JP3786386B2 - 吊持金具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井点検口(を構成する外枠)等を吊持するための吊持金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
天井点検口、照明器具、空調装置等の物品を取付部材から吊持させるための吊持金具にあっては、種々のものが提案されているが、取付部材に対する物品の吊持高さつまり上下方向位置を調整することが望まれることが多い。このため、実開昭62−165335号公報、実開昭58−162923号公報、実開昭49−38021号公報、実開昭48−23431号公報等に示すように、吊持金具の一部として、上下方向に伸びる長孔を有する第1部材を用意して、この長孔に挿通される取付ねじによって、第1部材を取付部材側に連結することが提案されている。すなわち、取付ねじの長孔に対する挿通位置を調整することによって、吊持高さが調整可能とされる。
【0003】
物品の重量が作用する吊持完了状態において、第1部材と取付ねじとの上下方向の相対変位を確実に防止することが望まれるが、このため前記実開昭62−165335号公報では、第1部材に上下方向に所定間隔毎に凹凸部分を形成する一方、凹部に係止される係止部材を別途設けて、取付ねじによって係止部材を凹部に嵌合させることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記実開昭62−165335号公報記載のものでは、凹凸部の形成ピッチ毎でしか吊持高さを調整することができず、吊持高さの微妙な調整ということができないものとなる。
【0005】
また、吊持すべき物品の種類あるいは同じ物品でもその形状によっては、取付部材に対して吊持金具を、下方から接近させてしか連結が行えない場合や、逆に上方から接近させてしか連結を行えない場合があるが、吊持金具の種類を接近方向に対応して別途用意することなく、上下両方向のいずれの方向からも接近させて連結を行えるようにすることが望まれるものとなる。
【0006】
さらに、吊持金具としては、通常、物品側へ連結される第1部材と、取付部材へ連結される第2部材との少なくとも2分割構成とされることが多いものである。そして、第2部材をあらかじめ取付部材に仮組付した状態で、第1部材を第2部材に連結することが多く行われる。この場合、第2部材を取付部材に対して側方から嵌合させる形式で仮組付する一方、取付部材を第1部材と第2部材とで挟持した状態で第1部材と第2部材との連結を取付ねじで行うことが望まれる場合がある。つまり、取付部材に対して側方から嵌合させることにより仮組付された第2部材に対して、取付部材部材を挟んで第2部材とは反対側(上記嵌合の方向とは反対側)から第1部材を第2部材に接近させて、取付ねじによる固定作業が行われることになる。しかしながら、第1部材を第2部材に対して接近させる過程において、第2部材に対して取付部材からの嵌合が外れる方向の外力を不用意に与えてしまう事態を生じ易く、この点において何等かの対策が望まれることになる。
【0007】
以上に加えて、吊持金具を前述したように第1部材と第2部材との分割構成とすると共に、第1部材を吊持高さ調整のために上下方向に伸びる長孔を有する細長い部材として構成したとき、この第1部材を取付部材に組付られた第2部材に仮組付(仮係止)して、その後取付ねじによって第1部材と第2部材との固定を行うことが要求される場合がある。この場合、第1部材と第2部材との仮組付された状態で、細長い第1部材の姿勢が大きく変化、つまり前後あるいは左右に大きく揺動してしまうことは、第1部材の上下方向長さが実質的に変化してしまうことになり、このことは物品を所定高さに調整する作業を大きく阻害することになってしまい、この点においても何等かの対策が望まれることになる。
【0008】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その第1の目的は、吊持高さが不用意に変化してしまうのを確実に防止しつつ、吊持高さを連続可変式に調整できるようにした吊持金具を提供することにある。
本発明の第2の目的は、上下方向に伸びる長孔を有する第1部材を取付部材に対して上方および下方の任意の方向から接近して連結を行えるようにしつつ、取付部材に連結された第2部材に対して仮組付した状態で第1部材が不用意に大きく揺動してしまうような事態を防止できるようにした吊持金具を提供することにある。
