JP3774772B2 - 平行軸差動歯車装置 - Google Patents

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    • F16H48/20Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
    • F16H48/28Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears
    • F16H48/285Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears with self-braking intermeshing gears having parallel axes and having worms or helical teeth

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハウジング内に設けられ、入力軸を相対回転可能な一対の出力軸に連結する遊星歯車機構を有する平行軸差動歯車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の差動歯車装置は、ハウジング内に設けられた遊星歯車機構を有している。遊星歯車機構は、一対の出力軸をハウジングに関して逆方向へ回転し得るように連結する。入力軸は、ハウジングに連結され、ハウジングを出力軸の共通軸線を中心として回転させる。
【0003】
ほとんどの自動車用差動歯車装置において、遊星歯車機構は一対の出力軸を「−1」の速度比で相互に連結する。そのような速度比では、ハウジングに関する一方の出力軸の回転速度が決まると、他方の出力軸のハウジングに関する逆方向への回転速度が一義的に決定される。このようにして二つの出力軸は異なる速度で回転することができ、その平均速度がハウジングの回転速度になる。
【0004】
そのような異なる速度で回転している間(すなわち、差動回転時)、入力トルクは遊星歯車の相互結合の効率にしたがって二つの出力軸間に分配される。相対回転する二つの出力軸間のトルク比は、「バイアス比」と称される。二つのトルクの比が同一である(または僅かに大きい)ことが差動回転を開始するために必要である。バイアス比を2対1またはそれ以上にすると、より大きい牽引力を有する車輪に分配される追加のトルクがバイアス比に達するまで一方の車輪が空転するのを防止し、これによって不均一な路面状態でも牽引力をより良く利用することができる。
【0005】
2対1またはそれ以上のバイアス比を維持する遊星歯車機構は、それより低い効率で動作するために堅固な構造にしなければならない。ほとんどの摩擦は、遊星歯車とそれらの設置面との間に発生する。差動歯車装置の一部に過度の摩耗または歪みが発生するのを避けるために、支持荷重を差動歯車装置全体に分配するように特別の注意を払うべきである。
【0006】
遊星歯車機構のうちの「サイドギヤ」とも称される太陽歯車要素は、二つの出力軸の内側の端部にそれぞれ結合される。同機構のうちの「エレメントギヤ」、「スパイダーギヤ」または「結合歯車」とも称される遊星歯車要素は、二つの太陽歯車を差動回転時に互いに逆方向へ回転するように作用的に連結する。
【0007】
遊星歯車機構の周知の構造では、サイドギヤと遊星歯車とをハウジング内に互いに平行に延びる軸線を中心として回転するように配置する。この種の歯車の配置を備えた差動歯車装置は、平行軸差動歯車装置と称されている。このような差動歯車装置の遊星歯車は、通常、対をなして設置されている。各遊星歯車の一つの噛み合い部が一方のサイドギヤと噛み合い、各遊星歯車のもう一つの噛み合い部が対をなす遊星歯車と噛み合っている。
【0008】
各遊星歯車は、それぞれの両端面から突出する軸部で、またはハウジングに形成されたポケット内にそれぞれ回転可能に支持されている。ハウジングに形成された孔は軸部の軸受部を提供する。それに代えて、ポケットは遊星歯車の歯先面を含む円筒状外周面を支持する軸受部を提供する。
【0009】
ポケットに設置された遊星歯車を有する平行軸差動歯車装置の一例が米国特許第4677876号に開示されている。サイドギヤは、対をなす遊星歯車が噛み合う空間によって軸方向に離されている。サイドギヤ間の空間は、出力軸の端部を差動歯車装置内にC形締結具で定着する際の通路を提供する。C形締結具が定着された後はスペーサ棒が出力軸を離しておく。
