JP3775921B2 - 直流電動機の運転制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータ制御による直流電動機の運転制御装置に関するものであり、特に、直流電動機の起動時において、半導体スイッチを動作させるのに必要な電源を得る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
直流電動機をインバータにより回転数制御を行う場合、複数の半導体スイッチをオン/オフさせながら、直流電動機に加わる電圧を変化させるのが一般的である。
【0003】
一般に、複数の半導体スイッチをオン/オフさせるためには、それぞれの半導体スイッチに電源が必要である。
【0004】
近年では、駆動電源には、電源回路の小型化などを目的として、ブートストラップ回路を搭載することが多くなっている。
【0005】
ブートストラップ回路は、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうちの高電圧側(上アーム)の半導体スイッチを駆動するための電源を得る回路である。
【0006】
トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうちの低電圧側(下アーム)の半導体スイッチをオン状態にすることで、ブートストラップ回路に設けたコンデンサに電荷を充電し、充電により得た電圧で高圧側半導体スイッチを駆動する。
【0007】
従来、ブートストラップ回路の駆動方法では、たとえば特開平9−219976号公報に示されているものなどがある。
【0008】
この特長は、制御電源がオンされるとほぼ同時に、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうちの低電圧側(下アーム)の半導体スイッチをオンする信号(充電パルス)が下アームの駆動回路に与えられ、ブートストラップコンデンサに電荷が充電される。充電パルスはコンデンサの充電完了後も与えられ、直流電動機などを駆動させるためのPWM信号を与える直前に停止する。
【0009】
その後、PWM信号により直流電動機などの負荷が動作する。
PWM信号が停止した後においても充電パルスは与えられるものであり、安定した電源を得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のブートストラップ回路の駆動方法では、PWM停止時、すなわち、直流電動機などが停止している時においても、ブートストラップ回路のコンデンサには充電が行われており、常時安定した電源を得ることはできるが、例えば直流電動機を冷蔵庫などに用いた場合、直流電動機の停止時間は長時間であり、直流電動機が停止中は半導体スイッチを駆動する必要がなく、したがって、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうちの高電圧側の電源は必要としない。
【0011】
また、ブートストラップ回路のコンデンサに常時充電を行うためには、低電圧側の半導体スイッチをオン/オフさせる必要があり、半導体スイッチをオン/オフをするための駆動回路などによる損失が生じるという課題を有していた。
【0012】
本発明は、ブートストラップ回路を有したインバータ回路構成により回転数制御を行う直流電動機の運転制御方法に関するものであり、特に直流電動機が運転/停止を繰り返すような製品において、半導体スイッチを駆動する電源を得るための充電シーケンスを有した直流電動機の運転制御装置を供給することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の直流電動機の運転制御装置は、直流電動機と、交流入力を直流に変換する整流回路と、運転制御装置での制御電力を供給する電源回路と、インバータ回路と、前記インバータ回路を構成する2個1組でトーテムポール型に結線した半導体スイッチを複数組並列に結線した半導体スイッチと、各半導体スイッチを駆動する駆動回路と、トーテムポール型に結線された半導体スイッチのうちの高電圧側の各半導体スイッチを駆動する電力を得るためのブートストラップ回路と、前記半導体スイッチ群をオン/オフ制御する信号を発生するインバータ制御手段と、前記直流電動機の運転/停止を判定する運転モード判定手段と、前記直流電動機の回転子の位置を検出するとともに回転パルスを発生する位置検出手段と、前記インバータ制御手段に組み込まれ位置検出手段の出力をもとに前記インバータ回路の半導体スイッチの動作を決定する転流手段と、前記直流電動機の回転数を可変にするためのチョッピングを行うための信号を発生するチョッピング信号発生手段と、前記転流手段の出力と前記チョッピング信号発生手段の出力とを合成する合成手段と、前記ブートストラップ回路への充電動作を行う充電パルス発生手段とを備えたものである。
