JP3786672B1 - 水圧発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は圧力水を無駄なく発電エネルギとして活用することを課題とする。
【解決手段】 水圧発電システム10は、発電機16を駆動する駆動装置18を有する。駆動装置18は、圧力水供給管路12から供給される圧力水の圧力により駆動される複数のピストン・シリンダ機構24A〜24Dと、各ピストン・シリンダ機構24A〜24Dの駆動力を発電機16に伝達する伝達機構26と、ピストン・シリンダ機構24の複数のシリンダ内部に圧力水を分配する圧力水分配部28とを有する。ピストン・シリンダ機構24A〜24Dにより回転駆動されるクランクシャフト42の端部には、クランクシャフト42の回転力を圧力水分配部28の切替弁56,57を切り替え動作させる駆動力として伝達することで、ピストン34A〜34Dの摺動位置に連動して各シリンダ32A〜32D内への圧力水の分配を行う切替弁駆動部48を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は水圧発電システムに係り、特に水圧を駆動源として駆動されるピストン・シリンダ機構により回転駆動力を得て発電を行うように構成された水圧発電システムに関する。
従来から環境への影響が少なく、例えば排気ガスなどによる大気汚染を発生しないクリーンな発電システムとして、水の圧力(高低差による揚程、または水道圧)を利用して発電機を駆動する水圧発電システムの開発が進められている。一般的な水圧発電システムとしては、例えば、ダム堤体部を主要部とする水槽と、この水槽から取水口を通じて排出される流水を水車まで導く水圧管路と、この水圧管路を流れる流水のエネルギにより駆動される水車と、この水車により駆動される発電機とを有する構成のものがある。
また、水道水の圧力を利用して水車を回転させて発電機を駆動する方式の水圧発電システムもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−322976号公報
従来の水車に圧力水を供給して発電を行なう方式の発電システムでは、水車の効率が悪く、水資源を無駄に使用していた。
また、上記特許文献1に記載されたものは、蛇口から水道水を使用する際の水流を利用して水車を回転させているが、水車を高速回転させて発電するためには、水道水を節水せずに必要以上に水を使用しなければならず、水資源を無駄に使用するおそれがある。さらに、水道水を使用しないときにはポンプを作動させてタンクに貯めてある水を水車に供給して発電を継続するようにしているため、ポンプを駆動させるための駆動源として油圧供給源や電源が必要であり、ポンプ駆動手段を駆動することにより別の駆動源を使用することになり、その分発電効率が低下するという問題があった。
そこで、本発明は上記課題を解決した水圧発電システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
請求項1記載の発明は、発電機と、圧力水を供給する圧力水供給管路と、該圧力水供給管路から供給された圧力水によりピストンがシリンダ内を往復動して前記発電機を駆動するピストン・シリンダ機構と、前記ピストン・シリンダ機構からの回転駆動力の一部を伝達されることで前記シリンダ内へ供給される圧力水の分配を自動的に切り替える圧力水分配手段と、を有し、
前記圧力水分配手段は、
前記シリンダの一室に連通された第1の給排水管路と、
前記シリンダの他室に連通された第2の給排水管路と、
前記シリンダから排出された水を外部に排水する排水管路と、
前記圧力水供給管路と前記第1の給排水管路または前記第2の給排水管路の何れか一方を連通し、前記排水管路と前記第2の給排水管路または前記第1の給排水管路の何れか他方を連通する切替弁と、
前記ピストンの動作に連動して前記切替弁を切り替え動作させる弁駆動手段と、を有し、
前記切替弁は、
前記圧力水供給管路が連通された第1ポートと、
前記第1の給排水管路が連通された第2ポートと、
前記排水管路が連通された第3ポートと、
前記第2の給排水管路が連通された第4ポートと、
前記第1ポートを前記第2ポートまたは前記第4ポートの何れか一方に連通すると共に、前記第3ポートを前記第4ポートまたは前記第2ポートの何れか他方に連通するように動作する弁体と、
を有することを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記切替弁が、前記圧力水を供給されて駆動されるアクチュエータの駆動力を伝達されており、前記ピストンの動作に連動して前記アクチュエータが駆動されて切り替え動作することを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記ピストン・シリンダ機構が、前記複数のシリンダが駆動軸と平行な方向に一列に配置され、クランク機構を介して前記複数のピストンの往復運動を前記駆動軸の回転運動に変換することを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記ピストン・シリンダ機構が、前記複数のシリンダが駆動軸を中心として180度の角度で対向配置され、クランク機構を介して前記複数のピストンの往復運動を前記駆動軸の回転運動に変換することを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記ピストン・シリンダ機構が、前記複数のシリンダが駆動軸を中心としてV字状に配置され、クランク機構を介して前記複数のピストンの往復運動を前記駆動軸の回転運動に変換することを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記ピストン・シリンダ機構が、前記複数のシリンダが駆動軸を中心として放射状に配置され、クランク機構を介して前記複数のピストンの往復運動を前記駆動軸の回転運動に変換することを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記駆動軸を垂直方向に起立した状態で回転可能に支持し、前記複数のシリンダを水平方向に放射状に配置したことを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記複数のピストン・シリンダ機構が、前記複数のピストンの夫々が所定の位相差で動作するように圧力水を前記複数のシリンダに分配することを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記切替弁が、前記複数のシリンダのうち一対のシリンダに連通されており、前記ピストンの動作に連動して前記一対のシリンダに供給される圧力水の機構の駆動力を伝達されて切り替え動作することを特徴とする。
る。
請求項10記載の発明は、前記駆動軸が、前記複数のピストンの往復動による回転力を増速機により高速回転に変換して前記発電機に伝達する伝達機構を構成することを特徴とする。
