JP3773710B2 - 電動折畳み屋根を備えた車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オープンカーに着脱可能な硬質の屋根(いわゆるハードトップ)が装着されたかどうかを検知するのに好適な電動折畳み屋根を備えた車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
オープンカーには、手動で広げたり収納したりすることができる折畳み屋根が搭載されている。また、このオープンカーには、着脱可能な硬質の屋根が設定されている。
近年、顧客の需要により、操作が簡単な電動折畳み屋根が搭載されるようになってきた。
【0003】
この電動折畳み屋根を折畳む手順を以下に説明する。
図12(a)〜(c)は従来の電動折畳み屋根を折り畳む状態を説明する説明図である。
(a)において、想像線はオープンカー200の電動折畳み屋根201(以下「折畳み屋根201」と記す。)を広げて使用状態にしたことを示す。
【0004】
折畳み屋根201は、上部202と、側部203と、リヤウインド204を取付けた後部205と、自動的に折畳む又は広げるための図示せぬ機構(所定形状に折り畳むためのリンク、このリンクを駆動する電動モータ及びこの電動モータを作動させる折畳み用・拡張用スイッチ)とからなる。なお、206はフロントウインド、207は車体である。
また、上記した折畳み屋根201は、上部202の前端をフロントウインド206上部に連結させ、側部203及び後部205のそれぞれの下端を車体207に取付けたものである。
【0005】
折畳み屋根201を収納するには、まず、折畳み用スイッチをオンにして電動モータを作動させる。
これにより、折畳み屋根201の上部202とフロントウインド206上部との連結を外し、上部202を後ろ上方へ移動させることで、上部202を折曲げ部208で折り曲げる。
また、側部203を後方へ倒すとともにリヤウインド204を折曲げ部211で折曲げる。
【0006】
(b)において、折畳み屋根201の上部202、側部203及び後部205を更に後方へ倒して折畳み、(c)のように、車体207内へ収納する。
また、折畳み屋根201を広げるには、拡張用スイッチをオンにして電動モータを作動させ、上記した折畳みとは逆順に行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
折畳み屋根201を収納した状態で、車体207に硬質の屋根212を取付けた場合に、例えば、折畳み屋根201を拡張するスイッチが何らかの原因でオンになったときには、電動モータが作動して折畳み屋根201が広がり始め、電動モータがオーバロード状態になるなど故障を誘発する虞れがある。
そこで、本発明の目的は、車体に着脱式の硬質の屋根を装着したときには、収納した電動折畳み屋根の作動を禁止することのできる電動折畳み屋根を備えた車両を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、車体に収納してある折畳み屋根を電動モータによって広げることができるとともに、折畳み屋根を車体に収納しているときには、硬質の屋根を取付けることができる電動折畳み屋根を備えた車両において、折畳み屋根及び硬質の屋根のうち、硬質の屋根が車体に取付いていることを検知するハードトップ検知スイッチを備え、電動モータの作動を制御するコントロールユニットがハードトップ検知スイッチからの検知情報を受けた場合には、電動モータの作動を禁止し、ハードトップ検知スイッチからの検知情報を受けない場合には、折畳み屋根を可動するための開閉情報に基づいて電動モータを作動させ、ハードトップ検知スイッチでは、車体の後部受け部に設けられた結合面と、硬質の屋根の下部に備えた後部ロック機構とを結合することによって、検知情報を発生させる。
【0009】
折畳み屋根を車体に収納しているときに、硬質の屋根を車体に取付けると、ハードトップ検知スイッチは硬質の屋根が車体に取付いていることを検知し、コントロールユニットに検知情報を送る。これにより、コントロールユニットは電動モータの作動を禁止する。
