JP3783884B2 - データ復号装置 - Google Patents
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Description
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
発明の属する技術分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段
発明の実施の形態
(1)サーバシステムの全体構成(図1)
(2)1倍速転送時の復号処理(図2及び図3)
(3)2倍速転送時の復号処理(図2及び図4)
(4) 0.5倍速転送時の復号処理(図2及び図5)
(5)非同期転送時の復号処理(図2及び図6)
(6)実施例の動作及び効果
(7)他の実施例
発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ復号装置に関し、異なる種々の転送レートで転送されたデータを所定のレートで復号するデータ復号装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)規格のようなフレーム間予測符号化の手法を用いて圧縮された映像データを記録した光磁気デイスク等の記録媒体から他の記録媒体にデータを複写する装置においては、例えば1倍速を越える転送レートで当該圧縮映像データを転送し、これを所定の記録密度で記録するようになされている。
【0004】
この種の装置においては複写中の映像を所定の復号装置を用いて圧縮復号することによりモニタするようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる復号装置を用いて複写中の圧縮映像データを復号し、これをモニタしようとする場合、当該復号装置は決まつたレート(1倍速)で復号処理を行うようになされていることから、1倍速よりも高速で複写が行われている場合、当該復号装置において処理が間に合わず、モニタ画像が劣化することを避け得ない問題があつた。
【0006】
また1倍速よりも低速で到来する映像データを復号してモニタする場合、1倍速で処理する復号装置においてデータが存在しない区間が生じることにより、モニタ画像が劣化することを避け得ない問題があつた。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、種々の転送レートで転送されるデータを所定の処理速度で復号処理し得るデータ復号装置を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、入力される、数フレーム分のデータを圧縮符号化してなる圧縮データを複数含むと共にフレームの同期データを含んだ所定のフオーマツトでなるデータ信号を復号するデータ復号装置において、データ信号に含まれる同期データに基づきフレームサイクル信号を生成すると共に、圧縮データの長さを検出して圧縮データの開始時点から終了時点までの区間を示す区間信号を生成するデータ信号復号部と、圧縮データを記録するメモリと、フレームサイクル信号及び区間信号に基づきメモリに対する圧縮データの書き込み及び読み出しを制御するメモリ制御部と、メモリから読み出された圧縮データを復号する圧縮データ復号部とを設け、メモリ制御部が、圧縮データの入力時のレートが圧縮データ復号部での復号処理速度に応じたレートを越える場合、データ信号に含まれる複数の圧縮データのうちの一の圧縮データをメモリに書き込む際に、フレームサイクル信号及び区間信号に基づき、当該書き込む一の圧縮データの開始時点から当該書き込む一の圧縮データに含まれるフレーム分のサイクルが経過するまでの間に開始時点が含まれる、当該書き込む一の圧縮データより後の圧縮データはメモリに書き込まないようにした。
【0009】
このように、入力されるデータ信号からフレームサイクル信号及び区間信号を生成して、データ信号に含まれる圧縮データの入力時のレートが復号側での復号処理速度に応じたレートを越える場合、データ信号に含まれる複数の圧縮データのうちの一の圧縮データをメモリに書き込む際に、フレームサイクル信号及び区間信号に基づき、当該書き込む一の圧縮データの開始時点から当該書き込む一の圧縮データに含まれるフレーム分のサイクルが経過するまでの間に開始時点が含まれる、当該書き込む一の圧縮データより後の圧縮データはメモリに書き込まないようにした。この結果、データ信号に含まれる圧縮データの入力時のレートが復号側での復号処理速度に応じたレートを越える場合でも、メモリに書き込んだ圧縮データを復号側での復号処理速度に応じたレートで復号側に入力して復号処理させることができるので、一段と確実に復号処理を損なうことなく復号側での復号処理速度に合ったレートで圧縮データを復号することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0011】
(1)サーバシステムの全体構成
図1において10は全体としてサーバシステムを示し、光磁気デイスク11を光磁気デイスク記録再生装置(MOD)12によつて再生することにより、光磁気デイスク11に記録されている圧縮映像データをSDDI(Serial Digital Data Interface) フオーマツトの再生圧縮映像信号S12としてスイツチヤ16の入力切換部16Aに高速転送する。
【0012】
また所定の入力端T11を介して入力されるSDI(Serial Digital Interface)フオーマツトのコンポーネント映像信号SSDI は、エンコーダ13においてSDDIフオーマツトに変換されるとともにMPEG等の手法を用いて圧縮され、圧縮映像信号S13として入力切換部16Aに1倍速で転送される。
【0013】
またサーバシステム10から離れた場所でVTR(ビデオテープレコーダ)14からISDN(Integrated Services Digital Network) の回線を用いて低速転送された圧縮映像信号S14は変換部15においてSDDIフオーマツトに変換された後、変換出力信号S15として入力切換部16Aに低速のまま入力される。
【0014】
スイツチヤ16は入力切換部16Aに入力された各系統からのSDDIフオーマツトの圧縮映像信号S12、S13又はS15をユーザ等の指定によつて選択し、当該選択された信号(S16AA 、S16AB 、……、S16An )を、光磁気(MO)デイスクチエンジヤ18内に設けられた複数の光磁気デイスク装置(図示せず)のなかからユーザの選択によつて指定された所定の光磁気デイスク装置にそれぞれの転送レートのまま入力する。このとき当該光磁気デイスク装置は入力された信号の転送レートに関わらず決められた記録密度で当該入力信号(圧縮映像データ)を記録する。
【0015】
また光磁気デイスクチエンジヤ18は、ユーザによつて選択された光磁気デイスク装置から圧縮映像データを再生し、これをユーザによつて指定された出力切換部16Bの出力端から再生圧縮映像信号(S16BA 、S16BB 、……、S16Bn )として他のサーバシステム、又は他の記録再生装置等に出力する。
【0016】
ここでスイツチヤ16の切換入力部16Aに入力された各系統(MOD12、エンコーダ13又は変換部15)からの圧縮映像信号S12、S13又はS14のうち、切換入力部16Aにおいて光磁気デイスクチエンジヤ18への記録が選択指定された所定の信号は、光磁気デイスクチエンジヤ18側に送出されるとともにそれぞれの転送レートのままスイツチヤ16からモニタ出力信号S16Mとしてデータ復号装置21に送出される。
【0017】
データ復号装置21は、スイツチヤ16の切換入力部16Aにおいて選択された圧縮映像信号S12、S13又はS14が入力されると、各圧縮映像信号S12、S13又はS14の転送レートに応じてデータの圧縮復号を行い、当該復号されてなる復号映像信号S39をモニタ22に送出することによりモニタ22の表示画面に転送中の映像をモニタ表示する。
【0018】
因みに各系統から入力される圧縮映像信号S12、S13又はS14(すなわちスイツチヤ16からモニタ用として出力されるモニタ出力信号S16M)は、MPEG規格の手法によつてデータ圧縮されている。この実施例の場合、2フレーム分の画像データを1つのデータ単位(以下これをGOP(Group Of Pictures) と呼ぶ)とし、この1つのGOPは、フレーム間予測を使わず入力信号をそのままフレーム内符号化してなるI(Intra-coded) ピクチヤと、フレーム間の双方向予測によつて形成されるB(Bidirectionally predictive-coded)ピクチヤとを含む。
【0019】
(2)1倍速転送時の復号処理
図1においてエンコーダ13を介してスイツチヤ16に入力された圧縮映像信号S13は1倍速の転送レートで転送される。この場合、2フレーム分の画像データを圧縮してなる1つのGOPデータは2フレーム区間内に1回だけ転送される。この1倍速転送レートで転送される圧縮映像信号S13をモニタ出力信号S16Mとしてデータ復号装置21に送出する場合について説明する。
【0020】
すなわち図2に示すように、データ復号装置21はGOP単位で構成されたSDDIフオーマツトのモニタ出力信号S16MをSDDI復号回路31に入力する。SDDI復号回路31は、モニタ出力信号S16MのSDDIフオーマツトデータの同期データ(フレームパルス)に基づいて各フレームごとに変化するパルス状のフレームサイクル信号SF を生成する。このフレームサイクル信号SF は、図3(A)に示すようにモニタ出力信号S16Mとして入力されたSDDIフオーマツトデータの各フレームの先頭のタイミングt11、t13、t14、t16、t17、t19、……)で立ち上がる矩形波形状のパルス波形となる。このフレームサイクル信号SF は、メモリ制御回路34(図2)に送出される。
【0021】