本発明によれば、圧力水供給手段により圧力水供給管路から供給された圧力水の圧力によりピストンがシリンダ内を往復動して発電機を駆動するため、圧力水の圧力を効率良く発電機の駆動力に変換して伝達することができ、発電効率をより高めることが可能になる。また、ピストンを駆動するのに使用した水のみをシリンダから排水するため、水車を用いた構成のものよりも水資源を有効に利用することが可能になり、無駄に排水することがない。さらに、ピストン・シリンダ機構からの駆動力を伝達されることで各シリンダに圧力水を分配するため、圧力水以外の駆動源を必要とせず、環境への影響を低減することが可能になる。
また、本発明によれば、ピストン・シリンダ機構が複数のシリンダを有するため、圧力水の供給により往復動するピストンの駆動力が連続的に得られ、より大きな駆動力で発電機を駆動することが可能になる。
また、本発明によれば、ピストン・シリンダ機構の駆動力により切替弁を切り替え動作させて複数のシリンダへの圧力水の分配を行うため、省力化が図られている。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明になる水圧発電システムの一実施例を示す縦断面図である。図1に示されるように、水圧発電システム10は、山間部等の高所から圧力水が供給される圧力水供給管路12と、圧力水供給管路12を介して供給された圧力水を駆動源として発電を行う発電ユニット20とを有する。発電ユニット20は、発電機16と、圧力水供給管路12から供給された圧力水により発電機16を駆動する駆動装置18とから構成されている。
駆動装置18は、圧力水供給管路12から供給される圧力水の圧力により駆動される複数のピストン・シリンダ機構24(24A〜24D)と、各ピストン・シリンダ機構24A〜24Dの駆動力を発電機16に伝達する伝達機構26と、ピストン・シリンダ機構24の回転駆動力の一部を伝達されて複数のシリンダ内部に圧力水を自動的に分配する圧力水分配部(圧力水分配手段)28とを有する。
圧力水供給管路12は、例えば、山間部のような標高の高い高所に建設されたダムや貯水池等に貯留された水を山間部よりも低い場所(低所)に設置された発電ユニット20に供給するように配設されている。この高所と低所との高低差による揚程が圧力水供給管路12を介して供給される圧力水の位置エネルギとなる。尚、この高低差によって発電ユニット20にかかる水圧が増減するため、圧力水供給管路12に使用される配管径及び肉厚は高低差(水圧)に応じて選択される。
ピストン・シリンダ機構24は、複数のシリンダ32A〜32Dが一列に配置された構成となっている。本実施例では、架台30上に4個のシリンダ32A〜32Dが並列に配置された構成を一例として説明する。各シリンダ32A〜32Dの内部には、ピストン34A〜34Dが挿入されており、ピストン34A〜34Dの下面側には、ピストンロッド36A〜36Dが一体的に結合されている。
各ピストンロッド36A〜36Dは、シリンダ32A〜32Dの下部隔壁及び架台30の天板30aに支持された軸受38A〜38Dを貫通して架台30の内部に延在形成されている。尚、軸受38A〜38Dは、オイルレス軸受からなり、各ピストンロッド36A〜36Dの軸方向(上下方向)の摺動動作が低摩擦で行えるように軸承している。
また、架台30の内部には、上記発電機16及び伝達機構26、圧力水分配部28が取り付けられている。伝達機構26は、上記ピストンロッド36A〜36Dの下端に連結されたコネクティングロッド39A〜39Dと、コネクティングロッド39A〜39Dの下端が連結されたクランク40A〜40Dと、クランク40A〜40Dの回転中心に結合されたクランクシャフト(駆動軸)42と、クランクシャフト42の端部に連結された増速機44とを有する。
クランクシャフト42は、上記ピストン34A〜34Dの往復運動がコネクティングロッド39A〜39D及びクランク40A〜40Dにより回転駆動力に変換されて伝達される。また、クランクシャフト42は、架台30の底部30bに固定された軸受46A〜46Eにより回転自在に支持されており、且つ各クランク40A〜40Dが架台30の底部30bに接触しないように所定高さ位置に支持されている。
また、増速機44は、複数のギヤからなり、各ギヤのギヤ比によってクランクシャフト42の回転を高速回転に変換して発電機16のロータに伝達する。尚、増速機44のギヤ比は、ピストン・シリンダ機構24A〜24Dから得られるトルクと、発電機16の回転負荷との力関係を相対的に考慮して決められる。本実施例においては、4台のピストン・シリンダ機構24A〜24Dを有する構成であるので、圧力水供給管路12から得られる圧力が十分に大きい場合には、クランクシャフト42の回転数を数十倍に増速することが可能である。
また、クランクシャフト42の端部には、クランクシャフト42の回転を圧力水分配部28に伝達する切替弁駆動部48を有する。この切替弁駆動部48は、後述するようにクランクシャフト42の回転力を圧力水分配部28の切替弁56,57を切り替え動作させる駆動力として伝達することで、ピストン34A〜34Dの摺動位置に連動して各シリンダ32A〜32D内への圧力水の分配を行うことが可能になる。
各シリンダ32A〜32Dは、内部に円筒形状に形成されたシリンダ室33A〜33Dを有しており、シリンダ室33A〜33Dはピストン34A〜34Dにより上室33と下室33とに画成されている。
圧力水分配部28は、シリンダ室33A〜33Dの上室33の上部側面開口に連通された第1の給排水管路50A〜50Dと、シリンダ室33A〜33Dの下室33の下部側面開口に連通された第2の給排水管路52A〜52Dと、シリンダ室33A〜33Dから排出された水を外部に排水する排水管路54と、切替弁駆動部48により切り替え動作する第1,第2の切替弁56,57とを有する。
切替弁56,57には、上記圧力水供給管路12、第1の給排水管路50A〜50D、第2の給排水管路52A〜52D、排水管路54が連通されており、後述するように切替弁駆動部48を介してクランクシャフト42の回転駆動力が伝達されることで圧力水供給管路12からの圧力水を第1の給排水管路50A〜50D、第2の給排水管路52A〜52Dの何れかに分配してシリンダ室33A〜33Dのピストン34A〜34Dを往復動させる。
切替弁56,57は、切替弁駆動部48により回転駆動される弁軸58が貫通するように同軸上に配置されており、弁軸58の回転により同時に切り替え動作するように設けられている。本実施例の切替弁56,57は、4方弁からなり、圧力水供給管路12が連通された第1ポートP1と、第1または第2の給排水管路が連通された第2ポートP2と、排水管路54が連通された第3ポートP3と、第1または第2の給排水管路が連通された第4ポートP4とを有する。各ポートP1〜P4は、弁軸58の回動角度に応じて連通方向が切り替えられる。