【0014】
本発明によれば、直流電動機を起動する前に、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうちの低電圧側(下アーム)の全半導体スイッチの駆動回路に、一定時間半導体スイッチをオンする信号を与え、ブートストラップ回路の全コンデンサに電荷を充電することができ、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうち高電圧側(上アーム)の全半導体スイッチの駆動電源を得ることができ、直流電動機の起動時には全半導体スイッチの駆動電源を得ることができ、直流電動機の停止中の省電力化を図ることができる。
【0015】
また、一定周波数でオン/オフ比率の異なる波形を出力する変調パルス発生手段と、充電パルス発生手段より出力された充電パルスと前記変調パルス発生手段より出力された変調パルスを合成する第2合成手段とを備えることにより、充電パルスを複数個のパルスで構成し、充電開始時は高周波数のパルスで始め、後に徐々に低周波数に切り替えていき、ブートストラップ回路の充電初期に発生する突入電流値を低減できる。
【0016】
また、充電を行いたい相に充電を行う回路切り替え手段とを備えることにより、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうちの低電圧側(下アーム)の半導体スイッチのオンさせる充電パルスを1相づつ順次与えることができ、充電時流れる電流ピークを少なくでき、電源回路の省出力化ができ、回路の小型化ができる。
【0017】
また、直流電動機を起動するときに一番最初に駆動する高電圧側の半導体スイッチを選定し、その駆動回路にのみ接続する初期スイッチ選定手段とを備えることにより、直流電動機の起動時に、一番最初にオンさせる半導体スイッチと同相の低電圧側の半導体スイッチのみに事前に充電パルスを与えることができ、一番最初にオンさせる高電圧側の半導体スイッチの駆動電源のみを得ることができ、充電時に必要な電荷量を少なくでき、充電時間の短縮化ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の直流電動機の運転制御装置は、直流電動機と、交流入力を直流に変換する整流回路と、運転制御装置での制御電力を供給する電源回路と、インバータ回路と、前記インバータ回路を構成する2個1組でトーテムポール型に結線した複数の半導体スイッチと、各半導体スイッチを駆動する駆動回路と、トーテムポール型に結線された半導体スイッチのうちの高電圧側の各半導体スイッチを駆動する電力を得るためのブートストラップ回路と、前記半導体スイッチをオン/オフ制御する信号を発生するインバータ制御手段と、前記直流電動機の運転/停止を判定する運転モード判定手段と、前記直流電動機の回転子の位置を検出するとともに回転パルスを発生する位置検出手段と、前記インバータ制御手段に組み込まれ位置検出手段の出力をもとに前記インバータ回路の半導体スイッチの動作を決定する転流手段と、前記直流電動機の回転数を可変にするためのチョッピングを行うための信号を発生するチョッピング信号発生手段と、前記転流手段の出力と前記チョッピング信号発生手段の出力と前記運転モード判定手段の出力を合成する合成手段と、前記ブートストラップ回路への充電動作を行う充電パルス発生手段とを備えたものであり、直流電動機を起動する前に、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうちの低電圧側(下アーム)の全半導体スイッチの駆動回路に、一定時間半導体スイッチをオンする信号を与え、ブートストラップ回路の全コンデンサに電荷を充電することができ、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうち高電圧側(上アーム)の全半導体スイッチの駆動電源を得ることができ、直流電動機の起動時には全半導体スイッチの駆動電源を得ることができ、直流電動機の停止中の省電力化を図ることができる。
【0019】