またSDDI復号回路31は、モニタ出力信号S16MをSDDI復号することにより、図3(B)に示すように、2フレーム分の圧縮映像データSD (Iピクチヤ及びBピクチヤ)をそれぞれ含む複数のGOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3……)を2フレームに1回のタイミング(t11、t14、t17、……)でスイツチ回路32に送出する。
【0022】
またSDDI復号回路31は、モニタ出力信号S16Mとして入力されたSDDIフオーマツトの圧縮データのうち、圧縮された映像データが設けられるペイロード領域から有効映像データの長さ(すなわちGOPの開始と終了)を検出し、各GOPデータの開始から終了まで矩形状に立ち上がる区間信号SVINT(図3(C))を得る。この区間信号SVINTはメモリ制御回路34(図2)に送出される。
【0023】
メモリ制御回路34は、区間信号SVINT(図3(C))の立ち下がり時点からフレームサイクル信号SF (図3(A))の立ち上がりを2回検出する時点までの間、論理「H」レベルに立ち上がるスイツチ制御信号S34A(図3(D))を生成する。この結果当該スイツチ制御信号S34Aは、2フレームに1回のタイミング(1倍速)でSDDI復号回路31から送出される圧縮映像データSD の例えば第1のGOPデータGOP1がスイツチ回路32に入力される時点t11〜t12において論理「L」レベルに立ち下がるとともに、当該GOP1が終了する時点t12から第2のGOPデータGOP2がスイツチ回路32に入力される時点t14までの間において論理「H」レベルに立ち上がる。
【0024】
このスイツチ制御信号S34Aはスイツチ回路32の開閉制御信号として送出される。スイツチ回路32は、スイツチ制御信号S34Aが論理「H」レベルに立ち上がつているとき開動作し、論理「L」レベルに立ち下がつているとき閉動作する。従つて例えば当該スイツチ制御信号S34Aが時点t11〜t12の間において論理「L」レベルに立ち下がると、これに応じてスイツチ回路32が閉動作することにより当該タイミングにおいて入力される圧縮映像データSD の第1のGOPデータGOP1は続く切換回路33に送出される。
【0025】
ここでメモリ制御回路34は、区間信号SVINT(図3(C))の立ち上がり及びスイツチ回路32に対するスイツチ制御信号S34A(図3(D))の論理「L」レベル状態を検出することによつて論理レベルが反転する切換制御信号S34B(図3(E))を生成し、これを切換回路33に送出する。
【0026】
従つて切換回路33は、圧縮映像データSD の各GOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3、……)の開始とスイツチ回路32の閉動作との成立をトリガとして出力端(第1の切換端33a及び第2の切換端33b)を切り換える。この結果例えば、時点t11においてスイツチ回路32が閉動作することによつて切換回路33に第1のGOPデータGOP1が入力されるとき、当該GOPデータGOP1が入力開始するタイミング(時点t11)において切換回路33が第1の切換端33aに切り換わり、これにより第1のGOPデータGOP1は第1のGOPメモリ35に送出される。
【0027】
これに対して第2のGOPデータGOP2が切換回路33に入力されると、当該GOP2の入力開始のタイミング(時点t14)において切換回路33は第2の切換端33bに切り換わり、これにより第2のGOPデータGOP2は第2のGOPメモリ36に送出される。
【0028】
またメモリ制御回路34は、切換回路33の切換制御信号S34B(図3(E))が立ち上がるタイミングから区間信号SVINT(図3(C))が立ち下がるタイミングまでの間、論理「H」レベルに立ち上がる書込み許可信号S34C(図3(F))をGOPメモリ35に送出する。従つて例えば、時点t11において切換回路33の切換制御信号S34Bが論理「H」レベルに立ち上がることによつて第1のGOPデータGOP1がGOPメモリ35に入力されてから、区間信号SVINTが論理「L」レベルに立ち下がつてGOP1のデータが終了する時点t12までの間、書込み許可信号S34CがGOPメモリ35へのデータ(GOP1)の書込みを許可する。
【0029】
これに対してメモリ制御回路34は、切換回路33の切換制御信号S34B(図3(E))が立ち下がるタイミングから区間信号SVINT(図3(C))が立ち下がるタイミングまでの間、論理「H」レベルに立ち上がる書込み許可信号S34D(図3(G))を生成し、これをGOPメモリ36に送出する。従つて例えば時点t14において切換回路33の切換制御信号S34B(図3(E))が論理「L」レベルに立ち下がることによつて第2のGOPデータGOP2がGOPメモリ36に入力されてから、区間信号SVINT(図3(C))が論理「L」レベルに立ち下がつてGOP2のデータが終了する時点t15までの間、書込み許可信号S34DがGOPメモリ36へのデータ(GOP2)の書込みを許可する。
【0030】
GOPメモリ35に書き込まれたGOPデータ(GOP1、GOP3、GOP5、……)は、メモリ制御回路34から送出される読出し許可信号S34E(図2)によつて、書込み時のフレーム区間の次に到来するフレーム区間の先頭を読出し開始のタイミングとして読み出される。例えば第1のGOPデータGOP1が第1のフレーム区間(時点t11〜t13)内においてGOPメモリ35に書き込まれると、当該第1のフレーム区間に続く第2のフレーム(時点t13〜t14)の先頭(時点t13)のタイミングを読出し開始時点としてGOPメモリ35内のGOPデータGOP1が読み出され、読出しデータS35(図3(H))として切換回路37の第1の切換端37aに送出される。
【0031】
この読出しデータS35においては、図3(H)に示すように、元々2フレーム分の画像データが圧縮されてなる1つのGOPデータ内の各データを、間欠に送出することにより、2つのフレーム区間(例えば時点t13〜t16)を使つて1つのGOPデータが切換回路37に送出される。
【0032】
これに対してGOPメモリ36に書き込まれたGOPデータ(GOP2、GOP4、……)は、メモリ制御回路34から送出される読出し許可信号S34F(図2)によつて、書込み時のフレーム区間の次に到来するフレーム区間の先頭を読出し開始のタイミングとして読み出される。例えば第2のGOPデータGOP2が第3のフレーム区間(時点t14〜t16)内においてGOPメモリ36に書き込まれると、当該第3のフレーム区間に続く第4のフレーム(時点t16〜t17)の先頭(時点t16)のタイミングを読出し開始時点としてGOPメモリ36内のGOPデータGOP2が読み出され、読出しデータS36(図3(I))として切換回路37の第2の切換端37bに送出される。
【0033】
この読出しデータS36は、図3(I)に示すように、元々2フレーム分の画像データが圧縮されてなる1つのGOPデータ内の各データを、間欠に送出することにより、2つのフレーム区間(例えば時点t16〜t19)を使つて1つのGOPデータが切換回路37に送出される。
【0034】
メモリ制御回路34は、切換回路33に対する切換制御信号S34B(図3(E))を1フレーム分遅延させることによつて切換回路37に対する切換制御信号S34G(図3(J))を生成する。切換回路37は、切換制御信号S34Gが論理「H」レベルに立ち上がる間、第1の切換端37a側に切り換わり、論理「L」レベルに立ち下がる間、第2の切換端37b側に切り換わる。
【0035】
従つてGOPメモリ35から送出される読出しデータS35(GOP1、GOP3、GOP5、……)及びGOPメモリ36から送出される読出しデータS36(GOP2、GOP4、……)は、切換回路37によつて順次切り換えられながら出力される。この結果当該切換出力データ信号S37としては図3(K)に示すように、時点t13〜t16までの2フレーム区間で第1のGOPデータGOP1が出力され、これに続く時点t16〜t19までの2フレーム区間で第2のGOPデータGOP2が出力される。以後第3のGOPデータGOP3、第4のGOPデータGOP4、……がそれぞれ2フレーム区間を使つて順次出力される。
【0036】
因みに切換回路37から切換出力データ信号S37として出力される各GOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3、……)は圧縮復号前のデータであり、2フレーム分のデータが1フレーム以下のデータ量に圧縮されている。従つて当該切換出力データ信号S37は、読出しデータS35及びS36について上述したように、GOPメモリ35及び36から出力される時点でGOPデータ内の各データが間欠に出力され、これにより2フレーム区間を使つて1つのGOPデータが出力されるようになされている。
【0037】
切換回路37から出力される切換出力データ信号S37は、続く復号器38に送出される。この復号器38は切換出力データ信号S37として入力される各GOPデータ(図3(K))を1倍速で圧縮復号処理する。圧縮復号処理としては、IDCT処理、可変長復号処理等がある。
【0038】
ここで復号器38において切換出力データ信号S37を圧縮復号する場合、図3(K)に示す切換出力データ信号S37の各GOPデータ内のBピクチヤは前後のIピクチヤを用いて復号される。例えば、第1のGOPデータGOP1のなかのBピクチヤ(時点t14〜t16)は前後のIピクチヤ(すなわちGOP1のIピクチヤ及びGOP2のIピクチヤ)を用いて復号される。また復号処理によつて各GOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3、……)のIピクチヤ及びBピチクヤの順序が入れ代わる。これにより、図3(L)に示すように時点t14〜t16の1フレーム区間で第1のGOPデータGOP1のBピクチヤが復号されて復号器38から出力されるとともに、続く1フレーム区間(時点t16〜t17)で当該第1のGOPデータGOP1のIピクチヤが復号されて出力される。以後第2のGOPデータGOP2、第3のGOPデータGOP3、……の各データも同様にして復号され、復号映像信号S38として続くフレームメモリ39に送出される。
