JP3776694B2 - 電池ホルダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲームソフトや事務機器など各種電子機器のメモリーバックアップ用として使用される電池ホルダの構造に関し、特に扁平型電池の収納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の扁平型電池の電池ホルダの構造を図10乃至図12に示す。図10は電池ホルダを示す平面図、図11は図10の11−11線における断面図、図12は図10の11−11線で切断した状態の斜視図である。
【0003】
図において、ケース31は合成樹脂などの絶縁材からなり、上部が開口された略筒状に形成されている。このケース31には、扁平型電池32の一面に対応する底板部31aと、この電池32の周面に対応する周壁部31bが設けられ、上面には前記電池32を挿入するための開口部31cが設けられている。また、前記周壁部31bの一端側には、切欠部31dが設けられ、この切欠部31dの他端側で前記周壁部31bの内側には、挿入された前記電池32の周面に当接してこの電池32を前記切欠部31d方向へ押圧する弾性を有する第1の端子33が配設されており、前記底板部31aの内面には、前記電池32の一面に当接する第2の端子34が配設されている。また、前記切欠部31dと前記第1の端子33が設けられた前記周壁部31bの上端側には、前記開口部31cから挿入された前記電池32の上面を抑えて、前記電池32が前記開口部31cから離脱するのを阻止する阻止突部31e、31fがそれぞれ形成されたものとなっている。
【0004】
前記第1、および第2の端子33、34は、ステンレス鋼板などのばね性のある金属板から形成され、表面にニッケルメッキなどが施されている。前記第1の端子33には、前記ケース31の周壁部31b内に配設され、前記扁平型電池32の周面(正極面)32aに接触する一対からなる第1の接点部33aが設けられており、また、前記第2の端子34には、前記ケース31の底板部31a内に配設され、前記電池32の下面(負極面)32bに接触する第2の接点部34aが設けられている。また、前記第1、および第2の端子33、34の一端側は、前記ケース31から外方へ突出されて、プリント基板35の導電パターン(図示せず)に接続されるものとなっている。
【0005】
次に、前記電池ホルダへ前記扁平型電池32を収納するには、前記プリント基板35上に前記電池ホルダを実装し、前記第1、および第2の端子33、34を前記導電パターン(図示せず)に半田付けした後、前記電池32を前記ケース31の開口部31cから斜めに傾けた状態で挿入する。この時、前記電池32は、その上面が前記周壁部31bの上端側に設けられたそれぞれの阻止突部31e、31fにより係止され、下面(負極面)32bが前記底板部31aに配設された前記第2の接点部34aと当接されることで保持され、前記電池32の周面(正極面)32aは、一対の前記第1の接点部33aと接触することで、前記ケース31内に収納されるものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の扁平型電池の電池ホルダの構造においては、前記ケース31の周壁部31bの上端側に電池32の離脱を阻止する前記阻止突部31e、31fを形成しており、前記ケース31の開口部31cから斜めに傾けた状態で電池を挿入してこの阻止突部31e、31fに電池上面を係止していることから、電池の挿入作業性が悪く、自動化が困難であり、また、阻止突部31e、31fの下にスライドさせて挿入するため、ケース31の収納部分の大きさが大きくなってしまうという問題があった。
【0007】
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、電池ホルダに扁平型電池を挿入する場合に、電池を真上から挿入できるようにすることで挿入作業性を向上させると共に、ケースの収納部分を大きくすること無しに電池を確実に保持することができる扁平型電池の電池ホルダの構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では第1の手段として、扁平型電池の一面に対応する底板部と、電池周面に対応する周壁部が設けられ、上面に電池が挿入される開口部を有するケースと、このケースの開口部内に配設され、電池の各電極と弾接する第1及び第2の端子とを備え、前記ケースの周壁部には、対向する位置に一対の切り欠き部を形成し、前記ケースには、電池の挿入部と挟持部を有すると共に、前記ケースの開口部側へ拡開した状態で対向して保持された一対の電池保持部を形成し、一