JP3784273B2 - ワーク形状測定センサおよびワーク形状測定装置 - Google Patents

ワーク形状測定センサおよびワーク形状測定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワーク形状測定センサおよびワーク形状測定装置に係り、詳しくは、ワーク表面にスタイラスを接触させてワークの形状を倣い測定するワーク形状測定センサおよびワーク形状測定装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、ワークの表面形状の測定を行う際に、三次元測定機を用いることが知られている。
三次元測定機によって測定されるワークとしては、たとえば、ねじ穴や、ねじ軸等のねじ部形状を有するワークが挙げられる。このようなワークのねじ部(ねじ穴=雌ねじ、ねじ軸=雄ねじ)には、その特性を規定する多様なパラメータ(特性値)が存在し、たとえば、図10に示すようなねじ穴100の場合、ねじピッチa、有効ねじ部長さb、不完全ねじ部長さcおよびねじ穴深さd等がある。
【0003】
上述したようなワークのねじ部を三次元測定機によって測定する際、タッチ信号プローブを使用する場合と、公知の倣いプローブを使用する場合とがある。
タッチ信号プローブを用いた場合、タッチ信号プローブの接触部をねじ部表面に接触させ、このときの接触部の座標値を読み込み、この動作を繰り返して任意の複数の点において座標値を求めることでねじ部形状を測定している。
一方、倣いプローブを用いた場合、倣いプローブの接触部をねじ部表面に一定の測定力で接触させながら、倣いプローブとねじ部とを相対移動させ、このときの接触部の座標値を連続的に求めることでねじ部形状を測定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような三次元測定機を用いてのねじ部形状の測定には、以下のような問題がある。
タッチ信号プローブを用いた測定では、一点一点において、タッチ信号プローブとねじ部表面とを接触させる必要があり、たとえばねじ穴100の各パラメータa〜dを得ようとした場合には、多点測定による連続的なデータ収集を行う必要があるため、測定に時間がかかるという問題がある。
一方、倣いプローブを用いた測定では、タッチ信号プローブを用いた測定に比べると、一点一点におけるプローブとねじ部表面との接触離隔動作が必要ないため、短時間で連続的なデータ収集が可能となる。しかしながら、接触部をねじ部表面に一定の測定力で接触させながら接触部の座標値を連続的に検出する機構を備えた倣いプローブはそれ自体が高価である等の問題がある。
【0005】
本発明の目的は、短時間で連続的なワーク表面形状のデータが収集できるとともに、安価に構成できるワーク形状測定センサおよびワーク形状測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のワーク形状測定センサは、上記目的を達成するために、以下の構成を備える。
本発明のワーク形状測定センサは、一端側にワーク表面に接触する接触部を有したスタイラスと、このスタイラスをアダプタを介して保持する本体とを備え、
前記スタイラスの接触部が前記ワーク表面に接触しながら、当該ワークと前記本体とが前記ワークの表面方向へ略沿って相対移動され、
前記アダプタは、前記スタイラスの他端側が取り付けられるスタイラス取付部と、前記本体に取り付けられる本体取付部と、これらスタイラス取付部と本体取付部とを連結しかつ弾性変形可能な連結部と、を含んで構成され、
前記連結部は、前記相対移動の方向に略直交する方向の力によって弾性変形して、前記ワークの表面形状にともなう前記スタイラスおよびスタイラス取付部の前記本体取付部に対する変位を許容し、かつ、前記相対移動の方向に沿った力によっては変形せず、
前記連結部の弾性変形量を検出する変形量検出手段が設けられ、
前記スタイラスの接触部は、前記相対移動方向と略平行な前記連結部の中心線上に配置されている
ことを特徴とするものである。
【0007】
この発明によれば、ワーク表面にスタイラスの接触部を接触させた状態で、ワークとワーク形状測定センサとをワークの表面方向へ沿って相対移動させる。すると、スタイラスの接触部はワーク表面形状に倣うため、前記相対移動方向と略直交する方向へも変位し、このスタイラスが取り付けられたアダプタのスタイラス取付部も同方向へ変位する。一方、アダプタの本体取付部は、ワークの表面方向へ沿って相対移動する本体へ取り付けられているため、その変位の方向は前記相対移動方向のみとなる。つまり、本体に対して、アダプタのスタイラス取付部は前記相対移動方向と略直交する方向へ変位し、本体取付部は変位しないため、これらスタイラス取付部と本体取付部とを連結する連結部が弾性変形する。従って、スタイラス取付部の変位量、すなわちスタイラスの接触部の変位量は、連結部の弾性変形量によって表すことができる。このような連結部の弾性変形量を変形量検出手段によって連続的に検出すれば、短時間で連続的なワーク表面形状のデータが収集できる。