【0039】
フレームメモリ39はメモリ制御回路34から送出されるメモリ書込み制御信号S34Hに基づいて復号映像信号S38を順次そのまま書き込んだ後、スチツチヤ16(図1)から送出される基準信号SREF に基づいてフレームメモリ読出し制御回路40から出力される矩形波状の基準フレーム信号S40(図3(N))のタイミングでこれを出力する。この結果図3(M)に示すように、フレームメモリ39に入力された復号映像信号S38(図3(L))はスイツチヤ16(図1)全体を制御する基準信号SREF のタイミングに同期して読み出され、復号映像信号S39として続くモニタ22(図1)に送出される。
かくしてモニタ22には、光磁気デイスクチエンジヤ18に1倍速で転送中の映像が表示される。
【0040】
(3)2倍速転送時の復号処理
図1において光磁気デイスク記録再生装置12から再生された圧縮映像信号S12は2倍速の転送レートで高速転送される。この場合、2フレーム分の画像データを圧縮してなる1つのGOPデータは1フレーム区間内に1回転送される。この2倍速転送レートで転送される圧縮映像信号S12をモニタ出力信号S16Mとしてデータ復号装置21に送出する場合について説明する。
【0041】
すなわち図2に示すように、データ復号装置21はGOP単位で構成されたSDDIフオーマツトのモニタ出力信号S16MをSDDI復号回路31に入力する。SDDI復号回路31は、モニタ出力信号S16MのSDDIフオーマツトデータの同期データ(フレームパルス)に基づいて各フレームごとに変化するパルス状のフレームサイクル信号SF を生成する。このフレームサイクル信号SF は、図4(A)に示すようにモニタ出力信号S16Mとして入力されたSDDIフオーマツトデータの各フレームの先頭のタイミングt31、t33、t35、t37、t39、t41、……)で立ち上がる矩形波形状のパルス波形となる。このフレームサイクル信号SF は、メモリ制御回路34(図2)に送出される。
【0042】
またSDDI復号回路31は、モニタ出力信号S16MをSDDI復号することにより、図4(B)に示すように、2フレーム分の圧縮映像データSD (Iピクチヤ及びBピクチヤ)をそれぞれ含む複数のGOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3……)を1フレームに1回のタイミング(t31、t33、t35、……)でスイツチ回路32に送出する。
【0043】
またSDDI復号回路31は、モニタ出力信号S16Mとして入力されたSDDIフオーマツトの圧縮データのうち、圧縮された映像データが設けられるペイロード領域から有効映像データの長さ(すなわちGOPの開始と終了)を検出し、各GOPデータの開始から終了まで矩形状に立ち上がる区間信号SVINT(図4(C))を得る。この区間信号SVINTはメモリ制御回路34(図2)に送出される。
【0044】
メモリ制御回路34は、区間信号SVINT(図4(C))の立ち下がり時点からフレームサイクル信号SF (図4(A))の立ち上がりを2回検出する時点までの間、論理「H」レベルに立ち上がるスイツチ制御信号S34A(図4(D))を生成する。この結果当該スイツチ制御信号S34Aは、1フレームに1回のタイミング(2倍速)でSDDI復号回路31から送出される圧縮映像データSD の例えば第1のGOPデータGOP1がスイツチ回路32に入力される第1のフレーム区間内の時点t31〜t32において論理「L」レベルに立ち下がるとともに、当該GOPデータGOP1が終了する時点t32から第3のGOPデータGOP3がスイツチ回路32に入力される時点t35までの間において論理「H」レベルに立ち上がる。
【0045】
このスイツチ制御信号S34Aはスイツチ回路32の開閉制御信号として送出される。スイツチ回路32は、スイツチ制御信号S34Aが論理「H」レベルに立ち上がつているとき開動作し、論理「L」レベルに立ち下がつているとき閉動作する。従つて例えば当該スイツチ制御信号S34Aが時点t31〜t32の間において論理「L」レベルに立ち下がると、これに応じてスイツチ回路32が閉動作することにより当該タイミングにおいて入力される圧縮映像データSD の第1のGOPデータGOP1は続く切換回路33に送出される。
【0046】
これに対して当該第1のGOPデータGOP1に続く第2のGOPデータGOP2がスイツチ回路32に入力される第2のフレーム区間内の時点t33〜t34においては、スイツチ回路32はスイツチ制御信号S34Aが論理「H」レベルに立ち上がつて開動作していることにより、当該第2のGOPデータGOP2を出力停止状態にする。
従つて一連のGOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3、……)のうち、1つおきのGOPデータ(GOP2、GOP4、……)が間引かれることにより、スイツチ回路32からは、1つおきのGOPデータGOP1、GOP3、GOP5、……が2フレームに1回(1倍速)のタイミングで順次切換回路33に送出される。
【0047】
ここでメモリ制御回路34は、区間信号SVINT(図4(C))の立ち上がり及びスイツチ回路32に対するスイツチ制御信号S34A(図4(D))の論理「L」レベル状態を検出することによつて論理レベルが反転する切換制御信号S34B(図4(E))を生成し、これを切換回路33に送出する。
【0048】
従つて切換回路33は、スイツチ回路32から出力される圧縮映像データSD の各GOPデータ(GOP1、GOP3、GOP5、……)の開始とスイツチ回路32の閉動作との成立をトリガとして出力端(第1の切換端33a及び第2の切換端33b)を切り換える。この結果例えば、時点t31においてスイツチ回路32が閉動作することによつて切換回路33に第1のGOPデータGOP1が入力されるとき、当該GOPデータGOP1が入力開始するタイミング(時点t31)において切換回路33が第1の切換端33aに切り換わり、これにより第1のGOPデータGOP1は第1のGOPメモリ35に送出される。
【0049】
これに対して第3のGOPデータGOP3が切換回路33に入力されると、当該GOPデータGOP3の入力開始のタイミング(時点t35)において切換回路33は第2の切換端33bに切り換わり、これにより第3のGOPデータGOP3は第2のGOPメモリ36に送出される。
【0050】
またメモリ制御回路34は、切換回路33の切換制御信号S34B(図4(E))が立ち上がるタイミングから区間信号SVINT(図4(C))が立ち下がるタイミングまでの間、論理「H」レベルに立ち上がる書込み許可信号S34C(図4(F))をGOPメモリ35に送出する。従つて例えば、時点t31において切換回路33の切換制御信号S34Bが論理「H」レベルに立ち上がることによつて第1のGOPデータGOP1がGOPメモリ35に入力されてから、区間信号SVINTが論理「L」レベルに立ち下がつてGOP1のデータが終了する時点t32までの間、書込み許可信号S34CがGOPメモリ35へのデータ(GOP1)の書込みを許可する。
【0051】
これに対してメモリ制御回路34は、切換回路33の切換制御信号S34B(図4(E))が立ち下がるタイミングから区間信号SVINT(図4(C))が立ち下がるタイミングまでの間、論理「H」レベルに立ち上がる書込み許可信号S34D(図4(G))を生成し、これをGOPメモリ36に送出する。従つて例えば時点t35において切換回路33の切換制御信号S34B(図4(E))が論理「L」レベルに立ち下がることによつて第3のGOPデータGOP3がGOPメモリ36に入力されてから、区間信号SVINT(図4(C))が論理「L」レベルに立ち下がつてGOP3のデータが終了する時点t36までの間、書込み許可信号S34DがGOPメモリ36へのデータ(GOP3)の書込みを許可する。
【0052】
GOPメモリ35に書き込まれたGOPデータ(GOP1、GOP5、GOP9、……)は、メモリ制御回路34から送出される読出し許可信号S34E(図2)によつて、書込み時のフレーム区間の次に到来するフレーム区間の先頭を読出し開始のタイミングとして読み出される。例えば第1のGOPデータGOP1が第1のフレーム区間(時点t31〜t33)内においてGOPメモリ35に書き込まれると、当該第1のフレーム区間に続く第2のフレーム(時点t33〜t35)の先頭(時点t33)のタイミングを読出し開始時点としてGOPメモリ35内のGOPデータGOP1が読み出され、読出しデータS35(図4(H))として切換回路37の第1の切換端37aに送出される。
【0053】
この読出しデータS35においては、図4(H)に示すように、元々2フレーム分の画像データが圧縮されてなる1つのGOPデータ内の各データを、間欠に送出することにより、2つのフレーム区間(例えば時点t33〜t37)を使つて1つのGOPデータが切換回路37に送出される。
【0054】
これに対してGOPメモリ36に書き込まれたGOPデータ(GOP3、GOP7、……)は、メモリ制御回路34から送出される読出し許可信号S34F(図2)によつて、書込み時のフレーム区間の次に到来するフレーム区間の先頭を読出し開始のタイミングとして読み出される。例えば第3のGOPデータGOP3が第3のフレーム区間(時点t35〜t37)内においてGOPメモリ36に書き込まれると、当該第3のフレーム区間に続く第4のフレーム(時点t37〜t39)の先頭(時点t37)のタイミングを読出し開始時点としてGOPメモリ36内のGOPデータGOP3が読み出され、読出しデータS36(図4(I))として切換回路37の第2の切換端37bに送出される。
【0055】
この読出しデータS36は、図4(I)に示すように、元々2フレーム分の画像データが圧縮されてなる1つのGOPデータ内の各データを、間欠に送出することにより、2つのフレーム区間(例えば時点t37〜t41)を使つて1つのGOPデータが切換回路37に送出される。
