JP3781720B2 - 携帯電話機の電源バックアップ回路 - Google Patents

携帯電話機の電源バックアップ回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機の電源バックアップ回路に関し、特に内蔵型リチウム電池と着脱型電池パックとを使用してメモリ及びRTC回路の電源をバックアップする携帯電話機の電源バックアップ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機の技術が著しく進歩し、様々な分野で携帯電話機が用いられるようになってきているが、携帯電話機を長時間使用できるようにするために、携帯電話機内の回路に電圧を供給する電源バックアップ回路の役割りは重要であり、様々な改善が成されている。
【0003】
従来のこの種の技術としては、図6に示すような、携帯電話機に対して着脱可能な二次電池である電池パックを装着し、電池パックが取り外されたときには、継続保持しなければならない情報を格納している回路に対して、リチウム電池などの二次電池を使用して電源をバックアップするように構成された携帯電話機の電源バックアップ回路がある。
【0004】
この種の技術についての公知の文献としては、実開平02−133035号公報及び特開平07−154924号公報等がある。
【0005】
実開平02−133035号公報には、リチウム電池で動作するメモリのバックアップ電源回路について記載されている。
【0006】
また、特開平07−154924号公報には、二つの二次電池を用い、第1の電池の出力電圧が低下したとき、第2の電池を接続して第1の電池を充電するようにスイッチを動作させて、バッテリー駆動型の携帯電子機器の使用時間を長くするための使用方法についての技術が記載されている。
【0007】
次に、上述した図6に示す従来の携帯電話機の電源バックアップ回路について説明する。
【0008】
図6は、従来の携帯電話機の電源バックアップ回路の構成を示すブロック図である。
【0009】
図6に示す従来の携帯電話機の電源バックアップ回路の構成は、長期間の保持が必要な情報を記憶するためのメモリ9と、メモリ9に格納されている時計データをリアルタイムに更新するRTC(Real Time Clock:リアルタイム・クロック)回路10と、着脱可能な二次電池であり、メモリ9及びRTC回路10の動作電源としてメモリ9及びRTC回路10に電圧を供給し、後述するリチウム電池1への充電のための電圧を供給する電池パック2と、電池パック2が取り外されたとき、また電池パック2が装着されるまでの間電池パック2に代って上記メモリ9及びRTC回路10に電圧を供給する内蔵型のリチウム電池1と、供給電圧を安定化するレギュレータ8と、供給電圧の回り込み防止用のダイオード11とから構成される。
【0010】
次に、動作を説明する。
【0011】
携帯電話機に対して着脱可能な構造を有する二次電池である電池パック2は、携帯電話機に装着され使用された状態において出力電圧レベルの低下が検出されても、装着されたまま充電することで継続使用される。
【0012】
リチウム電池1によるメモリ9及びRTC回路10の電源バックアップ状態で、携帯電話機に装着された電池パック2からは、携帯電話機内の各種の回路(図示せず)に対して電源として電圧が供給されるとともに、長期間の保持が必要な、上記時計データを含む情報を記憶するためのメモリ9、及びメモリ9に格納されている時計データをリアルタイムに更新するRTC回路10の動作電源として、メモリ9及びRTC回路10に電圧が供給され、さらに、リチウム電池1へ充電のための電圧が供給される。
【0013】
すなわち、通常は、図6に示すように、メモリ9及びRTC回路10に供給される電圧は、電池パック2から、供給電圧を安定化するレギュレータ8及び供給電圧の回り込み防止用のダイオード11を介して、メモリ9及びRTC回路10に供給されるとともに、電池パック2から、リチウム電池1にも充電電圧として供給される。
【0014】
なお、上記のように使用されている電池パック2が性能劣化等のため携帯電話機から取り外されるような場合には、新たな電池パック2が装着されるまでの間、電池パック2に代って内蔵されている二次電池のリチウム電池1から、上記メモリ9及びRTC回路10に電圧が供給されるので、着脱可能な電池パックを取り外した状態で、リチウム電池1からの給電により携帯電話機を使用させなければならず、メモリ9のデータ保持時間すなわちメモリ9の動作時間及びRTC回路10の動作時間がより長くなることはそれだけユーザも安心して携帯電話機を使用でき、携帯電話機の使い勝手も良くなることになる。
【0015】