また、弾性変形することでスタイラスの変位を許容する連結部、すなわち、一定の測定力でスタイラスをワークに接触させる連結部の弾性変形量を検出することでワーク表面形状を求めている。つまり、連結部によって、接触部をワーク表面に一定の測定力で接触させているとともに、連結部によって、接触部の変位を連続的に検出しているため、倣いプローブよりも簡単な機構で安価に構成できる。
スタイラスの接触部が被測定物表面に倣っていくと、通常、接触部と被測定物表面との間にいくらかの摩擦力が生じる。この摩擦力は、接触部にかかる測定力や被測定物の表面粗さ等によって変動するものである。具体的に、図9(A)を参照して説明すると、たとえば略L字状のスタイラス110の一端、つまり接触部111を被測定物Wの表面に接触させながら、スタイラス110を図中白抜き矢印の方向へ移動させる。このとき、接触部111には測定力Fvおよび摩擦力Ffが働いており、第1アーム部112の長さをL1、第2アーム部113の長さをL2とした場合、スタイラス110の他端点114に働くモーメントM1は、次式で表される。
M1=Fv×L1+Ff×L2
ここにおいて、アダプタの連結部がスタイラス110の他端点114に位置する場合、連結部にはモーメントM1が働き、連結部が弾性変形する。連結部の弾性変形量は、接触部111の変位変化、すなわち被測定物Wの表面形状にともなって変化する。従って、この弾性変形量の変化を検出して連続的に記録することで、被測定物Wの表面形状を検出している。つまり、連結部の弾性変形量の変化は、接触部111の変位変化によってのみ生じることが望ましい。しかしながら、図9(A)にも連結部が接触部111から長さL2だけオフセットされた他端点114(第1アーム部112上)に位置していると、変動する摩擦力Ffによって生じるモーメントによっても連結部の弾性変形量に変化が生じてしまう。
ここで、本発明では、たとえば図9(B)に示すように、スタイラス110の接触部111が相対移動方向(図中では、白抜き矢印の方向)と略平行な連結部115の中心線C上に配置されている。具体的には、スタイラス110の他端点114に連結部を配置するのではなく、他端点114(第1アーム部112)から長さL2だけオフセットされた位置に連結部115を配置する。なお、連結部115の配置は、図中二点鎖線で示すような部材116(たとえば、スタイラス取付部116)で他端点114と連結部115とを接続することで行えばよい。これにより、スタイラス110を図中白抜き矢印の方向へ移動させた際、接触部111に作用する摩擦力Ffが連結部115の中心線C方向と略平行とされているため、連結部115には摩擦力Ffによるモーメントが働かず、連結部115に働くモーメントM2は、次式で表される。
M2=Fv×L1
従って、接触部111にかかる摩擦力Ffは、連結部115の前記相対移動方向と略直交する方向への弾性変形量として現れない。これにより、面粗さ等によって変動する摩擦力Ffの影響を排除することができ、スタイラス110の前記相対移動方向と略直交する 方向への変位量のみを連結部115の弾性変形量に反映させることができる。
【0008】
本発明のワーク形状測定センサでは、前記スタイラスは、略L字状に形成され、他端側が前記スタイラス取付部に取り付けられかつ前記ワークの軸方向へ沿う第1アーム部と、この第1アーム部の一端側から略直角に折曲されて形成されかつ一端側に前記接触部を有する第2アーム部とを備えていることが望ましい。
この発明によれば、スタイラスは、スタイラス取付部に取り付けられかつワークの表面方向へ沿う第1アーム部と、この第1アーム部から略直角に折曲されて形成されかつ接触部を有する第2アーム部とを備えているため、スタイラスを容易にねじ穴内に挿入できるとともに、その接触部をねじ穴の谷に確実に接触させることができる。
【0012】
本発明のワーク形状測定センサでは、前記変形量検出手段は、前記連結部に装着されるひずみゲージを含んで構成されていることが望ましい。
この発明によれば、連結部の弾性変形量を検出する変形量検出手段は、連結部に装着されるひずみゲージを含んで構成されているので、安価に構成できる。
【0013】
本発明のワーク形状測定センサでは、前記スタイラスは、ピアノ線から形成されていることが望ましい。
この発明によれば、前記スタイラスは、ピアノ線で形成されているため、安価に構成できるうえ、ピアノ線を折曲することでワーク形状に対応した任意の形状のスタイラスを容易に形成することができる。
【0014】
本発明のワーク形状測定センサでは、前記スタイラスの接触部は、前記ワークに形成されたねじ部の表面に接触されることが望ましい。
このように、本発明のワーク形状測定センサを、ねじ部形状の測定に利用すれば、凹凸形状が連続するねじ部の形状について、連続的な形状データを短時間で収集することができ、本発明の有用性が高い。
【0015】
本発明のワーク形状測定装置は、上記目的を達成するために以下の構成を備える。
