JP3780096B2 - プロセスガス供給ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造工程で使用されるプロセスガス供給ユニットに関し、さらに詳細には、プロセスガス供給弁、パージ弁、逆止弁、真空弁、レギュレータ、フィルタ、圧力計等のコンポーネント部品を備えるフレキシブルなプロセスガス供給ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体製造工程において、エッチングガス等のプロセスガスを供給するためのプロセスガス供給ユニットが開発されている。そして、半導体製造工程が、複数枚のウェハをバッチ処理する方法から、ウェハを1枚づつ処理する枚葉処理方法に移行するようになり、プロセスガス供給ユニットの小型化がより強く要求されている。
プロセスガス供給ユニットを小型化するために、本出願人は、特許第2568365号公報により、マニホールドであるモジュールブロックに供給弁、パージ弁、真空弁を上からボルトにより連結するプロセスガス供給ユニットを提案している。
【0003】
図37に上記マニホールドを用いたプロセスガス供給ユニットの構成を示す。このユニットは、図38の回路図を具体化したものである。先ず図38の回路図を説明する。
プロセスガスは、図において左端から入り、右端から出る。手動弁1に逆止弁2が接続し、逆止弁2にレギュレータ3が接続している。レギュレータ3は、入力弁5に接続している。レギュレータ3と入力弁5との流路の途中に圧力計4が接続している。入力弁5は、マスフローコントローラ8の入力ポートに接続している。また、マスフローコントローラ8の入力ポートには、パージ弁6、逆止弁7を介してパージガス源が接続している。
マスフローコントローラ8の出力ポートは、出力弁10に接続している。また、マスフローコントローラ8の出力ポートには、真空弁9を介して真空源である真空ポンプが接続している。出力弁10は、手動弁11に接続している。手動弁11の出口が、半導体製造工程の真空チャンバに接続している。
【0004】
次に、図37により、図38の回路を具体化した構成を説明する。
全ての機器は、取付パネルD上にボルト止めされている。手動弁1は、ブラケットY1により取付パネルDに固定されている。手動弁1の両端には、配管1a,1b及び継手Mが接続している。下流側の配管1b、継手Mには、逆止弁2が接続している。逆止弁2は、継手M、配管3aを介してレギュレータ3に接続している。レギュレータ3は、ブラケットY2(構成はブラケットY1と同じ)により取付パネルDに固定されている。
レギュレータ3の右端には、継手Mを介して三叉配管5a,4aが接続している。三叉配管4aには圧力計4が接続している。三叉配管5aには、継手Mを介してマニホールドZ1に接続している。マニホールドZ1の上面には入力弁5及びパージ弁6が取り付けられている。またマニホールドZ1のパージ弁6のポートには、配管6a、継手Mを介して逆止弁7が接続している。逆止弁7は、継手Mを介して図示しないパージガス源に接続されている。ここで、逆止弁7から配管6aまでの流路は、マニホールドZ1に形成されている。
【0005】
マニホールドZ1は、プレートX1により取付パネルDに固定されている。また、マニホールドZ1には、マスフローコントローラブロックNが接続されている。マスフローコントローラブロックNの上面には、マスフローコントローラ8が付設されている。マスフローコントローラブロックNの右端は、真空弁9及び出力弁10が上面に取り付けられたマニホールドZ2(構成はマニホールドZ1と同じ)に接続している。マニホールドZ2は、プレートX2により取付パネルDに固定されている。真空弁9は、真空源である真空ポンプに接続している。ここで、真空源からの流路は、プレートX2(構成はプレートX1と同じ)に形成されている。
マニホールドZ2は、継手M、配管11aを介して手動弁11に接続している。手動弁11は、ブラケットY3(構成はブラケットY1と同じ)により取付パネルDに固定されている。手動弁11の右端は、配管11b、継手Mを介して真空チャンバへと接続している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプロセスガス供給ユニットには次のような問題があった。
(1)入力弁5やパージ弁6を上面から取付ボルトにより一体的に取り付けるマニホールドZ1が採用されたことにより、全ての機器を配管で接続していた時代と比較して小型化されたが、近年のプロセスガス供給ユニットに対する小型化・集積化の要求から見ると、未だ不十分であった。すなわち、配管及び継手がなお多く存在するため、スペースが大きくなる問題があった。
一方、全てをブロック化してパイプ接続をなくして小型化することも考えられるが、上部に取り付けられるコンポーネント部品は、プロセスガス供給弁、パージ弁、逆止弁、真空弁、マスフローコントローラ、レギュレータ、フィルタ等と種々多彩であり、それらに合わせてブロック内に流路を形成することは煩雑であり、かつコストアップの問題があった。
【0007】
(2)プロセスガスを供給するだけの通常のラインだけであれば、直線的なラインとなるため問題がないが、流路内をパージするためのパージラインを流路途中に設けようとすると、パージラインを流路ブロックの端面に導く等の方策が必要となり、流路ブロック内の流路が複雑となり、また、流路ブロックがますます非汎用的になる問題があった。
【0008】
本発明は上記問題点を解決し、小型化・集積化されると共に、どの様なコンポーネント部品の組み合わせに対しても、複数種類のブロックの組み合わせを変更するだけで、必要なプロセスガス供給ユニットを構成することのできるシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のプロセスガス供給ユニットは、次のような構成を有している。
(1)(a)下面寸法が同一正方形で流路パターンの異なる2以上の種類を備え、プロセスガス供給に使用されるコンポーネント部品(E)の1つが取り付けられている上部モジュールブロック(A)と、(b)上面寸法及び下面寸法が前記上部モジュールブロック(A)と同一正方形で流路パターンの異なる2以上の種類を備え、前記上部モジュールブロック(A)がボルト止めされ、前記コンポーネント部品(E)間を接続して流路を形成する流路形成ブロック(B)と、(c)異なる前記流路形成ブロック(B)の各々の下面に取り付けられ、前記異なる流路形成ブロック(B)に形成されている各々の流路を接続する接続流路(27)が形成された下部流路ブロック(C)とを有し、(d)前記上部モジュールブロック(A)、前記流路形成ブロック(B)とを組み合わせることにより、任意のコンポーネント部品(E)を組み合わせてプロセスガス供給ユニットを構成することを特徴とする
【0010】
(2)(a)プロセスガス供給に使用されるコンポーネント部品(E)の1つが取り付けられている上部モジュールブロック(A)と、(b)前記上部モジュールブロック(A)がボルト止めされ、前記コンポーネント部品(E)間を接続して流路を形成する流路形成ブロック(B)と、(c)異なる前記流路形成ブロック(B)の各々の下面に取り付けられ、前記異なる流路形成ブロック(B)に形成されている各々の流路を接続する接続流路(27)が形成された下部流路ブロック(C)とを有し、(d)前記上部モジュールブロック(A)の下面が正方形であって、下面の中心位置に前記コンポーネント部品(E)と接続して形成された第1ポート(19)と、(e)前記第1ポート(19)から前記下面の各辺におろした4本の垂線上の一箇所に形成された第2ポート(13)(17)と、(f)前記上部モジュールブロック(A)の下面に、前記第1ポート(19)を中心として前記第2ポート(13)(17)に対して直角方向に形成された第3ポート(15)(16)とを有することを特徴とする。
