JP3779191B2 - 太陽電池並列アレイの接続確認方法 - Google Patents

太陽電池並列アレイの接続確認方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池モジュールを並列接続してなる太陽電池並列アレイまたは太陽電池モジュールの直列ストリングを並列接続してなる太陽電池並列アレイにおいて、その並列接続状態を確認するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば小型の太陽電池モジュールを組み込んだ複数の屋根瓦を屋根に設置して太陽電池システムを構築することは周知である。この太陽電池システムは、一般的に図15,図16に示すように複数の太陽電池モジュール100からなる太陽電池並列アレイとして提供される。なお、太陽電池モジュール100の正極端子と負極端子からそれぞれ1本ずつリード線101,102が延びている。これらリード線101,102の先端にはコネクタ103,104が取り付けられている。
【0003】
1個の太陽電池モジュール100で十分な電圧が生じる場合には、図15に示すように太陽電池モジュール100を並列接続する。詳述すると、並列接続用の正極側幹線110と負極側幹線120が用意される。これら幹線110、120には複数の分岐線111,121がそれぞれ接続され、これら分岐線111,121の先端には、コネクタ115,125がそれぞれ取り付けられている。これらコネクタ115,125に上記太陽電池モジュール100のコネクタ103,104を接続することにより、太陽電池モジュール100が並列接続される。
【0004】
1個の太陽電池モジュール100で所望の電圧を得られない場合には、図16に示すように複数の太陽電池モジュール100を直列接続して直列ストリング105を構成する。すなわち、隣接する太陽電池モジュール100のコネクタ103,104同士を接続する。この直列ストリング105を並列接続することにより、太陽電池並列アレイを得る。この並列接続に際しては、図15の場合と同様に、正極側幹線110と負極側幹線120を用意し、そのコネクタ115,125に直列ストリング105の両端のコネクタ103,104を接続する。
【0005】
図15,図16に示す太陽電池並列アレイは、幹線110,120の一端がパワーコンディショナー(インバータ)に接続された状態で使用に供される。この太陽電池並列アレイは、施工後においてパワーコンディショナーに接続する前に、太陽電池モジュールの並列接続状態,直列ストリングの並列接続状態を確認する必要がある。従来では、図示のように、太陽電池並列アレイの幹線110,120に電圧測定器130を接続する。そして、電圧測定器130で所定電圧を測定した時には、正常な並列接続がなされたものと判断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記接続確認方法では、電圧測定器130で測定される電圧(太陽電池アレイの発電量)が天候等によって左右され、正確な接続確認を行うことができなかった。例えば、図15において1つの太陽電池モジュール100が幹線110,120に接続されていない場合であっても、天候が良好であれば他の太陽電池モジュール100で発生する電圧すなわち電圧測定器130で測定される電圧が上記所定電圧となってしまうため、正常に接続されたものと誤判断してしまうのである。同様に、図16において1つの直列ストリング105が電線110,120と接続されていない場合であっても、他の直列ストリング105で発生する電圧により、正常に接続されたものと誤判断してしまうのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の太陽電池並列アレイ接続確認方法の第1態様では、太陽電池モジュールを複数備え、各太陽電池モジュールに対応して正極側補助電線路と負極側補助電線路とを備え、正極側補助電線路の両端に正極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続し、負極側補助電線路の両端に負極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続し、太陽電池モジュールの正極端子を正極側補助電線路または正極側の第1,第2接続端子のいずれかに接続し、太陽電池モジュールの負極端子を負極側補助電線路または負極側の第1,第2接続端子のいずれかに接続し、
隣接する太陽電池モジュールの正極側の第1,第2の接続端子同士を接続するとともに、隣接する太陽電池モジュールの負極側の第1,第2の接続端子同士を接続することにより、複数の正極側補助電線路からなる正極側電線路と、複数の負極側補助電線路からなる負極側電線路とを備えた太陽電池並列アレイを構築し、
上記太陽電池並列アレイの正極側,負極側電線路の一端に位置する正極側第1接続端子,負極側第1接続端子に、発信手段を接続し、上記正極側,負極側電線路の他端に位置する正極側第2接続端子,負極側第2接続端子に、検出手段を接続し、
上記発信手段から信号を発し、この信号を正極側,負極側電線路を経て検出手段で検出することにより、太陽電池モジュールの並列接続状態を確認する。
【0008】
本発明の第2の態様では、第1態様と同様に太陽電池並列アレイを構築し、その後で、上記太陽電池並列アレイの正極側,負極側電線路の一端に位置する正極側第1接続端子,負極側第1接続端子の一方に、発信手段を接続し、他方に検出手段を接続し、上記正極側,負極側電線路の他端に位置する正極側第2接続端子と負極側第2接続端子との間に、信号通過手段を接続し、
