JPH06504837A - 差動ギヤ集成体 - Google Patents
差動ギヤ集成体Info
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- JPH06504837A JPH06504837A JP5509632A JP50963293A JPH06504837A JP H06504837 A JPH06504837 A JP H06504837A JP 5509632 A JP5509632 A JP 5509632A JP 50963293 A JP50963293 A JP 50963293A JP H06504837 A JPH06504837 A JP H06504837A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/20—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
- F16H48/28—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears
- F16H48/285—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears with self-braking intermeshing gears having parallel axes and having worms or helical teeth
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
差動ギヤ集成体
技術分野
本発明は、動力源から駆動される道路車両へ駆動トルクを伝達するために使用さ
れる差動ギヤ集成体に関し、より詳しくは、車輪スピンに抵抗を持つ差動ギヤ集
成体従来の差動ギヤは、駆動される地上車輪の間に等分に駆動トルクを分配する
“自由“差動(free differentjal)であり、車両が角を曲が
るとき、又は地表面の不規則性により、又はタイヤのサイズによって起こる車輪
の地上速度における違いを補う。
自由差動は、より高価な自動車を除(すべての車両について、標準的な集成体で
ある。しかし、一方の車輪における牽引力および駆動トルクの損失が、他の駆動
車輪の駆動トルクに、対応する損失をもたらす結果となるという欠点を持ってい
る。動力源からの過剰のトルクは、牽引力を失った車輪にスピンを発生するだけ
になるであろう。
一方の車輪において牽引力の損失が生じた場合、不埒、衡な出力トルクを許す集
成体を設計するための多くの提案がなされている。そのひとつ、の集成体は、グ
リースマン(Greas+oan)による米国特許明細書第2859641号に
記載されており、商業的にはトルセン(TOR3EN)差動として知られている
。この差動は、一方の駆動車輪が地面との接着力が悪いために、必要とされる駆
動トルクを保つことができない時、内部摩擦と組み合わさって出力シャフトの間
にトルクの不均衡を発生させるために、非能率的なギヤを利用している。
スリップ(limited 5lip)差動集成体は、ウオーム歯車ギヤ又は修
正された交差型らせん状ギヤとしてより良(説明されるギヤの、駆動特性の効率
に頼る複雑な構造体である。そのような構造体においては、歯のかみ合わせの数
は制限され、交差型らせん状ギヤの歯の間の接触の性質と組み合わさって、そう
した差動の負荷容量を著し明らかにずっと少ない一定の四輪駆動を持つ車両の中
に適用されている。
ここに参考として挿入された本発明者等の以前の米国特許第5071395号の
中には、ノンスリップ差動ギヤ集成体が記載されており、ハウジング内に据え付
けられた中間シャフトが、おのおのの車両ギヤとかみ合ったギヤをそれぞれ備え
ている。一方の出力シャフトに対する一組のかみ合うギヤは、反対のハンドを有
する歯車を持つ従来の平歯車又はらせん状ギヤであり、もう一方の出力シャフト
に対する一組のかみ合う、ギヤは、同じハンドのらせん状ギヤで、それ等の間で
ゼロか又は非常に低効率の駆動を有している。該特許に記載された集成体におい