(3)()に記載するプロセスガス供給ユニットにおいて、前記第3ポート(15)(16)が、前記上部モジュールブロック(A)内部で、その上端が前記第1ポート(19)と接続することを特徴とする。
【0011】
(4)(2)に記載するプロセスガス供給ユニットにおいて、前記流路形成ブロック(B)が、(a)上面寸法及び下面寸法が前記上部モジュールブロック(A)の下面と同一正方形であって、前記流路形成ブロック(B)の上面の中心に前記上部モジュールブロック (A)の前記第1ポート(19)と連通する流路第1ポート(31)と、(b)前記流路第1ポート(31)から前記流路形成ブロック(B)の上面の各辺におろした4本の垂線上の一箇所に形成され、前記上部モジュールブロック(A)の前記第2ポート(13)(17)と接続する流路第2ポート(33)と、(c)流路形成ブロック(B)の上面に、前記流路第1ポート(31)を中心として前記流路第2ポート(33)に対して直角方向に形成され、前記上部モジュールブロック(A)の前記第3ポート(15)(16)と接続する流路第3ポート(38)(40)とを有することを特徴とする。
(5)()に記載するプロセスガス供給ユニットにおいて、前記下部流路ブロック(C)に略V字形の流路(27)が形成されていることを特徴とする。
【0012】
(6)(a)プロセスガス供給に使用されるコンポーネント部品(E)の1つが取り付けられている上部モジュールブロック(A)と、(b)前記上部モジュールブロック(A)がボルト止めされ、前記コンポーネント部品(E)間を接続して流路を形成する流路形成ブロック(B)と、(c)異なる前記流路形成ブロック(B)の各々の下面に取り付けられ、前記異なる流路形成ブロック(B)に形成されている各々の流路を接続する断面がV字型の連通路(27)が形成された下部流路ブロック(C)とを有し、(d)前記下部流路ブロック(C)の上面に前記連通路(27)で連通されている一対の連通孔(22)(23)が形成され、(e)前記一対の連通孔(22)(23)に直交して、前記下部流路ブロック(C)を取付パネル(D)に取り付けるための一対の取付孔(25)が形成され、(f)前記下部流路ブロック(C)が、略直方体形状であって、前記一対の取付孔(25)が形成されている両側稜線部に切り欠き逃げ部(26)が形成されていることを特徴とする。
【0013】
(7)(a)プロセスガス供給に使用されるコンポーネント部品(E)の1つが取り付けられている上部モジュールブロック(A)と、(b)前記上部モジュールブロック(A)がボルト止めされ、前記コンポーネント部品(E)間を接続して流路を形成する流路形成ブロック(B)と、(c)異なる前記流路形成ブロック(B)の各々の下面に取り付けられ、前記異なる流路形成ブロック(B)に形成されている各々の流路を接続する接続流路(27)が形成された下部流路ブロック(C)とを有し、(d)前記下部流路ブロック(C)が取付パネル(D)に上側からボルト取り付けされ、(e)前記流路形成ブロック(B)が前記下部流路ブロック(C)に上側からボルト取り付けされ、(f)前記コンポーネント部品(E)が固定された前記上部モジュールブロック(A)が、前記流路形成ブロック(B)に上側からボルト取り付けされ、(g)前記下部流路ブロック(C)を前記取付パネル(D)に取り付けるための取付孔(25)に、座ぐり(25a)が形成され、(h)前記流路形成ブロック(B)を前記下部流路ブロック(C)に取り付けるための取付孔(35)に、座ぐり(36)が形成され、(i)前記下部流路ブロック(C)を前記取付パネル(D)に連結するためのボルト頭、及び前記流路形成ブロック(B)を前記下部流路ブロック(C)に連結するためのボルト頭が、前記座ぐり孔(25a)(36)に入り、前記上部モジュールブロック(A)を取り付けたときに、上面からは見えないことを特徴とする。
【0014】
)(1)乃至(7)の何れか1つに記載するプロセスガス供給ユニットにおいて、前記流路形成ブロック(B)には、各前記上部モジュールブロック(A)の流路を接続する接続流路が形成されていることを特徴とする。
【0015】
上記構成を有するプロセスガス供給ユニットの作用を説明する。
本発明のプロセスガス供給ユニットにおいては、(a)プロセスガス供給に使用されるコンポーネント部品、例えば、手動弁、レギュレータ、圧力計、フィルタ、入力弁、パージ弁、出力弁等、のいずれか1つが取り付けられている上部モジュールブロックと、(b)上部モジュールブロックが上側からボルト止めされ、コンポーネント部品間を接続して流路を形成する流路形成ブロックと、(c)異なる流路形成ブロックの各々の下面に取り付けられ、異なる流路形成ブロックに形成されている各々の流路を接続する接続流路が形成された下部流路ブロックとを有しているので、全てのコンポーネント部品が、パイプを用いることなく、モジュールブロック、ベースブロックに直接取り付けられているので、全体を集積化してコンパクト化することができる。また、パイプから発生するパーティクルの恐れがなくなった。
【0016】
また、全ての上部モジュールブロックが流路形成ブロックに対して、また、全ての流路形成ブロックが下部流路ブロックに対して、さらに、全ての下部流路ブロックが取付パネルに対して、それぞれ同じ所定方向からボルト止めされているので、取付パネルが機械や壁に密着して取り付けられている場合でも、取付パネルを取り外すことなく、全ての機器、上部モジュールブロック、流路形成ブロック、及び下部流路ブロックを取り外し又は取り付けることが可能である。なお、使用する全てのボルトの径及び長さを統一すれば、取り外し・取り付け作業を行うときに、ボルトを特別に仕分けする必要がなく、作業効率を高めることができる。
【0017】
また、前記上部モジュールブロックが、(a)下面寸法が同一正方形で流路パターンの異なる2以上の種類を備え、(b)前記流路形成ブロックが、上面寸法及び下面寸法が前記上部モジュールブロックと同一正方形で流路パターンの異なる2以上の種類を備え、(c)前記上部モジュールブロック、前記流路形成ブロックとを組み合わせることにより、任意のコンポーネントを組み合わせてプロセスガス供給ユニットを構成しているので、上部モジュールブロックA、流路形成ブロックB、及び下部流路ブロックCについて規格品を組み合わせるだけでほとんど全ての回路を具体化できるため、任意の回路を迅速に製作することができる。また、それらの規格品は、予めパーティクルを十分除去した状態で供給されるため、従来のように流路を工作機械で加工した後、すぐにラインに使用しなければならなかった時と比較して、半導体製造工程におけるパーティクルの発生を低減することができる。
【0018】
また、(a)前記上部モジュールブロックの下面が正方形であって、下面の中心位置に前記コンポーネント部品と接続して形成された第1ポートと、(b)前記第1ポートから前記正方形の各辺へのおろした4本の垂線上の一箇所に形成された第2ポートと、(c)前記第2ポートと直角方向に形成された第3ポートとを有するので、任意の回路を構成する自由度を増加させることができる。
また、前記第3ポートが、前記上部モジュールブロック内部で、その上端が前記第1ポートと接続しているので、流路形成ブロックB及び下部流路ブロックCのV字流路で流路を接続するときに、V字の傾きを同じにしたままで、ブロックの厚みを増さずに流路を形成することができるため、流路形成ブロックB及び下部流路ブロックCを共通規格とすることができる。
【0019】
