JP3773829B2 - チャタリング除去回路 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、チャタリング除去回路に関し、特に、IC化に好適なチャタリング除去回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
車のイグニッション(IG)などの接点式スイッチにおいては、スイッチのONまたはOFFの切り替わり時のわずかな時間の間、接点部分が接触/非接触を繰り返すチャタリング現象が起きる。このようなチャタリング現象により前記スイッチからの電気信号も当該時間の間、信号レベルのHigh/Low(Hi/Lo)の繰り返しを伴う信号(以下、電気信号のHi/Loの繰り返しを「チャタリング」という。)となる。このようなチャタリングを含む信号をそのままマイコンなどの制御機器に対する制御信号として入力すると誤動作の原因となるので、かかる制御機器に対する誤動作を防止するように、制御機器4の入力部に接点式スイッチからの信号のチャタリングを除去するチャタリング除去回路が設けられる。
【0003】
図6は、従来のチャタリング除去回路の一構成例を示す図である。充放電用のコンデンサ6Aと、ゲート電極が共通接続された相補型の電界効果トランジスタFET3A、4Aと、FET3Aに接続された充電抵抗2A及びFET4Aに接続された放電抵抗5Aと、入力端子からの信号S11を前記FET3A、4Aの共通ゲートに供給する反転回路1Aと、分圧抵抗で構成され基準電圧Vrefを出力する基準電圧回路7Aと前記コンデンサ6Aの電圧S12と前記基準電圧回路7Aから出力される基準電圧Vrefとを電圧比較して出力信号S13を出力するコンパレータ8Aとから構成される。本従来例の動作は以下のとおりである。
【0004】
入力信号S11の論理レベルに応じてFET3A又はFET4Aの何れかを導通させてコンデンサ6Aを充電または放電し、前記コンデンサ6Aの電圧S12を前記基準電圧Vrefと比較してチャタリングを除去した出力S13とする。つまり、入力信号S11がLoの時はFET3A及びFET4AはそれぞれOFF状態及びON状態となり、入力信号S11がHiの時はFET3A及びFET4AはそれぞれON状態及びOFF状態となることにより、入力信号S11がLoの時コンデンサ6Aを充電し、入力信号S11がHiの時コンデンサ6Aを放電する。この時のコンデンサ6Aの充放電電圧をコンパレータ8Aにおいて比較基準電圧Vrefと比較して出力してチャタリング波形を除去する。
【0005】
図7は、従来例のチャタリング除去の動作を示すタイムチャートである。図7(a)に示すように、入力信号S11の立ち上がりにおいてデューティが50%程度のパルスでなるチャタリングが発生すると、信号の論理レベルのHi/Loの繰り返しによりコンデンサ6Aは充放電を繰り返す。ここでコンデンサ6Aの充電及び放電の各時定数が同じとすると、コンデンサ電圧S12は比較基準電圧Vrefに達しない範囲内で推移するので、チャタリング期間に出力S13の状態は変化しないが、チャタリングが終了し波形が安定するとコンデンサ6Aは充電または放電の一方のみとなり、Vrefを横切って出力信号S13が変化する。以上の動作は入力信号S11の立ち下がり時にも同様に行われチャタリングが除去される。また、従来例のチャタリング除去回路では、図7(b)に示すようにチャタリングパルスのデューティが50%以上のチャタリングの場合は、同じ時定数の条件でもコンデンサ電圧S12は充放電時間に差が生じて、次第にコンデンサ電圧S12が増加して早い時点で比較基準電圧Vrefを横切って出力信号S13が変化する。
【0006】
図8は、特開平5−83093号公報に記載された従来のチャタリング除去回路の構成例を示す図である。チャタリングを伴う信号を入力する排他的論理和回路(EXOR)31と、単安定マルチバイブレータ32と、T型フリップフロップ33とが直列接続され、前記EXOR31の他方の入力端子に前記T型フリップフロップ33の出力信号が帰還され、前記単安定マルチバイブレータ回路32の出力信号をトリガとして前記T型フリップフロップ33の出力信号をラッチするD型フリップフロップ34から構成されている。
【0007】