本発明の第3の目的は、上記第2部材に仮組付された第1部材が大きく揺動されてしまうことの防止と、第2部材の取付部材からの不用意な脱落の防止とを共に得られるようにした吊持金具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記第1の目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
物品を所定の取付部材へ吊持させるための吊持金具において、
上下方向に伸びる長孔が形成された薄板状の第1部材と、
ねじ孔が形成され、前記第1部材と共働して前記取付部材を挟持する第2部材と、
前記長孔に挿通可能なねじ部および該長孔に挿通不能な頭部を有し、該ねじ部が該長孔に挿通された状態で前記ねじ孔に螺合されて、前記第1部材と第2部材とを連結する取付ねじと、
を有し、
前記第1部材は、前記長孔の両側縁部においてそれぞれ、該長孔に沿って連続的にかつ互いに該第1部材の同一板面方向に、90度よりも小さい角度で傾斜するように曲げ起こされた曲げ起こし部が形成され
前記第2部材が、前記取付部材に側方から嵌合されると共に、該取付部材の上方または下方の少なくとも一方において該嵌合方向に伸びるように前記ねじ孔が形成され、
前記第1部材が、その下端部において前記物品に連結されると共に、その上端部において前記第2部材と共働して前記取付部材を左右方向から挟む状態で前記取付ねじによって該第2部材に連結され、
前記取付ねじのねじ部のみが前記長孔を貫通された状態で前記ねじ孔に螺合されると共 に、該螺合による締付力によって該取付ねじの頭部が前記曲げ起こし部を変形させた状態とされ、
前記取付部材が、上下方向に伸びる縦壁部を介して連結されて上下方向において相対向する上壁部と下壁部とを有し、
前記第2部材が、上下方向に伸びる1つの第2縦壁部と、該取付部材の上壁部に沿う第2上壁部と、該取付部材の下壁部に沿う第2下壁部とを有して、該第2上壁部と第2下壁部との間に形成される開口側から該取付部材に対して嵌合されるように設定され、
前記第2上壁部と第2下壁部とが、互いに接近、離間する方向に弾性変形可能とされ、
前記第2上壁部の内面または第2下壁部の内面の少なくとも一方に、前記第2部材が前記取付部材に嵌合された状態において、該取付部材の上壁部または下壁部の先端面に係止されて該嵌合が外れる方向への係止作用を行う突起部が形成されている、
ようにしてある。
また、前記第1の目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項2に記載のように、
物品を所定の取付部材へ吊持させるための吊持金具において、
上下方向に伸びる長孔が形成された薄板状の第1部材と、
ねじ孔が形成され、前記第1部材と共働して前記取付部材を挟持する第2部材と、
前記長孔に挿通可能なねじ部および該長孔に挿通不能な頭部を有し、該ねじ部が該長孔に挿通された状態で前記ねじ孔に螺合されて、前記第1部材と第2部材とを連結する取付ねじと、
を有し、
前記第1部材は、前記長孔の両側縁部においてそれぞれ、該長孔に沿って連続的にかつ互いに該第1部材の同一板面方向に、90度よりも小さい角度で傾斜するように曲げ起こされた曲げ起こし部が形成され、
前記第1部材に、前記長孔の少なくとも一端側において該長孔と連通させて、該長孔の開口幅よりも大きな開口幅とされて前記取付ねじの頭部が挿通可能な大径の挿入孔が形成され、
前記第2部材が、前記取付部材に側方から嵌合されると共に、該取付部材の上方または下方の少なくとも一方において該嵌合方向に伸びるように前記ねじ孔が形成され、
前記第1部材が、その下端部において前記物品に連結されると共に、その上端部において前記第2部材と共働して前記取付部材を左右方向から挟む状態で前記取付ねじによって該第2部材に連結され、
前記取付ねじのねじ部のみが前記長孔を貫通された状態で前記ねじ孔に螺合されると共に、該螺合による締付力によって該取付ねじの頭部が前記曲げ起こし部を変形させた状態とされ、
前記取付部材が、上下方向に伸びる縦壁部を介して連結されて上下方向において相対向する上壁部と下壁部とを有し、
前記第2部材が、上下方向に伸びる1つの第2縦壁部と、該取付部材の上壁部に沿う第2上壁部と、該取付部材の下壁部に沿う第2下壁部とを有して、該第2上壁部と第2下壁部との間に形成される開口側から該取付部材に対して嵌合されるように設定され、
前記第2上壁部と第2下壁部との一方の先端部に、上下方向に伸びて前記ねじ孔が形成された延長部が形成され、
前記第2上壁部と第2下壁部との他方の先端部に連設させて、前記長孔を挿通可能な細幅の首部と、該首部に連設されて該長孔を挿通不能であるが前記挿入孔に挿通可能な太幅の係止部が形成されている、