また、前記流路形成ブロックが、(a)その上面中心に前記上部モジュールブロックの前記第1ポートと連通する流路第1ポートと、(b)前記流路第1ポートから前記正方形の各辺におろした4本の垂線上の一箇所に形成され、前記上部モジュールブロックの前記第2ポートと接続する流路第2ポートと、(c)前記流路第2ポートと直角方向に形成され、前記上部モジュールブロックの前記第3ポートと接続する第3ポートとを有するので、上部モジュールブロックA、流路形成ブロックB、及び下部流路ブロックCについて規格品を組み合わせるだけでほとんど全ての回路を具体化できるため、任意の回路を迅速に製作することができる。また、それらの規格品は、予めパーティクルを十分除去した状態で供給されるため、従来のように流路を工作機械で加工した後、すぐにラインに使用しなければならなかった時と比較して、半導体製造工程におけるパーティクルの発生を低減することができる。
【0020】
また、前記下部流路ブロックに略V字形の流路が形成されているので、上部モジュールブロックA、流路形成ブロックB、及び下部流路ブロックCについて規格品を組み合わせるだけでほとんど全ての回路を具体化できるため、任意の回路を迅速に製作することができる。また、それらの規格品は、予めパーティクルを十分除去した状態で供給されるため、従来のように流路を工作機械で加工した後、すぐにラインに使用しなければならなかった時と比較して、半導体製造工程におけるパーティクルの発生を低減することができる。
【0021】
また、(a)前記下部流路ブロックの上面に断面がV字形の連通路で連通されている一対の連通孔が形成され、(b)前記一対の連通孔に直交して、前記下部流路ブロックを取付パネルに取り付けるための一対の取付孔が形成され、(c)前記下部流路ブロックが、略直方体形状であって、前記一対の取付孔が形成されている両側稜線部に切り欠き逃げ部が形成されているので、2つの下部流路ブロックCを密着させて取り付けることができるため、下部流路ブロックCを流路形成ブロックBに対して直交する方向からでも取り付けることができる。
【0022】
また、(a)前記下部流路ブロックが取付パネルに上側からボルト取り付けされ、(b)前記流路形成ブロックが前記下部流路ブロックに上側からボルト取り付けされ、(c)前記コンポーネント部品が固定された前記上部モジュールが、前記流路形成ブロックに上側からボルト取り付けされ、(d)前記下部流路ブロックを前記取付パネルに取り付けるための取付孔に、座ぐりが形成され、(e)前記流路形成ブロックを前記下部流路ブロックに取り付けるための取付孔に、座ぐりが形成され、(f)前記下部流路ブロックを前記取付パネルに連結するためのボルト頭、及び前記流路形成ブロックを前記下部流路ブロックに連結するためのボルト頭が、前記座ぐり孔に入り、前記上部モジュールブロックを取り付けたときに、上面からは見えないので、誤って流路形成ブロックB及び下部流路ブロックCを取付パネルから取り外してしまう恐れがない。また、余分なボルト頭が隠れているため、作業者に余分な確認作業を行わせる必要がなく、メインテナンス作業の効率を高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るプロセスガス供給ユニットを具体化した実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
本発明の第1の実施の形態であるプロセスガス供給ユニットの全体外観図を図1及び図2に示す。図1は、全体の斜視図であり、図2は回路図である。
図1の詳細は、後で説明するが、本発明のプロセスガス供給ユニットの基本的な構成は、手動弁1、レギュレータ3、圧力計4、入力弁5、マスフローコントローラ8、出力弁10、フィルタ7、パージ弁6等のコンポーネント部品Eが取り付けられた上部モジュールブロックAと、上部モジュールブロックAが上面に取り付けられる流路形成ブロックBと、流路形成ブロックBが上面に取り付けられる下部流路ブロックCと、下部流路ブロックCが固定される取付パネルDより構成されている。
【0024】
全体構成を説明する前に、全体を構成する要素である上部モジュールブロックA、流路形成ブロックB、及び下部流路ブロックCについて説明する。はじめに、上部モジュールブロックAについて説明する。
従来より、コンポーネント部品はモジュールブロックに固定され、モジュールブロックを介してれ流路ブロックにボルト止めされていた。しかし、従来のモジュールブロックは、入力ポート及び出力ポートが固定的であり、流路の変更は、全て流路ブロックで行われていた。
それに対して、本発明の1つの特徴である上部モジュールブロックAには、図5〜図8に示すように、4つの種類がある。
図5に上部モジュールブロックAの第1タイプA1を示す。図6に上部モジュールブロックAの第2タイプA2を示す。 図7に上部モジュールブロックAの第3タイプA3を示す。図8に上部モジュールブロックAの第4タイプA4を示す。
図5について説明する。上部モジュールブロックAの基本構成は、第1タイプA1〜第4タイプA4まで全てにおいて、各々の下面寸法が縦39mm*横39mm同一正方形であり、中央に第1ポート19が形成されている。そして、上面には、第1ポート19を中心にして円筒形状の接続用ブラケット18が形成されている。接続用ブラケット18は、取り付けられるコンポーネント部品Eに対応した寸法で形成されている。コンポーネント部品Eは、接続用ブラケット18に対して、ネジ締め等により固定される。
【0025】
上部モジュールブロックAの四隅には、上部モジュールブロックAを流路形成ブロックBに固定するためのボルト孔14が形成されている。第1タイプA1〜第4タイプA4の相違点を説明する。
第1タイプA1は、図5(a)に示すように、第1ポートである中央ポート1が中心に形成され、中央ポート1から正方形の1辺におろした垂線上に第2ポートである右独立ポート13が形成されている。これを機能図で(b)に示す。中央ポート19と右独立ポート13との間に、コンポーネント部品Eが接続されている。
第2タイプA2は、図6(a)に示すように、中央ポート19が中心に形成され、中央ポート19から正方形の1辺におろした垂線上に右独立ポート13が形成され、右独立ポート13と直角方向に第3ポートである左付属ポート15が形成されている。左付属ポート15は、上部モジュールブロックAの内部で、その上端が中央ポート19の中間位置に連通している。これを機能図で(b)に示す。中央ポート19と左付属ポート15とは連通しており、連通したままコンポーネント部品Eを介して右独立ポート13に接続している。
【0026】
第3タイプA3は、図7(a)に示すように、中央ポート19が中心に形成され、中央ポート19から正方形の1辺におろした垂線上に第2ポートである左独立ポート17が形成され、左独立ポート17と直角方向に第3ポートである右付属ポート16が形成されている。右付属ポート16は、上部モジュールブロックAの内部で、その上端が中央ポート19の中間位置に連通している。これを機能図で(b)に示す。中央ポート19と右付属ポート16とは連通しており、連通したままコンポーネント部品Eを介して左独立ポート17に接続している。
第2タイプA2と第3タイプA3との相違点は、第2ポートと第3ポートとが入れ替わっているだけである。
第4タイプA4は、図8(a)に示すように、中央ポート19が中心に形成され、中央ポート19から正方形の1辺におろした垂線上に第二ポートである右独立ポート13が形成され、右独立ポート1と直角方向に左独立ポート17が形成されている。これを機能図で(b)に示す。中央ポート19は、コンポーネント部品Eを介して、右独立ポート13及び左独立ポート17に接続している。
【0027】
上部モジュールブロックA本体の種類は、上記4タイプで全てであるが、上部モジュールブロックAにコンポーネント部品Eが取り付けられることにより、コンポーネント部品Eの取付方向の関係で16のパターンがある。その全てのパターンを図9に示す。
(a)〜(d)は、第3タイプA3の方向違いであり、(e)〜(h)は、第2タイプA2の方向違いであり、(i)〜(l)は、第1タイプA1の方向違いであり、(m)〜(p)は、第4タイプA4の方向違いである。