また、携帯電話機に内蔵されたリチウム電池1の充電電圧を高い電圧値に設定して充電させることによって、リチウム電池1の充電容量を大きくすることができるが、このことが容易にできれば、高電圧値による充電によってリチウム電池1の充電容量の大容量化を図ることができ、リチウム電池1の充電容量の増加により、着脱可能な電池パック2を外した状態でのメモリ9及びRTC回路10の動作時間が、より長い時間可能になるという効果が期待できることになる。
【0016】
しかし、従来の携帯電話機の電源バックアップ回路では、図6に示すように、電池パック2がメモリ9及びRTC回路10に給電するための、電池パック2からメモリ9及びRTC回路10までの給電回路と、電池パック2がリチウム電池1に充電するための、電池パック2からリチウム電池1までの充電回路とが分離されておらず、リチウム電池1の充電電圧の値と、メモリ9及びRTC回路10の動作電圧の値とが同じであり、かつダイオード11を具備して電池パック2に逆電流が流れないよう構成する必要があったため内蔵リチウム電池1の充電電圧を高い電圧値に設定して充電させることができず、このため、高い充電電圧値でリチウム電池を充電させたときに得られる、リチウム電池の充電容量の大容量化のメリットを十分活用することができていないという問題点があった。
【0017】
【特許文献1】
実開平02−133035号公報 (第1頁及び第4頁、第1図)
【特許文献2】
特開平07−154924号公報 (第2頁及び第3頁、図1)
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の携帯電話機の電源バックアップ回路は、内蔵リチウム電池の充電電圧の値と、メモリ及びRTC回路の動作電圧の値とが同じである必要があり、かつ、ダイオードを具備して電池パックに逆電流が流れないよう構成する必要があったため、内蔵リチウム電池1の充電電圧を増加させて高い電圧値で充電させることができず、このため、高い充電電圧値でリチウム電池を充電させたときに得られる、リチウム電池の充電容量の大容量化のメリットを十分活用することができていないという欠点を有していた。
【0019】
本発明の目的は、内蔵リチウム電池の充電を行うための電圧を高く設定することができて、充電容量を増加させることが可能となり、また、内蔵リチウム電池の充電容量が増加することにより、着脱可能な電池パックを外した状態でのメモリ及びRTC回路の動作時間が、より長い時間可能になる携帯電話機の電源バックアップ回路を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯電話機の電源バックアップ回路は、負荷に動作電圧を供給する着脱可能な第1の電源と、この第1の電源が負荷の動作電圧供給回路からはずされたときに負荷に動作電圧を供給する二次電池で構成される第2の電源を備え、レギュレータ、第1の回路開閉手段、第2の回路開閉手段及び電圧降下手段を構成要素とする。
【0021】
レギュレータは、第1の電源による供給電圧を第2の電源の充電に要求される電圧値に制御する。
【0022】
第1の回路開閉手段は、第1の電源とレギュレータを介して第2の電源を充電する充電回路に含まれ、第1の電源の装着時に閉となり、非装着時に開となって充電回路を開閉する。
【0023】
電圧降下手段は、第1の電源とレギュレータを介して負荷に動作電圧を供給する第1の電源供給回路に含まれ、レギュレータからの出力電圧を、負荷に必要な電圧値まで一定値降下させる。
【0024】
第2の回路開閉手段は、第2の電源から負荷の要求する電圧値の電圧を供給する第2の電源供給回路に含まれ、第1の回路開閉手段と逆の論理条件で第2の電源供給回路を開閉する。
【0025】
上記のように構成することにより、負荷に供給する電圧よりも高い電圧値で第2の電源を充電することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0029】
図1は、本発明の携帯電話機の電源バックアップ回路の第1の実施の一形態を示すブロック図である。
【0030】
図1に示す本発明の電源バックアップ回路は、携帯電話機で使用される情報で、長期間の保持が必要な情報を記憶するためのメモリ9と、メモリ9に格納されている時計データをリアルタイムに更新するRTC回路10と、携帯電話機に対して着脱可能な構造を有する二次電池であり、携帯電話機に装着された状態で、携帯電話機内の各種の回路(図示せず)に対して電圧を供給するとともに、携帯電話機内の情報保持回路であるメモリ9及びRTC回路10の動作電源としてメモリ9及びRTC回路10に電圧を供給し、さらに後述するリチウム電池1への充電のための電圧を供給し、出力電圧レベルの低下が検出回路(図示せず)で検出され、表示手段(図示せず)に表示されたとき、外部からの充電電圧の供給を受けて充電される電池パック2(第1の二次電池)と、使用されていた電池パック2が性能劣化等のため取り外されて、次に電池パック2が装着されるまでの間、電池パック2に代って上記メモリ9及びRTC回路10に電圧を供給する内蔵型のリチウム電池1(第