部品として設定する。
【0011】
【発明の効果】
第1の発明では、冷却水の注入(装置全体が空状態から満水状態に冷却水を充填すること)に際しては、エア抜き用のバルブを開いておくと、オイルクーラへ上下の入口および出口の両方から冷却水が流入するが、その水位(液面レベル)の上昇に伴ってバルブを通して空気が外部へ抜けてゆくため、オイルクーラおよびその配管に空気が残るのを防止できる。エア抜き用のバルブは、冷却水の液面レベルがオイルクーラおよびその配管の最後部に達したら(オイルクーラ側が満水状態になったら)、もとの状態に閉じればよい。
【0012】
第2の発明では、冷却水の注入により、冷却水の液面レベルが上昇してオイルクーラの入口側および出口側の配管が冷却水で閉塞されても、エア抜き用の管路から空気はサブタンク(リザーバタンク)へ抜けてゆくため、オイルクーラおよびその配管に空気が残るのを防止できる。また、第1の発明と較べると、バルブを開閉する手間も要らない。
【0013】
第3の発明では、流体式リターダのオイルクーラについて、その配置に空気が残らないよう考慮する必要がなく、レイアウトの自由度が拡大できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は第1の実施形態を表すものであり、トラックにおいて、キャブ(運転室)の床下にエンジン(図示せず)が搭載され、その前方にラジエータ20が配置される。21はトランスミッション(図示せず)の出力軸に装備される流体式リターダのオイルクーラであり、流体式リターダの近く(多くは流体式リターダと一体に組み付けられる)に冷却水の入口と出口が上下の縦置きに搭載される。
【0015】
エンジンのウォータジャケット出口に配管22を介してラジエータ20のアッパタンク20aが接続される。ラジエータ20のロワタンク20bに配管23を介してオイルクーラ21の入口21aに接続され、オイルクーラ21の出口21bに配管24を介してエンジンのウォータジャケット入口に配置のウォータポンプ25が接続される。
【0016】
26はラジエータ20をバイパスする短絡通路、27はラジエータ20を経由する冷却水の循環経路30とラジエータ20をバイパスする冷却水の循環経路31を冷却水温に応じて切り替えるサーモスタットであり、オイルクーラ21は2つの循環経路が共有する配管23,24の途中に介装され、ウォータポンプ25が駆動すると、循環経路30または循環経路31を流れる冷却水により、流体式リターダの作動油(クーラ内部を通過する)を熱交換する。
【0017】
配管23,24については、エンジンの前方(ラジエータ20側)から後方のオイルクーラ21へと、エンジンの下側を這うようなレイアウトに設定される。配管23はオイルクーラ21の手前から立ち上がり、クーラ上部の入口21aに接続されるのである。そして、エンジンの後方へ延びる経路部分(オイルクーラ21およびその配管24,25)の最上部、図示の例においては、配管23の立ち上がりの最上部にエア抜き用のドレンバルブ28が配置される。
【0018】
29は冷却水のリザーバタンク(サブタンク)であり、循環経路30,31の冷却水量の温度変化を補償する。リザーバタンク29は、冷却水が循環経路30,31へ自然流下する高さ位置に設定され、3つの接続ポート▲1▼〜▲3▼が備えられる。各ポート▲1▼〜▲3▼は、ラジエータ20のアッパタンク20a、配管22のサーモスタット27上流、短絡通路26の途中、にそれぞれ接続される。
【0019】
このような構成により、冷却水の注入(装置全体が空状態から満水状態に冷却水を充填すること)に際しては、エア抜き用のドレンバルブ28を開いておくと、オイルクーラ21へ入口21aおよび出口21bの両方から冷却水は流入するが、その水位(液面レベル)の上昇に伴って冷却水で配管23,24が閉塞されても、ドレンバルブ28を通して空気が外部へ抜けてゆくため、オイルクーラ21およびその配管23,24に空気が残るのを防止できる。エア抜き用のドレンバルブ28は、冷却水の液面レベルが配管23の立ち上がりの最上部に達したら(オイルクーラ21側が満水状態になったら)、もとの状態に閉じればよい。
【0020】
このため、流体式リターダのオイルクーラ21について、その配置に空気が残らないよう考慮する必要がなくなり、レイアウトの自由度が拡大できるという効果が得られる。
【0021】
図2は第2の実施形態を表すものであり、エンジンの後方へ延びる経路部分の最上部(この場合、配管23の立ち上がりの最上部)を上方のリザーバタンク29のポート▲3▼に接続するエア抜き用の管路34が設けられる。この管路34は、配管23の最上部から途中で下降することなく、上方のリザーバタンク29へと延びるように形成される。他の構成は、図1と同一のため、同じ部位に同じ符号を付け、重複説明は省略する。
【0022】
このような構成により、冷却水を注入すると、冷却水の液面レベルが上昇するに連れ、配管23,24が冷却水で閉塞されるが、配管23の最上部から空気がエア抜き用の管路34を通してリザーバタンク27へ抜けてゆくため、オイルクーラ21およびその配管23,24に空気が残るのを防止できる。そのため、第1の実施形態と同様の効果(流体式リターダのオイルクーラ21について、その配置のレイアウトの自由度が拡大できる)のほか、第1の実施形態と異なり、ドレンバルブ28を開閉する手間も要らないメリットも得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を表すシステムの構成説明図である。
【図2】同じく第2実施形態を表すシステムの構成説明図である。
【図3】前提技術を表すシステムの構成説明図である。
【符号の説明】
20 ラジエータ
21 オイルクーラ
22〜24 配管
25 ウォータポンプ
26 短絡通路
27 サーモスタット
28 エア抜き用のドレンバルブ
30,31 循環経路
34 エア抜き用の管路

Claims (3)

  1. ラジエータを経由する冷却水の循環経路と、ラジエータをバイパスする冷却水の循環経路と、これら循環経路を冷却水温に応じて切り替える手段と、冷却水が循環経路へ自然流下する高さ位置に設定されるサブタンクと、を備えるエンジン冷却装置において、サブタンクの下方に位置してオイルクーラを冷却水の入口と出口が上下の縦置きに搭載すると共に、このオイルクーラを2つの循環経路が共有する配管途中に介装する一方、その入口または出口へ立ち上がる配管を含むオイルクーラの最上部にエア抜き用のバルブを設けたことを特徴とするエンジン冷却装置。
  2. ラジエータを経由する冷却水の循環経路と、ラジエータをバイパスする冷却水の循環経路と、これら循環経路を冷却水温に応じて切り替える手段と、冷却水が循環経路へ自然流下する高さ位置に設定されるサブタンクと、を備えるエンジン冷却装置において、サブタンクの下方に位置してオイルクーラを冷却水の入口と出口が上下の縦置きに搭載すると共に、このオイルクーラを2つの循環経路が共有する配管途中に介装する一方、その入口または出口へ立ち上がる配管を含むオイルクーラの最上部を上方のサブタンクに接続するエア抜き用の管路を設けたことを特徴とするエンジン冷却装置。
  3. オイルクーラは、流体式リターダの専用部品として設定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン冷却装置。
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