JP3778660B2 - ホルムアルデヒド吸着建材用紙 - Google Patents

ホルムアルデヒド吸着建材用紙 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ホルムアルデヒド吸着性を備えた建材用紙、すなわち、ホルムアルデヒド吸着建材用紙に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、例えば、フローリング用床材に使用される合板の下地板等から発生するホルムアルデヒドを吸着するのに使用する建材用紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、建材に含まれている化学物質が人体に影響を及ぼすとされる「シックハウスシンドローム」が問題になってきており、「健康住宅」、「健康建材」への関心が高まっている。その背景には、省エネの観点から高気密、高断熱住宅が普及してきたこと、また、建材に使用される化学物質の量や種類が多くなってきたことがある。合板は建材として多量に使用されており、合板から発生するホルムアルデヒドは、「シックハウスシンドローム」の原因の一つとなっている。合板は、使用されている接着剤から放出されるホルムアルデヒドの量に基づき、JASの基準でF1、F2、F3に区分され各種のものが製造されている。F1合板はホルムアルデヒド放出量が0.5mg/l以下、F2合板は5mg/l以下、F3合板は10mg/l以下のものと定義されている。このうちF2、F3合板には、ユリア樹脂系、メラミン樹脂系、フェノール樹脂系接着剤が使用されている。合板中のこれらの接着剤には若干のホルムアルデヒドが残留しており、また、合板の加熱に伴い接着剤が熱分解しホルムアルデヒドが遊離したり、温度、湿度の影響により接着剤が加水分解しホルムアルデヒドが遊離したりする。こういったことから建材として使用中、長期にわたってホルムアルデヒドが合板から放散することになる。
ホルムアルデヒドは、沸点が−19.2℃で常温では無色の強い刺激臭のある気体であって、目、鼻及び呼吸器系統の粘膜に作用し強い刺激を与え、また皮膚に刺激を与える。ホルムアルデヒドが身体内に入ると、嘔吐、下痢、めまい、けいれん等を起こし、場合によっては意識不明に陥ることもある。
このような背景から、合板から放散するホルムアルデヒドによる人体へ悪影響を防止することが急務とされている。
ホルムアルデヒドを発生しない接着剤を使用することも可能であるが、接着性や生産性、価格等の点で未だ満足できるまでには至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、生活様式の変化、ニーズの多様化等に伴い、キッチン、リビング等を始め一般家庭にも合板を使用することが多くなってきている。合板には、下地板の表面に補強紙を介し突板が酢酸ビニル系の水溶性接着剤により接着されたものが多用されており、合板、とりわけF2、F3合板の製造において使用されているユリア樹脂系、メラミン樹脂系、フェノール樹脂系接着剤から前述したようにホルムアルデヒドが突板を通って室内に放散されることになり、ホルムアルデヒドによる健康への影響が懸念される。また、補強紙が適性でないと、補強紙に塗工した水溶性接着剤が補強紙の非塗工面にまで裏抜けしてしまい、合板製造時にマシンを汚す等のトラブルの原因となったり、水溶性接着剤の乾燥に伴って下地板との間で突板が浮き上がる現象、いわゆる、バブリングを引き起こしたりし、合板としての商品価値を減ずることにもなる。このような浮き上がり現象が生ずるとフロアーとしての美観が損なわれるとともに、突板は薄く割れやすいものであることからフロアーを歩いたりすることで突板にひび割れを生ずることにもなり、その上、ひび割れに水等がしみこんだりするとフロアーの耐久性を損なうことにもなる。
【0004】
この発明は、上記のような実情に鑑み鋭意研究の結果創案されたものであり、合板等から発生するホルムアルデヒドを吸着することができる建材用紙、とりわけ、フローリング用床材に使用される下地板と突板との間に介装させ、合板等から発生するホルムアルデヒドを吸着することができるとともに、突板と下地板との間での浮き上がり現象を抑制できる建材用紙を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明の建材用紙は、ホルムアルデヒド吸着剤が乾燥重量で0.5〜10.0g/m 塗工、含浸または内添され、JIS P 8117で規定される透気度が5〜100秒の建材用紙であって、該建材用紙は、合板等に使用する突板の補強紙に用いるものであることを特徴とする