本発明のワーク形状測定装置は、上述したいずれかのワーク形状測定センサを備えたワーク形状測定装置であって、前記ワーク形状測定センサが着脱可能に取り付けられるホルダと、このホルダと前記ワーク表面とを当該ワークの表面方向へ沿って相対移動させる表面方向相対移動機構と、この表面方向相対移動機構を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】
この発明によれば、上述したいずれかのワーク形状測定センサが奏する作用効果と略同様の作用効果を奏するワーク形状測定装置を得ることができる。
つまり、連結部によって、接触部をワーク表面に一定の測定力で接触させているとともに、連結部によって、接触部の変位を連続的に検出しているため、短時間で連続的なワーク表面形状のデータが収集でき、また、安価に構成できる。
【0017】
一方、本発明のワーク形状測定装置は、スタイラスの接触部がワークのねじ部の表面に接触されるワーク形状測定センサを備えたワーク形状測定装置であって、前記ワーク形状測定センサが着脱可能に取り付けられるホルダと、このホルダと前記ワーク表面とを当該ワークの表面方向へ略沿って相対移動させる表面方向相対移動機構と、この表面方向相対移動機構を制御する制御手段とを備え、前記ホルダには、加工対象物にねじを切って前記ねじ部を形成する加工工具が着脱可能に取り付けられることを特徴とするものであってもよい。
【0018】
この発明によれば、まず、ホルダにたとえばタップを取り付け、加工対象物にねじ穴を形成した後、ホルダからタップを外し、ねじ部形状測定センサを取り付けてねじ部形状の測定を行う。
ねじ部を最終加工形状に仕上げるねじ切りと、このねじ切り後に必要な測定とを同一の装置で行っているので、被測定物(加工対象物)を移動させる必要がない。これにより、測定のために被測定物等の位置決めや位置の割出しを改めて行う必要がなくなり、測定時間を短縮できる。
【0019】
このようなワーク形状測定装置では、前記ホルダには、加工対象物に前記ねじ部のねじ下穴を形成する加工工具が着脱可能に取り付けられることが望ましい。
この発明によれば、ねじ部形状の測定とともに、加工対象物にねじ部を形成する一連の加工工程を行うことができる。つまり、ねじ部のねじ下穴の加工から、ねじ切り、ねじ部形状測定までを一連の流れで行うことができ、加工時間および測定時間の短縮をはかることができる。
【0020】
本発明のワーク形状測定装置では、前記ホルダと前記ワーク表面とを当該ワーク表面と略直交する方向へ相対移動させる表面直交方向相対移動機構を備え、前記制御手段には、前記変形量検出手段から出力される信号が入力されるとともに、前記制御手段は、前記スタイラスの接触部を前記ワーク表面に接触させながら前記ホルダと前記ワーク表面とを当該ワークの表面方向へ略沿って相対移動させる際、前記変形量検出手段からの出力信号が略一定となるように前記表面直交方向相対移動機構を制御することが望ましい。
【0021】
このような構成によれば、スタイラスの接触部をワーク表面に接触させながら、表面方向相対移動機構により、スタイラスとワークとを相対移動させる、いわゆる倣い測定を行う際、ワーク表面の凹凸形状に応じて接触部が変位してスタイラスの姿勢が変化し、連結部の弾性変形量を検出する変形量検出手段の出力が変化する。ここで、制御手段により、変形量検出手段の出力変化に応じて表面直交方向相対移動機構を制御して、変形量検出手段の出力を所定値に略一定に維持できるように、ワーク表面に対するスタイラスの位置を変化させれば、ワーク表面に対するスタイラスの姿勢を略一定に維持することができるようになる。
そして、このように、接触部をワーク表面に接触させ、かつスタイラスの姿勢を略一定に保ったままの状態で、スタイラスとワークとを当該ワークの表面方向に沿って相対移動させ、このときの表面方向相対移動機構および表面直交方向相対移動機構によるスタイラスの接触部の移動軌跡を求めれば、ワークの表面形状を求めることができる。
上述のように、変形量検出手段の出力を略一定に保ったまま、倣い測定を行えば、スタイラスの接触部をワーク表面に押しつける測定力を略一定に保持でき、測定精度を向上させることができる。
また、本発明では、変形量検出手段の出力、すなわちアダプタの連結部の弾性変形量を略一定に維持した状態で測定を行っているから、ワークの表面形状の起伏が大きい場合であっても、アダプタの連結部が大きく変形することなく、つまり、連結部に弾性限界を超える応力がかかることなく測定を行うことができ、広い測定レンジで本発明のワーク形状測定装置を利用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係るワーク形状測定装置1の概略構成図が示されている。このワーク形状測定装置1は、加工対象物にねじ穴100を形成するとともに形成したねじ穴100の形状測定を行う装置本体10と、この装置本体10を制御するコンピュータ20と、ねじ穴100の加工および測定に必要な各種ツール31〜33を収納したツールボックス30とを備えている。