図9は、前記従来例の動作を示すタイムチャートである。T型フリップフロップ33の出力BがLo状態とし、入力信号AがLo状態から前縁にチャタリングを伴って立ち上がると、EXOR31の出力Cが同様に立ち上がり単安定マルチバイブレータ32は通常のチャタリング期間以上の所定時間幅TのパルスDを出力する。このパルスDの前縁でD型フリップフロップ34は出力Bをラッチして出力EはHi状態に切り替わり、また、パルスDの後縁でT型フリップフロップ33の出力BはHi状態に切り替わる。次に入力信号AがHi状態からチャタリングを伴って立ち下がると、同様にEXOR31の出力Cが立ち上がり単安定マルチバイブレータ32は同様に前記所定幅TのパルスDを出力する。このパルスDの前縁でD型フリップフロップ34は出力Bをラッチして出力EはLo状態に切り替わり、また、パルスDの後縁でT型フリップフロップ33の出力BはLo状態に切り替わる。以上の動作により単安定マルチバイブレータ32が出力する所定時間幅TのパルスD内で生じるチャタリング波形は除去された出力EがD型フリップフロップ34から得られる。
【0008】
図10は、特開平4−274613号公報に記載の従来のチャタリング除去回路の構成例を示す図である。チャタリングを伴う信号を入力する排他的論理和回路(EXOR)51と、計数値を計数するとキャリーオーバーを出力するカウンタ回路52と、D型フリップフロップ53と、前記カウンタ回路52のクロック入力端子にクロックを供給するクロック発生回路54と、同初期値入力端子に前記キャリーオーバーが出力される毎に初期値を再設定するカウンタ初期値入力部55とからなり、前記カウンタ回路52はEXOR51の出力をリセット端子に入力し、前記D型フリップフロップ53は反転出力Q ̄をD端子に帰還するとともに、EXOR51の他方の入力に帰還するように構成されている。
【0009】
図11は、前記従来例の動作を示すタイムチャートである。まず、カウンタ回路12はカウンタ初期値入力部55から計数値4が設定されており、クロック発生回路からのクロック信号cを計数するように設定されている。いま、D型フリップフロップ53の出力e(反転出力Q ̄)をHo状態とし、入力信号aがHi状態から前縁にチャタリングを伴って立ち下がると、EXOR51の出力bが同様に立ち下がり個々のチャタリング波形の立ち下がりによりカウンタ回路12がリセットされる。このためカウンタ回路12はチャタリング波形が終了してからクロック信号dで設定値4を減算して、減算結果が0になるとキャリーオーバーdを出力する。このキャリーオーバーdによりD型フリップフロップ53の出力eはLo状態に切り替わり、EXOR51の出力bはHi状態に切り替わる。次に入力信号aがLo状態からチャタリングを伴って立ち下がると、EXOR31の出力bも同様に立ち下がり、前述と同様にチャタリング波形の立ち下がりでカウンタ回路12をリセットし、チャタリング後に設定値4の減算を行い、減算結果が0になるとキャリーオーバーdを出力し、D型フリップフロップ53の出力eはHi状態に切り替わる。以上の動作により、カウンタ回路12に設定したカウンタ初期値の計数期間内のチャタリング波形が除去された出力eがD型フリップフロップ53から得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
イグニッション等の接点スイッチからの信号波形では、通常Hi/Lo状態の切り替わりの繰り返し波形でなるチャタリング現象に加えて、コイルによるオーバーシュート波形や各種電気機器が発生する雑音等の高周波信号の影響を受ける。この点で図6に示す従来のチャタリング除去回路は、充放電コンデンサを積分回路構成で使用することから、このような雑音環境におけるチャタリング除去回路として好適である。
【0011】
しかし、図6に示すチャタリング除去回路は、チャタリングが終了し波形が安定するまでの時間をコンデンサと抵抗の時定数のみで判断するように構成されているため、このチャタリング除去回路でチャタリング期間の比較的長い信号のチャタリングを除去するためには、時定数を大きく設定する必要があり、時定数を増大させるためにはコンデンサまたは抵抗の素子面積を大きくする必要があるから、かかる時定数回路を含むチャタリング除去回路をIC化するとチップ面積が大きくなってしまうという欠点があった。