ようにしてある。
【0010】
前記第2の目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項に記載のように、
物品を所定の取付部材へ吊持させるための吊持金具において、
その下端部において前記物品に連結されると共に、上下方向に伸びる長孔が形成された薄板状の第1部材と、
前記取付部材に側方から嵌合されると共に、該取付部材の上方または下方の少なくとも一方において該嵌合方向に伸びるねじ孔が形成された第2部材と、
前記ねじ孔に螺合され、前記第1部材と第2部材とで前記取付部材を挟持した状態で該第1部材と第2部材とを連結する取付ねじと、
を有し、
前記取付部材が、上下方向に伸びる縦壁部を介して連結されて上下方向において相対向する上壁部と下壁部とを有し、
前記第2部材が、上下方向に伸びる1つの第2縦壁部と、該取付部材の上壁部に沿う第2上壁部と、該取付部材の下壁部に沿う第2下壁部とを有して、該第2上壁部と第2下壁部との間に形成される開口側から該取付部材に対して嵌合されるように設定され、
前記第1部材に、前記長孔の両端側においてそれぞれ該長孔と連通させて、該長孔の開口幅よりも大きな開口幅とされた大径の挿入孔が形成され、
前記取付ねじの頭部が前記長孔を挿通不能でかつ前記挿入孔を挿通可能とされて、該取付ねじのねじ部のみが前記長孔を挿通された状態で前記ねじ孔に螺合されるように設定され、
前記第2上壁部と第2下壁部との一方の先端部に、上下方向に伸びて前記ねじ孔が形成された延長部が形成され、
前記第2上壁部と第2下壁部との他方の先端部に、前記長孔を挿通可能な細幅の首部と、該首部に連接されて該長孔を挿通不能であるが前記挿入孔に挿通可能な太幅の係止部が形成されている、
ようにしてある。
【0011】
前記第3の目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項に記載のように、
物品を所定の取付部材へ吊持させるための吊持金具において、
下端部が前記物品に連結される第1部材と、
前記取付部材に対して側方から嵌合されると共に、該第1部材と共働して該取付部材を挟んだ状態で該第1部材に取付ねじによって固定される第2部材とを有し、
前記取付部材が、上下方向に伸びる側壁部と、該側壁の上下各端から互いに同一方向に略水平に伸びる上壁部および下壁部を有する形状として形成され、
前記第2部材が、前記取付部材の側壁部に沿う1つの第2側壁部と、該取付部材の上壁部に沿う第2上壁部と、該取付部材の下壁部に沿う第2下壁部とを有して、該第2上壁部と第2下壁部との間に形成される開口側から該取付部材に対して嵌合されるように設定され、
前記第2上壁部と第2下壁部とが、互いに接近、離間する方向に弾性変形可能とされ、
前記第2上壁部の内面または第2下壁部の内面の少なくとも一方に、前記第2部材が前記取付部材に嵌合された状態において、該取付部材の上壁部または下壁部の先端面に係止されて該嵌合が外れる方向への係止作用を行う突起部が形成され、
前記第1部材に、上下方向に伸びる長孔が形成されると共に、該長孔の少なくとも一端側において該長孔と連通させて該長孔の開口幅よりも大きな開口幅とされた大径の挿入孔が形成され、
前記第2上壁部と第2下壁部とのいずれか一方の先端部に、前記長孔を挿通可能な細幅の首部と、該首部に連設されて該長孔を挿通不能であるが前記挿入孔に挿通可能な太幅の係止部が形成され、
前記第2上壁部と第2下壁部との他方の先端部に、前記取付ねじのねじ部が螺合されるねじ孔が形成され、
前記取付ねじのねじ部が前記長孔を挿通可能として設定されると共に、該取付ねじの頭部が該長孔を挿通不能でかつ前記挿入孔を挿通可能として設定されている、
ようにしてある。
【0012】
【発明の効果】
請求項1によれば、長孔内において所望位置に取付ねじのねじ部を位置させることによって、吊持高さを連続可変式につまり無段階に選択することができる。選択された吊持高さ位置において、ねじ部が長孔を挿通される取付ねじの頭部によって曲げ起こし部を押し潰す、つまり取付ねじによる締付け力をそのまま利用して曲げ起こし部を変形させることにより、この変形されない曲げ起こし部が取付ねじの頭部の上下に係止段部として位置することになり、選択された吊持高さを確実に維持することができる。そして、上記吊持高さの選択と、選択された吊持高さの維持とを、第1部材と第1部材とを連結する取付ねじを有効に利用して行うことができる。
【0013】