また、第1の給排水管路50Aは、第1の切替弁56の第2ポートP2に連通され、第1の給排水管路50Bは、第1の切替弁56の第4ポートP4に連通されている。また、第1の給排水管路50Cは、第2の切替弁57の第2ポートP2に連通され、第1の給排水管路50Dは、第2の切替弁57の第4ポートP4に連通されている。
さらに、第2の給排水管路52Aは、第1の切替弁56の第4ポートP4に連通され、第2の給排水管路52Bは、第1の切替弁56の第2ポートP2に連通されている。また、第2の給排水管路52Cは、第2の切替弁57の第4ポートP4に連通され、第2の給排水管路52Dは、第2の切替弁57の第2ポートP2に連通されている。
このように、第1の切替弁56の第2ポートP2には、第1の給排水管路50Aと第2の給排水管路52Bが連通され、第1の切替弁56の第4ポートP4には、第1の給排水管路50Bと第2の給排水管路52Aとが連通されているので、ピストン34Aと34Bとは互いに逆方向に移動するように駆動される。
また、第2の切替弁57の第2ポートP2には、第1の給排水管路50Cと第2の給排水管路52Dが連通され、第2の切替弁57の第4ポートP4には、第1の給排水管路50Dと第2の給排水管路52Cとが連通されているので、ピストン34Cと34Dとは互いに逆方向に移動するように駆動される。
尚、本実施例においては、切替弁56,57の切り替え動作によりピストン34A〜34Dが回転方向角度90度の位相差で駆動されるように駆動水がシリンダ室33A〜33Dの上室33、下室33に供給される。
図2は切替弁駆動部48及び切替弁56,57の構成を模式的に示す図である。図2に示されるように、切替弁駆動部48は、ベルト駆動方式であり、クランクシャフト42の端部に結合された駆動側プーリ60と、弁軸58の端部に結合された従動側プーリ62と、駆動側プーリ60及び従動側プーリ62に巻き掛けされたタイミングベルト64とから構成されている。本実施例では、駆動側プーリ60と従動側プーリ62は、同径であるので、同じ回転数で回転するようにセッティングされている。また、タイミングベルト64は、樹脂製の歯付きベルトであり、振動や滑りがない状態で駆動側プーリ60の回転駆動力を従動側プーリ62に伝達することが可能になっている。
ここで、切替弁56,57の内部構造について図2を参照して説明する。尚、切替弁56と57とは、同一構成であるので、切替弁56の構成について説明する。
切替弁56は、ケーシング70の内部に円筒状空間72を有しており、円筒状空間72には円筒形状の弁体74が挿入されている。また、弁体74は、弁軸58と同軸且つ一体的に結合されているため、上記切替弁駆動部48による回転伝達によって回転することで水の供給経路及び排水経路を切り替える。
また、切替弁56のケーシング70には、前述した各ポートP1〜P4が円筒状空間72に対して回転方向角度90度間隔で放射状に設けられている。さらに、弁体74には、円弧状に形成された一対の通路74a,74bが設けられている。この通路74a,74bは、各ポートP1〜P4に連通するように両端の開口位置が回転方向角度90度間隔となるように形成されている。
従って、弁体74は、切替弁駆動部48を介して回転駆動されることにより、通路74a,74bがポートP1とP2とを連通すると共にポートP3とP4とを連通する動作モードIと、通路74a,74bがポートP1とP4とを連通すると共にポートP2とP3とを連通する動作モードIIとを交互に繰り返す。尚、弁体74の回転は、切替弁駆動部48を介してピストン34A〜34Dと同期しているため、ピストン34A〜34Dが上死点または下死点に到達するのとほぼ同じタイミングで動作モードIからIIへ、あるいは動作モードIIからIへ切り替わるように切り替え動作を行なう。
また、切替弁56,57の弁体74は、同一構成であるが、弁軸58に対して周方向に90度の角度差となるように同軸上に取り付けられている。そのため、切替弁56,57の弁体74は、互いに弁軸58の回転による圧力水の供給行程または排水行程が90度の位相差で行うように動作する。
例えば、図2において、通路74aによりポートP1とP4とを連通する動作モードIIでは、圧力水供給管路12からの圧力水がシリンダ室33Aの下室33に供給され、同時に通路74bによりシリンダ室33Aの上室33がポートP2とP3とを介して排水管路54と連通されているため、ピストン34Aは上方に押し上げられ、ピストンロッド36A及びコネクティングロッド39Aを上方へ駆動する。これにより、クランクシャフト42は、コネクティングロッド39A及びクランク40Aを介して変換された回転駆動力によって回転する。
また、弁体74が図2に示す状態から90度時計方向に回動すると、通路74aによりポートP1とP2とを連通する動作モードIでは、圧力水供給管路12からの圧力水がシリンダ室33Aの上室33に供給され、同時に通路74bによりシリンダ室33Aの下室33がポートP4とP3とを介して排水管路54と連通されているため、ピストン34Aは下方に押し下げられ、ピストンロッド36A及びコネクティングロッド39Aを下方へ駆動する。これにより、クランクシャフト42は、コネクティングロッド39A及びクランク40Aを介して変換された回転駆動力によって回転する。
このように、ピストン34Aは、上動するときも下動するときも圧力水による圧力を受けて駆動力を発生させることができ、摺動方向によらず圧力水の圧力を発電を行うための駆動力に変換している。そのため、ピストン34A〜34Dが夫々往復動することで、より大きな駆動力が得られ、より発電効率が高められている。
図3はピストンが上死点または下死点に達したときの弁体74の動作状態を示す図である。図3に示されるように、切替弁56,57の弁体74は、図2の状態から45度時計方向に回動すると、隔壁74c,74dによって各ポートP1〜P4が遮断される。すなわち、この圧力水の供給を停止された瞬間は、弁体74の通路74a,74bは、円筒状空間72の内壁によって閉塞されており、圧力水供給管路12からの圧力水の供給が停止されると共に、排水管路54への排水も停止した状態となる。
一方、通路74aと74bとの間に形成された隔壁74cの外周幅寸法Lは、ポートP1〜P4の内径寸法Dよりも小さい(L<D)ので、隔壁74cがポートP1、P3を密閉せずに、通路74a,74bが僅かな隙間Sを介してポートP1とP3との間を連通している。
また、弁体74が図3に示す位置からさらに90度回動したときは、通路74a,74bが僅かな隙間Sを介してポートP2とP4との間を連通する。
このことにより、シリンダ室33A〜33Dに供給された圧力水の一部をポートP1,P3及び通路74a,74bを介して高圧側(圧力水供給側)から低圧側(排水側)へ逃がすことができる。これにより、弁体74が各ポートP1〜P4を閉塞した時点での水撃(ウォータハンマーとも言う)の発生が防止され、ピストン34Aが上死点または下死点に達したときの振動が無くなり、ピストン34A〜34Dの摺動方向(駆動方向)の切り替えがスムーズに行える。