【0028】
上部モジュールブロックAの上面に取り付けられるコンポーネント部品Eの種類を説明する。
図24は、入力弁5、パージ弁6、出力弁10、真空弁9として使用されるエアオペレーション弁を上部モジュールブロックAに取り付けた状態を示している。(a)は上方向から見た斜視図であり、(b)及び(c)は取り外した状態で全体をひっくり返したときの斜視図である。(b)は、第1タイプA1のものであり、(c)は、第2タイプA2、第3タイプA3、第4タイプA4のものである。
図25は、フィルタを上部モジュールブロックAに取り付けた状態を示している。(a)は上方向から見た斜視図であり、(b)は取り外した状態で全体をひっくり返したときの斜視図である。
【0029】
図26は、手動弁1を上部モジュールブロックAに取り付けた状態を示している。(a)は上方向から見た斜視図であり、(b)は取り外した状態で全体をひっくり返したときの斜視図である。
図27は、レギュレータ3を上部モジュールブロックAに取り付けた状態を示している。(a)は上方向から見た斜視図であり、(b)は取り外した状態で全体をひっくり返したときの斜視図である。
図28は、圧力計4を上部モジュールブロックAに取り付けた状態を示している。(a)は上方向から見た斜視図であり、(b)は取り外した状態で全体をひっくり返したときの斜視図である。
【0030】
次ぎに、下部流路ブロックCについて説明する。図30(a)に平面図を示し、(b)に側断面図を示す。また、図29に斜視図を示す。
上面中央部に一対の連通孔22が形成され、一対の連通孔22は、(b)に示すように断面がV字形のV字連通路27により連通されている。また、連通孔22の周囲には、シール部材である金属ガスケットを装着するための座ぐり23が形成されている。各連通孔22の両側には、雌ねじが形成された一対のボルト孔24が形成されている。また、略直方体の長手方向両端部には、下部流路ブロックCを取付パネルDに取り付けるための一対の取付孔25が形成されている。また、取付孔25の上面には、座ぐり孔25aが形成されている。
また、取付孔25の両側稜線部四隅には、切り欠き逃げ部26が形成されている。ここで、切り欠き逃げ部26は、39mm*39mmの正方形を碁盤目状に配置したときに、干渉しないような大きさ以上切りかかれている。
【0031】
次ぎに、流路形成ブロックBについて説明する。流路形成ブロックBの形状及び略号を図10〜図23に14種類示す。(a)が平面図であり、(b)が略号である。
流路形成ブロックBは、図1に示すように、上面及び下面が上部モジュールブロックAと同じ寸法である縦39mm*横39mmの正方形をしている直方体である。流路形成ブロックBの上面には、上部モジュールブロックAが取り付けられる。
図10には、流路形成ブロックBの第1タイプB1を示す。上面中央に形成された第一ポートである中央ポート31が上方向に斜めの連通路により下面では、図の上端部にポート32となっている。また、上面であって、中央ポート31から下におろした垂線上に形成された第二ポートである下側ポート33が斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート34となっている。
また、下面に形成されたポートの両側には、一対の取付孔35が形成され、上面の取付孔35の周囲には、座ぐりが形成されている。
また、流路形成ブロックBの四隅には、上部モジュールブロックAの取付ボルトをねじ止めするための雌ねじが形成されたボルト孔37が形成されている。
【0032】
図11以下は、全体構成は図10の第1タイプB1と同じなので、異なる点のみ説明する。図11に流路形成ブロックBの第2タイプB2を示す。図11では、上面であって、中央ポート31から右方向におろした垂線上に形成された第二ポートである右側ポート38が斜めの連通路により下面では、図の右端部にポート39となっている。
図12に流路形成ブロックBの第3タイプB3を示す。図12では、上面であって、中央ポート31から左方向におろした垂線上に形成された第二ポートである左側ポート40が斜めの連通路により下面では、図の左端部にポート41となっている。
【0033】
図13に流路形成ブロックBの第4タイプB4を示す。図13では、上面であって、中央ポート31から下方向におろした垂線上に形成された第二ポートである下側ポート33が斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート34となっている。ここまでは、図10の第1タイプB1と同じであるが、第4タイプが異なるのは、中央ポート31から左方向にも斜めの連通路により下面では、図の左端部にポート42となっている。すなわち、中央ポート31が、下面で2つのポート32とポート42と連通している。
図14に流路形成ブロックBの第5タイプB5を示す。図13の第4タイプと異なるのは、中央ポート31が連通する下面の2つのポートの位置が異なる点である。すなわち、ポート34とポート43である。
【0034】
図15には、流路形成ブロックBの第6タイプB6を示す。上面中央に形成された第一ポートである中央ポート31が上方向に斜めの連通路により下面では、図の上端部にポート32となっている。
また、上面であって、中央ポート31から下におろした垂線上に形成された第二ポートである下側ポート33が斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート34となっている。
また、上面であって、中央ポート31から左方向におろした垂線上に形成された左側ポート40が斜めの連通路により下面では、図の左端部にポート41となっている。
図16に流路形成ブロックBの第7タイプB7を示す。上面中央に形成された第一ポートである中央ポート31が上方向に斜めの連通路により下面では、図の上端部にポート32となっている。
また、上面であって、中央ポート31から下におろした垂線上に形成された第二ポートである下側ポート33が斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート34となっている。
また、上面であって、中央ポート31から右方向におろした垂線上に形成された右側ポート38が斜めの連通路により下面では、図の右端部にポート39となっている。
【0035】
図17に流路形成ブロックBの第8タイプB8を示す。図17では、上面であって、中央ポート31から下方向におろした垂線上に形成された第二ポートである下側ポート33が斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート34となっている。
また、中央ポート31から左方向にも斜めの連通路により下面では、図の左端部にポート42となっている。すなわち、中央ポート31が、下面で2つのポート32とポート42と連通している。
また、上面であって、中央ポート31から下におろした垂線上に形成された第二ポートである下側ポート33が斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート34となっている。
また、上面であって、中央ポート31から右方向におろした垂線上に形成された右側ポート38が斜めの連通路により下面では、図の右端部にポート39となっている。
【0036】
図18に流路形成ブロックBの第9タイプB9を示す。上面中央に形成された第一ポートである中央ポート31が上方向に斜めの連通路により下面では、図の上端部にポート32となっている。
また、上面であって、中央ポート31から右方向におろした垂線上に形成された右側ポート38が斜めの連通路により下面では、図の右端部にポート39となっている。