また、第2部材を取付部材の側方から嵌合させる場合に好適なものを提供することができる。そして、取付部材にあらかじめ第2部材を嵌合、保持させた状態で、第1部材の第2部材(に仮組付された取付ねじ)に対する吊持高さを調整しつつ、この取付ねじによって第1部材と第2部材とを固定することができる。
さらに、突起部による係止作用を利用して、第2部材が取付部材から不用意に脱落してしまう事態をより確実に防止することができる。
【0014】
請求項2によれば、長孔内において所望位置に取付ねじのねじ部を位置させることによって、吊持高さを連続可変式につまり無段階に選択することができる。選択された吊持高さ位置において、ねじ部が長孔を挿通される取付ねじの頭部によって曲げ起こし部を押し潰す、つまり取付ねじによる締付け力をそのまま利用して曲げ起こし部を変形させることにより、この変形されない曲げ起こし部が取付ねじの頭部の上下に係止段部として位置することになり、選択された吊持高さを確実に維持することができる。そして、上記吊持高さの選択と、選択された吊持高さの維持とを、第1部材と第1部材とを連結する取付ねじを有効に利用して行うことができる。
【0015】
また、取付ねじをあらかじめ第2部材のねじ孔に緩く螺合させた状態で、挿入孔に取付ねじの頭部を挿通させるのを利用して取付ねじのねじ部を長孔部分に位置させることができ、取付作業の軽減の上で好ましいものとなる。
さらに、第2部材を取付部材の側方から嵌合させる場合に好適なものを提供することができる。そして、取付部材にあらかじめ第2部材を嵌合、保持させた状態で、第1部材の第2部材(に仮組付された取付ねじ)に対する吊持高さを調整しつつ、この取付ねじによって第1部材と第2部材とを固定することができる。
さらにまた、挿通孔への係止部と取付ねじの頭部との挿通を利用して、首部と取付ねじのねじ部との2つの部分を長孔に対する挿通状態とすることにより、あらかじめ取付部材に嵌合、保持された第2部材に対して、取付ねじの締付けを行う前において第1部材が前後あるいは左右に大きく揺動してしまう事態を防止することができる。
【0016】
請求項によれば、第1部材の取付部材側への接近を、上方から行う場合でも、下方から行う場合でも、いずれの場合にも対応することが可能となる。
また、取付部材にあらかじめ第2部材を嵌合、保持させると共に、取付ねじを第2部材に対する所定螺合位置に仮組付した状態で、第1部材を第2部材に組み付けることが可能となり、全体として組付作業を容易かつ能率よく行う上で好ましいものとなる。さらに、上記仮組付した状態で、第1部材が前後あるいは左右に大きく揺動してしまう事態を防止することができる。勿論、長孔の長さ範囲において、吊持高さを任意に選択可能である。
【0017】
請求項によれば、突起部を利用して、取付部材に嵌合された第2部材が、当該第2部材に第1部材を連結する作業等のときに不用意に脱落してしまう事態を防止することができる。また、前記仮組付した状態での第1部材の前後あるいは左右への大きな揺動を防止することができる。勿論、長孔の長さ範囲において、吊持高さを任意に選択可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を天井点検口を吊持する場合に適用した概略図を示し、1は天井点検口の外枠、2は内枠、3は取付部材である。内枠2は外枠1に対して蝶番等を介して開閉自在とされて、閉時に、その下面が外枠1の下面とほぼ面一とされる。取付部材3は、天井材(図1では図示略)の上方において水平方向に細長く伸びるように固定配置されて、この取付部材3に対して、吊持金具TKを介して外枠1が吊持される。そして、後述するように、吊持金具TKによる吊持高さ調整によって、外枠1の下面が天井材とほぼ面一となるようにされる。
【0019】
吊持金具TKは、第1部材11と第2部材12とを有する。第1部材11は、上下方向に細長く伸びて、その下端部がねじによって外枠1に連結、固定される。また、第2部材12は、取付部材3に対してその側方から嵌合されて、後述するように、取付ねじ13によって第1部材11に対して連結、固定される。なお、取付部材3は、例えば鉄系金属板により全体として断面略コ字状とされたチャネル材により構成されて、強度的に優れたものとなっており、建物に固定、保持されているものである。なお、取付部材3の断面における各部分が符号3a〜3cによって区別され、3aは側壁部(縦壁部)、3bは側壁部3aの上端から直角に折曲されて伸びる上壁部、3cは側壁部3aの下端から上壁部3bと同方向に直角に折曲されて伸びる下壁部である。
【0020】