【0023】
装置本体10は、被測定物(加工対象物)が載置されるテーブル11と、このテーブル11上に立設された門型フレーム12とを備えている。このうち、門型フレーム12は、テーブル11上に立設された一対の支柱121を有し、これら支柱121間にはブリッジ部122が略水平に架け渡され、このブリッジ部122には、長手方向へ沿って第1スライダ13が摺動自在に設けられている。
第1スライダ13には、第2スライダ14が昇降可能に設けられ、この第2スライダ14には、下端にホルダ15を備えた回転軸(図示せず)が回転可能に設けられている。ホルダ15には、ドリル31、タップ32およびワーク形状測定センサ33の各種ツール31〜33が着脱可能に取り付けられる。
【0024】
ホルダ15は、第1スライダ13および第2スライダ14によって、水平方向および垂直方向への移動が可能となっており、また、回転軸により回転可能となっている。これらの第1スライダ13、第2スライダ14および回転軸は、図示は省略するが、それぞれ駆動系によって駆動され、これらの駆動系は、制御手段としてのコンピュータ20によって制御されている。つまり、コンピュータ20に座標値または回転数等を入力設定することで、各駆動系が作動し、ホルダ15に取り付けられた各ツール31〜32が各種動作(水平および垂直方向への移動と、回転)を行うようになっている。なお、本発明の表面方向相対移動機構は、第2スライダ14と、この第2スライダ14を垂直方向へ移動させる駆動系とを含んで構成されている。また、本発明の表面直交方向相対移動機構は、第1スライダ13と、この第1スライダ13を垂直方向へ移動させる駆動系とを含んで構成されている。
【0025】
ツールボックス30に収納されたツール31〜33には、加工対象物にねじ穴100のねじ下穴を形成する加工工具としてのドリル31と、ねじ下穴のねじ切り(ねじ立て)を行う加工工具としてのタップ32と、形成されたねじ穴100の形状測定を行うワーク形状測定センサ33とがある。このうち、ドリル31およびタップ32は、ねじ穴加工に通常用いられるものと同様のものであり、これらドリル31およびタップ32には、ホルダ15に取り付けるための取付部311,321がそれぞれ設けられている。
【0026】
ワーク形状測定センサ33は、図2にも拡大して示すように、一端側にねじ穴100の内周面に接触する接触部42Aを有したスタイラス40と、このスタイラス40をアダプタ50を介して保持する本体60とを備えている。
スタイラス40は、ピアノ線を折曲することでL字状に形成されている。具体的には、他端側がアダプタ50に取り付けられた第1アーム部41と、この第1アーム部41の一端側から略直角に折曲されて形成されかつ一端側に接触部42Aを有した第2アーム部42とを備えている。
【0027】
アダプタ50は、図3にも拡大して示すように、スタイラス40の第1アーム部41が取り付けられたスタイラス取付部51と、本体60に取り付けられた本体取付部52と、これらスタイラス取付部51と本体取付部52とを連結しかつ弾性変形可能な連結部53とを含んで構成されており、これらスタイラス取付部51、本体取付部52および連結部53は、たとえばジュラルミンで一体的に形成されている。
【0028】
スタイラス取付部51には、スタイラス40の第1アーム部41が固定されている。このスタイラス40のスタイラス取付部51への固定は、図示は省略するが、たとえばスタイラス取付部51に形成された挿通孔に第1アーム部41を挿入して、ねじ等の固着具を用いたり、接着や溶接等することで行われている。
一方、本体取付部52の本体60への取り付けも、ねじ等の固着具を用いたり、接着や溶接等することで行われている。
【0029】
連結部53は、表裏方向へ弾性変形可能な薄い板状に形成され、対向する一対の端縁がスタイラス取付部51および本体取付部52にそれぞれ連結されている。
連結部53の中心線C(スタイラス取付部51から本体取付部52へ向かう中心線C)と、スタイラス40の第1アーム部41とは、所定間隔あけて平行配置されている。この所定間隔あける方向は、連結部53の表裏方向とされている。一方、第2アーム部42は連結部53の表裏方向と略平行とされ、接触部42Aは連結部53の中心線C上に配置されている。
連結部53は、表裏面方向へ弾性変形することで、スタイラス40およびスタイラス取付部51の本体取付部52に対する変位(連結部53の表裏面方向への変位)を許容している。
【0030】
また、ワーク形状測定センサ33には、連結部53の弾性変形量を検出する変形量検出手段70が設けられている。
変形量検出手段70は、アダプタ50の連結部53の表裏方向の弾性変形量、すなわち曲げひずみ量を検出するものであり、連結部53の表裏面にそれぞれ装着された一対のひずみゲージ71を含んで構成されている。これらひずみゲージ71は、図示は省略するが、それぞれリード線が接続されて任意のブリッジ回路に組み込まれることで、連結部53の表裏方向の弾性変形量の検出が可能となっている。