本発明の請求項2に記載の発明は、変調パルス発生手段と第2合成手段を備え、充電パルスを複数個のパルスで構成し、充電開始時はON時間の短いパルスで始め、後に徐々にON時間を長くしてゆくものであり、ブートストラップ回路の充電初期に発生する突入電流値を低減できるという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項3に記載の発明は、回路切り替え手段を備え、直流電動機を起動する前に、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうちの低電圧側(下アーム)の半導体スイッチを1相づつ順次オン状態にすることができ、充電時に流れる電流ピークを少なくでき、電源回路の省出力化ができ、電源回路の小型化ができるという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項4に記載の発明は、初期スイッチ選定手段を備え、直流電動機を起動する前に、直流電動機の起動時に、一番最初にオンさせる半導体スイッチと同相の低電圧側の半導体スイッチのみに事前に充電パルスを与えることにより、一番最初にオンさせる高電圧側の半導体スイッチの駆動電源のみを得ることができ、充電時に必要な電荷量を少なくでき、充電時間の短縮化ができるという作用を有する。
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1の直流電動機の運転制御装置の全体構成図である。
【0023】
図1において、1は交流入力であり、2は交流入力1の交流電圧を直流電圧に変換する整流回路であり、ダイオード2a〜2dとコンデンサ2e〜2fが接続された構成となっている(図1では倍電圧整流回路を例として示すが整流回路は全波整流回路でもよい)。
【0024】
3は電源回路であり、整流回路後の直流電圧をもとに制御側に必要な主電源(例えばDC+15V)を作り出すものである。
【0025】
4はインバータ回路であり、半導体スイッチ4a〜4f(例えばIGBT、MOS−FET等)が2個1組でトーテムポール型に接続され、U、V、W相の3相分接続されている。
【0026】
なお、本実施の形態1では半導体スイッチにはIGBTを使用した例を示している。
【0027】
さらに、各半導体スイッチにはそれぞれダイオード4g〜4lが接続されている(半導体スイッチにMOS−FETを使用する場合は不要となる)。
【0028】
また、インバータ回路4には、半導体スイッチ4a〜4fを個別にオン/オフさせることができる駆動回路4U+、4V+、4W+、4U−、4V−、4W−が接続される。
【0029】
なお、図1において電気回路図側の駆動回路とブロック図側の駆動回路とは同一であることを意味しており、それぞれ符号を示して確認する。
【0030】
駆動回路4U+、4V+、4W+、4U−、4V−、4W−の構造の詳細な説明は割愛するが、6のインバータ制御手段からの信号に基づいて半導体スイッチ4a〜4fを個々にオン/オフできる構造となっている。
【0031】
また、駆動回路4U+と4U−、駆動回路4V+と4V−、駆動回路4W+と4W−は、それぞれの組み合わせで1組の回路をなす(図示せず)。
【0032】
5はブートストラップ回路であり、高耐電圧(例えば600V)のダイオード5d、5e、5f及びダイオード5d、5e、5fに直列接続された抵抗5a、5b、5c及びコンデンサ5d、5e、5fにより構成される。
【0033】
ブートストラップ回路5の基本的な動作を以下に述べる。
例えば、図1において、半導体スイッチ4a及び4d、ダイオード4g及び4j、駆動回路4U+及び4U−、抵抗5a、ダイオード5d、コンデンサ5gにより構成された回路をU相回路と呼ぶこととする(同様に、半導体スイッチ4b及び4fe、ダイオード4h及び4k、駆動回路4V+及び4V−、抵抗5b、ダイオード5e、コンデンサ5hにより構成された回路をV相回路、半導体スイッチ4c及び4f、ダイオード4i及び4l、駆動回路4W+及び4W−、抵抗5c、ダイオード5f、コンデンサ5iにより構成された回路をW相回路と呼ぶこととする)。
【0034】
例えば、U相回路において、半導体スイッチ4aがオフ状態であり、半導体スイッチ4dがオン状態になったとき、半導体スイッチ4aのエミッタ側と半導体スイッチ4dのコレクタ側との接続点での電位はインバータ回路4におけるグランド電位付近の値となる。
【0035】
このとき、ダイオード5dのアノード側の電位は、インバータ回路4におけるグランドに対して正電位(例えば電源回路3の出力電圧がDC+15VであればDC+15V)となり、抵抗5a及びダイオード5dを介してコンデンサ5gに電流が流れ、電荷が充電され、半導体スイッチ4dがオン状態である区間だけ、コンデンサ5gに電荷は充電され(ただし、電荷が満たされるまで)、充電電荷量に応じた電圧がコンデンサ5gの両端に発生するしくみとなる。