上記発信手段から信号を発し、この信号を正極側,負極側電線路の一方の電線路,信号通過手段,他方の電線路を経て検出手段で検出することにより、太陽電池モジュールの並列接続状態を確認する。
【0009】
本発明の第3の態様は、第1,第2態様の接続確認方法において、各太陽電池モジュールの正極端子から延びる2本の正極側リード線の先端に上記正極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続し、各太陽電池モジュールの負極端子から延びる2本の負極側リード線の先端に上記負極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続し、上記2本の正極側リード線により上記正極側補助電線路を構成し、上記2本の負極側リード線により上記負極側補助電線路を構成する。
【0010】
本発明の太陽電池並列アレイ接続確認方法の第4の態様では、両端に正極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続した正極側補助電線路と、両端に負極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続した負極側補助電線路と、直列接続された複数の太陽電池モジュールとを備え、一端側の太陽電池モジュールの正極端子を正極側補助電線路または正極側の第1,第2接続端子のいずれかに接続し、他端側の太陽電池モジュールの負極を負極側補助電線路または負極側の第1,第2接続端子のいずれかに接続することにより、直列ストリングを構成し、
上記直列ストリングを複数備え、隣接する直列ストリングの正極側の第1,第2の接続端子同士を接続するとともに、隣接する直列ストリングの負極側の第1,第2の接続端子同士を接続することにより、複数の正極側補助電線路からなる正極側電線路と、複数の負極側補助電線路からなる負極側電線路とを構成した太陽電池並列アレイを構築し、
上記太陽電池並列アレイの正極側,負極側電線路の一端に位置する正極側第1接続端子,負極側第1接続端子に、発信手段を接続し、上記正極側,負極側電線路の他端に位置する正極側第2接続端子,負極側第2接続端子に、検出手段を接続し、
上記発信手段から信号を発し、この信号を正極側,負極側電線路を経て検出手段で検出することにより、直列ストリングの並列接続状態を確認する。
【0011】
本発明の第5の態様では、第4態様と同様にして太陽電池並列アレイを構築し、その後で、上記太陽電池並列アレイの正極側,負極側電線路の一端に位置する正極側第1接続端子,負極側第1接続端子のいずれか一方に、発信手段を接続し、他方に検出手段を接続し、上記正極側,負極側電線路の他端に位置する正極側第2接続端子,負極側第2接続端子間に、信号透過手段を接続し、
上記発信手段から信号を発し、この信号を正極側,負極側電線路の一方の電線路,信号透過手段,他方の電線路を順に経て検出手段で検出することにより、直列ストリングの並列接続状態を確認する。
【0012】
本発明の第6態様は、第4,第5態様の接続確認方法において、上記直列ストリングの直列接続状態を予め工場で確認する。
本発明の第7態様は、第1〜第6態様の接続確認方法において、上記発信手段が交流信号を発する。
本発明の第8態様は、第3,第5態様の接続確認方法において、上記発信手段が交流信号を発し、上記信号透過手段が上記正極側,負極側の第2接続端子に接続される一対の接続端子と、これら接続端子間に接続されるコンデンサを有する。
本発明の第9態様は、第1〜第6態様の接続確認方法において、上記発信手段が直流信号を発する。
【0013】
本発明の第10態様は、第3,第5態様の接続確認方法において、上記発信手段が直流信号を発し、上記信号透過手段が上記正極側,負極側の第2接続端子に接続されるとともに互いに接続される一対の接続端子を有する。
本発明の第11態様は、第9,第10態様の接続確認方法において、上記並列接続状態の確認の際には、太陽電池モジュールに光が当たらない状態にする。
本発明の第12態様は、第1〜第11態様の接続確認方法において、上記正極側第1接続端子と負極側第1接続端子が共通の第1コネクタに設けられ、上記正極側第2接続端子と負極側第2接続端子が共通の第2コネクタに設けられている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態について、図1,図2を参照しながら説明する。本実施形態の太陽電池並列アレイAは、複数(本実施形態では3つ)の太陽電池モジュール10を施工現場で並列接続することにより、構成されている。太陽電池モジュール10は周知のように平板形状をなし、マトリックス状に配置された多数の太陽電池セルを内蔵するとともに、逆流防止ダイオードを内蔵している。太陽電池モジュール10を図示しない屋根瓦形状のベースで支持することにより、屋根瓦(太陽電池アッセンブリ)が構成される。
【0018】
図1に示すように、太陽電池モジュール10は、正極端子11と負極端子12とを有している。太陽電池モジュール10の下面に設けられた端子ボックス15からは2芯ケーブル20,30が導出されている。端子ボックス15内において、ケーブル20,30の一方のリード線21,31(正極側リード線)の基端は、太陽電池モジュール10の正極端子11に接続されており、他方のリード線22,32(負極側リード線)の基端は負極端子12に接続されている。リード線21,31は正極側補助電線路61を構成し、リード線22,32は負極側補助電線路62を構成している。
【0019】
