JP3773244B2 - 化学発光具 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
この発明は玩具用、非常灯、釣具等広く利用できる。そして本発明のものは発光面を大きくすることができ、且つ柔軟性を有し、人に怪我をさせない化学発光具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のイベント等に使用されている化学発光体はポリエチレン、ポリプロピレン等の容器の中にガラスアンプルを収容し、容器内及びアンプル内に、それぞれ混合時に化学発光を呈する液体を溶封した構造である。このような発光体を投げたり、叩いたりすると人に怪我をさせることもあり、時には中の発光液が漏れ出る事故も発生していた。また、容器の肉厚が0.5mm〜1.5mmである為外気の温度に左右され易い。例えば気温0℃の場所での使用では、短時間に発光輝度が低下してしまう欠点を有していた。さらに商品流通時、衝撃等により中のアンプルが割れることもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記に述べたような従来の問題点を解決すると共に、発光体を大きく見せることができ且つそれ自体浮力を有するものを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
独立発泡プラスチックには、スチレン系、ウレタン系、塩化ビニール系、ポリエチレンに酢酸ビニールを添加したもの、オレフィン系等種々のものがある。この中でポリエチレンを素材としたものは化学発光液に化学的に安定であり、柔軟性に富み、人体に安全であり、廃棄時の有害性が少ない等の種々の利点を有している。発泡倍率は3〜50%のあいだで選択するものであるが、20〜30%ぐらいが最適である。光透過性は発泡倍率が大きくなると向上するが小さくなると低下する。化学発光体を取り囲む、発泡プラスチックの厚みは発泡倍率に関係するが、倍率20〜30%では発光体の直径と同じくらいのものまでが使用できる。これより厚くなると光の透過が低下してくる。
【0005】
【実施例1】
内径φ11mm、外径φ25mmの発泡ポリエチレンパイプを発泡倍率30%で、表面が螺旋状の凹凸部7のついたものに成形し、長さ280mmにてカットする。なお螺旋状の表面加工は、パイプ成形後の工程で行ってもよい。内径φ11mmの穴に、外径φ11.5mm、全長250mmの化学発光体を中央まで挿入する。発泡ポリエチレンパイプの両端の穴にφ12mmの同一素材よりなる棒状の栓を挿入する。これで製品として完成しているが、商品価値を上げるため両端面を丸く加工する。ドーム状にくぼんだ加熱具に両端面を押し付けることにより丸みのある形状に成形できる。また、栓を挿入する時、穴に接着剤を塗布しておけば栓がぬけるのを防止できる。使用時は発泡プラスチック本体を曲げると中の化学発光体も曲がり、その中のアンプルが破割し、アンプル内の液とアンプルの外側の液が混合して化学発光がスタートする。発光した光は、発泡プラスチック内を乱反射しながら、外側に放出され、発泡プラスチックの表面の凹凸部7の輪郭がくっきりと浮び上り、且つ肉厚の差により明暗が生じる。本実施例では、両端を丸みのある加工を行ったが、必ずしも限定するものではないし、又表面に設ける凹凸は、螺旋状に限定するものでもない。さらにパイプ状のものに挿入したものに限定されず、平状プラスチックの中に発光体をサンドイッチした構造や平板状発泡材の層内に収容した複数の発光体の発光色を異なる色としたり、表面に装飾を付けることも本発明に属する。特に素材をポリエチレンにすれば、幼児が触れたり、なめたりする事があっても安全である。又万一中の発光体の容器がやぶれて液が出ても、独立発泡構造である為、薬液が外に漏れ出る事もない。
【0006】
【実施例2】
実施例1と同様に発泡ポリエチレンパイプを成形し、パイプの中央に図2に示すように断面略Y字状で白色よりなる光反射板6を挿入する。同光反射板6により3つに分割された空間に、青色、赤色、緑色の光を発する化学発光体を3本、それぞれ挿入する。発泡ポリエチレンパイプの両端密封加工は、実施例1と同様に行う。この化学発光具を発光させると、それぞれの発光した光は反射板により反射され外側に放出され、且つ反射板により、まざることなく放出されるので、それぞれの発光色が明瞭に視覚にうつる。本実施例では、反射板の色を白としたが鏡面等の光を反射するものであればよく限定するものではない。
【0007】
【発明の効果】
発光体の発光面積を大きくでき且つ凹凸状の光の輪郭及びその部分の明暗により飾装効果を向上させることができる。従来の棒状発光体の直径はφ20mmぐらいが限度であった。それは化学発光液量、重量、価格の制限からである。本発明では、発光体の約3倍の直径で光らせることが可能となった。又、長さ方向に表面を複数の色に発光させることも可能となった。外気温の変化で発光性能が直ちに変化することがない。独立発泡プラスチックは保温性に優れている為、外気の温度を内部に伝え難く、例えば寒冷地で発光体が冷えてしまって短時間に消光することもない。独立発泡プラスチックは表面がやわらかいので、叩いたり、ぶつけたりして人に怪我をさせたり、物を傷つけたりすることがなくなる。又特にポリエチレンを使用すれば、環境上有効である。独立発泡プラスチックは緩衝材としての役目も有する為、流通時落下等の不注意による発光を防止することができる。また防湿性と保温性も有しているから、簡易な包装でも保管条件の悪さによる劣化を抑制できる。独立発泡プラスチックを使用することにより浮力が向上し、海上での非常灯としての使用に効果がある。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面説明図である。
【図2】本発明の実施例2の断面説明図である。
【符号の説明】
1、化学発光体
2、破割性アンプル
3、化学発光を呈する一方の薬液
4、化学発光を呈する他方の薬液
5、独立発泡プラスチック
6、光反射板
7、凹凸部
Claims (5)
- 可撓性を有する容器の中に、破割性アンプルを収容し、同アンプル内及びアンプルの外側で容器内に、混合時に化学発光を呈する2種類の薬液を、それぞれ充填した化学発光体の全体を発泡倍率3〜50%とした光透過性の独立発泡ポリエチレンにて取り囲むと共に、独立発泡ポリエチレンの表面に凹凸を設けたことを特徴とした化学発光具。
- 独立発泡ポリエチレンの形状を棒状又は平板状とし、その中に化学発光体を1本又は2本以上収容した請求項1記載の化学発光具。
- 独立発泡ポリエチレン内に収容した複数の化学発光体の発光色を異なる色にした請求項1、2記載の化学発光具。
- 独立発泡ポリエチレン内の中心で、長さ方向に光反射板を挿入し、
同光反射板に並行して複数の発光色の異なる化学発光体を挿入した請求項1、2、3記載の化学発光具。 - 独立発泡ポリエチレンの表面に、印刷又はシール等を貼着して、文字、模様
を表現した請求項1〜4記載の化学発光具。
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