2の二次電池)と、電池パック2が出力する電圧を安定化して、安定化した電圧をメモリ9及びRTC回路10に出力するレギュレータ8(第1のレギュレータ)と、電池パック2が装着されていないときに、リチウム電池1から電流がレギュレータ8に回り込まないようにするための回り込み防止用として機能するダイオード11と、電池パック2が出力する電圧を安定化して、安定化した電圧をリチウム電池1に出力するレギュレータ3(第2のレギュレータ)と、電池パック2が携帯電話機に装着された状態を検出して、論理値がハイレベル(“H”で示す)の電池パック検出信号16を出力し、電池パック2が携帯電話機に装着されてない状態を検出して、論理値がローレベル(“L”で示す)の電池パック検出信号16を出力する電池パック検出回路6と、上記電池パック検出回路6から出力される電池パック検出信号16を入力して、電池パック検出信号16の有する論理値を反転させて出力するインバータ7と、制御端子17(図3参照)に入力した電池パック検出信号16の論理値が“H”のときは、回路端子18と回路端子19との間が開いた状態、すなわち、オフ(OFF)状態となり、制御端子17に入力した前記電池パック検出信号16の論理値が“L”のときには、回路端子18と回路端子19との間が閉じた状態、すなわち、オン(ON)状態となるように動作し(図4参照)、電池パック2が携帯電話機に装着された状態の場合は、電池パック検出回路6から出力される論理値が“H”の電池パック検出信号16が、インバータ7で論理値を反転されて論理値“L”の電池パック検出信号16として制御端子に入力してON状態(図5参照)となってレギュレータ3の出力端とリチウム電池1の端子との間の回路を閉じ、また、電池パック2が携帯電話機に装着されていない状態の場合には、電池パック検出回路6から出力され、インバータ7で論理値を反転された、論理値が“H”の電池パック検出信号16を制御端子17に入力してOFF状態(図5参照)となってレギュレータ3の出力端とリチウム電池1の端子との間の回路を開くスイッチ4(第1の回路開閉手段又は第1のスイッチ)と、スイッチ4と同様に、制御端子17に入力した電池パック検出信号16の論理値が“H”のときは、回路端子18と回路端子19との間が開いた状態となり、入力した前記電池パック検出信号16の論理値が“L”のときには、閉じた状態となるように動作し、電池パック2が携帯電話機に装着された状態の場合は、電池パック検出回路6から出力された、論理値が“H”の電池パック検出信号16を入力してOFF状態(図5参照)となってレギュレータ8の出力端とリチウム電池1の端子との間の回路を開き、電池パック2が携帯電話機に装着されていない状態の場合には、電池パック検出回路6から出力された、論理値が“L”の電池パック検出信号16を入力してON状態(図5参照)となってレギュレータ8の出力端とリチウム電池1の端子との間の回路を閉じるスイッチ5(第2の回路開閉手段又は第2のスイッチ)とから構成される。
【0031】
なお、スイッチ4及びスイッチ5はそれぞれ半導体回路で構成される。また、図1に示す本発明の電源バックアップ回路では、スイッチ4及びスイッチ5の動作状態は、電池パック2が携帯電話機に装着された場合の動作状態が示されている。
【0032】
次に、動作を説明する。
【0033】
図1において、電池パック検出回路6は、電池パック2が装着されていない状態では、論理値が“L”の電池パック検出信号16を出力し、電池パック2が装着された状態では、論理値が“H”の電池パック検出信号16を出力する。
【0034】
なお、電池パック検出回路6から出力される電池パック検出信号16は、スイッチ4及びスイッチ5に向けて出力されるが、スイッチ4にはインバータ7を介して出力される。電池パック検出回路6から出力される電池パック検出信号16は、インバータ7を介すことにより電池パック検出信号16の論理値がハイレベルの場合はローレベルに変換され、ローレベルの場合はハイレベルに変換されてスイッチ4に出力される。
【0035】
スイッチ4は、制御端子17に入力した電池パック検出信号16の論理値が“H”のときは、回路端子18と回路端子19との間を開き、入力した電池パック検出信号16の論理値が“L”のときには、回路端子18と回路端子19との間を閉じるので、電池パック2が携帯電話機に装着された状態の場合は、電池パック検出回路6から出力され、インバータ7で論理値を反転された、論理値が“L”の電池パック検出信号16を入力して、回路端子18と回路端子19とにそれぞれ接続されたリチウム電池1の端子とレギュレータ3の出力端との間の回路を閉じ、電池パック2が携帯電話機に装着されていない状態の場合には、電池パック検出回路6から出力され、インバータ7で論理値を反転された、論理値が“H”の電池パック検出信号16を入力して回路端子18と回路端子19とにそれぞれ接続されたリチウム電池1の端子とレギュレータ3の出力端との間の回路を開くように動作する。