対の前記電池保持部を、一対の前記切り欠き部内に軸を支点として回動可能に配設すると共に、一対の前記電池保持部が、前記電池挿入部への電池の挿入に伴って前記底板部側へ回動すると共に、前記挟持部で両側から電池を挟持するようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、第2の手段として、前記電池保持部は、前記切り欠き部に薄厚状のヒンジ部で連結されており、このヒンジ部で前記電池保持部が前記ケースの開口部側へ拡開した状態で対向して保持されると共に、電池の挿入に伴って前記電池保持部が回動することにより前記ヒンジ部が切断されるようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、第3の手段として、前記ケースの底板部周縁には、電池の逆挿入時に電池の上面縁部に当接してそれ以上の挿入を阻止する傾斜面部を設けたことを特徴とする。
【0011】
また、第4の手段として、前記傾斜面部は、電池挿入前の前記電池保持部の下側に位置する前記挟持部と電池の当接位置よりも上側に形成したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1乃至図8に示す。図1は本発明の電池ホルダを示す斜視図、図2は図1の一部を破断した状態の斜視図、図3は電池ホルダに電池を挿入した状態を示す斜視図、図4は電池ホルダに電池を正挿入した状態を示す説明図、図5は電池を逆挿入した状態を示す説明図、図6は電池の正挿入時を示す簡易説明図、図7は電池の逆挿入時を示す簡易説明図、図8は電池保持部とケースとにヒンジ部を有する電池ホルダを示す斜視図である。
【0015】
図において、ケース1は、合成樹脂などの絶縁材で略筒状に形成されており、その中央には扁平型電池2が収納される収納部1aが形成されている。この収納部1aには、前記電池2の一面と対応する平板状の底板部1bと、この底板部1bの周縁に立直した前記電池2の周面と対応する周壁部1cが形成されて、この周壁部1cの上端側が前記電池2が挿入される開口部1dとなっている。
【0016】
前記周壁部1cの内側面には、凹溝部1eが4個それぞれ対角線状に対向された状態で形成されており、この凹溝部1eには、前記電池2の正極面である周面2aと接触する後述する第1の端子4が4個それぞれ対角線状に対向された状態で配設されている。また、前記底板部1bには、一対の窓孔1fが設けられており、この窓孔1fの対向する一端側には、前記電池2の負極面である一面(下面)2bと接触する後述する第2の端子5がそれぞれ配設されたものとなっている。
【0017】
また、前記周壁部1cには、外側に切り欠いた一対の切り欠き部1g、1gが対向されて形成されており、この切り欠き部1g、1gの両側部には、一対の軸受け溝1h、1hが形成されている。この軸受け溝1h、1hに後述する電池保持部3の回動軸3aが係合されて回動可能に取り付けられるものとなっている。また、前記ケース1の前記切り欠き部1gを除いた底板部1b周縁には、斜面からなる傾斜面部1iが設けられており、前記電池2の逆挿入時に電池2の上面縁部に当接してそれ以上の挿入を阻止するようになっている。
【0018】
電池保持部3は、合成樹脂などの絶縁材で断面略U字状に形成されており、U字状の基部の両側部には、前記周壁部1cの軸受け溝1hに係合して回動可能に支持される回動軸3aが突出して形成されている。また、前記電池保持部3の中央には、電池が挿入される空間からなる挿入部3bと、この挿入部3bを挟んで上下に対向して配設された挟持部3c、3dとが形成されている。また、この挟持部3c、3dのうち下面側に形成された前記挟持部3dの内側下部には、斜面からなる傾斜面部3eが設けられている。
【0019】
また、前記収納部1aに前記電池2を挿入する場合、前記ケース1の底板部1bに形成された前記傾斜面部1iは、前記電池2を挿入する前の前記電池保持部3の下側に位置する前記挟持部3dの先端と前記電池2の上面との当接位置P1に対して、前記傾斜面部1iと前記電池2の上面との当接位置P2の方を上側に位置するように形成されており、確実に電池の逆挿入を阻止することが可能となっている。また、前記電池2の方向を正規に挿入した場合には、上面側に設けられた前記挟持部3cが、前記電池2の上面に確実に係止されるものとなり、電池2の離脱を防止するものとなっている。(図6及び図7)
【0020】