上記ケーブル20,30の先端にはコネクタ40,50(第1,第2のコネクタ)がそれぞれ設けられている。コネクタ40に設けられた接続端子41,42(正極側の第1接続端子、負極側の第1接続端子)は、上記リード線21,22の先端にそれぞれ接続されている。同様に、コネクタ50に設けられた接続端子51,52(正極側の第2接続端子、負極側の第2接続端子)は、上記リード線31,32の先端にそれぞれ接続されている。コネクタ40,50のうち一方が雄型で他方が雌型となる。
上記太陽電池モジュール10をケーブル20,30を介してコネクタ40,50に接続する作業は、工場で行われる。
【0020】
施工現場にて隣接する太陽電池モジュール10のコネクタ40,50同士を着脱自在に接続することにより、複数の太陽電池モジュール10の正極端子11同士が、正極側のリード線21,31および接続端子41,51を介して接続されるとともに、複数の太陽電池モジュール10の負極端子12同士が、負極側のリード線22,32および接続端子42,52を介して接続される。このようにして、太陽電池モジュール10が並列接続されて、太陽電池並列アレイAが構成される。
【0021】
図2には、上記太陽電池並列アレイAが回路として示されている。太陽電池並列アレイAにおいて、複数の太陽電池モジュール10の正極側補助電線路61は正極側電線路1を構成し、複数の太陽電池モジュール10の負極側補助電線路62は負極側電線路2を構成する。これら電線路1,2の一端(図の左端)には、コネクタ40の接続端子41,42がそれぞれ接続され、他端にはコネクタ50の接続端子51,52が接続されることになる。
【0022】
上記構成の太陽電池並列アレイAは、コネクタ接続して屋根に設置した後に、正極側電線路1,負極側電線路2のコネクタ40(またはコネクタ50)を、パワーコンディショナー(図示しない)に接続することにより、施工を完了する。このパワーコンデショナーに接続する前に、以下の並列接続確認作業を行う。
【0023】
正極側電線路1,負極側電線路2のコネクタ40の接続端子41,42に、発信手段75を接続し、他方の端のコネクタ50の接続端子51,52に、検出手段85を接続する。
【0024】
上記発信手段75は、一対の接続端子71,72を有するコネクタ70と、これら一対の接続端子71,72に両極が接続された交流電源78とを備えている。このコネクタ70が上記太陽電池並列アレイAのコネクタ40に着脱自在に接続される。
【0025】
上記検出手段85は、一対の接続端子81,82を有するコネクタ80と、これら接続端子81,82に接続されたコンデンサ88a(直流成分カット手段)および増幅器88bからなる受信手段88と、増幅器88bの出力側に接続された発光素子89aおよびスピーカ89bからなる報知手段89とを備えている。上記コネクタ80が上記太陽電池並列アレイAのコネクタ50に接続される。
【0026】
上記接続状態において、交流電源78から交流信号(波形信号)を出力する。この交流信号は、電線路1,2を経て受信手段88に入力される。受信手段88では、コンデンサ88aが太陽電池モジュール10での発電により生じる直流成分をカットし、交流信号だけを増幅器88bで増幅して報知手段89に送る。これにより、報知手段89の発光素子89aが発光するとともに、スピーカ89bから音声が発せられる。その結果、施工者は接続が正常に行われたことを確認することができる。
【0027】
上記接続確認作業において、コネクタ40,50同士の接続が1箇所でも不完全な場合には、電線路1,2が断線した状態となり、交流電源75からの交流信号は受信手段88に入力せず、報知手段89の発光素子89aが発光せずスピーカ89bから音声が発せられない。その結果、施工者は接続不良と判断することができる。なお、本実施形態では、太陽電池モジュール10の正極端子11,負極端子12とリード線21,22,31,32の接続不良も、電線路1,2の断線となって表れるので、上記コネクタ接続不良と同様に検出することができる。
【0028】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。これら実施形態において、先行する実施形態に対応する構成部には、同番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0029】
図3に示す本発明の第2実施形態では、太陽電池モジュール10毎にそれぞれ1本の電線からなる正極側補助電線路61’および負極側補助電線路62’が装備されている。正極側補助電線路61’の両端は、接続端子41,51にそれぞれ接続されている。負極側補助電線路62’の両端は、接続端子42,52にそれぞれ接続されている。また、各太陽電池モジュール10の正極端子11、負極端子12にそれぞれ1本ずつリード線21’,32’の基端が接続されている。これらリード線21’,32’の先端は、上記正極側補助電線路61’,負極側補助電線路62’にそれぞれ接続されている。コネクタ40,50の接続により、複数の正極側補助電線路61’からなる正極側電線路1,複数の負極側補助電線路62’からなる負極側電線路2が得られる。
【0030】
第2実施形態の場合、リード線21’,32’の接続状態を工場で確認する。施工現場では、コネクタ40,50を介しての太陽電池モジュール10の並列接続状態を、第1実施形態と同様にして確認する。
【0031】
次に、本発明の第3実施形態について、図4を参照しながら説明する。本実施形態では、発信手段75は直流電源79を有しており、この直流電源79の両電極がコネクタ70の接続端子71,72に接続されている。他方、受信手段88は、直流成分をカットするためのコンデンサを含まず増幅器88bだけで構成されている。