コントロールユニットがハードトップ検知スイッチからの検知情報を受けない場合には、折畳み屋根を折畳んで収納する、又は折畳み屋根を広げるための開閉情報に基づいてコントロールユニットは電動モータを作動させる。
【0010】
ードトップ検知スイッチでは、車体の後部受け部に設けられた結合面と、硬質の屋根の下部に備えた後部ロック機構とを結合することによって、検知情報を発生させる。
【0011】
硬質の屋根を車体に結合するだけで、ハードトップ検知スイッチによって硬質の屋根を検出可能となることから、ハードトップ検知スイッチの高い位置精度は要求されず、簡単な構成で検出可能となる。
【0012】
請求項2は、折畳み屋根を可動するための開閉情報に基づいて、電動モータを作動させる前にパワーウインド装置を駆動する構成を有し、ハードトップ検知スイッチからの検知情報を受けて電動モータの作動を禁止する場合には、パワーウインド装置の駆動を禁止する。
硬質の屋根の装着時に、折畳み屋根の開閉情報による不用意な折畳み屋根及びウインドガラスの開閉を防止することができる。
【0013】
請求項3は、コントロールユニットが、車速が所定値未満でない場合には、電動モータの作動を禁止する。
車速が所定値未満でない場合も電動モータの作動を禁止するので、不適切に電動モータが作動するのをより確実に防止することができる。
【0014】
請求項4は、コントロールユニットが、サイドブレーキが作動していない場合には、電動モータの作動を禁止する。
サイドブレーキが作動していない場合も電動モータの作動を禁止するので、不適切に電動モータが作動するのをより確実に防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る電動折畳み屋根を備えた車両の側面図であり、電動折畳み屋根を備えた車両としてのオープンカー10は、車体11と、この車体11の上部前寄りに設けたフロントウインド12と、車室を形成するために車体11の後部に収納した電動式の折畳み屋根13と、車体11の後部からフロントウインド12の上端を覆うことで車室を形成することができる着脱可能な硬質の屋根14(以下「ハードトップ14」と記す。)とからなる。なお、15はヘッドランプ、16はフロントバンパ、17は前輪、18はドア、19はミラー、21はシート、22は後輪、23はリヤバンパである。(奥側の15,17,18,19,21,22は不図示)
【0016】
図2は本発明に係る車両の斜視図であり、オープンカー10は、ハードトップ14を取付けるために、フロントウインド12の上部に前部受け部25,25を設け、ドア18,18の後方の車体11に後部受け部26,27を設けた車両である。
また、オープンカー10は、折畳み屋根13を広げたり折畳んだりするために、図示しないが、所定形状に広げる又は折畳むリンク装置と、このリンク装置を駆動する電動モータとを備える。
【0017】
ハードトップ14は、天井部31と、この天井部31の後ろ側から下ろした側部32,32及び後部33とからなり、天井部31の内側前端に、フロントウインド12の前部受け部25,25に連結するとともに連結が外れないようにする前部ロック機構34,34を備え、側部32,32の内側下部に、車体11の後部受け部26,27にそれぞれ連結するとともに連結が外れないようにする後部ロック機構36,37を備えた、例えば軽合金製の屋根である。
【0018】
図3は本発明に係る車両のハードトップ後部取付部の要部斜視図であり、後部受け部27及び後部ロック機構37について説明する。(後部受け部26及び後部ロック機構36については、後部受け部27及び後部ロック機構37と左右逆の構造であり、同一機能を有するものなので、説明は省略する。)
車体11の後部受け部27は、後部ロック機構37と結合する結合面41を備え、この結合面41に、内周面に2本の溝42a,42aを形成したロック穴42及びこのロック穴42に近接させた縦穴43を開け、側面に凹部44を形成し、この凹部44に、ハードトップ14が車体11に取付けられたことを検知して折畳み屋根13(図2参照)の電動モータの作動を禁止するためのハードトップ検知スイッチ45を収納し、車体11にボルト46…(…は複数個を示す。以下同様。)で取付けたものである。なお、45aはハードトップ検知スイッチ45をオンにするための可動アーム、47,47は折畳み屋根13(図2参照)の開閉を制御する後述するコントロールユニットに接続する導線である。