【0010】
米国特許第5122101号には、遊星歯車が軸部によって結合された二つの歯車部から構成されている平行軸差動歯車装置の一例が開示されている。一方の歯車部は、一方のサイドギヤと噛み合う第1の噛み合い部と、対をなす遊星歯車と噛み合う第2の噛み合い部とを有している。他方の歯車部は、対をなす遊星歯車と噛み合う第3の噛み合い部を有している。対をなす遊星歯車どうしの二つの噛み合う部分は、対をなす遊星歯車とサイドギヤとの噛み合う部分を跨いでいる。遊星歯車間の追加の噛み合い部は、差動歯車装置全体の荷重をより均等化する。
【0011】
通常、二つのサイドギヤは、遊星歯車どうしの噛み合い部分と他の遊星歯車どうしの噛み合い部分との間に配置される。しかしながら、米国特許第5292291号には、遊星歯車の軸部をより長く延ばすことにより、同様の遊星歯車機構の二つのサイドギヤを離して配置することが提案されている。サイドギヤ間の空間は、出力軸の端部を差動歯車装置内に定着することと、共通軸を有する入力軸をハウジングに結合することとのいずれかのために利用されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、噛み合い部より小さい直径を有する軸部を延ばすと、遊星歯車の強度、特に捩り強度を低下させる。軸部の直径は、サイドギヤとの干渉を避けるために、最大に設定したとしても隣接する噛み合い部の歯底円径と等しい。また、延長された軸部を有する歯車素材は、歯車素材に曲げをもたらす熱処理歪みの影響をより受けやすい。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、一またはそれ以上の具体例において、差動歯車列間の荷重をよりよく管理すること、歯車の支持領域を増大させること、個々の歯車の強度を向上させること、およびハウジング内に出力軸を定着し、またはハウジングと共通軸線の入力軸を結合するために差動歯車装置内に空間を維持しておくことにより、差動歯車装置を改良することができる。
【0014】
この発明の一実施の形態は、共通の回転軸線を有する一対の駆動軸を中心として回転可能であるハウジングを有する。一対の第1および第2のサイドギヤは、ハウジング内に配置され、駆動軸の各端部をそれぞれ受け入れてそれらと共に共通軸線を中心として回転する。少なくとも一対の第1および第2の遊星歯車がハウジング内に配置され、共通軸線と平行に延びるそれぞの軸線を中心として回転する。
【0015】
各遊星歯車は、一方のサイドギヤと噛み合う第1の噛み合い部と、対をなす遊星歯車の噛み合い部とそれぞれ噛み合う第2および第3の噛み合い部とを有している。遊星歯車どうしの互いに噛み合う第2および第3の噛み合い部は、第2のサイドギヤを共通軸線に沿って跨ぐ。第1および第2のサイドギヤは、遊星歯車どうしの互いに噛み合う第2の噛み合い部を共通軸線に沿って跨ぐ。この後者の特徴により、一対のサイドギヤは、互いに噛み合う第2の噛み合い部の実際の噛み合い幅を含む距離だけ共通軸線に沿って離される。
【0016】
遊星歯車の第1および第2の噛み合い部は、連続しているのが望ましい。一方、第1の遊星歯車の第2および第3の噛み合い部は、第2および第3の噛み合い部の外径より小さい外径を有する軸部によって離すのが望ましい。第2の噛み合い部は、離されたサイドギヤと共に用いられる従来の跨ぐ遊星歯車の延長された軸部に替わるものである。軸部より大きい第2の噛み合い部の外径は、この発明の新規な遊星歯車の強度を延長された軸部を有する従来の遊星歯車の強度より向上させる。サイドギヤ間の露出した噛み合い領域は、差動歯車装置内の他の噛み合い領域に潤滑油を循環させるのに役立つ。
【0017】
この発明の他の実施の形態は、同様のハウジングと、共通軸線を中心として回転可能である一対の第1および第2のサイドギヤとを有する。サイドギヤは、それぞれの軸線を中心として回転可能である少なくとも一対の第1および第2の遊星歯車によって相互に連結される。各遊星歯車は、一方のサイドギヤと噛み合う第1の噛み合い部と、対をなす遊星歯車の各噛み合い部と噛み合う第2、第3および第4の噛み合い部とを有する。各遊星歯車の第2、第3および第4の噛み合い部は、各遊星歯車の回転軸線に沿って互いに離されている。
【0018】