【0032】
上記第3実施形態での接続確認方法は次の通りである。電線路1,2の両端のコネクタ40,50に、発信手段75のコネクタ40,検出手段85のコネクタ80をそれぞれ着脱自在に接続する。これにより、直流電源79からの直流信号(直流電圧信号)が電線路1,2を経て増幅器88bに達し、この増幅器88bからの増幅出力により、発光素子89a,スピーカ89bが働く。
【0033】
上記第3実施形態の接続確認方法を採用する場合には、太陽電池モジュール10を工場出荷の際に遮光シートで覆い、接続確認の際にもこの遮光シートを覆ったままにしておき、太陽電池モジュール10の非発電状態を維持する。これにより、太陽電池モジュール10による直流成分の発生を防止し、上記直流電源79からの直流信号を正確に検出することができる。
【0034】
次に、本発明の第4実施形態について図5を参照しながら説明する。本実施形態では、太陽電池並列アレイAのコネクタ40に発信手段75と検出手段85が接続され、他方のコネクタ50に信号透過手段90が接続されるようになっている。
【0035】
詳述すると、発信手段75と検出手段85は、共通のコネクタ70を有している。発信手段75は交流電源78を有し、その一方の電極がコネクタ70の一方の接続端子71に接続されている。受信手段88の増幅器88bの入力端子は、コネクタ70の他方の接続端子72に接続されている。
【0036】
上記信号透過手段90は、コンデンサ95(直流成分カット手段)とコネクタ80を含み、コンデンサ95の両極がコネクタ80の一対の接続端子81,82にそれぞれ接続されている。
【0037】
上記第4実施形態での接続確認方法は次の通りである。電線路1,2の一端のコネクタ40に、発信手段75,検出手段85のコネクタ40を接続し、他端のコネクタ50に信号透過手段90のコネクタ80を接続する。これにより、交流電源78からの交流信号が電線路1,信号透過手段90のコンデンサ95,電線路2を経て増幅器88bに達し、この増幅器88bからの増幅出力により、発光素子89a,スピーカ89bが作動する。信号透過手段90のコンデンサ95は、太陽電池モジュール10で発電される直流成分をカットする。
【0038】
次に、本発明の第5実施形態について図6を参照しながら説明する。この実施形態では、第4実施形態と同様に、太陽電池並列アレイAのコネクタ40に発信手段75と検出手段85が接続され、他方のコネクタ50に信号透過手段90が接続されるようになっている。ただし、発信手段75は、一方の極例えば正極がコネクタ70の接続端子71に接続された直流電源79を有している。信号透過手段90は、コネクタ80と、このコネクタ80の一対の接続端子81,82同士を接続する電線96とを有している。なお、接続端子81,82はコネクタ80内で接続されていてもよい。
【0039】
上記第5実施形態では、直流電源79からの直流信号が、第4実施形態と同様に、電線路1,信号透過手段90,電線路2を経由して増幅器88bに送られ、報知手段89を作動させる。この実施形態では第3実施形態と同様に太陽電池モジュール10を遮光シートで覆い、接続確認の際に太陽電池モジュール10の非発電状態を維持する。
【0040】
次に、本発明の第6の実施形態について、図7,図8を参照しながら説明する。この実施形態の太陽電池並列アレイB(図8にのみ示す)は、複数の直列ストリング5を、並列接続することにより構成される。
【0041】
図7に示すように、直列ストリング5は、直列接続してなる複数(本実施形態では3つ)の太陽電池モジュール10と、第1コネクタ40および第2コネクタ50と、1本の正極側電線61(正極側補助電線路)と、1本の負極側電線62(負極側補助電線路)とを備えている。電線61の両端は、コネクタ40,50の接続端子41,51にそれぞれ接続されている。電線62の両端はコネクタ40,50の接続端子42,52にそれぞれ接続されている。
【0042】
一端側(図の左端)の太陽電池モジュール10の正極端子11は、リード線7aを介してコネクタ40の接続端子41(正極側の第1接続端子)に接続されている。他端側の太陽電池モジュール10の負極端子12は、リード線7bを介して、コネクタ50の接続端子52(負極側の第2接続端子)に接続されている。隣接する太陽電池モジュール10の正極端子11と負極端子12は、リード線7cを介して接続されている。これにより、太陽電池モジュール10の直列接続がなされている。
【0043】
図8に示すように、隣接する直列ストリング5のコネクタ40,50同士(接続端子41,51同士,接続端子42,52同士)を接続することにより、直列ストリング5は並列接続され、太陽電池並列アレイBが得られる。この太陽電池並列アレイBにおいて、複数の直列ストリング5の電線61により、正極側電線路1が構成される。また、複数の直列ストリング5の電線62により、負極側電線路2が構成される。
【0044】
上記構成の太陽電池並列アレイBは、屋根に設置後に、正極側電線路1,負極側電線路2の端のコネクタ40(またはコネクタ50)を、パワーコンディショナー(図示しない)に接続することにより、施工を完了する。このパワーコンデショナーに接続する前に、以下の並列接続確認作業を行う。
【0045】
図1の第1実施形態と同様に、正極側電線路1,負極側電線路2の一方の端のコネクタ40に、交流電源78を含む発信手段75をコネクタ70を介して接続し、他方の端のコネクタ50にコネクタ80を介して検出手段85を接続する。上記接続状態において、発信手段75から交流信号(波形信号)を出力する。この交流信号は、電線路1,3を経て受信手段88に入力され、ここで増幅された出力により、報知手段89を作動させる。これにより、施工者は直列ストリング5の並列接続が正常に行われたことを確認することができる。