【0019】
ハードトップ14の後部ロック機構37は、側部32に取付けた取付ブラケット51と、この取付ブラケット51にボルト52,52で取付けたベースプレート53と、このベースプレート53に回転可能に取付けたロック操作部54と、このロック操作部54に近接させ下方に突出させたピン55とからなる。
【0020】
ロック操作部54は、後部受け部27のロック穴42に挿入するロックピン57と、このロックピン57の下部に貫通させて取付けた横ピン58と、ロックピン57の上部に取付けたハンドル61とからなる。
ピン55は、後部受け部27の縦穴43内に挿入することにより、後部受け部27内のハードトップ検知スイッチ45の可動アーム45aを押し下げ、ハードトップ検知スイッチ45をオンにするものである。
【0021】
横ピン58は、両端部が後部受け部27の溝42a,42aに嵌まるものである。
ハンドル61は、矢印方向に回転させることでロックピン57及び横ピン58を一体的に回転させるものである。
【0022】
図4は本発明に係る車両の後部受け部の溝を説明する説明図である。
左側の図はロック穴42内周面の展開図、右側の図はロックピン57下部及び横ピン58(横ピン58は説明の都合上、片側にのみ突出させた。)の側面図であり、両方の図の横ピン58の各高さ位置を合わせた。
左側の図において、溝42aは、結合面41から下方に延びる縦溝部42bと、この縦溝部42bの下端から下方に傾斜させた傾斜溝部42cと、この傾斜溝部42cの先端に設けた溝端部42dとからなる。なお、42eは溝端部42dの上面である。
【0023】
溝42aの作用を次に説明する。
(1)ロック穴42にロックピン57を挿入すると、横ピン58は矢印(1)のように縦溝部42b内を下降する。(この位置がアンロック位置である。)
(2)ロックピン57を回転させると、横ピン58は、傾斜溝部42cに案内されて斜め下方に移動する。即ち、ロックピン57及び横ピン58は回転しながら下降する。
【0024】
(3)横ピン58が傾斜溝部42cから溝端部42d内に移動すると、横ピン58にはロックピン57から、後述する上向きの力が作用するため、横ピン58は溝端部42dの上面42eに押付けられる。
これにより、ロックピン57はロック穴42から抜けなくなる。即ちロックした状態になる。(この位置がロック位置である。)
【0025】
ここで、上記したロック穴42内は上下2層に形成したものであり、結合面41側の上層Uは軽合金材料、下層Lは溝42aの摩耗を抑えるために耐摩耗性の高い鉄系材料、ステンレス等で構成したものである。
【0026】
図5は本発明に係る車両の後部受け部を説明する説明図であり、ロック操作部54の断面図を示す。
ロック操作部54は、図3で説明したロックピン57、横ピン58及びハンドル61に加え、図5に示すベースプレート53の下方に配置した上部カラー62と、この上部カラー62の下方に配置したストッパ部材63と、このストッパ部材63、横ピン58間に介在させた下部カラー64とからなる。なお、65はロックピン57にハンドル61を固定するためのピン、66はロックピン57に上部カラー62及びストッパ部材63を固定するためのピン、67はストッパ部材63と下部カラー64との間に介在させたワッシャである。
【0027】
上部カラー62は、ロックピン57の大径部57aとでベースプレート53を挟み込み、ベースプレート53にロック操作部54を回転可能に取付けるものである。
ストッパ部材63は、ワッシャ67を介して後部受け部27(図3参照)の結合面41(図3参照)に押し当てる部材であり、ロックした時に、わずかに撓むことで後部受け部27と後部ロック機構37との結合時の寸法誤差やがたつきを吸収するものである。
【0028】
68はベースプレート53の下部に取付けたクッション部材であり、このクッション部材68を後部受け部27の結合面41に当てて撓ませることで、後部ロック機構37をロックさせた時に、後部受け部27に対して後部ロック機構37をクッション部材68による上向きの力で押し付け、後部受け部27と後部ロック機構37とのがたつきをなくす。