また、切替弁56,57は、シリンダ室33A〜33Dに供給される圧力水の分配を同時に切り替えており、且つシリンダ室33A〜33Dからの排水の分配も切り替えており、ピストン34A〜34Dが回転方向角度90度の位相差で駆動される。そのため、クランクシャフト42は、4個のピストン34A〜34Dの往復動作により常に回転方向のトルクが付与されており、トルク変動が抑制されてスムーズな回転が発電機16に伝達することが可能になる。
このように、圧力水分配部28により圧力水供給管路12から供給された圧力水の圧力によりピストン34A〜34Dが往復動して発電機16を駆動するため、圧力水の圧力を効率良く発電機16の駆動力に変換して伝達することができ、発電効率をより高めることが可能になる。また、ピストン34A〜34Dを駆動するのに使用した水のみを外部に排水するため、水車を用い構成のものよりも水資源を有効に利用することが可能になり、無駄に排水することがない。さらに、ピストン34A〜34Dからの駆動力を圧力水分配部28に伝達することでシリンダ室33A〜33Dに圧力水を分配するため、圧力水以外の駆動源を必要とせず、圧力水を分配するための電気回路や電源などを設けないで済むので環境への影響を低減することが可能になる。
図4は実施例2の切替弁駆動部80及び切替弁56,57の構成を模式的に示す図である。尚、図4において、上記実施例1と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。図4に示されるように、切替弁駆動部80は、カム駆動方式であり、クランクシャフト42の端部に結合された楕円カム82と、弁軸58の端部に結合された回動レバー84と、楕円カム82と回動レバー84との間に装架された伝達軸86と、伝達軸86の下端に結合されたローラ88と、伝達軸86の上端の連結ピン86aに回動可能に連結されたリンク90とから構成されている。
伝達軸86は、軸受92により垂直方向に摺動可能に軸承されており、楕円カム82の回動角度に応じて上下方向に往復動する。ローラ88は、楕円カム82の外周に摺接しており、楕円カム82の短径部分に摺接しているときが最下位であり、楕円カム82の長径部分に摺接しているときが最上位である。従って、伝達軸86は、楕円カム82が一回転する間に2往復する。
また、リンク90の上端は、回動レバー84の端部に連結ピン84aを介して回動可能に連結されており、ローラ88が楕円カム82の短径部分から長径部分に摺動する過程で回動レバー84をE方向(時計方向)に90度回動させ、ローラ88が楕円カム82の長径部分から短径部分に摺動する過程で回動レバー84をF方向(反時計方向)に90度回動させる。そして、回動レバー84は、クランクシャフト42の回転駆動力を伝達されて弁体74を回動動作させるため、ピストン34A〜34Dの摺動位置に連動するようにE方向またはF方向に回動する。このように、楕円カム82の回転により上下方向に往復するローラ88のストロークは、リンク90の上端に連結された回動レバー84の回動動作に変換させて切替弁56,57を切り替え動作して圧力水の供給先を切り替えることが可能になる。
従って、弁体74は、切替弁駆動部80によりE方向に90度回動されることにより、通路74a,74bがポートP1とP2とを連通すると共にポートP3とP4とを連通する動作モードIになり、切替弁駆動部80によりF方向に90度回動されることにより、通路74a,74bがポートP1とP4とを連通すると共にポートP2とP3とを連通する動作モードIIになる。そして、回動レバー84がE方向またはF方向に回動することで、上記動作モードIとIIとを交互に繰り返す。尚、弁体74の回転は、切替弁駆動部80を介してピストン34A〜34Dと同期しているため、弁体74はピストン34A〜34Dが上死点または下死点に到達するのとほぼ同じタイミングで動作モードIからIIへ、あるいは動作モードIIからIへ切り替わるように切り替え動作を行なう。
ここで、図5(A)〜(E)を参照して切替弁56,57の弁体74の回転位置に応じた動作について説明する。図5(A)に示されるように、弁体74は、通路74aによりポートP1とP2とを連通することで、圧力水供給管路12からの圧力水がシリンダ室33Aの上室33に供給されると共に、通路74bによりシリンダ室33Aの下室33の圧力水がポートP4とP3とを介して排水管路54へ排水される。これにより、ピストン34Aは、上死点から下方に駆動される。
図5(B)に示されるように、弁体74が図5(A)に示す位置からF方向に角度22.5度回動すると、ポートP1,P2の開口面積の半分が隔壁74cにより閉塞される。また、ポートP3,P4も開口面積の半分が隔壁74cにより閉塞される。これにより、圧力水の供給量が絞られると共に、排水量も絞られる。
図5(C)に示されるように、弁体74が図5(A)に示す位置からF方向に角度45度回動すると、各ポートP1〜P4が弁体74の隔壁74c,74dによって閉塞される。このとき、ピストン34Aは、下死点に達している。尚、この状態では、前述したように、隔壁74cがポートP1、P3を密閉せずに、通路74a,74bが僅かな隙間を介してポートP1とP3との間を連通している(図3を参照)。
このことにより、シリンダ室33に供給された圧力水の一部をポートP1,P3及び通路74a,74bを介して高圧側(圧力水供給側)から低圧側(排水側)へ逃がすことができ、弁体74が各ポートP1〜P4を閉塞した時点での水撃の発生が防止される。
図5(D)に示されるように、弁体74が図5(A)に示す位置からF方向に角度67.5度回動すると、弁体74の隔壁74c,74dが各ポートP1〜P4を半開きの位置に回動するため、通路74aがポートP1とP4とを連通し、通路74bがポートP2とP3とを連通する。これにより、圧力水供給管路12からの圧力水が通路74a、ポートP1,P4を通過してシリンダ室33Aの下室33に供給され、シリンダ室33Aの上室33に供給された圧力水が通路74b、ポートP2,P3を通過して排水管路54へ排水される。そのため、ピストン34Aは、下死点から上方に押し下げられ、ピストンロッド36A及びコネクティングロッド39Aを上方へ駆動する。
図5(E)に示されるように、弁体74が図5(A)に示す位置からF方向に角度90度回動すると、通路74aの開口がポートP1,P4と一致し、通路74bの開口がポートP2,P3と一致する。このとき、ピストン34Aは上死点へ移動する。
このように、切替弁駆動部80では、楕円カム82の回転に伴って回動レバー84をE方向またはF方向に回動して切替弁56,57を動作モードIまたはIIに動作させてシリンダ室33A〜33Dの上室33または下室33に圧力水を供給することで、ピストン34A〜34Dを往復駆動することが可能になる。