第1部材11の詳細について、図2〜図4を参照しつつ説明する。この第1部材11は、例えば鉄系金属板により薄板状に細長く形成されて、上下方向に伸ばして配設される。そして、その下端部には、前述したように外枠1に対する連結用のねじ孔21が形成されている。第1部材11には、ねじ孔21の上方位置において、細長く伸びる長孔22が形成されている。この長孔22は、その全長に渡って同一幅の直線状とされている。第1部材11には、上記長孔22の各端部側において、当該長孔22と連通するように、2つの挿入孔23、24が形成されている。この挿入孔23、24はそれぞれ同一の大きさでほぼ円形とされており、その直径は長孔22の幅よりも十分大きくされている。
【0021】
第1部材11には、長孔22の両側縁部においてそれぞれ、長孔22の全長に渡って左右一対の曲げ起こし部25が形成されている。この各曲げ起こし部25は、第1部材11の同一板面方向に向かうように曲げ起こされており、その傾斜角度(曲げ角度)θは、90度よりも小さい角度とされている。後述するように、吊持完了状態では、取付ねじ13(の頭部)によって曲げ起こし部25が部分的に変形されるものであり、このため上記傾斜角度は、20度〜60度程度の範囲、好ましくは30度〜45度程度の範囲として設定するのが好ましい。
【0022】
第2部材12の詳細について、図5〜図8を参照しつつ説明する。第2部材12は、例えば鉄系金属板を加工することにより形成されて、1つの側壁部(第2側壁部、第2縦壁部)31と、側壁部31の上端から直角に折曲されて伸びる上壁部(第2上壁部)32と、側壁部31の下端から上壁部32と同方向に直角に折曲されて伸びる下壁部(第2下壁部)33とを有する。このように、各壁部31〜33が全体として略コ字状となるように形成されて、この3つの壁部31〜33で囲まれた凹部が、一側方のみが開口されて、取付部材3に対して側方から嵌合される嵌合凹部34を画成することになる。そして、上壁部32と下壁部33とは、上下方向に若干弾性変形可能とされている。
【0023】
上記上壁部32の先端からは、上方へ直角に折曲された延長部35とされ、この延長部35に、ねじ孔36が形成されている。このねじ孔36は、側壁部31から上壁部22および下壁部33が伸びる方向と同一方向とされている(嵌合凹部34の取付部材3に対する嵌合方向とされている)。この延長部35の上端からは、側壁部31へ向けて直角に折曲された折り返し部37とされているが、これはねじ孔36付近の強度を確保するためのものである。
【0024】
下壁部33の先端部からは、細幅の首部38が連設され、この首部38の先端からは、直角に下方へ折曲された太幅の係止部39とされている。首部38の幅は、前記長孔22の幅よりも若干小さくされている。係止部39の幅は、長孔22の幅よりも十分大きく、かつ挿入孔23、24の開口幅よりも小さくされて当該挿入孔23、24に対して挿通可能とされている。なお、首部38の長さは、曲げ起こし部25を含む第1部材11の板厚よりも若干大きくされている。側壁部31と上壁部32との境界部分には、曲げ強度向上のために、部分的に隆起部40が形成されている。この隆起部40は、嵌合凹部34とは反対方向へ隆起させるように変形させることにより形成されている。
【0025】
下壁部33内面(上壁部32に向う側の面)の先端付近、つまり首部38との境界付近には、エンボス加工によって突起部42が形成されている。この突起部42は、第2部材12の取付部材3からの嵌合外れを防止するためのものである。すなわち、嵌合凹部34内に取付部材3が位置するように、第2部材12を取付部材3に対してその側方から嵌合させたとき、突起部42が、取付部材3の下壁部3cの先端面よりも若干前方に位置して、第2部材12の取付部材3に対する嵌合解除方向の力が作用したとき、突起部42が取付部材3の下壁部3c先端面に当接、係止されるようになっている。
【0026】
上述した突起部42による嵌合外れ防止のために、前述のように第2部材12の上壁部32と下壁部33とは、上下方向に弾性変形可能とされている。そして、第2部材12に外力が作用しない状態において、その上壁部32と下壁部33との各先端部同士の間隔(内面間隔)は、取付部材3の上壁部3bと下壁部3cとの上下方向間隔(外面間隔)よりも若干小さくされていて、第2部材12の取付部材3に対する嵌合時には、第2部材12の上壁部32と下壁部33との先端部間隔を若干広げるように弾性変形させつつ行われる。そして、第2部材12の取付部材3に対する嵌合完了状態では、上記広げられた上壁部32と下壁部33との先端部間隔が弾性復帰によって小さくされて、弾性力によってがたつきなく取付部材3に嵌合されると共に、突起部42が取付部材3の下壁部3cの先端面によって係止される状態とされる。
