JP3780390B2 - 薬液注入容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、着脱自在のキャップを介し、容器の開口部を確実にシールすることができる薬液注入容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
マツノザイセンチュウを駆除するために、松類の樹木に対し、薬液を樹体に注入する薬液注入容器を使用することがある(特公平4−11169号公報、特公平4−18805号公報)。
【0003】
このものは、容器内にガスボンベなどの加圧源を収納し、先端部に注入ノズルが取り付けられている。また、容器の底部には、キャップを着脱自在に装着する開口部が形成されており、キャップには、弾性材料からなるシート状のパッキンが取り付けられている。そこで、このものは、容器に薬液を収容し、キャップを開口部に装着した上、加圧源を作動させて容器の内圧を上昇させると、注入ノズルを介し、薬液を樹体に連続的に注入することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来技術によるときは、パッキンは、キャップを開口部に繰返し装着すると、開口部の先端によって押し潰され、弾性が失われたり損傷したりして容器を気密にシールすることができなくなり、良好なシール効果を長く維持することが難しいという問題があった。
【0005】
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、シート状のパッキンに代えてOリングを使用することによって、容器を繰返しシールする場合であっても、良好なシール効果を維持し、容器を長期間に亘って繰返し再使用することができる薬液注入容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、先端部に注入ノズルを有し、底部に開口部を形成する容器と、開口部に着脱自在に装着する操作ノブ付きのキャップと、容器に収納する加圧源とを備えてなり、操作ノブは、キャップに形成するエア抜き孔を閉鎖するロック可能な使用位置と、エア抜き孔を開放する待機位置とをとり、キャップは、内向きの保持リブを介して内周面の上隅部にOリングを保持し、Oリングを介して開口部をシールすることをその要旨とする。
【0007】
なお、操作ノブは、弾性材からなるシール部材を介してエア抜き孔を開閉することができる。
【0008】
また、Oリングは、キャップを開口部に装着すると、開口部の先端とキャップの天面との間に挟まれて変形し、キャップの内周面に密接するようにしてもよい。
【0009】
さらに、開口部の先端には、Oリングが内側に変形することを阻止する規制部を形成してもよい。
【0010】
【作用】
かかる発明の構成によるときは、Oリングは、キャップの内周面の上隅部に保持リブを介して保持されており、キャップは、Oリングを介して開口部を気密にシールすることができる。
【0011】
なお、ここでいうOリングとは、ブチルゴム、ニトリルゴムなどの合成ゴムや、その他の弾性材料からなるシール用リングをいうものとし、その断面形状は、円形の他、D字形、T字形、X字形等であってもよいものとする。すなわち、キャップは、Oリングの耐久性が優れていることにより、開口部に繰返し装着しても、良好なシール効果を長く維持することができる。
【0012】
また、使用位置、待機位置をとる操作ノブは、使用位置において、キャップに形成するエア抜き孔を閉鎖することにより、容器内に加圧用のガスを封止することができ、待機位置においてエア抜き孔を開放することにより、容器内のガスを外部に放出することができる。したがって、薬液の注入を完了し、または中止して容器を樹体から取り外すときは、操作ノブを使用位置から待機位置に操作することにより容器の内圧を低下させ、注入ノズルから薬液が不用意に放出することを防止することができる。なお、操作ノブは、容器を樹体に装着し、使用位置に操作することにより薬液の注入を開始させることができる。
【0013】
ただし、キャップに形成するエア抜き孔は、キャップそのものに形成する他、キャップに付設するボンベホルダやサブキャップに形成する場合を含むものとする。
【0014】