【0056】
メモリ制御回路34は、切換回路33に対する切換制御信号S34B(図4(E))を1フレーム分遅延させることによつて切換回路37に対する切換制御信号S34G(図4(J))を生成する。切換回路37は、切換制御信号S34Gが論理「H」レベルに立ち上がる間、第1の切換端37a側に切り換わり、論理「L」レベルに立ち下がる間、第2の切換端37b側に切り換わる。
【0057】
従つてGOPメモリ35から送出される読出しデータS35(GOP1、GOP5、GOP9、……)及びGOPメモリ36から送出される読出しデータS36(GOP3、GOP7、……)は、切換回路37によつて順次切り換えられながら出力される。この結果当該切換出力データ信号S37としては図4(K)に示すように、時点t33〜t37までの2フレーム区間で第1のGOPデータGOP1が出力され、これに続く時点t37〜t41までの2フレーム区間で第3のGOPデータGOP3が出力される。以後第5のGOPデータGOP5、第7のGOPデータGOP7、第9のGOPデータGOP9、……がそれぞれ2フレーム区間を使つて順次出力される。
【0058】
因みに切換回路37から切換出力データ信号S37として出力される各GOPデータ(GOP1、GOP3、GOP5、……)は圧縮復号前のデータであり、2フレーム分のデータが1フレーム以下のデータ量に圧縮されている。従つて当該切換出力データ信号S37は、読出しデータS35及びS36について上述したように、GOPメモリ35及び36から出力される時点でGOPデータ内の各データが間欠に出力され、これにより2フレーム区間を使つて1つのGOPデータが出力されるようになされている。
【0059】
切換回路37から出力される切換出力データ信号S37は、続く復号器38に送出される。この復号器38は切換出力データ信号S37として入力される各GOPデータ(図4(K))を1倍速で圧縮復号処理する。
【0060】
ここで復号器38において切換出力データ信号S37を圧縮復号する場合、図4(K)に示す切換出力データ信号S37の各GOPデータ内のBピクチヤは前後のIピクチヤを用いて復号される。例えば、第1のGOPデータGOP1のなかのBピクチヤ(時点t35〜t37)は前後のIピクチヤ(すなわちGOP1のIピクチヤ及びGOP3のIピクチヤ)を用いて復号される。また復号処理によつて各GOPデータ(GOP1、GOP3、GOP5、……)のIピクチヤ及びBピチクヤの順序が入れ代わる。これにより、図4(L)に示すように時点t35〜t37の1フレーム区間で第1のGOPデータGOP1のBピクチヤが復号されて復号器38から出力されるとともに、続く1フレーム区間(時点t37〜t39)で当該第1のGOPデータGOP1のIピクチヤが復号されて出力される。以後第3のGOPデータGOP3、第5のGOPデータGOP5、……の各データも同様にして復号され、復号映像信号S38として続くフレームメモリ39に送出される。
【0061】
ここで、復号器38に切換出力データ信号S37として入力される各GOPデータ(GOP1、GOP3、GOP5、……)は、本来2倍速で転送されてくる連続したGOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3、……(図4(B)))をGOPデータ単位で間引くことによつて1倍速にレート変換したものである。従つて当該切換出力データ信号S37の各GOPデータ(GOP1、GOP3、GOP5、……)は非連続となり、この結果復号器38において前後のIピクチヤから復号されたBピクチヤの映像信号は目的とする信号には復号されない。
【0062】
従つてこの場合、スイツチヤ16(図1)は、データ復号装置21に送出するモニタ出力信号S16Mの転送レートが2倍速であることに基づいてモード信号SMODEをデータ復号装置21のメモリ制御回路34に送出する。メモリ制御回路34はモード信号SMODEに基づいて、図4(M)に示すように、復号されたIピチクヤが出力される間(時点t37〜t39、時点t41〜t43、……)においてのみメモリ書込み制御信号S34Hを論理「H」レベルに立ち上げる。
この結果フレームメモリ39は、当該メモリ書込み制御信号S34Hに基づいて復号映像信号S38のIピクチヤに相当する映像信号だけを書き込む。
【0063】
フレームメモリ読出し制御回路40は、スチツチヤ16(図1)から送出される基準信号SREF に基づいて矩形波状の基準フレーム信号S40(図4(O))を生成し、これをフレームメモリ39に送出する。フレームメモリ39は基準フレーム信号S40の立ち上がりに同期したタイミングでデータを読み出す。
【0064】
因みに、メモリ書込み制御信号S34Hによつて復号映像信号S38(図4(L))のなかから抜き出されたIピクチヤに相当する信号は、1フレーム区間おきに間欠的にフレームメモリ39に書き込まれるが、当該フレームメモリ39からの読出し時においては、当該フレームメモリ39にあらたな信号(Iピクチヤ)が書き込まれるまで同一の信号(Iピクチヤ)が読み出される。
【0065】
この結果図4(N)に示すように、フレームメモリ39に入力された復号映像信号S38(図4(L))のIピクチヤに相当する信号のみがスイツチヤ16(図1)全体を制御する基準信号SREF のタイミングに同期して読み出される。このようにして読み出された復号映像信号S39は、非連続なGOPデータ(GOP1、GOP3、GOP5、……)から復号されたBピクチヤ及びIピクチヤのうち、1つのGOP内のデータだけで復号し得るIピクチヤの映像信号のみで構成される。この結果、当該復号映像信号S39は所望の復号画像を形成し得、この復号映像信号S39を入力するモニタ22(図1)には、光磁気デイスクチエンジヤ18に2倍速で転送中の映像が実用上十分な解像度で表示される。
【0066】
(4) 0.5倍速転送時の復号処理
図1においてVTR14から再生される圧縮映像信号S14は、ISDN回線を介して 0.5倍速の転送レートで低速転送される。この場合、2フレーム分の画像データを圧縮してなる1つのGOPデータは4フレーム区間内に1回転送される。この 0.5倍速転送レートで転送される圧縮映像信号S14をモニタ出力信号S16Mとしてデータ復号装置21に送出する場合について説明する。
【0067】
すなわち図2に示すように、データ復号装置21はGOP単位で構成されたSDDIフオーマツトのモニタ出力信号S16MをSDDI復号回路31に入力する。SDDI復号回路31は、モニタ出力信号S16MのSDDIフオーマツトデータの同期データ(フレームパルス)に基づいて各フレームごとに変化するパルス状のフレームサイクル信号SF を生成する。このフレームサイクル信号SF は、図5(A)に示すようにモニタ出力信号S16Mとして入力されたSDDIフオーマツトデータの各フレームの先頭のタイミングt61、t63、t64、t65、t66、t68、……)で立ち上がる矩形波形状のパルス波形となる。このフレームサイクル信号SF は、メモリ制御回路34(図2)に送出される。
【0068】
またSDDI復号回路31は、モニタ出力信号S16MをSDDI復号することにより、図5(B)に示すように、2フレーム分の圧縮映像データSD (Iピクチヤ及びBピクチヤ)をそれぞれ含む複数のGOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3……)を4フレームに1回のタイミング(t61、t66、t71、……)でスイツチ回路32に送出する。
【0069】
またSDDI復号回路31は、モニタ出力信号S16Mとして入力されたSDDIフオーマツトの圧縮データのうち、圧縮された映像データが設けられるペイロード領域から有効映像データの長さ(すなわちGOPの開始と終了)を検出し、各GOPデータの開始から終了まで矩形状に立ち上がる区間信号SVINT(図5(C))を得る。この区間信号SVINTはメモリ制御回路34(図2)に送出される。
【0070】
メモリ制御回路34は、区間信号SVINT(図5(C))の立ち下がり時点からフレームサイクル信号SF (図5(A))の立ち上がりを2回検出する時点までの間、論理「H」レベルに立ち上がるスイツチ制御信号S34A(図5(D))を生成する。従つてこのスイツチ制御信号S34Aは、例えば第1のフレーム区間(時点t61〜t63)において第1のGOPデータGOP1が終了する時点t62から、当該第1のフレーム区間(時点t61〜t63)に続く第2のフレーム区間(時点t63〜t64)が終了するまでの間だけ論理「H」レベルに立ち上がることにより、第2のGOPデータGOP2の開始時点t66以前に論理「L」レベルに立ち下がる。
【0071】
このように当該スイツチ制御信号S34Aは、4フレームに1回のタイミング( 0.5倍速)でSDDI復号回路31から送出される圧縮映像データSD の各GOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3、……)がスイツチ回路32に入力されるときには論理「L」レベル立ち下がつていることになる。
【0072】
このスイツチ制御信号S34Aはスイツチ回路32の開閉制御信号として送出される。スイツチ回路32は、スイツチ制御信号S34Aが論理「H」レベルに立ち上がつているとき開動作し、論理「L」レベルに立ち下がつているとき閉動作する。従つて例えば当該スイツチ制御信号S34Aが時点t62までの間論理「L」レベルに立ち下がると、これに応じてスイツチ回路32が閉動作することにより当該タイミングにおいて入力される圧縮映像データSD の第1のGOPデータGOP1は続く切換回路33に送出される。
【0073】
これに対して当該第1のGOPデータGOP1の次に第2のGOPデータGOP2がスイツチ回路32に入力される第5のフレーム区間内の時点t66〜t67においても、スイツチ制御信号S34Aが論理「L」レベルに立ち下がつていることにより、同様にして閉動作したスイツチ回路32を介して第2のGOPデータGOP2が切換回路33に送出される。