また、上面であって、中央ポート31から左方向におろした垂線上に形成された左側ポート40が斜めの連通路により下面では、図の左端部にポート41となっている。
【0037】
図19には、流路形成ブロックBの第10タイプB10を示す。上面中央に形成された第一ポートである中央ポート31が上方向に斜めの連通路により下面では、図の上端部にポート32となっている。
また、中央ポート31から下方向にも斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート44となっている。すなわち、中央ポート31が、下面で2つのポート32とポート44と連通している。
また、上面であって、中央ポート31から左方向におろした垂線上に形成された第二ポートである下側ポート40が斜めの連通路により下面では、図の左端部にポート41なっている。
【0038】
図20に流路形成ブロックBの第11タイプB11を示す。図20では、上面であって、中央ポート31から下方向におろした垂線上に形成された第二ポートである下側ポート33が斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート34となっている。
また、中央ポート31から左方向にも斜めの連通路により下面では、図の左端部にポート42となっている。すなわち、中央ポート31が、下面で2つのポート32とポート42と連通している。
図21には、流路形成ブロックBの第12タイプB12を示す。上面中央に形成された第一ポートである中央ポート31が上方向に斜めの連通路により下面では、図の上端部にポート32となっている。
また、中央ポート31から下方向にも斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート44となっている。すなわち、中央ポート31が、下面で2つのポート32とポート44と連通している。
【0039】
図22に流路形成ブロックBの第13タイプB13を示す。図22では、上面であって、中央ポート31から下方向におろした垂線上に形成された第二ポートである下側ポート33が斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート34となっている。
また、中央ポート31から右方向にも斜めの連通路により下面では、図の右端部にポート43となっている。
また、中央ポート31から下方向にも斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート44となっている。すなわち、中央ポート31が、下面で3つのポート32、ポート43、ポート44と連通している。
【0040】
図23に流路形成ブロックBの第14タイプB14を示す。図23では、上面であって、中央ポート31から下方向におろした垂線上に形成された第二ポートである下側ポート33が斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート34となっている。
また、中央ポート31から左方向にも斜めの連通路により下面では、図の左端部にポート42となっている。
また、中央ポート31から右方向にも斜めの連通路により下面では、図の右端部にポート43となっている。
また、中央ポート31から下方向にも斜めの連通路により下面では、図の下端部にポート44となっている。すなわち、中央ポート31が、下面で4つのポート32、ポート42、ポート43、ポート44と連通している。
図20、21、22に示す中央ポート31は、通常止め栓をすることにより、単なる流路として使用するが、必要に応じて上部モジュールブロックAを取り付けることも可能である。
【0041】
以上で、本発明のプロセスガス供給ユニットの主たる構成要素である上部モジュールブロックA、流路形成ブロックB、下部流路ブロックCの説明を終えて、次ぎに、それらの作用を説明する。
図1は上部モジュールブロックA、流路形成ブロックB、下部流路ブロックCを組み合わせて構成したプロセスガス供給ユニットの1例であり、図2はその回路図である。
図2に示すように、3つのプロセスガスラインa、b、cから構成されている。各ラインを構成するコンポーネント部品Eは同じなので、プロセスガスラインaについて説明する。プロセスガスの供給源が手動弁1aの入力ポートに接続している。手動弁1aの出力ポートは、レギュレータ3aの入力ポートに接続している。レギュレータ3aの出力ポートは、フィルタ7aの入力ポートに接続している。また、レギュレータ3aとフィルタ7aとを接続する流路には圧力計4aが接続している。
【0042】
フィルタ7aの出力ポートは、入力弁5aの入力ポートに接続している。入力弁5aの出力ポートは、マスフローコントローラ8aの入力ポートに接続している。また、入力弁5aとマスフローコントローラ8aとを接続する流路には、パージ弁6aの出力ポートが接続している。パージ弁6aの入力ポートは、他のパージ弁6b、6cと合流してパージガスである窒素ガスの供給源に接続している。
マスフローコントローラ8aの出力ポートは、出力弁10aの入力ポートに接続している。出力弁10aの出力ポートは、他のプロセスガスの出力弁10b、10cと合流して真空チャンバに接続している。
【0043】
図1は、図2に回路図で示したプロセスガス供給ユニットを、本発明により具体化したものである。取付パネルDの上側に下部流路ブロックCが取り付けられ、下部流路ブロックCの上側に流路形成ブロックBが取り付けられ、流路形成ブロックBの上側には、コンポーネント部品Eが固定された上部モジュールブロックAが取り付けられている。
図3に図1のうち、取付パネルDに下部流路ブロックCが取り付けられている状態を示す。また、図4に図1のうち、取付パネルDに下部流路ブロックCが取り付けられ、さらに下部流路ブロックCに流路形成ブロックBが取り付けられている状態を示す。また、図35には、流路形成ブロックBの組み合わせを、図10〜図23の(b)の略号で示す。
【0044】
はじめに、図35について説明する。
3つのプロセスガスラインa、b、cの各々は、上流側、すなわち図の左側から、手動弁1a付き上部モジュールブロックA11を取り付けるための流路形成ブロックB11、レギュレータ3a付き上部モジュールブロックA12を取り付けるための流路形成ブロックB12、圧力計4a付き上部モジュールブロックA13を取り付けるための流路形成ブロックB13、フィルタ7a付き上部モジュールブロックA14を取り付けるための流路形成ブロックB14、入力弁5a付き上部モジュールブロックA15を取り付けるための流路形成ブロックB15、パージ弁6a付き上部モジュールブロックA16を取り付けるための流路形成ブロックB16、マスフローコントローラ8a付き上部モジュールブロックA17を取り付けるための流路形成ブロックB17、出力弁10a付き上部モジュールブロックA18を取り付けるための流路形成ブロックB18が碁盤目状に隙間なく整列されている。
【0045】
これらの流路形成ブロックBのうち、B11、B12、B13、B14、B15、及びB17は、図11(b)に示すものである。また、B16は、図19(b)に示すものである。また、B18は、図12(b)に示すものである。
そして、実際の流路形成ブロックBは、図4に示すように、取り付けられている。
ここで、圧力計4aは、図2の回路図では、レギュレータ3aとフィルタ7aとを接続する流路に接続しているが、本実施の形態では、圧力計4aが固定されている上部モジュールブロックA内において流路を圧力計4aに分岐しているので、形式的には、レギュレータ3aの出力ポートが圧力計4aの入力ポートに接続し、圧力計4aの出力ポートがフィルタ7aの入力ポートに接続する形となっている。
【0046】
次ぎに、下部流路ブロックCについて説明する。
