JP3780370B2 - 立体トラスの接合構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は節点にボ−ルジョイントを用いて構成された立体トラスに関する。さらに詳しくは、作業性が改善されてなる節点にボ−ルジョイントを用いて構成された立体トラスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の立体トラスの接合構造として、例えば図7に示すように、構造用パイプ(以下、単にパイプという)の端部をボ−ルジョイントに接合するようにしたものが知られている。すなわち、パイプ91の端部を閉じる蓋部材91aには透孔92が設けられ、この透孔92に先端に雄ネジ94が形成されたボルト部材93がパイプ91の内側から挿通されており、前記蓋部材91aから外側へ所定量突出したときに頭部が前記通孔92周囲の内壁に当たることでパイプ91に係止される。前記ボルト部材93の突出部分には外周が6角状に形成されたスリーブ95が外嵌され、これらの間はセレーション加工されていて、互いにトルクを伝達可能としながら軸方向に摺動可能となっている。また、スリーブ95の内部には、前記ボルト部材93を突出方向へ付勢するバネ部材96が縮装されている。
【0003】
一方、前記ボ−ルジョイント97には前記ボルト部材93の雄ネジ94が螺合する雌ネジ98が形成されている。このような構成から、パイプ91の端部をボ−ルジョイント97に接合するときには、前記バネ部材96の付勢力を受けて突出しているボルト部材93の雄ネジ94をボールジョイント97の雌ネジ98に嵌め、スリーブ95を工具等により回転させるとセレーション部を介してボルト部材93が回転するから、雄ネジ94が雌ネジ98内を螺進していき接合が完了する。
【0004】
しかしながら、前記従来の接合構造では、ボルト部材93の雄ネジ94をボールジョイント97の雌ネジ98に嵌めた後では、ボルト部材93は棒91、スリーブ95およびボールジョイント97により覆われてしまうので、雄ネジ94が雌ネジ98に完全に螺合したか否かを確認できない。このため、雄ネジ94の雌ネジ98への螺合長が不充分であって接合不良であるにもかかわらず、接合が完了したものとして使用が開始されるおそれがあるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、スリーブの内部を覗けるようにして雄ネジが雌ネジに完全に螺合したことを簡単に確認できるようにし、接合不良の発生を防止できる立体トラスの接合構造を提供することを主たる目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の立体トラスの接合構造の第1形態は、球状のジョイント部材に棒状部材の端部に装着されたボルト部材を螺合してなる立体トラスの接合構造において、
前記棒状部材の端部から所定量突出したときに係止され、かつ先端に雄ネジが形成されたボルト部材と、このボルト部材の突出部分にトルクを伝達できるように外嵌するスリーブと、前記ボルト部材を突出方向に付勢するバネ部材と、前記ボルト部材の雄ネジに螺合されたインジケータとを備え、
前記球状のジョイント部材に前記ボルト部材の雄ネジが螺合する雌ネジが形成され、
前記スリーブに、前記雄ネジが雌ネジに完全に螺合したときに前記インジケータが視認可能となる窓が開口形成されてなる
ことを特徴とする。
【0007】
本発明の立体トラスの接合構造の第2形態は、球状のジョイント部材に棒状部材の端部に装着されたボルト部材を螺合してなる立体トラスの接合構造において、
前記棒状部材の端部から所定量突出したときに係止され、かつ先端に雄ネジが形成されたボルト部材と、このボルト部材の突出部分にトルクを伝達できるように外嵌するスリーブと、前記ボルト部材を突出方向に付勢するバネ部材と、前記ボルト部材の雄ネジに螺合されたインジケータとを備え、
前記球状のジョイント部材に前記ボルト部材の雄ネジが螺合する雌ネジが形成され、
前記スリーブに、前記雄ネジが雌ネジに完全に螺合したときに前記インジケータが通過する位置に窓が開口形成されてなる
ことを特徴とする。
【0008】
ここで、前記インジケータは、例えばボルト部材先端に螺合された薄型ナットにより構成される。
【0009】
