JP3772497B2 - 包装装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具の包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、照明器具に取付けられる反射笠などの包装装置は、図7に示すように、2個の反射笠同士を向き合わせて重ね、当該重ね合わせた反射笠20,20の長手方向に沿って筒状に巻き込む底面部23と両側面部22,22と天面部21,21とからなる胴体部25と、当該胴体部の両端にそれぞれ配置される略C形状に折り曲げられた一対のC形緩衝体24,24とで梱包している。胴体部25とC形緩衝体24は、包装シート材として、例えば、段ボール板材を使用し折曲げ形成されている。
【0003】
なお、C形緩衝体をC形状に折り曲げたのは、被包装物である反射笠端面より突出する突出部としての枠部20aを挟み込んで逃がすためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の包装装置は、第1に胴体部1個とC形緩衝体2個、計3個の包装材を使用することから、包装材の製造、運般、梱包から産業廃棄物処理に至るまでの包装にかかる全ての工程において、時間とコストがかかるという問題があった。
【0005】
第2に被包装物である一対の反射笠端面を保護するC形緩衝体は、一枚の段ボール板材をC形に折曲げたもので、当該包装装置のつま面を実質、段ボール一枚分で受けているだけなので、落下衝撃から被包装物を保護するのに不安がある。そこで、衝撃性の高い材質を使用していることからコストがアップするという問題があった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、包装材の製造、運般、梱包から産業廃棄物処理に至るまでの包装にかかる全ての工程において安価で且つ強度の高い包装装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために、請求項1記載の本発明に係る包装装置は、周囲に突出する突出部を有する被包装物を包装する一枚の包装シート材からなる包装装置において、前記包装装置は、前記被包装物の長手方向に筒状に折り曲げられ当該被包装物の長手方向を保護する底面部と両側面部と天面部とからなる胴体部を設け、前記胴体部の底面部の両端に対向して折曲げられるつま面部を設け、前記つま面部の両側に内側方向に筒状に折曲げられて前記つま面部に当接し前記底面部の4隅にそれぞれ配置されて前記被包装物の端部を保護する上面開口の角筒部を設け、前記角筒部の内側に前記被包装物の前記突出部が挿入される切欠き凹部を設け、前記つま面部の端部に一対のスリットを形成したフラップ部を設け、前記フラップ部に形成したスリットを前記角筒部の辺に差し込んで当該フラップ部を前記上面開口から前記角筒部内に鋭角に折り曲げるとともに前記角筒部外に鋭角に折曲げて前記角筒部に係止し、前記角筒部が被包装物に対して常に直角に保たれることを特徴とするものである。
【0010】
上記請求項1記載の構成において、被包装物の長手方向を保護する胴体部の4隅に、緩衝体となる角筒部をそれぞれ配置する。これら角筒部は、被包装物の両端において、被包装物としての反射笠の堅牢箇所である板金曲げ部分に角筒部をあてがっている。
【0011】
さらに、フラップ部に入れたスリットを角筒部の辺にそれぞれ差し込み、フラップ部を角筒部内および角筒部外にそれぞれ折り曲げ、当該角筒部の辺に係止させることで、角筒部が菱形に倒れたがる癖を矯正し、常に、被包装物に対して直角に保つことで、落下等の衝撃荷重から緩衝体としての角筒部が潰れるのを防止する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、従来技術と同一構成部品は同一番号を付して説明する。
【0015】
図1は本発明に係る包装装置を展開したもので、当該包装装置は、一枚の包装材として、例えば、段ボール板材を使用し、矩形状の底面部2と、当該底面部の両側にそれぞれ折り筋線を介して設けられた一対の矩形状の側面部3,3と、当該側面部の両側にそれぞれ折り筋線を介して設けられた一対の矩形状の天面部4,4とからなる胴体部1と、この胴体部の底面部2長手方向両端にそれぞれ折り筋線を介して一対のつま面部5,5が延長して設けられている。
【0016】
当該つま面部5の両側に折り筋線を介して拡がる矩形状の外側面6aと内端面6bと内側面6cと前記つま面部の裏面と当接する外端面6dとからなる角筒部6がそれぞれ設けられ、当該角筒部6は、図2に示すように、筒状に折曲げられる。さらに、外端面5dの上端部側は、角筒部内に折曲げられる後述するフラップ部9が当たらないように切り欠かれた切り欠き7をなしている。