【0036】
半導体スイッチ4dがオフ状態となっても、コンデンサ5gの電荷は徐々に放電するが、ある時間だけ維持され、放電されるまでの間は、コンデンサ5gでの充電電荷量に応じた電圧を駆動回路4U+及び半導体スイッチ4aへの供給電源に使用できる。
【0037】
ただし、半導体スイッチ4dをオフ状態とし、駆動回路4U+及び半導体スイッチ4aを駆動し続けるとコンデンサ5gでの電荷量は減少してゆく。
【0038】
つまり、ブートストラップ回路5では、2個1組でトーテムポール型に接続された半導体スイッチのうちの低電圧側の半導体スイッチ(4d、4e、4f)がオン状態であり、高電圧側の半導体スイッチ(4a、4b、4c)がオフ状態の時、コンデンサ(5g、5h、5i)に電荷が充電され、充電された電荷は、低電圧側の半導体スイッチ(4d、4e、4f)がオフ状態である時、高電圧側の半導体スイッチ(4a、4b、4c)を駆動するのに使用される。
【0039】
6は直流電動機であり、半導体スイッチ4a〜4fを個別にオン/オフ制御することにより、直流電動機6に電流が流れ、内部の回転子(図示せず)が回転するものである。
【0040】
7はインバータ制御手段であり、転流手段8と、チョッピング信号発生手段9と、合成手段10と、充電パルス発生手段11により構成されている。
【0041】
12は位置検出手段であり、直流電動機6の回転子の回転位置を検出すると共に、回転パルスを発生し、インバータ制御手段7に出力する。
【0042】
8の転流手段は位置検出手段6の出力からインバータ回路3の半導体スイッチ4a〜4fを転流させる転流パルスを作り出し、駆動回路4U−、4V−、4W−及び合成手段8に出力する。
【0043】
9のチョッピング信号発生手段は直流電動機6の回転数を可変にするために、一定周波数でオン/オフ比率の異なる波形を作り出す。
【0044】
10の合成手段は、転流手段8により出力された転流パルスとチョッピング信号発生手段9により出力されたチョッピング信号とを合成し、駆動回路4U+、4V+、4W+へ合成信号を出力する。
【0045】
11の充電パルス発生手段は、ブートストラップ回路5のコンデンサ5g、5h、5iに電荷を充電するための充電パルスを駆動回路4U−、4V−、4W−及び転流手段8に出力する。
【0046】
13は直流電動機6の運転/停止命令を出す運転モード判定手段であり、充電パルス発生手段11及び合成手段10に信号を出力する。
【0047】
次に、上記構成の直流電動機の運転制御装置の動作について、図2、図3を用いて説明する。
【0048】
図2は実施の形態1における直流電動機起動時の制御パルスのタイミングチャートである。
【0049】
図3は実施の形態1における直流電動機停止時の制御パルスのタイミングチャートである。
【0050】
まず、実施の形態1では、運転モード判定手段13により、直流電動機6を運転するか、停止状態を保つかを判定する。
【0051】
ある条件(例えば、温度センサなどにより、基準温度よりも高い温度を検出した直流電動機6を運転する必要が生じた時)を満たしたとき、運転モード判定手段13は図2の運転モードに示すように、T1時にON命令が出力される。
【0052】
T1時におけるON命令は充電パルス発生手段11及び合成手段10に出力される。
【0053】
充電パルス発生手段11では、運転モード判定手段13のON命令を受けると同時に充電パルスを発生し、充電パルスは駆動回路4U−、4V−、4W−及び転流手段8に出力される。
【0054】
充電パルス発生手段11は、運転モード判定手段13のエッジ(例えば立ち上がり時0Vから5Vになった時)のみを検出し、エッジを検出後ある一定の期間(T1〜T2区間)のみパルスを発生する仕組みになっており、すなわちラッチ時間を設けた構造になっている(例えば、ワンショットパルス発生回路などを用いてもよい)。
【0055】
なお、ラッチ時間については、ブートストラップ回路5のコンデンサ容量などにより時間をかえる必要があり、インバータ回路の用途に応じて適正化を図る必要がある。
【0056】
充電パルスは駆動回路4U−、4V−、4W−に同時に出力され、充電パルスON時は半導体スイッチ4d、4e、4fをオン状態にし、充電パルスがOFFになると半導体スイッチ4d、4e、4fもオフになる。
【0057】
図2における4U+、4V+、4W+、4U−、4V−、4W−のパルスはそれぞれ半導体スイッチ4a、4b、4c、4d、4e、4fのオン/オフ状態を示している。
【0058】