なお、本発明の立体トラスの接合構造においては、窓に戻り止め用のストッパを嵌入できるように構成されていてもよい。
【0010】
【作用】
本発明の立体トラスの接合構造は前記のごとく構成されているので、ボルト部材が球状のジョイント部材に完全に螺合したか否かを確認でき、接合不充分のまま立体トラスが組立てられるという事態を回避できる。
【0011】
すなわち、棒状部材の端部を球状のジョイント部材に接合するときは、バネ部材の付勢力を受けて棒状部材の端部から突出しているボルト部材の雄ネジを球状のジョイント部材の雌ネジに嵌め、スリーブを工具等により回動させるとボルト部材が回動するから、雄ネジが雌ネジ内を螺進していく。その場合、スリーブの窓からインジケータが視認可能となるまでスリーブを回動すれば、前記雄ネジが雌ネジに完全に螺合することになり、またこのときにはボルト部材が棒の端部からほぼ所定量突出した状態となり、棒状部材に係止されることになる。
【0012】
ストッパが設けられている本発明の立体トラスの接合構造の好ましい形態においては、スリーブの窓からインジケータが視認可能となり、これが通過するまでスリーブを回動すれば雄ネジが雌ネジに完全に螺合する。そして、この状態で窓に戻り止め用のストッパを嵌入すれば、その後に雄ネジが緩んで雌ネジから抜けようとしても、拡径部であるインジケータがストッパに係止されるから、雄ネジが緩むことがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施の形態のみに限定されるものではない。
【0014】
実施の形態1
本発明の実施の形態1にかかる立体トラスの接合構造を図1に示し、この立体トラス構造の部材として用いられているパイプ(棒状部材)10の端部を閉じる蓋部材11には透孔12が設けられている。そして、この透孔12には先端に雄ネジ21が形成され、基端に頭部22が膨成されたボルト部材20が、前記パイプ10端部の透孔12にパイプ10の内側から挿通されており、前記蓋部材11から外側へ所定量突出したときに頭部22が前記透孔12周囲の内壁に当たることでパイプ10に係止される。このボルト部材20の突出部分には外周が例えば6角状に形成されたスリーブ30が外嵌し、これらの間はセレーション加工されていて、互いにトルクを伝達可能としながら軸方向に摺動可能となっている。また、スリーブ30の内部には前記ボルト部材20を突出方向へ付勢するバネ部材40が縮装されている。一方、パイプ10が接合されるボ−ルジョイント(球状のジョイント部材)50には、前記ボルト部材20の雄ネジ21が螺合する雌ネジ51が形成されている。
【0015】
そして、前記スリーブ30には窓としての小孔31が開口形成されている。また、前記ボルト部材20には、前記雄ネジ21が雌ネジ51に完全に螺合したときに前記窓31を介して視認可能となるインジケータ60が設けられている。このインジケータ60は、具体的には、ボルト部材20先端に螺合された薄型ナットにより構成されている。そして、このインジケータ60はスリーブ30の内奥壁との間で前記バネ部材40を挟持している。
【0016】
しかして、前記実施の形態1において、パイプ10の端部をボ−ルジョイント50に接合するときには、前記バネ部材40の付勢力を受けて突出しているボルト部材20の雄ネジ21をボールジョイント50の雌ネジ51に嵌め(図2の状態)、スリーブ30を工具等により回転させるとセレーション部を介してボルト部材20が回転するから、雄ネジ21が雌ネジ51内を螺進していく(図3の状態)。
【0017】
その場合、スリーブ30の窓31からインジケータ60が視認可能となるまでスリーブ30を回転すれば、前記雄ネジ21が雌ネジ51に完全に螺合することになり、このときにはボルト部材20が棒10の端部からほぼ所定量突出した状態となり、パイプ10に係止されることになる(図4の状態)。このように、スリーブ30の窓31からインジケータ60を視認して雄ネジ21が雌ネジ51に完全に螺合したことを簡単に確認できるので、接合不良の発生を確実に防止することができる。
【0018】
しかも、インジケータ60をボルト部材20先端に螺合された薄型ナットにより構成したので、インジケータ60のボルト部材20への取付けが容易であり、またボルト部材20やバネ部材40の組み付けも容易となる。