【0012】
また、従来のチャタリング除去回路では図7(b)に示すように、入力信号S11のチャタリング期間のデューティが時定数との関係において一定でない場合は、コンデンサ6Aの充電時間と放電時間の間に時間差が生じ、このような時間差が生じると充放電の一周期単位でコンデンサ電圧S12が少しずつ上昇または下降することになり、コンデンサ電圧S13とVrefの差が徐々に小さくなる。よって、このような場合には入力信号S12のチャタリング期間内でもコンデンサ電圧S13がVrefを横切る虞があり、完全にチャタリングを除去することができないことがある。この場合、比較基準電圧Vrefを一定値とする代わりに入力信号S11の立ち上がり時には高い基準電圧、立ち下がり時には低い基準電圧とするようにコンパレータ9Aの出力により制御することによりチャタリング波形が残ることを改善することも可能であるが、この場合でもチャタリング期間及び波形がばらついた場合には、やはりコンデンサ電圧S13が基準電圧を横切る虞がある。
【0013】
また、図8に示すチャタリング除去回路は、波形が安定するまでの時間を単安定マルチバイブレータから出力する一定時間(準安定期間)幅のパルス信号を利用して判断するものであるが、単安定マルチバイブレータの準安定期間はコンデンサ及び抵抗の微分回路構成によりタイミングをとるものであり、雑音対策用の回路としては雑音の影響を受けやすい点で問題がある。
【0014】
また、図10に示すチャタリング除去回路は、カウンタ回路及びフリップフロップ回路等のみで構成されており、雑音を吸収するコンデンサの充放電構成を有していないので、やはり各種の雑音の影響を受けやすい点で問題がある。
【0015】
本発明はコンデンサの充電及び放電を利用した発振回路とカウンタ回路との組み合わせによりチャタリングその他の雑音を除去するという前記従来例と異なる回路原理によりチャタリング除去回路を構成しするものである。
【0016】
(目的)
本発明の目的は、良好なチャタリング信号等の除去特性を有するチャタリング除去回路を提供することにある。
本発明の目的は、回路のIC化においてチップ面積を小さくすることができ、また、チャタリング期間のばらつき、チャタリング波形のデューティのばらつき及び他の雑音の影響を受けにくいチャタリング除去回路を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明のチャタリング除去回路は、入力信号及び出力信号を入力する一致回路(例えば図1の1)と、前記一致回路の出力により制御され、前記入力信号と前記出力信号の不一致状態においてコンデンサの充放電動作により発振を行い、前記入力信号と前記出力信号の一致状態において前記コンデンサの電荷を強制放電して前記充放電動作を停止する発振回路(例えば図1の2、3、4)と、前記一致状態でリセットされ前記発振回路の出力を計数して所定の計数値に達したときキャリーオーバーを出力するカウンタ回路(例えば図1の5)と、前記キャリーオーバー出力毎に論理状態が切り替わり前記出力信号を出力するフリップフロップ回路(例えば図1の6)と、を有することを特徴とする。
【0018】
また、前記発振回路は、前記一致回路の出力により制御され、前記コンデンサを充電又は放電する充放電回路(例えば図1の2)と、前記コンデンサの充電電圧を入力とするヒステリシス特性を有する比較回路(例えば図1の4)と、前記比較回路の出力により前記充放電回路の充電又は放電を切り替える帰還制御回路(例えば図1の7)と、前記入力信号と前記出力信号の一致状態で前記充放電回路による前記コンデンサの充電を禁止する禁止回路(例えば図1の24)と、を有することを特徴とし、前記比較回路は、前記コンデンサの電圧を入力するコンパレータ(例えば図1の41)と、2つの基準電圧を出力する基準電圧回路(例えば図1の47)と、前記コンパレータの出力により前記基準電圧回路が出力する2つの基準電圧を切り替える基準電圧帰還制御回路(例えば図1の7、45、46)と、を有することを特徴とする。
【0019】