例えば、第1の遊星歯車の第1の噛み合い部は、第2の噛み合い部と第4の噛み合い部とを離れさせ、第2の遊星歯車の第1の噛み合い部は、第2の噛み合い部と第3の噛み合い部とを離れさせる。軸部は、第1の遊星歯車の第2の噛み合い部と第3の噛み合い部とを離れさせ、第2の遊星歯車の第2の噛み合い部と第4の噛み合い部とを離れさせる。
【0019】
各遊星歯車の外周面は、ポケットに回転可能に支持される。遊星歯車間の追加の噛み合い部は、他の噛み合い部の歯に作用する荷重を低下させるとともに、追加の支持面を提供して歯車の支持荷重をハウジング内によりよく分配する。
【0020】
【発明の実施の形態】
図面に示すこの発明の新規な差動歯車装置は、主体12と端蓋14とを組み立ててなるハウジング10を有している。端蓋14は、ボルト16によって主体12に固定されている。フランジ17には、ハウジング10に駆動力を伝達するリングギヤ(図示せず)を装着するための孔18が形成されている。一対の出力駆動軸20,22が、ハウジング10の両端部にトラニオン24,26を貫通して受け入れられている。トラニオン24,26は、ハウジング10を車両のシャーシ(図示せず)に対して出力軸20,22の共通軸線32を中心として回転させるためのジャーナル28,30を有している。
【0021】
出力軸20,22の内側の端部は、第1および第2のサイドギヤ34,36にそれぞれスプライン結合されている。しかも、いわゆるC形締結ワッシャ38,40として形成された取り外し可能な締結要素が出力軸20,22の内側の端部をサイドギヤの凹部42,44に据え付けている。二つの部分からなるスペーサブロック46が、出力軸20,22の内側の端部のサイドギヤ34,36間における軸方向の移動をさらに制限している。
【0022】
C形締結ワッシャ38,40は、スペーサブロック46がハウジング10内に配置される前に出力軸20,22の内側の端部に装着される。ピン48,50は、出力軸20,22の内側の端部がサイドギヤ34,36間の空間に交互に挿入される間、二つのサイドギヤ34,36を離間させておく。主体12を貫通する窓孔52は、C形締結ワッシャ38,40を出力軸20,22の内側の端部に装着するための通路を提供する。
【0023】
図3において最もよく分かるように、スペーサブロック46は、リングギヤ(図示せず)との干渉を避けるために、二つのスペーサ半体54,56に分割されている。一方のスペーサ半体54が窓孔52を通して最初に挿入され、それに続いて他方のスペーサ半体56が挿入される。保持ボルト57がスペーサ半体56の孔60に挿通されるとともに主体12に係合され、これによって両方のスペーサ半体54,56が主体12内に確実に締結される。各スペーサ半体54,56は、出力軸20,22およびサイドギヤ34,36の軸方向への移動をそれぞれ制限する押圧面62,64を有している。スペーサ半体54,56の押圧面64は、サイドギヤ34,36をピン48,50より大きく離間させる。したがって、差動歯車装置の動作中にピンに負荷が作用することはない。
【0024】
サイドギヤ34,36は、共通軸線32と平行に延びるそれぞれの軸線72,74を中心として回転可能である三対の遊星歯車68,70によって相互に連結されている。遊星歯車68,70の外周面は、主体12にポケットとして形成された支持面76,78によって回転可能に支持されている。
【0025】
サイドギヤ34,36と噛み合う三対の遊星歯車68,70のうちの一対のものの配置が図4に示されている。図4においては、サイドギヤ34,36を遊星歯車68,70と共通軸線を含む平面上で噛み合い回転させるために、共通軸線32が二つの線分32A,32Bに分離されている。
【0026】
遊星歯車68は、四つの噛み合い部80,82,84,88と一つの軸部86とを有しており、遊星歯車70は、四つの噛み合い部90,94,96,98と一つの軸部92とを有している。遊星歯車68の三つの噛み合い部80,82,,84は、連続噛み合い部を形成する。この連続噛み合い部は、残りの噛み合い部88と軸部86によって結合されている。遊星歯車70の噛み合い部90は、残る三つの噛み合い部94,96,98によって形成される連続噛み合い部に軸部92によって結合されている。軸部86,92は、サイドギヤ36,34と干渉するのを防止するために、それぞれが隣接する噛み合い部より小さい直径を有している。
【0027】