【0046】
上記接続確認作業において、直列ストリング5のコネクタ40,50同士の接続が1箇所でも不完全な場合には、電線路1,3が断線した状態となり、発信手段75からの交流信号は受信手段88に入力せず、報知手段89が作動しない。このようにして、施工者は直列ストリング5の並列接続不良と判断することができる。
【0047】
本実施形態の太陽電池並列アレイBでは、直列ストリング5が図16に示す従来の直列ストリング105と異なり、並列接続のための電線61,62を備え、その両端にそれぞれ接続端子41,51,42,52が接続される構成となっており、従来の幹線110,120が省略されている。このような構成を前提として、上記のような発信手段7,受信手段8を用いた並列接続確認が可能となる。
【0048】
上述した太陽電池並列アレイBの構築、すなわち直列ストリング5の並列接続作業に先だって、すなわち工場において出荷前に、各直列ストリング5での太陽電池モジュール10の直列接続の確認を行う。詳述すると、電圧測定器または電力測定器(図示しない)の一方の端子を直列ストリング5のコネクタ40の接続端子41に接続し、他方の端子をコネクタ50の接続端子52に接続する。太陽電池モジュール10の直列接続のための電経路(具体的にはリード線7a〜7c)の断線がなければ、太陽電池モジュール10の発電に伴う電圧が測定器で測定され、断線があれば電圧が測定されない。
この実施形態において、上記リード線7a,7bの先端は、補助電線路61,62にそれぞれ接続してもよい。
【0049】
図9に示す第7実施形態では、直列ストリング5において、正極側補助電線路61が一端側(左端側)の太陽電池モジュール10の2本のリード線61a,61bにより構成され、負極側補助電線路62が他端側の太陽電池モジュール10の2本のリード線62a,62bにより構成されている。詳述すると、リード線61a,61bの基端は左端側の太陽電池モジュール10の正極端子11に接続され、その先端は接続端子41,51にそれぞれ接続されている。リード線62a,62bの基端は右端側の太陽電池モジュール10の負極端子12に接続され、その先端は接続端子42,52に接続されている。
【0050】
上記構成の直列ストリング5も図7,図8の第6実施形態と同様にして並列接続される。並列接続確認方法,および直列ストリング5の直列接続確認方法も第6実施形態および後述の実施形態と同様であるからその詳細な説明は省略する。なお、この実施形態の直列ストリング5では、リード線61a,62bは直列接続用の電線路の一部をも構成している。
【0051】
なお、直列ストリングは、2本の多芯ケーブルを導出させた太陽電池モジュールを中間コネクタを介して接続する構成であってもよい。この場合、ケーブル内は、上記直列接続用のリード線のみならず、正極側補助電線路,負極側補助電線路を構成するリード線を含む。このような直列ストリングでも第1コネクタ、第2コネクタを有し、並列接続の仕方、並列接続確認方法,直列接続確認方法は上記第6実施形態および後述の実施形態と同様である。
【0052】
次に、本発明の第8実施形態を、図10を参照しながら説明する。この実施形態では、図8の第6実施形態と同様の構成をなす太陽電池並列アレイBを、図4に示す第3実施形態と同様に直流信号を用いて接続確認作業を行う。
【0053】
次に、本発明の第9実施形態を、図11を参照しながら説明する。この実施形態では、図8の第6実施形態と同様の構成をなす太陽電池並列アレイBを、図5に示す第4実施形態と同様に交流信号を用いて接続確認作業を行う。
【0054】
次に、本発明の第10実施形態を、図12を参照しながら説明する。この実施形態では、図8の第6実施形態と同様の構成をなす太陽電池並列アレイBを、図6に示す第5実施形態と同様に直流信号を用いて接続確認作業を行う。
【0055】
次に、本発明の第11実施形態を、図13を参照しながら説明する。本実施形態では、図3の第2実施形態と同様に、太陽電池モジュール10とリード線21’,32’と補助電線路61’、62’を備えている。図13には、太陽電池モジュール10を支持する屋根瓦形状の金属製ベース16が示されている(他の実施形態では図示を省略している)。第1コネクタ40’は正極側の第1接続端子41と負極側の第1接続端子42の他にアース端子43を有している。第2コネクタ50’も同様に、正極側の第2接続端子51と負極側の第2接続端子52の他にアース端子53を有している。これらアース端子43,53はアース線17を介してベース16に接続されている。上記太陽電池モジュール10とコネクタ40’、50’を、リード線21’,32’,補助電線路61’、62’を介して接続する作業およびコネクタ40’50’をアース線17を介してベース16に接続する作業は工場で行われる。また、これらの接続確認作業が工場で行われることは他の実施形態と同様である。
【0056】
施工現場で第1コネクタ40’と第2コネクタ50’とを接続すると、太陽電池モジュール10が並列接続されるとともに、アース端子43,53が接続される。なお、この太陽電池モジュール10の接地構造は、他の全ての実施形態でも適用できることは勿論である。
【0057】
本実施形態では、並列接続確認のために、直流電源91と電流計92(検出手段)からなる導通検査器93(導通検査手段)が用いられる。この導通検査器90は、検査線路95の中途部に設けられる。検査線路95の両端には、それぞれコネクタ70’,80’の接続端子75,85が接続されている。