ては、車輪スピンを防止するために、同じハンドの一組のらせん状ギヤの間のゼ
ロ又は非常に低効率の駆動に頼っているが、2組のかみ合うギヤの異なる回転特
性が、車軸の間に差動が起こるのを許している。従来技術のこの差動集成体に固
有の非対称性は、個人用の自動車又はトラックにおいて商業的な受け入れを見出
しておらず、その性能の信頼、性における難点および取り扱い上の特性が、まだ
解決されていない問題となっている。
発明の目的
本発明の目的は、改良された制限スリップ(li■i tedslip)差動ギ
ヤ集成体を提供することである。
発明の開示
本発明に従う制限スリップ差動ギヤ集成体は下記を含む:第1軸の周りに回転す
るように取り付けられたハウジング;回転運動を該ハウジングと結合させる手段
;外歯を有しそして夫々、該ハウジングの反対側に取り付けられた、二つの共軸
の且つ離れたギヤ部材;および各ギヤ部材とかみ合い且つ、それぞれのギヤ要素
と共に回転する平歯車により相互連結された一対のギヤ要素。ここの回転軸に平
行に延びており、・そして該ギヤ要素およびギヤ部材は該ギヤ要素よりも直径が
大である。
ギヤ部材の直径を、それとかみ合うギヤ要素の直径よりも大きくした利点は、駆
動力がギヤ要素からギヤ部材性したシャフトのらせん状ギヤの使用に依存してい
ることに気付くであろう。しか、しこれは、ギヤ部材とそれにかみ合うギヤ、要
素の駆動比が1=1以外を示す時、その回転特性の理由からではなく、ギヤ部材
およびかみ合うギヤ要素の間の駆動特性の効率のためである。そのような特性は
以前、ウオーム歯車および交差型らせん状ギヤ駆動においてのみ有効であると考
えられていた。
差動ギヤ集成体の厳密な寸法は、オーストラリア国内いからである。本発明の集
成体において平行したシャフトを有するギヤの使用は、交差型らせん状ギヤを収
容する、類似の直径のギヤハウジングの所定の直径において、より多くの歯が接
触する事態を可能にしている。これは、トルセン(TORSEN)差動集成体と
似た特性を持つがより強度が大きい制限スリップ差動ギヤ集成体の開発を可能に
し、従って広範囲の車両に適合できる。
本発明は例により、添付の、大幅に図式化された図面を参照して、より詳細に説
明されるであろう。
第1図は、第1態様の差動ギヤ集成体の垂直縦方向断面図であり、該差動ギヤ集
成体は平歯車によって相互連結された、二つのらせん状ギヤ要素を用いている。
第2図は、第1図の縦断面図であり、第1図の矢印■〜■によって示される線お
よび方向に沿った図面である。
第3図は、差動ギヤ集成体の第2の態様の概略縦断面のギヤ要素全周い、それぞ
れの対は平歯車によって相互連結されている。
第4図は、第3図の8個のギヤ要素が、二つの共軸の且つ離れたらせん状のギヤ
部材の周囲に、4つづつ2グループに分かれて配置されている様子を示す縦断面
図である。
第5図は、第3図の一部の詳細図であり、二つのギヤ要素がおのおののギヤ部材
と組み合わさって、平歯車によって相互連結されている様子を示している。
第6図は、第5図に対応する第2の詳細図であるが、自己解放性軸方向スラスト
を発生するように修正された、ギヤ要素およびギヤ部材を示している。
第7図および第8図は、ギヤ部材およびギヤ要素の除去後の第3図のギヤ集成体
のハウジングの断面図であり、該断面図はそれぞれ、第3図の矢印■−■および
■−■によって示される線および方向に沿っている。
第9図は、種々の対のかみ合うらせん状ギヤについてのらせん状リード角(θ)
に対してプロットされた機械的効率(η)の曲線であり、それぞれの対は種々の
ギヤ直径比を有している。該曲線は、ギヤの対を通して一方方向への駆動伝達に
対する抵抗が、反対方向への駆動伝達抵抗といかに異なるかを示している。
第1の実施態様の記述
本願の第1図に示された装置は、一対の遊星ギヤ要素を使用し、全般的に左右対
称の配置を有する。
7を含むそれぞれの端板4および5が3の位置でボルトで締められている。ウェ
ブ板8は端板4およびケーシング2の間で、その縁が締めつけられており、ジャ
ーナルとして働く3つの孔9.10および11を提供している。
孔10は、第1の軸上のジャーナル6および7と軸方向に整列されており、他の
