JP2599140Y2 - 脆弱物の梱包用ケース - Google Patents

脆弱物の梱包用ケース

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JP2599140Y2
JP2599140Y2 JP1993061969U JP6196993U JP2599140Y2 JP 2599140 Y2 JP2599140 Y2 JP 2599140Y2 JP 1993061969 U JP1993061969 U JP 1993061969U JP 6196993 U JP6196993 U JP 6196993U JP 2599140 Y2 JP2599140 Y2 JP 2599140Y2
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隆史 宮本
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Funai Electric Co Ltd
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、脆弱物、たとえばガラ
スなどから製作されたトレイなどを梱包するために使用
される梱包用ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電子レンジには調理庫内
にモータによって回転される略皿状のガラスターンテー
ブルが備えられており、調理すべき食物を入れた容器を
このガラスターンテーブルにのせた状態で、マイクロ波
を照射しつつガラスターンテーブルを回転させて調理を
行なうが、上記電子レンジを製造した状態から出荷する
ときには、ガラスターンテーブルは電子レンジから取り
外されていて、図4に示すように段ボール製のトレイケ
ースAに収めた状態で電子レンジBの調理庫C内に収納
して出荷するようにしている。その場合、上記のトレイ
ケースAは通常図5に示すように、ガラスターンテーブ
ルDをのせる載置片部A1の四辺に4つのラップ片部A
2〜A5を連設し、これらのラップ片部A2〜A5をガ
ラスターンテーブルDの上に折り返して梱包するように
している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ガラスター
ンテーブルDは先に述べたように調理庫Cに収納されて
輸送されるのであるが、調理庫内のスペースの関係から
トレイケースAの大きさはガラスターンテーブルDを包
みこめる制限一杯の大きさとされており、トレイケース
AとガラスターンテーブルDとの間に余裕がなく、輸送
中に荷重によってガラスターンテーブルDがトレイケー
スごとドアや調理庫内壁Fに衝撃的にぶつかることが考
えられ、場合によってガラスターンテーブルDの破損、
ドアや調理庫内壁Fの傷つき、凹みなどが発生すること
になる。したがって通常は、上記トレイケースAの載置
片部A1とラップ片部A2,A4との連設部分に適当な
厚みのファイバシートG(図5参照)を貼りつけて緩衝
材とし、ガラスターンテーブルDと調理庫内壁Fとの間
で発生する衝撃を段ボールとファイバシートGとによっ
て吸収するようにしている。
【0004】しかし、上記のようなトレイケースAでは
ファイバシートGの使用と、その貼りつけによる作業工
数の増大のためコストアップを招くことになる。また、
ファイバシートGを使用せず、段ボールの厚みを増大さ
せて衝撃に対処させる場合でもコストアップが避けられ
ない。
【0005】そこで本考案は、コストアップを招くこと
なく衝撃吸収が行なえる梱包用ケースの提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本考案は、脆弱
物をのせる四角状の載置片部を有し、この載置片部の四
辺のそれぞれに、のせられた上記脆弱物の上に折り返し
てラップさせるラップ片部が連設されている梱包用ケー
スであって、該ケースが外部からの衝撃を吸収する材質
から製作されていると共に、少なくとも相対抗する一対
のラップ片部の、上記載置片部との連設部に形成されて
いる折り返し線に近接する部分に舌片が切り起こし可能
に設けられ、これらの舌片に対応して載置片部の上記折
り返し線に近接する部分に、これらのラップ片部の折り
返し時に上記連設部の内側へ切り起こされてその連設部
と間隔を隔てて配備されかつ上記脆弱物の縁部に当接す
る部分を形成する上記舌片を係合させるための差し込み
溝が開口されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、梱包時、ラップ片部を脆
弱物の上に折り返す際に、ラップ片部に設けられている
舌片を載置片部の差し込み溝に差し込むことによって、
脆弱物の縁部が当接する部分の梱包用ケースの厚みを実
質的に2倍にすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0009】図1は段ボール製のトレイケース1を示
し、このトレイケース1は四角状の載置片部2を有し、
この載置片部2の四辺のそれぞれに、当該載置片部2に
のせられた上記ガラスターンテーブル3の上に折り返し
てラップさせる(重なり合わせる)ラップ片部4〜7が
連設されている。その場合、ラップ片部の1つ(符号4
で示すもの)はガラスターンテーブル3の上面を完全に