したがって、充電パルスにより、半導体スイッチ4d、4e、4fのみがオン状態となり、ブートストラップ回路5におけるコンデンサ5g、5h、5iに電荷が充電され、充電パルスがOFFになったときには、駆動回路4U+、4V+、4W+及び半導体スイッチ4a、4b、4cへの供給電源を得ることができる。
【0059】
充電パルスは転流手段8にも出力され、充電パルスがON状態の時は、転流手段8は動作しない。
【0060】
充電パルスがOFFになると、転流手段8からは、直流電動機6への転流波形を出力する。
【0061】
出力された転流波形は、合成手段10により、駆動回路4U−、4V−、4W−への信号は運転モード信号と、駆動回路4U+、4V+、4W+への信号はチョッピング信号発生手段9から出力されるPWM信号と合成され、それぞれ駆動回路4U+、4V+、4W+、4U−、4V−、4Wを介して半導体スイッチ4a、4b、4c、4d、4e、4Fを駆動し、直流電動機6は回転し、以後位置検出手段12の回転パルスをもとに転流信号が出力され回転を続ける。
【0062】
図3において運転モードがONからOFFになったとき、OFF信号は合成手段10にも出力されている。
【0063】
このとき、運転モード信号はOFF(例えば0V)であるので、転流信号が出力されていても、合成後の信号はOFFとなる。
【0064】
したがって、駆動回路4U−、4V−、4W−への信号はOFFであり、半導体スイッチ4d、4e、4Fはオフとなり直流電動機6は停止する。
【0065】
なお、本実施の形態1では、説明のため、各タイミングチャートの波形は、各半導体スイッチのオン/オフ動作になるように示したが実際の回路では、この限りではない。
【0066】
上記形態により、直流電動機の運転開始時にブートストラップ回路の全コンデンサに電荷を充電することができ、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうち高電圧側(上アーム)の全半導体スイッチの駆動電源を得ることができ、直流電動機の起動時には全半導体スイッチの駆動電源を得ることができ、直流電動機の停止中の省電力化を図ることができる。
【0067】
(実施の形態2)
図4は実施の形態2の直流電動機の運転制御装置の全体構成図である。
【0068】
なお、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0069】
図4において、21は変調パルス発生手段であり、一定周波数でオン/オフ比率の異なる波形を作り出す。
【0070】
22は第2合成手段であり、充電パルスと変調パルス発生手段21より出力された変調パルスを合成する。
【0071】
次に、上記構成の直流電動機の運転制御装置の動作について、図5を用いて説明する。
【0072】
図5は実施の形態2の充電時における半導体スイッチ制御パルスの例を示す。
図5において充電パルスは充電パルス発生手段11からの出力信号を、変調パルスは変調パルス発生手段21から発生される出力信号を、4U−は、半導体スイッチ4dの駆動波形を示している。
【0073】
充電パルス発生手段11からはある一定のラッチ時間(T1からT5まで)を持ったパルスが出力される。
【0074】
変調パルス発生手段21からは、運転モードのON命令を受け、充電パルス発生手段11がONするのとほぼ同じタイミングで波形を発生してゆく。
【0075】
変調パルス発生手段21の発生するパルスは一定周波数ではあるが、ON状態直後はそのオン時間(デューティー)は非常に短いものであり、オン時間はパルスの出力回数が多くなると時間は長くなってゆき、最終的には100%オン状態(デューティー100%)となる。
【0076】
また、変調パルスもある一定の期間のみ出力されるが総合計時間(T1からT6)は、充電パルスよりも長く設定する。
【0077】
第2合成手段22では、充電パルスと変調パルスを合成し、充電パルス及び変調パルスが共にON状態の時のみON信号を出力する。
【0078】
合成信号は駆動回路4U−へ出力され、半導体スイッチ4dを駆動し、半導体スイッチ4dでは図5における4U−の波形となる。
【0079】
以後、実施の形態1と同一構成であるので、同一符号を付して説明は省略する。
【0080】
上記形態により、充電開始時はON時間の短いパルスで始め、後に徐々にON時間を長くしてゆくものであり、ブートストラップ回路の充電初期に発生する突入電流値を低減できる。
【0081】
(実施の形態3)
図6は実施の形態3の直流電動機の運転制御装置の全体構成図である。
【0082】