【0029】
69は板ばねである。図3に示したように、板ばね69は、ロックピン57の大径部57aに形成した平面部57bに当てることで、ハンドル61をアンロック位置に保持させ、大径部57aに形成した平面部57cに当てることで、ハンドル61をロック位置に保持させる部材である。
【0030】
以上に述べた車両のハードトップ装着の作用を次に説明する。
図6(a),(b)は本発明に係る車両のハードトップ装着要領を説明する説明図である。
まず、図2において、オープンカー10の上方にハードトップ14を運び、フロントウインド12の前部受け部25,25の上方にハードトップ14の前部ロック機構34,34を合わせ、図6(a)において、車体11の後部受け部26,27(26は不図示)の上方にハードトップ14の後部ロック機構36,37(36は不図示)を合わせる。
そして、図2において、ハードトップ14を下降させ、前部受け部25,25に前部ロック機構34,34を結合しロックする。
【0031】
これとともに、図6(a)の矢印のように、後部受け部26,27の各ロック穴42に後部ロック機構36,37(36は不図示)のロックピン57を挿入する。また、これと同時に、矢印のように後部受け部26,27の各縦穴43に後部ロック機構36,37のピン55を挿入する。この時、ハンドル61はアンロック位置にある。
【0032】
この後、図6(b)において、ハンドル61を矢印のようにロック位置側に回転させると、図4に示したようにロックピン57が下降し、これに伴って、図6(b)のように後部ロック機構36,37を介してハードトップ14の後部が下降する。また、後部ロック機構36,37のピン55が後部受け部26,27に取付けたハードトップ検知スイッチ45の可動アーム45aを矢印のようにスイングさせる。
【0033】
そして、ハンドル61がロック位置に至ると、ロックが完了するとともに、更にスイングした可動アーム45aによってハードトップ検知スイッチ45がオンになる。
これにより、導線47,47を介してコントロールユニットに信号が伝わり、電動モータに電流を供給することを禁止し、折畳み屋根13(図2参照)を広げるために電動モータを作動させる拡張用スイッチが誤ってオンになった場合でも、電動モータが作動せず、折畳み屋根13が広がることはない。
従って、電動モータ等の故障を未然に防止することができる。
【0034】
また、ハンドル61をロック位置に回転させると、後部ロック機構36,37のクッション部材68は、高さが(a)に示したT1から(b)に示したT2に縮まり、これによって発生した弾性力で後部受け部26,27に対して後部ロック機構36,37を上向きに押し付け、後部受け部26,27と後部ロック機構36,37とのがたつきをなくす。
【0035】
図7は本発明に係る車両の電動折畳み屋根開閉装置を示すブロック構成図であり、電動折畳み屋根開閉装置80は、折畳み屋根13(図2参照)内部のリンクを駆動する電動モータ81と、前述したハードトップ検知スイッチ45と、折畳み屋根13の開閉を行うための屋根開閉スイッチ82と、ハードトップ検知スイッチ45からの検知情報SJ及び屋根開閉スイッチ82からの開閉情報に基づいて電動モータ81の作動を制御するコントロールユニット83と、このコントロールユニット83からの制御信号CSにより電動モータ81を駆動する電動モータドライバ84とからなる。
【0036】
ハードトップ検知スイッチ45は、車体11(図2参照)にハードトップ14を取付けた時にオンにすることで、コントロールユニット83にハードトップ14を装着したことを検知情報SJとして送るものである。
【0037】
屋根開閉スイッチ82は、折畳み屋根13が車体11に収納状態にある時に、折畳み屋根13を広げるための拡張用スイッチ85と、折畳み屋根13が広がっている状態、即ち、前端をフロントウインド12(図2参照)の上部に連結した状態にある時に、折畳み屋根13を収納するための折畳み用スイッチ86とからなる。
【0038】
