JP3776562B2 - 車両位置検索システム - Google Patents
車両位置検索システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3776562B2 JP3776562B2 JP13675997A JP13675997A JP3776562B2 JP 3776562 B2 JP3776562 B2 JP 3776562B2 JP 13675997 A JP13675997 A JP 13675997A JP 13675997 A JP13675997 A JP 13675997A JP 3776562 B2 JP3776562 B2 JP 3776562B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- signal
- position information
- vehicle position
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Audible And Visible Signals (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Navigation (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両から離れた位置にあるときに当該車両の位置を検索することができる車両位置検索システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、駐車場などに駐車された多くの車両の中から、駐車位置が分からない状態で、特定の車両を探す作業は面倒である。特に、広大な敷地に設けられた駐車場の場合には、数多くの車両の中から探さなければならず、その作業は非常に面倒で時間がかかることになる。
【0003】
そのため、電波を利用したリモートコントローラ(以下、リモコンという)を車両に対応して設け、使用者がリモコンを操作して電波信号を出力することにより、特定の車両のライトを点灯させたり、ホーンを鳴らすことにより、車両から離れた位置でも車両の位置を確認することができるようにした車両位置検索システムが供されている。
【0004】
しかし、このようなシステムにおいては、車両からの距離が遠くなるとリモコンからの電波信号を車両側で受信することができない。また、リモコンからの電波信号を受信することができても、周囲が明るいときには、点灯されたライトを認識し難く、また、使用者から見通しの悪い場所に車両が駐車されている場合には、点灯されたライトを認識できない。一方、ホーンを鳴らすと認識し易いが、車両の近くにいる人に迷惑がかかるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、使用者が車両と直接通信できない離れた位置にいても、その車両の位置情報を得ることができる車両位置検索システムを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の車両位置検索システムは、車両に設けられ現在位置を検出して車両位置情報として出力可能な位置検出装置と、前記車両に設けられ位置検索信号を受信すると前記位置検出装置から前記車両位置情報を送信する制御装置と、検索対象となる車両の車両位置情報が記憶された記憶手段、前記位置検索信号を出力可能な通信手段、前記位置検索信号を出力したときにこれを受信した車両からの車両位置情報の応答信号を受信した場合にその車両位置情報及び前記記憶手段に記憶された車両位置情報に基づいて検索対象となる車両の相対位置情報を演算する演算手段及びその演算結果を報知する報知手段を備えた遠隔操作手段とから構成されていることを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、使用者が遠隔操作手段を操作して送信手段から位置検索信号を出力させることにより、位置検索信号を受信した車両から送信される車両位置情報と予め記憶手段に記憶されている検索対象となる車両の車両位置情報とに基づいて、検索対象となる車両の相対位置情報、例えば位置検索信号を受信した車両から検索対象となる車両までの方向や距離が演算され、その演算結果が使用者に報知されるので、使用者は検索対象となる車両の位置を簡単に知ることができる。しかも、遠隔操作手段を、車両に設けられた位置検出装置により検出された車両位置情報を利用するように構成したので、遠隔操作手段に車両の現在位置を検出する装置を設ける必要がなく、簡単且つ安価な構成とすることができる。
【0008】
この場合、車両を、ドアロック制御装置のロック動作およびアンロック動作が前記遠隔操作手段から遠隔操作可能に設け、制御装置を、前記遠隔操作手段による前記ドアロック制御装置のロック動作が行われたときに、前記位置検出装置から前記車両位置情報を送信するように構成し、前記遠隔操作手段を、前記ドアロック制御装置に対するロック信号およびアンロック信号を出力可能に設けると共に、そのロック信号送信後に前記通信手段から車両位置情報を受信するとこれを前記記憶手段に検索対象となる車両の車両位置情報として記憶させるように構成することが望ましい(請求項2)。
【0009】