なお、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0083】
図6において、31は回路切り替え手段であり、充電を行いたい相(U相、V相、W相)に充電を行えるように、駆動回路へ接続を切り替える。
【0084】
接続の切り替えは、半導体スイッチを用いてもよいし、IC、マイコンなどをもちいてもよい。
【0085】
次に、上記構成の直流電動機の運転制御装置の動作について、図7を用いて説明する。
【0086】
図7は実施の形態3の充電時における半導体スイッチ制御パルスの例を示す。
インバータにより、直流電動機6を回転させる場合、起動における半導体スイッチ4a〜4fを動かす順番はあらかじめ決まっていることが多い。
【0087】
本実施の形態3では、直流電動機6を起動する時の高電圧側の半導体スイッチ4a、4b、4cの駆動順は、4b(図7の4V+)、4c(図7の4W+)、4a(図7の4U+)である。
【0088】
従って、駆動すべき半導体スイッチの順番に必要とする電源を供給すればよいことになる。
【0089】
運転モードON時において、充電パルスはON状態となり、充電を開始する。
直流電動機6を起動するときに最初にオンさせるべき半導体スイッチは4bであるため、充電開始当初(T1時)では、回路切り替え手段31において、駆動回路4V−に接続し、半導体スイッチ4eをオン状態にし、一定時間ブートストラップ回路5のコンデンサ5hに電荷を充電する。
【0090】
一定時間(T1〜T8)後、回路切り替え手段31では、駆動回路4V−との接続を止め、駆動回路4W−に接続し、半導体スイッチ4fをオン状態にし、一定時間(T8〜T9)、ブートストラップ回路5のコンデンサ5iに電荷を充電する。
【0091】
さらに、一定時間(T8〜T9)後、回路切り替え手段31では、駆動回路4W−との接続を止め、駆動回路4U−に接続し、半導体スイッチ4dをオン状態にし、一定時間(T9〜T10)、ブートストラップ回路5のコンデンサ5gに電荷を充電する。
【0092】
充電パルスがOFF(T10以降)となれば、回路切り替え手段31はどの駆動回路にも接続されず充電を完了する。
【0093】
以後、実施の形態1と同一構成であるので、同一符号を付して説明は省略する。
【0094】
上記形態により、直流電動機を起動する前に、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうちの低電圧側(下アーム)の半導体スイッチを1相づつ順次オン状態にすることができ、充電時に流れ込む電流ピークを少なくでき、電源回路の省出力化ができ、電源回路の小型化ができる。
【0095】
(実施の形態4)
図8は実施の形態4の直流電動機の運転制御装置の全体構成図である。
【0096】
なお、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0097】
図8において、41は初期スイッチ選定手段であり、直流電動機6を起動するときに一番最初に駆動する高電圧側の半導体スイッチを選定し、その駆動回路にのみ接続する。
【0098】
次に、上記構成の直流電動機の運転制御装置の動作について、図9を用いて説明する。
【0099】
インバータにより、直流電動機6を回転させる場合、起動においては強制的に回転をさせることが多く、1番最初に駆動する高電圧側の半導体スイッチはあらかじめ決まっていることが多い。
【0100】
また、直流電動機が回転中は、半導体スイッチのオン/オフ波形の性質から、常時高電圧側の電源は確保される。
【0101】
従って、直流電動機6を起動する時、1番最初に駆動する半導体スイッチの電源さえ確保すればよいこととなる。
【0102】
本実施の形態4では、直流電動機6を起動する時の1番最初に駆動する高電圧側の半導体スイッチは4bである。
【0103】
充電区間(T1〜T2)において、半導体スイッチ4bへの供給電源のみを確保できるように、初期スイッチ選定手段41では駆動回路4V−に接続し、充電パルスにより、半導体スイッチ4eは駆動され、オン状態となり、ブートストラップ回路5のコンデンサ5hに電荷が充電され、半導体スイッチ4bの駆動電源が確保できる。
【0104】
本実施の形態4では、直流電動機6の起動時において、1番最初に駆動する半導体スイッチは決まっている例を説明したが、事前に1番最初に駆動する半導体スイッチを選定しておいて、各駆動回路に接続してもよい。
【0105】
以後、実施の形態1と同一構成であるので、同一符号を付して説明は省略する。
【0106】