第1の端子4は、ステンレス鋼板などのばね性のある金属板から形成され、必要に応じて表面にニッケルなどのメッキ処理が施されている。この第1の端子4の一端側には、突出した突起からなる第1の接点部4aが形成されており、この第1の接点部4aが自身のばね性により前記電池2の正極面である周面2aに弾圧されて接触するようになっている。また、前記第1の端子4の他端側には、前記第1の接点部4aから延設された第1の接続部4bが形成されており、その先端部が前記ケース1の外部へ導出されたものとなっている。
【0021】
第2の端子5は、同じくステンレス鋼板などのばね性のある金属板から形成され、必要に応じて表面にニッケルなどのメッキ処理が施されている。この第2の端子5の一端側は、前記底板部1bの窓孔1fに配設され、その中央が切り起こされて、その先端側が前記収納部1aの開口部1d側を向くように形成されており、この先端には突出した突起からなる第2の接点部5aが形成されている。この第2の接点部5aが前記電池2の一面の負極面である下面2bに弾圧されて接触するようになっている。また、前記第2の端子5の他端側には、前記第2の接点部5aから延設された第2の接続部5bが形成されており、その先端部が前記ケース1の外部へ導出されたものとなっている。
【0022】
次に、上述した本発明の電池ホルダへ前記電池2を収納するには、図示しないプリント基板上に前記電池ホルダを実装し、前記第1、および第2の端子4、5の接続部4b、5bを、図示しない導電パターンにリフローなどの方法で半田付けをする。
【0023】
次に、前記電池2を前記ケース1の開口部1dに真上から挿入する。この時、前記電池2は、その両端部が前記開口部1dの切り欠き部1g、1gに設けられた前記電池保持部3の挿入部3bに挿入されることとなるが、この挿入に伴って、前記電池保持部3は、下側に設けられた前記挟持部3dが前記電池2の下面で押されることにより、前記切り欠き部1gの軸受け溝1hに係合された前記回動軸3aを中心として前記底板部1b側へと回動されることとなる。そして、前記電池保持部3が回動することにより、前記電池2は前記開口部1d内へと挿入され、前記収納部1a内に収納されるものとなる。
【0024】
この場合、前記電池2の挿入前の状態においては、前記電池保持部3の挿入部3bは、斜め上方を向いて係止されて前記開口部1d側に拡開した状態となっており、前記電池2を真上から挿入する場合に、上面側に形成された前記挟持部3cが多少長く形成されていても、電池2の挿入に伴って、前記電池保持部3が回動するようになっていることから、電池2の挿入を容易に行うことができると共に、確実に電池を保持することができるものとなっている。
【0025】
尚、図8に示すように、前記電池保持部3を前記ケース1に斜め上方を向いて係止させ、前記開口部1d側に拡開した状態とさせるために、前記電池保持部3を、前記切り欠き部1gに薄厚状のヒンジ部1jで連結するように形成しても良く、このヒンジ部1jを設けることにより、前記電池保持部3は、確実に前記ケース1の開口部1d側へ拡開した状態で対向して保持されるものとなる。また、前記ヒンジ部1jは、薄厚状に形成されているので、前記電池2の挿入に伴って前記電池保持部3が回動することにより前記ヒンジ部1jが切断されるようになっている。
【0026】
また、前記電池保持部3と前記切り欠き部1gとを、前記ヒンジ部1jで連結する場合に、前記ケース1と前記電池保持部3とを、前記ヒンジ部1jを介して同一材料で一体成形して形成することも可能であり、こうすることにより、部品点数の削減、及び組立作業性の向上が図れるものとなっている。
【0027】
また、前記電池2が前記収納部1aに収納された状態においては、前記電池2の正極面である周面2aは、前記第1の接点部4aに接触して、前記第1の端子4の弾性による押圧力により、それぞれ対向する周壁部1cの方向へ押圧された状態となっており、また、前記電池2の負極面である下面2bは、前記第2の接点部5aに接触して、前記第2の端子5の弾性による押圧力により対向する上面両端部が上面側の前記挟持部3cに押圧された状態となっていることから、電池2を上下、左右方向へ強固に係止することが可能となり、電池2を確実に前記収納部1aに保持できるものとなっている。この状態で、前記電池2は、前記第1の端子4の第1の接点部4aと第2の端子5の第2の接点部5aとに接続された状態で、前記ケース1内に収納されるものとなる。
【0028】
次に、電池2を逆方向に挿入した場合について図5乃至図7で説明する。図5は電池2を逆方向へ挿入した場合を示しており、前記電池2を前記ケース1の開口部1dから上下方向を逆(電池2の負極面である下面2bを上側)にして挿入した場合、前記電池2は、前記開口部1dに設けられた前記電池保持部3の挿入部3bに挿入されることとなる。前記ケース1の底板部1b周縁には、前記傾斜面部1iが設けられているため、図6に示すように電池2を正しい方向で挿入した場合には、前記傾斜面部1iと前記電池2の下側の外周端部とは当接しないようになっているが、図7に示すように電池2を逆方向へ挿入した場合には、この傾斜面部1iに電池2の上面縁部が当接するようになっている。