また、回動レバー84をE方向に回動させる際は、上記とは逆に、図5(E)、図5(D)、図5(C)、図5(B)、図5(A)の切り替え動作を行う。
図6は実施例3の切替弁駆動部100及び切替弁56,57の構成を模式的に示す図である。尚、図6において、上記実施例1及び2と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。図6に示されるように、切替弁駆動部100は、往復型クランク式であり、クランクシャフト42の端部に結合された回転板102と、弁軸58の端部に結合された回動レバー84と、回転板102と回動レバー84との間に装架された伝達軸86と、伝達軸86の上端の連結ピン86aに回動可能に連結されたリンク90と、伝達軸86の下端の連結ピン86bに回動可能に連結されたリンク104と、伝達軸86を上下方向に摺動可能にガイドする軸受106とから構成されている。
また、切替弁駆動部100では、回転板102が180度回動すると、回動レバー84が90度回動するように回転板102の半径及び回動レバー84の長さが決められている。
回転板102の回転は、リンク104、伝達軸86、リンク90を介して回動レバー84に伝達され、弁体74の回動動作に変換される。そのため、切替弁56,57は、回動レバー84の回動により切り替え動作して圧力水の供給先を切り替える。
従って、弁体74は、切替弁駆動部100によりE方向に90度回動されることにより、通路74a,74bがポートP1とP2とを連通すると共にポートP3とP4とを連通する動作モードIになり、切替弁駆動部100によりF方向に90度回動されることにより、通路74a,74bがポートP1とP4とを連通すると共にポートP2とP3とを連通する動作モードIIになる。そして、回動レバー84がE方向またはF方向に回動することで、上記動作モードIとIIとを交互に繰り返す。尚、弁体74の回転は、切替弁駆動部100を介してピストン34A〜34Dと同期しているため、弁体74はピストン34A〜34Dが上死点または下死点に到達するのとほぼ同じタイミングで動作モードIからIIへ、あるいは動作モードIIからIへ切り替わるように切り替え動作を行なう。
尚、弁体74の動作は、前述した実施例2のもの(図5(A)〜(E)を参照)と同様であり、その説明は省略する。
図7は実施例4の切替弁駆動部110及び切替弁56,57の構成を模式的に示す図である。尚、図7において、上記実施例1乃至3と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。図7に示されるように、切替弁駆動部110は、回転型ロッド式であり、クランクシャフト42の端部に結合された回転板102と、弁軸58の端部に結合された回動レバー84と、回転板102と回動レバー84との間に装架された伝達軸86と、伝達軸86の上端の連結ピン86aと、伝達軸86の下端の連結ピン86bとから構成されている。
また、切替弁駆動部110では、伝達軸86の端部が連結ピン86a,86bを介して回動レバー84、回転板102に直接連結されているので、回転板102と回動レバー84との半径比が1:1の関係となるように回転板102の半径及び回動レバー84の長さが同一寸法に決められている。
従って、回転板102の回転は、伝達軸86を介して直接回動レバー84に伝達され、弁体74の回転動作に変換される。そのため、切替弁56,57は、回動レバー84の回動により切り替え動作して圧力水の供給先を切り替える。
従って、弁体74は、切替弁駆動部110によりE方向に90度回動されることにより、通路74a,74bがポートP1とP2とを連通すると共にポートP3とP4とを連通する動作モードIになり、切替弁駆動部110により更にE方向に90度回動されることにより、通路74a,74bがポートP1とP4とを連通すると共にポートP2とP3とを連通する動作モードIIになる。そして、回動レバー84が更に時計方向に回動することで、上記動作モードIとIIとを交互に繰り返す。尚、弁体74の回転は、切替弁駆動部110を介してピストン34A〜34Dと同期しているため、弁体74はピストン34A〜34Dが上死点または下死点に到達するのとほぼ同じタイミングで動作モードIからIIへ、あるいは動作モードIIからIへ切り替わるように切り替え動作を行なう。
尚、弁体74の動作は、前述した実施例2のもの(図5(A)〜(E)を参照)と同様であり、その説明は省略する。
図8は実施例5の切替弁駆動部120及び切替弁56,57の構成を模式的に示す図である。尚、図8において、上記実施例1乃至4と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。図8に示されるように、切替弁駆動部120は、圧力水が供給されるアクチュエータ122と、アクチュエータ122に圧力水を供給するパイロット弁124と、パイロット弁124のスプール126を駆動するソレノイド128,130と、ソレノイド128,130をオン・オフする制御回路131と、クランクシャフト42の回転位置を検出する回転位置検出部132とを有する。
アクチュエータ122は、圧力水によりピストン134がシリンダ136内を摺動するピストン・シリンダ機構からなり、ピストン134の軸方向に延在するピストンロッド135がシリンダ136の上部隔壁を貫通している。ピストンロッド135の端部には、リンク138の下端が連結ピン138bを介して回動可能に連結され、リンク138の上端が連結ピン138bを介して切替弁56,57の回動レバー84に連結されている。
パイロット弁124は、圧力水供給管路140から圧力水を供給される供給室124aと、排水管142に連通された一対の排水室124b,124cとを有する。また、パイロット弁124は、連通管路144,146を介してアクチュエータ122のシリンダ室136a,136bに連通されている。そして、供給室124a及び排水室124b,124cは、夫々スプール126の大径部126a,126bにより画成されており、この大径部126a,126bが移動することにより圧力水の供給先及び排出元が切り替えられる。
また、スプール126は、軸方向に延在する軸126c,126dがパイロット弁124の上下端部を貫通している。パイロット弁124の上端及び下端には、スプール126を駆動するソレノイド128,130が設けられている。ソレノイド128,130は、電磁コイル128a,130aと、軸126c,126dの端部に設けられた鉄心128b,130bとから構成されている。
制御回路131は、回転位置検出部132の上死点リミットスイッチ132a,下死点リミットスイッチ132bからの検出信号に基づいて電磁コイル128a,130aへの通電をオンまたはオフに切り替えている。上死点リミットスイッチ132a,下死点リミットスイッチ132bは、クランクシャフト42の回転をクランク機構(図示せず)を介して伝達されて上下動する位置検出ロッド133の上端位置によってオンまたはオフに切り替わるスイッチである。