上記構成によれば、例えば、駐車場に車両を駐車してドアロック制御装置のロック動作を行うために使用者が遠隔操作手段からロック信号を送信すると、検索対象となる車両位置情報を受信して記憶手段に記憶されるので、車両から離れる際に検索対象となる車両の車両位置情報を得るために特定のスイッチを押す操作を不要として自動的に行わせることができ、検索時に確実に車両位置情報を利用することができる。
【0010】
さらに、遠隔操作手段及び制御装置との間で行われる信号の授受を、ロック信号及びアンロック信号の通信可能エリアに対して位置検索信号の通信可能エリアが狭くなるように設定すると(請求項3)、遠隔操作手段から送信される位置検索信号を、遠隔操作手段の近傍に位置する車両に設けられた制御装置により受信させることができる。そのため、位置検索信号に対する応答信号が示す車両位置情報が遠隔操作手段の近傍の現在位置を示すことになり、検索対象となる車両の相対位置情報として、遠隔操作手段から検索対象となる車両までの方向や距離を正確な情報として得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。まず、図1は、車両位置検索システムの全体構成を示しており、ここでは、後の作用説明での便宜上、遠隔操作手段としてのリモートコントローラ1(以下、リモコン1と称する)とこのリモコン1に対応する車両2に加えて他の車両3を図示しており、車両3に対応するリモコンは図示していない。
【0012】
まず、リモコン1は、例えばマイクロコンピュータからなる制御部4を中心として構成されている。この制御部4には、記憶手段たる記憶装置5、通信手段たる通信装置6、入力装置7及び報知手段たる表示装置8が接続されている。前記入力装置7は、例えばリモコン1の本体ケースの表面に設けられた複数の操作スイッチから構成され、所定の操作スイッチを押圧操作することにより、車両2のドアのロック動作及びアンロック動作を遠隔操作するとができると共に、車両2の位置を検索することができるように構成されている。
【0013】
また、前記制御部4には、自己の車両2に対応するIDコードが記憶されている。そして、制御部4は、前記ロック、アンロック動作に対応する操作スイッチが押圧操作されると、IDコードを含んだ制御信号を前記通信装置6に出力し、通信装置6は、入力された制御信号を電波信号として送信するようになっている。また、前記制御部4は、車両の位置検索に対応する操作スイッチが押圧操作されると、位置検索信号を通信装置6に出力する。すると、通信装置6は、位置検索信号を電波信号として送信するようになっている。
【0014】
この場合、前記通信装置6から出力される電波信号の強度は、制御信号の場合には通信可能エリアの半径が例えば10m程度になるような強いレベルに設定され、位置検索信号の場合には通信可能エリアの半径が例えば5m程度になるような弱いレベルに設定されている。
【0015】
また、前記制御部4は、通信装置6にドアロック動作のための制御信号を出力したことに応じて通信装置6から車両位置信号が入力された場合には、その車両位置信号を記憶装置5に出力する。すると、記憶装置5はその車両位置信号を検索対象となる車両、この場合、自己の車両2の車両位置信号として記憶するように構成されている。尚、記憶装置5に既に車両位置信号が記憶されている場合は、新たに入力された車両位置信号に更新するように構成されている。
【0016】
さらにまた、前記制御部4は、通信装置6に位置検索信号を出力したことに応じて通信装置6から車両位置信号が入力された場合には、前記記憶装置5から車両2の車両位置信号を読出す。そして、この車両位置信号と前記入力された車両位置信号とに基づいて、車両2の相対位置情報、即ち、位置検索信号を受信した車両から車両2までの方向や距離を演算するように構成されている。従って、本実施例においては制御部4が演算手段として機能する。
【0017】
そして、車両2の方向や距離が演算されると、制御部4はその演算結果を表示装置8に出力する。前記表示装置8は、例えばリモコン1の本体ケース表面に設けられたLCDから構成され、車両2の方向や距離を、「北に20m」等の文字情報として出力するように構成されている。
【0018】
一方、車両2,3には、それぞれ制御装置9,10が設けられている。また、車両2,3には、車両2,3の各ドアのドアロック機構を制御するドアロック装置11,12が設けられている。さらに車両2,3には、ナビゲーションシステム13,14が設けられている。このナビゲーションシステム13,14は、それぞれ対応する車両2,3の現在位置を検出しながら目的地への走行を案内することができるように構成されているもので、近年、普及してきているものである。そして、前記ナビゲーションシステム13,14は、検出した車両2,3の現在位置を車両位置情報として出力するように構成されている。従って、本実施例では、前記ナビゲーションシステム13,14が位置検出装置として機能する。
【0019】
また、前記制御装置9は、制御部15とこの制御部15に接続された通信器16とから構成され、制御装置10は、制御部17とこの制御部17に接続された通信器18とから構成されている。前記制御部15,17は、前記通信器16,18を通じて電波信号の送受信制御を行うもので、マイクロコンピュータ及び記憶部としての内部メモリなどにより構成されている。また、制御部15,17は、それぞれナビゲーションシステム13,14の起動,停止の制御が可能に構成されている。