【0027】
外枠1の設置に際しては例えば次のような手順で行われる(図9〜図11参照)。
(1)まず、第2部材12があらかじめ取付部材3に対してその側方から嵌合されるが(第2部材12の取付部材3に対する仮組付)、このとき、第2部材12のねじ孔36にはあらかじめ取付ねじ13が緩く螺合されている。また、図10に示すように、第1部材11が、そのねじ孔21に螺合される取付ねじ51を利用して外枠1に連結されるが、この螺合は、外枠1に対して第1部材11がほぼまっすぐ上方を向いた状態を確保できる程度の緩い螺合状態とされる(第1部材11の外枠1に対する仮組付)。
【0028】
(2)上記準備段階が終了後、例えば外枠1と第1部材11との仮組付体を、下方から第2部材12に接近させて、第1部材11の上方の挿入孔24に第2部材12の係止部39を挿通させる。
【0029】
(3)係止部39が挿入孔24に挿通された状態で、首部38を長孔22に沿って摺動変位させつつ外枠1と第1部材11との仮組付体をさらに上昇させる。そして、第1部材11の上方の挿入孔24に、第2部材12に螺合されている取付ねじ13の頭部13aを挿通させた後、さらに上記仮組付体を上昇させて、取付ねじ13の首部13bが長孔22に位置するようにし、ここまでの状態が図9に示す状態となる。
【0030】
(4)この後、外枠1の下面が、その外周囲にある天井材6の下面と整合するように、外枠1と第1部材11との仮組付体の上下方向高さ位置を設定し、この状態で、取付ねじ13をしっかりと締めつける。その後、取付ねじ51をしっかりと締めつけて、外枠1と第1部材11とをしっかりと固定する。上記取付ねじ13の締めつけ後は、その頭部13aによって曲げ起こし部25が部分的に潰れ変形されて、第1部材11(外枠1)と第2部材12(取付部材3)との上下方向の相対変位が強固に規制されることになる。
【0031】
外枠1の形状等の関係から、天井材6の上方から第1部材11を第2部材12に接近させる必要のあるときは、第1部材11の挿入孔のうち下方の挿入孔23を利用して、取付ねじ13の頭部13aの挿通が行われ、引き続き係止部39の挿通が行われることになる。
【0032】
以上実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むものである。首部38、係止部39を、取付ねじ13と同様な取付ねじを利用して構成するようにしてもよく、この場合は、第1部材11と第2部材12との連結、固定がより強固なものとされる。取付ねじ13を、首部38および係止部39のような構成とし、別途設けた取付ねじによって、第1部材11と第2部材12とを連結、固定するようにするようにしてもよい(特に、第1部材11が挿入孔23、24を有しない場合)。
【0033】
取付部材3の断面形状は、例えば4角形の閉断面形状にしたり、I型状にする等、適宜変更することができる。また、吊持される物品としては、室内高所に設置される物品、例えば照明明器具や空調装置(空調エア吹出装置)等とすることもでき、室外において吊持される物品とすることもできる。第1部材11と吊持される物品との連結手法は適宜のものに変更できる。さらに、第2部材12の取付部材3に対する嵌合は、特に側方から嵌合させる必要のないときは、上方から嵌合させるようにすることもでき、また嵌合させる必要のないときは、従来既知の適宜の手法によって取付部材12に対して固定することができる。
【0034】
特に、特許請求の範囲の請求項1に関連して、次のようにすることもできる。上下の挿入孔23、24はいずれか一方のみ設けるように、あるいは両方共に設けないようにすることもできる。挿入孔23、24を共に有しない場合は、第2部材12に対して首部38、係止部39が形成されないことになり、また、第1部材11の第2部材12に対する高さ調整が行われた状態で、その後に長孔22をねじ部が挿通される取付ねじによって第1部材11と第2部材12とを固定するようにすればよい。また、特に、特許請求の範囲の請求項6、請求項7に関連して、曲げ起こし部25を有しないものであってもよい。
【0035】
本発明は、吊持金具を用いた物品の取付方法(組付方法)として把握することもできる。また、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として記載されたものに対応するものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を天井点検口を構成する外枠を吊持するために適用した場合を示す簡略斜視図。
【図2】第1部材の一例を示す正面図。