本発明のチャタリング除去回路は、入力信号及び出力信号の排他的論理和機能(例えば図1の11)を含む入出力信号比較回路(例えば図1の1)と、充放電用のコンデンサと、前記入出力信号比較回路の出力をそれぞれの制御電極の入力とした、電流路に前記コンデンサの充電抵抗を直列接続した第1のトランジスタ(例えば図1の22)と、前記コンデンサの電荷を強制放電する第2のトランジスタ(例えば図1の23)と、前記第1のトランジスタの電流路と前記コンデンサとの間に電流路を直列接続した第3のトランジスタ(例えば図1の24)と、前記コンデンサの電荷を放電する放電抵抗に電流路を直列接続した第4のトランジスタ(例えば図1の25)と、前記コンデンサの充電電圧を入力するヒステリシス特性を有する比較回路(例えば図1の4)と、前記比較回路の出力により前記第3のトランジスタ(例えば図1の24)及び第4のトランジスタ(例えば図1の25)の各制御電極を制御する帰還制御回路(例えば図1の7)と、前記入力信号と前記出力信号との一致状態でリセットされ前記比較回路の出力を計数するカウンタ回路(例えば図1の5)と、前記カウンタ回路のキャリーオーバー出力を入力し、前記キャリーオーバー出力毎に論理状態が切り替わり前記出力信号を出力するフリップフロップ回路(例えば図1の6)と、を有することを特徴とする。
【0020】
(作用)
入力信号によりコンデンサの充放電動作により発振する弛張発振動作を制御し、その出力をカウンタ回路で計数することでチャタリング期間を判断する原理により、コンデンサと抵抗による充放電時定数を小さく抑え、IC化におけるチップ面積を小さくすることを可能とする。入力信号の変化に対応してコンデンサの強制放電を行って入力信号の変化が設定時間より短くてもチャタリング終了と判断してしまうことをなくし、確実にチャタリングを除去する。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明のチャタリング除去回路の一実施の形態を図面を参照して、以下詳細に説明する。
【0022】
(構成の説明)
図1は、本発明のチャタリング除去回路の一実施の形態を示す図である。本実施の形態は、入出力信号比較回路1、充放電回路2、コンデンサ3、電圧比較回路4、カウンタ回路5、D型フリップフロップ回路6により構成される。各部の構成及び機能は以下のとおりである。
【0023】
入出力信号比較回路1は、入力信号S1と出力信号S7を入力とする排他的論理和回路(EXORゲート)11及び反転回路12を備え、EXORゲート11は入力信号S1と出力信号S7とが同一信号レベルのときLoレベルを出力し、異なる信号レベルのときHiレベルを出力し、反転回路12はEXORゲート11の出力S2を反転した出力S3とする。入出力信号比較回路1はEXORゲート11の出力S2及び前記反転出力S3をそれぞれカウンタ回路6のリセット端子及び充放電回路2の入力部に出力する。
【0024】
充放電回路2は、充放電用のコンデンサ3に対する充放電を制御する電源端子間に接続された回路であり、前記コンデンサ3の電荷を急速に放電(強制放電)するNチャンネル型電界効果トランジスタFET23と、前記コンデンサ3を所定時定数で充電する抵抗21及びPチャンネル型電界効果トランジスタFET22、24と、前記コンデンサ3の電荷を所定時定数で放電するNチャンネル型電界効果トランジスタFET25及び抵抗26とからなる積分構成のコンデンサ充放電回路とから構成される。
【0025】
電圧比較回路4は、電源端子間に直列接続された電源端子間の電圧を抵抗分割する抵抗42、43、44と前記抵抗42、43、44の接続点間に接続されたインバータ構成の相補型の電界効果トランジスタFET45、46とからなる基準電圧発生回路47と、前記コンデンサ3の充電電圧(コンデンサ電圧)S4と前記基準電圧発生回路47の出力電圧Vrefとを比較するコンパレータ41とから構成されている。
【0026】
前記基準電圧発生回路47は、前記相補型の電界効果トランジスタFET45、46のゲート電極がコンパレータ41の出力S5により帰還制御されることによりコンパレータ41に対し、出力S5がHiのときFET46がONとなり低い比較基準電圧VrefLを出力し、また、出力S5がLoのときFET46がONとなり高い比較基準電圧VrefHを出力する。この結果、電圧比較回路4は電圧比較特性としてVrefL−VrefH間に不感帯を有するヒステリシス特性をもつ比較回路(ウインドウ型比較回路)を構成する。
【0027】