遊星歯車68の噛み合い部82は、サイドギヤ34との噛み合いによって隣接する噛み合い部80,84と区別されている。同様に、遊星歯車70の噛み合い部96は、サイドギヤ36との噛み合いによって隣接する噛み合い部94,98と区別されている。遊星歯車68の三つの噛み合い部80,84,88は、対をなす遊星歯車70の共通軸線32A,32Bに沿う別々の領域である三つの噛み合い部90,94,98とそれぞれ噛み合う。
【0028】
例えば、互いに噛み合う噛み合い部80/90,84/94はサイドギヤ34を跨ぎ、互いに噛み合う噛み合い部84/94,88/98はサイドギヤ36を跨ぐ。サイドギヤ34,36は、互いに噛み合う噛み合い部84/94を跨ぐ。サイドギヤ34,36は、互いに噛み合う噛み合い部84/94の実質的な噛み合い幅を含む距離だけ共通軸線に沿って離して配置するのが望ましい。実質的な噛み合い幅は、互いに噛み合う噛み合い部が軸線を含む平面において重なる長さと等しい。
【0029】
互いに噛み合う噛み合い部84/94は、サイドギヤ34,36の間の追加の空間を使用し、遊星歯車68,70間の実際の噛み合い長さを増大させる。この結果、互いに噛み合う他の二つの噛み合い部80/90,88/98に作用する応力の大きさが減少する。噛み合い部84,94は、支持面76,78に対し追加の軸支持領域を提供し、主体12に作用する遊星歯車の支持応力を減少させる。噛み合い部84,94は、C形締結ワッシャ38,40を組み付ける間、サイドギヤ34,36を離しておくためのピン4,50の代わりに用いることも可能である。
【0030】
図5は、他の歯車構成の上記と同様の配置を示すものである。サイドギヤ104,106は、図示の都合上二つの線分112A,112Bに分離された共通軸線を中心として回転可能である。それぞれの平行軸線114,116を中心として回転可能である遊星歯車108,110は、二つのサイドギヤ104,106を互いに逆方向へ回転し得るように連結する。
【0031】
前述した実施の形態に対し、この実施の形態の遊星歯車108,110は、三つの噛み合い部しか有しておらず、一方の遊星歯車しか軸部を有していない。遊星歯車108は、三つの噛み合い部118,120,124と一つの軸部122とを有している。噛み合い部118,120は互いに連続しているが、噛み合い部124とは軸部124によって離されている。遊星歯車110は、互いに連続した三つの噛み合い部130,132,134を有している。
【0032】
遊星歯車108の噛み合い部118はサイドギヤ104と噛み合い、遊星歯車110の噛み合い部132はサイドギヤ106と噛み合っている。遊星歯車108の残りの噛み合い部120,124は、共通軸線112A,112Bに沿った異なる領域である遊星歯車110の噛み合い部130,134とそれぞれ噛み合っている。例えば、遊星歯車108,110の間の互いに噛み合う二つの噛み合い部120/130,124/134はサイドギヤ106を跨ぎ、二つのサイドギヤ104,106は、互いに噛み合う噛み合い部120,130を跨ぐ。
【0033】
図5に示す歯車構成は、従来の平行軸差動歯車装置に対し、遊星歯車と遊星歯車との噛み合いを追加して荷重をよりよく分配させる。この発明を他の各種の歯車構成に適用することによっても同様の効果が得られる。例えば、1993年3月24日に共同出願され、この出願に参照として取り入れられている米国特許出願第08/036444号には、遊星歯車を対で配置する代わりに3個または4個のグループで配置することが開示されている。遊星歯車と遊星歯車との噛み合いを追加することは、グループのうちの中間の遊星歯車の高荷重を伝達するのに特に有用である。各グループ内の遊星歯車は、異なる寸法にしてもよい。また、連続噛み合い部は、二つまたはそれ以上の異なる歯車部に分けてもよい。そのような一例がここに参照として取り入れられている米国特許第5169370号に開示されている。
【0034】
この発明の新規な歯車列を据え付けるためのハウジングは広範に変化させることができる。例えば、ハウジングは一つの主体と二つの端蓋とから構成してもよく、あるいは二つのサイドギヤの間またはいずれか一方の端部近傍において分割された二つの半体から構成してもよい。1993年5月6日に共同出願され、ここに参照として取り入れられている米国特許出願第08/058480号に開示されているように、固定されたまたは揺動可能な台座を用いて遊星歯車を据え付けるようにしてもよい。リングギヤを介してハウジングを駆動する代わりに、スペーサブロックを、ハウジング内のそれと同軸の入力軸を結合するための駆動ブロックとして形成してもよい。その一例がここに参照として取り入れられている米国特許第5292291号に開示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る差動歯車装置の一実施の形態を出力駆動軸の内側の端部がハウジングに挿入された状態で示す図2の1ー1線に沿う断面図である。