【0074】
ここでメモリ制御回路34は、区間信号SVINT(図5(C))の立ち上がり及びスイツチ回路32に対するスイツチ制御信号S34A(図5(D))の論理「L」レベル状態を検出することによつて論理レベルが反転する切換制御信号S34B(図5(E))を生成し、これを切換回路33に送出する。
【0075】
従つて切換回路33は、圧縮映像データSD の各GOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3、……)の開始とスイツチ回路32の閉状態の成立をトリガとして出力端(第1の切換端33a及び第2の切換端33b)を切り換える。この結果例えば、時点t61において切換回路33に第1のGOPデータGOP1が入力されるとき、当該GOPデータGOP1が入力開始するタイミング(時点t61)において切換回路33が第1の切換端33aに切り換わり、これにより第1のGOPデータGOP1は第1のGOPメモリ35に送出される。
【0076】
これに対して第2のGOPデータGOP2が切換回路33に入力されると、当該GOPデータGOP2の入力開始のタイミング(時点t66)において切換回路33は第2の切換端33bに切り換わり、これにより第2のGOPデータGOP2は第2のGOPメモリ36に送出される。
【0077】
またメモリ制御回路34は、切換回路33の切換制御信号S34B(図5(E))が立ち上がるタイミングから区間信号SVINT(図5(C))が立ち下がるタイミングまでの間、論理「H」レベルに立ち上がる書込み許可信号S34C(図5(F))をGOPメモリ35に送出する。従つて例えば、時点t61において切換回路33の切換制御信号S34Bが論理「H」レベルに立ち上がることによつて第1のGOPデータGOP1がGOPメモリ35に入力されてから、区間信号SVINTが論理「L」レベルに立ち下がつてGOP1のデータが終了する時点t62までの間、書込み許可信号S34CがGOPメモリ35へのデータ(GOP1)の書込みを許可する。
【0078】
これに対してメモリ制御回路34は、切換回路33の切換制御信号S34B(図5(E))が立ち下がるタイミングから区間信号SVINT(図5(C))が立ち下がるタイミングまでの間、論理「H」レベルに立ち上がる書込み許可信号S34D(図5(G))を生成し、これをGOPメモリ36に送出する。従つて例えば時点t66において切換回路33の切換制御信号S34B(図5(E))が論理「L」レベルに立ち下がることによつて第2のGOPデータGOP2がGOPメモリ36に入力されてから、区間信号SVINT(図5(B))が論理「L」レベルに立ち下がつてGOP2のデータが終了する時点t67までの間、書込み許可信号S34DがGOPメモリ36へのデータ(GOP3)の書込みを許可する。
【0079】
GOPメモリ35に書き込まれたGOPデータ(GOP1、GOP3、……)は、メモリ制御回路34から送出される読出し許可信号S34E(図2)によつて、書込み時のフレーム区間の次に到来するフレーム区間の先頭を読出し開始のタイミングとして読み出される。例えば第1のGOPデータGOP1が第1のフレーム区間(時点t61〜t63)内においてGOPメモリ35に書き込まれると、当該第1のフレーム区間に続く第2のフレーム(時点t63〜t64)の先頭(時点t63)のタイミングを読出し開始時点としてGOPメモリ35内のGOPデータGOP1が読み出され、読出しデータS35(図5(H))として切換回路37の第1の切換端37aに送出される。
【0080】
この読出しデータS35においては、図5(H)に示すように、元々2フレーム分の画像データが圧縮されてなる1つのGOPデータ内の各データを、間欠に送出することにより、2つのフレーム区間(例えば時点t63〜t65)を使つて1つのGOPデータが切換回路37に送出される。
【0081】
これに対してGOPメモリ36に書き込まれたGOPデータ(GOP2、GOP4、……)は、メモリ制御回路34から送出される読出し許可信号S34F(図2)によつて、書込み時のフレーム区間の次に到来するフレーム区間の先頭を読出し開始のタイミングとして読み出される。例えば第2のGOPデータGOP2が第5のフレーム区間(時点t66〜t68)内においてGOPメモリ36に書き込まれると、当該第5のフレーム区間に続く第6のフレーム(時点t68〜t69)の先頭(時点t68)のタイミングを読出し開始時点としてGOPメモリ36内のGOPデータGOP2が読み出され、読出しデータS36(図5(I))として切換回路37の第2の切換端37bに送出される。
【0082】
この読出しデータS36は、図5(I)に示すように、元々2フレーム分の画像データが圧縮されてなる1つのGOPデータ内の各データを、間欠に送出することにより、2つのフレーム区間(例えば時点t68〜t70)を使つて1つのGOPデータが切換回路37に送出される。
【0083】
メモリ制御回路34は、切換回路33に対する切換制御信号S34B(図5(E))を1フレーム分遅延させることによつて切換回路37に対する切換制御信号S34G(図5(J))を生成する。切換回路37は、切換制御信号S34Gが論理「H」レベルに立ち上がる間、第1の切換端37a側に切り換わり、論理「L」レベルに立ち下がる間、第2の切換端37b側に切り換わる。
【0084】
従つてGOPメモリ35から送出される読出しデータS35(GOP1、GOP3、……)及びGOPメモリ36から送出される読出しデータS36(GOP2、GOP4、……)は、切換回路37によつて順次切り換えられながら出力される。この結果当該切換出力データ信号S37としては図5(K)に示すように、時点t63〜t65までの2フレーム区間で第1のGOPデータGOP1が出力され、時点t68〜t70までの2フレーム区間で第2のGOPデータGOP2が出力される。以後第3のGOPデータGOP3、第4のGOPデータGOP4(図示せず)、……がそれぞれ2フレーム区間を使つて順次出力される。
【0085】
因みに切換回路37から切換出力データ信号S37として出力される各GOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3、……)は圧縮復号前のデータであり、2フレーム分のデータが1フレーム以下のデータ量に圧縮されている。従つて当該切換出力データ信号S37は、読出しデータS35及びS36について上述したように、GOPメモリ35及び36から出力される時点でGOPデータ内の各データが間欠に出力され、これにより2フレーム区間を使つて1つのGOPデータが出力されるようになされている。
【0086】
切換回路37から出力される切換出力データ信号S37は、続く復号器38に送出される。この復号器38は切換出力データ信号S37として入力される各GOPデータ(図5(K))を1倍速で圧縮復号処理する。
【0087】
ここで復号器38において切換出力データ信号S37を圧縮復号する場合、図5(K)に示す切換出力データ信号S37の各GOPデータ内のBピクチヤは、本来、前後のIピクチヤを用いて復号されるようになされているが、図5(K)に示すように、例えば第1のGOPデータGOP1のBピクチヤとこれに続く第2のGOPデータGOP2のIピクチヤとの間には、2フレーム区間(時点t65〜t68)だけ間隔が開く。従つて当該Bピクチヤは目的とする所望の信号に復号されずに復号器38から出力される(図5(L))。
【0088】
また復号器38は、当該Bピクチヤに続いてIピクチヤを復号して出力するようになされており、これにより、図5(L)に示すように時点t64〜t65の1フレーム区間で第1のGOPデータGOP1のBピクチヤが復号器38から出力されるとともに、続く1フレーム区間(時点t65〜t66)で当該第1のGOPデータGOP1のIピクチヤが復号されて出力される。以後GOP2、GOP3、……のデータも同様にして復号され、復号映像信号S38として続くフレームメモリ39に送出される。
【0089】
この復号映像信号S38の各Bピクチヤに相当する信号は、上述のように目的とする所望の信号に復号されていない。従つてスイツチヤ16(図1)は、データ復号装置21に送出するモニタ出力信号S16Mの転送レートが 0.5倍速であることに基づいてモード信号SMODEをデータ復号装置21のメモリ制御回路34に送出する。メモリ制御回路34はモード信号SMODEに基づいて、図5(M)に示すように、復号されたIピチクヤが出力される間(時点t65〜t66、時点t70〜t71、……)においてのみメモリ書込み制御信号S34Hを論理「H」レベルに立ち上げる。
【0090】
この結果フレームメモリ39は、当該メモリ書込み制御信号S34Hに基づいて復号映像信号S38のIピクチヤに相当する映像信号だけを書き込む。
フレームメモリ読出し制御回路40は、スチツチヤ16(図1)から送出される基準信号SREF に基づいて矩形波状の基準フレーム信号S40(図5(O))を生成し、これをフレームメモリ39に送出する。フレームメモリ39は基準フレーム信号S40の立ち上がりに同期したタイミングでデータを読み出す。
【0091】
因みに、メモリ書込み制御信号S34Hによつて復号映像信号S38(図5(L))のなかから抜き出されたIピクチヤに相当する信号は、4フレーム区間ごとに間欠的にフレームメモリ39に書き込まれるが、当該フレームメモリ39からの読出し時においては、当該フレームメモリ39にあらたな信号(Iピクチヤ)が書き込まれるまで同一の信号(Iピクチヤ)が読み出される。
【0092】