図2は、前記充放電回路2、コンデンサ3及び電圧比較回路4の回路のFET22〜25及びコンデンサ3の動作状態を示す図である。同図(a)に示すように、出力S3及び出力S5の論理状態による各電界効果トランジスタ及びコンデンサ3の動作は次のようになる。
(1)出力S3=Hiの場合は、
出力S5に拘わらず、FET22=OFF、FET23=ONとなり、コンデンサ3の電荷はFET23のドレイン−ソース間を介して強制放電される。
(2)出力S3=Loの場合は、FET22がONバイアスされており、
・出力S5=Loの時は、FET22=ON、FET24=ON、FET23=OFF、FET25=OFFとなり、コンデンサ3は抵抗21を介する電流により充電される。
・出力S5=Hiの時は、FET23=OFF、FET24=OFF、FET25=ONとなり、コンデンサ3の電荷は抵抗26を介して放電される。
【0028】
以上の動作により、前記充放電回路2、コンデンサ3及び電圧比較回路4とで構成される回路は、入出力信号比較回路1の前記反転出力S3と、コンパレータ41によるコンデンサ電圧S4と基準電圧S4との比較結果の出力S5とにより、前記充放電回路2が前記コンデンサ3を充放電するように帰還制御されることになり、前記反転出力S3が継続的にHiレベルを維持する状態においては、図3(b)に示すように、コンデンサ3の充放電動作が繰り返され、実質的に弛張発振動作を行い、コンパレータ41の出力S5として一定周期のパルス信号が出力され、また、前記反転出力S3がLoレベルになるとコンデンサ3は強制放電され、弛張発振動作は直ちに停止する機能を有する。
【0029】
次にカウンタ回路6は、予め所定の計数値の設定が可能であり、設定した計数値にリセットするリセット端子RESETを備え、リセット端子RESETは入出力信号比較回路1の出力S2を入力してリセットするとともに、計数入力端子CLKには前記電圧比較回路4の出力S5を入力してカウント動作を行い、前記設定値までカウントするとキャリーオーバー信号S6を出力する。
【0030】
D型フリップフロップ回路6は、反転出力Q ̄をD端子に帰還したD型フリップフロップで構成されているため、T型フリップフロップとして動作し、カウンタ回路6のキャリーオーバー信号S6が出力する毎に論理レベルを反転する出力S7を発生する。また、D型フリップフロップ回路6には入力端子STBから回路動作(出力状態)の初期設定を可能とする設定端子RESETを有する。
【0031】
図3は、本実施の形態のチャタリング除去回路の使用例を示す図である。一方の電極が接地されたバッテリー等の電圧源の他方の電極にIGなどの接点スイッチ8の一端を接続し、該接点スイッチの他端にマイコン10等の入力端子を接続し、接点スイッチ8のON/OFFによりマイコン10の動作状態を制御するようなシステムに使用される。接点スイッチ8とマイコン10との間に本実施の形態のチャタリング除去回路9を設け、接点スイッチ8で発生するチャタリングによりマイコン10が誤動作等を起こすことを防止することを可能とする。尚、マイコン10に代えて、接点スイッチの状態で制御されるマイコン以外の制御機器等に使用できることは云うまでもない。
【0032】
(動作の説明)
次に、図1に示す本実施の形態のチャタリング除去回路の動作について図面を参照して説明する。最初に図1に示すチャタリング除去回路の入出力の動作についてその概要を説明する。
【0033】
図4は、入力信号S1にチャタリング波形を伴わない場合の本実施の形態の動作を示すタイミングチャートである。以下、この場合の本実施の形態の動作を説明する。
【0034】
まず、D型フリップフロップ回路6の出力S7がLoレベルであり、入力信号S1がLoレベルであるとすると、EXORゲート11の出力S2はLoレベル、反転回路12の出力S3はHiレベルである。この状態ではFET23はONバイアスされコンデンサ3の電荷はFET23により強制放電(急速放電)の状態にあるから、コンデンサ電圧S4はLoレベルでコンパレータ41の出力S5はLoレベルとなり、FET24はON、FET25はOFFにそれぞれバイアスされ、基準電圧発生回路47は高いVrefHを出力している。また、カウンタ回路5は出力S2のHiレベルにより計数0にリセットされた状態を維持している。