【0031】
次に、本実施形態の作用を説明する。
まず、加工対象物にねじ穴100を形成する。
具体的には、加工対象物をテーブル11上に載せて位置決めした後、ホルダ15にドリル31を取り付ける。ここで、ツール31〜33の取り付けや交換等は、手作業により行ってもよいし、通常、マシニングセンタ等に用いられる工具交換装置等により自動的に行ってもよい。ドリル31をホルダ15に取り付けたら、加工対象物にねじ下穴を加工し(図4参照)、この後、ホルダ15からドリル31を外してタップ32を取り付け、ねじ立てを行って(図5参照)、ねじ穴100を形成する。
【0032】
次に、ねじ穴100を形成した後、このねじ穴100の形状測定を行い、各パラメータa〜dを求める。
ここで、ワーク形状測定装置1によるワークの形状測定には、第1測定モードおよび第2測定モードの2種類のモードがあり、測定者は、いずれか一方の測定モードをコンピュータ20上で選択して、ねじ穴100の形状測定を行う。
(第1測定モードによる測定)
まず、コンピュータ20上で第1測定モードを選択しておく。
次に、ホルダ15にワーク形状測定センサ33を取り付け、この測定センサ33をねじ穴100の直上まで移動させる。この後、測定センサ33を下降させてスタイラス40をねじ穴100内に挿入する。次に、連結部53の中心線Cがねじ穴100の内周面よりも外周側に位置するように、測定センサ33を水平方向へ、つまりスタイラス40の接触部42Aがねじ穴100の内周面に接触する方向へ移動させる。これにより、スタイラス40の接触部42Aがねじ穴100の内周面に接触する。
この状態において、測定センサ33を上昇させ、このときのスタイラス40の変位にともなう連結部53の弾性変形量を変形量検出手段70で連続的に検出することで、ねじ穴100の内周面の形状を求める。これにより、ねじピッチa、有効ねじ部長さb、不完全ねじ部長さcおよびねじ穴深さdを求めることができる。
【0033】
具体的に説明すると、図6に示すように、ワーク形状測定センサ33を図中二点鎖線で示す位置まで上昇させると、スタイラス40の接触部42Aが、ねじ穴100の内周面に倣いながら上昇してねじ穴100の溝に配置された状態となる。
スタイラス40の接触部42Aがねじ穴100の溝に配置されると、ねじ穴100に対するスタイラス40の姿勢が変化するとともに、図7に拡大して示すように、連結部53の弾性変形量が変化する。なお、図7では、連結部53の弾性変形量の変化が分かるように、ワーク形状測定センサ33を上昇させる前(実線)と、後(二点鎖線)とで、各連結部53の位置を一致させた状態で示している。
このように、スタイラス40の接触部42Aの変位は、連結部53の弾性変形量に反映されることとなるから、連結部53の弾性変形量を変形量検出手段70で検出することで、スタイラス40の接触部42Aの変位を求めることができる。
そして、ワーク形状測定センサ33の上昇に伴って変化する変形量検出手段70の出力値を連続的に検出することで、ねじ穴100の形状を求めることができるようになる。
【0034】
(第2測定モードによる測定)
まず、コンピュータ20上で第2測定モードを選択しておく。
次に、上述した第1測定モードによる測定と同様に、測定センサ33を下降させてスタイラス40をねじ穴100内に挿入した後、スタイラス40の接触部42Aをねじ穴100の内周面に接触させる。
このように、接触部42Aをねじ穴100の内周面に接触させた後、変形量検出手段70の出力値が所定値となるように、第1スライダ13を水平方向へ移動させて、接触部42Aをねじ穴100の内周面に押しつける(図8の実線で示す状態)。
【0035】
変形量検出手段70の出力値が略所定値になったら、この状態のまま、第2スライダ14を上昇させることによって測定センサ33をねじ穴100の内周面にに沿って上昇させる。すると、ねじ穴100の内周面形状に応じて接触部42Aが変位するから、スタイラス40のねじ穴100に対する姿勢も変化し、連結部53の弾性変形量、すなわち変形量検出手段70の出力値が変化するようになる。
ここで、第2測定モードによる測定では、変形量検出手段70の出力値の変化をコンピュータ20で読み取り、変形量検出手段70の出力値が略一定(つまり、所定値)となるように、第1スライダ13、すなわち、ワーク形状測定センサ33を、図8の二点鎖線に示すように、水平方向(ねじ穴100の内周面と略直交する方向)へ移動させている。これにより、変形量検出手段70の出力値、すなわち連結部53の弾性変形量を略一定にできるとともに、スタイラス40のねじ穴100に対する姿勢も一定にでき、スタイラス40を接触部42Aをねじ穴100の内周面に略一定の測定力で接触させることが可能となる。
【0036】