【図2】三対の遊星歯車とその三対の遊星歯車間に形成されたスペーサブロックを受け入れる空間とを示す図1の2ー2線に沿う断面図である。
【図3】スペーサブロックの斜視図である。
【図4】先行する図に示す歯車列の個々の歯車を噛み合いを維持した状態で設置位置から共通の軸線を含む平面に展開して示す概略図である。
【図5】この発明の実施に用いることができる歯車列の他の形態を示す図4と同様の図である。
【符号の説明】
10 ハウジング
20 出力軸
22 出力軸
32 共通軸線
32A 共通軸線の線分
32B 共通軸線の線分
34 (第1の)サイドギヤ
36 (第2の)サイドギヤ
46 スペーサブロック(スペーサ)
68 (第1の)遊星歯車
70 (第2の)遊星歯車
72 軸線
74 軸線
76 支持面(ポケット)
78 支持面(ポケット)
80 (第4の)噛み合い部
82 (第1の)噛み合い部
84 (第2の)噛み合い部
86 軸部
88 (第3の)噛み合い部
90 (第4の)噛み合い部
92 軸部
94 (第2の)噛み合い部
96 (第1の)噛み合い部
98 (第3の)噛み合い部
104 (第1の)サイドギヤ
106 (第2の)サイドギヤ
108 (第1の)遊星歯車
110 (第2の)遊星歯車
112A 共通軸線の線分
112B 共通軸線の線分
114 軸線
116 軸線
118 (第1の)噛み合い部
120 (第2の)噛み合い部
122 軸部
124 (第3の)噛み合い部
130 (第2の)噛み合い部
132 (第1の)噛み合い部
134 (第3の)噛み合い部

Claims (19)

  1. 共通の回転軸線を有する一対の駆動軸を中心として回転可能であるハウジングと、
    上記ハウジング内に配置され、上記駆動軸の各端部をそれぞれ受容してそれらと共に上記共通軸線を中心として回転する一対の第1および第2のサイドギヤと、
    上記ハウジング内に配置され、上記共通軸線と平行に延びるそれぞれの軸線を中心として回転する少なくとも一対の第1および第2の遊星歯車とを備え、
    上記遊星歯車の各々が、上記一対のサイドギヤの一方と噛み合う第1の噛み合い部と、対をなす遊星歯車と噛み合う第2、第3および第4の噛み合い部とを有し、
    上記一対の遊星歯車の互いに噛み合う第2の噛み合い部と互いに噛み合う第3の噛み合い部とが上記第2のサイドギヤを共通軸線に沿って跨ぎ、
    上記一対の遊星歯車の互いに噛み合う第2の噛み合い部と互いに噛み合う第4の噛み合い部とが上記第1のサイドギヤを共通軸線に沿って跨ぎ、
    上記第1および第2のサイドギヤが一対の遊星歯車の互いに噛み合う第2の噛み合い部を共通軸線に沿って跨ぎ、
    上記対をなす遊星歯車のうちの第1の遊星歯車の上記第2および第3の噛み合い部が、上記第1の遊星歯車の第2および第3の噛み合い部の外径より小さい外径を有する軸部によって結合され、
    上記対をなす遊星歯車のうちの第2の遊星歯車の上記第2および第4の噛み合い部が、上記第2の遊星歯車の第2および第4の噛み合い部の外径より小さい外径を有する軸部によって結合されている平行軸差動歯車装置。
  2. 上記一対のサイドギヤが、互いに噛み合う上記第2の噛み合い部の実際の噛み合い長さを囲む距離だけ上記共通軸線に沿って離されている請求項1の平行軸差動歯車装置。
  3. 第1の遊星歯車の上記第1および第2の噛み合い部が連続している請求項2の平行軸差動歯車装置。
  4. 第2の遊星歯車の上記第1、第2および第3の噛み合い部が連続している請求項の平行軸差動歯車装置。
  5. 第1の遊星歯車の上記第1の噛み合い部が第1の遊星歯車の上記第2および第4の噛み合い部に連続し、第2の遊星歯車の上記第1の噛み合い部が第2の遊星歯車の第2および第3の噛み合い部に連続する請求項1の平行軸差動歯車装置。