【図3】図2の右側面図。
【図4】図2のX4−X4線相当断面図。
【図5】第2部材の一例を示す側面図。
【図6】図5に示す第2部材の正面図。
【図7】図5に示す第2部材の上面図。
【図8】図6のX8−X8線相当断面図。
【図9】取付ねじによる締結前の状態における第2部材に対する第1部材の組付状態を示す斜視図で、天井材を省略して示す図。
【図10】吊持完了状態を示す側面一部断面図。
【図11】図10の左側面図で、天井材を省略して示す図。
【符号の説明】
1:外枠(天井点検口)
2:内枠
3:取付部材
3a:側壁部
3b:上壁部
3c:下壁部
11:第1部材
12:第2部材
13:取付ねじ
13a:頭部
13b:ねじ部
21:ねじ孔(第1部材と外枠との固定用)
22:長孔
23:挿入孔
24:挿入孔
25:曲げ起こし部
31:側壁部
32:上壁部
33:下壁部
34:嵌合凹部
36:ねじ孔
38:首部
39:係止部
42:突起部
51:取付ねじ(外枠と第1部材との固定用)
TK:吊持金具
θ:曲げ起こし角度

Claims (4)

  1. 物品を所定の取付部材へ吊持させるための吊持金具において、
    上下方向に伸びる長孔が形成された薄板状の第1部材と、
    ねじ孔が形成され、前記第1部材と共働して前記取付部材を挟持する第2部材と、
    前記長孔に挿通可能なねじ部および該長孔に挿通不能な頭部を有し、該ねじ部が該長孔に挿通された状態で前記ねじ孔に螺合されて、前記第1部材と第2部材とを連結する取付ねじと、
    を有し、
    前記第1部材は、前記長孔の両側縁部においてそれぞれ、該長孔に沿って連続的にかつ互いに該第1部材の同一板面方向に、90度よりも小さい角度で傾斜するように曲げ起こされた曲げ起こし部が形成され
    前記第2部材が、前記取付部材に側方から嵌合されると共に、該取付部材の上方または下方の少なくとも一方において該嵌合方向に伸びるように前記ねじ孔が形成され、
    前記第1部材が、その下端部において前記物品に連結されると共に、その上端部において前記第2部材と共働して前記取付部材を左右方向から挟む状態で前記取付ねじによって該第2部材に連結され、
    前記取付ねじのねじ部のみが前記長孔を貫通された状態で前記ねじ孔に螺合されると共に、該螺合による締付力によって該取付ねじの頭部が前記曲げ起こし部を変形させた状態とされ、
    前記取付部材が、上下方向に伸びる縦壁部を介して連結されて上下方向において相対向する上壁部と下壁部とを有し、
    前記第2部材が、上下方向に伸びる1つの第2縦壁部と、該取付部材の上壁部に沿う第2上壁部と、該取付部材の下壁部に沿う第2下壁部とを有して、該第2上壁部と第2下壁部との間に形成される開口側から該取付部材に対して嵌合されるように設定され、
    前記第2上壁部と第2下壁部とが、互いに接近、離間する方向に弾性変形可能とされ、
    前記第2上壁部の内面または第2下壁部の内面の少なくとも一方に、前記第2部材が前記取付部材に嵌合された状態において、該取付部材の上壁部または下壁部の先端面に係止されて該嵌合が外れる方向への係止作用を行う突起部が形成されている、
    ことを特徴とする吊持金具。
  2. 物品を所定の取付部材へ吊持させるための吊持金具において、
    上下方向に伸びる長孔が形成された薄板状の第1部材と、
    ねじ孔が形成され、前記第1部材と共働して前記取付部材を挟持する第2部材と、
    前記長孔に挿通可能なねじ部および該長孔に挿通不能な頭部を有し、該ねじ部が該長孔に挿通された状態で前記ねじ孔に螺合されて、前記第1部材と第2部材とを連結する取付ねじと、
    を有し、
    前記第1部材は、前記長孔の両側縁部においてそれぞれ、該長孔に沿って連続的にかつ互いに該第1部材の同一板面方向に、90度よりも小さい角度で傾斜するように曲げ起こされた曲げ起こし部が形成され
    前記第1部材に、前記長孔の少なくとも一端側において該長孔と連通させて、該長孔の開口幅よりも大きな開口幅とされて前記取付ねじの頭部が挿通可能な大径の挿入孔が形成され、
    前記第2部材が、前記取付部材に側方から嵌合されると共に、該取付部材の上方または下方の少なくとも一方において該嵌合方向に伸びるように前記ねじ孔が形成され、
    前記第1部材が、その下端部において前記物品に連結されると共に、その上端部において前記第2部材と共働して前記取付部材を左右方向から挟む状態で前記取付ねじによって 該第2部材に連結され、
    前記取付ねじのねじ部のみが前記長孔を貫通された状態で前記ねじ孔に螺合されると共に、該螺合による締付力によって該取付ねじの頭部が前記曲げ起こし部を変形させた状態とされ、