このようにして、変形量検出手段70の出力値が略一定となるように、コンピュータ20で第1スライダ13の駆動系を制御して、ワーク形状測定センサ33を水平方向へ移動させながら、第2スライダ14により、ワーク形状測定センサ33をねじ穴100の表面方向(軸方向)に沿って上昇させていく。そして、このときにおける第1スライダ13および第2スライダ14の各変位を、座標値データとして図示しない各駆動系のスケール等から連続的に読み取り、コンピュータ20へ記録、保存する。
ワーク形状測定センサ33の接触部42Aは、前述した公知の倣いプローブと同様に、ねじ穴100の内周面形状に倣って移動するので、第1スライダ13および第2スライダ14の座標値データは、ねじ穴100の内周面形状を表すこととなる。これにより、ねじピッチa、有効ねじ部長さb、不完全ねじ部長さcおよびねじ穴深さdなどの、ねじのパラメータを求めることができる。
【0037】
上述のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
すなわち、本実施形態では、第1測定モードによる測定において、ねじ穴100表面にスタイラス40の接触部42Aを接触させた状態で、ねじ穴100とワーク形状測定センサ33とをねじ穴100の軸方向(上下方向)へ沿って相対移動させる。すると、スタイラス40の接触部42Aはねじ穴100の内周面形状に倣うため、相対移動方向と略直交する方向へも変位し、このスタイラス40が取り付けられたアダプタ50のスタイラス取付部51も同方向へ変位する。一方、アダプタ50の本体取付部52は、ねじ穴100の軸方向へ沿って相対移動する本体60へ取り付けられているため、その変位の方向は相対移動方向のみとなる。つまり、本体60に対して、アダプタ50のスタイラス取付部51は相対移動方向と略直交する方向へ変位し、本体取付部52は変位しないため、これらスタイラス取付部51と本体取付部52とを連結する連結部53が弾性変形する。従って、スタイラス取付部51の変位量、すなわちスタイラス40の接触部42Aの変位量は、連結部53の弾性変形量によって表すことができる。このような連結部53の弾性変形量を変形量検出手段70によって連続的に検出すれば、短時間で連続的なねじ穴100の内周面形状のデータが収集できる。
【0038】
スタイラス40は、スタイラス取付部51に取り付けられかつねじ穴100の軸方向へ沿う第1アーム部41と、この第1アーム部41から略直角に折曲されて形成されかつ接触部42Aを有する第2アーム部42とを備えているため、スタイラス40を容易にねじ穴100内に挿入できるとともに、その接触部42Aをねじ穴100の内周面に確実に接触させることができる。
【0039】
スタイラス40の接触部42Aが相対移動方向と略平行な連結部53の中心線C上に配置されている。従って、接触部42Aにかかる連結部53の軸線方向への摩擦力は、連結部53の相対移動方向と略直交する方向への弾性変形量として現れない。これにより、被測定物の面粗さ等によって変動する摩擦力の影響を排除することができ、スタイラス40の相対移動方向と略直交する方向への変位量のみを連結部53の弾性変形量に反映させることができる。
【0040】
連結部53の弾性変形量を検出する変形量検出手段70は、連結部53に装着されるひずみゲージ71を含んで構成されているので、安価に構成できる。
【0041】
スタイラス40は、ピアノ線で形成されているため、安価に構成できるうえ、ピアノ線を折曲することでねじ部形状に対応した任意の形状のスタイラス40を容易に形成することができる。
【0042】
まず、ホルダ15にタップ32を取り付け、加工対象物にねじ穴100を形成した後、ホルダ15からタップ32を外し、ワーク形状測定センサ33を取り付けてねじ穴100の形状測定を行う。
ねじ穴100を最終加工形状に仕上げるねじ切りと、このねじ切り後に必要な測定とを同一の装置で行っているので、被測定物(加工対象物)を移動させる必要がない。これにより、測定のために被測定物の位置決めや移動を行う必要がなくなり、測定時間を短縮できる。
【0043】
ねじ穴100の形状測定とともに、加工対象物にねじ穴100を形成する一連の加工工程を行うことができる。つまり、ねじ穴100のねじ下穴の加工から、ねじ切り、ねじ穴100の形状測定までを一連の流れで行うことができ、加工時間および測定時間の短縮をはかることができる。
測定センサは測定対象(ねじ形状)の形状、大きさによって最適な形状、大きさのセンサに容易に交換できる。
【0044】
本実施形態では、第2測定モードによる測定において、ねじ穴100表面にスタイラス40の接触部42Aを接触させた状態で、ねじ穴100とワーク形状測定センサ33とをねじ穴100の軸方向(上下方向)へ沿って相対移動させる際、コンピュータ20の制御によって、変形量検出手段70の出力が略一定値となるように第1スライダ13を略水平方向に移動させている。
すなわち、ねじ穴100表面の形状に従って相対移動方向(上下方向)と略直交する方向(左右方向=測定面垂直方向)へ接触部42Aが変位すると、アダプタ50の連結部53が弾性変形して変形量検出手段70の出力値が変化するので、当該出力値を前述した所定値に復帰させようと、ワーク形状測定センサ33が左右方向(水平方向)へ移動される。