【0017】
また、角筒部の外側面6aと内端面6bおよび内側面6cの幅方向中央には、矩形状の切欠き孔8aが穿設され、当該角筒部6を筒状に折曲げた際、角筒部の内側中央には、図2に示すように、反射笠端面より突出する脆弱箇所である突出部分としての枠部20aが挿入される切欠き凹部8が形成される。
【0018】
さらに、前記つま面部5の長手方向延長上には、折り筋線を介して矩形状のフラップ部9が設けられ、当該フラップ部9の両側には、一対のスリット10,10がそれぞれ設けられている。なお、Aは包装板材としての段ボールの中芯のフルート方向を示すものである。
【0019】
図2〜図5を参照して本発明に係る包装装置の組立て方法を説明する。
【0020】
最初に、つま面部5の両側にそれぞれ設けられている外側面6aと内端面6bと内側面6cおよび外端面6dからなる4面を矢印に示すように内側方向に折り筋線に沿って筒状に折曲げ、角筒部6,6をそれぞれ形成する。なお、角筒部6を筒状に折曲げた際には、筒状部6の外端面6dは、つま面部5に当接した状態になる。
【0021】
底面部2の両端に設けられたつま面部5の両側には、筒状部6,6がそれぞれ形成され、当該筒状部6の内側中央には、切欠き凹部8が形成されている。
【0022】
つぎに、底面部2の中央に向き合わせて重ねられた一対の反射笠20,20を載置する。なお、これら反射笠20の周囲には、当該反射笠から突出して突出部としての枠部20aが設けられている。
【0023】
それから、つま面部5を折り筋線に沿って上方に向けて折曲げていくと、筒状部6の内側中央に形成された切欠き凹部8は、図4に示すように、反射笠の突出部分としての枠部20aが逃げた状態で挿入され折曲げられる。
【0024】
つぎに、フラップ部9を内側方向に折曲げていくと、当該フラップ部9の両側に設けられたスリット10,10は、角筒部の辺6f,6fにそれぞれ差し込まれ、当該フラップ部9b,9a,9bは、角筒部内と角筒部外に鋭角にそれぞれ折り曲げられ当該角筒部で係止される。
【0025】
フラップ部9b,9a,9bを角筒部内と角筒部外に折り曲げた際、筒状部6の外端面6dの上端に切り欠き7が形成されていることから、図6に示すように、フラップ部の角筒部内に折り込んだフラップ部の辺16,16と、角筒部外に折り込んだフラップ部の辺15とが同じ高さになる。
【0026】
最後に、4隅に形成した角筒部6を覆うように、両側面部3,3と天面部4,4を折り筋線に沿って折曲げたのち、図3に示すように、天面部4,4の突当て部に沿ってPPテープ18を貼付けることにより包装作業を完了する。
【0027】
次に上記実施の形態の作用を説明する。
【0028】
1枚の段ボール板材を、図1に示すように、底面部2と両側面部3,3と天面部4からなる胴体部1の長手方向両端に底面部から延長されるつま面部5,5があり、そのつま面の両側に拡がる4面からなる角筒部6が、底面部の4隅に配置される。
【0029】
これら角筒部6は、反射笠20の端部において、図5に示すように、当該反射笠の堅牢箇所である板金曲げ部13に角筒部の内側曲げ部14をあてがっており、又角筒部6は、図4に示すように、反射笠の端面11に緩衝体としてあてがわれる。
【0030】
又、つま面延長上に具備されるフラップ部9に、角筒部の巾間隔で入れたスリット10,10を角筒部の辺6f,6fにそれぞれ差し込み、フラップ部9を角筒部内および角筒部外に鋭角に折り曲げ圧入係止させることで、角筒部自体の菱形に倒れたがるクセを矯正し、常に、被包装物に対して直角に保つことで、落下等の衝撃荷重から緩衝体としての角筒部が潰れるのを防止するのに、最大の効果を発揮させるような構造としている。
【0031】
脆弱箇所としての枠部20aについては、角筒部の切欠き凹部8により逃げているので、反射笠の枠部20aが潰れるのを防止する。
【0032】
フラップ部9を角筒部内および角筒部外に鋭角にそれぞれ折り込む際、フラップ部が角筒部を形成する折曲げ片としての外端面6dの上端に当る部分に切り欠き7が設けられているから、図6に示すように、当該フラップ部の角筒部内に折り込んだ辺16と、角筒部外に折り込んだ辺15とが同じ高さになるようにできる。このため、天面部4を閉じた時に、つま面部5が段違いに形成され、天面部4とつま面部5との間に隙間があいて埃が進入するのを防ぎ、外観上の見栄えも良い。
【0033】
最後に、上記の包装材を反射笠20を2枚向き合わせに重ね、その4隅に緩衝体としての角筒部を配置し胴体部で覆いPPテープ18で封緘するこで梱包を完了する。