上記形態により、直流電動機の起動時に、一番最初にオンさせる半導体スイッチと同相の低電圧側の半導体スイッチのみに充電パルスを与えることにより、一番最初にオンさせる高電圧側の半導体スイッチの駆動電源を得ることができ、充電時間の短縮化ができる。
【0107】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、直流電動機の運転開始時にブートストラップ回路の全コンデンサに電荷を充電することができ、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうち高電圧側(上アーム)の全半導体スイッチの駆動電源を得ることができ、直流電動機の起動時には全半導体スイッチの駆動電源を得ることができ、直流電動機の停止中の省電力化を図ることができる。
【0108】
さらに、充電開始時はON時間の短いパルスで始め、後に徐々にON時間を長くしてゆくものであり、ブートストラップ回路の充電初期に発生する突入電流値を低減できる。
【0109】
さらに、トーテムポール型に結線された2つの半導体スイッチのうちの低電圧側(下アーム)の半導体スイッチを1相づつ順次オン状態にすることができ、充電時に流れる電流ピークを少なくでき、電源回路の省出力化ができ、電源回路の小型化ができる。
【0110】
さらに、直流電動機の起動時に、一番最初にオンさせる半導体スイッチと同相の低電圧側の半導体スイッチのみに充電パルスを与えることにより、一番最初にオンさせる高電圧側の半導体スイッチの駆動電源を得ることができ、充電時間の短縮化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の直流電動機の運転制御装置の全体構成図
【図2】本実施の形態1における直流電動機起動時の制御パルスのタイミングチャート
【図3】本実施の形態1における直流電動機停止時の制御パルスのタイミングチャート
【図4】本実施の形態2における直流電動機の運転制御装置の全体構成図
【図5】本実施の形態2の充電時における半導体スイッチ制御パルスを示す図
【図6】本実施の形態3における直流電動機の運転制御装置の全体構成図
【図7】本実施の形態3における直流電動機起動時の制御パルスのタイミングチャート
【図8】本実施の形態4における直流電動機の運転制御装置の全体構成図
【図9】本実施の形態4における直流電動機起動時の制御パルスのタイミングチャート
【符号の説明】
2 整流回路
3 電源回路
4 インバータ回路
5 ブートストラップ回路
6 直流電動機
7 インバータ制御手段
8 転流手段
9 チョッピング信号発生手段
10 合成手段
11 充電パルス発生手段
12 運転モード判定手段

Claims (4)

  1. 直流電動機と、交流入力を直流に変換する整流回路と、運転制御装置での制御電力を供給する電源回路と、インバータ回路と、前記インバータ回路を構成する2個1組でトーテムポール型に結線した複数の半導体スイッチと、各半導体スイッチを駆動する駆動回路と、トーテムポール型に結線された半導体スイッチのうちの高電圧側の各半導体スイッチを駆動する電力を得るためのブートストラップ回路と、前記半導体スイッチをオン/オフ制御する信号を発生するインバータ制御手段と、前記直流電動機の運転/停止を判定する運転モード判定手段と、前記直流電動機の回転子の位置を検出するとともに回転パルスを発生する位置検出手段と、前記インバータ制御手段に組み込まれ位置検出手段の出力をもとに前記インバータ回路の半導体スイッチの動作を決定する転流手段と、前記直流電動機の回転数を可変にするためのチョッピングを行うための信号を発生するチョッピング信号発生手段と、前記転流手段の出力と前記チョッピング信号発生手段の出力と前記運転モード判定手段の出力を合成する合成手段と、前記ブートストラップ回路への充電動作を行う充電パルス発生手段とを備えた直流電動機の運転制御装置。
  2. 一定周波数でオン/オフ比率の異なる波形を出力する変調パルス発生手段と、充電パルス発生手段より出力された充電パルスと前記変調パルス発生手段より出力された変調パルスを合成する第2合成手段とを備えた請求項1記載の直流電動機の運転制御装置。
  3. 充電を行いたい相に充電を行う回路切り替え手段とを備えた請求項1記載の直流電動機の運転制御装置。
  4. 直流電動機を起動するときに一番最初に駆動する高電圧側の半導体スイッチを選定し、その駆動回路にのみ接続する初期スイッチ選定手段とを備えた請求項1記載の直流電動機の運転制御装置。
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