二つの孔9および11は夫々、該第1の軸から変位し該軸に平行な第2の一対の
軸を規定するジャーナルを提供している。
支持ウェブ12は端板2と一体的に形成され、ウェブ板8と平行して且つウェブ
板8から離れて、集成体を横切って延びている。支持ウェブ12はそれぞれのジ
ャーナルを提供する3つの孔13.14および15とともに形成されており、各
鎖孔は板8の孔9.10および11とそれぞれ整列されている。
かみ合う平歯車の車輪16および17の対は、板8およびウェブ12の間のスペ
ースに位置し、それぞれ対になった孔9および12、そして、11および15に
よって提供されるジャーナルによって、第2の軸に支持されるそれぞれのシャフ
ト18および19にキー締めされている。
シャフト18は、板8および端板4との間のスペースにらせん状の歯を有するウ
オームギヤ要素21を有する。
シャフト18の端部は、端板4の中の孔22によって、ジャーナルの形で保持さ
れている。同様に、シャフト1を有するウオ−ムギヤ要素23を有し、端板2内
に設けられた孔24の中にジャーナルの形で保持される。
ハーフシャフト26および27は、それらの互いの間で差動の運行が起きるが、
ハウジング1の反対側から共軸でそれぞれ延びている。シャフト26はギヤ要素
21とかみ合うらせん状歯のギヤ部材28を有して、第1の外方向の且つらせん
状の歯を有するギヤユニットを形成する。そしてシャフト27はギヤ要素26と
かみ合うらせん状歯のギヤ部材30を有して、第2のギヤユニットを形成する。
シャフト27は孔7および14の中に設けられたジャーナルで支持され、シャフ
ト26は孔6および10によって与えられるジャーナルで支持される。
それぞれのギヤユニットは、便宜上「プラス−プラス」特性と呼ばれる特性を有
し、即ち従来の又は「プラス−マイナス」ギヤを用いた場合のように反対方向に
ではなく、同じ方向に回転するそれらのかみ合うギヤによって、駆動力を伝達す
る。我々はこの度、プラス−プラスギヤは直径の大きいらせん状ギヤか、ら直径
の小さいらせん状ギヤへ駆動力を伝達する方が、小さい直径のギヤから大きい直
径のギヤへよりも、より効率良く伝達するという追加の特性を有することを見出
した。このように、第1図を見ると、より小さなギヤ要素21および23からよ
り大きなギヤ部材28および30への方向の時に、駆動の方向が逆になりギヤ部
材28および30からギヤ要素21および13へ伝達される時よりも、実質的に
より効ハウジン老1は、差動ギヤ集成体において習慣的なように、クラウン車輪
(crown wheel)およびピストン(図に示されていない)によって、
シャフト26および27の共通軸の周りを回転している。
第1の実施態様の操作
該差動ギヤ集成体を取り付けられた車両が直線に沿って走る時、ギヤユニット2
1.28および23.30は、かみ合う平歯車16および17を通して連結され
ているため、互いに相対的に回転することができない。そこでハウジング1の回
転駆動は出力シャフト26および27へ直接伝えられる。
該車両が曲がる時、ハーフシャフトの一つ、例えばハーフシャフト27は、他の
ハーフシャフト26よりも早(回転する。ハウジング1の回転速度はその時ハー
フシャフト26および27の回転速度の平均になるであろう。
ハーフシャフト26および27と該ハウジングの回転速へ駆動するギヤ部材30
によつ、て適合され、一方他のギヤ部材28はギヤ要素21をやはり許容できる
効率で反対方向へ駆動する。これは、どちらの場合も駆動力はより大きい直径の
ギヤからより小さい直径のギヤへと伝達されるという事実からの帰結である。ギ
ヤ要素21および23のそのような逆回転は、二つのかみ合う平歯車16および
17のそれぞれ反対方向の回転によって相殺される。その゛結果ギヤ集成体の差
動作用が、最大限の駆動トルクの下でギヤユニットとともに起こる。より大きい
への運動の伝達効率は、典型的に0.5である。
もし駆動車輪の一つ、例えばハーフシャフト27に取り付けられた車輪、がハー
フシャフト内の駆動トルクに抵抗するに充分な地面との接着力を持たないと、7