拡張用スイッチ85は、オンにすることで、コントロールユニット83に折畳み屋根13を広げることを閉情報CJとして送るものであり、折畳み用スイッチ86は、オンにすることで、コントロールユニット83に折畳み屋根13を収納することを開情報EJとして送るものである。
【0039】
コントロールユニット83は、ハードトップ検知スイッチ45からの検知情報SJを受けると、拡張用スイッチ85からの閉情報CJに基づいて電動モータ81の作動を禁止するために電動モータドライバ84へ制御信号CSを送ることを禁止する。
また、コントロールユニット83は、ハードトップ検知スイッチ45から検知情報SJを受けない場合には、拡張用スイッチ85からの閉情報CJ及び折畳み用スイッチ86からの開情報EJに基づいて電動モータドライバ84に電動モータ81を作動させるための制御信号CSを送る。
【0040】
電動モータドライバ84は、コントロールユニット83からの制御信号CSに基づいて電動モータ81を駆動する。
上記したハードトップ検知スイッチ45とコントロールユニット83とは、禁止手段88を構成するものである。
【0041】
図8は本発明に係る車両の電動折畳み屋根開閉装置による屋根開閉のフロー図であり、ST××はステップ番号を示す。(符号は図1、図3及び図7参照)
ST01‥‥図示しない車輪速度センサにて車体速度(車速)を検出し、車速Vが所定値VS(例えば、3km/h)未満かどうか判断する。
車速Vが所定値VS未満である(YES)場合は、ST02に進む。
車速Vが所定値VS未満でない(NO)場合、即ち所定値VS以上である場合は、ST08に進む。
【0042】
ST02‥‥図示しないサイドブレーキスイッチがオンかどうか判断する。
サイドブレーキスイッチがオンである(YES)場合は、ST03に進む。
サイドブレーキスイッチがオンでない(NO)場合は、ST08に進む。
ST03‥‥ハードトップ検知スイッチ45がオンかどうか(即ち、ハードトップ14が車体11に取付けられたかどうか)判断する。
ハードトップ検知スイッチ45がオンでない(NO)場合は、ST04に進む。
ハードトップ検知スイッチ45がオンである(YES)場合は、ST08に進む。
【0043】
ST04‥‥折畳み屋根13の拡張用スイッチ85がオンかどうか判断する。
拡張用スイッチ85がオンでない(NO)場合は、ST06に進む。
拡張用スイッチ85がオンである(YES)場合は、ST05に進む。
ST05‥‥電動モータ81を作動させ、折畳み屋根13を広げる。
【0044】
ST06‥‥折畳み屋根13の折畳み用スイッチ86がオンかどうか判断する。
折畳み用スイッチ86がオンである(YES)場合は、ST07に進む。
折畳み用スイッチ86がオンでない(NO)場合は、ST08に進む。
ST07‥‥電動モータ81を作動させ、折畳み屋根13を車体11に収納する。
ST08‥‥電動モータ81の作動を禁止する。
【0045】
上記した車速Vは、車体11に設けた図示しない車輪速度センサから検出し、この車速Vが所定値VS未満の時にのみ電動モータ81が作動する。
ハンドブレーキスイッチは、車体11の図示しないハンドブレーキレバーに取付けたものであり、ハンドブレーキが引かれた時にオンになる。更に、ハンドブレーキが引かれている時のみ電動モータ81が作動する。
【0046】
また、折畳み屋根13の拡張用スイッチ85及び折畳み用スイッチ86がオンになった場合、コントロールユニット83は、電動モータ81を作動させる前にドア18,18(図1参照)内に取付けた図示しないパワーウインド装置のウインドガラスを下げるための信号を図示しないパワーウインド装置用電動モータドライバに送ることによって折畳み屋根13の作動前にウインドガラスを下げることが考えられる。
【0047】
本発明の禁止手段88では、上記したパワーウインド装置のウインドガラスを下げるための信号をパワーウインド装置用電動モータドライバに送ることをも禁止することによって、ハードトップ装着時の折畳み屋根13の拡張用スイッチ85及び折畳み用スイッチ86の操作による不用意な折畳み屋根13及びウインドガラスの開閉を防止することができる。
【0048】