【0034】
【発明の効果】
以上詳記したように請求項1記載の本発明によれば、緩衝体としての機能を有する角筒部を最小限の材料で胴体部と一体化することて、包装材の製造から、運搬、梱包、包装材の産業廃棄物処理に至るまでの、包装にかかる全ての工程においてシンプルで合理的な包装装置を提供する。
【0035】
さらに、フラップ部を角筒部内および角筒部外に鋭角に折り曲げ当該角筒部で係止させることで、角筒部が菱形に倒れたがる癖を矯正し、常に、被包装物に対して直角に保つことで、落下等の衝撃から緩衝体としての角筒部が、潰れるのを防止し、包装装置を強固なものにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る包装装置を示す展開図。
【図2】同第1実施の形態における包装装置に被包装物を包装する状態を示す斜視図。
【図3】同第1実施の形態における包装装置を組み立てた状態を示す斜視図。
【図4】同第1実施の形態における包装装置を組み立てた状態を示す正面断面図。
【図5】同第1実施の形態における包装装置を組み立てた状態を示す上面図。
【図6】同第1実施の形態における包装装置を組み立てた状態を示す側面図。
【図7】従来技術に係る包装装置で被包装物を包装する状態を示す斜視図。
【符号の説明】
2…底面部,
3…側面部,
4…天面部,
5…つま面部,
6…角筒部,
6d…角筒部の折曲げ片(角筒部の外端面),
7…切り欠き,
8…切欠き凹部,
9…フラップ部,
10…スリット,
20…被包装物(反射笠),
20a…被包装物の突出部(反射笠の枠部)。
Claims (1)
- 周囲に突出する突出部を有する被包装物を包装する一枚の包装シート材からなる包装装置において、
前記包装装置は、
前記被包装物の長手方向に筒状に折り曲げられ当該被包装物の長手方向を保護する底面部と両側面部と天面部とからなる胴体部を設け、
前記胴体部の底面部の両端に対向して折曲げられるつま面部を設け、
前記つま面部の両側に内側方向に筒状に折曲げられて前記つま面部に当接し前記底面部の4隅にそれぞれ配置されて前記被包装物の端部を保護する上面開口の角筒部を設け、
前記角筒部の内側に前記被包装物の前記突出部が挿入される切欠き凹部を設け、
前記つま面部の端部に一対のスリットを形成したフラップ部を設け、
前記フラップ部に形成したスリットを前記角筒部の辺に差し込んで当該フラップ部を前記上面開口から前記角筒部内に鋭角に折り曲げるとともに前記角筒部外に鋭角に折曲げて前記角筒部に係止し、前記角筒部が被包装物に対して常に直角に保たれることを特徴とする包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31930697A JP3772497B2 (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 包装装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31930697A JP3772497B2 (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 包装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11152126A JPH11152126A (ja) | 1999-06-08 |
JP3772497B2 true JP3772497B2 (ja) | 2006-05-10 |
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ID=18108732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP31930697A Expired - Fee Related JP3772497B2 (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 包装装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3772497B2 (ja) |
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1997
- 1997-11-20 JP JP31930697A patent/JP3772497B2/ja not_active Expired - Fee Related
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