)−フシャフトのトルクはそれに従って低下する。そのような状況における「自
由」差動では、他の一方の/X−フシャフト内で対応するトルクの低下があり、
どのような過剰の動力も、地面との接着力が良い車輪の抵抗と対照的に、費やさ
れる。しかし記載されている制限スリップ差動においては、ギヤ集成体を横切る
摩擦力がそのような状況下でハーフシャフトのトルクの同等化に抗して働き、ま
たハーフシャフト27に固定された車輪内の車輪スピンの発生に対抗しても働き
、これにより、/’%−フシャフト26および27の間で駆動トルクの不均衡を
持続させる。
ハーフシャフト26からハーフシャフト27へのトルクの伝達は、ギヤ部材28
からギ、ヤ要素21へO−5の効□率である。ギヤ要素21は、かみ合う平歯車
16および17を介して、ギヤ部材30とかみ合うギヤ要素23ヘトルクを伝達
する。しかしこの駆動は今、より小さい直径のギヤ要素からより大きい直径のギ
ヤ部材へと伝達されている。上に記述したように、これは非常に悪い効率、典型
的には僅か0.Ntl率でしか達成されない。ここに記載されている制限スリッ
プ差動は、車輪スピンの開始越えるトルク、の不均衡を持続することができる。
発明の好ましい実施態様
第3.4.5.7および8図に関連して記載された本発明の態様は、たった今記
載した態様と同様に操作されるが、該集成体の配置は〆相違し、それぞれのハー
フシャフトに適用されたトルクを4つのグループのらせん状歯のギヤ要素の間で
分配可能にしている。該ギヤ要素のそれぞれは、協動するギヤ部材と連続して係
合している、一つ以上の歯の(りこみ(tooth convolution)
を有している。
第3図は差動ギヤ集成体のハウジング40の縦断面を示している。ハーフシャフ
ト41はハウジング40の一端上の末端キャップ70を通って突き出ており、す
でに記載された態様におけるように、ハウジング内でらせん状歯ギヤ部材42を
有している。該ハウジングの反対側にもまた末端キャップ71が取り付けられて
おり、該キャップを、ハウジング40内で第2のギヤ部材47を有するハーフシ
ャフト48が貫通・している。二つのギヤ部材41.48は互いに離れ且つ共通
軸の関係に配置され、従来のクラウン−ピニオン装置(図示なし)によって回転
駆動されるハウジングの回転軸とも共通の軸である。
ハウジング40は、第7および8図に示されるように、その中央部分が直径にそ
って伸びるウェブ73を有し、一方の側に軸方向に平行な竪穴74の環を、他の
側に軸方向に平行な竪穴76のオフセット環を備えている。これらの竪穴は第4
図に示さ、れるように互いに重なって、符号45で示、される一対の平歯車およ
び符号49で示される一対のもう一方の平歯車がかみ合った、一対のかみ合った
平歯車を収容している。第8図で示されるように、ウェブ73の中の中央孔78
はシャフト41.48の隣接端部79のための軸受を提供している。総べて使用
されている軸受は、回転する構成部分によって発生される軸方向のスラストを吸
収するための軸端スラストの軸受として組み立てられている。
第3図に示される4つの同一のらせん状歯のギヤ要素43は、その円周の周りを
等間隔でギヤ部材42とかみ合っている。該要素43のそれぞれはギヤ部材42
よりも著しく小さい直径である。ギヤ要素43およびギヤ部材42は同じ側にあ
り、駆動力の伝達において同じように回転する。
ギヤ要素43のそれぞれは、第5図で示されるように、一方の端で平歯車49の
一つを支えている。平歯車49のそれぞれは対応する平歯車46とかみ合う。平
歯車46は、ギヤ要素53の軸に関し・て円周的に偏りのある軸を有するギヤ要
素46の一方の端にそれぞれ取り付けられている。ギヤ要素46は、ハウジング
40の反対側の端でハウジング71から突き出しているハーフシャフト48に取
り付けられたギヤ部材47とかみ合っている。
該ギヤ要素の偏りの程度は第4図から明らかである。ギヤ部材42はギヤ部材4
7と同じである。平歯車の対45.48は互いに分離しており、それぞれの対が
ギヤ要素43.46の独自の対と、協動している。
好ましい態様の操作
第1図を参照すると、ハウジング40に加えられる回転駆動は、ギヤ要素43.