図9は本発明に係る車両のハードトップ用後部受け部の別の実施の形態を説明する説明図であり、一方の後部受け部127についてのみ説明し、この後部受け部127と左右逆の構造で、且つ同一機能を有する他方の後部受け部126の説明は省略する。なお、図9〜図11の別の実施の形態の説明では、図1〜図8に示した実施の形態と同一構成に同一符号を付け、詳細説明は省略する。
後部受け部127は、後述する後部ロック機構と結合する結合面141を備え、この結合面141にロック穴42及びこのロック穴42に近接させた縦穴143を開け、側面に凹部144を形成し、この凹部144に、ハードトップ14(図3参照)が車体11(図3参照)に取付けられたことを検知して折畳み屋根13(図2参照)の電動モータの作動を禁止するためのハードトップ検知スイッチ145と、後部ロック機構を取付けることにより、ハードトップ検知スイッチ145の可動アーム145aをスイングさせるスイッチ作動機構146の主要部とを収納し、凹部144の開口部をビスBで取付けた側部カバー144aで覆い、車体11にボルト46…で取付けるものである。
【0049】
上記したハードトップ検知スイッチ145とコントロールユニット83(図7参照)とは、禁止手段を構成するものである。
ここで、127aは後部受け部127のベース部、127bは凹部144を形成するための上壁、127cは凹部144内を上下に仕切る仕切り壁、127dはこの仕切り壁127cに開けた縦溝、147,147は折畳み屋根13(図2参照)の開閉を制御する後述するコントロールユニットに接続する導線である。
【0050】
スイッチ作動機構146は、ベース部127aの上壁127bに設けた縦穴143及び仕切り壁127cの縦溝127dに通したロッド146aと、このロッド146aに一体的に取付けた鍔146bと、ロッド146aに嵌めるとともに、鍔146b及び仕切り壁127cのそれぞれの間に圧縮して介在させたコイルスプリング146cとからなる。
【0051】
ロッド146aは、コイルスプリング146cの弾性力により、上端面146dを結合面141から上方へ突出させるとともに上向きの力を作用させ、下端部146eを鈎状としてハードトップ検知スイッチ145の可動アーム145aに掛け、ベース部127aに対して軸線回りに回転しない構造とした部材である。
【0052】
図10は本発明に係る車両のハードトップ用後部ロック機構の別の実施の形態を説明する説明図であり、一方の後部受け部137についてのみ説明し、この後部受け部137と左右逆の構造で、且つ同一機能を有する他方の後部ロック機構136の説明は省略する。
後部ロック機構137は、ハードトップ14(図3参照)の側部32(図3参照)に取付けた取付ブラケット151と、この取付ブラケット151にボルト52,52で取付けたベースプレート153と、このベースプレート153に回転可能に取付けたロック操作部154とからなる。
【0053】
ロック操作部154は、後部受け部127(図9参照)のロック穴42(図9参照)に挿入するロックピン57と、両端部が後部受け部127の溝42a,42a(図3参照)に嵌まる横ピン58と、ハンドル61と、上部カラー62と、この上部カラー62の下方に配置したストッパ部材163と、このストッパ部材163及び横ピン58のそれぞれの間に介在させた下部カラー164とからなる。なお、65はピン、166はロックピン57に上部カラー162を固定するためのピンである。
【0054】
ストッパ部材163は、ワッシャ67を介して後部受け部127の結合面141(図9参照)に押し当てる部材であり、ロックした時に、わずかに撓むことで、後部受け部127に対して後部ロック機構137を上向きの力で押し付け、後部受け部127と後部ロック機構137との結合時の寸法誤差やがたつきを吸収するものである。
【0055】
168はベースプレート153の下部に取付けたクッション部材であり、このクッション部材168を後部受け部127の結合面141に当てることで、後部ロック機構137をロックさせた時に、後部受け部127と後部ロック機構137とのがたつきをなくす。
【0056】
以上に述べた車両のハードトップ装着の作用を次に説明する。
図11(a),(b)は本発明に係る車両の後部受け部及び後部ロック機構の別の実施の形態による作用を説明する説明図である。