【0019】
実施の形態2
本発明の実施の形態2の立体トラスの接合構造を図5に示す。実施の形態2では、ボルト部材20におけるインジケータ60の軸方向位置が、雄ネジ21が雌ネジ51に完全に螺合したときにインジケータ60が窓31を通過しているように設定されている。また、窓31にはタップがたてられて小さな雌ネジが形成され、ここに戻り止め用のストッパとしての小ネジ70を嵌入して螺合できるようになっている。なお、図5において図1と同一の符号を付したものは同一または類似の要素を示す。
【0020】
この実施の形態においても、スリーブ30の窓31からインジケータ60が視認可能となり、これが通過するまでスリーブ30を回転すれば雄ネジ21が雌ネジ51に完全に螺合する(図5の状態)。この状態で、図6に示すように窓31に戻り止め用の小ネジ70を嵌入すれば、その後に雄ネジ21が緩んで雌ネジ51から抜けようとしても、インジケータ60が小ネジ70に係止されているために、雄ネジ21が緩むことがない。
【0021】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の立体トラスの接合構造によれば、スリーブの窓からインジケータを視認して雄ネジが雌ネジに完全に螺合したことを簡単に確認できるので、接合不良の発生を確実に防止することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボルト部材の雄ネジをボ−ルジョイントの雌ネジから離した状態での第1実施形態の接合構造の部分断面図である。
【図2】前記雄ネジを雌ネジに嵌めた状態での実施の形態1の接合構造の部分断面図である。
【図3】前記雄ネジを雌ネジの中で、ある程度螺進させた状態での実施の形態1の接合構造の部分断面図である。
【図4】前記雄ネジが雌ネジに完全に螺合した状態での実施の形態1の接合構造の部分断面図である。
【図5】実施の形態2の接合構造の図4相当図である。
【図6】戻り止め用ストッパを嵌入した状態での実施の形態2の接合構造の部分断面図である。
【図7】従来例における図4相当図である。
【符号の説明】
10 構造用パイプ(棒状部材)
20 ボルト部材
21 雄ネジ
30 スリーブ
31 窓
40 バネ部材
50 ボールジョイント(球状のジョイント部材)
51 雌ネジ
60 薄型ナット(インジケータ)
70 小ネジ(ストッパ)

Claims (4)

  1. 球状のジョイント部材に棒状部材の端部に装着されたボルト部材を螺合してなる立体トラスの接合構造において、
    前記棒状部材の端部から所定量突出したときに係止され、かつ先端に雄ネジが形成されたボルト部材と、このボルト部材の突出部分にトルクを伝達できるように外嵌するスリーブと、前記ボルト部材を突出方向に付勢するバネ部材と、前記ボルト部材の雄ネジに螺合されたインジケータとを備え、
    前記球状のジョイント部材に前記ボルト部材の雄ネジが螺合する雌ネジが形成され、
    前記スリーブに、前記雄ネジが雌ネジに完全に螺合したときに前記インジケータが視認可能となる窓が開口形成されてなる
    ことを特徴とする立体トラスの接合構造。
  2. 球状のジョイント部材に棒状部材の端部に装着されたボルト部材を螺合してなる立体トラスの接合構造において、
    前記棒状部材の端部から所定量突出したときに係止され、かつ先端に雄ネジが形成されたボルト部材と、このボルト部材の突出部分にトルクを伝達できるように外嵌するスリーブと、前記ボルト部材を突出方向に付勢するバネ部材と、前記ボルト部材の雄ネジに螺合されたインジケータとを備え、
    前記球状のジョイント部材に前記ボルト部材の雄ネジが螺合する雌ネジが形成され、
    前記スリーブに、前記雄ネジが雌ネジに完全に螺合したときに前記インジケータが通過する位置に窓が開口形成されてなる
    ことを特徴とする立体トラスの接合構造。
  3. インジケータが、薄型ナットとされてなることを特徴とする請求項1または2記載の立体トラスの接合構造。
  4. 窓が戻り止め用のストッパを嵌入できるように構成されてなることを特徴とする請求項2記載の立体トラスの接合構造。
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