【0029】
このため、電池2を逆方向へ挿入した場合には、前記電池2の上面縁部が前記傾斜面部1iにぶつかり前記電池2は前記挿入部3bへのそれ以上の挿入が阻止され、電池2の挿入を阻止することができる。
【0030】
また、前記収納部1aに前記電池2を挿入する場合、前記ケース1の底板部1bに形成された前記傾斜面部1iは、前記電池2を挿入する前の前記電池保持部3の下側に位置する前記挟持部3dの先端と前記電池2の上面との当接位置P1に対して、前記傾斜面部1iと前記電池2の上面との当接位置P2の方を上側に位置するように形成されていることから、電池2を逆方向に挿入した場合には、前記電池保持部3が回動する前に前記電池2が前記傾斜面部1iと当接するようになっているため、確実に電池2の挿入を阻止することが可能となっている。
【0031】
上述した、本発明の電池ホルダの構成においては、上面に電池2が挿入される開口部1dを有する前記ケース1に、前記開口部1d側へ拡開した状態で対向して保持された一対の前記電池保持部3を形成し、この電池保持部3が、前記電池挿入部3bへの電池2の挿入に伴って前記底板部1b側へ回動すると共に、前記挟持部3c、3dで両側から電池2を挟持するようにしたことから、電池2を斜めに傾けた状態で挿入する必要がなく前記開口部1dの真上から挿入できるため挿入作業性が向上されると共に、前記ケース2の収納部分の大きさを大きくする必要がなく、電池を確実に保持することができる。
【0032】
また、前記ケース1の周壁部1cの対向する位置に、一対の前記切り欠き部1gを形成して、前記電池保持部3を前記切り欠き部1g内に前記回動軸3aを支点として回動可能に配設するようにしたので、構成が簡易となり、ケース1の小型化対応が可能となっている。
【0033】
図9は本発明の参考例である電池ホルダを示す参考図である。尚、図1乃至図8で説明した同一部品については、同一符号を付してその説明を省略する
【0034】
図9に示す参考例の電池ホルダは、電池保持部の構造が上記実施例とは一部相違している。上記実施例においては、前記電池保持部3は、前記回動軸3aで前記ケース1の切り欠き部1gの前記軸受け溝1hに回動可能に支持されており、また、一部は前記ケース1と同一材料のヒンジ部1jで前記ケース1の切り欠き部1gに一体的に形成されていたが、本参考例においては、ケース1とは異なる金属板などからなる端子で回動可能に形成されている。
【0035】
図9に示す電池保持部6は、金属材からなる第2の端子7の弾性を利用して、この第2の端子7に回動可能に取り付けられており、前記電池2を上下から挟持する挟持部6b、6cのうち下面側の挟持部6cの一部は、前記第2の端子7の切り起こし部で形成されている。また、この切り起こし部である下面側の挟持部6cには、前記電池2の負極面である下面2bと接触する第2の接点部7aが形成されており、前記電池2が前記電池保持部6の挿入部6aに挿入されると、この挿入に伴って、前記電池保持部6は、前記第2の接点部7aが前記電池2の下面で押されることにより、前記第2の端子7の弾性により前記底板部1b側へと回動されることとなる。そして、前記電池保持部3が回動することにより、前記電池2は前記開口部1d内へと挿入され、前記収納部1a内に収納されるものとなる。
【0036】
本構造によれば、前記電池保持部6は金属材の弾性によって回動可能に保持されており、前記電池保持部6は、前記第2の端子7の弾性によって確実に前記ケース1の開口部1d側へ拡開した状態で対向して保持されていることから、電池2の挿入を容易に行うことができると共に、確実に電池2を保持することができるものとなっている。また、前記ケース1と前記電池保持部6とを連結しておくヒンジ部などを設ける必要がないことから、構成が簡易となり、安価対応が図れるものとなっている。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電池ホルダは、上面に電池が挿入される開口部を有するケースに、開口部側へ拡開した状態で対向して保持された一対の電池保持部を形成し、この電池保持部が、電池挿入部への電池の挿入に伴って底板部側へ回動すると共に、挟持部で両側から電池を挟持するようにしたことから、電池を斜めに傾けた状態で挿入する必要がなく開口部の真上から挿入できるため挿入作業性が向上されると共に、ケースの収納部分の大きさを大きくする必要がなく、電池を確実に保持することができる。
【0038】