従って、スタイラス40の接触部42Aの変位量(上下方向、左右方向)は、第1スライダ13と第2スライダ14の変位量によってあらわすことができ、これらの変位量を座標値データとして連続的に検出、収集すれば、短時間で連続的なねじ穴100の内周面形状のデータが収集できる。
【0045】
第2測定モードによる測定において、アダプタ50の弾性変形量が一定に保たれることで、スタイラス40のねじ穴100(測定面)に対する姿勢を一定に保持できるから、スタイラス40の接触部42Aと、アダプタ50の本体取付部52との間の距離を略一定に維持することができるようになる。つまり、測定中に、接触部42Aおよび本体取付部52間の距離が変動することがなく、スタイラス40の円弧誤差発生を回避できるから、スタイラス40の接触部42Aの変位を、第1および第2スライダ13,14の変位に、より高精度に反映させることができ、測定精度を向上させることができる。
【0046】
また、本実施形態では、変形量検出手段70の出力、すなわちアダプタ50の連結部53の弾性変形量を略一定に維持した状態で測定を行っているから、ねじ穴100の表面形状の起伏が大きい場合であっても、アダプタ50の連結部53が大きく変形することなく、つまり、連結部53に弾性限界を超える応力がかかることなく測定を行うことができ、広い測定レンジでワーク形状測定装置を1利用することができる。
【0047】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は、本発明に含まれるものである。
たとえば、前記実施形態では、スタイラス40自体は弾性変形しないケースで説明しているが、スタイラス40の剛性が低く、ねじ部の形状測定時に弾性変形する場合であっても、同等の測定性能を得ることができる。
具体的に、中心線C直交方向の接触部42Aの変位によって、スタイラス40と連結部53との両方が弾性変形した場合、ひずみゲージ71によって、接触部42Aの中心線C直交方向の変位量を正確に測定することはできないが、変位量は、スタイラス40および連結部53の両方の弾性変形によって吸収される。このため、接触部42Aが中心線C直交方向に変位しているかどうか、または、その変位の大小を、ひずみゲージ71によって検出することができる。求めるねじ穴100のパラメータは、図10に示すように、ねじ穴100の軸方向へ沿った各種パラメータa〜dであるから、接触部42Aが中心線C直交方向に変位しているかどうか、または、その変位の大小が検出できれば、このような場合であっても、ねじ穴100のパラメータa〜dを正確に求めることができる。
また、スタイラス40と連結部53との両方の弾性変形比率を予め測定しておけば、ひずみゲージ71の検出値から、接触部42Aの変位量を校正して求めることもできる。
【0048】
また、スタイラスとしては、ワークの形状等に応じて適宜な大きさ、形状を有するものを用いればよく、たとえば、径の小さくかつ長さが長いねじ穴の場合は、第1アーム部の長さが長くかつ第2アーム部の長さが短いスタイラスを用いればよい。
【0049】
前記実施形態では、ワーク形状測定センサ33が移動することで、ワーク形状測定センサ33とねじ穴100とがねじ穴100の軸方向へ相対移動しているが、これに限らず、測定対象であるねじ穴を移動させてもよく、ワーク形状測定センサとねじ穴との両方を移動させてもよく、要するに、ワーク形状測定センサとねじ穴とを相対移動させればよい。
【0050】
前記実施形態では、測定対象のねじ部としてねじ穴100を挙げているが、本発明に係るねじ部はねじ穴に限定されるものではなく、ねじ軸であってもよい。さらに、測定対象はねじ形状に限らず、一般的な二次元形状測定対象や三次元形状測定対象であってもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明のワーク形状測定センサおよびワーク形状測定装置によれば、短時間で連続的なワークの表面形状のデータが収集できるとともに、安価に構成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るワーク形状測定装置を示す概略構成図である。
【図2】前記実施形態に係るワーク形状測定センサを一部破断して示す側面図である。
【図3】前記実施形態に係るワーク形状測定センサのアダプタを拡大して示す斜視図である。
【図4】前記実施形態に係るワーク形状測定装置の作用を示す図である。
【図5】前記実施形態に係るワーク形状測定装置の他の作用を示す図である。
【図6】前記実施形態に係るワーク形状測定装置の第1測定モードよる測定を説明するための模式図である。
【図7】図6の要部を示す拡大図である。
【図8】前記実施形態に係るワーク形状測定装置の第2測定モードによる測定を説明するための模式図である。