操作ノブは、弾性材からなるシール部材を介してエア抜き孔を開閉することにより、使用位置においてエア抜き孔を一層良好にシールすることができ、容器の内圧を安定に保持することができる。なお、シール部材は、外気温度に拘らず、長期に亘って良好な弾性を保持するシリコーンゴム等の弾性材から形成することが好ましい。
【0015】
開口部の先端に規制部を形成するときは、規制部は、Oリングが内側に変形することを阻止し、Oリングをキャップの内周面の全周に均一に密接させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
【0017】
薬液注入容器は、容器11と、内周面の上隅部にOリング31を保持するキャップ21とを主要部材としてなる(図1、図2)。
【0018】
容器11は、ポリプロピレンのような硬質または半硬質のプラスチック材からなる先細の容器である。容器11の外周面には、内部に収容する薬液量を起立時と倒立時との双方において読み取ることができる互いに逆方向の二重目盛り11aが形成されており、底部には、外周に雄ねじ11bを有する円形の開口部11cが形成されている。また、開口部11cの先端には、外向きの斜面からなる規制部11dが形成されている。容器11の先端には、カップリング12aを介し、スリーブ13付きの注入ノズル12が装着されている。
【0019】
キャップ21は、開口部11cに適合する段付きの円筒状に形成されており、内周面には、雌ねじ21a、内向きの環状の保持リブ21bが下から順に形成されている。キャップ21の天面には、内周面に雌ねじを有するリング状のリブ21cが垂設されており、キャップ21の中心部には、上向きのリブ21dを介して円形の開口部21eが形成されている。なお、キャップ21の外周面には、ローレット21fが形成されている。
【0020】
キャップ21の内部には、ボンベホルダ22を介してガスボンベBが組み込まれており、上部には、開口部21e内に操作ノブ23が組み込まれている。ボンベホルダ22は、ドーム状のメンブレン部22aと、メンブレン部22aの外周部に形成する円筒状の取付部22cと、取付部22cに付設する外フランジ22dとから形成されている。取付部22cには、キャップ21のリブ21cに適合する上向きの取付溝22bが形成されており、取付溝22bの内側の壁面には、リブ21c側の雌ねじに適合する雄ねじが形成されている。そこで、ボンベホルダ22は、リブ21cを取付溝22bにねじ結合させることにより、キャップ21の内面に装着し、メンブレン部22a、外フランジ22dを介してキャップ21の天面を閉鎖することができる。なお、ガスボンベBは、取付部22cの内周面に放射状に突出して配列する図示しない保持羽根を介し、メンブレン部22aの下部に着脱自在に装着されている。
【0021】
操作ノブ23は、外周にローレットが形成され、図示しないロック機構を介し、キャップ21の開口部21e内に前後動自在に挿着されている。なお、操作ノブ23の下端に突設するロッド23bは、ボンベホルダ22のメンブレン部22aを介し、ガスボンベBのチップB1 に対向している。
【0022】
キャップ21は、内向きの保持リブ21bを介して内周面の上隅部にOリング31を保持している(図3)。Oリング31は、ブチルゴムなどの弾性材料から形成されており、キャップ21の内周に適合するものとする。
【0023】
キャップ21は、ボンベホルダ22、操作ノブ23を一体に組み立て、ガスボンベB、Oリング31を装着した上、雌ねじ21aを容器11の雄ねじ11bに係合させることにより、開口部11cに装着することができる(図1、図2)。このとき、Oリング31は、ボンベホルダ22の外フランジ22dを介して開口部11cの先端とキャップ21の天面との間に挟まれて変形し、キャップ21の内周面に密接して開口部11cを気密にシールする。また、開口部11cの先端の規制部11dは、Oリング31をキャップ21の内周面に向けて押し潰し、Oリング31が内側に変形することを阻止する。なお、Oリング31は、正常時と変形時とにおいて、断面積が殆ど変化することがない。すなわち、Oリング31は、保持リブ21bによって保持され、開口部11cの先端と、ボンベホルダ22の外フランジ22dと、キャップ21の内周面とに密接して変形し、開口部11cをシールする容器のシール構造を構成することができる。
【0024】