ソレノイド128,130は、制御回路131により電磁コイル128a,130aへの通電がオンになると、電磁コイル128a,130aが励磁され、鉄心128b,130bを電磁的に吸引するように吸引力を発生する。尚、本実施例では、スプール126の軸126c,126dがパイロット弁124の上端及び下端を貫通しており、且つ大径部126a,126bの受圧面積が同じであるので、スプール126を軸方向に駆動する際の圧力による負荷が殆ど無く、ソレノイド128,130の駆動力も小さくて済み、電磁コイル128a,130aに印加される電圧が小さくてもスプール126を軸方向に移動させることが可能になる。
図8に示すスプール126は、圧力水供給管路140と連通管路144,146の何れか一方を連通する上端位置または下端位置に移動している。例えば、パイロット弁124の上端に設けられたソレノイド128が励磁されてスプール126を上方に移動させると、供給室124aを介して圧力水供給管路140と連通管路144とが連通され、シリンダ室136aに圧力水が供給される。また、シリンダ室136bは、連通管路146、排水室124cを介して排水管142に連通される。そのため、アクチュエータ122のピストン134は、下方に駆動され、ピストンロッド135及びリンク138を介して切替弁56,57の回動レバー84をF方向に回動させる。
また、パイロット弁124の下端に設けられたソレノイド130が励磁されてスプール126を下方に移動させると、供給室124aを介して圧力水供給管路140と連通管路146とが連通され、シリンダ室136bに圧力水が供給される。また、シリンダ室136aは、連通管路144、排水室124bを介して排水管142に連通される。そのため、アクチュエータ122のピストン134は、上方に駆動され、ピストンロッド135及びリンク138を介して切替弁56,57の回動レバー84をE方向に回動させる。
このように、切替弁駆動部120では、アクチュエータ122への圧力水の供給先を切り替えることでピストン134を往復駆動し、このピストン駆動力により回動レバー84をE方向またはF方向に回動して切替弁56,57を動作モードIまたはII(図5(A)〜(E)を参照)に動作させてシリンダ室33A〜33Dの上室33または下室33に圧力水を供給することで、ピストン34A〜34Dを往復駆動することが可能になる。
尚、本実施例の切替弁駆動部120では、ソレノイド128,130を励磁する電磁式のため、制御回路131に電源を供給しているが、スプール126の駆動力が小さく済むので、ソレノイド128,130が小型で省電力化されている。
また、制御回路131の電源としては、充電式バッテリを用いることもできるので、発電機16によって発電された電力の使用量が減少する時間帯に発電機16からの電力でバッテリを充電しても良い。
本実施例のアクチュエータ122は、ピストン・シリンダ機構を一例として挙げたが、これに限らず、揺動式アクチュエータ等を用いても良いのは勿論である。
図9はピストン・シリンダ機構の変形例1を示す正面縦断面図である。図10はピストン・シリンダ機構の変形例1を示す側面図である。図11はピストン・シリンダ機構の変形例1を示す横断面図である。尚、図9乃至図11において、前述した実施例と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
図9乃至図11に示されるように、変形例1のピストン・シリンダ機構200は、ピストン・シリンダ機構24A〜24Dが所謂水平対向型に配置されており、クランクシャフト42を中心として左右の水平方向に180度の角度で分散配置されている。本実施例では、架台202に搭載されたクランクケース204の左側面にピストン・シリンダ機構24A,24Bが設けられ、クランクケース204の右側面にピストン・シリンダ機構24C,24Dが設けられている。
従って、ピストン・シリンダ機構24の各シリンダ32A〜32Dは、クランクケース204の左右側面から水平方向に突出するように取り付けられており、各シリンダ32A〜32Dには、第1の給排水管路50A〜50D、第2の給排水管路52A〜52Dが接続されている。
各シリンダ32A〜32Dの内部には、ピストン34A〜34Dが挿入されており、ピストン34A〜34Dには、ピストンロッド36A〜36Dが一体的に結合されている。ピストンロッド36A,36Bは、クランクケース204の左側面からクランクケース204内部に挿入され、ピストンロッド36C,36Dは、クランクケース204の右側面からクランクケース204内部に挿入されており、軸延在方向上左方向と右方向から互い違いに挿入されるように配置されている。そして、ピストンロッド36A〜36Dは、コネクティングロッド39A〜39Dを介してクランク40A〜40Dに連結され、ピストン34A〜34Dの往復動をクランクシャフト42に伝達する。
クランクシャフト42は、軸受206により回転自在に軸承されており、軸受206は支柱208によりクランクシャフト42が増速機44及び発電機16のロータの軸と同じ高さになるように支持されている。また、増速機44及び発電機16は、架台202上の高さ調整台210,212に搭載されている。
また、クランクシャフト42の後部側は、増速機44を介して発電機16のロータを回転駆動する。クランクシャフト42の前部側には、切替弁駆動部48が設けられている。切替弁駆動部48は、前述する実施例と同様に、クランクシャフト42の回転力を切替弁56,57に伝達することで、切替弁56,57が図5(A)〜(E)に示すようにピストン34A〜34Dの摺動位置に連動して各シリンダ32A〜32D内への圧力水の分配を行うことが可能になる。これにより、各ピストン34A〜34Dが各シリンダ32A〜32D内に供給された水圧により往復駆動されて発電機16のロータを回転駆動することが可能になる。
ピストン・シリンダ機構200は、ピストン・シリンダ機構24A〜24Dが所謂水平対向型に配置されることにより装置全体の高さ寸法を低くすることが可能になり、例えば、地下室のような天井があまり高くないような空間にも容易に設置することができる。また、ピストン・シリンダ機構24A〜24Dが架台30の左右側面に配置されているので、ピストン・シリンダ機構24A〜24Dの設置位置が低くなり、ピストン・シリンダ機構24A〜24Dのメンテナンス作業が容易に行なえる。さらに、クランクケース204の上面には、開閉蓋(図示せず)が設けられており、コネクティングロッド39A〜39D及びクランクシャフト42を点検する際にピストン・シリンダ機構24A〜24Dを外さずに済み、開閉蓋を開くことでコネクティングロッド39A〜39D及びクランクシャフト42の点検作業も容易に行なえる。