    前記取付部材が、上下方向に伸びる縦壁部を介して連結されて上下方向において相対向する上壁部と下壁部とを有し、
    前記第2部材が、上下方向に伸びる1つの第2縦壁部と、該取付部材の上壁部に沿う第2上壁部と、該取付部材の下壁部に沿う第2下壁部とを有して、該第2上壁部と第2下壁部との間に形成される開口側から該取付部材に対して嵌合されるように設定され、
    前記第2上壁部と第2下壁部との一方の先端部に、上下方向に伸びて前記ねじ孔が形成された延長部が形成され、
    前記第2上壁部と第2下壁部との他方の先端部に連設させて、前記長孔を挿通可能な細幅の首部と、該首部に連設されて該長孔を挿通不能であるが前記挿入孔に挿通可能な太幅の係止部が形成されている、
    ことを特徴とする吊持金具。
  3. 物品を所定の取付部材へ吊持させるための吊持金具において、
    その下端部において前記物品に連結されると共に、上下方向に伸びる長孔が形成された薄板状の第1部材と、
    前記取付部材に側方から嵌合されると共に、該取付部材の上方または下方の少なくとも一方において該嵌合方向に伸びるねじ孔が形成された第2部材と、
    前記ねじ孔に螺合され、前記第1部材と第2部材とで前記取付部材を挟持した状態で該第1部材と第2部材とを連結する取付ねじと、
    を有し、
    前記取付部材が、上下方向に伸びる縦壁部を介して連結されて上下方向において相対向する上壁部と下壁部とを有し、
    前記第2部材が、上下方向に伸びる1つの第2縦壁部と、該取付部材の上壁部に沿う第2上壁部と、該取付部材の下壁部に沿う第2下壁部とを有して、該第2上壁部と第2下壁部との間に形成される開口側から該取付部材に対して嵌合されるように設定され、
    前記第1部材に、前記長孔の両端側においてそれぞれ該長孔と連通させて、該長孔の開口幅よりも大きな開口幅とされた大径の挿入孔が形成され、
    前記取付ねじの頭部が前記長孔を挿通不能でかつ前記挿入孔を挿通可能とされて、該取付ねじのねじ部のみが前記長孔を挿通された状態で前記ねじ孔に螺合されるように設定され、
    前記第2上壁部と第2下壁部との一方の先端部に、上下方向に伸びて前記ねじ孔が形成された延長部が形成され、
    前記第2上壁部と第2下壁部との他方の先端部に、前記長孔を挿通可能な細幅の首部と、該首部に連接されて該長孔を挿通不能であるが前記挿入孔に挿通可能な太幅の係止部が形成されている、
    ことを特徴とする吊持金具。
  4. 物品を所定の取付部材へ吊持させるための吊持金具において、
    下端部が前記物品に連結される第1部材と、
    前記取付部材に対して側方から嵌合されると共に、該第1部材と共働して該取付部材を挟んだ状態で該第1部材に取付ねじによって固定される第2部材とを有し、
    前記取付部材が、上下方向に伸びる側壁部と、該側壁の上下各端から互いに同一方向に略水平に伸びる上壁部および下壁部を有する形状として形成され、
    前記第2部材が、前記取付部材の側壁部に沿う1つの第2側壁部と、該取付部材の上壁部に沿う第2上壁部と、該取付部材の下壁部に沿う第2下壁部とを有して、該第2上壁部と第2下壁部との間に形成される開口側から該取付部材に対して嵌合されるように設定され、
    前記第2上壁部と第2下壁部とが、互いに接近、離間する方向に弾性変形可能とされ、
    前記第2上壁部の内面または第2下壁部の内面の少なくとも一方に、前記第2部材が前記取付部材に嵌合された状態において、該取付部材の上壁部または下壁部の先端面に係止されて該嵌合が外れる方向への係止作用を行う突起部が形成され、
    前記第1部材に、上下方向に伸びる長孔が形成されると共に、該長孔の少なくとも一端側において該長孔と連通させて該長孔の開口幅よりも大きな開口幅とされた大径の挿入孔が形成され、
    前記第2上壁部と第2下壁部とのいずれか一方の先端部に、前記長孔を挿通可能な細幅の首部と、該首部に連設されて該長孔を挿通不能であるが前記挿入孔に挿通可能な太幅の係止部が形成され、
    前記第2上壁部と第2下壁部との他方の先端部に、前記取付ねじのねじ部が螺合されるねじ孔が形成され、
    前記取付ねじのねじ部が前記長孔を挿通可能として設定されると共に、該取付ねじの頭部が該長孔を挿通不能でかつ前記挿入孔を挿通可能として設定されている、
    ことを特徴とする吊持金具。
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