なお、ガスボンベBは、このようにしてキャップ21を開口部11cに装着することにより、キャップ21と一体のまま容器11に収納することができる(図1)。
【0025】
かかる薬液注入容器は、キャップ21を取り外して容器11内に所定量の薬液を収容し、キャップ21を再装着した上、スリーブ13を取り外し、樹体に形成する薬液注入口に注入ノズル12を逆さに挿し込んで使用する。すなわち、薬液注入容器は、操作ノブ23のロッド23b、ボンベホルダ22のメンブレン部22aを介し、容器11内のガスボンベBのチップB1 を押し操作し、容器11内にガスを放出させて容器11の内圧を高めることにより、注入ノズル12からの薬液を樹体に連続的に注入することができ、このときのガスボンベBは、容器11の内圧を高める加圧源となっている。なお、操作ノブ23は、図示しないロック機構を介し、ガスボンベBのチップB1 を押し操作する使用位置にロックしてガスボンベBからのガスを連続的に放出させ、つづいて押し操作することにより、ロックを解除してガスボンベBからのガスの放出を停止させることができる。
【0026】
【他の実施の形態】
キャップ21には、容器11に内装する蛇腹容器41を付設することができる(図4、図5)。蛇腹容器41は、下方に伸縮自在であり、ボンベホルダ22の取付部22cに適合する頸部41aを介して外フランジ41bが上端部に形成され、下端部は、先細の頭部42を介して閉じられている。なお、外フランジ41bは、ボンベホルダ22の外フランジ22dに対応する大きさに形成されている。
【0027】
Oリング31は、容器11の開口部11cにキャップ21を装着することにより、蛇腹容器41、ボンベホルダ22の各外フランジ41b、22dを介して開口部11cの先端とキャップ21の天面との間に挟まれて変形し、キャップ21の内周面に密接する。すなわち、キャップ21は、蛇腹容器41、ガスボンベBを保持するボンベホルダ22とともに、Oリング31を介して開口部11cを気密にシールすることができる。また、収縮状態の蛇腹容器41(図4の実線)は、内部にガスボンベBを収納しており、操作ノブ23を介してガスボンベBのガスを放出させると、内部にガスが充満して下方に伸長し(同図の二点鎖線)、容器11の内圧を上昇させて容器11内の薬液を注入ノズル12から外部に連続的に押し出すことができる。すなわち、このときのガスボンベBは、蛇腹容器41とともに、容器11に収納する加圧源となっている。
【0028】
キャップ21は、ボンベホルダ22、操作ノブ23、ガスボンベBに代えて、蛇腹容器41、サブキャップ24を組み合わせてもよい(図6、図7)。なお、このときの蛇腹容器41は、頸部41aを介してキャップ21の開口部21eに装着されており、頸部41aの上端部外周には、外れ止め用の環状リブ41cが形成されている。
【0029】
キャップ21のリブ21dには、蛇腹容器41の頸部41aをガイドする下向きの延長部21gが形成されており、リブ21dの外周面には、雄ねじ21hが形成されている。なお、サブキャップ24の内周面には、雄ねじ21hに適合する雌ねじ24aが形成されており、天面には、蛇腹容器41の頸部41aの内径に適合する先細のリブ24bがリング状に垂設されている。また、サブキャップ24の外周面には、ローレット24cが形成されている。そこで、蛇腹容器41は、収縮状態において、頸部41aを開口部21eに挿入し、サブキャップ24を装着することにより、キャップ21と一体に組み立てることができる。
【0030】
容器11内に所定量の薬液を収容して開口部11cにキャップ21を装着し、サブキャップ24を外して収縮状態の蛇腹容器41内に適量の水とともに発泡剤を投入してサブキャップ24を再装着すると、発泡剤からのガスによって蛇腹容器41が伸長し(図6の二点鎖線)、注入ノズル12を介して薬液を押し出すことができる。すなわち、蛇腹容器41は、投入する発泡剤とともに、容器11に収納する加圧源を形成する。
【0031】
なお、図7において、キャップ21は、開口部11cの外周面に形成する環状の係合突部11eに対し、キャップ21の内周面に形成する係合突部21kを弾発的に係合させることにより、Oリング31を介し、開口部11cに対して一挙動により装着することができる。ただし、ここでは、開口部11cの先端の規制部11dは、外向きの斜面に代えて、外向きの段部として形成されている。