図3に示すように、3つのプロセスガスラインa、b、cの各々は、上流側、すなわち図の左側から、プロセスガス供給源と手動弁1aの入力ポートとを接続するための下部流路ブロックC11、手動弁1aの出力ポートとレギュレータ3aの入力ポートとを接続するための下部流路ブロックC12、レギュレータ3aの出力ポートと圧力計4aの入力ポートとを接続するための下部流路ブロックC13、圧力計4aの出力ポートとフィルタ7aの入力ポートとを接続するための下部流路ブロックC14、フィルタ7aの出力ポートと入力弁5aの入力ポートとを接続するための下部流路ブロックC15、入力弁5aの出力ポートとパージ弁6aの入力ポートとを接続するための下部流路ブロックC16、パージ弁6aの出力ポートとマスフローコントローラ8aの入力ポートとを接続するための下部流路ブロックC17、マスフローコントローラ8aの出力ポートと出力弁10aの入力ポートとを接続するための下部流路ブロックC18とが、3ライン分取り付けられている。
【0047】
さらに、3ラインのパージ弁6a、6b、6cが取り付けられている流路形成ブロックB16、B26、B36の直下には、パージ用下部流路ブロックCAが取付パネルDに対して取り付けられている。パージ用下部流路ブロックCAは、流路形成ブロックB16、B26、B36の図19に示すポート41に接続している。また、3ラインの出力弁10a、10b、10cが取り付けられている流路形成ブロックB18、B28、B38の直下には、出力用下部流路ブロックCBが取付パネルDに対して取り付けられている。パージ用下部流路ブロックCBは、流路形成ブロックB18、B28、B38の図12に示すポート41に接続している。
パージ用流路及び出力用流路は、各ライン共通であるため、ラインa,b,cに対して直交する方向に長いブロックに流路を形成して用いている。ここで、パージ用下部流路ブロックCAを用いずに、下部流路ブロックCを組み合わせることにより、同じ流路を形成することも可能である。この場合、図36に示すように、下部流路ブロックCを直方体形状にしておくと、角が干渉してしまうが、本実施の形態では、下部流路ブロックCが、略直方体形状であって、一対の取付孔が形成されている両側稜線部に切り欠き逃げ部26が形成されているので、2つの下部流路ブロックCを図に示すように密着させて取り付けることができるため、下部流路ブロックCのみでも全ての流路を形成することが可能である。
【0048】
図1〜図4、及び図35により、本発明のプロセスガス供給ユニットを利用した1具体例について詳細に説明したが、本発明の上部モジュールブロックA、流路形成ブロックB、下部流路ブロックCを任意に組み合わせれば、プロセスガス供給ユニットで必要とされるほとんど全ての回路を具体化することが可能である。
【0049】
以上詳細に説明したように、本実施の形態のプロセスガス供給ユニットによれば、(a)プロセスガス供給に使用されるコンポーネント部品E、例えば、手動1弁、レギュレータ3、圧力計4、フィルタ7、入力弁5、パージ弁6、出力弁10等、のいずれか1つが取り付けられている上部モジュールブロックAと(b)上部モジュールブロックAが上側からボルト止めされ、コンポーネント部品E間を接続して流路を形成する流路形成ブロックBと、(c)異なる流路形成ブロックBの各々の下面に取り付けられ、異なる流路形成ブロックに形成されている各々の流路を接続する接続流路が形成された下部流路ブロックCとを有しているので、全てのコンポーネント部品Eが、パイプを用いることなく、上部モジュールブロックAを介して流路形成ブロックBに直接取り付けられているので、全体を集積化してコンパクト化することができる。また、パイプから発生するパーティクルの恐れがなくなった。
【0050】
また、全てのコンポーネント部品Eが上部モジュールブロックAに対して、また、全ての上部モジュールブロックAが下部流路ブロックCに対して、さらに、全ての下部流路ブロックCが取付パネルDに対して、それぞれ同じ所定方向からボルト止めされているので、取付パネルDが機械や壁に密着して取り付けられている場合でも、取付パネルDを取り外すことなく、全ての機器、上部モジュールブロックA、流路形成ブロックB、及び下部流路ブロックCを取り外し又は取り付けることが可能である。なお、使用する全てのボルトの径及び長さを統一すれば、取り外し・取り付け作業を行うときに、ボルトを特別に仕分けする必要がなく、作業効率を高めることができる。
【0051】
また、上部モジュールブロックAが、(a)下面寸法が同一正方形で流路パターンの異なる2以上の種類を備え、(b)流路形成ブロックBが、上面寸法及び下面寸法が上部モジュールブロックAと同一正方形で流路パターンの異なる2以上の種類を備え、(c)上部モジュールブロックA、流路形成ブロックBとを組み合わせることにより、任意のコンポーネント部品Eを組み合わせてプロセスガス供給ユニットを構成しているので、上部モジュールブロックA、流路形成ブロックB、及び下部流路ブロックCについて規格品を組み合わせるだけでほとんど全ての回路を具体化できるため、任意の回路を迅速に製作することができる。また、それらの規格品は、予めパーティクルを十分除去した状態で供給されるため、従来のように流路を工作機械で加工した後、すぐにラインに使用しなければならなかった時と比較して、半導体製造工程におけるパーティクルの発生を低減することができる。
【0052】
また、(a)上部モジュールブロックAの下面が正方形であって、下面の中心位置にコンポーネント部品Eと接続して形成された中央ポート19と、(b)中央ポート19から正方形の各辺へのおろした4本の垂線上の一箇所に形成された第2ポートと、(c)第2ポートと直角方向に形成された第3ポートとを有するので、任意の回路を構成する自由度を増加させることができる。
また、第3ポートが、上部モジュールブロックA内部で、その上端が中央ポート19と接続しているので、流路形成ブロックB及び下部流路ブロックCのV字流路で流路を接続するときに、V字の傾きを同じにしたままで、ブロックの厚みを増さずに流路を形成することができるため、流路形成ブロックB及び下部流路ブロックCを共通規格とすることができる。
【0053】
すなわち、第3ポートを中央ポート19の流路途中に接続させない場合には、図32の点線Fで示すように、流路を形成しなければならず、そのため、流路形成ブロックBの厚さを大きくしなければならない。それに対して、図6及び図7に示すように、第3ポートを中央ポート19の流路途中に接続させることにより、図にGで示すように、流路を他の流路形成ブロックBと同じ厚みの中に収納することができるのである。これを模式図的に表現したものを図33に示す。
【0054】
また、流路形成ブロックBが、(a)その上面中心に上部モジュールブロックAの中央ポート19と連通する流路第1ポートと、(b)前記流路第1ポートから前記正方形の各辺におろした4本の垂線上の一箇所に形成され、上部モジュールブロックAの前記第2ポートと接続する流路第2ポートと、(c)前記流路第2ポートと直角方向に形成され、上部モジュールブロックAの前記第3ポートと接続する流路第3ポートとを有するので、上部モジュールブロックA、流路形成ブロックB、及び下部流路ブロックCについて規格品を組み合わせるだけでほとんど全ての回路を具体化できるため、任意の回路を迅速に製作することができる。また、それらの規格品は、予めパーティクルを十分除去した状態で供給されるため、従来のように流路を工作機械で加工した後、すぐにラインに使用しなければならなかった時と比較して、半導体製造工程におけるパーティクルの発生を低減することができる。
【0055】