この結果図5(N)に示すように、フレームメモリ39に入力された復号映像信号S38(図5(L))のIピクチヤに相当する信号のみがスイツチヤ16(図1)全体を制御する基準信号SREF のタイミングに同期して読み出される。このようにして読み出された復号映像信号S39は、復号器38に間欠的に入力されるGOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3、……)から復号されたBピクチヤ及びIピクチヤのうち、1つのGOP内のデータだけで復号し得るIピクチヤの映像信号のみで構成される。この結果、当該復号映像信号S39は所望の復号画像を形成し得、この復号映像信号S39を入力するモニタ22(図1)には、光磁気デイスクチエンジヤ18に 0.5倍速で転送中の映像が実用上十分な解像度で表示される。
【0093】
(5)非同期転送時の復号処理
図1においてスイツチヤ16に入力される圧縮映像信号S12、S13又はS14の転送レートが一定していない場合、2フレーム分の画像データを圧縮してなる1つのGOPデータは種々のフレーム数ごとに転送される。このような不確定な転送レートで転送される圧縮映像信号をモニタ出力信号S16Mとしてデータ復号装置21に送出する場合について説明する。
【0094】
すなわち図2に示すように、データ復号装置21はGOP単位で構成されたSDDIフオーマツトのモニタ出力信号S16MをSDDI復号回路31に入力する。SDDI復号回路31は、モニタ出力信号S16MのSDDIフオーマツトデータの同期データ(フレームパルス)に基づいて各フレームごとに変化するパルス状のフレームサイクル信号SF を生成する。このフレームサイクル信号SF は、図6(A)に示すようにモニタ出力信号S16Mとして入力されたSDDIフオーマツトデータの各フレームの先頭のタイミングt81、t83、t84、t85、t87、t89、……)で立ち上がる矩形波形状のパルス波形となる。このフレームサイクル信号SF は、メモリ制御回路34(図2)に送出される。
【0095】
またSDDI復号回路31は、モニタ出力信号S16MをSDDI復号することにより、図6(B)に示すように、2フレーム分の圧縮映像データSD (Iピクチヤ及びBピクチヤ)をそれぞれ含む複数のGOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3……)を、その転送されてくる速さ(転送レート)に応じて種々のフレーム数ごと(t81、t85、t87、……)にスイツチ回路32に送出する。
【0096】
またSDDI復号回路31は、モニタ出力信号S16Mとして入力されたSDDIフオーマツトの圧縮データのうち、圧縮された映像データが設けられるペイロード領域から有効映像データの長さ(すなわちGOPの開始と終了)を検出し、各GOPデータの開始から終了まで矩形状に立ち上がる区間信号SVINT(図6(C))を得る。この区間信号SVINTはメモリ制御回路34(図2)に送出される。
【0097】
メモリ制御回路34は、区間信号SVINT(図6(C))の立ち下がり時点からフレームサイクル信号SF (図6(A))の立ち上がりを2回検出する時点までの間、論理「H」レベルに立ち上がるスイツチ制御信号S34A(図6(D))を生成する。従つてこのスイツチ制御信号S34Aは、例えば第1のフレーム区間(時点t81〜t83)において第1のGOPデータGOP1が終了する時点t82から、当該第1のフレーム区間(時点t81〜t83)に続く第2のフレーム区間(時点t83〜t84)が終了するまでの間だけ論理「H」レベルを保持する。
【0098】
このスイツチ制御信号S34Aはスイツチ回路32の開閉制御信号として送出され、スイツチ回路32は、スイツチ制御信号S34Aが論理「H」レベルに立ち上がつているとき開動作し、論理「L」レベルに立ち下がつているとき閉動作する。従つて例えば第1のフレーム区間(時点t81〜t82)における第1のGOPデータGOP1の転送終了時点t82において論理「H」レベルに立ち上がつたスイツチ制御信号S34Aは、第2のフレーム区間(時点t83〜t84)が終了する時点t84において論理「L」レベルに立ち下がることによりスイツチ回路32が閉動作し、これによりその後第4のフレーム区間の開始時点t85において転送されてくる第2のGOPデータGOP2は続く切換回路33に送出される。
【0099】
これに対して当該第2のGOPデータGOP2が転送された第4のフレーム区間(時点t85〜t87)に続く第5のフレーム区間(時点t87〜t88)ににおいては、スイツチ制御信号S34Aが論理「H」レベルを保持していることにより、当該第5のフレーム区間に転送されてくる第3のGOPデータGOP3は、スイツチ回路32の開動作によつて出力停止状態となる。
【0100】
このようにスイツチ回路32は、不確定なフレーム数ごとに転送されてくるGOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3、……)のうち、連続したフレーム区間で転送されるGOPデータ(GOP3、GOP6、……)をGOPデータ単位で間引くことにより、少なくとも1フレーム区間の間隔を開けて到来するGOPデータ(GOP1、GOP2、GOP4、GOP6、……)のみを続く切換回路33に送出する。従つて2フレーム区間に1回のタイミング(1倍速)以下の転送レートでスイツチ回路32からGOPデータが送出される。
【0101】
ここでメモリ制御回路34は、区間信号SVINT(図6(C))の立ち上がり及びスイツチ回路32に対するスイツチ制御信号S34A(図6(D))の論理「L」レベル状態を検出することによつて論理レベルが反転する切換制御信号S34B(図6(E))を生成し、これを切換回路33に送出する。
【0102】
従つて切換回路33は、当該切換回路33に入力される各GOPデータ(GOP1、GOP2、GOP4、……)の開始とスイツチ回路32の閉状態の成立をトリガとして出力端(第1の切換端33a及び第2の切換端33b)を切り換える。この結果例えば、時点t81において切換回路33に第1のGOPデータGOP1が入力されるとき、当該GOPデータGOP1が入力開始するタイミング(時点t81)において切換回路33が第1の切換端33aに切り換わり、これにより第1のGOPデータGOP1は第1のGOPメモリ35に送出される。
【0103】
これに対して第2のGOPデータGOP2が切換回路33に入力されると、当該GOPデータGOP2の入力開始のタイミング(時点t85)において切換回路33は第2の切換端33bに切り換わり、これにより第2のGOPデータGOP2は第2のGOPメモリ36に送出される。
【0104】
またメモリ制御回路34は、切換回路33の切換制御信号S34B(図6(E))が立ち上がるタイミングから区間信号SVINT(図6(C))が立ち下がるタイミングまでの間、論理「H」レベルに立ち上がる書込み許可信号S34C(図6(F))をGOPメモリ35に送出する。従つて例えば、時点t81において切換回路33の切換制御信号S34Bが論理「H」レベルに立ち上がることによつて第1のGOPデータGOP1がGOPメモリ35に入力されてから、区間信号SVINTが論理「L」レベルに立ち下がつてGOP1のデータが終了する時点t82までの間、書込み許可信号S34CがGOPメモリ35へのデータ(GOP1)の書込みを許可する。
【0105】
これに対してメモリ制御回路34は、切換回路33の切換制御信号S34B(図6(E))が立ち下がるタイミングから区間信号SVINT(図6(C))が立ち下がるタイミングまでの間、論理「H」レベルに立ち上がる書込み許可信号S34D(図6(G))を生成し、これをGOPメモリ36に送出する。従つて例えば時点t85において切換回路33の切換制御信号S34B(図6(E))が論理「L」レベルに立ち下がることによつて第2のGOPデータGOP2がGOPメモリ36に入力されてから、区間信号SVINT(図6(B))が論理「L」レベルに立ち下がつてGOP2のデータが終了する時点t86までの間、書込み許可信号S34DがGOPメモリ36へのデータ(GOP2)の書込みを許可する。
【0106】
GOPメモリ35に書き込まれたGOPデータ(GOP1、GOP4、……)は、メモリ制御回路34から送出される読出し許可信号S34E(図2)によつて、書込み時のフレーム区間の次に到来するフレーム区間の先頭を読出し開始のタイミングとして読み出される。例えば第1のGOPデータGOP1が第1のフレーム区間(時点t81〜t83)内においてGOPメモリ35に書き込まれると、当該第1のフレーム区間に続く第2のフレーム(時点t83〜t84)の先頭(時点t83)のタイミングを読出し開始時点としてGOPメモリ35内のGOPデータGOP1が読み出され、読出しデータS35(図5(H))として切換回路37の第1の切換端37aに送出される。
【0107】
この読出しデータS35においては、図6(H)に示すように、元々2フレーム分の画像データが圧縮されてなる1つのGOPデータ内の各データを、間欠に送出することにより、2つのフレーム区間(例えば時点t83〜t85)を使つて1つのGOPデータが切換回路37に送出される。
【0108】
これに対してGOPメモリ36に書き込まれたGOPデータ(GOP2、GOP5、……)は、メモリ制御回路34から送出される読出し許可信号S34F(図2)によつて、書込み時のフレーム区間の次に到来するフレーム区間の先頭を読出し開始のタイミングとして読み出される。例えば第2のGOPデータGOP2が第4のフレーム区間(時点t85〜t87)内においてGOPメモリ36に書き込まれると、当該第4のフレーム区間に続く第5のフレーム(時点t87〜t89)の先頭(時点t87)のタイミングを読出し開始時点としてGOPメモリ36内のGOPデータGOP2が読み出され、読出しデータS36(図6(I))として切換回路37の第2の切換端37bに送出される。
【0109】
この読出しデータS36は、図6(I)に示すように、元々2フレーム分の画像データが圧縮されてなる1つのGOPデータ内の各データを、間欠に送出することにより、2つのフレーム区間(例えば時点t87〜t90)を使つて1つのGOPデータが切換回路37に送出される。
【0110】