【0036】
また、スイッチ5も、スイッチ4と同様に、制御端子17に入力した電池パック検出信号16の論理値が“H”のときは、回路端子18と回路端子19との間を開き、制御端子17に入力した電池パック検出信号16の論理値が“L”のときは、回路端子18と回路端子19との間を閉じるので、電池パック2が携帯電話機に装着された状態の場合は、電池パック検出回路6から出力された、論理値が“H”の電池パック検出信号16を入力してメモリ9及びRTC回路10に接続されたレギュレータ8の出力端とリチウム電池1の端子との間の回路を開き、電池パック2が携帯電話機に装着されていない状態の場合には、電池パック検出回路6から出力された、論理値が“L”の電池パック検出信号16を入力してメモリ9及びRTC回路10に接続されたレギュレータ8の出力端とリチウム電池1の端子との間の回路を閉じるように動作する。
【0037】
いま、電池パック2が携帯電話機に装着された状態にあるものとする。
【0038】
電池パック2が携帯電話機に装着された状態であるから、電池パック検出回路6から論理値が“H”である電池パック検出信号16が出力され、上述したように、スイッチ4には論理値が“L”である電池パック検出信号16が入力され、図6に示すように、スイッチ4が閉状態、すなわち、“オン(ON)”状態となり、また、スイッチ5には論理値が“H”である電池パック検出信号16が入力されて、図6に示すように、スイッチ5が開状態、すなわち、“オフ(OFF)”状態となる。
【0039】
上述したように、電池パック2が携帯電話機に装着された状態の場合は、スイッチ5がオフ状態となるので、リチウム電池1からメモリ9及びRTC回路10には電圧が供給されない状態となるが、電池パック2からレギュレータ8に対してメモリ9及びRTC回路10向けの電圧が供給される状態となる。そして、レギュレータ8は、電池パック2から供給されるメモリ9及びRTC回路10向けの電圧を、メモリ9及びRTC回路10に要求される電圧として安定化してメモリ9及びRTC回路10に出力する。
【0040】
また、電池パック2が携帯電話機に装着された状態の場合は、スイッチ4がオン状態となるので、電池パック2からリチウム電池1対して充電のための電圧がレギュレータ3を介して供給される状態となる。レギュレータ3は、電池パック2から供給されるリチウム電池1の充電のための電圧値を、リチウム電池1の充電に要求される電圧値に安定化してリチウム電池1に出力する。
【0041】
なお、メモリ9及びRTC回路10の回路に接続されたレギュレータ8の出力端とリチウム電池1の端子との間の回路が開くので、レギュレータ8からメモリ9及びRTC回路10までの給電回路とレギュレータ3からリチウム電池1までの充電回路とが分離されることになり、リチウム電池1の充電に要求される電圧の値を、レギュレータ8からメモリ9及びRTC回路10までの給電回路の電圧と関係なく設定することができ、レギュレータ3からリチウム電池1に供給する充電電圧の値を給電回路電圧より高く設定してリチウム電池1の充電を行うことができる回路構成となっている。
【0042】
このため、リチウム電池1の充電が、リチウム電池1の有する充電容量を増加させるために有効な高めの充電電圧に設定することができる。従って、図6に示す従来技術の、一つのレギュレータ8でメモリ9及びRTC回路10に対する給電とリチウム電池1への充電とを行う場合よりも、充電電圧をより高い電圧に設定して行うことができ、これによってリチウム電池1の充電容量を従来よりも増加させるることができる。
【0043】
一方、電池パック2が携帯電話機から取り外され、携帯電話機に装着されない状態の場合では、電池パック検出回路6から論理値が“L”を示す電池パック検出信号16が出力され、図6に示すように、スイッチ4が“オフ”状態となり、スイッチ5が“オン”となっており、電池パック2が装着されていないので、レギュレータ3およびレギュレータ8からは出力が無く、リチウム電池1からメモリ9及びRTC回路10に対して電圧が供給される状態になる。
【0044】
以上で、図1に示す携帯電話機の電源バックアップ回路の動作説明を終了するが、上記のように、スイッチ4とスイッチ5は電池パック検出回路6から出力される電池パック検出信号16によりON、OFF制御が行われ、電池パック2が装着された状態では、スイッチ4がON状態となり、スイッチ5がOFF状態となって、スイッチ4とスイッチ5によりレギュレータ3とレギュレータ8の出力が分離された状態となって、レギュレータ3とレギュレータ8の出力電圧は同じである必要がなく、リチウム電池1の充電に使用するレギュレータ3の出力電圧を高い電圧値に設定することができ、リチウム電池1の充電容量を従来の回路の場合より増加させることができる。
【0045】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0046】