この建材用紙を、下地用の合板と突板との間に使用することで、合板等から発生するホルムアルデヒドを吸着することができるとともに、例えば、合板の突板と下地板との間での浮き上がり現象を抑制できる。
前記建材用紙の透気度が、5秒未満では、例えば、酢酸ビニル系の水溶性接着剤によって建材用紙を介し下地板と突板とを接着させるとき、接着剤が建材用紙を通過して他面まで裏抜けしてしまい、合板製造時にマシンを汚す等のトラブルの原因となって好ましくなく、透気度が100秒を超えると、通気性が悪く接着剤の水分抜け(乾燥)が悪くなり、突板と下地板との間で浮き上がり現象が生じることになることから好ましくない。製造操業性から望ましい建材用紙の透気度は10〜30秒である。
【0006】
そして、前記建材用紙は、前記ホルムアルデヒド吸着剤の塗工、含浸または内添量が乾燥重量で0.5〜10.0g/m2 であることが好ましい。
塗工、含浸または内添されたホルムアルデヒド吸着剤が乾燥重量で0.5g/m2 未満では、ホルムアルデヒドの吸着性が不十分となって好ましくなく、10.0g/m2 を超えると、透気度が上昇し、接着剤の水分抜け(乾燥)が悪くなり、突板と下地板との間で浮き上がり現象が生じることになり、また、コストが高くなり、好ましくない。
【0007】
前記ホルムアルデヒド吸着剤は、含窒素化合物であることが、ホルムアルデヒドの吸着性能、および長期間にわたってホルムアルデヒドの吸着性を維持する上から好ましい。含窒素化合物としては、尿素、尿素誘導体化合物の他、各種アミノ酸、酸アミド類を例示することができる。
【0008】
前記建材用紙の用途としては、合板に使用する突板の補強紙であるが、プリント化粧板用原紙としても使用できる。補強紙として用いた場合には、そのまま使用することができる。プリント化粧板用原紙として使用する場合は、表面に印刷などを施し、合板等の表面に貼合させて、天井等用の平面形状用化粧板等に用いればよい。該建材用紙の貼合される対象としては、合板に限られず、パーチクルボード、中密度繊維板(MDF)等であってもよいことはもちろんである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下さらに詳細に説明する。
この発明において、ホルムアルデヒド吸着剤を塗工または含浸させる原紙には、JIS P 8117で規定される透気度が3〜90秒であるものを用いることが好ましい。
【0010】
原紙を製造する際のパルプ液中に内添する薬品のうち、紙力増強剤としては、カチオン化デンプン、ポリアクリルアマイド樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂等を用いることができる。特に、カチオン化デンプンは、ワイヤー剥離促進剤としても機能することから好ましい。その他、パルプ液中には、硫酸バンド等のサイズ定着剤、ピッチ除去剤、ロジンサイズ剤(ケン化型、エマルジョン型)、消泡剤、酸化チタン等の填料を添加することができる。
【0011】
パルプ液は通常の長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、または円網抄紙機によって抄造することができる。その後、例えば、約4.0%の水分率にまでヤンキードライヤー、または多筒式ドライヤーによって乾燥させ、原紙を得るようにすればよい。
【0012】
このような原紙に、ホルムアルデヒド吸着剤を塗工または含浸させ、JIS P 8117で規定される透気度が5〜100秒の建材用紙を得ることができる。
塗工または含浸には、ロールコーター、エアーナイフコーター、ブレードコーター、バーコーター、スプレー、サイズプレス等公知のものが採用でき、原紙の片面または両面にホルムアルデヒド吸着剤が供給される。このうち塗工または含浸量の均一性の観点からブレードコーター、特にチップブレード、ベントブレードによるものが好ましい。
【0013】
そして、該建材用紙をプリント化粧板用原紙として使用しこれに印刷する場合には、スーパーカレンダー処理を施すことが好ましい。スーパーカレンダーのニップ圧、またはニップ段数は、必要とする光沢度により適宜変更するが、通常、ニップ圧としては、145〜250kg/cmが好ましく、ニップ段数としては、5段以上とすることが好ましい。
【0014】
ホルムアルデヒド吸着剤を内添する場合は、塗工または含浸して得られる建材用紙に使用される原紙と同様な条件で抄造することができる。
【0015】
【実施例】
次に、実施例を比較例とともに示しさらに詳しく説明する。もちろんこの発明は以下の実施例によって限定されるものではない。
以下の実施例においては、各実施例に示される原紙を用いて試料を作製し、得られた試料の透気度、ホルムアルデヒド放出量を、以下の方法に従って測定した。
[測定項目および測定方法]
<1>透気度は、JIS P 8117に準拠して測定した。
<2>ホルムアルデヒド放出量は、JIS A 5905のデシケーター法に準拠して測定した。
【0016】
(実施例1)
L−BKP50%、N−BKP50%、フリーネス300cc、ポリアクリルアマイド系の紙力増強剤DRY50kg/T、定着剤としての硫酸バンド60kg/T、サイズ剤2kg/T、湿潤紙力剤10kg/Tを内添し、米坪33.1g/m2 の原紙を得た。
得られた原紙の透気度は、JIS P 8117に準拠して測定したところ12秒であった(表1参照)。
ホルムアルデヒド吸着剤として、尿素誘導体化合物(商品名;リケンレヂンFC:三木理研工業(株)製)80重量%、酸化澱粉(商品名;B−100:三和澱粉(株)製)20重量%混合して塗工液を調製し、これを前記原紙にスプレーによって片面塗工し、米坪34.1g/m2 の用紙Iを得た。該用紙Iの透気度は、JIS P 8117に準拠して測定したところ15秒であった(表1参照)。
ユリア樹脂系接着剤が使用されている市販輸入合板(厚さ12mm)を50×150mmに裁断し、その両面に、得られた用紙Iを酢酸ビニル系接着剤でそれぞれ接着し、試験片を作製した。該試験片10枚をデシケーター中に入れ、ホルムアルデヒド放出量をJIS A 5905のデシケーター法に準拠して測定した。結果は、表1に示す通りである。
また、試験片の作製において、接着剤塗工適性、すなわち前記酢酸ビニル系接着剤の裏抜けの有無を目視で観察した。結果は、表1に示す通りである。
【0017】
なお、対照例として、前記市販輸入合板を50×150mmに裁断したもののホルムアルデヒド放出量をJIS A 5905のデシケーター法に準拠して測定したところ、6.5mg/lであった。
【0018】
次に、前記市販輸入合板300×300mmの片面に、得られた用紙Iを酢酸ビニル系接着剤で接着し、次いで、該用紙Iを挟むようにして突板を酢酸ビニル系接着剤で接着し積層したものを合板貼合適性評価用の試験片とした。合板貼合適性は、試験片の突板の浮き上がり現象(膨れ)の有無を、80℃×4時間→20℃×2時間→80℃×4時間→20℃×2時間を1サイクルとして、5サイクル経過後、該試験片の突板の表面を目視で観察し、以下の指標により判断した。
○:膨れ無 ×:膨れ有
【0019】
前記用紙Iに硝化綿系インキによってグラビア印刷し、印刷による透気度、および、ホルムアルデヒド放出量への影響を評価した。印刷・乾燥後のものの透気度は、JIS P 8117に準拠して測定した。また、ホルムアルデヒド放出量は、ユリア樹脂系接着剤が使用されている市販輸入合板(厚さ12mm)を50×150mmに裁断し、その両面に、印刷・乾燥後のものを酢酸ビニル系接着剤でそれぞれ接着し、試験片を作製した。該試験片10枚をデシケーター中に入れ、ホルムアルデヒド放出量をJIS A 5905のデシケーター法に準拠して測定した。結果は、表1に示す通りであり、印刷による透気度、ホルムアルデヒド放出量への影響は少ないものである。
以上の、結果を総合し、建材用紙としての総合適性を以下の指標により判断した。
◎:優 ○:良好 ×:不適
結果は、表1に示す通りである。
【0020】
(実施例2)
実施例1で用いたと同一の尿素誘導体化合物を50重量%、酸化澱粉を50重量%混合して塗工液を調製し、これを実施例1で得られた原紙にブレードコーターによって片面塗工し、米坪35.5g/m2 の用紙IIを得た。該用紙IIの透気度は、JIS P 8117に準拠して測定したところ40秒であった(表1参照)。
用紙IIについて、実施例1と同様にしてホルムアルデヒド放出量の測定、酢酸ビニル系接着剤の塗工適性の評価、合板貼合適性の評価を行った。また、総合評価も実施例1と同様にして評価した。結果は、表1に示す通りである。
また、用紙IIに実施例1と同様にして印刷し、印刷による透気度、および、ホルムアルデヒド放出量への影響を評価した。結果は、表1に示すとおりである。
【0021】
(実施例3)
実施例1で用いたと同一の尿素誘導体化合物を60重量%、酸化澱粉を40重量%混合して塗工液を調製し、これを実施例1で得られた原紙にブレードコーターによって片面塗工し、米坪41.1g/m2 の用紙IIIを得た。該用紙IIIの透気度は、JIS P 8117に準拠して測定したところ90秒であった(表1参照)。