また、下部流路ブロックCにV字流路27が形成されているので、上部モジュールブロックA、流路形成ブロックB、及び下部流路ブロックCについて規格品を組み合わせるだけでほとんど全ての回路を具体化できるため、任意の回路を迅速に製作することができる。また、それらの規格品は、予めパーティクルを十分除去した状態で供給されるため、従来のように流路を工作機械で加工した後、すぐにラインに使用しなければならなかった時と比較して、半導体製造工程におけるパーティクルの発生を低減することができる。
【0056】
また、(a)下部流路ブロックCの上面に断面がV字形の連通路で連通されている一対の連通孔22、23が形成され、(b)一対の連通孔22、23に直交して、下部流路ブロックCを取付パネルDに取り付けるための一対の取付孔25が形成され、(c)下部流路ブロックCが、略直方体形状であって、一対の取付孔25が形成されている両側稜線部に切り欠き逃げ部26が形成されているので、2つの下部流路ブロックCを密着させて取り付けることができるため、下部流路ブロックCを流路形成ブロックBに対して直交する方向からでも取り付けることができる。
【0057】
また、(a)下部流路ブロックCが取付パネルDに上側からボルト取り付けされ、(b)流路形成ブロックBが下部流路ブロックCに上側からボルト取り付けされ、(c)コンポーネント部品Eが固定された上部モジュールブロックAが、流路形成ブロックBに上側からボルト取り付けされ、(d)流路形成ブロックBを取付パネルDに取り付けるための取付孔25に、座ぐり25aが形成され、(e)流路形成ブロックBを下部流路ブロックCに取り付けるための取付孔35に、座ぐり36が形成され、(f)下部流路ブロックCを取付パネルDに連結するためのボルト頭、及び流路形成ブロックBを下部流路ブロックCに連結するためのボルト頭が、座ぐり孔25a及び座ぐり孔36に入り、上部モジュールブロックAを取り付けたときに、図34に示すように、上面からは見えないので、誤って流路形成ブロックB及び下部流路ブロックCを取付パネルから取り外してしまう恐れがない。また、余分なボルト頭が隠れているため、作業者に余分な確認作業を行わせる必要がなく、メインテナンス作業の効率を高めることができる。
【0058】
なお、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において以下のように実施することもできる。
例えば、上記各実施の形態では、モジュールブロックに取付られる機器として、マスフローコントローラ、供給弁、パージ弁、真空弁、逆止弁、レギュレータ、フィルタを例示したが、必要に応じて他の気体用機器を使用してもよく、同様の効果が得られる。
また、本発明に係るプロセスガス供給ユニットは、取付パネル12を用いずに、壁等を構成する金属板に直接ベースプレートを取り付けることも可能である。
【0059】
【発明の効果】
本発明のプロセスガス供給ユニットによれば、(a)プロセスガス供給に使用されるコンポーネント部品の1つが取り付けられている上部モジュールブロックと(b)上部モジュールブロックがボルト止めされ、コンポーネント部品間を接続して流路を形成する流路形成ブロックと、(c)異なる流路形成ブロックの各々の下面に取り付けられ、異なる流路形成ブロックに形成されている各々の流路を接続する接続流路が形成された下部流路ブロックとを有しているので、全てのコンポーネント部品が、パイプを用いることなく、上部モジュールブロックを介して流路形成ブロックに直接取り付けられているので、全体を集積化してコンパクト化することができる。また、パイプから発生するパーティクルの恐れがなくなった。
【0060】
また、全てのコンポーネント部品が上部モジュールブロックに対して、また、全ての上部モジュールブロックが下部流路ブロックに対して、さらに、全ての下部流路ブロックが取付パネルに対して、それぞれ同じ所定方向からボルト止めされているので、取付パネルが機械や壁に密着して取り付けられている場合でも、取付パネルを取り外すことなく、全ての機器、上部モジュールブロック、流路形成ブロック、及び下部流路ブロックを取り外し又は取り付けることが可能である。なお、使用する全てのボルトの径及び長さを統一すれば、取り外し・取り付け作業を行うときに、ボルトを特別に仕分けする必要がなく、作業効率を高めることができる。
【0061】
また、上部モジュールブロックが、(a)下面寸法が同一正方形で流路パターンの異なる2以上の種類を備え、(b)流路形成ブロックが、上面寸法及び下面寸法が上部モジュールブロックと同一正方形で流路パターンの異なる2以上の種類を備え、(c)上部モジュールブロック、流路形成ブロックとを組み合わせることにより、任意のコンポーネント部品を組み合わせてプロセスガス供給ユニットを構成しているので、上部モジュールブロック、流路形成ブロック、及び下部流路ブロックについて規格品を組み合わせるだけでほとんど全ての回路を具体化できるため、任意の回路を迅速に製作することができる。また、それらの規格品は、予めパーティクルを十分除去した状態で供給されるため、従来のように流路を工作機械で加工した後、すぐにラインに使用しなければならなかった時と比較して、半導体製造工程におけるパーティクルの発生を低減することができる。
【0062】
また、(a)上部モジュールブロックの下面が正方形であって、下面の中心位置にコンポーネント部品と接続して形成された第1ポートと、(b)第1ポートから正方形の各辺へのおろした4本の垂線上の一箇所に形成された第2ポートと、(c)第2ポートと直角方向に形成された第3ポートとを有するので、任意の回路を構成する自由度を増加させることができる。
また、第3ポートが、上部モジュールブロック内部で、その上端が第1ポートと接続しているので、流路形成ブロック及び下部流路ブロックのV字流路で流路を接続するときに、V字の傾きを同じにしたままで、ブロックの厚みを増さずに流路を形成することができるため、流路形成ブロック及び下部流路ブロックを共通規格とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態である上部モジュールブロックA、流路形成ブロックB、及び下部流路ブロックCを用いて、1具体例であるプロセスガス供給ユニットを完成させた図である。
【図2】 図1の回路図である。
【図3】 図1のうち、取付パネルD及び下部流路ブロックCを示す図である。
【図4】 図1のうち、取付パネルD、下部流路ブロックC、及び流路形成ブロックBを示す図である。
【図5】 上部モジュールブロックAの第1タイプA1を示す図である。
【図6】 上部モジュールブロックAの第2タイプA2を示す図である。
【図7】 上部モジュールブロックAの第3タイプA3を示す図である。
【図8】 上部モジュールブロックAの第4タイプA4を示す図である。
【図9】 上部モジュールブロックAの16パターンを示す図である。
【図10】 流路形成ブロックBの第1タイプB1を示す図である。
【図11】 流路形成ブロックBの第2タイプB2を示す図である。
【図12】 流路形成ブロックBの第3タイプB3を示す図である。
【図13】 流路形成ブロックBの第4タイプB4を示す図である。
【図14】 流路形成ブロックBの第5タイプB5を示す図である。
【図15】 流路形成ブロックBの第6タイプB6を示す図である。
【図16】 流路形成ブロックBの第7タイプB7を示す図である。
【図17】 流路形成ブロックBの第8タイプB8を示す図である。
【図18】 流路形成ブロックBの第9タイプB9を示す図である。
【図19】 流路形成ブロックBの第10タイプB10を示す図である。
【図20】 流路形成ブロックBの第11タイプB11を示す図である。
【図21】 流路形成ブロックBの第12タイプB12を示す図である。
【図22】 流路形成ブロックBの第13タイプB13を示す図である。
【図23】 流路形成ブロックBの第14タイプB14を示す図である。
【図24】 入力弁5、パージ弁6、出力弁10、真空弁9として使用されるエアオペレーション弁を上部モジュールブロックAに取り付けた状態を示す図である。