図12はピストン・シリンダ機構の変形例2を示す正面縦断面図である。図13はピストン・シリンダ機構の変形例2を示す側面縦断面図である。尚、図12及び図13において、前述した実施例と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
図12及び図11に示されるように、変形例2のピストン・シリンダ機構300は、ピストン・シリンダ機構24A〜24Dが所謂垂直対向型に配置されており、クランクシャフト42を中心として上下方向に180度の角度で分散配置されている。本実施例では、架台302に搭載されたクランクケース304の上面にピストン・シリンダ機構24A,24Cが設けられ、クランクケース304の下面にピストン・シリンダ機構24B,24Dが設けられている。
そのため、ピストン・シリンダ機構24B,24Dは、架台302の上面に形成された凹部306に収納されるように取り付けられている。
このピストン・シリンダ機構300では、ピストン・シリンダ機構24A〜24Dがクランクケース304の上下に配置されているので、設置スペースが小さくて済むと共に、クランクケース304の側面には、開閉蓋(図示せず)が設けられており、コネクティングロッド39A〜39D及びクランクシャフト42を点検する際にピストン・シリンダ機構24A〜24Dを外さずに済み、開閉蓋を開くことでコネクティングロッド39A〜39D及びクランクシャフト42の点検作業も容易に行なえる。
図14はピストン・シリンダ機構の変形例3を示す正面縦断面図である。図15はピストン・シリンダ機構の変形例3を示す側面縦断面図である。尚、図14及び図15において、前述した実施例と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
図14及び図15に示されるように、変形例3のピストン・シリンダ機構400は、ピストン・シリンダ機構24A〜24Dが所謂V字型に配置されており、クランクシャフト42を中心として斜め上方向に角度α(例えば、α=45度〜90度)の角度で分散配置されている。本実施例では、架台402に上部に設けられた左側斜面にピストン・シリンダ機構24A,24Bが設けられ、架台402に上部に設けられた右側斜面にピストン・シリンダ機構24C,24Dが設けられている。尚、増速機44及び発電機16は、床面に設置された高さ調整台210,212に搭載されている。
このピストン・シリンダ機構400では、架台402がコンパクトな構成にできるので、装置全体を小型化することができる。
図16はピストン・シリンダ機構の変形例4を示す正面縦断面図である。図17はピストン・シリンダ機構の変形例4を示す側面縦断面図である。尚、図16及び図17において、前述した実施例と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
図16及び図17に示されるように、変形例4のピストン・シリンダ機構500は、ピストン・シリンダ機構24A〜24Dが所謂星型に配置されており、クランクシャフト42を中心として斜め上下左右方向に90度間隔で放射状に分散配置されている。
正面から見て正方形状に形成された架台502の上面には、ピストン・シリンダ機構24Aが設けられ、架台502の下面には、ピストン・シリンダ機構24Bが設けられ、架台502の左側面には、ピストン・シリンダ機構24Cが設けられ、架台502の右側面には、ピストン・シリンダ機構24Dが設けられている。
下面側に配置されたピストン・シリンダ機構24Bは、架台502の凹部504に収納される。コネクティングロッド39A〜39Dは、回動部材506の各ピン508に連結されており、回動部材506を介してクランク40に回動可能に連結されている。尚、4本のピン508は、円板状に形成された回動部材506に90度間隔の角度で設けられており、揺動動作するコネクティングロッド39A〜39D同士が干渉しないように取り付けられている。
このピストン・シリンダ機構500では、ピストン・シリンダ機構24A〜24Dが放射状に配置されるため、クランクシャフト42の奥行き寸法が短くなり、その分装置全体を小型化することができる。
図18はピストン・シリンダ機構の変形例5を示す正面縦断面図である。図19はピストン・シリンダ機構の変形例5を示す側面縦断面図である。尚、図18及び図19において、前述した実施例と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
図18及び図19に示されるように、変形例5のピストン・シリンダ機構600は、8個のピストン・シリンダ機構24A〜24Hが所謂星型に配置されており、クランクシャフト42を中心として斜め水平方向に45度間隔で放射状に分散配置されている。また、ピストン・シリンダ機構600では、クランクシャフト42が垂直状態に保持されている。クランクシャフト42は、下端が架台602上に搭載されたクランクケース604の下面に保持されたスラスト軸受606に軸承され、上端がクランクケース604の上面に保持された軸受608により軸承されている。
また、クランクケース604の上面には、発電機16を支持する発電機支持台610が固定されており、発電機支持台610の内部には、増速機44が収納されている。
8本のコネクティングロッド39A〜39Hは、回動部材506の各ピン508に連結されており、回動部材506を介してクランク40に回動可能に連結されている。尚、8本のピン508は、円板状に形成された回動部材506に45度間隔の角度で設けられており、揺動動作するコネクティングロッド39A〜39H同士が干渉しないように取り付けられている。
このピストン・シリンダ機構600では、ピストン・シリンダ機構24A〜24Hが水平方向に放射状に配置されるため、ピストン・シリンダ機構24が4個以上の増加しても隣り合うピストン・シリンダ機構24同士が接近しないように配置できると共に、装置全体を小型化することができる。また、ピストン・シリンダ機構24A〜24Hはクランクケース604の外周から水平方向に突出するように配置されているので、メンテナンス作業がやりやすくなっており、ピストン・シリンダ機構24が増加してもメンテナンスが容易に行なえる。
尚、変形例5では、切替弁駆動部48は、クランクシャフト42の回転をタイミングベルト64を介して切替弁56,57の弁軸58に伝達するように構成されている。
また、架台602の内部には、第1の給排水管路51及び第2の給排水管路52が引き出されており、架台602が第1の給排水管路51及び第2の給排水管路52を外部に引き出すための配管用空間として機能している。
尚、上記実施例の圧力水は、例えば、高所から低所への落差から得られる位置エネルギによる圧力で加圧されるため、山間部の貯水池からの圧力水に限らず、ビルの屋上に雨水を貯める貯水槽を設け、ビルの地下に水圧発電システム10を設置して貯水槽から落下された水圧により発電するようにしても良い。この場合、貯水槽の貯水量によって発電可能時間が制限されるため、例えば、地震発生時等の電力会社からの電力供給が停止した緊急時に発電を行う予備の発電設備として使用することも可能である。