【0058】
施工現場においてコネクタ40’,50’の接続により太陽電池モジュール10を並列接続した後で、コネクタ70’,80’を並列アレイAの両端に位置する第1コネクタ40’,第2コネクタ50’に接続し、コネクタ70’の接続端子75を第1コネクタ40’の負極側第1接続端子42に接続し、コネクタ80’の接続端子85を第2コネクタ50’の負極側第2接続端子52に接続する。その結果、負極側電線路2と検査線路95とで、閉じ回路が構成される。コネクタ40’,50’同士の接続が正常であれば、閉じ回路に電流が流れ、この電流が電流計92で検出される。このようにして、負極側電線路2の導通状態が確認され、ひいては太陽電池モジュール10の並列接続が確認される。なお、正極側電線路1の導通状態の検査は省くことができる。コネクタ40’,50’同士の接続が正常であれば、正極側電線路1の導通も確保されるからである。1箇所でもコネクタ40’,50’同士の接続が不良であれば、電流は検出されず、負極側電線路2の導通不良,太陽電池モジュール10の並列接続不良と判断することができる。
【0059】
上記実施形態において、コネクタ70’の接続端子75を第1コネクタ40’の正極側の第1接続端子41に接続し、コネクタ80’の接続端子85を第2コネクタ50’の正極側第2接続端子51に接続してもよい。この場合、正極側電線路1と検査線路95とで、閉じ回路が構成され、上記と同様にして正極側電線路1の導通を確認することにより、太陽電池モジュール10の並列接続を確認でき、負極側電線路2の導通確認を省くことができる。
【0060】
上記第11実施形態での並列接続確認方法は、図1に示す第1実施形態の太陽電池並列アレイAにも適用できることは勿論である。この実施形態でも、電線路1,2の一方のみの導通確認で、太陽電池モジュール10の並列接続確認を行うことができる。なお、図1の構成ではリード線21,22,31,32が電線路1,2を構成するので、電線路1,2の両方の導通確認を行えば、太陽電池モジュール10,コネクタ40’、50’への接続不良も検出することができる。
【0061】
次に、本発明の第12実施形態を、図14を参照しながら説明する。本実施形態は、図7または図9に示す直列ストリング5を複数並列接続してなる太陽電池並列アレイBに、上記第11実施形態の並列接続方法を適用したものである。すなわち、コネクタ70’,80’の接続端子75,85を、太陽電池並列アレイBの両端のコネクタ40,50の接続端子41,51に接続するか、接続端子42,52に接続し、正極側電線路1または負極側電線路2の導通を確認し、これにより直列ストリングBの並列接続を確認する。他の作用は第11実施形態と同様であるので、説明を省略する。
上記第11,第12実施形態で用いられる検出手段としては、ブザーや発光ダイオード等を用いてもよい。
【0062】
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様が可能である。例えば、上記実施形態では、太陽電池接続アレイをインバータに接続する前に、並列接続確認を行っている。これはインバータ接続状態ではインバータからのノイズにより正確な接続確認作業が阻害される可能性があるからである。しかし、インバータと太陽電池並列アレイとの間に開閉器を介在させる場合には、これらの接続作業が終了した後に、開閉器をオフにした状態で太陽電池並列アレイの接続確認作業を行ってもよい。
【0063】
発信手段,検出手段の正極側電線路,負極側電線路への接続に関しては、前述した実施形態と逆にしてもよい。
直流電源の正極側電線路,負極側電線路への接続に関しては、前述した実施形態と逆にしてもよい。
報知手段は、例えば交流波形を表示する画像表示部を有していてもよい。
複数の太陽電池モジュールを共通のベースに設置して1つの屋根瓦を構成してもよい。
交流電源,直流電源の電圧が高い場合には、受信手段としての増幅器は不要であり、この場合には、受信される信号により報知手段が直接駆動される。
高い電圧の直流信号を用いる場合には、太陽電池モジュールを覆わなくてもよい。この場合、受信手段で入力信号のレベルを閾値と比較し、閾値より高い場合に報知手段を駆動させる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1,第2態様によれば、太陽電池モジュールを並列接続してなる太陽電池並列アレイにおいて、太陽電池モジュールの発生電圧に依存しない信号を用いることにより、正確に並列接続確認を行うことができる。
本発明の第3態様によれば、上記並列確認の際に、太陽電池モジュールから導出されたリード線の接続確認も行うことができる。
【0065】
本発明の第4、第5態様によれば、太陽電池モジュールの直列ストリングを並列接続してなる太陽電池並列アレイにおいて、太陽電池モジュールの発電量に依存しない信号を用いることにより、正確に直列ストリングの並列接続確認を行うことができる。
本発明の第6態様によれば、直列接続ストリングの接続を工場で行うので、施工現場での作業を減じることができ、また、並列確認終了により全ての太陽電池モジュールの接続を確認することができる。
【0066】
本発明の第7,第8態様によれば、交流信号を用いることにより、太陽電池並列アレイの2本の電線路の接続確認をより一層正確に行うことができる。
本発明の第9,第10態様によれば、直流信号を用いて太陽電池並列アレイの2本の電線路の接続確認を行うことができる。
本発明の第11態様によれば、直流信号を用いた接続確認作業において、態様電池モジュールを遮光することにより、正確な接続確認を行うことができる。