【図25】 フィルタ7を上部モジュールブロックAに取り付けた状態を示す図である。
【図26】 手動弁1を上部モジュールブロックAに取り付けた状態を示す図である。
【図27】 レギュレータ3を上部モジュールブロックAに取り付けた状態を示す図である。
【図28】 圧力計4を上部モジュールブロックAに取り付けた状態を示す図である。
【図29】 下部流路ブロックCの斜視図である。
【図30】 下部流路ブロックCの平面及び断面図である。
【図31】 第1流路説明図である。
【図32】 第2流路説明図である。
【図33】 第3流路説明図である。
【図34】 説明用部分断面図である。
【図35】 図4の流路形成ブロックBを略図で示した図である。
【図36】 下部流路ブロックCの説明図である。
【図37】 従来のプロセスガス供給ユニットの構成図である。
【図38】 図37の回路図である。
【符号の説明】
A 上部モジュールブロック
B 流路形成ブロック
C 下部流路ブロック
D 取付パネル
E コンポーネント部品
3 レギュレータ
4 圧力計
5 入力弁
6 パージ弁
7 フィルタ
8 マスフローコントローラ
10 出力弁

Claims (8)

  1. 下面寸法が同一正方形で流路パターンの異なる2以上の種類を備え、プロセスガス供給に使用されるコンポーネント部品(E)の1つが取り付けられている上部モジュールブロック(A)と、
    上面寸法及び下面寸法が前記上部モジュールブロック(A)と同一正方形で流路パターンの異なる2以上の種類を備え、前記上部モジュールブロック(A)がボルト止めされ、前記コンポーネント部品(E)間を接続して流路を形成する流路形成ブロック(B)と、
    異なる前記流路形成ブロック(B)の各々の下面に取り付けられ、前記異なる流路形成ブロック(B)に形成されている各々の流路を接続する接続流路(27)が形成された下部流路ブロック(C)とを有し、
    前記上部モジュールブロック(A)、前記流路形成ブロック(B)とを組み合わせることにより、任意のコンポーネント部品(E)を組み合わせてプロセスガス供給ユニットを構成することを特徴とするプロセスガス供給ユニット。
  2. プロセスガス供給に使用されるコンポーネント部品(E)の1つが取り付けられている上部モジュールブロック(A)と、
    前記上部モジュールブロック(A)がボルト止めされ、前記コンポーネント部品(E)間を接続して流路を形成する流路形成ブロック(B)と、
    異なる前記流路形成ブロック(B)の各々の下面に取り付けられ、前記異なる流路形成ブロック(B)に形成されている各々の流路を接続する接続流路(27)が形成された下部流路ブロック(C)とを有し、
    前記上部モジュールブロック(A)の下面が正方形であって、
    下面の中心位置に前記コンポーネント部品(E)と接続して形成された第1ポート(19)と、
    前記第1ポート(19)から前記下面の各辺におろした4本の垂線上の一箇所に形成された第2ポート(13)(17)と、
    前記上部モジュールブロック(A)の下面に、前記第1ポート(19)を中心として前記第2ポート(13)(17)に対して直角方向に形成された第3ポート(15)(16)とを有することを特徴とするプロセスガス供給ユニット。
  3. 請求項に記載するプロセスガス供給ユニットにおいて、
    前記第3ポート(15)(16)が、前記上部モジュールブロック(A)内部で、その上端が前記第1ポート(19)と接続することを特徴とするプロセスガス供給ユニット。
  4. 請求項に記載するプロセスガス供給ユニットにおいて、
    前記流路形成ブロック(B)が、
    上面寸法及び下面寸法が前記上部モジュールブロック(A)の下面と同一正方形であって、
    前記流路形成ブロック(B)の上面の中心に前記上部モジュールブロック(A)の前記第1ポート(19)と連通する流路第1ポート(31)と、
    前記流路第1ポート(31)から前記流路形成ブロック(B)の上面の各辺におろした4本の垂線上の一箇所に形成され、前記上部モジュールブロック(A)の前記第2ポート(13)(17)と接続する流路第2ポート(33)と、
    前記流路形成ブロック(B)の上面に、前記流路第1ポート(31)を中心として前記流路第2ポート(33)に対して直角方向に形成され、前記上部モジュールブロック(A)の前記第3ポート(15)(16)と接続する流路第3ポート(38)(40)とを有することを特徴とするプロセスガス供給ユニット。
  5. 請求項に記載するプロセスガス供給ユニットにおいて、
    前記下部流路ブロック(C)に略V字形の流路(27)が形成されていることを特徴とするプロセスガス供給ユニット。
  6. プロセスガス供給に使用されるコンポーネント部品(E)の1つが取 り付けられている上部モジュールブロック(A)と、
    前記上部モジュールブロック(A)がボルト止めされ、前記コンポーネント部品(E)間を接続して流路を形成する流路形成ブロック(B)と、
    異なる前記流路形成ブロック(B)の各々の下面に取り付けられ、前記異なる流路形成ブロック(B)に形成されている各々の流路を接続する断面がV字型の連通路(27)が形成された下部流路ブロック(C)とを有し、
    前記下部流路ブロック(C)の上面に前記連通路(27)で連通されている一対の連通孔(22)(23)が形成され、
    前記一対の連通孔(22)(23)に直交して、前記下部流路ブロック(C)を取付パネル(D)に取り付けるための一対の取付孔(25)が形成され、
    前記下部流路ブロック(C)が、略直方体形状であって、前記一対の取付孔(25)が形成されている両側稜線部に切り欠き逃げ部(26)が形成されていることを特徴とするプロセスガス供給ユニット。
  7. プロセスガス供給に使用されるコンポーネント部品(E)の1つが取り付けられている上部モジュールブロック(A)と、
    前記上部モジュールブロック(A)がボルト止めされ、前記コンポーネント部品(E)間を接続して流路を形成する流路形成ブロック(B)と、
    異なる前記流路形成ブロック(B)の各々の下面に取り付けられ、前記異なる流路形成ブロック(B)に形成されている各々の流路を接続する接続流路(27)が形成された下部流路ブロック(C)とを有し、
    前記下部流路ブロック(C)が取付パネル(D)に上側からボルト取り付けされ、
    前記流路形成ブロック(B)が前記下部流路ブロック(C)に上側からボルト取り付けされ、
    前記コンポーネント部品(E)が固定された前記上部モジュールブロック(A)が、前記流路形成ブロック(B)に上側からボルト取り付けされ、
    前記下部流路ブロック(C)を前記取付パネル(D)に取り付けるための取付孔(25)に、座ぐり(25a)が形成され、
    前記流路形成ブロック(B)を前記下部流路ブロック(C)に取り付けるための取付孔(35)に、座ぐり(36)が形成され、
    前記下部流路ブロック(C)を前記取付パネル(D)に連結するためのボルト頭、及び前記流路形成ブロック(B)を前記下部流路ブロック(C)に連結するためのボルト頭が、前記座ぐり孔(25a)(36)に入り、前記上部モジュールブロック(A)を取り付けたときに、上面からは見えないことを特徴とするプロセスガス供給ユニット。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載するプロセスガス供給ユニットにおいて、
    前記流路形成ブロック(B)には、各前記上部モジュールブロック(A)の流路を接続する接続流路が形成されていることを特徴とするプロセスガス供給ユニット。
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