【0032】
ボンベホルダ22付きのキャップ21には、操作ノブ23を付設し、メンブレン部22aには、操作ノブ23、キャップ21の共通の中心線A上においてエア抜き孔22a1 を形成してもよい(図8、図9)。メンブレン部22aの中央部には、エア抜き孔22a1 の周囲にリング状のリブ22a2 が垂設されており、リブ22a2 の先端部には、内向きの斜面が形成されている。また、リブ22a2 の内部には、一対のストッパ22a3 、22a3 がエア抜き孔22a1 の両側に形成されている。なお、リブ22a2 の内径は、ガスボンベBのチップB1 の外径より大きく形成されている。そこで、ガスボンベBのチップB1 は、ストッパ22a3 、22a3 に当接するまでリブ22a2 内に進入させることができる。
【0033】
メンブレン部22aの中央部は、上向きに膨出して肉厚に形成されており、エア抜き孔22a1 の周囲には、リング状のリブ22a4 が上向きに形成されている。なお、リブ22a4 の内周面は、内向きの斜面に形成されている。
【0034】
メンブレン部22aには、ガスボンベBの上端の支持リング部B2 に適合するリング状のリブ22eが垂設されており(図8、図10)、リブ22eの外周には、外向きのフック22e1 、22e1 …と、リブ22eの先端から中間部に至る浅い通気溝22e2 、22e2 …とが交互に形成されている。なお、ボンベホルダ22の取付部22cの内面には、板状のリブ22c1 、22c1 …が中心線Aに向って形成されている。そこで、ガスボンベBは、リブ22eの外周に対して支持リング部B2 を嵌め込み、フック22e1 、22e1 …を介して支持リング部B2 を保持することにより、ボンベホルダ22に対して着脱可能に装着することができる。なお、このとき、板状のリブ22c1 、22c1 …は、ボンベホルダ22に対するガスボンベBの装着位置を規制しており、リブ22eは、通気溝22e2 、22e2 …を介して内外が連通している。
【0035】
操作ノブ23の外周面には、複数のフック23c、23c…が下向きに形成されており、ロッド23bには、先端部がドーム状の弾性材からなるシール部材23b1 が取り付けられている。キャップ21の上向きのリブ21dには、操作ノブ23のフック23c、23c…に係合するストッパ21d1 、21d1 …が内周面に形成されている。ただし、ストッパ21d1 、21d1 …の相互間隔は、フック23c、23c…の最大幅より僅かに大きく設定されている。そこで、操作ノブ23は、フック23c、23c…をストッパ21d1 、21d1 …の間に位置させてキャップ21に押し込むように移動させることにより、使用位置をとることができ(図10)、使用位置において回転させることにより、フック23c、23c…がそれぞれ対応するストッパ21d1 に係合してロックすることができる。
【0036】
使用位置の操作ノブ23は、ロッド23b、シール部材23b1 を介してエア抜き孔22a1 を気密に閉鎖するとともに、ボンベホルダ22のメンブレン部22aを介してガスボンベBのチップB1 を連続的に押し操作することができる。したがって、容器11は、ガスボンベBからのガスによって内圧を高めることができる。
【0037】
また、操作ノブ23は、逆回転させてロックを解除し、キャップ21から引き抜くようにして上方に移動させることにより(図11)、シール部材23b1 がエア抜き孔22a1 から離れてエア抜き孔22a1 を開放する待機位置をとるとともに、ガスボンベBのチップB1 の押し操作を解除してガスボンベBからのガスの放出を停止させることができる。このとき、メンブレン部22aの下方の容器11内のガスは、リブ22eの外周の通気溝22e2 、22e2 …、エア抜き孔22a1 を介してメンブレン部22aの上方に抜け、キャップ21、操作ノブ23間の隙間を通して外部に放出され、したがって、容器11の内圧を十分に低下させることができる。
【0038】
エア抜き孔22a1 は、蛇腹容器41、ガスボンベBを組み合わせて加圧源を形成するときも、メンブレン部22aに形成することができる(図12)。操作ノブ23は、押し操作して使用位置をとるとき、シール部材23b1 を介してエア抜き孔22a1 を閉鎖し、蛇腹容器41内にガスボンベBからのガスを充満させることができる。また、操作ノブ23は、待機位置をとるとき、ガスボンベBからのガスの放出を停止させるとともに、エア抜き孔22a1 を開放して蛇腹容器41内のガスを外部に放出させることができる。