46とギヤ部材42.47の間の歯のかみ合わせによって、ハーフシャフト41
.48へ分は与えられる。 該ハーフシャフトに取り付けられた両方の駆動車輪
が道路牽引力を保持する限り、それぞれの該ハーフシャフトへのトルク出力は平
歯車45.49において釣り合うであろう。該平歯車はこうして差動中は支点の
役割を果たす。直線に沿って車両の移動が行われる間、ギヤ部材42.47に対
してギヤ要素43.46の回転はなく、二つの車輪への駆動トルクは等しい。
車両が曲がる時、角の内側上のハーフシャフトは、仮にハーフシャフト41だと
して、ハーフシャフト48に連結された外側の車輪を駆動するよりもより緩慢な
速度で回転するであろう。該ハウジング内のかみ合うギヤは負荷の下で変換して
、ハーフシャフト41および48の回転速度の違いを補い、該ハウジング40は
2つのハーフシャフトの速度の平均の速度、で回転する。出力トルクが平歯車の
支点においてバランスを保つ一方、内側のハーフシャフト41および外側のハー
フシャフト48の間には、互いにかみ合っているギヤ要素とギヤ部材の間の摩擦
によって発生するトルクの不均衡がある。
ハウジングの両側にあってかみ合うギヤは、より小さい直径のギヤ要素を駆動す
るギヤ部材の効率で作動する。
に分は与えら9れるトルクは、平歯車における残余のトルクに約30%補ったト
ルクであり、他の外側のハーフシャフト48に分は与えられるトルクは、平歯車
における残余のトルクから約30%差し引いたトルクであろう。
駆動車輪の一つへの牽引力が、それに連結された該ハ、 −フシャフトの中の駆
動トルクに抵抗できない場合、車両スピンが生じる傾向があるだろう。これが起
こると、該ギヤ集成体全体に摩擦力を引き起こし、該ハーフシャフトの駆動トル
クの中に不均衡を発生させ、それにより、牽引力の低さを示す車輪のトルクは、
該車輪において得られる牽引力に制限されるであろう。他の一方の車輪へのトル
クは補うように増加される。
そうした不均衡が発生する程度の限界は、一方の車輪が他の一方の車輪を駆動し
ているかのごと(、集成体全体のギヤの効率に依存する。これは差動の「トルク
バイアス比」と呼ばれ、これは好ましい態様においては:1・ (協動するギヤ
要素を駆動するギヤ部材の駆動効率X協動するギヤ部材を駆動し、ている時の該
ギヤ要素の駆動効率)である。
ギヤ要素とギヤ部材との間の駆動伝達の逆方向のそれぞれの効率は、典型的には
0.70(前に述べたように)および0.15である。
上の数値を上のトルクバイアスの式へ入れると、トル1 : 0.70X0.1
5、又は
実際におい、ては、これは牽引力の低い車輪によって抵抗されるトルクは、牽引
力の良い車輪へのトルクの10倍になるかもしれないが、これは常に、後者の車
輪の牽引力が増加する駆動トルクに抵抗するに充分である、という条件の場合で
ある。
上の簡素化された計算において、該平歯車の効率は100%に近いので、無視さ
れていることもまた指摘されるべきであろう。
第3図に示された該集成体におけるギヤ要素43.46のそれぞれは、二つの回
旋に加えて、ギヤ部材42.47と接触したオーバーラツプを有する。該ハウジ
ング40の所定の外径に対する駆動伝達に与える強度は、交差するらせん状ギヤ
を使用する従来のシステムの改良を示す。従来のシステムは、一つの回旋とそれ
に加えて交差するギヤのオーバーラツプのみが、いつもギヤ部材とかみ合うこと
ができるからである。また、実際に使用することができる交差するギヤの数は、
ハウジングの最大直径要件によって制限される。・
実施態様の変形
第6図は、該ハウジングにおける軸端スラストを減らすために用いられ、ギヤ部
材とかみ合うギヤ要素のプラス−プラス特性によって生じる技術を示している。
該図の中では、ハウジング(図示されていない)の反対側の端からそれぞれ延び
ている二つのハーフシャフトが、50および51にて示されている。それぞれの
ハーフシャフトがギヤ部材52および53を有している。ギヤ部材52.53の
、それぞれが、軸方向に離れたらせん状歯の部分54.55および56.57を
有している。部分54および55における歯は、図示されるように、部分56お
よび57における歯と反対方向のらせん状になっているが、その他の点では同じ
である。