  6. 遊星歯車の各対が、遊星歯車とサイドギヤとの二つの噛み合いと、遊星歯車どうしの三つの噛み合いを有しており、それらの噛み合いが共通軸線に沿って異なる領域に配分されている請求項1の平行軸差動歯車装置。
  7. 上記領域のうちの第1領域が、第1の遊星歯車の第1の噛み合い部と第1のサイドギヤとの噛み合いよって限定され、
    上記領域のうちの第2の領域が、第2の遊星歯車の第1の噛み合い部と第2のサイドギヤとの噛み合い部によって限定され、
    上記領域のうちの第3の領域が、第1および第2の遊星歯車の第2の噛み合い部どうしの噛み合いによって限定され、
    上記領域のうちの第4の領域が、第1および第2の遊星歯車の第3の噛み合い部どうしの噛み合いによって限定され
    上記領域のうちの第5の領域が、第1および第2の遊星歯車の第4の噛み合い部どうしの噛み合いによって限定される請求項の平行軸差動歯車装置。
  8. 上記第2の領域が上記第3の領域と第4の領域との間に配置され、上記第3の領域が上記第1の領域と第2の領域との間に配置されている請求項の平行軸差動歯車装置。
  9. 上記第1の領域が上記第3の領域と第5の領域との間に配置されている請求項の平行軸差動歯車装置。
  10. 上記一対のサイドギヤが二つの駆動軸の内側の端部を分離するスペーサによって分離されている請求項1の平行軸差動歯車装置。
  11. 上記ハウジングに上記スペーサを挿脱するための窓がハウジングの壁部を貫通して形成されている請求項10の平行軸差動歯車装置。
  12. 上記一対の遊星歯車の外周面をそれぞれの軸線を中心として回転可能に支持する少なくとも一対のポケットをさらに備えた請求項1の平行軸差動歯車装置。
  13. 上記ポケットの各々が、上記第2および第3の噛み合い部の外周面を支持する支持面を有している請求項12の平行軸差動歯車装置。
  14. 共通の回転軸線を有する一対の駆動軸を中心として回転可能であるハウジングと、
    上記ハウジング内に配置され、駆動軸の各端部をそれぞれ受け入れてそれらと共に共通軸線を中心として回転する一対の第1および第2のサイドギヤと、
    上記ハウジング内にそれぞれの軸線を中心として回転可能に配置され、上記サイドギヤを互いに逆方向へ相対回転し得るように作用的に結合する少なくとも一対の第1および第2の遊星歯車とを備え、
    上記遊星歯車の各々が、上記サイドギヤの一方と噛み合う第1の噛み合い部と、対をなす遊星歯車の噛み合い部とそれぞれ噛み合う第2、第3および第4の噛み合い部とを有し、
    上記第2、第3および第4の噛み合い部が、遊星歯車の回転軸線に沿って互いに分離され、
    上記第1の遊星歯車の上記第1の噛み合い部が、上記第1の遊星歯車の上記第2の噛み合い部と上記第4の噛み合い部とを上記第1の遊星歯車の軸線に沿って分離し、
    上記第2の遊星歯車の上記第1の噛み合い部が、上記第2の遊星歯車の上記第2の噛み合い部と上記第3の噛み合い部とを上記第2の遊星歯車の軸線に沿って分離し、
    上記第1の遊星歯車の上記第2および第3の噛み合い部が、上記第1の遊星歯車の上記第2および第3の噛み合い部の外径より小さい外径を有する軸部により上記第1の遊星歯車の軸線に沿って分離され、
    上記第2の遊星歯車の上記第2および第4の噛み合い部が、上記第2の遊星歯車の上記第2および第4の噛み合い部の外径より小さい外径を有する軸部により上記第2の遊星歯車の軸線に沿って分離されている平行軸差動歯車装置。
  15. 各遊星歯車の上記第3および第4の噛み合い部が、各遊星歯車の上記第1および第2の噛み合い部によって分離されている請求項14の平行軸差動歯車装置。
  16. 上記遊星歯車の外周面をそれぞれの軸線を中心として回転可能に支持する少なくとも一対のポケットをさらに備えている請求項14の平行軸差動歯車装置。
  17. 上記ポケットが、上記第2、第3および第4の噛み合い部の外周面を支持する支持面を有する請求項16の平行軸差動歯車装置。
  18. 上記一対のサイドギヤが、遊星歯車の互いに噛み合う上記第2の噛み合い部の実際の噛み合う部分の長さと少なくとも等しい距離だけ共通軸線に沿って分離されている請求項14の平行軸差動歯車装置。
  19. 上記一対のサイドギヤがスペーサによって分離されている請求項18の平行軸差動歯車装置。
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