【0020】
そして、前記制御部15は、通信器16が上述したリモコン1からの制御信号を受信すると、この制御信号に基づいて前記ドアロック装置11を駆動制御すると共に、前記ナビゲーションシステム13を短時間起動して現在の車両位置信号を得る。そして、この車両位置信号を内部メモリに記憶すると共に、電波信号として出力するように構成されている。
【0021】
また、前記制御部17は、車両3に対応するリモコン(図示しない)からの制御信号を通信器18が受信すると、この制御信号に基づいて前記ドアロック装置12を駆動制御すると共に、前記ナビゲーションシステム14を短時間起動して現在の車両位置信号を得る。そして、この車両位置信号を内部メモリに記憶すると共に、電波信号として出力する。従って、本実施例においては、前記制御部15,17は、ドアロック制御装置としても機能する。さらに、制御部15,17は、通信器16,18が車両検索信号を受信すると、これに応じて前記内部メモリに記憶している車両位置信号を読出し、この車両位置信号を電波信号として出力するように構成されている。
【0022】
次に、本実施例の作用について、図2ないし図4も参照して説明する。ここで、図2はリモコン側でなされる処理の手順を示すフローチャート、図3は車両側でなされる処理の手順のフローチャートである。また、図4は駐車場に駐車された車両の中から自己の車両の位置を検索する様子を説明するための図である。
【0023】
まず、駐車場に車両2を駐車した後、使用者がリモコン1を操作して自己の車両2のドアをロックする場合の動作について説明する。使用者が、リモコン1の本体ケースに設けられたロックスイッチを押圧操作すると(ステップS1にてNo,ステップS8にてYes)、これに応じて制御部4は、ロック制御信号を予め記憶されているIDコードと共に出力する(ステップS9)。すると、通信装置6は、制御部4の出力に基づいて電波信号を生成し、送信する。
【0024】
通信装置6から電波信号が送信されると、車両1側において所定の動作がなされた後にアンサバックがなされる(ステップS10にてYes)。すると、制御部4は、通信装置6が前記アンサバックと共に受信した自己の車両2の車両位置信号Saが与えられ、この車両位置信号Saを記憶装置5に出力する。この結果、車両2の現在位置を示す位置データ(経度及び緯度データ)が記憶装置5に記憶される(ステップS11)。
【0025】
一方、車両2側においては、リモコン1から送信された電波信号(ロック制御信号)を通信器16を介して受信すると(ステップS21にてNo)、制御部15は、上記制御信号に含まれるIDコードと、予め制御部15に記憶されているIDコードとを比較する。そして、両者が一致した場合には(ステップS24にてYes)、制御部15は、制御信号に基づいてロック信号を出力し(ステップS25でYes、ステップS26)、車両2のドアのドアロック装置11にロック動作させる。
【0026】
これに対して、制御信号に含まれるIDコードと、予め制御部15に記憶されているIDコードとが一致しない場合には(ステップS24にてNo)、制御部15は、受信した制御信号を無効化する。
【0027】
ドアロック動作が行われると、制御部15は、ナビゲーションシステム13を短時間起動して車両2の現在の車両位置信号Saを読出し(ステップS27)、内部メモリに記憶する。さらに、制御部15は、アンサバックと共に前記車両位置信号Saを電波信号として通信器16から出力する(ステップS23)。これにより、上述したように、リモコン1は、自己の車両2の現在位置を示す車両位置信号Saを得ることができるのである。
【0028】
その後、使用者は、車両2のドアがロックされていることを確認し、駐車場(車両2)から離れることになる。そして、再び駐車場に戻ってきたとき、使用者(即ち、リモコン1)は、図4に示すように車両3の近傍に位置した状態で、車両2の位置を検索するものとし、そのときの動作を以下に説明する。
【0029】
まず、使用者は、リモコン1の検索スイッチを押圧操作する(ステップS1にてYes)。すると、これに応じて制御部4は、位置検索信号を出力する。そして、通信装置6は、制御部4の出力に基づいて電波信号を作成し、送信する(ステップS2)。このとき、前記電波信号の通信可能エリアは、リモコン1の近傍の所定範囲(図4に円Cで示す範囲)に設定されているため、この通信可能エリア内に位置する車両3が位置検索信号を受信し、これに対する応答信号を送信する。
【0030】
その結果、リモコン1の通信装置6は車両3からの応答信号を受信し(ステップS3にてYes)、これに応じて、制御部4は、記憶装置5に記憶されている車両2の車両位置信号Saを読出す(ステップS4)。続いて、制御部4は、車両位置信号Saと応答信号の示す車両位置信号Sref とに基づいて車両2までの方向及び距離を演算する(ステップS5)。この場合、車両位置信号Sref は、リモコン1(使用者)の位置ではなく車両3の位置を示しているため、正確には車両3から車両2までの方向及び距離(図4にて矢印Dで示す)が演算される。そして、制御部4は、演算結果を出力し、表示装置8に表示させる。
【0031】
これに対して、リモコン1から送信される電波信号(位置検索信号)の通信可能エリア内に車両が位置しない場合には、位置検索信号に対する応答信号を受信しないので(ステップS3にてNo)、制御部4は、表示装置8に検索不可の表示をする。