【0039】
また、キャップ21に蛇腹容器41、サブキャップ24を組み合わせるとき、サブキャップ24にエア抜き孔24fを形成し、操作ノブ23をサブキャップ24に組み付けることができる(図13)。サブキャップ24の上面には、図8のキャップ21のリブ21dと同様なストッパ24d1 、24d1 …付きのリブ24dが上向きに形成されている。そこで、操作ノブ23は、押し操作して使用位置をとるとき、シール部材23b1 を介してサブキャップ24のエア抜き孔24fを閉鎖することができ、待機位置をとるとき、エア抜き孔24fを開放し、蛇腹容器41内において発生するガスを外部に放出させることができる。
【0040】
以上の説明において、Oリング31を使用する容器のシール構造は、図示する薬液注入容器のキャップ21の他、任意の汎用容器のキャップに対しても、そのまま広く適用することができる。また、容器11の開口部11cの先端に形成する規制部11dは、Oリング31が内側に変形することを阻止することができればよく、図2、図5の斜面、図7の段部以外の任意の形状であってもよい。さらに、規制部11dは、開口部11cの先端に形成するに代えて、Oリング31が当接するボンベホルダ22、蛇腹容器41の各外フランジ22d、41bの下面や、キャップ21の天面に対し、下向きの環状リブとして形成してもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、キャップの内周面の上隅部にOリングを保持することによって、Oリングは、それ自体の弾性を長く保持することができる上、キャップを繰返し装着する場合であっても損傷を受け難いから、良好なシール効果を長期間に亘って維持することができるという優れた効果がある。
【0042】
すなわち、キャップは、開口部に繰返し装着しても良好なシール効果を維持し、容器を長期間に亘って繰返し再使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成説明図
【図2】 要部拡大断面図
【図3】 キャップの要部拡大断面図
【図4】 他の実施の形態を示す図1相当図(1)
【図5】 他の実施の形態を示す図2相当図(1)
【図6】 他の実施の形態を示す図1相当図(2)
【図7】 他の実施の形態を示す図2相当図(2)
【図8】 他の実施の形態を示す要部分解斜視図
【図9】 図8の要部拡大斜視図
【図10】 図8の要部縦断面説明図(1)
【図11】 図8の要部縦断面説明図(2)
【図12】 他の実施の形態を示す要部拡大構成図(1)
【図13】 他の実施の形態を示す要部拡大構成図(2)
【符号の説明】
11…容器
11c…開口部
11d…規制部
12…注入ノズル
21…キャップ
21b…保持リブ
22a1 、24f…エア抜き孔
23…操作ノブ
23b1 …シール部材
31…Oリング

Claims (4)

  1. 先端部に注入ノズルを有し、底部に開口部を形成する容器と、前記開口部に着脱自在に装着する操作ノブ付きのキャップと、前記容器に収納する加圧源とを備えてなり、前記操作ノブは、前記キャップに形成するエア抜き孔を閉鎖するロック可能な使用位置と、前記エア抜き孔を開放する待機位置とをとり、前記キャップは、内向きの保持リブを介して内周面の上隅部にOリングを保持し、該Oリングを介して前記開口部をシールすることを特徴とする薬液注入容器。
  2. 前記操作ノブは、弾性材からなるシール部材を介して前記エア抜き孔を開閉することを特徴とする請求項記載の薬液注入容器。
  3. 前記Oリングは、前記キャップを前記開口部に装着すると、前記開口部の先端と前記キャップの天面との間に挟まれて変形し、キャップの内周面に密接することを特徴とする請求項1または請求項2記載の薬液注入容器。
  4. 前記開口部の先端には、前記Oリングが内側に変形することを阻止する規制部を形成することを特徴とする請求項記載の薬液注入容器
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