覆う大きさとされ、残りの3つのラップ片部5〜7は比
較的小さな形状とされると共に、載置片部2と各ラップ
部4〜7との連設部にそれぞれ2本の折り返し線8,9
が所定の間隔をおいて平行に刻入されて、ラップ片部4
〜7を折り返したときにガラスターンテーブル3の高さ
を吸収してラップできるようになされている。
【0010】また、上記ラップ片部4〜7のうち、少な
くとも上記した大きなラップ片部4と、これに対向する
ラップ片部6には、上記2本の折り返し線8,9のうち
の当該ラップ片部4,6に近い側の折り返し線8に近接
する部分に舌片10,10が切り起こし可能に設けら
れ、これらの舌片10,10に対応して載置片部2の、
当該載置片部2に近い側の折り返し線9に近接する部分
に、上記ラップ片部4,6の折り返し時に切り起こした
舌片10,10を係合させるための差し込み溝11,1
1が開口される。
【0011】上記のトレイケース1によれば、図1に示
すトレイケース1の展開状態から載置片部2にガラスタ
ーンテーブル3をのせ、かつ各ラップ片部4〜7を折り
返し線8,9によって折り返してガラスターンテーブル
3の上にラップさせるとき、ラップ片部4,6に設けら
れている舌片10,10を図3のように上記連設部の内
側へ切り起こしてその連設部と間隔を隔てて配備すると
共に、それらの舌片10,10を載置片部2の差し込み
溝11,11に差し込めば、梱包状態では図3に示すよ
うに、ガラスターンテーブル3の縁部が当接する部分が
2層構造となって、この部分のトレイケース1の厚みが
実質的に2倍になる。
【0012】このため、電子レンジの輸送中にかかる荷
重によってガラスターンテーブル3が電子レンジのドア
や調理庫内壁に当たっても、衝撃吸収が良好に行なえ、
調理庫内壁等の傷つき、凹み防止およびガラスターンテ
ーブル3の傷み防止が確実に行なえる。そして、このト
レイケース1では衝撃吸収のための従来のファイバシー
トの貼りつけを行なわないから、コストアップを避け、
また作業効率を高めることができる。さらに、ガラスタ
ーンテーブル3の縁部が当接する部分を局部的に2層構
造とするものであるから、厚みの大きい段ボールを用い
る必要がなく、この点からもコストアップを避けること
が可能となる。
【0013】なお、図1および図2に示すように、差し
込み溝11の中央部に差し込まれた舌片10を上から抑
える突起12を設ければ、舌片10の抜け止めが良好に
行なえる利点が生じる。また、上記のラップ後は接着テ
ープなどによってトレイケース1を留めて梱包状態が維
持される。
【0014】また、上記の実施例は電子レンジのガラス
ターンテーブル3の梱包を例にとって説明したが、梱包
すべき脆弱物はこれに限定されるものでないと共に、そ
の材質もガラスに限定されない。さらに、梱包用のトレ
イケースの材質も段ボールに限定されるものではなく発
砲スチロールその他であってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上の記載によって明らかなように、本
考案によれば、脆弱物の梱包時、ラップ片部を脆弱物の
上に折り返す際に、ラップ片部に設けられている舌片を
載置片部の差し込み溝に差し込むことによって、脆弱物
の縁部が当接する部分の梱包用ケースの厚みを実質的に
2倍にすることができる。したがつて、衝撃吸収のため
の従来のファイバシートの貼りつけを行なわないですむ
から、コストアップを避け、また作業効率を高めること
ができる。加えて、脆弱物の縁部が当接する部分を局部
的に2層構造とするものであるから、厚みの大きい段ボ
ールを用いる必要がなく、この点からもコストアップを
避けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例にかかるトレイケースの展
開図。
【図2】 上記トレイケースの折畳み状態の斜視図。
【図3】 図2におけるX−X線矢視切断拡大図。
【図4】 電子レンジ出荷時のトレイケース収納状態
を示す概略図。
【図5】 従来のトレイケースの展開図。
【符号の説明】
1 トレイケース 2 載置片部 3 ガラスターンテーブル 4〜7 ラップ片部 10 舌片 11 差し込み溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脆弱物をのせる四角状の載置片部を有
    し、この載置片部の四辺のそれぞれに、のせられた上記
    脆弱物の上に折り返してラップさせるラップ片部が連設
    されている梱包用ケースであって、該ケースが外部から
    の衝撃を吸収する材質から製作されていると共に、少な
    くとも相対抗する一対のラップ片部の、上記載置片部と
    の連設部に形成されている折り返し線に近接する部分に
    舌片が切り起こし可能に設けられ、これらの舌片に対応
    して載置片部の上記折り返し線に近接する部分に、これ
    らのラップ片部の折り返し時に上記連設部の内側へ切り
    起こされてその連設部と間隔を隔てて配備されかつ上記
    脆弱物の縁部に当接する部分を形成する上記舌片を係合
    させるための差し込み溝が開口されていることを特徴と
    する脆弱物の梱包用ケース。
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