【0032】
一方、車両3側においては、リモコン1から送信された位置検索信号を通信器18を介して受信すると(ステップS21にてYes)、制御部17は、内部メモリに記憶している車両3の現在位置を示す車両位置信号Sref を読出すようになっている(ステップS22)。すると、制御部17は、前記車両位置信号Sref を出力し(S23)、これに基づいて、通信器18は電波信号を生成し、送信する。
【0033】
これに対して、車両2のドアをロック解除する場合、使用者は、リモコン1のアンロックスイッチを押圧操作する(ステップS1にてNo、ステップS8にてNo)。すると、制御部4は、アンロック制御信号を予め記憶されているIDコードと共に出力し(ステップS12)、これに基づいて通信装置6は電波信号を出力する。
【0034】
一方、車両2側においては、リモコン1から送信された電波信号(アンロック制御信号)を通信器16を介して受信すると(ステップS21にてNo)、制御部15は、上記制御信号に含まれるIDコードと、予め制御部15に記憶されているIDコードとを比較する。そして、両者が一致した場合には(ステップS24にてYes)、制御部15は、制御信号に基づいてアンロック信号を出力し(ステップS25でNo、ステップS28)、車両2のドアのドアロック装置11にロック解除させる。
【0035】
これに対して、制御信号に含まれるIDコードが、制御部15に予め記憶されているIDコードと一致しない場合には、制御部15は受信した制御信号を無効化する(ステップS24にてNo)。
【0036】
このような構成の本実施例においては、リモコン1の検索スイッチを操作すると、記憶装置5に記憶されている自己の車両2の車両位置信号Sa及び車両3から送信される車両位置信号Sref に基づいて車両2までの距離や方位を演算し表示させるように構成したので、使用者は自己の車両2の距離及び方位を文字情報として簡単に知ることができる。
【0037】
また、ナビゲーションシステム13,14を、自己の車両2,3の現在位置を検出しながら目的地への走行を案内するという構成に加えて、リモコン1側からの信号に応じて現在位置情報を出力するように構成した。そのため、自己の車両2の相対位置を算出するために必要な車両位置信号Sa及びSref を、それぞれ車両2及び3に設けられたナビゲーションシステム13,14が検出した車両位置情報から得ることができる。その結果、リモコン1に車両の現在位置を検出する装置を設ける必要がなく、簡単且つ安価な構成とすることができる。
【0038】
しかも、本実施例においては、リモコン1の通信装置6から送信される位置検索信号は、当該リモコン1の近傍に位置する車両のみが受信可能となるように通信エリアを狭い範囲に設定した。そのため、車両の位置検索動作を実行すると、リモコン1、即ち使用者とほぼ等しい位置から車両2までの方向や距離が演算されるので、使用者は、自己の車両をすぐに検索することができる。
【0039】
さらに、本実施例では、車両2のドアをロック動作するために、使用者がリモコン1のロックスイッチを押圧操作したときに、自己の車両2の車両位置信号Saを得るように構成した。そのため、自己の車両2の車両位置信号Saを得るために特定のスイッチを押す操作が不要になり使い勝手が良い。特に、本実施例では、使用者が自己の車両2から離れることが想定されるロック動作の後、車両2の車両位置信号Saを出力するように構成したので、より一層、使い勝手が良くなる。
【0040】
尚、本実施例では、リモコン1から出力された位置検索信号は、車両3のみが受信して、応答信号を返信する場合について説明した。しかしながら、位置検索信号の通信可能エリア内に複数の車両が位置し、その複数の車両から応答信号が返信された場合、制御部4は、複数の応答信号のうち最も強レベルの応答信号の示す車両位置信号と自己の車両位置信号Saとに基づいて車両2までの方向及び距離を演算するように構成すると良い。
【0041】
また、本発明は上記し且つ図面に記載した実施例に限られるものではなく、次のような変形或いは拡張が可能である。
リモコン1側から送信される位置検索信号をリモコン1の近傍においてのみ受信可能な弱レベルの電波信号とすることに代えて、位置検索信号を受信した車両からの応答信号を弱レベルの電波信号としても良い。また、所定レベル以上の位置検索信号を受信したときのみ車両から応答信号が出力されるように構成しても良く、或いは、位置検索信号を出力したことに対する応答信号が所定レベル以上のときにのみ、その応答信号の示す車両位置信号を有効化しても良い。これらの場合も、位置検索信号に関する信号についての、リモコン1と制御装置9,10との通信可能エリアを狭くすることができる。
【0042】
上記実施例では、車両位置信号の通信可能エリアを約5mとしたが、これに代えて、もっと広い範囲に設定しても良い。このように設定した場合、リモコン1から位置検索信号を出力したことに応じて得られる車両位置信号Sref が、リモコン1から離れた位置を示す場合がある。しかし、検索対象となる車両2を非常に広い範囲から検索する場合には、車両位置信号Sref がリモコン1から少々離れた位置を示していても、使用者から車両2までの方向及び距離の概ねを知ることができる。
【0043】