用紙IIIについて、実施例1と同様にしてホルムアルデヒド放出量の測定、酢酸ビニル系接着剤の塗工適性の評価、合板貼合適性の評価を行った。また、総合評価も実施例1と同様にして評価した。結果は、表1に示す通りである。
また、用紙IIIに実施例1と同様にして印刷し、印刷による透気度、および、ホルムアルデヒド放出量への影響を評価した。結果は、表1に示すとおりである。
【0022】
(比較例1)
実施例1で用いたと同一の尿素誘導体化合物を90重量%、酸化澱粉を10重量%混合して塗工液を調製し、これを実施例1で得られた原紙にブレードコーターによって片面塗工し、米坪50.1g/m2 の用紙IVを得た。該用紙IVの透気度は、JIS P 8117に準拠して測定したところ3,000秒であった(表1参照)。
用紙IVについて、実施例1と同様にしてホルムアルデヒド放出量の測定、酢酸ビニル系接着剤の塗工適性の評価、合板貼合適性の評価を行った。また、総合評価も実施例1と同様にして評価した。結果は、表1に示す通りである。
該用紙IVはホルムアルデヒド吸着剤の塗工量が多いことから、ホルムアルデヒド放出量は少ないものの、透気度が過大であって、酢酸ビニル系接着剤の裏抜けの恐れはないが、突板が浮き上がってしまい使用に耐えないものである。
また、用紙IVに実施例1と同様にして印刷し、印刷による透気度、および、ホルムアルデヒド放出量への影響を評価した。結果は、表1に示すとおりである。
【0023】
(比較例2)
L−BKP50%、N−BKP50%、フリーネス550cc、ポリアクリルアマイド系の紙力増強剤DRY50kg/T、定着剤としての硫酸バンド60kg/T、サイズ剤2kg/T、湿潤紙力剤10kg/Tを内添し、米坪33.1g/m2 の原紙を得た。
得られた原紙の透気度は、JIS P 8117に準拠して測定したところ1秒であった(表1参照)。
実施例1で用いたと同一の尿素誘導体化合物を60重量%、酸化澱粉を40重量%混合して塗工液を調製し、これを前記原紙にブレードコーターによって片面塗工し、米坪37.1g/m2 の用紙Vを得た。該用紙Vの透気度は、JIS P 8117に準拠して測定したところ4秒であった(表1参照)。
用紙Vについて、実施例1と同様にしてホルムアルデヒド放出量の測定、酢酸ビニル系接着剤の塗工適性の評価、合板貼合適性の評価を行った。また、総合評価も実施例1と同様にして評価した。結果は、表1に示す通りである。
該用紙Vのホルムアルデヒド放出量は、ホルムアルデヒド吸着剤の塗工量が適性なことから実施例1〜3と比べても遜色なく抑制されているものの、用紙Vは透気度が4秒と過小なことから、酢酸ビニル系接着剤塗工する際裏抜けしてしまい、合板と用紙との接着時にマシンを汚すことになる。
また、用紙Vに実施例1と同様にして印刷し、印刷による透気度、および、ホルムアルデヒド放出量への影響を評価した。結果は、表1に示すとおりである。
【0024】
【表1】
Figure 0003778660
【0025】
【発明の効果】
この発明は、以上詳しく説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
この発明の建材用紙によれば、合板等から発生するホルムアルデヒドを吸着することが可能であり、下地板と突板との間の補強紙として使用することで、合板等から発生するホルムアルデヒドを吸着することができるとともに、塗工する水溶性接着剤が補強紙の非塗工面にまで裏抜けし、合板製造時にマシンを汚す等のトラブルの原因となったりすることがない。また、水溶性接着剤の乾燥に伴って、下地板との間で突板が浮き上がる現象、いわゆる、バブリングを引き起こしたりすることが少なく、突板の浮き上がり現象や突板にひび割れを生ずることがないため、フロアーとしての美感を損なわず、耐久性を有し、合板としての商品価値を維持することが可能となる。

Claims (2)

  1. ホルムアルデヒド吸着剤が乾燥重量で0.5〜10.0g/m 塗工、含浸または内添され、JIS P 8117で規定される透気度が5〜100秒の建材用紙であって、
    該建材用紙は、合板等に使用する突板の補強紙に用いるものであることを特徴とするホルムアルデヒド吸着建材用紙。
  2. 前記ホルムアルデヒド吸着剤は、含窒素化合物からなることを特徴とする請求項1記載のホルムアルデヒド吸着建材用紙。
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