本発明の第12態様によれば、上記正極側と負極側の接続端子を共通のコネクタに設けたことにより、並列接続作業の簡略化が図れるとともに、接続不良箇所の認定を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態をなす太陽電池並列アレイおよびその接続確認方法を示す概略図である。
【図2】 同アレイの回路および接続確認方法を示す概略図である。
【図3】 本発明の第2実施形態をなす太陽電池並列アレイの概略図である。
【図4】 本発明の第3実施形態をなす太陽電池並列アレイおよびその接続確認方法を示す概略図である。
【図5】 本発明の第4実施形態をなす太陽電池並列アレイおよびその接続確認方法を示す概略図である。
【図6】 本発明の第5実施形態をなす太陽電池並列アレイおよびその接続確認方法を示す概略図である。
【図7】 本発明の第6実施形態をなす直列ストリングの概略図である。
【図8】 同第6実施形態の太陽電池並列アレイおよびその接続確認方法を示す概略図である。
【図9】 本発明の第7実施形態をなす直列ストリングの概略図である。
【図10】 本発明の第8実施形態をなす太陽電池並列アレイおよびその接続確認方法を示す概略図である。
【図11】 本発明の第9実施形態をなす太陽電池並列アレイおよびその接続確認方法を示す概略図である。
【図12】 本発明の第10実施形態をなす太陽電池並列アレイおよびその接続確認方法を示す概略図である。
【図13】 本発明の第11実施形態をなす太陽電池並列アレイおよびその接続確認方法を示す概略図である。
【図14】 本発明の第12実施形態をなす太陽電池並列アレイおよびその接続確認方法を示す概略図である。
【図15】 従来の太陽電池並列アレイの一例を示す概略図である。
【図16】 従来の太陽電池並列アレイの他の例を示す概略図である。
【符号の説明】
A,B 太陽電池並列アレイ
1 正極側電線路
2 負極側電線路
5 直列ストリング
10 太陽電池モジュール
11 正極端子
12 負極端子
21,31 正極側リード線
22,32 負極側リード線
40,40’ 第1コネクタ
41 正極側の第1接続端子
42 負極側の第1接続端子
50,50’ 第2コネクタ
51 正極側の第2接続端子
52 負極側の第2接続端子
61 電線(正極側補助電線路)
61 正極側補助電線路
62 負極側補助電線路
75 発信手段
81,82 接続端子
85 検出手段
88 受信手段
89 報知手段
90 信号透過手段
91 電源
92 電流計(検出手段)
95 検査線路

Claims (12)

  1. 太陽電池モジュールを複数備え、各太陽電池モジュールに対応して正極側補助電線路と負極側補助電線路とを備え、正極側補助電線路の両端に正極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続し、負極側補助電線路の両端に負極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続し、太陽電池モジュールの正極端子を正極側補助電線路または正極側の第1,第2接続端子のいずれかに接続し、太陽電池モジュールの負極端子を負極側補助電線路または負極側の第1,第2接続端子のいずれかに接続し、
    隣接する太陽電池モジュールの正極側の第1,第2の接続端子同士を接続するとともに、隣接する太陽電池モジュールの負極側の第1,第2の接続端子同士を接続することにより、複数の正極側補助電線路からなる正極側電線路と、複数の負極側補助電線路からなる負極側電線路とを備えた太陽電池並列アレイを構築し、
    上記太陽電池並列アレイの正極側,負極側電線路の一端に位置する正極側第1接続端子,負極側第1接続端子に、発信手段を接続し、上記正極側,負極側電線路の他端に位置する正極側第2接続端子,負極側第2接続端子に、検出手段を接続し、
    上記発信手段から信号を発し、この信号を正極側,負極側電線路を経て検出手段で検出することにより、太陽電池モジュールの並列接続状態を確認することを特徴とする太陽電池並列アレイの接続確認方法。
  2. 太陽電池モジュールを複数備え、各太陽電池モジュールに対応して正極側補助電線路と負極側補助電線路とを備え、正極側補助電線路の両端に正極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続し、負極側補助電線路の両端に負極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続し、太陽電池モジュールの正極端子を正極側補助電線路または正極側の第1,第2接続端子のいずれかに接続し、太陽電池モジュールの負極端子を負極側補助電線路または負極側の第1,第2接続端子のいずれかに接続し、 隣接する太陽電池モジュールの正極側の第1,第2の接続端子同士を接続するとともに、隣接する太陽電池モジュールの負極側の第1,第2の接続端子同士を接続することにより、複数の正極側補助電線路からなる正極側電線路と、複数の負極側補助電線路からなる負極側電線路とを備えた太陽電池並列アレイを構築し、
    上記太陽電池並列アレイの正極側,負極側電線路の一端に位置する正極側第1接続端子,負極側第1接続端子の一方に、発信手段を接続し、他方に検出手段を接続し、上記正極側,負極側電線路の他端に位置する正極側第2接続端子と負極側第2接続端子との間に、信号通過手段を接続し、
    上記発信手段から信号を発し、この信号を正極側,負極側電線路の一方の電線路,信号通過手段,他方の電線路を経て検出手段で検出することにより、太陽電池モジュールの並列接続状態を確認することを特徴とする太陽電池並列アレイの接続確認方法。