図2は、本発明の携帯電話機の電源バックアップ回路の第2の実施の一形態を示すブロック図である。
【0047】
図2に示す本発明の携帯電話機の電源バックアップ回路は、図1に示す本発明の携帯電話機の電源バックアップ回路と同様の機能を有しているが、構成で相違する所は、図1に示すバックアップ回路が、リチウム電池1を充電するためのレギュレータ3(第2のレギュレータ)を備えているのに対して、図2に示すバックアップ回路では、メモリ9及びRTC回路10に安定化した電圧を給電するレギュレータ12(第3のレギュレータ)が、リチウム電池1を充電するためのレギュレータを兼ねている。
【0048】
また、レギュレータ12の出力電圧は、リチウム電池1を充電するので、リチウム電池1を充電するのに必要な電圧に設定されるが、メモリ9及びRTC回路10にも電圧を給電するため、レギュレータ12の出力電圧を電圧降下させるための抵抗器13を備えている。レギュレータ12は、ダイオード11及び抵抗器13を介してメモリ9及びRTC回路10に給電しており、レギュレータ12の出力電圧は、抵抗器13による電圧降下によってメモリ9及びRTC回路10に必要な電圧になるように設定される。
【0049】
以上述べた点で図1に示すバックアップ回路と構成が相違するが、その外は図1に示すバックアップ回路と同じであるので、詳細な動作説明は省略する。なお、図2に示すバックアップ回路は、抵抗器が追加されているがレギュレータの数が減って、図1に示すバックアップ回路より構成が簡単になっている。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯電話機の電源バックアップ回路は、電池パックの装着時にメモリ及びRTC回路動作のための電圧供給を第1のレギュレータで行い、内蔵リチウム電池の充電を、第1のレギュレータより高い出力電圧に設定された第2のレギュレータで行えるように第1のスイッチ及び第2のスイッチを用いて、内蔵リチウム電池の充電回路とメモリ及びRTC回路動作のための電圧供給回路とを分離させているので、内蔵リチウム電池の充電を行うための電圧を高く設定することができて充電容量を増加させることが可能となるという効果を有している。
【0051】
また、内蔵リチウム電池の充電容量が増加することにより、着脱可能な電池パックを外した状態でのメモリ及びRTC回路の動作時間が、より長い時間可能になるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機の電源バックアップ回路の第1の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の携帯電話機の電源バックアップ回路の第2の実施の一形態を示すブロック図である。
【図3】図1及び図2の各スイッチの構成を示す説明図である。
【図4】図1及び図2の各スイッチの制御端子の論理値とスイッチの動作状態の対応を示す説明図である。
【図5】図1及び図2の電池パックの外れた状態及び装着された状態での各スイッチの動作状態を示す説明図である。
【図6】従来の携帯電話機の電源バックアップ回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 リチウム電池
2 電池パック
3 レギュレータ
4 スイッチ
5 スイッチ
6 電池パック検出回路
7 インバータ
8 レギュレータ
9 メモリ
10 RTC回路
11 ダイオード
12 レギュレータ
13 抵抗器
16 電池パック検出信号
17 制御端子
18 回路端子
19 回路端子

Claims (1)

  1. 負荷に動作電圧を供給する着脱可能な第1の電源と、前記第1の電源が前記負荷の動作電圧供給回路からはずされたときに前記負荷に動作電圧を供給する二次電池で構成される第2の電源を備えた携帯電話機の電源バックアップ回路において、
    前記第1の電源による供給電圧を前記第2の電源の充電に要求される電圧値に制御するレギュレータと、
    前記第1の電源と前記レギュレータを介して前記第2の電源を充電する充電回路に含まれ、前記第1の電源の装着時に閉となり、非装着時に開となって前記充電回路を開閉する第1の回路開閉手段と、
    前記第1の電源と前記レギュレータを介して前記負荷に動作電圧を供給する第1の電源供給回路に含まれ、前記レギュレータからの出力電圧を、前記負荷に必要な電圧値まで一定値降下させる電圧降下手段と、
    前記第2の電源から前記負荷の要求する電圧値の電圧を供給する第2の電源供給回路に含まれ、前記第1の回路開閉手段と逆の論理条件で前記第2の電源供給回路を開閉する第2の回路開閉手段と
    を有することを特徴とする携帯電話機の電源バックアップ回路。
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