【0035】
以上の状態において、入力信号S1がHiレベルに切り替わる(t01時点)と、出力S2はHiレベル、出力S3はLoレベルに切り替わり、S3のLoレベルによりFET23はOFF、FET22はONにそれぞれバイアスされるのでFET22、24のみが導通し、抵抗21を介してコンデンサ3は充電が開始される。
【0036】
入力信号S1のHiレベルが継続していると、コンデンサ3の充電が進行しコンデンサ電圧S4は高いVrefHに達し(t02時点)コンパレータ41の出力S5はHiレベルに切り替わる。出力S5がHiレベルになるとFET24はOFF、FET25はONにそれぞれバイアスされ、基準電圧発生回路47は低いVrefLに切り替わるが、FET22、23の状態は変化しない。この結果、FET25のON状態により抵抗26を介してコンデンサ3の電荷の放電が開始される。コンデンサ3の電荷の放電が継続するとコンデンサ電圧S4は低いVrefLに達し(t03時点)、コンパレータ41の出力S5はLoレベルに切り替わり、FET24はON、EFT25はOFFにそれぞれバイアスされ、基準電圧発生回路47は高いVrefHを出力する最初の状態に戻る。
【0037】
従って、入力信号S1が更にHiレベルを継続していると、FET22、24のみが導通し、抵抗21を介してコンデンサ3が充電される動作から再び繰り返すことになる。
【0038】
以上の動作は、充放電回路2により動作する弛張発振動作に相当し、コンパレータ41の出力S5から周期的なパルス信号が出力される。カウンタ回路5は計数入力端子CLKに出力S5を入力しており、所定の計数値4が設定されているから、出力S5の周期的なパルス信号を計数し、前記設定値4に達すると、出力端子OUTから出力S6としてキャリーオーバー信号が出力される(t04時点)。
【0039】
D型フリップフロップ回路6は、T型フリップフロップ機能を有するように反転出力Q ̄が帰還接続されているから、出力S6により出力状態を前記LoレベルからHiレベルに切り替わる。従って、EXORゲート11の入力は何れもHiレベルとなり出力S2はLoレベルに、出力S3はHiレベルに切り替わる。出力S3がHiレベルとなることにより、FET23がON、EFT22はOFFにそれぞれバイアスされるので、コンデンサ3の電荷はFET23のソース−ドレインを介して強制放電され、EXORゲート11の入力状態が変わるまでコンデンサ電圧S4はLoレベルを継続し、D型フリップフロップ回路6の出力S7も変化しない。
【0040】
以上の動作は、入力信号S1がLoレベルからHiレベルに切り替わるときの動作であるが、入力信号S1がHiレベルからLoレベルに切り替わる場合も、同様に動作することは明らかである。
【0041】
図5は、入力信号にチャタリング波形を伴う場合の本実施の形態の動作を示すタイミングチャートである。本例では、入力信号S1の論理レベルがLoレベルからHiレベルへの切り替わり時にチャタリング波形が生じた後、安定したHiレベルになる場合について示している。この場合の本実施の形態の動作は以下のとおりである。
【0042】
最初、D型フリップフロップ回路6の出力S7がLoレベル、入力信号S1がLoレベルとすると(t0時点)、FET23はONバイアスされコンデンサ3の電荷はFET23により強制放電状態にあり、コンデンサ電圧S4はLoレベルでコンパレータ41の出力S5はLoレベルとなり、FET24はON、FET25はOFFにそれぞれバイアスされ、基準電圧発生回路47は高いVrefHを出力している。また、カウンタ回路5は出力S2のHiレベルにより計数0にリセットされた状態を維持している。
【0043】
以上の状態において、入力信号S1がHiレベルに切り替わると(t1時点)、前述のように出力S3はLoレベルに切り替わり、FET22、24のみが導通し、抵抗21を介してコンデンサ3の充電が開始される。コンデンサ3の充電が進行しコンデンサ電圧S4が高いVrefHに達すると(t2時点)、コンパレータ41の出力S5はHiレベルに切り替わる。出力S5がHiレベルになるとFET24はOFF、FET25はONにそれぞれバイアスされ、基準電圧発生回路47は低いVrefLに切り替わるが、FET22、23の状態は変化しないから、FET25のON状態により抵抗26を介してコンデンサ3の電荷の放電が開始される。