  3. 各太陽電池モジュールの正極端子から延びる2本の正極側リード線の先端に上記正極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続し、各太陽電池モジュールの負極端子から延びる2本の負極側リード線の先端に上記負極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続し、上記2本の正極側リード線により上記正極側補助電線路を構成し、上記2本の負極側リード線により上記負極側補助電線路を構成することを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池並列アレイの接続確認方法。
  4. 両端に正極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続した正極側補助電線路と、両端に負極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続した負極側補助電線路と、直列接続された複数の太陽電池モジュールとを備え、一端側の太陽電池モジュールの正極端子を正極側補助電線路または正極側の第1,第2接続端子のいずれかに接続し、他端側の太陽電池モジュールの負極を負極側補助電線路または負極側の第1,第2接続端子のいずれかに接続することにより、直列ストリングを構成し、 上記直列ストリングを複数備え、隣接する直列ストリングの正極側の第1,第2の接続端子同士を接続するとともに、隣接する直列ストリングの負極側の第1,第2の接続端子同士を接続することにより、複数の正極側補助電線路からなる正極側電線路と、複数の負極側補助電線路からなる負極側電線路とを構成した太陽電池並列アレイを構築し、
    上記太陽電池並列アレイの正極側,負極側電線路の一端に位置する正極側第1接続端子,負極側第1接続端子に、発信手段を接続し、上記正極側,負極側電線路の他端に位置する正極側第2接続端子,負極側第2接続端子に、検出手段を接続し、
    上記発信手段から信号を発し、この信号を正極側,負極側電線路を経て検出手段で検出することにより、直列ストリングの並列接続状態を確認することを特徴とする太陽電池並列アレイの接続確認方法。
  5. 両端に正極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続した正極側補助電線路と、両端に負極側の第1,第2接続端子をそれぞれ接続した負極側補助電線路と、直列接続された複数の太陽電池モジュールとを備え、一端側の太陽電池モジュールの正極端子を正極側補助電線路または正極側の第1,第2接続端子のいずれかに接続し、他端側の太陽電池モジュールの負極を負極側補助電線路または負極側の第1,第2接続端子のいずれかに接続することにより、直列ストリングを構成し、 上記直列ストリングを複数備え、隣接する直列ストリングの正極側の第1,第2の接続端子同士を接続するとともに、隣接する直列ストリングの負極側の第1,第2の接続端子同士を接続することにより、複数の正極側補助電線路からなる正極側電線路と、複数の負極側補助電線路からなる負極側電線路とを構成した太陽電池並列アレイを構築し、
    上記太陽電池並列アレイの正極側,負極側電線路の一端に位置する正極側第1接続端子,負極側第1接続端子のいずれか一方に、発信手段を接続し、他方に検出手段を接続し、上記正極側,負極側電線路の他端に位置する正極側第2接続端子,負極側第2接続端子間に、信号透過手段を接続し、
    上記発信手段から信号を発し、この信号を正極側,負極側電線路の一方の電線路,信号透過手段,他方の電線路を順に経て検出手段で検出することにより、直列ストリングの並列接続状態を確認することを特徴とする太陽電池並列アレイの接続確認方法。
  6. 上記直列ストリングの直列接続状態を予め工場で確認することを特徴とする請求項4または5に記載の太陽電池並列アレイの接続確認方法。
  7. 上記発信手段が交流信号を発することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の太陽電池並列アレイの接続確認方法。
  8. 上記発信手段が交流信号を発し、上記信号透過手段が上記正極側,負極側の第2接続端子に接続される一対の接続端子と、これら接続端子間に接続されるコンデンサを有することを特徴とする請求項3または5に記載の太陽電池並列アレイの接続確認方法。
  9. 上記発信手段が直流信号を発することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の太陽電池並列アレイの接続確認方法。
  10. 上記発信手段が直流信号を発し、上記信号透過手段が上記正極側,負極側の第2接続端子に接続されるとともに互いに接続される一対の接続端子を有することを特徴とする請求項3または5に記載の太陽電池並列アレイの接続確認方法。
  11. 上記並列接続状態の確認の際には、太陽電池モジュールに
    光が当たらない状態にすることを特徴とする請求項9または10に記載の太陽電池並列アレイの接続確認方法。
  12. 上記正極側第1接続端子と負極側第1接続端子が共通の第1コネクタに設けられ、上記正極側第2接続端子と負極側第2接続端子が共通の第2コネクタに設けられていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の太陽電池並列アレイの接続確認方法。
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