(a)において、ハードトップ14を下降させ、前部受け部に前部ロック機構を結合しロックした後で、矢印で示すように、後部受け部126,127(126は不図示)の各ロック穴42に後部ロック機構136,137(136は不図示)のロックピン57を挿入するとともに、矢印に示すように後部受け部126,127のロッド146aに向かって後部ロック機構136,137のクッション部材168を下降させる。この時、ハンドル61はアンロック位置にある。
【0057】
そして、(b)において、クッション部材168でロッド146aの上端面146dをほぼ結合面141の位置まで押し下げる。
これにより、ロッド146aの下端部146eがハードトップ検知スイッチ145の可動アーム145aから外れ、可動アーム145aがスイングしてハードトップ検知スイッチ145がオンとなる。
【0058】
この結果、導線147,147を介してコントロールユニットに信号が伝わり、電動モータに電流を供給することを禁止し、折畳み屋根13(図2参照)を広げるために電動モータを作動させる拡張用スイッチが誤ってオンになった場合でも、電動モータが作動せず、折畳み屋根13が広がることはない。
従って、電動モータ等の故障を未然に防止することができる。
ここで、可動アーム145aが上記のようにスイングした時に、ハードトップ検知スイッチ145がオフとなる構造にして、このオフの信号でコントロールユニットに電動モータの作動を禁止させるようにしてもよい。
【0059】
この後、ハンドル61を矢印に示すようにロック位置側に回転させると、ロックピン57が下降し、これに伴って、後部ロック機構136,137を介してハードトップ14の後部が下降する。そして、ハンドル61がロック位置に至ると、ロックが完了する。
【0060】
また、ハンドル61をロック位置に回転させると、後部ロック機構136,137のストッパ部材163は、ベースプレート153の下面からの高さが(a)に示したU1から(b)に示したU2に縮まり、これによって発生した弾性力で後部受け部126,127に対して後部ロック機構136,137を上向きに押し付け、後部受け部126,127と後部ロック機構136,137とのがたつきをなくす。
【0061】
尚、本発明の禁止手段88を構成するスイッチとしては、図3、図9に示した形式のハードトップ検知スイッチ45,145に限るものではなく、プッシュスイッチ、近接スイッチ、光を受けたり遮断したりすることによりオンとなる光スイッチ等の他のスイッチでもよい。
【0062】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の電動折畳み屋根を備えた車両は、折畳み屋根及び硬質の屋根のうち、硬質の屋根が車体に取付いていることを検知するハードトップ検知スイッチを備え、コントロールユニットがハードトップ検知スイッチからの検知情報を受けた場合には、電動モータの作動を禁止し、ハードトップ検知スイッチからの検知情報を受けない場合には、折畳み屋根を可動するための開閉情報に基づいて電動モータを作動させ、ハードトップ検知スイッチでは、車体の後部受け部に設けられた結合面と、硬質の屋根の下部に備えた後部ロック機構とを結合することによって、検知情報を発生させるので、折畳み屋根を車体に収納しているときに、硬質の屋根を車体に取付けると、ハードトップ検知スイッチで硬質の屋根が車体に取付いていることを検知することができ、電動モータの作動を禁止して電動折畳み屋根が広がることを防止することができ、故障の発生を未然に防止することができる。
【0063】
ハードトップ検知スイッチでは、車体の後部受け部に設けられた結合面と、硬質の屋根の下部に備えた後部ロック機構とを結合することによって、検知情報を発生させるので、硬質の屋根を車体に結合するだけで、ハードトップ検知スイッチによって硬質の屋根を検出することができる
【0064】
請求項2の電動折畳み屋根を備えた車両は、折畳み屋根を可動するための開閉情報に基づいて、電動モータを作動させる前にパワーウインド装置を駆動する構成を有し、ハードトップ検知スイッチからの検知情報を受けて電動モータの作動を禁止する場合には、パワーウインド装置の駆動を禁止するので、硬質の屋根の装着時に、折畳み屋根の開閉情報による不用意な折畳み屋根及びウインドガラスの開閉を防止することができる。