また、ケースの周壁部には、対向する位置に一対の切り欠き部を形成し、電池保持部は、切り欠き部内に軸を支点として回動可能に配設されていることから、構成が簡易となり、ケースの小型化対応が可能となる。
【0039】
また、電池保持部は、切り欠き部に薄厚状のヒンジ部で連結されており、このヒンジ部で電池保持部がケースの開口部側へ拡開した状態で対向して保持されると共に、電池の挿入に伴って電池保持部が回動することによりヒンジ部が切断されるようにしたことから、電池保持部は、確実にケースの開口部側へ拡開した状態で対向して保持されると共に、ヒンジ部を介して同一材料で一体成形して形成することにより、部品点数の削減、及び組立作業性の向上が図れる。
【0041】
また、ケースの底板部周縁には、電池の逆挿入時に電池の上面縁部に当接してそれ以上の挿入を阻止する傾斜面部を設けたことから、電池を逆方向へ挿入した場合には、電池の上面縁部が傾斜面部にぶつかり電池の挿入を阻止することができる。
【0042】
また、傾斜面部は、電池挿入前の電池保持部の下側に位置する挟持部と電池の当接位置よりも上側に形成したことから、電池2を逆方向に挿入した場合には、電池保持部が回動する前に傾斜面部に当接するため、確実に電池の挿入を阻止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である電池ホルダを示す斜視図である。
【図2】本発明の図1の一部を破断した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の電池ホルダに電池を挿入した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の電池ホルダに電池を正挿入した状態を示す説明図である。
【図5】本発明の電池ホルダに電池を逆挿入した状態を示す説明図である。
【図6】本発明の電池ホルダの電池の正挿入時を示す簡易説明図である。
【図7】本発明の電池ホルダの電池の逆挿入時を示す簡易説明図である。
【図8】本発明の電池保持部とケースとにヒンジ部を有する電池ホルダを示す斜視図である。
【図9】本発明の他の実施例である電池ホルダを示す斜視図である。
【図10】従来の電池ホルダの構造を示す平面図である。
【図11】従来の図10の11−11線における断面図である。
【図12】従来の図10の11−11線で切断した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース
1a 収納部
1b 底板部
1c 周壁部
1d 開口部
1e 凹溝部
1f 窓孔
1g 切り欠き部
1h 軸受け溝
1i 傾斜面部
1j ヒンジ部
2 電池
2a 周面(正極面)
2b 下面(負極面)
3,6 電池保持部
3a 回転軸
3b,6a 挿入部
3c,3d,6b,6c 挟持部
3e 傾斜面部
4 第1の端子
4a 第1の接点部
4b 第1の接続部
5,7 第2の端子
5a,7a 第2の接点部
5b 第2の接続部
Claims (4)
- 扁平型電池の一面に対応する底板部と、電池周面に対応する周壁部が設けられ、上面に電池が挿入される開口部を有するケースと、このケースの開口部内に配設され、電池の各電極と弾接する第1及び第2の端子とを備え、前記ケースの周壁部には、対向する位置に一対の切り欠き部を形成し、前記ケースには、電池の挿入部と挟持部を有すると共に、前記ケースの開口部側へ拡開した状態で対向して保持された一対の電池保持部を形成し、一対の前記電池保持部を、一対の前記切り欠き部内に軸を支点として回動可能に配設すると共に、一対の前記電池保持部が、前記電池挿入部への電池の挿入に伴って前記底板部側へ回動すると共に、前記挟持部で両側から電池を挟持するようにしたことを特徴とする電池ホルダ。
- 前記電池保持部は、前記切り欠き部に薄厚状のヒンジ部で連結されており、このヒンジ部で前記電池保持部が前記ケースの開口部側へ拡開した状態で対向して保持されると共に、電池の挿入に伴って前記電池保持部が回動することにより前記ヒンジ部が切断されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の電池ホルダ。
- 前記ケースの底板部周縁には、電池の逆挿入時に電池の上面縁部に当接してそれ以上の挿入を阻止する傾斜面部を設けたことを特徴とする請求項1、又は2記載の電池ホルダ。
- 前記傾斜面部は、電池挿入前の前記電池保持部の下側に位置する前記挟持部と電池の当接位置よりも上側に形成したことを特徴とする請求項3記載の電池ホルダ。
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