【0044】
同図のチャタリングの場合、この時点(t2時点)で入力信号S1がLoレベルになるので、出力S3はHiレベルになり、FET23がONバイアスされ導通するのでコンデンサ3の電荷は強制放電される。ここで、出力S5には単一のパルスが発生されるからカウンタ回路6は1を計数するが、コンデンサ3の強制放電による出力S2のLoレベルにより計数値0にリセットされる。この後、入力信号S1は再び同様の時間幅のHiレベル(t3〜t4期間)及びより長い期間のHiレベル(t5〜t6期間)のチャタリング波形を伴っており、それぞれHiレベルの期間の長さに応じて出力S5に1個及び2個のパルスが発生され、カウンタ回路6はそれぞれを計数するが直後のコンデンサ3の強制放電によりリセットされる。
【0045】
チャタリングが終了して入力信号S1が安定的にHiレベル状態を継続すると(t7時点以降)、前述のように出力S5に複数のパルスが発生され、4個のパルスが発生された場合(t8時点)、カウンタ回路5が出力S6にオーバーフロー信号を出力し、D型フリップフロップ回路の出力S7をHiレベルに切り替わる。
【0046】
以上の動作は、入力信号S1がLoレベルからHiレベルに切り替わるときの動作であるが、入力信号S1がHiレベルからLoレベルに切り替わる場合にチャタリング波形を伴う場合の動作も同様である。
【0047】
本実施の形態の以上の動作は、出力側のD型フリップフロップ回路6と入力信号比較回路1とに着目すると、まずD型フリップフロップ回路6の出力S7をLo状態とし、入力信号S1もLo状態とすると、EXORゲート11の入力が同一論理レベルであるから出力S2はLo状態、インバータ12の出力S3はHi状態である。ここで、入力信号S1がLo状態からHi状態に切り替わると、信号S3はLo状態に切り替わり、この切り替わりに起因して充放電回路2、コンデンサ3及び電圧比較回路4の充放電による発振動作及びカウンタ回路5の前記発振出力の計数による遅延動作を行い、所定時間後にカウンタ回路5の出力S6が切り替わりD型フリップフロップ回路6が反転して出力S7がHi状態に反転し、入力信号S1と出力S7とは何れもHi状態の同一論理状態になるという動作を行うものである。この動作は入力信号S1がHi状態からLo状態への切り替わり時にも同様であり、所定時間後に何れもLo状態の同一論理状態になる。以上の動作における入力信号S1の状態の変化時の前記遅延動作の期間のチャタリングは除去される。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、入力信号の変化時点からチャタリング後の安定するまでの期間をコンデンサの充放電構成による発振動作を利用し、カウンタ回路により前記発振出力を計数することで判断するように構成しており、カウンタ回路の計数値の設定により確実にチャタリングを除去することを可能とし、更にチャタリング以外の高周波雑音に対する影響をも防止することが可能である。また、コンデンサと抵抗による時定数は設定カウント数に反比例して小さくすることができるから、抵抗値を一定とした場合は、コンデンサの容量もカウント数に応じて小さくすることができる。チップ面積に大きく影響を与えるコンデンサ容量を小さくすることができるから、カウンタ回路が追加されているもののチップ面積全体としては小さくすることが可能である。
【0049】
また、入力信号と出力信号の論理レベルが同じ場合に、コンデンサを急速放電させる回路を設けたこと、及びカウンタ回路の追加によりコンデンサ容量を小さくでき、コンデンサ急速放電にかかる時間も短くしたことにより、入力信号の安定時間が設定時間に達しなくてもチャタリング終了と誤判定する可能性を排除している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のチャタリング除去回路の一実施の形態を示す図である。
【図2】 図1に示す充放電回路2、コンデンサ3及び電圧比較回路4の動作状態を示す図である。
【図3】 本実施の形態の使用例を示す図である。