【図9】本発明の作用を説明するための模式図である。
【図10】測定対象であるねじ穴を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ワーク形状測定装置
15 ホルダ
20 制御手段であるコンピュータ
31 加工工具であるドリル
32 加工工具であるタップ
33 ワーク形状測定センサ
40 スタイラス
41 第1アーム部
42 第2アーム部
42A 接触部
50 アダプタ
51 スタイラス取付部
52 本体取付部
53 連結部
60 本体
70 変形量検出手段
71 ひずみゲージ
100 ねじ部であるねじ穴
C 中心線

Claims (9)

  1. 一端側にワーク表面に接触する接触部を有したスタイラスと、このスタイラスをアダプタを介して保持する本体と、を備え、
    前記スタイラスの接触部が前記ワーク表面に接触しながら、当該ワークと前記本体とが前記ワークの表面方向へ略沿って相対移動され、
    前記アダプタは、
    前記スタイラスの他端側が取り付けられるスタイラス取付部と、前記本体に取り付けられる本体取付部と、
    これらスタイラス取付部と本体取付部とを連結しかつ弾性変形可能な連結部とを含んで構成され、
    前記連結部は、前記相対移動の方向に略直交する方向の力によって弾性変形して前記ワークの表面形状にともなう前記スタイラスおよびスタイラス取付部の前記本体取付部に対する変位を許容し、かつ、前記相対移動の方向に沿った力によっては変形せず、
    前記連結部の弾性変形量を検出する変形量検出手段が設けられ、
    前記スタイラスの接触部は、前記相対移動方向と略平行な前記連結部の中心線上に配置されている
    ことを特徴とするワーク形状測定センサ。
  2. 請求項1に記載のワーク形状測定センサにおいて、
    前記スタイラスは、略L字状に形成され、他端側が前記スタイラス取付部に取り付けられかつ前記ワークの軸方向へ沿う第1アーム部と、この第1アーム部の一端側から略直角に折曲されて形成されかつ一端側に前記接触部を有する第2アーム部と、を備えている
    ことを特徴とするワーク形状測定センサ。
  3. 請求項1または請求項に記載のワーク形状測定センサにおいて、
    前記変形量検出手段は、前記連結部に装着されるひずみゲージを含んで構成されている
    ことを特徴とするワーク形状測定センサ。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載のワーク形状測定センサにおいて、
    前記スタイラスは、ピアノ線から形成されている
    ことを特徴とするワーク形状測定センサ。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載のワーク形状測定センサにおいて、
    前記スタイラスの接触部は、前記ワークに形成されたねじ部の表面に接触される
    ことを特徴とするワーク形状測定センサ。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載のワーク形状測定センサを備えたワーク形状測定装置であって、
    前記ワーク形状測定センサが着脱可能に取り付けられるホルダと、このホルダと前記ワーク表面とを当該ワークの表面方向へ略沿って相対移動させる表面方向相対移動機構と、この表面方向相対移動機構を制御する制御手段と、を備えた
    ことを特徴とするワーク形状測定装置。
  7. 請求項に記載のワーク形状測定センサを備えたワーク形状測定装置であって、
    前記ワーク形状測定センサが着脱可能に取り付けられるホルダと、このホルダと前記ワーク表面とを当該ワークの表面方向へ略沿って相対移動させる表面方向相対移動機構と、この表面方向相対移動機構を制御する制御手段とを備え、
    前記ホルダには、加工対象物にねじを切って前記ねじ部を形成する加工工具が着脱可能に取り付けられることを特徴とするワーク形状測定装置。
  8. 請求項に記載のワーク形状測定装置において、
    前記ホルダには、加工対象物に前記ねじ部のねじ下穴を形成する加工工具が着脱可能に取り付けられる
    ことを特徴とするワーク形状測定装置。
  9. 請求項ないし請求項のいずれかに記載のワーク形状測定装置において、
    前記ホルダと前記ワーク表面とを当該ワーク表面と略直交する方向へ相対移動させる表面直交方向相対移動機構を備え、
    前記制御手段には、前記変形量検出手段から出力される信号が入力されるとともに、
    前記制御手段は、前記スタイラスの接触部を前記ワーク表面に接触させながら前記ホルダと前記ワーク表面とを当該ワークの表面方向へ略沿って相対移動させる際、前記変形量検出手段からの出力信号が略一定となるように前記表面直交方向相対移動機構を制御する
    ことを特徴とするワーク形状測定装置。
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