【0065】
請求項3の電動折畳み屋根を備えた車両は、コントロールユニットが、車速が所定値未満でない場合には、電動モータの作動を禁止するので、不適切に電動モータが作動するのをより確実に防止することができる。
【0066】
請求項4の電動折畳み屋根を備えた車両は、コントロールユニットが、サイドブレーキが作動していない場合には、電動モータの作動を禁止するので、不適切に電動モータが作動するのをより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電動折畳み屋根を備えた車両の側面図
【図2】 本発明に係る車両の斜視図
【図3】 本発明に係る車両のハードトップ後部取付部の要部斜視図
【図4】 本発明に係る車両の後部受け部の溝を説明する説明図
【図5】 本発明に係る車両の後部受け部を説明する説明図
【図6】 本発明に係る車両のハードトップ装着要領を説明する説明図
【図7】 本発明に係る車両の電動折畳み屋根開閉装置を示すブロック構成図
【図8】 本発明に係る車両の電動折畳み屋根開閉装置による屋根開閉のフロー図
【図9】 本発明に係る車両のハードトップ用後部受け部の別の実施の形態を説明する説明図
【図10】 本発明に係る車両のハードトップ用後部ロック機構の別の実施の形態を説明する説明図
【図11】 本発明に係る車両の後部受け部及び後部ロック機構の別の実施の形態による作用を説明する説明図
【図12】 従来の電動折畳み屋根を折り畳む状態を説明する説明図
【符号の説明】
11…車体、13…電動折畳み屋根、14…硬質の屋根(ハードトップ)、25…前部受け部、26,27,126,127…後部受け部、34…前部ロック機構、36,37,136,137…後部ロック機構、41,141…結合面、43…縦穴、45,145…ハードトップ検知スイッチ、45a,145a…可動アーム、55…ピン、81…電動モータ、83…コントロールユニット、88…禁止手段、CJ,EJ…開閉情報(閉情報、開情報)、SJ…検知情報、V…車速、VS…車速の所定値

Claims (4)

  1. 車体に収納してある折畳み屋根を電動モータによって広げることができるとともに、折畳み屋根を車体に収納しているときには、硬質の屋根を取付けることができる電動折畳み屋根を備えた車両において、
    前記折畳み屋根及び前記硬質の屋根のうち、前記硬質の屋根が車体に取付いていることを検知するハードトップ検知スイッチを備え、
    前記電動モータの作動を制御するコントロールユニットが前記ハードトップ検知スイッチからの検知情報を受けた場合には、前記電動モータの作動を禁止し、
    前記ハードトップ検知スイッチからの検知情報を受けない場合には、前記折畳み屋根を可動するための開閉情報に基づいて前記電動モータを作動させ
    記ハードトップ検知スイッチは、車体の後部受け部に設けられた結合面と、前記硬質の屋根の下部に備えた後部ロック機構とが結合することによって、前記検知情報を発生させることを特徴とする電動折畳み屋根を備えた車両。
  2. 前記折畳み屋根を可動するための開閉情報に基づいて、前記電動モータを作動させる前にパワーウインド装置を駆動する構成を有し、
    前記ハードトップ検知スイッチからの検知情報を受けて前記電動モータの作動を禁止する場合には、前記パワーウインド装置の駆動を禁止することを特徴とする請求項1記載の電動折畳み屋根を備えた車両。
  3. 前記コントロールユニットは、車速が所定値未満でない場合には、前記電動モータの作動を禁止することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動折畳み屋根を備えた車両。
  4. 前記コントロールユニットは、サイドブレーキが作動していない場合には、前記電動モータの作動を禁止することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の電動折畳み屋根を備えた車両。
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