【図4】 入力信号にチャタリング波形を伴わない場合の本実施の形態の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】 入力信号にチャタリング波形を伴う場合の本実施の形態の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】 従来例のチャタリング除去回路の一構成例を示す図である。
【図7】 図6に示すチャタリング除去の動作を示すタイムチャートである。
【図8】 特開平5−83093号公報記載の従来例のチャタリング除去回路の構成例を示す図である。
【図9】 図8に示すチャタリング除去の動作を示すタイムチャートである。
【図10】 特開平4−274613号公報記載の従来のチャタリング除去回路の構成例を示す図である。
【図11】 図10に示すチャタリング除去の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 入出力信号比較回路
2 充放電回路
3 コンデンサ
4 電圧比較回路
5 カウンタ回路
6 D型フリップフロップ回路
7 帰還回路
11 EXORゲート
12 反転回路
41 コンパレータ
22、24、45 Pチャンネル型電界効果トランジスタ
23、25、46 Nチャンネル型電界効果トランジスタ
47 基準電圧発生回路
Claims (6)
- 入力信号及び出力信号を入力する一致回路と、前記一致回路の出力により制御され、前記入力信号と前記出力信号の不一致状態においてコンデンサの充放電動作により発振を行い、前記入力信号と前記出力信号の一致状態において前記コンデンサの電荷を強制放電して前記充放電動作を停止する発振回路と、前記一致状態でリセットされ前記発振回路の出力を計数して所定の計数値に達したときキャリーオーバーを出力するカウンタ回路と、前記キャリーオーバー出力毎に論理状態が切り替わり前記出力信号を出力するフリップフロップ回路と、を有することを特徴とするチャタリング除去回路。
- 前記発振回路は、前記一致回路の出力により制御され、前記コンデンサを充電又は放電する充放電回路と、前記コンデンサの充電電圧を入力とするヒステリシス特性を有する比較回路と、前記比較回路の出力により前記充放電回路の充電又は放電を切り替える帰還制御回路と、を有することを特徴とする請求項1記載のチャタリング除去回路。
- 前記入力信号と前記出力信号の一致状態で前記充放電回路による前記コンデンサの充電を禁止する禁止回路を有することを特徴とする請求項2記載のチャタリング除去回路。
- 前記比較回路は、前記コンデンサの電圧を入力するコンパレータと、2つの基準電圧を出力する基準電圧回路と、前記コンパレータの出力により前記基準電圧回路が出力する2つの基準電圧を切り替える基準電圧帰還制御回路と、を有することを特徴とする請求項2又は3記載のチャタリング除去回路。
- 入力信号及び出力信号の排他的論理和機能を含む入出力信号比較回路と、充放電用のコンデンサと、前記入出力信号比較回路の出力をそれぞれの制御電極の入力とした、電流路に前記コンデンサの充電抵抗を直列接続した第1のトランジスタと、前記コンデンサの電荷を強制放電する第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタの電流路と前記コンデンサとの間に電流路を直列接続した第3のトランジスタと、前記コンデンサの電荷を放電する放電抵抗に電流路を直列接続した第4のトランジスタと、前記コンデンサの充電電圧を入力するヒステリシス特性を有する比較回路と、前記比較回路の出力により前記第3のトランジスタ及び第4のトランジスタの制御電極を制御する帰還制御回路と、前記入力信号と前記出力信号の一致状態でリセットされ前記比較回路の出力を計数するカウンタ回路と、前記カウンタ回路のキャリーオーバー出力を入力し、前記キャリーオーバー出力毎に論理状態が切り替わり前記出力信号を出力するフリップフロップ回路と、を有することを特徴とするチャタリング除去回路。
- 前記第1及び第3のトランジスタは、Pチャンネル型電界効果トランジスタであり、第2及び第4のトランジスタは、Nチャンネル型電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項5記載のチャタリング除去回路。
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