送信(リモコン1)側の構成を簡略化するために、制御信号(ロック信号,アンロック信号)及び位置検索信号の電波信号の強度を同じレベルとしても良い。また、リモコン1の記憶装置5には、自己の車両2の位置信号の他、予め登録した他の車両の位置情報を記憶するように構成しても良く、或いは、複数の車両の位置情報を記憶するように構成しても良い。この場合、リモコン1により、複数の車両の位置を検索することができる。
【0044】
さらに、上記実施例では、演算結果を文字情報として表示装置8に表示するように構成したが、音声として報知するようにしても良く、これによって、暗い場所等では表示を見なくとも位置を認識することもできる。また、リモコン1の入力装置として車両2の位置情報を得るための操作スイッチを独立して設けることも可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、遠隔操作手段を操作して、検索対象となる車両の車両位置情報を記憶手段に予め記憶させておくと共に送信手段から位置検索信号を出力させることにより、位置検索信号を受信した車両から送信される車両位置情報と検索対象となる車両の車両位置情報とに基づいて、検索対象となる車両の相対位置情報、例えば位置検索信号を受信した車両から検索対象となる車両までの方向や距離を演算し、その演算結果を報知するように構成したので、使用者は検索対象となる車両の位置を簡単に知ることができる。この場合、遠隔操作手段は、車両位置情報を、車両に設けられた位置検出装置から得るように構成したので、遠隔操作手段に車両の現在位置を検出する装置を設ける必要がなく、構成を簡単且つ安価に済ませることができる。
【0046】
請求項2の発明によれば、車両のドアをロック動作するために、遠隔操作手段を操作してロック信号を送信すると、検索対象となる車両の車両位置情報が記憶手段に記憶されるので、車両から離れる際に検索対象となる車両の車両位置情報を得るために特定のスイッチを押す操作が不要として自動的に行わせることができ、検索時に確実に車両位置情報を利用することができる。
【0047】
請求項3の発明によれば、遠隔操作手段から送信される位置検索信号は、遠隔操作手段の近傍に位置する車両の制御装置が受信することができるため、位置検索信号を送信したことに応じて演算される検索対象となる車両までの相対位置情報を、遠隔操作手段即ち使用者の位置から検索対象となる車両までの正確な相対位置情報として得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両位置検索システムの全体構成を示すブロック図
【図2】リモコン側でなされる処理の手順を示すフローチャート
【図3】車両側でなされる処理の手順を示すフローチャート
【図4】駐車場に駐車された車両の位置を検索する場合の作用説明図
【符号の説明】
1はリモコン(遠隔操作手段)、2,3は車両、4は制御部(演算手段)、5は記憶装置(記憶手段)、6は通信装置(通信手段)、8は表示装置(報知手段)、9,10は制御装置(ドアロック制御装置)、13,14はナビゲーションシステム(位置検出装置)を示す。
Claims (3)
- 車両に設けられ現在位置を検出して車両位置情報として出力可能な位置検出装置と、
前記車両に設けられ位置検索信号を受信すると前記位置検出装置から前記車両位置情報を送信する制御装置と、
検索対象となる車両の車両位置情報が記憶された記憶手段、前記位置検索信号を出力可能な通信手段、前記位置検索信号を出力したときにこれを受信した車両からの車両位置情報の応答信号を受信した場合にその車両位置情報及び前記記憶手段に記憶された車両位置情報に基づいて検索対象となる車両の相対位置情報を演算する演算手段及びその演算結果を報知する報知手段を備えた遠隔操作手段と
から構成されていることを特徴とする車両位置検索システム。 - 前記車両は、ドアロック制御装置のロック動作およびアンロック動作を前記遠隔操作手段から遠隔操作可能に設けられ、
前記制御装置は、前記遠隔操作手段による前記ドアロック制御装置のロック動作が行われたときに、前記位置検出装置から前記車両位置情報を送信するように構成され、
前記遠隔操作手段は、前記ドアロック制御装置に対するロック信号およびアンロック信号を出力可能に設けられ、そのロック信号送信後に前記通信手段から車両位置情報を受信するとこれを前記記憶手段に検索対象となる車両の車両位置情報として記憶させることを特徴とする請求項1記載の車両位置検索システム。 - 前記遠隔操作手段および前記制御装置との間で行われる信号の授受は、前記ロック信号及びアンロック信号の通信可能エリアに対して前記位置検索信号の通信可能エリアが狭くなるように設定されていることを特徴とする請求項2記載の車両位置検索システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13675997A JP3776562B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 車両位置検索システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13675997A JP3776562B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 車両位置検索システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10326400A JPH10326400A (ja) | 1998-12-08 |