ギヤ部材52および53は、それぞれ延長された長さのギヤ要素57および58
とかみ合い、部材52.53のそれぞれが二つの軸方向に離れた部分を有し、該
部分において、図示されるように該ギヤ部材52および53の対応するらせん状
歯部分とかみ合うよう、歯が反対方向にらせん状になっている。ギヤ要素57の
軸方向に離れた部分は60および61と符号が付され、ギヤ要素58の軸方向に
離れた部分は62および63と符号が付されている。
前に触れたように、プラス−プラスギヤの特性は、シャフトにおいて比較的高い
軸端スラストが発生していることである。第6図に示される歯の部分の配置は、
歯の部分のそれぞれの対の間で負荷、を等しく分割し、一つの部分の歯は同じギ
ヤの他の部分の歯と反対の方向に延びているので、それぞれのギヤの二つの部分
によって生じる軸端スラストは、反対方向に作用し、そこで自己解放性(5el
f−cancel l ing)である。
第9図は、種々の直径のかみ合う外側歯を有するらせん状ギヤを有するギヤユニ
ットの機械的効率が、かみ合うギヤの直径の変化とともにいかに変わるかをグラ
フで示している。5つの曲線からなる上部の一群は、直径の比が異なる時1、よ
り大きい直径のギヤからより小さい直径のギヤへの駆動伝達の効率を示している
。これ等の比率はRの符号を付され、それぞれの曲線について数値l。
2.3.5および7を有する。
曲線の第2の群は点線で示されており、Rが1.5.2.3および5と等しいギ
ヤユニットで達成される効率を提示している。又、これは該ユニットを介して駆
動方向が転換される時、つまり駆動がより小さな直径のギヤからより大きな直径
のギヤへ伝達される時、の効率である。
上に記載された本発明の差動ギヤ集成体の総べての構造の利点は、総べての回転
運動は平行軸の周囲で生じることである。これはトルセン集成体よりも潜在的に
望ましい方式である。トルセン集成体においては、平行でない軸の周囲を回転す
る構成部分を収容しなければならない。
F/Cy、 9
国際調査報告 寵−噌1apP7崗
PcTlkUnm&u
FernPCrn5ノーノー110イC−)―−ロー1−−ミ肱謝唖−1dfr
na−1ull+J+++71?Hll’l’l−ト關−−国際調査報告 1−
−1□陶。
Claims (6)
- 1.下記を含む、制限スリップ差動ギヤ集成体;第1軸の周りに回転するように 取り付けられたハウジング;回転運動を該ハウジングと結合させる手段;外歯を 有しそして夫々、該ハウジングの反対側に取り付けられた、二つの共軸の且つ離 れたギヤ部材;および各ギヤ部材とかみ合い且つ、それぞれのギヤ要素と共に回 転する平歯車により相互連結された一対のギヤ要素;ここで該ギヤ集成体におい て、該ギヤ部材、該ギヤ要素および該平歯車の回転軸は互いに平行に延び且つ該 ハウジングの回転軸に平行に延びており、そして該ギヤ要素および該ギヤ部材は 、同じ側のかみ合うらせん形歯を有し、該ギヤ部材は該ギヤ要素よりも直径が大 である。
- 2.各ギヤ部材が対称的に配置されたギヤ要素を有し;該ギヤ要素は該ギヤ部材 とかみ合い、同じピッチの円上にある回転軸を有し、そして第2のギヤ部材とか み合う、同様に対称的に配置されたギヤ要素の回転軸の間に配置されており;ギ ヤ集成体はまた、別個の対になったかみ合う平歯車を含み、各対の二つの該平歯 車はそれぞれ二つのギヤ要素に連結され、その一方は該ギヤ部材の一つにかみ合 い、他方は他のギヤ部材とかみ合っている、請求の範囲1記載の集成体。
- 3.前記のハウジングがその室内全体に広がり且つおのおのの平歯車を含む円筒 型の竪穴で形成された中間ウェブを有する、請求の範囲2記載の集成体。
- 4.4対の平歯車がある、請求の範囲3記載の集成体。
- 5.それぞれのギヤ要素およびギヤ部材が2つの軸方向に離れたらせん状歯の部 分を有し、その一方の部分の歯は他方の部分の歯に反対向にらせん状になってい る、前記請求の範囲のいずれかに1項に記載の集成体。
- 6.それぞれのギヤ要素およびそれぞれのギヤ部材の間にかみ合う歯の少なくと も二つの回旋がある、前記請求の範囲のいずれか1項に記載の集成体。
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