メモリ制御回路34は、切換回路33に対する切換制御信号S34B(図6(E))を1フレーム分遅延させることによつて切換回路37に対する切換制御信号S34G(図6(J))を生成する。切換回路37は、切換制御信号S34Gが論理「H」レベルに立ち上がる間、第1の切換端37a側に切り換わり、論理「L」レベルに立ち下がる間、第2の切換端37b側に切り換わる。
【0111】
従つてGOPメモリ35から送出される読出しデータS35(GOP1、GOP4、……)及びGOPメモリ36から送出される読出しデータS36(GOP2、GOP5、……)は、切換回路37によつて順次切り換えられながら出力される。この結果当該切換出力データ信号S37としては図6(K)に示すように、時点t83〜t85までの2フレーム区間で第1のGOPデータGOP1が出力され、時点t87〜t90までの2フレーム区間で第2のGOPデータGOP2が出力される。以後第4のGOPデータGOP4、第5のGOPデータGOP5、……がそれぞれ2フレーム区間を使つて順次出力される。
【0112】
因みに切換回路37から切換出力データ信号S37として出力される各GOPデータ(GOP1、GOP2、GOP4、……)は圧縮復号前のデータであり、2フレーム分のデータが1フレーム以下のデータ量に圧縮されている。従つて当該切換出力データ信号S37は、読出しデータS35及びS36について上述したように、GOPメモリ35及び36から出力される時点でGOPデータ内の各データが間欠に出力され、これにより2フレーム区間を使つて1つのGOPデータが出力されるようになされている。
【0113】
切換回路37から出力される切換出力データ信号S37は、続く復号器38に送出される。この復号器38は切換出力データ信号S37として入力される各GOPデータ(図6(K))を1倍速で圧縮復号処理する。
【0114】
ここで復号器38において切換出力データ信号S37を圧縮復号する場合、図6(K)に示す切換出力データ信号S37の各GOPデータ内のBピクチヤは、本来、前後のIピクチヤを用いて復号されるようになされているが、図6(K)に示すように、例えば第1のGOPデータGOP1のBピクチヤとこれに続く第2のGOPデータGOP2のIピクチヤとの間には、1フレーム区間(時点t85〜t87)だけ間隔が開く。従つて当該Bピクチヤは目的とする所望の信号に復号されずに復号器38から出力される(図6(L))。
【0115】
また復号器38においては、例えば第3のGOPデータGOP3が転送される第5のフレーム区間(時点t87〜t89)に続く第6のフレーム区間(時点t89〜t90)に第4のGOPデータGOP4が転送されてくるとすると(図示せず)、スイツチ回路32において第3のGOPデータGOP3が間引かれることにより、復号器38には切換出力データ信号S37として、第2のGOPデータGOP2に続いて第4のGOPデータGOP4が入力される。従つて当該第2のGOPデータGOP2及び第4のGOPデータGOP4は非連続となることにより、復号器38においてフレーム間復号を行うBピクチヤが目的とする所望の信号に復号されずに出力される。
【0116】
また復号器38は、当該Bピクチヤに続いてIピクチヤを復号して出力するようになされており、これにより、図6(L)に示すように時点t84〜t85の1フレーム区間で第1のGOPデータGOP1のBピクチヤが復号器38から出力されるとともに、続く1フレーム区間(時点t85〜t87)で当該第1のGOPデータGOP1のIピクチヤが復号されて出力される。以後GOP2、GOP4、……のデータも同様にして復号され、復号映像信号S38として続くフレームメモリ39に送出される。
【0117】
この復号映像信号S38の各Bピクチヤに相当する信号は、上述のように目的とする所望の信号に復号されていない。従つて、スイツチヤ16(図1)は、データ復号装置21に送出するモニタ出力信号S16Mの転送レートが不確定であることに基づいてモード信号SMODEをデータ復号装置21のメモリ制御回路34に送出する。メモリ制御回路34はモード信号SMODEに基づいて、図6(M)に示すように、復号されたIピチクヤが出力される間(時点t85〜t87、時点t90〜t92、……)においてのみメモリ書込み制御信号S34Hを論理「H」レベルに立ち上げる。
【0118】
この結果フレームメモリ39は、当該メモリ書込み制御信号S34Hに基づいて復号映像信号S38のIピクチヤに相当する映像信号だけを書き込む。
フレームメモリ読出し制御回路40は、スチツチヤ16(図1)から送出される基準信号SREF に基づいて矩形波状の基準フレーム信号S40(図6(O))を生成し、これをフレームメモリ39に送出する。フレームメモリ39は基準フレーム信号S40の立ち上がりに同期したタイミングでデータを読み出す。
【0119】
因みに図6(B)に示すようなタイミングで各GOPデータが転送されてくる場合、メモリ書込み制御信号S34Hによつて復号映像信号S38(図6(L))のなかから抜き出されたIピクチヤに相当する信号は、3フレーム区間ごとに間欠的にフレームメモリ39に書き込まれるが、当該フレームメモリ39からの読出し時においては、当該フレームメモリ39にあらたな信号(Iピクチヤ)が書き込まれるまで同一の信号(Iピクチヤ)が読み出される。
【0120】
この結果図6(N)に示すように、フレームメモリ39に入力された復号映像信号S38(図6(L))のIピクチヤに相当する信号のみがスイツチヤ16(図1)全体を制御する基準信号SREF のタイミングに同期して読み出される。このようにして読み出された復号映像信号S39は、復号器38に間欠的又は非連続で入力されるGOPデータ(GOP1、GOP2、GOP4、……)から復号されたBピクチヤ及びIピクチヤのうち、1つのGOP内のデータだけで復号し得るIピクチヤの映像信号のみで構成される。この結果、当該復号映像信号S39は所望の復号画像を形成し得、この復号映像信号S39を入力するモニタ22(図1)には、光磁気デイスクチエンジヤ18に不確定な非同期の転送レートで転送中の映像が実用上十分な解像度で表示される。
【0121】
(6)実施例の動作及び効果
以上の構成において、データ復号装置21においては、GOPデータ(GOP1、GOP2、GOP3、……)として2フレーム分のデータを1フレーム以下のデータ量に圧縮したものが転送されてくることから、モニタ出力信号S16Mとして入力されるSDDIフオーマツトの映像信号の同期データ(フレームパルス)に基づき、当該フレームパルスによつてその長さが特定される2フレーム区間に1回のタイミング(すなわち1倍速)以下のレートでGOPデータを復号器38に入力すれば、1倍速でデータを復号処理する復号器38によつて当該GOPデータを復号処理することができる。
【0122】
従つてデータ復号装置21のメモリ制御回路34は、各GOPデータの終了時点を表す区間信号SVINTの立ち下がり時点から各フレームの開始を表すフレームサイクル信号SF の立ち上がりを2回検出するまでの間、スイツチ制御信号S34Aを論理「H」レベルに立ち上げることにより、所定のフレーム区間において1つのGOPデータが転送終了した後、当該フレーム区間に続く次の1フレーム区間が経過するまで当該スイツチ制御信号S34Aによつてスイツチ回路32が開動作し、この間GOPデータの出力が停止される。
【0123】
従つてスイツチ回路32は、1倍速を越える転送レートで入力されたGOPデータについてはGOPデータ単位でこれを切り捨てることにより、到来するGOPデータの転送レートとして、2フレームにつき1回のタイミング(1倍速)、1フレームにつき1回のタイミング(2倍速)又は3フレーム以上につき1回のタイミング( 0.5倍速以下)のいずれにおいても、その転送レートに関わらずこれを1倍速以下の転送レートで出力する。
【0124】
従つて当該1倍速以下の転送レートにレート変換されたGOPデータを1倍速で復号処理する復号器38に送出することにより、当該復号器38において入力データ(GOPデータ)が実用上十分に復号処理される。この際、スイツチ回路32によるデータの間引き処理がGOPデータ単位でなされることにより、GOPデータ単位で復号処理する復号器38において、GOPデータ間の少なくともIピクチヤは所望の信号に復号される。
【0125】
以上の構成によれば、1倍速を越える転送レートで入力されたGOPデータについて、GOPデータ単位でこれを切り捨てることにより、1倍速以下の転送レートに変換することができる。
【0126】
従つて当該1倍速以下の転送レートに変換されたGOPデータを復号器38に入力することにより、1倍速で復号処理する当該復号器38から出力される復号映像信号にノイズ等が発生することを防止し得る。
かくして復号装置21から出力される復号映像信号をモニタするにつき、当該モニタ映像に目障りなノイズ等が発生することを防止し得る。
【0127】
また復号器38に入力されるGOPデータがGOPデータ単位ごとに非連続である場合、又はGOPデータ単位ごとに間欠して入力される場合において、復号器38から出力される復号映像信号のうち、それぞれGOPデータ内のIピクチヤに相当する映像信号のみを選択的に出力することにより、復号器38に対して非連続又は間欠的に入力されても所望の映像に復号されるIピクチヤのみによつてモニタ表示することができ、モニタの表示画面として実用上十分な映像を提供し得る。
【0128】
(7)他の実施例
なお上述の実施例においては、2フレーム分のデータを1GOPデータ単位とした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば3フレーム分のデータを1GOPデータ単位とする等、1GOPデータ単位を構成するフレーム数は種々の数を適用し得る。例えばnフレームのデータで1GOPデータを構成する場合、メモリ制御回路34からスイツチ回路32に出力されるスイツチ制御信号S34Aを生成する際に、区間信号SVINTの立ち下がり時点からフレームサイクル信号SF の立ち上がりをn回検出するまでの間、当該スイツチ制御信号S34Aを論理「H」レベルに立ち上げてスイツチ回路32を開動作させるようにすれば良い。因みにスイツチ回路32を開動作させる際のスイツチ制御信号S34Aの論理レベルは必ずしも論理「H」である必要はなく、論理「L」レベルであつても良い。この場合、スイツチ制御信号S34Aの極性を反転した信号をスイツチ回路32に入力すれば良い。
【0129】
また上述の実施例においては、データ復号装置21に入力されるモニタ出力信号S16Mの転送レートが1倍速以外のときにフレームメモリ39においてIピクチヤのみを出力するように制御したが、本発明はこれに限らず、当該処理をGOPメモリ35、36に対する書込み又は読出しにおいて行うようにしても良い。
【0130】
また上述の実施例においては、2フレーム分のデータを1フレーム以内のデータ量に圧縮してなるGOPデータをデータ復号装置21に入力する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1フレーム以上のデータ量に圧縮されたデータを入力する場合においても本発明を適用し得る。この場合、スイツチ制御信号S34Aを生成する手法として、フレームサイクル信号SF の立ち上がりを2回カウントすることに代え、1回カウントした時点でスイツチ回路32を閉動作させるようなスイツチ制御信号を生成するようにすれば良く、要は入力したデータの転送レートが1倍速を越えている場合においてGOPデータ単位でこれを切り捨てるようにすれば良い。
【0131】
また上述の実施例においては、転送レートが 0.5倍速のときフレームメモリ39においてIピクチヤだけを出力するようにしたが、本発明はこれに限らず、第1のGOPデータのBピクチヤの次に間をおいて転送される第2のGOPデータのIピクチヤを待つてからBピクチヤを復号処理すれば、Bピクチヤ及びIピクチヤの両方を出力するようにしても良い。
【0132】
また上述の実施例においては、データ復号装置21に入力されるモニタ出力信号S16M(GOPデータ)の転送レートが1倍速、2倍速及び 0.5倍速である場合についてそれぞれ述べたが、本発明はこれに限らず、例えば 0.3倍速又は 1.3倍速等のように1倍速以下及び1倍速以上の種々の転送レートの信号を入力する場合においても本発明を適用することができる。
【0133】
また上述の実施例においては、フレームメモリ39から出力する復号映像信号S39をスイツチヤ16全体の基準信号SREF に同期したタイミングで出力する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々のタイミングで出力するようにしても良い。
【0134】
また上述の実施例においては、スイツチヤ16を構成する記録再生装置として光磁気デイスクチエンジヤ18を用いる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、VTR、ハードデイスク等、他の種々の記録再生装置を用いるようにしても良い。
【0135】
また上述の実施例においては、スイツチヤ16に入力する各系統として光磁気テイスク装置12から再生された信号S12、エンコーダ13を介して入力された信号S13及びISDN回線を介して入力された信号S14について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の信号を適用し得る。
【0136】
また上述の実施例においては、データ復号装置21にSDDIフオーマツトの信号を入力する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々のフオーマツトの信号を入力する場合に広く適用することができる。この場合、各フオーマツトに応じてそのフレームパルス(同期信号)からフレームサイクル信号SF を生成するようにすれば良い。
【0137】
さらに上述の実施例においては、スイツチヤ16を介して記録再生装置(光磁気デイスクチエンジヤ18)に転送中のものをモニタ出力信号S16Mとして、データ復号装置21に送出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記録再生装置(光磁気デイスクチエンジヤ18)から再生されたものをスイツチヤ16の出力切換部16Bのから再生圧縮映像信号(S16BA 、S16BB 、……、S16Bn )として他のサーバシステム、又は他の記録再生装置等に出力する場合に、当該転送中の信号をモニタ出力信号S16Mとしてデータ復号装置21に入力し、これをモニタ表示する場合においても本発明を適用し得る。
【0138】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、入力されるデータ信号からフレームサイクル信号及び区間信号を生成して、データ信号に含まれる圧縮データの入力時のレートが復号側での復号処理速度に応じたレートを越える場合、データ信号に含まれる複数の圧縮データのうちの一の圧縮データをメモリに書き込む際に、フレームサイクル信号及び区間信号に基づき、当該書き込む一の圧縮データの開始時点から当該書き込む一の圧縮データに含まれるフレーム分のサイクルが経過するまでの間に開始時点が含まれる、当該書き込む一の圧縮データより後の圧縮データはメモリに書き込まないようにした。この結果、データ信号に含まれる圧縮データの入力時のレートが復号側での復号処理速度に応じたレートを越える場合でも、メモリに書き込んだ圧縮データを復号側での復号処理速度に応じたレートで復号側に入力して復号処理させることができるので、一段と確実に復号処理を損なうことなく復号側での復号処理速度に合ったレートで圧縮データを復号することができ、かくして種々のレートで入力される圧縮データを所定の処理速度に応じたレートで復号処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ復号方法を適用したサーバシステムの一実施例を示すブロツク図である。
【図2】本発明によるデータ復号方法を適用したデータ復号装置の一実施例を示すブロツク図である。
【図3】1倍速転送時のデータ復号処理の説明に供するタイミングチヤートである。
【図4】2倍速転送時のデータ復号処理の説明に供するタイミングチヤートである。
【図5】 0.5倍速転送時のデータ復号処理の説明に供するタイミングチヤートである。
【図6】非同期転送時のデータ復号処理の説明に供するタイミングチヤートである。
【符号の説明】
10……サーバシステム、11……光磁気デイスク、12……光磁気デイスク装置、16……スイツチヤ、16A……入力切換部、16B……出力切換部、18……光磁気デイスクチエンジヤ、21……データ復号装置、22……モニタ、31……SDDI復号回路、32……スイツチ回路、34……メモリ制御回路、35、36……GOPメモリ、38……復号器、39……フレームメモリ、S16M……モニタ出力信号、S34A……スイツチ切換信号、SF ……フレームサイクル信号、SVINT……区間信号。
Claims (4)
- 入力される、数フレーム分のデータを圧縮符号化してなる圧縮データを複数含むと共に上記フレームの同期データを含んだ所定のフオーマツトでなるデータ信号を復号するデータ復号装置において、
上記データ信号に含まれる上記同期データに基づきフレームサイクル信号を生成すると共に、上記圧縮データの長さを検出して上記圧縮データの開始時点から終了時点までの区間を示す区間信号を生成するデータ信号復号部と、
上記圧縮データを記録するメモリと、
上記フレームサイクル信号及び上記区間信号に基づき上記メモリに対する上記圧縮データの書き込み及び読み出しを制御するメモリ制御部と、
上記メモリから読み出された上記圧縮データを復号する圧縮データ復号部と
を具え、
上記メモリ制御部は、
上記圧縮データの入力時のレートが上記圧縮データ復号部での復号処理速度に応じたレートを越える場合、上記データ信号に含まれる複数の圧縮データのうちの一の圧縮データを上記メモリに書き込む際に、上記フレームサイクル信号及び上記区間信号に基づき、当該書き込む一の圧縮データの開始時点から当該書き込む一の圧縮データに含まれるフレーム分のサイクルが経過するまでの間に開始時点が含まれる、当該書き込む一の圧縮データより後の圧縮データは上記メモリに書き込まないようにする
ことを特徴とするデータ復号装置。 - 上記圧縮データを切り捨てるためのスイツチを具え、
上記メモリ制御部は、
上記圧縮データの入力時のレートが上記圧縮データ復号部での復号処理速度に応じたレートを越える場合、上記データ信号に含まれる複数の圧縮データのうちの一の圧縮データを上記メモリに書き込む際に、上記フレームサイクル信号及び上記区間信号に基づき、当該書き込む一の圧縮データの開始時点から当該書き込む一の圧縮データに含まれるフレーム分のサイクルが経過するまでの間に開始時点が含まれる、当該書き込む一の圧縮データより後の圧縮データを上記メモリに書き込まないように上記スイツチにより切り捨てる
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ復号装置。 - 上記圧縮データは、
フレーム間符号化データとフレーム内符号化データとでなり、
上記メモリ制御部は、
上記圧縮データ復号部で上記フレーム間符号化データを復号した結果得られる復号信号と、上記フレーム内符号化データを復号した結果得られる復号信号のうちの、当該フレーム内符号化データを復号した結果得られる復号信号のみを出力する
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ復号装置。 - 上記メモリ制御部は、
上記フレーム内符号化データを復号した結果得られる復号信号を、次の圧縮データの上記フレーム内符号化データに対応する復号信号が得られるまで、繰り返し出力する
ことを特徴とする請求項3に記載のデータ復号装置。
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