JP3776562B2 true JP3776562B2 (ja) | 2006-05-17 |
Family
ID=15182850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13675997A Expired - Fee Related JP3776562B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 車両位置検索システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3776562B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001076288A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-03-23 | Honda Motor Co Ltd | トリップ情報に基づいた割当て機能を備えた車両共用システム及びその方法 |
JP2004192513A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Denso Corp | 駐車位置情報取得システム及び駐車位置情報取得方法 |
JP4666202B2 (ja) * | 2004-07-30 | 2011-04-06 | 株式会社デンソー | 自動車設備遠隔制御システム |
JP5173682B2 (ja) * | 2008-09-03 | 2013-04-03 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両検索システム |
-
1997
- 1997-05-27 JP JP13675997A patent/JP3776562B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10326400A (ja) | 1998-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1277400C (en) | Anti-theft and locating system | |
US7663508B2 (en) | Vehicle location information notifying system | |
US6363324B1 (en) | Vehicle location system | |
US5898391A (en) | Vehicle tracking system | |
US6738712B1 (en) | Electronic location system | |
US5032845A (en) | Vehicle locating system with Loran-C | |
EP1884422B1 (en) | Vehicle control apparatus and vehicle having the same | |
JP2008213514A (ja) | 電子キーシステム、及び携帯機 | |
JP2000098017A (ja) | 位置検出用端末機 | |
US20040049325A1 (en) | Vehicle control system with selectable vehicle style image and associated methods | |
KR20100057438A (ko) | 주차 위치 확인 장치 및 시스템 | |
JP3776562B2 (ja) | 車両位置検索システム | |
IE980002A1 (en) | Alarm apparatus for determining if a vehicle is moved | |
JPH08129063A (ja) | 被検知物体探索装置 | |
JP2005084714A (ja) | 駐車位置確認システム | |
JP2001288941A (ja) | キーレスエントリ装置及びその情報通信方法及びキーレスエントリ用携帯機及びキーレスエントリ用車載機 | |
KR20060063028A (ko) | 텔레매틱스 시스템을 이용한 도난 신고 시스템 및 방법 | |
JP5094652B2 (ja) | 車両監視システム、基地局、情報配信センタ | |
JP2003034233A (ja) | 車輌の盗難検知装置 | |
USRE46991E1 (en) | Electronic location system | |
KR200194511Y1 (ko) | 휴대폰을 이용한 자동차 제어장치 및 그 휴대폰 | |
KR100440329B1 (ko) | 차량 위치 확인장치 및 확인방법 | |
JP5129179B2 (ja) | 電子キーシステムの施解錠機能停止装置 | |
JP2003040085A (ja) | 車輌の盗難検知装置 | |
CA2298293A1 (en) | Two way tracking system using an existing wireless network |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |