JP3785227B2 - 蓋付きコンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種物品を、運搬、搬送或いは保管するために使用される蓋付きコンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
蓋付きコンテナの一部斜視図である図6を用いて、従来の技術について説明する。
【0003】
1は、蓋付きコンテナCを構成する上部が開口された箱状のコンテナ本体であり、コンテナ本体1を形成する平面形状が矩形状の上部フレーム2の一方の相対する枠部材2a、2bのそれぞれの両端からは、端枠2a’、2b’が延設されている。相対する端枠2a’、2b’の外側には、円盤状のコロ3a、3bが、それぞれ、回転自在に或いは固定して配設されている。
【0004】
4’は、コンテナ本体1を被蓋する蓋4を構成する一対の半体蓋部であり、それぞれ、コンテナ本体1の半分ずつを被蓋するように構成されている。コンテナ本体1を被蓋した際に、互いに接近する半体蓋部4’の相対する辺4aを除いて、半体蓋部4’の天板4bの三方縁からは、天板4bに垂直な側壁4cが形成されている。半体蓋部4’の相対する側壁4cの下端部には、天板4bに平行な縁部4dが形成されており、天板4bと側壁4cと縁部4dとにより、半体蓋部4’の相対する側壁4cの内側に、凹部4eが形成されることになる。
【0005】
上部フレーム2の一方の相対する枠部材2a、2bに延設された端枠2a’、2b’に配設されたコロ3a、3bを、半体蓋部4’の相対する側壁4cの内側に形成された凹部4eに嵌合することにより、図6に示されているような、蓋付きコンテナCが組み立てられる。
【0006】
なお、コンテナ本体1を被蓋した際に、互いに接近する半体蓋部4’の相対する辺4aには、必要に応じて、天板4bに垂直な係合短壁4fが形成されており、もう一方の半体蓋部4’の相対する辺4aには、係合短壁4fが嵌合する溝4g’を有する短壁4gが形成されており、係合短壁4fが形成されているか、或いは、溝4g’を有する短壁4gが形成されているか以外は、蓋4を構成する一対の半体蓋部4’の構造は同じである。
【0007】
コンテナ本体1を蓋4で被蓋する場合には、図6に示されているような、一対の半体蓋部4’が、共に、開いた状態から、先ず最初に、半体蓋部4’の上部を持って、半体蓋部4’を上方に引き上げると、半体蓋部4’の相対する側壁4cの内側に形成された凹部4eに嵌合されている、枠部材2a、2bの端枠2a’、2b’に配設されたコロ3a、3bに案内されながら、半体蓋部4’が上動する。半体蓋部4’を上限まで上動させた状態で、或いは、上動と同時に、又は、上動の途中で、半体蓋部4’を、コンテナ本体1を被蓋する方向に回動させることにより、コンテナ本体1を被蓋することができる。また、コンテナ本体1を開ける場合には、上述した操作と逆に、半体蓋部4’を、枠部材2a、2bの端枠2a’、2b’に配設されたコロ3a、3bを中心に、回動させながら下降させることにより、図6に示されているように、コンテナ本体1の開口を開くことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した蓋付きコンテナCにおいては、コンテナ本体1の開口の半体蓋部4’による開け閉めの際には、半体蓋部4’の係合短壁4f或いは短壁4gが、常に、水平なままで上動或いは下動されないと、半体蓋部4’の開閉作業が円滑に行われないことになる。即ち、半体蓋部4’の係合短壁4f或いは短壁4gが傾斜していると、半体蓋部4’の相対する側壁4cの内面の一方或いは両方が、枠部材2a、2bの端枠2a’、2b’に配設されたコロ3a、3bに当接し、コロ3a、3bとかみ合って、半体蓋部4’の円滑な移動が阻止されるという問題が発生する。
【0009】
本発明の目的は、上述した従来の蓋付きコンテナが有する課題を解決することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、上部フレームの一方の相対する枠部材の両端に延設された端枠に穿設された透孔に挿入された水平軸と該水平軸の両端部に取着されたピニオンを有するコンテナー本体と、相対する側壁側に沿った天板の裏面に形成され、且つ、前記ピニオンが噛み合うラックと短壁側の近傍に形成された仕切り壁とを有する一対の半体蓋部とを有するとともに、前記半体蓋部が前記コンテナー本体を被蓋しない状態にあっては、前記半体蓋部は、コンテナー本体の側壁に沿って、略垂直状態にあるとともに、前記半体蓋部が略垂直状態の場合には、前記仕切り壁に前記ピニオンが当接し、前記略垂直状態の半体蓋部の上部が、前記コンテナー本体の上部フレームより上方に位置するように構成したものである。
【0011】
【実施例】
以下に、蓋が開いた状態の本発明の蓋付きコンテナの斜視図である図1、蓋が半分開いた状態の本発明の蓋付きコンテナの一部切断面を含む斜視図である図2、本発明の蓋付きコンテナの一部斜視図である図3、本発明の蓋付きコンテナの蓋の開閉作業を説明するための上部フレームの枠部材に沿った部分断面図である図4及び図4と同様の上部フレームの枠部材に沿った部分断面図である図5を用いて、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。なお、上述した図6に示されている蓋付きコンテナと同じ構造を有する部材には、同一符号を使用し、新たな部材についてのみ、追加の符号を用いた。
【0012】
上部フレーム2の一方の相対する枠部材2a、2bの両端に延設された端枠2a’、2b’に穿設された透孔には、水平軸5が挿入されており、水平軸5の両端部には、それぞれ、ピニオン6が取着されている。7は、相対する側壁4c側に沿った天板4bの裏面の隅部付近に形成されたラックである。上述した半体蓋部4’の凹部4e内に、上述した上部フレーム2に配設された回転自在な水平軸5の両端部に取着されたピニオン6を配設し、半体蓋部4’の天板4bの裏面に形成されたラック7を噛み合わせる。
【0013】
8は、半体蓋部4’の凹部4e内において、係合短壁4f或いは溝4g’を有する短壁4g側の近傍に形成された仕切り壁であり、半体蓋部4’が、コンテナ本体1を被蓋しない状態において、略垂直状態の半体蓋部4’の係合短壁4f或いは短壁4gが、上部フレーム2より下方に下降するのを阻止するために、図4に示されているように、ピニオン6が仕切り壁8に当接し、係合短壁4f或いは短壁4gが、上部フレーム2より、上方に位置するように構成されている。このように、係合短壁4f或いは短壁4gが、上部フレーム2より、上方に位置するように構成することにより、略垂直状態の半体蓋部4’を上方に持ち上げて、コンテナ本体1を被蓋する際に、上部フレーム2より、上方に位置している係合短壁4f或いは短壁4gを把持することができるので、被蓋作業の作業性が向上する。
【0014】
コンテナ本体1を蓋4で被蓋する場合には、先ず最初に、半体蓋部4’の上部フレーム2より上方に位置している部分を持って、半体蓋部4’を上方に引き上げると、半体蓋部4’の天板4bの裏面に形成されたラック7と噛み合っている、上部フレーム2に配設された水平軸5の両端部に取着されたピニオン6を回転させながら、半体蓋部4’が上動することになり、半体蓋部4’の係合短壁4f或いは短壁4gが、常に、水平なままで上動されるので、従って、半体蓋部4’が傾斜して、半体蓋部4’の相対する側壁4cの内面の一方或いは両方が、上述したようなコロに当接して、半体蓋部4’の円滑な移動が阻止されるようなことが防止できる。
【0015】
半体蓋部4’を上限まで上動させた状態で、或いは、上動と同時に、又は、上動の途中で、半体蓋部4’を、コンテナ本体1を被蓋する方向に回動させることにより、図2の右側に位置する半体蓋部4’のように、コンテナ本体1を被蓋することができる。被蓋に際しては、半体蓋部4’の係合短壁4fが、既に被蓋済みの右側に位置する半体蓋部4’の短壁4gの溝4g’に挿着される。
【0016】
コンテナ本体1を開ける場合には、上述した操作と逆に、先ず最初に、図2において左側に位置する半体蓋部4’を、ピニオン6を中心に、半時計方向に回動させながら下降させることにより、図2に示されているように、コンテナ本体1を、半分だけ開く。次いで、同様にして、右側に位置する半体蓋部4’を、ピニオン6を中心に、時計方向に回動させながら下降させることにより、図1に示されているように、コンテナ本体1を、全部、開くことができる。
【0017】
上述した実施例においては、蓋4を、一対の半体蓋部4’により構成した例を用いて、本発明の1実施例について説明したが、一体に形成した単体の蓋とすることもできる。この場合には、上部フレーム2の一方の相対する枠部材2a、2bの一端のみに端枠2a’、2b’を延設し、該端枠2a’、2b’に穿設された透孔に、水平軸5を挿入するとともに、該水平軸5の両端部に、それぞれ、ピニオン6を取着することになる。相対する側壁4c側に沿った天板4bの裏面の隅部付近には、上述のようにラックが形成されることになる。
【0018】
なお、上述した構成を有する蓋は、一方の相対する側壁が、上下方向に分割されているとともに、適当なヒンジ部材により連結され、もう一方の相対する側壁が、はね上げ可能に形成された、折り畳み及び組み立て可能な、所謂、折畳みコンテナに適用することもできる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載の効果を奏することができる。
【0020】
蓋が、常に、水平なままで上動或いは下動されるので、蓋の開閉を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は蓋が開いた状態の本発明の蓋付きコンテナの斜視図である。
【図2】図2は蓋が半分開いた状態の本発明の蓋付きコンテナの一部切断面を含む斜視図である。
【図3】図3は本発明の蓋付きコンテナの一部斜視図である。
【図4】図4は本発明の蓋付きコンテナの蓋の開閉作業を説明するための上部フレームの枠部材に沿った部分断面図である。
【図5】図5は図4と同様の上部フレームの枠部材に沿った部分断面図である。
【図6】図6は従来の蓋付きコンテナの斜視図である。
【符号の説明】
C・・・・・・・・蓋付きコンテナ
1・・・・・・・・コンテナ本体
2・・・・・・・・上部フレーム
4・・・・・・・・蓋
4’・・・・・・・半体蓋部
6・・・・・・・・ピニオン
7・・・・・・・・ラック

Claims (1)

  1. 上部フレームの一方の相対する枠部材の両端に延設された端枠に穿設された透孔に挿入された水平軸と該水平軸の両端部に取着されたピニオンを有するコンテナー本体と、相対する側壁側に沿った天板の裏面に形成され、且つ、前記ピニオンが噛み合うラックと短壁側の近傍に形成された仕切り壁とを有する一対の半体蓋部とを有するとともに、前記半体蓋部が前記コンテナー本体を被蓋しない状態にあっては、前記半体蓋部は、コンテナー本体の側壁に沿って、略垂直状態にあるとともに、前記半体蓋部が略垂直状態の場合には、前記仕切り壁に前記ピニオンが当接し、前記略垂直状態の半体蓋部の上部が、前記コンテナー本体の上部フレームより上方に位置するように構成されていることを特徴とする蓋付きコンテナ。
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