本発明になる水圧発電システムの一実施例を示す縦断面図である。 切替弁駆動部48及び切替弁56,57の構成を模式的に示す図である。 ピストンが上死点または下死点に達したときの弁体74の動作状態を示す図である。 実施例2の切替弁駆動部80及び切替弁56,57の構成を模式的に示す図である。 切替弁56,57の弁体74の回転位置に応じた動作を説明する図である。 実施例3の切替弁駆動部100及び切替弁56,57の構成を模式的に示す図である。 実施例4の切替弁駆動部110及び切替弁56,57の構成を模式的に示す図である。 実施例5の切替弁駆動部120及び切替弁56,57の構成を模式的に示す図である。 ピストン・シリンダ機構の変形例1を示す正面縦断面図である。 ピストン・シリンダ機構の変形例1を示す側面図である。 ピストン・シリンダ機構の変形例1を示す横断面図である。 ピストン・シリンダ機構の変形例2を示す正面縦断面図である。 ピストン・シリンダ機構の変形例2を示す側面縦断面図である。 ピストン・シリンダ機構の変形例3を示す正面縦断面図である。 ピストン・シリンダ機構の変形例3を示す側面縦断面図である。 ピストン・シリンダ機構の変形例4を示す正面縦断面図である。 ピストン・シリンダ機構の変形例4を示す側面縦断面図である。 ピストン・シリンダ機構の変形例5を示す正面縦断面図である。 ピストン・シリンダ機構の変形例5を示す側面縦断面図である。
符号の説明
10 水圧発電システム
12 圧力水供給管路
16 発電機
18 駆動装置
20 発電ユニット
24(24A〜24D),200,300,400,500,600 ピストン・シリンダ機構
26 伝達機構
28 圧力水分配部
30 架台
32A〜32D シリンダ
33A〜33D シリンダ室
34A〜34D ピストン
36A〜36D ピストンロッド
36A〜36D ピストンロッド
39A〜39D コネクティングロッド
40A〜40D クランク
42 クランクシャフト
44 増速機
46A〜46E 軸受
48,80,100,110,120 切替弁駆動部
50A〜50D 第1の給排水管路
52A〜52D 第2の給排水管路
54 排水管路
56 第1の切替弁
57 第2の切替弁
58 弁軸
60 駆動側プーリ
62 従動側プーリ
64 タイミングベルト
70 ケーシング
74 弁体
82 楕円カム
84 回動レバー
86 伝達軸
88 ローラ
90,104 リンク
102 回転板
122 アクチュエータ
124 パイロット弁
126 スプール
128,130 ソレノイド
131 制御回路
132 回転位置検出部
132a 上死点リミットスイッチ
132b 下死点リミットスイッチ
133 位置検出ロッド
134 ピストン
136 シリンダ
138 リンク
140 圧力水供給管路
142 排水管
144,146 連通管路

Claims (10)

  1. 発電機と、
    圧力水を供給する圧力水供給管路と、
    該圧力水供給管路から供給された圧力水によりピストンがシリンダ内を往復動して前記発電機を駆動するピストン・シリンダ機構と、
    前記ピストン・シリンダ機構からの回転駆動力の一部を伝達されることで前記シリンダ内へ供給される圧力水の分配を自動的に切り替える圧力水分配手段と、を有し、
    前記圧力水分配手段は、
    前記シリンダの一室に連通された第1の給排水管路と、
    前記シリンダの他室に連通された第2の給排水管路と、
    前記シリンダから排出された水を外部に排水する排水管路と、
    前記圧力水供給管路と前記第1の給排水管路または前記第2の給排水管路の何れか一方を連通し、前記排水管路と前記第2の給排水管路または前記第1の給排水管路の何れか他方を連通する切替弁と、
    前記ピストンの動作に連動して前記切替弁を切り替え動作させる弁駆動手段と、を有し、
    前記切替弁は、
    前記圧力水供給管路が連通された第1ポートと、
    前記第1の給排水管路が連通された第2ポートと、
    前記排水管路が連通された第3ポートと、
    前記第2の給排水管路が連通された第4ポートと、
    前記第1ポートを前記第2ポートまたは前記第4ポートの何れか一方に連通すると共に、前記第3ポートを前記第4ポートまたは前記第2ポートの何れか他方に連通するように動作する弁体と、
    を有することを特徴とする水圧発電システム。
  2. 前記切替弁は、前記圧力水を供給されて駆動されるアクチュエータの駆動力を伝達されており、前記ピストンの動作に連動して前記アクチュエータが駆動されて切り替え動作することを特徴とする請求項に記載の水圧発電システム。
  3. 前記ピストン・シリンダ機構は、前記複数のシリンダが駆動軸と平行な方向に一列に配置され、クランク機構を介して前記複数のピストンの往復運動を前記駆動軸の回転運動に変換することを特徴とする請求項1に記載の水圧発電システム。
  4. 前記ピストン・シリンダ機構は、前記複数のシリンダが駆動軸を中心として180度の角度で対向配置され、クランク機構を介して前記複数のピストンの往復運動を前記駆動軸の回転運動に変換することを特徴とする請求項1に記載の水圧発電システム。
  5. 前記ピストン・シリンダ機構は、前記複数のシリンダが駆動軸を中心としてV字状に配置され、クランク機構を介して前記複数のピストンの往復運動を前記駆動軸の回転運動に変換することを特徴とする請求項1に記載の水圧発電システム。
  6. 前記ピストン・シリンダ機構は、前記複数のシリンダが駆動軸を中心として放射状に配置され、クランク機構を介して前記複数のピストンの往復運動を前記駆動軸の回転運動に変換することを特徴とする請求項1に記載の水圧発電システム。
  7. 前記駆動軸を垂直方向に起立した状態で回転可能に支持し、
    前記複数のシリンダを水平方向に放射状に配置したことを特徴とする請求項1に記載の水圧発電システム。
  8. 前記圧力水分配手段は、前記複数のピストンの夫々が所定の位相差で動作するように圧力水を前記複数のシリンダに分配することを特徴とする請求項3乃至7の何れかに記載の水圧発電システム。
  9. 前記切替弁は、前記複数のシリンダのうち一対のシリンダに連通されており、前記ピストンの動作に連動して前記一対のシリンダに供給される圧力水の機構の駆動力を伝達されて切り替え動作することを特徴とする請求項3乃至7の何れかに記載の水圧発電システム。
  10. 前記駆動軸は、前記複数のピストンの往復動による回転力を増速機により高速回転に変換して前記発電機に伝達する伝達機構を構成することを特徴とする請求項3乃至7の何れかに記載の水圧発電システム。
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